JP2529129B2 - 信号圧縮装置及び方法 - Google Patents
信号圧縮装置及び方法Info
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- JP2529129B2 JP2529129B2 JP2050804A JP5080490A JP2529129B2 JP 2529129 B2 JP2529129 B2 JP 2529129B2 JP 2050804 A JP2050804 A JP 2050804A JP 5080490 A JP5080490 A JP 5080490A JP 2529129 B2 JP2529129 B2 JP 2529129B2
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G7/00—Volume compression or expansion in amplifiers
- H03G7/002—Volume compression or expansion in amplifiers in untuned or low-frequency amplifiers, e.g. audio amplifiers
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- Signal Processing (AREA)
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、通信装置、特に電話用ヘッドフォン及び送
受話器における信号の多水準制御装置に関する。
受話器における信号の多水準制御装置に関する。
現在、電話システムはこれまでになく広範に用いられ
ている。電話を使用することの便利さ及び経済性が増大
することにより、情報の即時伝達のみならずあらゆる社
会的及び経済的階層での使用を可能にしている。しか
し、システム使用の増大により危険も増している。
ている。電話を使用することの便利さ及び経済性が増大
することにより、情報の即時伝達のみならずあらゆる社
会的及び経済的階層での使用を可能にしている。しか
し、システム使用の増大により危険も増している。
電話システム内には、過渡的なインパルス状の大きさ
連続的可聴音が生じる。これらの可聴音は、システム試
験、電力交差、ファクシミリ装置又はコンピュータモデ
ムへの誤呼出し、落雷、その他の原因により生じる。こ
れらの発生による迷惑及び不意打ちを経験する確率は増
大しているが、これらが電話送受話器にとって危険であ
るとは一般的に見なされている。送受話器は概して使用
者の手で確保され、もし不快な雑音レベルに遭遇する場
合には即座に耳から離すことができる。しかし、電話ヘ
ッドフォンの場合には、これは当てはまらない。
連続的可聴音が生じる。これらの可聴音は、システム試
験、電力交差、ファクシミリ装置又はコンピュータモデ
ムへの誤呼出し、落雷、その他の原因により生じる。こ
れらの発生による迷惑及び不意打ちを経験する確率は増
大しているが、これらが電話送受話器にとって危険であ
るとは一般的に見なされている。送受話器は概して使用
者の手で確保され、もし不快な雑音レベルに遭遇する場
合には即座に耳から離すことができる。しかし、電話ヘ
ッドフォンの場合には、これは当てはまらない。
電話ヘッドフォンは使用者が身に着けており、即座に
耳から離すことができないので、使用者の耳を確保する
ための雑音レベル標準が開発されている。多数の電話機
を使用する施設では、通常すべての電話ヘッドフォンに
雑音保護装置を必要とする。ヘッドフォン使用者にとっ
ては、さらに、イヤホンスピーカ出力振幅を制限する自
動利得制御回路を組込むため、音量調節装置を備えたヘ
ッドフォンを必要とする。
耳から離すことができないので、使用者の耳を確保する
ための雑音レベル標準が開発されている。多数の電話機
を使用する施設では、通常すべての電話ヘッドフォンに
雑音保護装置を必要とする。ヘッドフォン使用者にとっ
ては、さらに、イヤホンスピーカ出力振幅を制限する自
動利得制御回路を組込むため、音量調節装置を備えたヘ
ッドフォンを必要とする。
連続的雑音に対する適切な保護を目的として、米国職
業安定保健局（OSHA）は、１日当たり４時間に亘り信号
を受ける場合につき95dBAの限界を設定している。この
４時間は、電話交換手の推定オンライン時間で、平均８
時間交代間の電話業界データに基づくものである。dBA
の名称は、20μPaに対する音圧レベルの対数の20倍を示
し、“A"（聴感補正特性）加重及び時間平均化が施され
る。
業安定保健局（OSHA）は、１日当たり４時間に亘り信号
を受ける場合につき95dBAの限界を設定している。この
４時間は、電話交換手の推定オンライン時間で、平均８
時間交代間の電話業界データに基づくものである。dBA
の名称は、20μPaに対する音圧レベルの対数の20倍を示
し、“A"（聴感補正特性）加重及び時間平均化が施され
る。
連続的な高レベル音に対して保護を行うために、通常
はイヤホンスピーカ出力が95dBSPLを越えないようにAGC
回路を調節する。このdBSPLの用語は音圧レベルを指
し、Ａ加重曲線及び時間平均化が除かれている以外は、
dBAと同一である。音をdBSPL定格に制限することは、ピ
ーク値検出制御を有するAGC回路を用いて容易に達成で
きる。
はイヤホンスピーカ出力が95dBSPLを越えないようにAGC
回路を調節する。このdBSPLの用語は音圧レベルを指
し、Ａ加重曲線及び時間平均化が除かれている以外は、
dBAと同一である。音をdBSPL定格に制限することは、ピ
ーク値検出制御を有するAGC回路を用いて容易に達成で
きる。
dBAとdBSPLとの音の定格間の相違については問題があ
る。dBA限界では、時間平均化特性のため、通常会話で
生じる聴覚上の山と谷とを考慮している。しかし、dBSP
L回路で必要なピーク値検出方法では、これを考慮して
いない。連続正弦波の波高率は1.414であるが、通常会
話では波高率は５を越えることがある（この波高率は端
的に波形のピークと実効値との比で表すことができ
る）。
る。dBA限界では、時間平均化特性のため、通常会話で
生じる聴覚上の山と谷とを考慮している。しかし、dBSP
L回路で必要なピーク値検出方法では、これを考慮して
いない。連続正弦波の波高率は1.414であるが、通常会
話では波高率は５を越えることがある（この波高率は端
的に波形のピークと実効値との比で表すことができ
る）。
この波高率により、AGC回路では会話信号を95dBAより
遥かに低いレベルに制限する。ピーク及び連続音に関す
る使用者の安全はこの制限内で維持される。しかし、通
常環境におけるイヤホンスピーカからの会話出力信号を
理解するのが難しくなる。これはそれ自体有害な影響を
与える。すなわち、信号を聴くのに要する努力のために
使用者のストレスが増すと共に会話中に要する質問及び
供述を繰り返すことに起因して生産性が低下することに
よる影響である。
遥かに低いレベルに制限する。ピーク及び連続音に関す
る使用者の安全はこの制限内で維持される。しかし、通
常環境におけるイヤホンスピーカからの会話出力信号を
理解するのが難しくなる。これはそれ自体有害な影響を
与える。すなわち、信号を聴くのに要する努力のために
使用者のストレスが増すと共に会話中に要する質問及び
供述を繰り返すことに起因して生産性が低下することに
よる影響である。
最適な解決策は音声及び連続信号を等しく95dBAに制
限することである。しかし、これら２つの信号形式の波
高率のために、容易に一体化できるピーク検出制限回路
を用いることはできない。
限することである。しかし、これら２つの信号形式の波
高率のために、容易に一体化できるピーク検出制限回路
を用いることはできない。
先行技術では、フィードバック制御電圧により自動装
置で制御できる可変利得回路網を用いている。これらの
技術によると、信号が増幅器を通して伝送されるとき、
当該信号の瞬間的な振幅が圧縮しきい値を横切るまで信
号は影響を受けない。そこで、フィードバック制御電圧
が発生し、一定量だけ増幅器の利得を下げるようにさせ
る。この回路を統合するためにピーク検出器が用いられ
る。急激な利得変化により発生するポップ又はクリック
雑音を避けるために、開始時間が制限される。音節又は
発声間で相対的に利得を一定に保つために圧縮からの減
衰時間もまた用いられる。
置で制御できる可変利得回路網を用いている。これらの
技術によると、信号が増幅器を通して伝送されるとき、
当該信号の瞬間的な振幅が圧縮しきい値を横切るまで信
号は影響を受けない。そこで、フィードバック制御電圧
が発生し、一定量だけ増幅器の利得を下げるようにさせ
る。この回路を統合するためにピーク検出器が用いられ
る。急激な利得変化により発生するポップ又はクリック
雑音を避けるために、開始時間が制限される。音節又は
発声間で相対的に利得を一定に保つために圧縮からの減
衰時間もまた用いられる。
他の先行技術では、減衰時間を、回路が圧縮状態にあ
る時間量に依存させることによって、上記システムを改
良している。この方法では、音声で通常生じる短時間の
ピークが短い減衰時間の原因となるのみなので、より高
い出力レベルとなる傾向がある。従って、回路はより短
時間で最大利得に復帰する。
る時間量に依存させることによって、上記システムを改
良している。この方法では、音声で通常生じる短時間の
ピークが短い減衰時間の原因となるのみなので、より高
い出力レベルとなる傾向がある。従って、回路はより短
時間で最大利得に復帰する。
本発明は、音声信号用圧縮装置を提供する。そこで
は、校正レベルに対して圧縮しきい値を調節できる。同
装置は、音声入力信号を増幅するための可変利得増幅器
を含む。増幅器利得は、可変電圧を加えることによって
制御される。電力増強された出力を得るために、ドライ
バが増幅された入力信号の電力利得を増加させる。電力
増強出力は、音響出力トランスデューサに加えられると
共にピーク検出比較器及びしきい値復帰タイマの双方に
も加えられる。比較器はデジタル出力を生成し、同出力
が可変利得増幅器のための制御電圧を発生する、開始・
減衰タイミング発生器、すなわち、開始・減衰タイマを
トリガする。比較器は、しきい値復帰タイマによって、
最初は高しきい値状態に設定される。信号レベル及び入
力信号のピーク値が増大すると、比較器は開始・減衰タ
イマに対してパルスをトリガし始める。同時にしきい値
復帰タイマは、比較器のしきい値を越える信号の持続時
間を測定し始める。電力増強出力レベルが予め選択され
た時間に亘って比較器のしきい値を越えたことを、しき
い値復帰タイマが検出すると、比較器の圧縮しきい値が
低レベルに転換される。比較器のしきい値は、連続信号
がなくなるまで低レベルに止まる。この時点で回路は正
常動作様式に復帰する。
は、校正レベルに対して圧縮しきい値を調節できる。同
装置は、音声入力信号を増幅するための可変利得増幅器
を含む。増幅器利得は、可変電圧を加えることによって
制御される。電力増強された出力を得るために、ドライ
バが増幅された入力信号の電力利得を増加させる。電力
増強出力は、音響出力トランスデューサに加えられると
共にピーク検出比較器及びしきい値復帰タイマの双方に
も加えられる。比較器はデジタル出力を生成し、同出力
が可変利得増幅器のための制御電圧を発生する、開始・
減衰タイミング発生器、すなわち、開始・減衰タイマを
トリガする。比較器は、しきい値復帰タイマによって、
最初は高しきい値状態に設定される。信号レベル及び入
力信号のピーク値が増大すると、比較器は開始・減衰タ
イマに対してパルスをトリガし始める。同時にしきい値
復帰タイマは、比較器のしきい値を越える信号の持続時
間を測定し始める。電力増強出力レベルが予め選択され
た時間に亘って比較器のしきい値を越えたことを、しき
い値復帰タイマが検出すると、比較器の圧縮しきい値が
低レベルに転換される。比較器のしきい値は、連続信号
がなくなるまで低レベルに止まる。この時点で回路は正
常動作様式に復帰する。
この様にして本発明の回路は、ヘッドフォン又は送受
話器使用者が、より自然なレベルで会話を聴取し、第１
レベル圧縮回路によって大きな雑音又は音声から保護さ
れると共に電話システムに通常存在する連続雑音又は可
聴音から最終的に保護される。
話器使用者が、より自然なレベルで会話を聴取し、第１
レベル圧縮回路によって大きな雑音又は音声から保護さ
れると共に電話システムに通常存在する連続雑音又は可
聴音から最終的に保護される。
本発明のその他の特徴及び長所は、添付図と共に以下
の詳細な説明を参照することにより理解されよう。
の詳細な説明を参照することにより理解されよう。
第１図を参照すると、本発明により提供される音声信
号用圧縮装置においては、先行技術におけるように、95
dBAの最大連続音声レベルに対して圧縮しきい値を設定
するよりはむしろ、圧縮しきい値を、95dBAとして感知
される校正レベルに調節する。このレベルは、1kHzの連
続音については約100dSPLで、これは、米国電話電信会
社（AT＆Ｔ）の技術仕様KS23081号勧告による主観的音
量平衡法を用いて得られたものである。
号用圧縮装置においては、先行技術におけるように、95
dBAの最大連続音声レベルに対して圧縮しきい値を設定
するよりはむしろ、圧縮しきい値を、95dBAとして感知
される校正レベルに調節する。このレベルは、1kHzの連
続音については約100dSPLで、これは、米国電話電信会
社（AT＆Ｔ）の技術仕様KS23081号勧告による主観的音
量平衡法を用いて得られたものである。
100dSPLにおける1kHzの音声は、100dBAであることに
注目すべきである。Ａ加重曲線は、本装置の1kHzにおけ
る周波数レスポンスには変化を与えず、連続音の平均実
効値は実効値と等しい。
注目すべきである。Ａ加重曲線は、本装置の1kHzにおけ
る周波数レスポンスには変化を与えず、連続音の平均実
効値は実効値と等しい。
しかし、本発明の圧縮装置に、175ms乃至300ms、好ま
しくは約200msに亘り連続音が加えられる場合には、圧
縮しきい値は10dB下がる。その結果、音声信号は所定の
限界内に維持され、使用者が連続音にさらされる初めの
175ms乃至300ms以内に、連続音は90dBAに低下する。OSH
A（安全保健局）は、使用者が１日当たり２時間まで100
dBAにさらされることを許容している。CAL/OSHA雑音制
御ハンドブック、Ｓ−680のＮ−１表によれば、使用者
は１日当たり約８時間まで90dBAにさらされてもよい。
しくは約200msに亘り連続音が加えられる場合には、圧
縮しきい値は10dB下がる。その結果、音声信号は所定の
限界内に維持され、使用者が連続音にさらされる初めの
175ms乃至300ms以内に、連続音は90dBAに低下する。OSH
A（安全保健局）は、使用者が１日当たり２時間まで100
dBAにさらされることを許容している。CAL/OSHA雑音制
御ハンドブック、Ｓ−680のＮ−１表によれば、使用者
は１日当たり約８時間まで90dBAにさらされてもよい。
以下詳細に述べるように、会話中に本発明の装置が低
圧縮レベル様式に転換されるのを防止するために復帰タ
イマを用いる。会話は連続しているように聞こえるが、
実際には、多くの音声は殆ど無音期間により分離されて
いる。ある種の発声は100msを越えるが、同時に無音期
間が5ms乃至20msに及ぶ。従って、圧縮しきい値をより
値に調節する前に150ms乃至300msの遅延を組み入れるこ
とにより、会話中に低圧縮レベル様式に転換されるのを
ほぼ回避できる。これを確実に行うために10msの復帰タ
イマを用いる。10ms復帰タイマは、150ms−300ms圧縮レ
ベル転換回路を復帰させる。従って、圧縮回路は、殆ど
の発声の終りで復帰し、200ms以上持続する、別の発
声、すなわち、音声又は雑音を待ち始める。一旦低圧縮
レベルに達すると、10msの中断が現れるまでそのレベル
が維持される。
圧縮レベル様式に転換されるのを防止するために復帰タ
イマを用いる。会話は連続しているように聞こえるが、
実際には、多くの音声は殆ど無音期間により分離されて
いる。ある種の発声は100msを越えるが、同時に無音期
間が5ms乃至20msに及ぶ。従って、圧縮しきい値をより
値に調節する前に150ms乃至300msの遅延を組み入れるこ
とにより、会話中に低圧縮レベル様式に転換されるのを
ほぼ回避できる。これを確実に行うために10msの復帰タ
イマを用いる。10ms復帰タイマは、150ms−300ms圧縮レ
ベル転換回路を復帰させる。従って、圧縮回路は、殆ど
の発声の終りで復帰し、200ms以上持続する、別の発
声、すなわち、音声又は雑音を待ち始める。一旦低圧縮
レベルに達すると、10msの中断が現れるまでそのレベル
が維持される。
第２図に示すように、本発明により上記信号制御を行
う３レベル圧縮回路の一実施例は、５機能ブロックを含
む。電話線を通してヘッドフォンにより受信された信号
を表す差動入力12は、浮動形差動前置増幅器14に加えら
れる。前置増幅器14の利得は、制御電圧32を介して開始
・減衰タイマ30により制御され、初めは予定の利得に設
定される。前置増幅器14の利得は、以下に詳述するよう
に、制御電圧32を変えることにより下げられる。第２図
に示す本発明の実施例では、前置増幅器14の出力16は、
同信号16の電力利得を増加させる、ドライバ18に加えら
れる。電力増強された出力20は、次に音響出力トランス
デューサ22に加えられる。ドライバ出力20は、ピーク検
出比較器24及びしきい値復帰タイマ26の両者にも加えら
れる。
う３レベル圧縮回路の一実施例は、５機能ブロックを含
む。電話線を通してヘッドフォンにより受信された信号
を表す差動入力12は、浮動形差動前置増幅器14に加えら
れる。前置増幅器14の利得は、制御電圧32を介して開始
・減衰タイマ30により制御され、初めは予定の利得に設
定される。前置増幅器14の利得は、以下に詳述するよう
に、制御電圧32を変えることにより下げられる。第２図
に示す本発明の実施例では、前置増幅器14の出力16は、
同信号16の電力利得を増加させる、ドライバ18に加えら
れる。電力増強された出力20は、次に音響出力トランス
デューサ22に加えられる。ドライバ出力20は、ピーク検
出比較器24及びしきい値復帰タイマ26の両者にも加えら
れる。
比較器24はパルス化されたデジタル出力28を発生し、
同出力がアナログ制御電圧32を生成する開始・減衰タイ
マ30をトリガする。第２図に示すように、この制御電圧
32は、入力段前置増幅器14の利得を直接制御する。
同出力がアナログ制御電圧32を生成する開始・減衰タイ
マ30をトリガする。第２図に示すように、この制御電圧
32は、入力段前置増幅器14の利得を直接制御する。
操作上２つの圧縮レベルしきい値がある。高レベル
が、通常の聴取レベルで音声を出力する、通常の初期レ
ベルである。比較器24は、しきい値復帰タイマ26によ
り、初めに高しきい値状態に設定される。入力信号12の
レベル及びピークが増加するにつれて、比較器24が、開
始・減衰タイマ30に対しトリガパルス28を発生し始め
る。これと同時に、しきい値復帰タイマ26が、比較器24
のしきい値を越える信号の持続時間を測定し始める。高
しきい値は、安全で快適な聴取レベルに設定される。し
きい値復帰タイマ26は、音声信号中に自然発生する中断
により連続的に復帰される。入力信号12がしきい値復帰
タイマ26を設定するのに十分な程連続的である場合に
は、比較器24の圧縮しきい値は、初期レベルより約10dB
低いレベルに転換される。第１図に示すように、この転
換は約80ms以上の期間に亘って生じる。しきい値は、連
続的な信号がなくなるまで低レベル状態に止まる。この
時点で回路は通常様式に復帰する。
が、通常の聴取レベルで音声を出力する、通常の初期レ
ベルである。比較器24は、しきい値復帰タイマ26によ
り、初めに高しきい値状態に設定される。入力信号12の
レベル及びピークが増加するにつれて、比較器24が、開
始・減衰タイマ30に対しトリガパルス28を発生し始め
る。これと同時に、しきい値復帰タイマ26が、比較器24
のしきい値を越える信号の持続時間を測定し始める。高
しきい値は、安全で快適な聴取レベルに設定される。し
きい値復帰タイマ26は、音声信号中に自然発生する中断
により連続的に復帰される。入力信号12がしきい値復帰
タイマ26を設定するのに十分な程連続的である場合に
は、比較器24の圧縮しきい値は、初期レベルより約10dB
低いレベルに転換される。第１図に示すように、この転
換は約80ms以上の期間に亘って生じる。しきい値は、連
続的な信号がなくなるまで低レベル状態に止まる。この
時点で回路は通常様式に復帰する。
本発明の３レベル圧縮回路の作用については、第３図
に示す波形を参照して説明できる。第３図に示すよう
に、時刻Ａまでは、前置増幅器14は最大利得の状態であ
る。出力信号が圧縮しきい値を越えていないので、何も
起こらない。時刻Ａにおいて入力信号は、音響出力が圧
縮しきい値を越えさせるのに十分な程大きくなる。そこ
で比較器24が、制御電圧32を変化させるパルスを発生す
る。従って、前置増幅器の利得が下がり、出力信号レベ
ルが下がる。時刻Ｂにおいては、出力信号を圧縮しきい
値以下に低下させるのに十分な程入力信号が下がってお
り、回路は通常動作状態に戻る。時刻Ｃにおいては、前
置増幅器14は再び最大利得状態になり、入力信号に正確
に従う。Ｄ−Ｅの期間においては、入力信号の特性は異
なっているが、Ａ及びＢの期間と同一結果を示す。時刻
Ｆにおいては、装置は圧縮状態になり、そのレベルは20
0ms保つ。この様に、３レベル回路のしきい値転換によ
り、出力は低レベル様式に転換される。時刻Ｈにおいて
は、利得は約60msで低しきい値で安定する。時刻Ｉにお
いては、入力レベルは通常レベルに戻っており、その結
果、圧縮しきい値は通常レベルに復帰している。時刻Ｋ
においては、利得は減衰時間の後で通常レベルになる。
に示す波形を参照して説明できる。第３図に示すよう
に、時刻Ａまでは、前置増幅器14は最大利得の状態であ
る。出力信号が圧縮しきい値を越えていないので、何も
起こらない。時刻Ａにおいて入力信号は、音響出力が圧
縮しきい値を越えさせるのに十分な程大きくなる。そこ
で比較器24が、制御電圧32を変化させるパルスを発生す
る。従って、前置増幅器の利得が下がり、出力信号レベ
ルが下がる。時刻Ｂにおいては、出力信号を圧縮しきい
値以下に低下させるのに十分な程入力信号が下がってお
り、回路は通常動作状態に戻る。時刻Ｃにおいては、前
置増幅器14は再び最大利得状態になり、入力信号に正確
に従う。Ｄ−Ｅの期間においては、入力信号の特性は異
なっているが、Ａ及びＢの期間と同一結果を示す。時刻
Ｆにおいては、装置は圧縮状態になり、そのレベルは20
0ms保つ。この様に、３レベル回路のしきい値転換によ
り、出力は低レベル様式に転換される。時刻Ｈにおいて
は、利得は約60msで低しきい値で安定する。時刻Ｉにお
いては、入力レベルは通常レベルに戻っており、その結
果、圧縮しきい値は通常レベルに復帰している。時刻Ｋ
においては、利得は減衰時間の後で通常レベルになる。
本発明を実施するに当たり、本発明の実施例に対する
各種の代替案が用いられることを理解すべきである。本
発明を以下の請求項により限定し、それによって請求項
の範囲内にある構成及びそれらと同等なものを包含する
ことを意図している。
各種の代替案が用いられることを理解すべきである。本
発明を以下の請求項により限定し、それによって請求項
の範囲内にある構成及びそれらと同等なものを包含する
ことを意図している。
第１図は、本発明による３レベル圧縮装置の操作結果生
じる波形包絡線を説明するタイミング図である。 第２図は、本発明による３レベル圧縮装置を説明する構
成図である。 第３図は、第２図の回路操作で生じる各種の波形を説明
するタイミング図である。 12……差動入力 14……前置増幅器 18……ドライバ 22……音響出力トランスデューサ 24……ピーク検出比較器 26……しきい値復帰タイマ 28……デジタル出力 30……開始・減衰タイマ 32……制御電圧
じる波形包絡線を説明するタイミング図である。 第２図は、本発明による３レベル圧縮装置を説明する構
成図である。 第３図は、第２図の回路操作で生じる各種の波形を説明
するタイミング図である。 12……差動入力 14……前置増幅器 18……ドライバ 22……音響出力トランスデューサ 24……ピーク検出比較器 26……しきい値復帰タイマ 28……デジタル出力 30……開始・減衰タイマ 32……制御電圧
Claims (8)
- 【請求項１】電話線を通して電話受信装置で受信される
信号を表す差動入力が調節回路に加えられ、該調節回路
がまた調節された信号を、対応する音声信号を発生させ
るためのトランスジューサ素子に供給する、電話受信装
置において、 前記調節された信号と初期しきい値信号との差に対応す
る比較器出力信号を供給するために、該調節された信号
と該初期しきい値信号とを比較するための装置と、 前記比較器出力信号に応答して、該比較器出力に対応す
る可変制御電圧を供給するための装置と、 前記調節された信号に応答して、該調節された信号が、
予め選択した時間に亘り前記初期しきい値信号を越える
場合には、該初期しきい値信号を第２のしきい値信号に
転換するための装置 とから成る信号圧縮装置。 - 【請求項２】増幅された出力を供給するために、入力信
号を増幅するための増幅装置であって、該増幅装置の利
得が該増幅装置に加えられる可変制御電圧に対応する増
幅装置と、 前記増幅装置出力信号と初期しきい値信号との差に対応
する比較器出力を供給するために、該増幅された出力信
号と該初期しきい値信号とを比較するための装置と、 前記比較器出力に応答して、該比較器出力に対応する可
変制御電圧を供給するための装置 とから成る信号圧縮装置。 - 【請求項３】前記増幅された信号に応答して、該調節さ
れた信号が、予め選択した時間に亘り前記初期しきい値
を越える場合には、該初期しきい値信号を第２のしきい
値信号に転換するための装置をさらに含む、請求項２の
装置。 - 【請求項４】増幅された出力を供給するために、入力信
号を増幅するための可変利得増幅器であって、該増幅器
の利得が該増幅器に加えられる制御電圧に対応する可変
利得増幅器と、 前記増幅された出力信号と第１しきい値レベル信号とを
比較し、該電力増強出力信号が該第１しきい値レベル信
号を越える場合には、デジタル出力信号を供給するため
の比較器と、 前記デジタル出力信号に応答して、前記可変利得増幅器
に対して対応する制御電圧を発生させるためのタイミン
グ発生器と、 前記増幅された信号のレベルを検出し、該増幅された信
号が、予め選択した時間に亘り前記初期しきい値を越え
る場合には、該第１しきい値レベル信号を第２のしきい
値レベル信号に転換するための復帰装置 とから成る信号圧縮装置。 - 【請求項５】増幅された入力信号を供給するために、入
力信号を増幅するための可変利得増幅器であって、該増
幅器の利得が該増幅器に加えられる制御電圧に対応する
可変利得増幅器と、 電力増強された出力信号を供給するために、前記増幅さ
れた入力信号の電力利得を増加させるドライバと、 前記電力増強された出力信号と第１しきい値レベル信号
とを比較し、該電力増強出力信号が該第１しきい値レベ
ル信号を越える場合には、パルス状デジタル出力信号を
供給するための比較器と、 前記電力増強された出力信号のレベルを検出し、該出電
力増強信号が、予め選択した時間に亘り前記第１しきい
値レベル信号を越える場合には、該第１しきい値レベル
信号を第２のしきい値レベル信号に転換するためのしき
い値・復帰タイマと、 前記パルス状デジタル出力信号に応答して、該パルス状
デジタル出力信号に対応する制御電圧を、前記可変利得
増幅器に供給するための開始・減衰タイマ とから成る信号圧縮装置。 - 【請求項６】前記入力信号が電話線を通して受信される
差動入力信号である、請求項４の装置。 - 【請求項７】可変制御電圧を加えることにより、電話線
を通して受信する差動入力信号を増幅するための可変利
得増幅器と、 電力増強された出力信号を供給するために、前記増幅さ
れた入力信号の電力利得を増加させるドライバと、 前記電力増強出力信号が比較器の初期圧縮しきい値を越
える場合には、パルス状デジタル出力信号を供給するピ
ーク検出比較器と、 前記パルス状デジタル出力信号に応答して、可変制御電
圧発生させるための開始・減衰タイマと、 前記出電力増強力信号が、予め選択した時間に亘り前記
初期圧縮しきい値を越える場合には、前記比較器の該初
期圧縮しきい値レベル低しきい値レベルに転換するしき
い値・復帰タイマとから成る音声信号圧縮装置。 - 【請求項８】可変利得制御電圧に対応する増幅された信
号を供給するために入力信号を増幅し、 前記増幅された信号を初期しきい値レベル信号と比較
し、 該増幅された信号と前記初期しきい値レベル信号との比
較結果に基づいて前記可変利得制御電圧を変化させ、 該増幅された信号のレベルを検出し、 該増幅された信号が、予め選択した時間に亘り前記初期
しきい値レベル信号を越える場合には、該初期しきい値
レベル信号を第２のしきい値レベル信号に転換する ことから成る信号圧縮方法。
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