JP2530867B2 - 薬液輸送用カプセル - Google Patents

薬液輸送用カプセル

Info

Publication number
JP2530867B2
JP2530867B2 JP62289012A JP28901287A JP2530867B2 JP 2530867 B2 JP2530867 B2 JP 2530867B2 JP 62289012 A JP62289012 A JP 62289012A JP 28901287 A JP28901287 A JP 28901287A JP 2530867 B2 JP2530867 B2 JP 2530867B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capsule
bottom plate
capsules
water
cylindrical body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62289012A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01131788A (ja
Inventor
勝敏 大河内
精三 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP62289012A priority Critical patent/JP2530867B2/ja
Publication of JPH01131788A publication Critical patent/JPH01131788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2530867B2 publication Critical patent/JP2530867B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は薬液輸送用カプセルに関する。
「従来の技術」 例えば、石油,地熱および金属の探査にあたっては、
ボーリング井戸を歩掘削する。
ところが、井戸は少くとも500〜5000mと深いため、ボ
ーリング中に逸水をおこす。
これがおこると、ボーリング孔の掘削並びに孔壁安定
用循環泥水が孔壁から地中に逃げて泥水の水頭が保持で
きず、孔壁崩壊が生ずることがある。
そこでこの逸水箇所に逸水間隙を充填する作用を有す
る薬液を供給することが行なわれる。
従来はこの供給手段として、薬液を先行する泥水の後
に後続して輸送する,所謂交相流体となる管路輸送がと
られていたが、最近では薬液を充填したカプセルを投入
する方式がとられるようになってきている。
本出願人も種々のカプセルの提案をしている。その一
例を第3図a,bに基づいて紹介する。
図中14は逸水防止薬液を装填する容器としての下端部
を先細に付形の筒体で、ガラス,陶器,強化布等の易破
壊材の底板15を有する有底体である。尚筒壁内には鉛等
を内蔵させカプセルが孔内水面に接した際、浮力が生じ
るのを阻止する。
該底板15は筒体14とは別体として組み付けられるもの
であって、筒体14の下端先細部に付形された内径段拡部
に挿入押し当て係止のうえ、該内径段拡部に対して内装
螺着する短筒ネジ止め具16を介して締結圧着止めにて、
着脱自在に組み付られるものである。
該ネジ止め具16を短筒体としたのは、筒体14の筒先部
を形成させて、底板15よりの薬液の拡散路を確保するた
めである。
当該底板15上方には、破壊手段として落下衝撃をもた
らす底板破壊用翼17a付きウエイト17が所定落下代を確
保した位置に吊りひも18で吊架されている。図示例で
は、当該吊りひも18は切断台20を貫通して切断台20上面
にその基端を止着している。ウエイト17は寸法的にはそ
の先端を該短筒体16に遊嵌すると共に翼17aは筒体14の
下端先細部に係止する。
しかして、作動後は薬液拡散路を確保しつつ筒体14内
に残留する。翼17aは落下加速の効果もある。
図中19はワイヤラインで該ワイヤライン19の先端には
切断台20が鍔状に固設される。
当該固設部はb図に詳示される。
すなわち、切断台20中央にはベアリング20aを介して
回転可の芯軸20bが設けられており、ワイヤライン19の
先端は当該芯軸20bに止着20cされる。
しかして、ワイヤライン19の捩れによってこれと一体
化されている芯軸20bは回転するが、当該回転動はベア
リング20aによって切断台20本体に伝わらず切断台20本
体は回転することがない。かかる切断台20本体より吊下
バンド21,…が持ち出され当該吊下バンド21,…によって
筒体14は吊架支持されている。
しかして、筒体14はワイヤライン19の捩れで回転する
ことがない。
すなわち、カプセル投入作業に際しワイヤライン19を
ウインチで巻いたり戻したりしているとワイヤライン19
に捩れが発生し、上記のベアリング20aが存在しない
と、当該捩れによってカプセルが孔内で回転するが、こ
の様にカプセルが回転すると薬液が攪拌される状態とな
り、イソシアネート系の薬液にあっては、反応が促進さ
れ、ゲルタイム等の設定が困難となり、所定箇所での止
水が不可能となる事態が生じたりし、又、捩れと同時に
たわみも生じ、これによってキンクし、ウエイト17を吊
架する吊りひも18とからみ合ってシャコの状態となり、
後述するメッセンジャー22を作用させて吊りひも18を切
断してもウエイト17が落下せず、底板15の破壊しいては
薬液の放出がなされない事態を生じるが、かかる不都合
が解消される。
又、これにより、手を拡げた態様で筒体14が吊られる
結果、重量の嵩む切断台20と筒体14との間隔を小さくで
き、降下中の安定が期し得ることとなる。
図中22はシリンダー状で中心にワイヤライン19が貫通
できるメッセンジャーで、これがボーリング孔井口より
ワイヤライン19を伝って降下していくと切断台20に対し
て衝突して吊ひも18が切断され、底板破壊用ウエイト17
は底板15に向かって落下し、その衝撃でもって底板15は
破壊され、薬液の孔井中への拡散が行なわれることにな
る。
以上の如く、ワイヤラインの捩れによって筒体が回転
させられることがなく、薬液の攪拌,底板破壊用ウエイ
トの吊りひものからみ合いによる不落下も無く、すみや
かな薬液供給を果たし得ることが出来る。
尚、叙上の筒体14の長さは約4〜5mで、これを吊る機
構部は0.5〜1m位を占め、又、叙上の止水薬液は通常カ
プセルの所定深度への到達時間に合わせてゲルタイムが
設定される。
「発明が解決しようとする問題点」 しかるに、カプセルは叙上の如く長尺物であるので、
運搬並びに取り扱いが大変である。又、施工上では、底
板のセット並びに止水薬液を放出した後の筒体内の掃除
に時間がかかり、順次カプセルを降下,引き上げを繰り
返して作業をする場合等では特に問題である。又、止水
薬液をカプセルに封入するのに筒体の上端から流入する
ため、薬液の中に空気をまき込みながら乱流させ反応を
促進し、ゲルタイムが所定時間より早くなり、カプセル
を孔口へ移送している間に反応が始まる場合もある。
さらには、ボーリング孔は、概ね垂直孔ではなく斜孔
で掘削する場合が多く、時には30度や45度の角度で掘削
している。このような角度で掘削している裸孔に逸水が
発生し、それを止水するために叙上の如きカプセルによ
って止水薬液を輸送して止水するに際しては、裸孔の角
度に追従できず、カプセルの下端又は上端がボーリング
孔壁にすれたり、突き当たったりして所定深度までの降
下や引き上げがスムーズにできない場合が多く、カプセ
ルの上端,下端が摩耗したり破損したりする。又、カプ
セルの降下がスムーズにいかないため、止水薬液の反応
が始まってもまだ所定深度に到達していないというよう
な問題も起こり、ゲルタイムの設定が難しい。
「問題点を解決するための手段」,「作用」 本発明は叙上の事情に鑑みなされたものでその要旨と
するところは、筒体を、吊り機構との結合部を有する上
部と筒部のみからなる中部と底板を有し薬液封入用口を
設けた下部との3分割体にするとして、運搬,取扱い,
使用後の掃除に際しては分割状態で扱いすることで叙上
の不便を解消し、又、筒体下部からの止水薬液の封入に
より、空気のまき込みを無くし得、ゲルタイムの正常作
動が期し得るとし、さらには、当該筒体の中部をフレキ
シブル部材でもって構成するものとして、当該中部で屈
曲自在とし、ボーリング孔の屈曲角度に追従し得、屈曲
角度を有するボーリング孔にあっても降下,引き上げが
スムーズにになし得るとした点にある。
「実施例」 以下これを図に基づいて詳細に説明する。
第1図a,b並びに第2図a,bは本発明を既述の第3図に
例示のカプセルについて施こした態様を示し、同一構成
部については同符号を付してある。図示の如く、本案に
なる筒体14′は上,中,下部1,2,3に3分割される。
上部1には吊下バンド21等の吊り機構との結合部があ
り、中部2は薬液収容用の筒部であり、下部3には底板
15がある。
当該下部3の底板15の上位には薬液封入用口4が穿設
される。又、b図に示される如く、上,中,下部1,2,3
間は螺着式の着脱自在に構成する。しかして、本発明の
カプセルは分割した態様にて取扱いすれば、運搬,管
理,使用後の止水薬液清掃の際、便利である。
又、止水薬液の封入をカプセル下部に配された薬液封
入用口4より行なうならば空気をまき込むことが全く無
く、ゲルタイムの不正常を解消出来る。
さらには、第2図a,bは別の本発明を既述の第3図に
例示のカプセルについて施こした態様を示し、同一構成
部については同符号を付してある。
本発明になる筒体14″は第1図のものと同様に上,
中,下部1′,2′,3′に3分割したうえ、当該中部2′
を例えば図示の如く蛇腹にして可撓に構成し、b図に示
される如く、上,中,下部1′,2′,3′間の接続を螺着
式の着脱自在に構成するならば、便利である。
「発明の効果」 以上の如く、本発明によるならば、以下列挙の諸効果
が奏される。
i)長尺物が分割し得、運搬に支障が無い。
ii)長尺物が分割し得、取扱いがスムーズで楽に出来
る。
iii)筒体下部が分離出来るので底板のセットがスムー
ズで楽にできる。
iv)分割可能のため薬液を放出した後の掃除が簡単にで
きる。
v)薬液を下部から圧送するため空気,湿気の巻き込み
並びに乱流が起きない。(ゲルタイムの変化がない)。
i′)カプセルの降下,引き上げがスムーズにできる。
ii′)i′)によってカプセルの上端,下端の摩耗,破
損がなくなる。
iii′)スムーズな降下が期待出来るので、止水薬液の
ゲルタイムが設定し易い。
iv′)中部可撓性のため、カプセル上端はほぼ垂直姿勢
に保持されるので、上端開口よりの止水薬液のあふれ出
が解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b並びに第2図a,bは本発明の実施態様を示す組
付図,分割図、第3a,bは従来のものの全体俯瞰図、要部
説明図である。 1,1′……上部、2,2′……中部、3,3′……下部、4…
…薬液封入用口、14,14′,14″……筒体、15……底板、
16……短筒ネジ止め具、17……ウエイト、17a……底板
破壊用翼、18……吊りひも、19……ワイヤライン、20…
…切断台、20a……ベアリング、20b……芯軸、20c……
止着、21……吊下バンド、22……メッセンジャー。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒体を、吊り機構との結合部を有する上部
    と筒部のみからなる中部と底板を有し薬液封入用口を設
    けた下部との3分割体にするとしてなることを特徴とす
    る薬液輸送用カプセル。
  2. 【請求項2】筒体を、吊り機構との結合部を有する上部
    と筒部のみからなるフレキシブル部材でもって構成する
    中部と底板を有し薬液封入用口を設けた下部との3分割
    体にするとしてなることを特徴とする薬液輸送用カプセ
    ル。
JP62289012A 1987-11-16 1987-11-16 薬液輸送用カプセル Expired - Lifetime JP2530867B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62289012A JP2530867B2 (ja) 1987-11-16 1987-11-16 薬液輸送用カプセル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62289012A JP2530867B2 (ja) 1987-11-16 1987-11-16 薬液輸送用カプセル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01131788A JPH01131788A (ja) 1989-05-24
JP2530867B2 true JP2530867B2 (ja) 1996-09-04

Family

ID=17737689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62289012A Expired - Lifetime JP2530867B2 (ja) 1987-11-16 1987-11-16 薬液輸送用カプセル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2530867B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61176796A (ja) * 1985-01-29 1986-08-08 株式会社竹中工務店 異種流体の輸送方法および輸送器具
JPS62260992A (ja) * 1986-04-30 1987-11-13 株式会社竹中工務店 異種流体の輸送方法および輸送器具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01131788A (ja) 1989-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1268414A (en) Method and device for conveying chemicals through borehole
US4051908A (en) Downhole drilling system
JP2530867B2 (ja) 薬液輸送用カプセル
US3525426A (en) Drain cleaning cartridge
US4565024A (en) Ice fishing device
JPH044071Y2 (ja)
US2824611A (en) Soluble chemical depositor and method of releasing
JPH0452305Y2 (ja)
JPH0412145Y2 (ja)
JPH0344618B2 (ja)
JPH0344620B2 (ja)
JP4453105B2 (ja) 二剤混合容器
JPH0324713Y2 (ja)
JPH0349351B2 (ja)
CN213432648U (zh) 一种消防逃生绳安全可控装置
JPH0344621B2 (ja)
CN108590560A (zh) 一种长观孔测绳打捞装置及打捞方法
RU194664U1 (ru) Контейнер перфорированный для термохимической обработки скважин
KR850000013Y1 (ko) 소화전용 호오스 현가장치
CN108782371B (zh) 一种药物缓释装置
JPH0344616B2 (ja)
JPS62291391A (ja) ボ−リング孔に於ける薬液輸送用カプセル
JP2769461B2 (ja) 地熱蒸気井の薬注管取付構造
SU960399A1 (ru) Устройство дл обработки фильтров,прифильтровых и прискважинных зон водозаборных скважин химреагентами в оболочках
JPH0458556B2 (ja)