JP2531503Y2 - アルカリ金属熱電変換素子 - Google Patents

アルカリ金属熱電変換素子

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JP2531503Y2
JP2531503Y2 JP5617391U JP5617391U JP2531503Y2 JP 2531503 Y2 JP2531503 Y2 JP 2531503Y2 JP 5617391 U JP5617391 U JP 5617391U JP 5617391 U JP5617391 U JP 5617391U JP 2531503 Y2 JP2531503 Y2 JP 2531503Y2
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洋 菊地
康弘 山内
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アルカリ金属の蒸気圧
力差により発生する起電力で電力を得るアルカリ金属熱
電変換素子に関する。
【0002】
【従来の技術】アルカリ金属熱電変換装置としては、特
願平1−83667号等が特許出願されているが、従
来、アルカリ金属熱電変換素子内の液状アルカリ金属の
液位検出を行なっている例は見当らない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図1を参照して説明す
る。アルカリ金属熱電変換素子に設けられている主電極
2よりも高位置にアルカリ金属熱電変換素子内の液状ア
ルカリ金属4の液位を保持することが発電を良好に継続
する要件であるが、現状では発電にともなうアルカリ金
属熱電素子内の液状アルカリ金属4の減少による液位低
下を検出する手段を講じていないため、液位低下による
発電不良や不安定を生じることがある。
【0004】本考案は、発電にともなうアルカリ金属熱
電変換素子内の液状アルカリ金属の減少を検出しうるア
ルカリ金属熱電変換素子を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】アルカリ金属熱電変換素
子において、図1に示す如く、主電極2よりも高い位置
に、液位検出用の電極(補助電極)3を設ける。
【0006】
【作用】補助電極3の位置、またはそれ以上の位置に、
液状アルカリ金属4の液位がある場合には、補助電極3
と液状アルカリ金属4間で電流が発生するため、アルカ
リ金属熱電変換素子内の液状アルカリ金属4の液位ある
いは液位の存在する範囲を検出することが可能となる。
従って、発電の不良や不安定が発生する事前に液状アル
カリ金属4を素子内へ注入し、または注入量を特定でき
る。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図1について説明する。1
はアルカリ金属のイオンを透過する固体電解質で、本例
では一端が塞がれている円筒形状をなし、閉塞端を下方
にして縦置きに配置している。2は固体電解質1の外表
面に設けた主電極。3は主電極2と同様にして設けた補
助電極で、主電極2より上方に設けている。本例では2
ケ所に設けた場合を示す。補助電極3は、固体電解質の
外周にM0 をスパッタリングにより円環状にコーティン
グして形成する。4は固体電解質1の内部に充填された
液状のアルカリ金属、5は液状アルカリ金属4を固体電
解質1へ充填するため導管、6は液状アルカリ金属4の
導入方向を示す。7は液状アルカリ金属4の液中に挿入
された金属線(負極リード線)、8は主電極2に取りつ
けた金属線(主正極リード線)、9は補助電極3に取り
つけた金属線(補助正極リード線)である。10は主負
荷で送電を受ける機器など、11は補助負荷で電流計な
どを示す。主負荷10および補助負荷11は負極リード
線7、主・補助正極リード線8,9と接続されている。
12は主電極から放出される蒸気状アルカリ金属、13
は補助電極3から放出される蒸気状アルカリ金属であ
り、固体電解質1を透過したアルカリ金属4のイオンと
主負荷10や補助負荷11を通過した電子が結合したも
のである。
【0008】発電にともないアルカリ金属熱電変換素子
内の液状アルカリ金属4が消費(約1Aで1cm3 消費
する)されて液位が低下するが、液位の変化を主電極2
の位置よりも液状アルカリ金属4の液位が低下する以前
に検出することができる。これにより安定した発電が可
能となる。また、本実施例のように補助電極3を2ケ所
以上設けることにより、液状アルカリ金属4の充填量制
御や消費速度把握が可能となり、システムの制御性が向
上する。
【0009】
【考案の効果】本考案は、アルカリ金属の蒸気圧力差で
電力を得るアルカリ金属熱電変換装置に用いるアルカリ
金属熱電変換素子において、外部負荷へ供給する電子を
集電する電極(主電極)と、素子内の液状アルカリ金属
の液位を検出する電極(補助電極)とを設けたことによ
り、次の効果を有する。
【0010】発電に伴なう液状アルカリ金属の液位の低
下を、液位が所定の最低位置(主電極の位置)に達する
前に検出できる。従って安定した発電が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1 固体電解質 2 主電極 3 補助電極 4 液状アルカリ金属 10 主負荷 11 補助負荷

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ金属の蒸気圧力差で電力を得る
    アルカリ金属熱電変換装置に用いるアルカリ金属熱電変
    換素子において、外部負荷へ供給する電子を集電する主
    電極と、素子内の液状アルカリ金属の液位を検出する補
    助電極とを具えたことを特徴とするアルカリ金属熱電変
    換素子。
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JPH0511798U JPH0511798U (ja) 1993-02-12
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