JP2528484Y2 - 麻雀用マット - Google Patents

麻雀用マット

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JP2528484Y2
JP2528484Y2 JP2097093U JP2097093U JP2528484Y2 JP 2528484 Y2 JP2528484 Y2 JP 2528484Y2 JP 2097093 U JP2097093 U JP 2097093U JP 2097093 U JP2097093 U JP 2097093U JP 2528484 Y2 JP2528484 Y2 JP 2528484Y2
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mahjong
mat
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adhered
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JP2097093U
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JPH0674192U (ja
Inventor
芳雄 佐藤
Original Assignee
三芳物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、麻雀台の上面に接着
して使用する麻雀用マットに係り、収縮が極めて少な
く、製造時に寸法に狂いの生じない麻雀用マットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、麻雀台の上面に接着して使用する
麻雀用マットとして、合成ゴム或いは塩化ビニール等の
シートの上面に起毛布を接着したものが提供されてい
る。このような麻雀用マットは、麻雀台の盤面に合わせ
て所定の寸法形状に裁断した後、麻雀台の盤面に接着す
るものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、合成ゴムや塩
化ビニールから形成されている麻雀用マットは、所定の
寸法形状に裁断した後、収縮しやすく、盤面に接着する
ときには当初の寸法よりかなり小さくなっており、麻雀
台の枠部と麻雀マットの周縁部の間に隙間が出来てしま
った。そして、その隙間があまりに大きくなり見栄えの
悪い場合には、その麻雀マットは不良品として処分しな
ければならず、材料を無駄にすることにもなった。
【0004】このような寸法不良を防ぐため、予め収縮
を計算して所定の寸法より大きく裁断する方策がとられ
ているが、シートの厚さや室温によって収縮の度合いが
変化するため正確な寸法の見極めが難しく、麻雀台盤面
の接着位置にぴったり合うように裁断することは困難で
あった。
【0005】また、予想外に収縮が少なく所定寸法より
大きくなることもしばしばあり、その場合は麻雀マット
の周囲をカットして寸法を修正しなければならず、工程
が増えて手間がかかった。
【0006】そこで、この考案は、上述した不都合な点
等に鑑み、収縮が極めて少なく、手間なく簡単に麻雀台
盤面の接着位置に寸法を合わせることができ、収縮によ
る寸法不良の発生しない麻雀用マットの提供を課題とし
て案出されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このためこの考案は、麻
雀台の上面に接着して使用する麻雀用マットにおいて、
マット本体は、合成ゴム或いは塩化ビニール等の弾性シ
ートと、この弾性シートの上面に接着される合成繊維の
保護シートとからなり、前記弾性シートには、少なくと
も一方の面にガラス繊維を被着、及び、或いはガラス繊
維を包容せしめたことにより上記課題を解決する。
【0008】
【作用】しかしてこの考案は、弾性シートの少なくとも
一方の面に被着、及び、或いは弾性シートに包容された
ガラス繊維が、中心に向かって収縮しようとする弾性シ
ートの合成ゴム或いは塩化ビニール等の組織を束縛する
ことで、弾性シートの収縮を阻止する。したがって、こ
の麻雀用マットは、裁断後に収縮が極めて少ないので、
収縮が原因で発生する寸法不良は防止され、麻雀台の盤
面に所定寸法通りにぴったり接着され、手間なく簡単に
麻雀台の盤面をきれいに仕上げられる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの考案の実施例を説
明すると次の通りである。図において示す符号1は、麻
雀台の盤面上に接着して使用するマット本体である。こ
のマット本体1は、主たる構成として、合成ゴムの弾性
材から成る弾性シート2と、弾性シート2の上面に接着
した合成繊維の保護シート3とからなる。
【0010】保護シート3には、表面全体に多数のルー
プを細密状に立設してなるループ部4が形成されてい
る。このループ部4は、 1本又は 2本以上の糸でループ
を作り、そのループに引っ掛けて次の新しいループを作
ることを継続し、順次ループを平面状に連続して布地を
形成する、いわゆるメリヤス編みにより形成している。
【0011】そして、このように形成した保護シート3
のループ部4は、起立した一つ一つのループのバネ作用
によって遊戯中の牌の衝撃を緩和して、牌及び麻雀台の
盤面を保護すると共に、牌に付着した汚れを吸着して牌
を清浄にするものである。
【0012】弾性シート2の上面には、網状に形成した
ガラス繊維5が被着され、また、弾性シート2の厚みの
中程には、同じく網状に形成したガラス繊維5が挟み込
まれた状態で包容されている。これらガラス繊維5は、
ガラス繊維の糸を複数縦横に略直角に交差させて網状に
形成したものであり、弾性シート2の製造工程中、合成
ゴムが未固化のうちに被着或いは包容されて弾性シート
2と一体的に固着している。
【0013】更に、これらガラス繊維5は、マット本体
1を麻雀台の盤面に合わせて所定寸法の正方形に裁断し
た際に、一方のガラス繊維5の各糸が正方形の各辺と平
行になり、また、他方のガラス繊維5の各糸が正方形の
対角線と平行になるよう付設されている。
【0014】また、弾性シート2の下面には、マット本
体1を麻雀台の盤面に接着するための接着剤6が塗布さ
れており、この接着剤6に対して剥離自在な剥離紙7が
貼着されている。すなわち、マット本体1は、この剥離
紙7を剥がして、保護シート3のループ部4を上面とし
て接着するものである。
【0015】このように形成したマット本体1は、図1
に示すごとく、麻雀台の盤面に合わせて所定寸法の正方
形に裁断したときに、弾性シート2に被着或いは包容さ
れた網状のガラス繊維5が、中心に向かって収縮しよう
とする弾性シート2の合成ゴムの組織を束縛し、収縮を
阻止する。したがって、このマット本体1は、裁断後に
収縮することが極めて少なく、麻雀台の盤面に所定寸法
通り隙間なく接着でき、麻雀台の盤面を見栄えよく仕上
げ、収縮が原因の寸法不良の発生もない。
【0016】しかも、この実施例では、マット本体1を
正方形に裁断した際に、一方のガラス繊維5の各糸が正
方形の各辺と平行になり、且つ、他方のガラス繊維5の
各糸が正方形の対角線と平行になるよう付設したから、
マット本体1において正方形の各辺に沿う方向で収縮し
ようとする力と正方形の対角線に沿う方向で収縮しよう
とする力とを遮断でき、多方向の収縮を阻止して収縮率
を抑えることができた。
【0017】実際、この弾性シート2の試験を行ったと
ころ、従来の弾性シートの収縮率の5分の 1以下にまで
収縮率が抑えられた。
【0018】図3に示したものは、他の実施例の麻雀用
マットのマット本体11であり、このマット本体11
は、弾性シート12の中に顆粒状のガラス繊維13を混
合した状態で包容した上、弾性シート12の上下両面に
網状のガラス繊維14を被着して形成したものであり、
顆粒状のガラス繊維13と網状のガラス繊維14とによ
り弾性シート12の収縮を抑えている。
【0019】尚、マット本体の形状、寸法、構成、弾性
シートの形状、寸法、材質、構成、保護シートの形状、
寸法、材質、構成、ガラス繊維の形状、寸法、材質、構
成は、上述した実施例に限定されないことは言うまでも
ない。
【0020】
【考案の効果】上述のごとく構成したこの考案によれ
ば、麻雀台の上面に接着して使用する麻雀用マットにお
いて、マット本体1、11は、合成ゴム或いは塩化ビニ
ール等の弾性シート2、12と、この弾性シート2、1
2の上面に接着される合成繊維の保護シート3とからな
り、前記弾性シート2、12には少なくとも一方の面に
ガラス繊維5、14を被着、及び、或いはガラス繊維
5、13を包容せしめたから、ガラス繊維5、13、1
4が、中心に向かって収縮しようとする弾性シート2、
12の合成ゴム或いは塩化ビニール等の組織を束縛する
ことで、弾性シート2、12の収縮を阻止する。したが
って、この麻雀用マットは、従来のものに比して、裁断
後に収縮することが極めて少ないから、収縮が原因で発
生する寸法不良が防止される。
【0021】加えて、収縮率が極めて低いことから、予
め正確な寸法を計算して裁断でき、麻雀台の盤面に所定
寸法通りにぴったりと接着され、修正などの手間もなく
麻雀台の盤面をきれいに仕上げることができる。
【0022】以上説明したように、この考案によれば、
弾性シートの収縮が原因で発生する麻雀マットの寸法不
良を防止でき、且つ、修正などの手間もなく麻雀台の盤
面をきれいに仕上げられ、更に、構成が簡単で安価に製
造提供できる等、実用上極めて有益な効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す一部切欠した斜視図で
ある。
【図2】この考案の実施例を示す断面図である。
【図3】この考案の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 マット本体 2 弾性シート 3 保
護シート 4 ループ部 5 ガラス繊維 6 接
着剤 7 剥離紙 11 マット本体 12 弾性シート 13ガ
ラス繊維 14 ガラス繊維

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 麻雀台の上面に接着して使用する麻雀用
    マットにおいて、マット本体は、合成ゴム或いは塩化ビ
    ニール等の弾性シートと、この弾性シートの上面に接着
    される合成繊維の保護シートとからなり、前記弾性シー
    トには、少なくとも一方の面にガラス繊維を被着、及
    び、或いはガラス繊維を包容せしめたことを特徴とする
    麻雀用マット。
JP2097093U 1993-03-30 1993-03-30 麻雀用マット Expired - Lifetime JP2528484Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0674192U JPH0674192U (ja) 1994-10-21
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