JP2528579Y2 - 竿置き装置 - Google Patents

竿置き装置

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JP2528579Y2
JP2528579Y2 JP805591U JP805591U JP2528579Y2 JP 2528579 Y2 JP2528579 Y2 JP 2528579Y2 JP 805591 U JP805591 U JP 805591U JP 805591 U JP805591 U JP 805591U JP 2528579 Y2 JP2528579 Y2 JP 2528579Y2
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スン シァウ チ
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スン シァウ チ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は魚釣りの際に魚が掛かる
まで釣り竿を置いておくための装置に関し、特に、船釣
りや磯釣り等のように流れの激しい場所や狭い場所で用
いるのに好適な竿置き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特に船釣りにおいて用いられる周知の竿
置き装置は、スパナやモンキーレンチ等の工具をを使用
して船側板に取り付けるものであり、極めて不便なもの
であった。加えて、竿置き装置に釣り竿を固定してしま
うと、釣り人の座る位置から釣り竿までの距離が遠く、
何うしても体を曲げて竿置き装置の位置に近づかねばな
らず、待ち時間中の疲れを倍加するものであった。ま
た、常に釣り竿を操作できる状態に居ることが困難であ
るため、流れの激しい場所や水面が荒れているとき等
に、釣り糸が引っ張られて釣り糸が竿先で切れてしまっ
たり、釣り竿を痛めてしまったりし易いものであった。
【0003】更に、船が進んでいる時は、船外に延伸し
ている釣り竿によって安全な航行や風の抵抗による偏航
等が生ずるのを回避するために、釣り竿を上げておくこ
とが必要であるが、釣り竿をあげるのに何うしても時間
と手間が掛かるものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、工具
を用いることなしに迅速かつ簡単に船側板に取り付けお
よび取り外すことができ、また、釣り人にとって好適な
位置に釣り竿をセットすることができ、更に、竿置き装
置に取り付けたままで釣り竿を簡便に操作できる竿置き
装置を提供することにある。
【0005】本考案の別の目的は、釣り竿を必要に応じ
て迅速に立てることができる一方、釣り竿を置いたとき
の釣り竿の倒し角度および釣り竿を立てるときの釣り竿
の最大立ち角度を調節自在に設定でき、それにより手放
し状態で釣りを楽しめ、かつ釣り竿を立てるときに過剰
に後方へ倒れてしまうのを防止できる竿置き装置を提供
することにある。
【0006】本考案の更に別の目的は、釣り竿の向きを
必要に応じてただちに上下左右へ自由に変えることがで
き、それにより釣糸が流れに従って移動したときにも追
随でき、また、釣糸が強い流れに引っ張られて竿先で切
れてしまうのを防止できる竿置き装置を提供することに
ある。
【0007】更に別の本考案の目的は、釣り人に魚信を
確実に伝えることのできる竿置き装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案による竿置き装置
は、船側板等に着脱自在に固定される取付け部材と、釣
り竿を着脱自在に保持するための竿保持部材と、前記取
付け部材と竿保持部材とを相互に連結しかつ所要の長さ
を有する連結ロッドとから構成される。
【0009】前記取付け部材は、船側板等を挟持するよ
う相互に離間されて配置される一対の前方および後方固
定具により構成される。該前方固定具は、連結ロッドを
その内部に摺動自在に受容する前方スリーブと、船側板
等の一面側に当接するよう前方スリーブから下方に延び
る前方固定アームと、該前方固定アームの自由端部にそ
の一端を枢動自在に装着される回転押圧板と、該回転押
圧板の自由端部側の部分を船側板等に押し付けるよう前
方固定アームに枢動自在に装着された固定レバーと、前
記前方スリーブに受容された連結ロッドを係脱自在に固
定するよう該前方スリーブに設けられた係合クランプと
から構成される。後方固定具は、その内部に連結ロッド
を摺動自在に受容する後方スリーブと、前記前方固定ア
ームと共作動して船側板等を挟持するよう相互に離間さ
れて後方スリーブから下方に延びる一対の後方固定アー
ムと、前記後方スリーブに受容された連結ロッドを係脱
自在に固定するよう該後方スリーブに設けられた係合ク
ランプとから構成される。
【0010】前記竿保持部材は、釣り竿を載置するため
のV字形受け台と、該V字形受け台上に載置された釣り
竿を着脱自在に固定するための係合リングおよび係合レ
バーと、前記連結ロッドをその内部に摺動自在に受容す
る連結スリーブと、該連結スリーブに対してV字形受け
台を枢動自在に連結するようV字形受け台から連結スリ
ーブに延びる支持板とから構成される。
【0011】前記V字形受け台は釣り竿を弾性的に載置
させるための弾性ブロックをその長手方向両端部にそれ
ぞれ有する。
【0012】前記係合リングはその一端部をV字形受け
台の長手方向中間部位に枢動自在に結合され、他端部を
回動アームの一端部に枢動自在に結合される。また、前
記係合リングの中間部位にはV字形受け台に載置された
釣り竿をV字形受け台の弾性ブロックとの間で弾性的に
保持するようその先端に弾性ブロックを備えた釣り竿ク
ランプが設けられている。
【0013】前記係合レバーはその一端部から適当に離
間した位置で回動アームの他端部に枢動自在に結合さ
れ、係合レバーの前記一端部には、V字形受け台に固着
された係合ロッドに係脱自在に係合して係合リングを開
閉自在に固定するための受け金が設けられている。
【0014】前記連結スリーブには、V字形受け台の底
面にそれぞれ当接して釣り竿を置いたときの倒し角度を
調整するための調整ねじと、釣り竿を立てるときの最大
立ち角度を調整するための調整ねじとがそれぞれ設けら
れている。
【0015】本考案による竿置き装置における竿保持部
材は、釣り竿を挿脱自在に受容する筒状受け台と、該筒
状受け台に設けられた保持スリーブに回動自在に挿入さ
れる水平部分および該水平部分の一端から垂直に下方へ
延びる垂直部分とからなる逆L字形連結ロッドと、該逆
L字形連結ロッドの垂直部分を回動自在に受容する垂直
部分および該垂直部分の下端から直角に延びかつその内
部に連結ロッドを摺動自在に受容する水平部分とからな
る逆T字形連結スリーブとから構成することもできる。
このとき、前記保持スリーブ、逆T字形連結スリーブの
垂直部分および水平部分の各々には、その内部にそれぞ
れ受容される逆L字形連結ロッドの水平部分および垂直
部分並びに連結ロッドを係脱自在に固定するための係合
クランプがそれぞれ設けられる。
【0016】本考案による竿置き装置は、アタリを感知
して釣り人に知らせるための魚信感知部材と、釣り糸を
巻くためのリール部材とを更に備えることもでき、この
とき、竿保持部材は、釣り竿を挿脱自在に受容する受け
溝付き受け台と、連結ロッドをその内部に摺動自在に受
容する連結スリーブと、該連結スリーブに対して受け溝
付き受け台を枢動自在に連結するよう受け溝付き受け台
から連結スリーブに延びる支持板と、受け溝付き受け台
に挿入された釣り竿と受け溝付き受け台の受け溝部分と
の間に必要に応じて挿入される楔ブロックとから構成さ
れる。
【0017】前記魚信感知部材は、前記竿保持部材の連
結スリーブから適当に離間された位置で連結ロッドに摺
動自在に設けられる連結スリーブと、該連結スリーブか
ら立柱する支持スリーブと、該支持スリーブに摺動自在
に受容されかつ受け溝付き受け台の底部にその頂部を当
接して支持するための支持ロッドと、該支持スリーブと
支持ロッドとの間に介在されて支持ロッドを弾性的に保
持するためのばねとから構成される。一方、前記リール
部材は、釣り糸を巻くためのリール盤と、該リール盤を
回転させるためのハンドルと、リール盤を回転自在に枢
着する回転軸ロッドと、該回転軸ロッドを固着された支
柱ロッドと、該支柱ロッドを摺動自在に受容する垂直部
分および該垂直部分の下端から直角に延びかつ受け溝付
き受け台に固着される水平部分とからなるL字形支持ス
リーブとから構成される。そして、前記L字形支持スリ
ーブの垂直部分、竿保持部材および魚信感知部材の連結
スリーブの各々には、その内部にそれぞれ受容される支
柱ロッドおよび連結ロッドを係脱自在に固定するための
係合クランプがそれぞれ設けられる。
【0018】
【作用】2つの係合クランプを緩めて前方および後方固
定具を移動させ、連結ロッドの船内への突出長さを調整
した後、前方および後方固定アームの間に船側板を挟み
付け、前記2つの係合クランプを締め付けて前方および
後方固定具を固定し、次いで、固定レバーによって回転
押圧板を船側板に押し付けることにより、本竿置き装置
が船側板に取り付けられる。
【0019】係合レバーの受け金を係合ロッドから外し
て係合リングを開け、V字形受け台上に釣り竿を置いた
後、係合レバーの受け金を係合ロッドに掛けて係合リン
グを閉じ、次いで釣り竿クランプを調節して弾性ブロッ
クを押し下げ、釣り竿をV字形受け台上に固定する。調
整ねじを回すことにより、釣り竿を置いたときの倒し角
度、釣り竿を立てるときの最大立ち角度を調整する。
【0020】V字形受け台の支持板は連結スリーブに枢
動自在に取り付けられているので、流れや風或いは船の
移動等によって竿先で釣り糸が釣り竿の向きに対して大
きな角度となるとき、V字形受け台を連結スリーブの回
りで動させて所要の向きに向けられ、また、魚が掛かっ
たときは、V字形受け台と共に釣り竿を上下動させて釣
り糸を巻き取っていく。一方、本竿置き装置から釣り竿
を外すときは、係合レバーを動かして係合リングを開け
るという一動作によって遂行される。また、本竿置き装
置を船側板から取り外すときも、固定レバーを動かして
回転押圧板を引っ込ませるという一動作によって遂行さ
れる。
【0021】筒状受け台を用いた竿保持部材では、係合
クランプを緩めることにより、筒状受け台の保持スリー
ブと逆L字形連結ロッドとの間と、逆L字形連結ロッド
と逆T字形連結スリーブとの間がそれぞれ回動自在とな
る。それにより、釣り竿は筒状受け台に保持された状態
のままで上下左右のいずれの方向にも自由に動かせるこ
とになる。
【0022】受け溝付き受け台を用いた竿保持部材で
は、特に受け溝付き受け台の筒状部分の大きさに対して
釣り竿の太さが小さいとき、受け溝付き受け台の筒状部
分に釣り竿の後端を挿入し、この釣り竿と受け溝付き受
け台の受け溝部分との間に楔ブロックを挿入することに
より釣り竿を固定する。この竿保持部材に保持される釣
り竿はリールを必要とせず、その釣り糸はリール盤に巻
かれており、ハンドルを回すことによって巻き取られ
る。
【0023】魚が掛かると、釣り糸を介して釣り竿が引
き下げられるが、このとき、受け溝付き受け台は、支持
ロッドがばねを介して支持スリーブに保持されているた
め、魚の引きに従って上下に動き、魚が掛かったことを
知らせる。
【0024】
【実施例】添付図面中、図1および図11〜図13は、
以下に述べる各実施例における竿置き装置の使用状態を
説明するための図であり、各実施例の説明においてそれ
ぞれ参照されたい。本考案の第1実施例による竿置き装
置は、図2〜図5に示すように、船側板7等に着脱自在
に固定される取付け部材1と、釣り竿を着脱自在に保持
するための竿保持部材2と、取付け部材と竿保持部材と
を相互に連結しかつ所要の長さを有する連結ロッド3と
から構成されている。
【0025】取付け部材1は、船側板7等を挟持するよ
う相互に離間されて配置される一対の前方および後方固
定具11,12により構成されている。
【0026】前方固定具11は、連結ロッド3をその内
部に摺動自在に受容する前方スリーブ112と、船側板
7等の一面側に当接するよう前方スリーブ112から下
方に延びる前方固定アーム113と、前方固定アーム1
13の自由端部にその一端を枢動自在に装着される回転
押圧板114と、回転押圧板114の自由端部側の部分
を船側板等に押し付けるよう前方固定アーム113に枢
動自在に装着された固定レバー115と、前方スリーブ
112に受容された連結ロッド3を係脱自在に固定する
よう前方スリーブ113に設けられた係合クランプ11
1とから構成される。
【0027】回転押圧板114の船側板7に接面する側
の面には、図5により詳細に示すように、船側板7への
係合をより確実にするために、ノッチ117が設けられ
ている。固定レバー115はL字形に曲げられた板状形
体を有し、L字形の角部位において前方固定アーム11
3に枢動自在に装着される。これにより固定レバー11
5は、その一方の直線部分を手で回動すると、他方の直
線部分116が回転押圧板114をノッチ117側方向
へ回動させる。
【0028】後方固定具12は、その内部に連結ロッド
3を摺動自在に受容する後方スリーブ122と、前方固
定アーム113と共作動して船側板等を挟持するよう相
互に離間されて後方スリーブ122から下方に延びる一
対の後方固定アーム123と、後方スリーブ122に受
容された連結ロッド3を係脱自在に固定するよう後方ス
リーブ122に設けられた係合クランプ121とから構
成される。後方固定アーム123は、図5により詳細に
示すように、前方固定アーム113に向かう端縁に前方
固定アームのノッチ117と同様なノッチ124が形成
される。
【0029】竿保持部材2は、釣り竿4を載置するため
のV字形受け台21と、V字形受け台21上に載置され
た釣り竿4を着脱自在に固定するための係合リング23
および係合レバー24と、連結ロッド3をその内部に摺
動自在に受容する連結スリーブ22と、連結スリーブ2
2に対してV字形受け台21を枢動自在に連結するよう
V字形受け台21から連結スリーブ22に延びる支持板
211とから構成される。
【0030】V字形受け台21は釣り竿を弾性的に載置
させるための弾性ブロック212をその長手方向両端部
にそれぞれ有する。
【0031】係合リング23はその一端部をV字形受け
台21の長手方向中間部位に枢動自在に結合され、他端
部を回動アーム235の一端部に枢動自在に結合され
る。係合リング23の中間部位には支持板236が固着
されており、支持板236には、V字形受け台21に載
置された釣り竿をV字形受け台の弾性ブロック212と
の間で弾性的に保持するよう、その先端に弾性ブロック
234を備えた釣り竿クランプ233が設けられる。釣
り竿クランプ233には、釣り竿クランプ233の釣り
竿固定位置を保持するための回転レバー232が設けら
れる。
【0032】係合レバー24はその一端部213から適
当に離間した位置で回動アーム235の他端部に枢動自
在に結合される。係合レバー24の一端部には、V字形
受け台21に固定板213を介して固着された係合ロッ
ド231に係脱自在に係合して係合リング23を開閉自
在に固定するための受け金241が設けられる。係合レ
バー24の中間部位には、図13のU、VおよびWによ
り明確に示すように、係合ロッド231と受け金241
との間の係合状態を調節するための調節ねじ242と、
調節ねじ242の調節位置を固定するための固定ねじ2
43とが設けられる。
【0033】連結スリーブ22には、V字形受け台21
の底面にそれぞれ当接して釣り竿を置いたとき(図4に
示す状態)の倒し角度を調整するための調整ねじ222
と、釣り竿を立てるとき(図3の竿保持部材のみが仮想
線で示されている状態)の最大立ち角度を調整するため
の調整ねじ223とがそれぞれ設けられる。連結スリー
ブ22にはまた係合クランプ221が設けられ、その内
部に摺動自在に受容される連結ロッド3を係脱自在に固
定する。
【0034】連結ロッド3には、図3に明示するよう
に、その前方端(図の右端)に停止ねじ31が設けられ
ており、連結ロッド3に摺動自在に装着された前方固定
具11が抜け落ちるのを防止している。
【0035】上述の如く構成された本考案による竿置き
装置は、図5に示すように、前方および後方固定具11
および12の各係合クランプ111および121を緩
め、前方および後方固定具11および12を連結ロッド
3上で摺動自在な状態にする。次いで、前方および後方
固定アーム113および123間で船側板7を挟持する
よう本竿置き装置を載置する。この状態で連結ロッド3
を移動させ、図1のB、CおよびDに示すように、釣り
人と釣り竿とが所望の位置関係となるように設定した
後、各係合クランプ111および121を締め付けて前
方および後方固定具11および12を固定する。
【0036】次いで、固定レバー115を回し、固定レ
バーの直線部分116によって回転押圧板114を船側
板7に押し付け、前方および後方固定アーム113およ
び123間での船側板7の挟持作用を確保する。このと
き、前方固定アーム113と一対の後方固定アーム12
3の3点で船側板7を挟持することにより、その取付け
方向を確実に保持すると共に、前方および後方固定アー
ム113および123の相互に対面する側に設けられた
ノッチ117および124によって船側板7の挟持をよ
り確実なものにする。
【0037】船側板7への取付けが終了すると、図13
のTに示すように、係合レバー24を回して受け金24
1を係合ロッド231から外し、係合リング23を開け
て釣り竿4をV字形受け台21に載置する。その後、再
び係合レバー24を回して受け金241を係合ロッド2
31に係合させて係合リング23を閉じ、次いで、図1
3のSに示すように、調整ねじ233を回し、V字形受
け台21および調整ねじ233の弾性ブロック212お
よび234間で釣り竿を弾性的に保持して固定する。
【0038】釣り竿を固定した後、図3、図4および図
12に明示するように、調整ねじ222を回して、釣り
竿を倒したとき、例えば、魚が掛かるまで釣り竿を置い
ているときの釣り竿の倒し角度を調整し、かつ、調整ね
じ223を回して、釣り竿を立てたとき、例えば、魚を
取り込むために釣り竿を引いたり、移動や納竿のために
釣り竿を立てるときの釣り竿の最大立ち角度を調整する
ことにより、釣り竿のセッティングが完了する。かくし
て本竿置き装置にセットされた釣り竿は、例えば、水面
が荒れているときは、図11のNに示すようなより高く
持ち上げた状態で保持する一方、シャクリやアワセのた
めに釣り竿を上下に振り動かすときは、本竿置き装置に
セットされたままで動かされる。
【0039】また、図1のAに示すように、流れや風等
によって釣り糸が竿先ガイドの向きに対して斜めに引っ
張られたとき(この状態が釣り糸が竿先で切れてしまい
易い状態)、連結スリーブ22の係合クランプ221を
緩め、竿先ガイドの向きが釣り糸の向きと合致するよう
にV字形受け台21を連結ロッド3の回りで回動させる
ことにより、釣り糸が切られてしまうのを回避する。
【0040】一方、本竿置き装置から釣り竿を外すに
は、係合レバー24を回して受け金241を係合ロッド
231から外し、係合リング23を開けることにより取
り外せる。また、本竿置き装置を船側板から外すには、
前方固定具の固定レバー115を回して回転押圧板11
4を船側板7から離すことにより、或いは、前方または
後方固定具の係合クランプ111または121を回して
前方および後方固定具11および12間の間隔を広げる
ことにより取り外せる。
【0041】図6および図7は、本考案の別の実施例を
示す図で、前記実施例において説明した竿保持部材の構
造形体が異なる以外、前記実施例と同様である。
【0042】この実施例の竿置き装置における竿保持部
材5は、釣り竿4を挿脱自在に受容する筒状受け台53
と、筒状受け台53に設けられた保持スリーブ55に回
動自在に挿入される水平部分および該水平部分の一端か
ら垂直に下方へ延びる垂直部分とからなる逆L字形連結
ロッド52と、逆L字形連結ロッド52の垂直部分を回
動自在に受容する垂直部分および該垂直部分の下端から
直角に延びかつその内部に連結ロッド3を摺動自在に受
容する水平部分とからなる逆T字形連結スリーブ51と
から構成される。
【0043】保持スリーブ55、逆T字形連結スリーブ
51の垂直部分および水平部分の各々には、その内部に
それぞれ受容される逆L字形連結ロッド52の水平部分
および垂直部分並びに連結ロッド3を係脱自在に固定す
るための係合クランプ54がそれぞれ設けられる。筒状
受け台53はその後端部(図7の左端部)に停止ねじ3
1が配設されており、筒状受け台53に挿入された釣り
竿4が筒状受け台53の後端部から更に後方へ突出する
のを防止している。この実施例の竿置き装置は、前記第
1実施例と同様にして船側板に取り付けられるが、釣り
竿4はその後端部を竿保持部材5に挿入されて保持され
ている。
【0044】この実施例における特色は、筒状受け台5
3が逆L字形連結ロッド52に対して垂直方向へ枢動自
在に連結されると共に、逆L字形連結ロッド52が逆T
字形連結スリーブ51に回動自在に結合されることによ
り水平方向へ枢動自在に連結されることにある。これに
より筒状受け台53は、前記実施例で述べたように、水
流等によって釣り糸が釣り竿の方向に対して大きな角度
を有する場合、釣り竿を竿置き装置から外すことなく、
図1のE、FおよびGに示すように、釣り竿の方向を、
釣り竿を取り外すことなく、釣り糸の流された方向へ合
わせられる。この場合においても、前記実施例で述べた
と同様に、係合クランプ54を緩めて逆T字形連結スリ
ーブ51を回動可能にし、筒状受け台53を回動するこ
とによっても対応できる。
【0045】図8〜図10は本考案の更に別の実施例を
示す図で、第2実施例と同様に竿保持部材の構造形体が
異なる外に、釣り糸を巻き付けるリール部材と、アタリ
があったことを知らせるための魚信感知部材67とを備
えている点に特色を有するものである。
【0046】この実施例における竿保持部材6は、釣り
竿の後端部を挿脱自在に受容する筒状部分と該筒状部分
から前方延びる半円筒状の受け溝部分631とからなる
受け溝付き受け台63と、連結ロッド3をその内部に摺
動自在に受容する連結スリーブ64と、連結スリーブ6
4に対して受け溝付き受け台63を枢動自在に連結する
よう受け溝付き受け台63から連結スリーブ3に延びる
支持板641と、受け溝付き受け台63に載置された釣
り竿4と受け溝付き受け台の受け溝部分631との間に
必要に応じて挿入される楔ブロック65とから構成され
る。
【0047】魚信感知部材67は、竿保持部材の連結ス
リーブ64から適当に離間された位置で連結ロッド3に
摺動自在に設けられる連結スリーブ674と、連結スリ
ーブ674から立柱する支持スリーブ671と、支持ス
リーブ671に摺動自在に受容されかつ受け溝付き受け
台63の底部にその頂部を当接して支持するための支持
ロッド673と、支持スリーブ671と支持ロッド67
3との間に介在されて支持ロッド673を弾性的に保持
するためのばね672とから構成される。
【0048】前記リール部材は、釣り糸を巻くためのリ
ール盤61と、リール盤61を回転させるためのハンド
ル611と、リール盤61を回転自在に枢着する回転軸
ロッド612と、回転軸ロッド612を固着された支柱
ロッド613と、支柱ロッド613を摺動自在に受容す
る垂直部分および該垂直部分の下端から直角に延びかつ
受け溝付き受け台63に固着される水平部分とからなる
L字形支持スリーブ62とから構成される。
【0049】L字形支持スリーブ62の垂直部分、竿保
持部材の連結スリーブ64および魚信感知部材の連結ス
リーブ674の各々には、その内部にそれぞれ受容され
る支柱ロッド613および連結ロッド3を係脱自在に固
定するための係合クランプ66がそれぞれ設けられてい
る。
【0050】楔ブロック65は、受け溝付き受け台の受
け溝部分631の内周面に対応した外周面を有しかつそ
の一端から他端にむかって漸次に減少された高さを有す
るブロック部651と、ブロック部651の高さの高い
側の端部に取着された引き糸652とから構成される。
【0051】この実施例では、通常、リールのない釣り
竿4が載置され、リール盤61に巻かれた釣り糸を用い
て釣りを行う。釣り竿4はその後端部が受け溝付き受け
台63の筒状部分に挿入または係合できる大きさのもの
であればどのような大きさのものでもよい。そのため、
釣り竿が細い場合、釣り竿が抜け落ちてしまうのを防止
するために、図10に示すように、釣り竿4と受け溝部
分631との間に楔ブロック65が挿入される。挿入さ
れた楔ブロック65は引き糸652を持って引くことに
より引き抜かれる。
【0052】釣り竿4を受け溝付き受け台63に取り付
け、釣り竿を倒したとき、受け溝付き受け台63は魚信
感知部材67の支持ロッド673に当接して保持され
る。アタリがあると、釣り竿4は魚の引きによって上下
に動くが、このとき、支持ロッド673がばね672に
よって弾性的に支持されているため、その上下動が増幅
され、釣り人にアタリがあったことをより確実に伝え
る。
【0053】
【考案の効果】本考案によれば、2つの係合クランプ1
11,121を緩めて前方および後方固定具11,12
を移動させ、連結ロッド3の船内への突出長さを調整し
た後、前方および後方固定アーム113,123の間に
船側板7を挟み付け、前記2つの係合クランプを締め付
けて前方および後方固定具11,12を固定し、次い
で、固定レバー116によって回転押圧板114を船側
板に押し付けることにより、本竿置き装置を船側板に取
り付けるため、工具をまったく必要とせずに、本竿置き
装置を簡単かつ確実に取り付けることができるものであ
る。
【0054】また、係合レバー24の受け金を係合ロッ
ドから外すことにより係合リング23を簡単に開けるこ
とができ、V字形受け台21上に釣り竿を置いた後、係
合レバー24の受け金を係合ロッドに掛けて係合リング
23を閉じ、次いで釣り竿クランプ233を調節して弾
性ブロックを押し付けることにより、釣り竿をV字形受
け台21上に弾性的に固定することができ、外部からの
衝撃等によって釣り竿が不要に破損されたり折れてしま
うのを防止でき、加えて、調整ねじ221,222を回
すことにより、釣り竿を置いたときの倒し角度、釣り竿
を立てるときの最大立ち角度を調整して釣り人の好みに
合った状態で釣りを行うことができる。
【0055】また、V字形受け台21の支持板は連結ス
リーブ3に枢動自在に取り付けられているので、流れや
風或いは船の移動等によって竿先で釣り糸が釣り竿の向
きに対して大きな角度となるとき、V字形受け台21を
連結スリーブ3の回りで動して所要の向きに向けること
ができるため、竿先で釣り糸が切られてしまうのを確実
に防止でき、また、魚が掛かったとき、V字形受け台2
1と共に釣り竿を上下動させて釣り糸を巻き取っていく
ことができる。更に、本竿置き装置から釣り竿を外すと
きは、係合レバー24を動かして係合リング23を開け
るという一動作によって遂行できるため、釣り竿操作に
対する釣り人の要求に即応でき、また、固定レバー23
を動かして回転押圧板を引っ込ませるという一動作によ
って遂行できるため、本竿置き装置を船側板から簡単に
取り外すことができる。
【0056】加えて、筒状受け台53を用いた竿保持部
材5では、係合クランプ54を緩めることにより、筒状
受け台の保持スリーブ55と逆L字形連結ロッド52と
の間と、逆L字形連結ロッド52と逆T字形連結スリー
ブ51との間がそれぞれ回動自在となり、それにより、
筒状受け台53を上下左右のいずれの方向にも自由にも
動かせるため、釣り人は釣り竿を筒状受け台53に保持
させた状態のままで自由に操ることができる。
【0057】更に、受け溝付き受け台63を用いた竿保
持部材6では、釣り竿の後端を受け溝付き受け台の筒状
部分に挿入し、受け溝付き受け台の受け溝部分631と
釣り竿との間に楔ブロック65を挿入することにより釣
り竿を固定できるため、受け溝付き受け台63の筒状部
分の大きさと釣り竿の太さとが異なるとき、特に、釣り
竿の太さが小さいときであっても、確実に釣り竿を保持
することができる。また、この竿保持部材6ではその釣
り糸がリール盤に巻かれて用意されていることにより、
高価なリール付き釣り竿でなくとも使用できる。
【0058】更にまた、受け溝付き受け台63は、魚信
感知部材67を備えていることにより、魚の引きに従っ
て釣り竿を上下により大きく動くため、魚が掛かったこ
とを確実に釣り人に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の使用状態を示す模式的な図で
ある。
【図2】本考案の実施例による竿置き装置の組立状態を
示す図である。
【図3】図2に示す竿置き装置の平面図である。
【図4】図2に示す竿置き装置の使用状態を示す図であ
る。
【図5】図2に示す竿置き装置の使用状態を示す図であ
る。
【図6】本考案の別の実施例による竿置き装置を示す図
である。
【図7】図6に示す竿置き装置の平面図である。
【図8】本考案のまた別の実施例による竿置き装置を示
す図である。
【図9】図8に示す竿置き装置の平面図である。
【図10】図8に示す竿置き装置の要部を示す部分図で
ある。
【図11】図2、図6および図8に示す実施例の使用状
態を示す模式的な図である。
【図12】図2に示す竿置き装置の操作を説明するため
の図である。
【図13】図2に示す竿置き装置における竿保持部材の
動きを説明するための図である。
【符号の説明】
1 取付け部材 2,5,6 竿保持部材 3 連結ロッド 11 前方固定具 12 後方固定具 21 V字形受け台 23 係合リング 24 係合レバー 53 筒状受け台 61 リール盤 63 受け溝付き受け台 65 楔ブロック 67 魚信感知部材 113 前方固定アーム 114 回転押圧板 115 固定レバー 123 後方固定アーム

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船側板等に着脱自在に固定される取付け
    部材(1)と、釣り竿を着脱自在に保持するための竿保
    持部材(2)と、取付け部材と竿保持部材とを相互に連
    結しかつ所要の長さを有する連結ロッド(3)とから構
    成され、 前記取付け部材(1)は、船側板等を挟持するよう相互
    に離間されて配置される一対の前方および後方固定具
    (11,12)により構成され、 前方固定具(11)は、連結ロッドをその内部に摺動自
    在に受容する前方スリーブ(112)と、船側板等の一
    面側に当接するよう前方スリーブから下方に延びる前方
    固定アーム(113)と、前方固定アームの自由端部に
    その一端を枢動自在に装着される回転押圧板(114)
    と、回転押圧板の自由端部側の部分を船側板等に押し付
    けるよう前方固定アームに枢動自在に装着された固定レ
    バー(115)と、前方スリーブに受容された連結ロッ
    ドを係脱自在に固定するよう該前方スリーブに設けられ
    た係合クランプ(111)とから構成され、 後方固定具(12)は、その内部に連結ロッド(3)を
    摺動自在に受容する後方スリーブ(122)と、前記前
    方固定アームと共作動して船側板等を挟持するよう相互
    に離間されて後方スリーブから下方に延びる一対の後方
    固定アーム(123)と、後方スリーブに受容された連
    結ロッドを係脱自在に固定するよう該後方スリーブに設
    けられた係合クランプ(121)とから構成され、 前記竿保持部材(2)は、釣り竿を載置するためのV字
    形受け台(21)と、V字形受け台上に載置された釣り
    竿を着脱自在に固定するための係合リング(23)およ
    び係合レバー(24)と、連結ロッドをその内部に摺動
    自在に受容する連結スリーブ(22)と、該連結スリー
    ブに対してV字形受け台を枢動自在に連結するようV字
    形受け台から連結スリーブに延びる支持板(211)と
    から構成され、 V字形受け台(21)は釣り竿を弾性的に載置させるた
    めの弾性ブロック(212)をその長手方向両端部にそ
    れぞれ有し、 係合リング(23)はその一端部をV字形受け台の長手
    方向中間部位に枢動自在に結合され、他端部を回動アー
    ム(235)の一端部に枢動自在に結合され、そしてそ
    の中間部位にはV字形受け台に載置された釣り竿をV字
    形受け台の弾性ブロックとの間で弾性的に保持するよう
    その先端に弾性ブロック(234)を備えた釣り竿クラ
    ンプ(233)が設けられており、 係合レバー(24)はその一端部から適当に離間した位
    置で回動アーム(235)の他端部に枢動自在に結合さ
    れ、係合レバーの前記一端部にはV字形受け台に固着さ
    れた係合ロッド(231)に係脱自在に係合して係合リ
    ングを開閉自在に固定するための受け金(241)が設
    けられており、 連結スリーブ(22)には、V字形受け台の底面にそれ
    ぞれ当接して釣り竿を置いたときの倒し角度を調整する
    ための調整ねじ(222)と、釣り竿を立てるときの最
    大立ち角度を調整するための調整ねじ(223)とがそ
    れぞれ設けられていることを特徴とする竿置き装置。
  2. 【請求項2】 船側板等に着脱自在に固定される取付け
    部材(1)と、釣り竿を着脱自在に保持するための竿保
    持部材(5)と、取付け部材と竿保持部材とを相互に連
    結しかつ所要の長さを有する連結ロッド(3)とから構
    成され、 前記取付け部材(1)は、船側板等を挟持するよう相互
    に離間されて配置される一対の前方および後方固定具
    (11,12)により構成され、 前方固定具(11)は、連結ロッドをその内部に摺動自
    在に受容する前方スリーブ(112)と、船側板等の一
    面側に当接するよう前方スリーブから下方に延びる前方
    固定アーム(113)と、前方固定アームの自由端部に
    その一端を枢動自在に装着される回転押圧板(114)
    と、回転押圧板の自由端部側の部分を船側板等に押し付
    けるよう前方固定アームに枢動自在に装着された固定レ
    バー(115)と、前方スリーブに受容された連結ロッ
    ドを係脱自在に固定するよう該前方スリーブに設けられ
    た係合クランプ(111)とから構成され、 後方固定具(12)は、その内部に連結ロッド(3)を
    摺動自在に受容する後方スリーブ(122)と、前記前
    方固定アームと共作動して船側板等を挟持するよう相互
    に離間されて後方スリーブから下方に延びる一対の後方
    固定アーム(123)と、後方スリーブに受容された連
    結ロッドを係脱自在に固定するよう該後方スリーブに設
    けられた係合クランプ(121)とから構成され、 前記竿保持部材(5)は、釣り竿を挿脱自在に受容する
    筒状受け台(53)と、筒状受け台に設けられた保持ス
    リーブ(55)に回動自在に挿入される水平部分および
    該水平部分の一端から垂直に下方へ延びる垂直部分とか
    らなる逆L字形連結ロッド(52)と、逆L字形連結ロ
    ッドの垂直部分を回動自在に受容する垂直部分および該
    垂直部分の下端から直角に延びかつその内部に連結ロッ
    ド(3)を摺動自在に受容する水平部分とからなる逆T
    字形連結スリーブ(51)とから構成され、 前記保持スリーブ(55)、逆T字形連結スリーブ(5
    1)の垂直部分および水平部分の各々には、その内部に
    それぞれ受容される逆L字形連結ロッド(52)の水平
    部分および垂直部分並びに連結ロッド(3)を係脱自在
    に固定するための係合クランプ(54)がそれぞれ設け
    られていることを特徴とする竿置き装置。
  3. 【請求項3】 船側板等に着脱自在に固定される取付け
    部材(1)と、釣り竿を着脱自在に保持するための竿保
    持部材(6)と、取付け部材と竿保持部材とを相互に連
    結しかつ所要の長さを有する連結ロッド(3)と、アタ
    リを感知して釣り人に知らせるための魚信感知部材(6
    7)と、釣り糸を巻くためのリール部材から構成され、 前記取付け部材(1)は、船側板等を挟持するよう相互
    に離間されて配置される一対の前方および後方固定具
    (11,12)により構成され、 前方固定具(11)は、連結ロッドをその内部に摺動自
    在に受容する前方スリーブ(112)と、船側板等の一
    面側に当接するよう前方スリーブから下方に延びる前方
    固定アーム(113)と、前方固定アームの自由端部に
    その一端を枢動自在に装着される回転押圧板(114)
    と、回転押圧板の自由端部側の部分を船側板等に押し付
    けるよう前方固定アームに枢動自在に装着された固定レ
    バー(115)と、前方スリーブに受容された連結ロッ
    ドを係脱自在に固定するよう該前方スリーブに設けられ
    た係合クランプ(111)とから構成され、 後方固定具(12)は、その内部に連結ロッド(3)を
    摺動自在に受容する後方スリーブ(122)と、前記前
    方固定アームと共作動して船側板等を挟持するよう相互
    に離間されて後方スリーブから下方に延びる一対の後方
    固定アーム(123)と、後方スリーブに受容された連
    結ロッドを係脱自在に固定するよう該後 方スリーブに設
    けられた係合クランプ(121)とから構成され、 前記 竿保持部材(6)は、釣り竿を挿脱自在に受容する
    受け溝付き受け台(63)と、連結ロッド(3)をその
    内部に摺動自在に受容する連結スリーブ(64)と、連
    結スリーブに対して受け溝付き受け台を枢動自在に連結
    するよう受け溝付き受け台から連結スリーブに延びる支
    持板(641)と、受け溝付き受け台に挿入された釣り
    竿と受け溝付き受け台の受け溝部分との間に必要に応じ
    て挿入される楔ブロック(65)とから構成され、 前記魚信感知部材(67)は、前記竿保持部材の連結ス
    リーブ(64)から適当に離間された位置で連結ロッド
    に摺動自在に設けられる連結スリーブ(674)と、該
    連結スリーブから立柱する支持スリーブ(671)と、
    支持スリーブに摺動自在に受容されかつ受け溝付き受け
    台(63)の底部にその頂部を当接して支持するための
    支持ロッド(673)と、支持スリーブと支持ロッドと
    の間に介在されて支持ロッドを弾性的に保持するための
    ばね(672)とから構成され、前記リール部材は、釣
    り糸を巻くためのリール盤(61)と、リール盤を回転
    させるためのハンドル(611)と、リール盤を回転自
    在に枢着する回転軸ロッド(612)と、回転軸ロッド
    を固着された支柱ロッド(613)と、支柱ロッドを摺
    動自在に受容する垂直部分および該垂直部分の下端から
    直角に延びかつ受け溝付き受け台(63)に固着される
    水平部分とからなるL字形支持スリーブ(62)とから
    構成され、 前記L字形支持スリーブ(62)の垂直部分、竿保持部
    材の連結スリーブ(64)および魚信感知部材の連結ス
    リーブ(674)の各々には、その内部にそれぞれ受容
    される支柱ロッド(613)および連結ロッド(3)を
    係脱自在に固定するための係合クランプ(66)がそれ
    ぞれ設けられていることを特徴とする竿置き装置。
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JP2009183222A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Fuji Kogyo Co Ltd 釣竿用穂先保護カバー
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