JP2531496B2 - 真空加熱炉 - Google Patents
真空加熱炉Info
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- JP2531496B2 JP2531496B2 JP5328146A JP32814693A JP2531496B2 JP 2531496 B2 JP2531496 B2 JP 2531496B2 JP 5328146 A JP5328146 A JP 5328146A JP 32814693 A JP32814693 A JP 32814693A JP 2531496 B2 JP2531496 B2 JP 2531496B2
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Description
アントチュ−ブバ−ナを用いた真空加熱炉に関する。
−ブバ−ナを用いた真空加熱炉として図2に示すような
ものがある。図2はシングルエンド型ラジアントチュ−
ブバ−ナを用いた真空加熱炉の側面図である。図2に示
すように、真空加熱炉1は、主に加熱室2、冷却室3が
備えられ、炉体の外側にはテ−ブル4が配設されてい
る。加熱室2には複数のシングルエンド型ラジアントチ
ュ−ブバ−ナ5が取り付けられており、フォ−ク式搬送
装置6により加熱室2に搬送された被加熱物が真空中で
加熱される。加熱室2で所要の熱処理された被加熱物
は、フォ−ク式搬送装置6により冷却室3に搬出され、
冷却ファン7により冷却されたあと、フォ−ク式搬送装
置6によりテ−ブル4上に搬出されるように構成されて
いる。
たシングルエンド型ラジアントチュ−ブバ−ナ5の構成
及び取り付け構造を示した断面図である。図3に示すよ
うに、シングルエンド型ラジアントチュ−ブバ−ナ5
は、内管11、外管12、バ−ナボディ13を備え、内
管11の内径部にはバ−ナノズル14が装備されてい
る。このバ−ナノズル14に接続されたガスパイプ15
はガス入口16に連通されており、このガス入口16に
は外部からガスが供給される。
7が装着されており、そのガスボディ17には、点火用
のスパ−クプラグ18が装備されているとともに、前記
ガス入口16が形成されている。また、バ−ナボディ1
3には、ガス入口16から供給されたガスと混合される
エアの供給口となるエア入口19が形成されているとと
もに、前記バ−ナノズル14部で燃焼された燃焼ガスが
内管11の先端で反転され外管12と内管11の間の空
隙20を流れたあとに排出される排ガス出口21が形成
されている。
ラジアントチュ−ブバ−ナ5を真空加熱炉1に取り付け
る場合、加熱室2の気密を保つため、シングルエンド型
ラジアントチュ−ブバ−ナ5の外管12の基端部に形成
された外管フランジ12Aと水冷ジャケット22との間
に合成ゴム製のOリング23が装着されている。この水
冷ジャケット22は、前記外管12と内管11の間の空
隙20を流れる高温の燃焼ガスの熱的影響を受けるOリ
ング23を熱劣化から保護するために外管フランジ12
Aを冷却するものである。そしてこの水冷ジャケット2
2は、炉体24に固定されている。尚、図4は図3のA
部を拡大して示したものである。
ングルエンド型ラジアントチュ−ブバ−ナ5を、Oリン
グ23、水冷ジャケット22を介して炉体24に取着し
た場合、水冷ジャケット22は外管12の基端部に形成
された外管フランジ12Aの、図面上、下端面及び左端
面を冷却している。従って、外管フランジ12Aの、図
面上、上端面側における冷却効果が小さいため、前記外
管12と内管11の間の空隙20を流れる高温の燃焼ガ
スの熱が水冷ジャケット22で十分に熱交換されずに外
管フランジ12Aの温度を上げ、耐熱性の低い合成ゴム
製のOリング23を熱的に劣化させOリング23による
シ−ル効果を低下させるという問題がある。
アントチュ−ブバ−ナ5の外管12の基端部に形成され
た外管フランジ12Aの冷却度を上げて耐熱性の低い合
成ゴム製のOリング23の熱的劣化を防止することを解
決すべき技術的課題とするものである。
1の技術的手段は、外管の基端部にバ−ナボディを取り
付け、そのバ−ナボディを介して外部から供給されたガ
スを内管内で燃焼させ、その燃焼ガスを内管先端で反転
させて外管と内管の間の空隙に流し、同空隙に連通され
たバ−ナボディ形成の排ガス出口から排出させるシング
ルエンド型ラジアントチュ−ブバ−ナを、同シングルエ
ンド型ラジアントチュ−ブバ−ナの取り付け部となる外
管フランジ部を冷却して気密保持用のOリングを高熱に
よる劣化から保護するための冷却手段を介して炉体に取
着した真空加熱炉において、前記外管フランジ部のOリ
ング接触面と反対の面に接触する上記とは別の冷却手段
を装備することである。
手段は、外管の基端部にバ−ナボディを取り付け、その
バ−ナボディを介して外部から供給されたガスを内管内
で燃焼させ、その燃焼ガスを内管先端で反転させて外管
と内管の間の空隙に流し、同空隙に連通されたバ−ナボ
ディ形成の排ガス出口から排出させるシングルエンド型
ラジアントチュ−ブバ−ナを、同シングルエンド型ラジ
アントチュ−ブバ−ナの取り付け部となる外管フランジ
部を冷却して気密保持用のOリングを高熱による劣化か
ら保護するための冷却手段を介して炉体に取着した真空
加熱炉において、前記外管フランジ部のOリング接触面
と反対の面に接触する上記とは別の冷却手段をバ−ナボ
ディからの熱を遮断する断熱材を間装した状態で装備す
ることである。
ド型ラジアントチュ−ブバ−ナの取り付け部となる外管
フランジ部の気密保持用のOリング接触面と、その反対
の面とが共に水冷ジャケット等の冷却手段と接触するた
め、外管フランジ部を冷却する効果が極めて大きくな
る。そのため外管フランジ部からOリングに伝導される
熱量が減少し、Oリングを高熱による劣化から保護する
ことができる。また、第2の技術的手段によれば、シン
グルエンド型ラジアントチュ−ブバ−ナの取り付け部と
なる外管フランジ部の気密保持用のOリング接触面と、
その反対の面とが共に水冷ジャケット等の冷却手段と接
触するとともに、一方の冷却手段に対するバ−ナボディ
からの熱が断熱材で遮断されるため、外管フランジ部の
冷却効果が大きくなり、Oリングに伝導される熱量が減
少し、Oリングを高熱による劣化から保護することがで
きる。
説明する。尚、本実施例で説明する真空加熱炉は、基本
的構成が前記従来の技術の欄で説明した真空加熱炉1と
同じであるため、その重複説明を避ける。また、シング
ルエンド型ラジアントチュ−ブバ−ナの構成も前記従来
の技術の欄で説明したシングルエンド型ラジアントチュ
−ブバ−ナ5と同じであるため、全体の構成の説明を省
略するとともに、要部説明に際しては同一部材について
同一符号を用いて説明する。
ングルエンド型ラジアントチュ−ブバ−ナ5の取り付け
構造(図4参照)を改良した断面図である。シングルエ
ンド型ラジアントチュ−ブバ−ナ5を炉体24に取り付
ける場合、加熱室2の気密を保つため、外管12の基端
部に形成された外管フランジ12Aと水冷ジャケット2
2との間に合成ゴム製のOリング23が装着されてい
る。この水冷ジャケット22は、前記外管12と内管1
1(図3参照)の間の空隙20を流れる高温の燃焼ガス
の熱的影響を受けるOリング23を保護するために外管
フランジ12Aを冷却するものである。
(旧水冷ジャケット)22とは別の水冷ジャケット(新
水冷ジャケット)25が外管フランジ12AのOリング
23接触面と反対の面に接触するように取り付けられて
いる。また、この水冷ジャケット(新水冷ジャケット)
25とバ−ナボディ13との間に断熱材26が配設され
ている。この断熱材26は、空隙20を流れる高温の燃
焼ガスの熱がバ−ナボディ13から、直接、水冷ジャケ
ット(新水冷ジャケット)25に伝導されることを防止
し、水冷ジャケット(新水冷ジャケット)25が外管フ
ランジ12Aを集中的に冷却できるようにするものであ
る。
冷ジャケット)25とバ−ナボディ13との間に断熱材
26を配設したが、この断熱材26を用いなくても外管
フランジ12Aを集中的に冷却することができる。
ケット)22と、水冷ジャケット(新水冷ジャケット)
25とにより外管フランジ12A部を集中的に冷却でき
るため、外管フランジ12Aの一面に接触されたOリン
グ23に対する熱影響を減少させることが可能になりO
リング23の熱による劣化を防止することができる。そ
のため、例えば炉内温度が従来は800℃までしか真空
シ−ルすることができなかった真空加熱炉が1300℃
まで、確実に真空シ−ルすることができるようになっ
た。
端部にバ−ナボディを取り付け、そのバ−ナボディを介
して外部から供給されたガスを内管内で燃焼させ、その
燃焼ガスを内管先端で反転させて外管と内管の間の空隙
に流し、同空隙に連通されたバ−ナボディ形成の排ガス
出口から排出させるシングルエンド型ラジアントチュ−
ブバ−ナを、同シングルエンド型ラジアントチュ−ブバ
−ナの取り付け部となる外管フランジ部を冷却して気密
保持用のOリングを高熱による劣化から保護するための
冷却手段を介して炉体に取着した真空加熱炉において、
前記外管フランジ部のOリング接触面と反対の面に接触
する上記とは別の冷却手段を装備したため両方の冷却手
段で外管フランジ部を冷却することができるようにな
り、Oリングの熱による劣化を防止し、真空加熱炉によ
る高温加熱においても真空シ−ル性を保持することがで
きるという効果がある。
断面図である。
従来の取り付け状態を示した断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 外管の基端部にバ−ナボディを取り付
け、そのバ−ナボディを介して外部から供給されたガス
を内管内で燃焼させ、その燃焼ガスを内管先端で反転さ
せて外管と内管の間の空隙に流し、同空隙に連通された
バ−ナボディ形成の排ガス出口から排出させるシングル
エンド型ラジアントチュ−ブバ−ナを、同シングルエン
ド型ラジアントチュ−ブバ−ナの取り付け部となる外管
フランジ部を冷却して気密保持用のOリングを高熱によ
る劣化から保護するための冷却手段を介して炉体に取着
した真空加熱炉において、前記外管フランジ部のOリン
グ接触面と反対の面に接触する上記とは別の冷却手段を
装備したことを特徴とする真空加熱炉。 - 【請求項2】 外管の基端部にバ−ナボディを取り付
け、そのバ−ナボディを介して外部から供給されたガス
を内管内で燃焼させ、その燃焼ガスを内管先端で反転さ
せて外管と内管の間の空隙に流し、同空隙に連通された
バ−ナボディ形成の排ガス出口から排出させるシングル
エンド型ラジアントチュ−ブバ−ナを、同シングルエン
ド型ラジアントチュ−ブバ−ナの取り付け部となる外管
フランジ部を冷却して気密保持用のOリングを高熱によ
る劣化から保護するための冷却手段を介して炉体に取着
した真空加熱炉において、前記外管フランジ部のOリン
グ接触面と反対の面に接触する上記とは別の冷却手段を
バ−ナボディからの熱を遮断する断熱材を間装した状態
で装備したことを特徴とする真空加熱炉。 - 【請求項3】 冷却手段を水冷ジャケットとしたことを
特徴とする請求項1または請求項2の真空加熱炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5328146A JP2531496B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 真空加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5328146A JP2531496B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 真空加熱炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07190626A JPH07190626A (ja) | 1995-07-28 |
JP2531496B2 true JP2531496B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=18207013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5328146A Expired - Lifetime JP2531496B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 真空加熱炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531496B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP5328146A patent/JP2531496B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07190626A (ja) | 1995-07-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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