JP2531326Y2 - パイプラインにおけるドアーのロック装置 - Google Patents

パイプラインにおけるドアーのロック装置

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JP2531326Y2
JP2531326Y2 JP2153192U JP2153192U JP2531326Y2 JP 2531326 Y2 JP2531326 Y2 JP 2531326Y2 JP 2153192 U JP2153192 U JP 2153192U JP 2153192 U JP2153192 U JP 2153192U JP 2531326 Y2 JP2531326 Y2 JP 2531326Y2
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JP
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pipe
door
cap nut
clamp lever
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JP2153192U
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Inventor
重行 北川
Original Assignee
大工 貞晋
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はパイプラインの管端のド
アーをロックする装置に係る。
【0002】
【従来の技術】パイプラインでは、流体を輸送するため
に、管端のドアーをあけてピグと呼ばれる推進体を出し
入れするが、管内の圧力が高いのを知らずに、不用意に
ドアーをあけると、圧力流体の奔出によって思わぬ事故
をひき起こすことがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は、管内
の圧力が低く、安全であることを確認した後でなけれ
ば、ドアーをあけることができないロック装置を提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに採用した手段を例示の図を用いて述べる。本考案
は、パイプラインの管端のドアー(1)の開閉をつかさ
どるクランプレバー(2)と、管壁に突設した内圧検知
装置(3)と、該両者をつなぐ連結部材(4)とで構成
される。内圧検知装置(3)は、管(5)に連通する小
枝管で成るノズル(6)と、該ノズルに被嵌するキャッ
プナット(7)とで成る。該キャップナットは、図4で
示すように、ノズルを閉ざすことができるパッキング
(8)と、管内の圧力流体の逃げ出し口(9)とを有す
る。連結部材(4)の一端はクランプレバー(2)に固
着され、他端はキャップナット(7)の螺着によってノ
ズル(6)に止着される。
【0005】
【作用】クランプレバー(2)の操作により、ドアー
(1)は開閉可能となる。このようなドアーの開閉装置
は、例えば実開昭60−180889号公報によって周
知である。ドアーが管端を密封している時は、クランプ
レバーは押し下げられており、該クランプレバーに一端
が固着された連結部材(4)は、図1に示すように、他
端がキャップナット(7)の螺着によってノズル(6)
に止着されている。この状態ではクランプレバーの操作
はできないから、ドアーをあけられない。ピグの出し入
れ等、必要によってドアーをあける場合、キャプナット
をゆるめると、パッキング(8)によるノズルの閉鎖が
解かれ、管内の圧力が高ければ、圧力流体が逃げ出し口
(9)から流出する。この流出の有無、強弱によって、
ドアーをあけても安全に支障がないかどうかを知ること
ができる。管内の圧力が相当に高い場合は、別に設けた
減圧用バルブをあけて圧力を逃がした後、キャップナッ
トをはずし、連結部材(4)のノズルへの止着を解い
て、図2に示すようにクランプレバー(2)を持ち上
げ、ドアー(1)をあける。
【0006】
【実施例】ドアーの開閉機構は、ドアー(1)のフラン
ジを管端フランジに突き合わせ、クランプレバー(2)
を押し下げることによって、両フランジを取り囲むクラ
ンプリング(10)の径をせばめ、該クランプリングの
内側に設けた溝の中に嵌まり込んだ両フランジを溝壁で
挟圧し、オーリング(11)を介して両フランジを密着
させ、管端を密封する。クランプレバー(2)を持ち上
げると、クランプリング(10)がひらくから、ハンド
ル(12)でドアー(1)をあける。
【0007】連結部材(4)は、この実施例では板状体
を使用する。該板状体の一端はクランプレバー(2)に
固着され、他端は穴(13)でノズル(6)に遊嵌され
る。該他端はキャップナット(7)の螺着により。図3
で示す凹部(14)でノズル(6)に止着される。キャ
ップナット(7)は、ノズルからはずされている間の紛
失を防ぐために、図2に示すように、チェーン(15)
で管壁に固着されている。
【0008】
【考案の効果】本考案装置では、ドアーの開閉をつかさ
どるクランプレバーが、連結部材を介して、キャップナ
ットの螺着によりノズルに連結されているから、キャッ
プナットをはずさないかぎり、ドアーをあけることがで
きない。そして、キャップナットをゆるめると、管内の
圧力が高い場合、作用の項で述べたように、圧力流体が
キャップナットの逃げ出し口から流出するから、これに
より、ドアーをあけても安全かどうかの判断をすること
ができる。管内の圧力を逃がした後において、又は管内
の圧力がないか、もしくは極めて低く、安全に支障をき
たさないことを確認した後において、キャップナットを
はずし、クランプレバーを操作することになるから、圧
力流体の奔出によって事故をひき起こすようなおそれが
なくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の平面図である。
【図2】ドアーをあけた状態を示す本考案装置の斜視図
である。
【図3】本考案装置におけるノズルの断面図である。
【図4】本考案装置におけるキャップナットの断面図で
ある。
【符号の説明】
1…ドアー、 2…クランプレバー、 3…内圧検知装
置、 4…連結部材、5…管、 6…ノズル、 7…キ
ャプナット、 8…パッキング、 9…圧力流体の逃げ
出し口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプラインの管端のドアー(1)の開閉
    をつかさどるクランプレバー(2)と、管壁に突設した
    内圧検知装置(3)と、該両者をつなぐ連結部材(4)
    とで構成された装置であって、内圧検知装置(3)は管
    (5)に連通する小枝管で成るノズル(6)と、該ノズ
    ルに被嵌するキャップナット(7)とで成り、該キヤッ
    プナットはノズルを閉ざすことができるパッキング
    (8)と、管内の圧力流体の逃げ出し口(9)とを有
    し、連結部材(4)の一端はクランプレバー(2)に固
    着され、他端はキャップナット(7)の螺着によってノ
    ズル(6)に止着されるものであることを特徴とする、
    パイプラインにおけるドアーのロック装置。
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JPH0569486U JPH0569486U (ja) 1993-09-21
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