JP2531374B2 - 移動体通信システム - Google Patents
移動体通信システムInfo
- Publication number
- JP2531374B2 JP2531374B2 JP5297961A JP29796193A JP2531374B2 JP 2531374 B2 JP2531374 B2 JP 2531374B2 JP 5297961 A JP5297961 A JP 5297961A JP 29796193 A JP29796193 A JP 29796193A JP 2531374 B2 JP2531374 B2 JP 2531374B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mobile communication
- communication system
- area
- curved reflector
- curved
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動体通信システムに関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動体通信システムは、図3に示
すように、無線基地局1と電波上の不感地域3との間に
配置された中継器として、無線基地局対向用アンテナ
8、中継送受信装置9、および不感地域対向用オムニも
しくはセクタアンテナ10を有している。
すように、無線基地局1と電波上の不感地域3との間に
配置された中継器として、無線基地局対向用アンテナ
8、中継送受信装置9、および不感地域対向用オムニも
しくはセクタアンテナ10を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の移動体通信
システムでは、中継器に能動素子を用いた装置が必要で
あり、そのため中継器本体以外に電源装置、中継機器障
害検出用監視システム等の付帯設備も設置されることに
なる。そのため中継器設備設置場所確保の問題、電源供
給方法の問題などがあった。また、中継器設備の規模が
大きくなり、特に本無線中継方式によりサービスしよう
とする不感地域のエリアサイズが小さい(すなわちエリ
ア内加入者数が少ない)場合には、加入者当りの設備投
資比率が大きくなってしまうという問題もある。
システムでは、中継器に能動素子を用いた装置が必要で
あり、そのため中継器本体以外に電源装置、中継機器障
害検出用監視システム等の付帯設備も設置されることに
なる。そのため中継器設備設置場所確保の問題、電源供
給方法の問題などがあった。また、中継器設備の規模が
大きくなり、特に本無線中継方式によりサービスしよう
とする不感地域のエリアサイズが小さい(すなわちエリ
ア内加入者数が少ない)場合には、加入者当りの設備投
資比率が大きくなってしまうという問題もある。
【0004】本発明の目的は、中継用機器が簡素化さ
れ、したがって低価格が可能な移動体通信システムを提
供することにある。
れ、したがって低価格が可能な移動体通信システムを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体通信シス
テムは、無線基地局からの電波が届かない電波上の不感
地域をサービスエリアとするため、曲率方向の両端のな
す角度が、前記不感地域をカバーする反射波のビーム幅
の半分か、それより大きい曲面構造を有する曲面反射板
を用いて無線中継を行なう。
テムは、無線基地局からの電波が届かない電波上の不感
地域をサービスエリアとするため、曲率方向の両端のな
す角度が、前記不感地域をカバーする反射波のビーム幅
の半分か、それより大きい曲面構造を有する曲面反射板
を用いて無線中継を行なう。
【0006】
【作用】上述した課題を解決するため、本発明では中継
器に能動素子を含まない反射板を使用する。ただし、従
来固定局間の無線中継方式に採用されている平面反射板
では、反射波のビーム幅が狭いため、移動体通信システ
ムのように広い電波のビーム幅を必要とする場合、さほ
ど有効ではない。そのため、本発明では、反射波のビー
ム幅を広げる手段として中継器に曲面反射板を使用す
る。
器に能動素子を含まない反射板を使用する。ただし、従
来固定局間の無線中継方式に採用されている平面反射板
では、反射波のビーム幅が狭いため、移動体通信システ
ムのように広い電波のビーム幅を必要とする場合、さほ
ど有効ではない。そのため、本発明では、反射波のビー
ム幅を広げる手段として中継器に曲面反射板を使用す
る。
【0007】図2は本発明で使用する曲面反射板の構造
図である。図2において、曲面反射板2への入射波4と
その反射波5との間の角度をθ1 とし、入射波6とその
反射波7との間の角度をθ2 とする。この時、反射波の
ビーム幅は |θ2 −θ1 |となる。また、曲面反射板
2の両端間の角度をθ3 とすると、 θ3 =θ2 *1/
2−θ1 *1/2=(θ2 −θ1 )/2 という関係式
が成り立つ。すなわち、反射波のビーム幅であるθ2 −
θ1 が決まれば、曲面反射板2の両端間の角度は少なく
ともビーム幅の半分とすればよいことがわかる。
図である。図2において、曲面反射板2への入射波4と
その反射波5との間の角度をθ1 とし、入射波6とその
反射波7との間の角度をθ2 とする。この時、反射波の
ビーム幅は |θ2 −θ1 |となる。また、曲面反射板
2の両端間の角度をθ3 とすると、 θ3 =θ2 *1/
2−θ1 *1/2=(θ2 −θ1 )/2 という関係式
が成り立つ。すなわち、反射波のビーム幅であるθ2 −
θ1 が決まれば、曲面反射板2の両端間の角度は少なく
ともビーム幅の半分とすればよいことがわかる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例の移動体通信シス
テムの中継方式図である。
テムの中継方式図である。
【0010】無線基地局1からの電波は曲面反射板2に
よって不感地域3に放射される。この時、反射板が曲面
構造となっているため、反射波は一定方向ではなく、あ
るビーム幅の範囲に放射される。このビーム幅は、図2
に示すように、曲面反射板2の構造により決定される。
よって不感地域3に放射される。この時、反射板が曲面
構造となっているため、反射波は一定方向ではなく、あ
るビーム幅の範囲に放射される。このビーム幅は、図2
に示すように、曲面反射板2の構造により決定される。
【0011】なお、曲面反射板2による送信利得及び受
信利得を大きくする場合、利得は反射板の実効面積に比
例するので、曲率半径Rもしくは曲面反射板2の縦方向
の長さを大きくすることにより実現できる。さらに、一
枚構造では反射板が大きくなりすぎる場合、面積の小さ
い従来の平面反射板をつなぎ合わせ、大型の曲面反射板
とすることも可能である。
信利得を大きくする場合、利得は反射板の実効面積に比
例するので、曲率半径Rもしくは曲面反射板2の縦方向
の長さを大きくすることにより実現できる。さらに、一
枚構造では反射板が大きくなりすぎる場合、面積の小さ
い従来の平面反射板をつなぎ合わせ、大型の曲面反射板
とすることも可能である。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、中継器
として簡易な曲面反射板を使用するので、中継器用機器
の簡素化、低価格化が可能となり、また、移動体通信シ
ステムでは重要となる幅広いエリアへの電波の放射も可
能となる効果がある。
として簡易な曲面反射板を使用するので、中継器用機器
の簡素化、低価格化が可能となり、また、移動体通信シ
ステムでは重要となる幅広いエリアへの電波の放射も可
能となる効果がある。
【図1】本発明の一実施例の移動体通信システムの中継
方式図である。
方式図である。
【図2】本発明における曲面反射板の構造図である。
【図3】従来の移動体通信システム中継方式の例を示す
図である。
図である。
1 無線基地局 2 曲面反射板 3 不感地域 4,6 入射波 5,7 反射波 θ1 ,θ2 ,θ3 角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭47−17313(JP,A) 特開 昭55−41076(JP,A) 特開 平5−63651(JP,A) 特開 昭58−79304(JP,A) 特開 平6−200584(JP,A) 特開 平5−206948(JP,A) 実開 平4−123612(JP,U) 米国特許5257405(US,A) 西独国特許出願公開4331906(DE, A)
Claims (2)
- 【請求項1】 移動体通信システムにおいて、無線基地
局からの電波が届かない電波上の不感地域をサービスエ
リアとするため、曲率方向の両端のなす角度が、前記不
感地域をカバーする反射波のビーム幅の半分か、それよ
り大きい曲面構造を有する曲面反射板を用いて無線中継
を行なうことを特徴とする移動体通信システム。 - 【請求項2】 前記曲面反射板は、面積の小さな平面反
射板をつなぎ合わせて構成されている、請求項1記載の
移動体通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5297961A JP2531374B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 移動体通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5297961A JP2531374B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 移動体通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07154320A JPH07154320A (ja) | 1995-06-16 |
JP2531374B2 true JP2531374B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=17853334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5297961A Expired - Fee Related JP2531374B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 移動体通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531374B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6121938A (en) * | 1996-10-04 | 2000-09-19 | Ericsson Inc. | Antenna having improved blockage fill-in characteristics |
US7158784B1 (en) * | 2000-03-31 | 2007-01-02 | Aperto Networks, Inc. | Robust topology wireless communication using broadband access points |
US9728861B2 (en) | 2012-09-18 | 2017-08-08 | Nec Corporation | Reflector device, communication system using the same and communication method using the same |
CN105849977A (zh) | 2013-12-26 | 2016-08-10 | 日本电气株式会社 | 无线电波反射装置 |
JP6615738B2 (ja) * | 2016-12-09 | 2019-12-04 | ソフトバンク株式会社 | 無線中継システム |
JP6559737B2 (ja) * | 2017-06-21 | 2019-08-14 | ソフトバンク株式会社 | 無給電中継装置及び無線中継システム |
GB2575241B (en) | 2018-05-17 | 2023-02-01 | Swisscom Ag | A telecommunications system |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP5297961A patent/JP2531374B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07154320A (ja) | 1995-06-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |