JP2530414Y2 - 分離装置 - Google Patents

分離装置

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JP2530414Y2
JP2530414Y2 JP1990085502U JP8550290U JP2530414Y2 JP 2530414 Y2 JP2530414 Y2 JP 2530414Y2 JP 1990085502 U JP1990085502 U JP 1990085502U JP 8550290 U JP8550290 U JP 8550290U JP 2530414 Y2 JP2530414 Y2 JP 2530414Y2
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JP
Japan
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bottom plate
needle
work
plate
container
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JP1990085502U
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JPH0445583U (ja
Inventor
宏志 大和
Original Assignee
株式会社 ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、多数の塊状物体とこの塊状物体より大
略、小径長尺の針状物体との混合体を夫々の物体群に分
離する装置に関する。
(従来の技術) 自動車エンジンの燃料噴射弁に使われるニードルバル
ブ(以下、針弁、又はワークとも呼称する。)は、最終
組立前に、単体で加工時のバリ取りをして組立てに支障
がないようにする必要がある。バリ取りは、適当な大き
さの沢山のバレル石と針弁とを容器に入れ、これに水及
び防錆用のパウダを混ぜて振動、又は回転などの相互接
触運動をさせて行なわれる。バリ取り後は、容器の混合
物を網かごにあけ、その中からワークを拾い次工程に回
し、残ったバレル石は再使用するようにしていた。第9
図は前記分離経過の状態を説明する断面図である。図に
おいて、1は球状、又は角状を呈する塊状物体であるバ
レル石、2は針状、又は針状物体のワークであるニード
ルバルブ、3は水及びパウダ、4は蓋を有する容器(ポ
ット)、5は金属等の網かごである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来の分離装置は、単なる網かごのみ
であるため、この網かごの中に存在するニードルバルブ
とバレル石との混合体から、ひとつ、ひとつ、ワークで
あるニードルバルブを拾い分ける必要があり、このた
め、拾い分けの工数が多大になるという問題点があっ
た。
この場合、網かご5のあみ目(孔)を大きくし、この
孔からバレル石1が落ちるようにし、バレル石よりは長
尺物のワークが残るようにすることが考えられるが、そ
のようにすると、その孔から、通常ワークの径が小さい
故、相当数のワークも共に落下してしまい、そのため、
バレル石群からそのワークを拾い出さねばならず、やは
り工数がかかるという問題点があった。
この考案は、バレル石とワークを分離するのに工数が
かからない分離装置を提供することにより前記問題点を
解決することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) この考案は、前記目的を達成するため、多数の剛性を
有する塊状物体と該塊状物体より長尺の剛性を有する針
状物体との混合体を分離する装置であって、該混合体を
収容するための周囲の側枠板およびこの側枠板に固定の
底板を有する上方開放の立体状の容器と、該容器の底板
の下に取付具で数箇所取付けられ該箇所以外は空間を形
成するように間隔をもって設けられている受け板とから
なり、前記底板および受け板に塊状物体の通りうる多数
の孔を上下において重ならないように形成すると共に、
前記間隔を塊状物体の径り大きい、針状物体の長さの略
1/2に設定してなるものである。
(作用) 塊状物体のバレル石は底板の孔を通り抜け、底板と受
け板との間の間隔を通って受け板の孔から落下する。一
方、針状物体のワークはあるものは底板の孔に落ちこむ
が、長い故に受け板の孔のない部分でつっかえた状態で
残り、また、他のものは横たえた状態で底板の上に残
る。従って、バレル石とワークは容易に分離することが
できる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図〜第8図により説
明する。
まず、構成を第1図及び第2図により説明する。第1
図は正面図、第2図は平面図で、これらの図において、
容器6は底板7と4個の枠板8とを六角穴付きボルト9
で数個所締結して形成される。枠板8同士は同様のボル
ト10で相互に固定され側枠として形成される。底板7に
は、第2図に良く示されているように、多数(256個)
の直径6〜10mmの孔11が20mm間隔であけられている。こ
の孔11の直径はバレル石1の相当直径(最大対角寸法約
5mm)より大きくなっている。底板7の下部に間隔lを
距てて受け板12がボルト13にて数個所締結され取付けら
れている。受け板12には底板7の孔11と同程度の孔14が
多数あけられているが、この孔14は孔11とは重ならない
よう、千鳥足状にくい違った状態であけられている。間
隔lはバレル石1の直径よりは大きいが、ワーク2の長
さ寸法を15〜20mmとすればこれより小さい寸法、例えば
8〜10mm程度、即ち間隔lをワーク2の長さの略1/2に
設定する。なお、ワーク2の直径は約4mmである。
第3図及び第4図は受け板12の正面図及び平面図を示
す。これらの図において、15は底板7の取付穴(座ぐり
穴)で、14はバレル石落下用の孔であり、図ではその一
部を示してある。又第5図、第6図及び第7図は枠板8
の一方の正面図、平面図及び側断面図を示している。こ
れらの図において、16は枠板8同士の取付穴(座ぐり
穴)であり、17は底板7の取付用ねじ穴である。
次に、前記実施例の作用を第8図を参照して説明す
る。
ポット4に入っている沢山のバレル石1、ワーク2、
並びに水及びパウダ3を容器6に矢印に示すようにあけ
ると、水及びパウダ3は流体故に、底板7の孔11及び受
け板12の孔14から流下する。そして容器6中にバレル石
1とワーク2がいりまじって残るが、これに振動を加え
ると、バレル石1は底板7の孔11から抜け落ち、底板7
と受け板12の間隔lのところを通り、受け板12の孔14又
は、間隔lの脇のところから外側へと落下することにな
る。このとき、ワーク2は針状で長いため底板6の孔11
に入っても、受け板12に受け止められ、残留することに
なる。この場合、間隔lは、バレル石1の径より大き
く、ワーク2の長さの略1/2に設定してあるため、間隔
lの空間からのバレル石1の通り抜けを容易としつつ
も、その間隔lの大きさによる、孔入りワーク2の抜き
取りの困難性をくいとめることができる。つまり、バレ
ル石の通り抜けと、孔入りワークの抜き取り(拾い出
し)の両方の容易性を達成できる。他のワーク2は底板
7の上に横たわった状態で残留するものである。
これにより、ワーク2は容器6内に残り、バレル石1
は容器6外へ落ちるので各々分離されることになる。ワ
ーク2は容器6から他の容器にあけられ、次工程に回さ
れる。又、バレル石は再使用される。
以上の実施例により、バレル石とこれと同程度の径で
長尺のワークとの混合体から夫々を分離するのに、いち
いち拾い上げる必要がなく、分離工数を低減できるもの
である。
なお、塊状物体としてはバレル石に限られるものでは
なく、また、針状物体としてはニードルバルブ(ワー
ク)に限られるものではないが、針状物体は径の大小を
あまり問わないとしても、長さを塊状物体より長尺物と
する必要がある。
[考案の効果] 以上に説明したように、この考案によれば、沢山のバ
レル石のような塊状物体とニードルバルブのような針状
物体との混合体から夫々を分離するのに工数がかからな
いという効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す一部断面図を含む
正面図、第2図は第1図の平面図、第3図は第1図の受
け板の正面図、第4図は第3図の平面図、第5図は第1
図の枠板の正面図、第6図は第5図の平面図、第7図は
第5図の側断面図、第8図は第1図に示す実施例の作用
を説明する断面図、第9図は従来のものの作用を説明す
る断面図である。 1……バレル石(塊状物体) 2……ニードルバルブ(針状物体、ワーク) 3……水及びパウダ 4……ポット 5……網かご 6……容器 7……底板 8……枠板 9……ボルト 10……ボルト 11……孔 12……受け板 13……ボルト 14……孔 15……取付穴 17……ねじ穴

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の剛性を有する塊状物体と該塊状物体
    より長尺の剛性を有する針状物体との混合体を分離する
    装置であって、該混合体を収容するための周囲の側枠板
    およびこの側枠板に固定の底板を有する上方開放の立体
    状の容器と、該容器の底板の下に取付具で数箇所取付け
    られ該箇所以外は空間を形成するように間隔をもって設
    けられている受け板とからなり、前記底板および受け板
    に塊状物体の通りうる多数の孔を上下において重ならな
    いように形成すると共に、前記間隔を塊状物体の径より
    大きい、針状物体の長さの略1/2に設定してなる分離装
    置。
JP1990085502U 1990-08-14 1990-08-14 分離装置 Expired - Lifetime JP2530414Y2 (ja)

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JPH0445583U JPH0445583U (ja) 1992-04-17
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