JPS62260992A - 異種流体の輸送方法および輸送器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は海底や井戸に於ける異種流体輸送に関する。

「従来の技術」 例えば１石油、地熱および全屈の探査にあたっては、ポ
ーリング井戸を試掘する。

しかし、井戸は少くとも５００〜５０００　ｍと深いた
め、ポーリング中に逸泥をおこす。

これがおこると、ポーリング孔の掘削用循環泥水が孔壁
から地中に逃げて泥水の水頭が保持できず、孔壁崩壊が
生ずることがある。

そこで、この逸水開所に逸水間隙を充虜する作用を有す
る薬液を供給することが行なわれる。

従来はこの供給手段として、差し込まれた供給管を介し
て薬液を先行する泥水の後に後続して輸送する。所謂混
和流体となる管路輸送がとられたり、あるいは、上述の
管路輸送では、逸泥防止薬液とポーリング泥水とは比重
、粘性１表面張力等で異なるために例えば拡散しない薬
液の場合泥水中を下降する際、薬液がポーリング泥水に
まざることなく、まとまった流体塊となることがなく管
内でひだを後尾に形成し、そのひだを振動させながら、
下降するため後方のひだの部分では、原塊がちぎれて後
から小さなかたまりとなって管中に浮流し、このため、
水と接する表面積は増大し輸送途中に泥水と接触するこ
とが不都合な薬液に不適であり、これでは、無駄を生じ
させることなくできるだけまとまった流れの塊の状態で
逸水位置に輸送供給をはかることが期し難いので、薬液
をカプセルに装填して孔井内に吊下し逸水個所へ輸送す
る方法がとられたりする。

「発明が解決しようとする問題点」 しかるに、叙上のいずれの手段によっても、薬液供給に
際し、一旦掘削ロッドを引抜いてから。

供給管の差し込みあるいはカプセルの吊下をとり行なわ
ねばならぬので、掘削ロッドの引抜きに費やされる余分
な時間と手間とがその都度発生するため、仲々使用側が
取上げ゛て実施を行う事に踏みきれないケースが多い。

「問題点を解決するための手段」、「作用」本発明は叙
上の事情に鑑みなされたもので、その要旨とするところ
は、縦方向について分割構成の逸水防止薬液等の異種流
体を装填の横断面リング状のカプセルを掘削ロッドに対
し抱き付く態様に取り付け、これを掘削ロッドをガイド
として掘削孔の所定位置まで下降させ１次いで、該カプ
セルの易破壊材よりなる底板に破壊用ウェイトをメツセ
ンジャーを介して作用させ、前記装虜液の放散を行なう
として、又、これに供する輸送器具を構成して、掘削ロ
ッドの引抜きを要することなく存置したままにて薬液供
給を可能とした点にある。

「実施例」 以下、これを実施例図に基づいて詳細に説明する。

第１図ａ　”−ｃは本発明手段に於ける逸泥防止薬液等
の異種流体装填カプセルを使用態様で示す一部破開斜視
図、天蓋平面図、ワイヤラインに固設の切断台の詳示図
、第２図ａ、ｂは逸泥規模に応じてカプセルの容量の増
大化を図る場合の多段構成の要領説明図、その際の中間
ユムットの構成説明図、第３図は本発明手段に於ける掘
削ロッド操作要領説明図である。

第１図に於いて１本発明に於ける逸泥防止薬液等の異種
流体装填カプセル１は図示の如く、掘削ロッド２に対し
て抱き付く態様に取り付けられるものとするために、横
断面リング状の容器を縦方向について分割すると共に当
該分割部はピン止め３にて着膜可能に接合するものとす
る。

しかして、カプセル１は掘削ロッド２をガイドにして孔
外中を降下し得る。

この降下時の抵抗を少なくすべく先細状に構成するを良
しとするカプセル底部４の底板５はガラス等の衝撃で易
破壊材で構成する。

当該底板５上方には、上述破壊手段として落下衝撃をも
たらす底板破壊用ウェイト６が吊りひも７で吊架されて
いる。

当該吊りひも７は、カプセル天蓋８に付設のバランサー
開口部９等の開口を介してカプセル１外に引き出される
。

バランサー開口部９は、カプセル内の薬液１０と孔外中
の液体（泥水）１１とを接触させカプセル内外の圧力を
バランスさせ圧力差による破壊等の事態を回避するため
に設けられるものであり、薬液１０が加水反応性の場合
には出来るだけ反応がしにくいように小さく構成される
。

カプセル天蓋８には、その他ワイヤライン１２止着用の
吊具１３．薬液装瞑口１４が設けられる。

図中１５は装虜口１４のキャップである。図示例のカプ
セル１は単一ユニットの場合である。

該ワイヤライン１２には０図に示される如く切断台１６
が鍔状に固設され、その上面にはナイフェツジ１７が付
設され、該吊りひも７がこのナイフェツジ１７上を渡さ
れたうえ台側面に止着１８される。

図中１９はシリンダー状で中心にワイヤライン１２が１
通できるメツセンジャーで、これがポーリング孔井口よ
りワイヤライン１２を伝って降下していくと図中鎖線表
示の如くナイフェツジ１７に衝突して吊りひも７が切断
され、底板破壊用ウェイト６は底板５に向って落下し、
その衝撃でもって底板５は破壊され、薬液１０の孔井中
への拡散が行なわれる。

第２図は逸水規模に応じては輸送薬液量を増大させたい
場合の対処を示すもので、か様な場合には、ａ図に示す
如くカプセルエを複数ユニット１ａ。

ｌｂ、　ｌｃより成る多段構成とすると良い。

ｂ図は上述のうち筒裁断状の中間ユニッ）ｌｂを示した
もので、その天蓋と底板には上、下位のユニットとの間
を連絡するための薬液連絡孔部２０並びに吊りひも７貫
通用孔部２１が設けられ、詳ｍ説明は省略するも常套手
段にて上、下ユニット１ａ。

ｌｃと一体化されることで、輸送量調整をとり行なうも
のである。

第３図は叙土器臭の使用要領を示す。

すなわち１本発明では掘削ロフト２の引抜きを行なうこ
となく薬液１０の拡散をするので、薬液１０が孔底のス
ライムと反応固化すると掘削刃の回転が不可となる事態
が考えられる。

そこで、カプセル１降下に先立ち掘削ロッド２を図示態
様の如く所定レベル引き上げておき、しかる後にカプセ
ル１の降下をとり行なうものとする。

しかして２図示の如く、孔底より所定レベル上方で拡散
せられた薬液１０は逸水個所に向は塊となって降下して
いって固化するが、掘削ロッド２の掘削刃２ａの再起動
に差し支えは生じることはない。

尚、この際、掘削刃２ａは自動的にカプセル１の降下限
ストッパーと役することとなる。

「発明の効果」 以上の如く本発明手段によるならば、掘削ロッドの引抜
きを要することなく、薬液の輸送が出来。

手間がかからずに迅速に処理し得て実際上極めて好適で
ある。

【図面の簡単な説明】

第工図ａ　”−ｃは本発明手段に於ける逸水防止薬液等
の異種流体装瞑カプセルを使用態様で示す一部破開斜視
図、天蓋平面図、ワイヤラインに固設の切断台の詳示図
、第２図ａ、ｂは逸水規模に応じてカプセルの容量の増
大化を図る場合の多段構成の要領説明図、その際の中間
ユニットの構成説明図、第３図は本発明手段に於ける掘
削ロッド操作要領説明図である。 １・・・異種流体装瞑カプセル、２・・・掘削ロッド。 ３・・・ピン止め、４・・・カプセル底部、５・・・底
板、６・・・底板板破壊用ウェイト、７・・・吊りひも
、８・・・カプセル天蓋、９・・・バランサー開口部、
１０・・・薬液。 １１・・・液体、　１２・・・ワイヤライン、　１３・
・・吊具、　１４・・・薬液装愼０．１５・・・キャン
プ、　１６・・・切断台、　１７・・・ナイフェツジ、
１８・・・止着、１９・・・メツセンジャー、　２０・
・・薬液連絡孔部、２．１・・・吊りひも貢通用孔部。 ンタレＡθ −］ ｂ、　　　　　　　　　　　　　　　　ｃ。 第８クリ Ｏ３

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）縦方向について分割構成の逸水防止薬液等の異種
   流体を装填の横断面リング状のカプセルを掘削ロッドに
   対し抱き付く態様に取り付け、これを掘削ロッドをガイ
   ドとして掘削孔の所定位置まで下降させ、次いで、該カ
   プセルの易破壊材よりなる底板に破壊用ウェイトをメッ
   センジャーを介して作用させ、前記装填液の放散を行な
   うとしてなることを特徴とする海底や井戸に於ける異種
   流体の輸送方法。
2. （２）逸水防止薬液等の異種流体装填のカプセルを掘削
   ロッドに対して抱き付く態様に取り付け可能に縦方向に
   ついて分割構成すると共に横断面リング状に構成し、そ
   の底板はガラス材等の易破壊材でなるものとし、且つそ
   の天蓋に設けたバランサー開口部を介してカプセルに内
   装の該底板破壊用ウェイトを吊りひもで吊り、当該吊り
   ひもをカプセル吊下用のワイヤラインに固設の切断台上
   に突設のナイフエッジ上を渡して止着すると共にワイヤ
   ラインには吊りひも切断用のメッセンジャーを組み付け
   るとしてなることを特徴とする海底や井戸に於ける異種
   流体の輸送器具。