JP2529445Y2 - 裸電線との接触防止並びに落下物から身を守る保護装置 - Google Patents

裸電線との接触防止並びに落下物から身を守る保護装置

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JP2529445Y2
JP2529445Y2 JP8055392U JP8055392U JP2529445Y2 JP 2529445 Y2 JP2529445 Y2 JP 2529445Y2 JP 8055392 U JP8055392 U JP 8055392U JP 8055392 U JP8055392 U JP 8055392U JP 2529445 Y2 JP2529445 Y2 JP 2529445Y2
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Inventor
賢一 鍋島
Original Assignee
加和太建設株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は変電所などの保線工事現
場及び建築工事現場における高圧線との接触(感電)防
止若しくは高所より落下する物から身を守る保護装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】変電所は保守上変圧器など機器類が落雷
などから守るため、高圧避電器および高圧遮断器(スイ
ッチ)などの施設が設けられている。
【0003】避雷器と変圧器との間には碍子を介して裸
電線をもって接続されている。これら機器に張られてい
る裸電線と接触による不慮の事故を防止すべく電源をO
FFするか若しくは足場に絶縁材を用いて防いでいる
が、電源をOFFにすることにより送電に問題が生じ、
通電中にすると装置が複雑にして面倒であるなど問題が
ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記問題点を解決すべ
く、前記高圧遮断器の架台に作業中のみネットを張るこ
とができ、作業終了次第、折り畳むことができることに
より、作業員の通行に邪魔にならないサイズにして、か
つそれ相当の強度を有するものをやすく提供することが
本考案の技術的課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るための本考案の手段は次の通りである。すなわち、支
柱に押上げ兼保持ばねを介して嵌挿された主保持部材
と、該保持ばねの内周と前記支柱の外周間に摺動自在に
挿入された従保持部材と、該従保持部材の外周に一端が
回動自在に枢着され、他端がネット受け部材に回動自在
に枢着されたアームと、前記ネット受け部材の反自由端
が前記支柱側に回動自在に枢着されており、さらに前記
アームの下方に一端が回動自在に枢着され、他端が主保
持部材の外周に枢着された補助アームと、前記ネット受
け部材にはネットが張られていることを特徴とする裸電
線との接触防止並びに落下物から身を守る保護装置にあ
る。
【0006】
【作用】主保持部材の下方に取り付けた折畳み引き下ろ
しワイヤを離すと、該主保持部材と支柱間に嵌挿された
押し上げ兼保持ばねによりネット受け部材がネットと共
に上昇すると共にアームによりネット受け部材は前記支
持に対して略直角に回動して停止する。
【0007】該ネット受け部材は、主保持部材及び従保
持部材にそれぞれ固定されたビームの両端に回動自在に
枢着されると共に複数の補強アームが設けられているの
で、張られたネットを十分支持することができる。
【0008】
【実施例】以下図に基づいて本考案の一実施例を説明す
る。1は高圧遮断器2を支承する架台で、該架台1の四
隅にアンカープレート101とブラケット102を介し
て支柱3を取り付け、該支柱3に押し上げ兼保持ばね4
を嵌挿した主保持部材5が嵌挿されている。
【0009】該主保持部材5は軸心に向かってフランジ
51が形成され、該フランジ51により押し上げ兼保持
ばね4の下端が保持されている。
【0010】52は前記主保持部材5のフランジ51に
固着された環状スリーブで、該環状スリーブ52は支柱
3の外周に摺動自在に嵌合されると共に、該環状スリー
ブ52の外周の任意箇所に引き下ろしワイヤ係止片53
が固着されている。
【0011】54は主保持部材5の外周上方に固着され
た補助アーム係止片で、該補助アーム係止片54には補
助アーム6の一端61が回動自在に枢着されている。該
補助アーム6の他端62はアーム7に回動自在に枢着さ
れている。
【0012】8は支柱3に摺動自在に嵌挿される従保持
部材で、該従保持部材8は主保持部材5の上方に位置
し、押し上げ兼保持ばね4の上端を受けるフランジ82
が形成され、かつ該押し上げ兼保持ばね4の内周に軽く
接触すべくスリーブ81が前記フランジ82と一体的に
形成されている。
【0013】83は従保持部材8の外周任意箇所に固着
した前記アーム7の一端71が回動自在に枢着され、そ
の他端72がネット受け部材9の所要箇所に回動自在に
枢着されている。
【0014】該ネット受け部材9の反自由端91が支柱
側のブラケット31にベアリングを介して回転自在に枢
着されている。
【0015】10は左右の支柱3,3のアンカープレー
ト101の下方に取り付けた固定ビームで、該固定ビー
ム10の所要箇所に第2ネット受け部材11,11,1
1の一端が枢着されている。
【0016】12は従保持部材8に取り付けた第1可動
ビームで、該第1可動ビーム12の所要箇所に補助アー
ム13,13,13の一端が回動自在に枢着され、その
他端は前記第2ネット受け部材11,11,11の所要
箇所に回動自在に枢着されている。
【0017】14は主保持部材5に取り付けた第2可動
ビームで、該第2可動ビーム14,14の所要箇所に補
強アーム15,15,15が回動自在に枢着され、その
他端が前記補助アーム13,13,13に回動自在に枢
着されている。
【0018】16,16は前記第1可動ビーム12と第
2可動ビーム14を案内するガイドレールで、該ガイド
レール16,16は左右の支柱3,3に取り付けられて
いる。符号17は碍子、18は避雷器、19はアース、
20は変圧器である。
【0019】
【考案の効果】本考案は変圧器と避雷器の碍子に設けら
れた裸電線に作業員が接触することのないように、架台
の各コーナに支柱を取り付け、該支柱には押し上げ兼保
持ばねを介して主保持部材と従保持部材が摺動自在に嵌
挿され、そして該主・従保持部材の上昇にともない押し
広げるネット受け部材によって周囲のネットが一度に拡
開される。
【0020】従って、通電中といえども架台の点検、修
理、塗装の如き作業でも危険にさらされることなく、ス
ムーズに行うことができるので、例えば高圧線に触れる
ことにより感電の如き接触事故を未然に防止することが
できる。
【0021】また、保護装置が不要の場合は、主保持装
置に設けられたワイヤを牽引することにより、補強アー
ム、補助アームおよびネット受け部材が順次支柱側に折
り畳まれるので、屋内の照明を妨げることもない。
【0022】また、街路上の電柱の場合でも、支柱を電
柱数ケ所に固定することによってネットを簡単に張るこ
とができるので、電柱上での配線、点検、修理などの作
業中の落下物が前記ネットにより落下防止の機能を兼ね
備えることになる。
【0023】また、本考案の保護装置は変電所、電柱に
限らず、建築現場の落下物から身を守ることができる。
【0024】なお、ネットと共にネット受け部材を折り
畳む手段として、引き下ろしワイヤ係止片に所要長さの
ワイヤを結縛し、該ワイヤの下端を牽引することが説明
されているが、これに限定されるものでなく、第1可動
ビームと第2可動ビームがばねの拡圧力に逆らって、ネ
ットと共にネット受け部材を牽引できるものであれば、
ワイヤの一端を動力によって回転するドラムに巻き取る
機構でも可能であり、ネットを使用するさいは回り止め
の爪片を外すことによりワイヤは解放され、押し上げ兼
保持ばね4により、ネットがスピーディすなわちワンタ
ッチで拡開せしむることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】支柱にネットあるいは縮少機構を備えた保護装
置の一部断面正面図である。
【図2】主・従保持部材に第1、第2可動ビーム、支柱
に固定ビームが固定された状態を示す一部省略拡大図で
ある。
【図3】本考案装置を屋内変電所の架台に取り付けた状
態を示す概略平面図である。
【図4】図3の側面図である。
【符号の説明】
1:架台 3:支柱 4:押し上げ兼保持部材 5:主保持部材 54:補助アーム係止片 6:補助アーム 7:アーム 8:従保持部材 9:ネット受け部材 10:固定ビーム 12:第1可動ビーム 14:第2可動ビーム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱に押し上げ兼保持ばねを介して嵌挿
    された主保持部材と、該保持ばねの内周と前記支柱の外
    周間に摺動自在に挿入された従保持部材と、該従保持部
    材の外周に一端が回動自在に枢着され、その他端がネッ
    ト受け部材に回動自在に枢着されたアームと、前記ネッ
    ト受け部材の反自由端が前記支柱側に回動自在に枢着さ
    れており、さらに前記アームの下方に一端が回動自在に
    枢着され、その他端が主保持部材の外周に枢着された補
    助アームと、前記ネット受け部材にはネットが張られて
    いることを特徴とする裸電線との接触防止並びに落下物
    から身を守る保護装置。
JP8055392U 1992-10-12 1992-10-12 裸電線との接触防止並びに落下物から身を守る保護装置 Expired - Lifetime JP2529445Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0634653U JPH0634653U (ja) 1994-05-10
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JP2725162B2 (ja) * 1995-03-27 1998-03-09 川重工事株式会社 救助網装置

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JPH0634653U (ja) 1994-05-10

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