JP2528447Y2 - 自動車のシャシフレーム構造 - Google Patents

自動車のシャシフレーム構造

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JP2528447Y2
JP2528447Y2 JP1988066668U JP6666888U JP2528447Y2 JP 2528447 Y2 JP2528447 Y2 JP 2528447Y2 JP 1988066668 U JP1988066668 U JP 1988066668U JP 6666888 U JP6666888 U JP 6666888U JP 2528447 Y2 JP2528447 Y2 JP 2528447Y2
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光洋 加茂
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は自動車のシャシフレーム構造に関し、特に、
自動車の車輪をジャッキアップするためのジャッキアッ
プポイントを備えたシャシフレーム構造に関する。
b.従来の技術とその課題 自動車の整備時や車輪交換時等には、通常、ガレージ
ジャッキ等を用いて自動車の車輪をジャッキアップする
ようにしているが、ジャッキを当てがうジャッキアップ
ポイントとしてはシャシフレーム自体の一部や各種のサ
スペンション部品(例えば、バンジョー又はディファレ
ンシャルギアのケーシング等)が利用されている。
しかし、従来では、ジャッキアップポイントは車種に
応じて予め指定されているものの、ジャッキアップ専用
部材が設けられているわけではなく、自動車部品の一部
をジャッキアップポイントとして利用するようにしてい
るため、ジャッキアップポイントは或る程度の広さをも
った領域であり特定されていないのが実状である。その
ため、作業者がその領域内の任意の箇所を選んでジャッ
キアップ作業を行なった場合、ジャッキ上における自動
車の保持状態が不安定となるおそれがあった。
本考案はこのような実状に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、ジャッキアップすべき位置(ジャッキ
アップポイント)を作業者に容易かつ確実に認知せしめ
得ると共に、自動車のジャッキアップポイントとジャッ
キとの位置決めを正確に行ない得て、しかもジャッキの
作動頭部上において自動車が不安定になったり或いは作
動頭部に対して自動車のシャシフレームが位置ずれして
ジャッキアップポイントから外れてしまう等の不具合を
生じることなく安定性良くジャッキアップできるように
した自動車のシャシフレーム構造を提供することにあ
る。
c.課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために、本考案においては、一
枚の矩形鋼板をプレス成形して成るものであって、中央
部に半球状の第1の突出部を有すると共に、前記第1の
突出部の左右両側において互いに平行に長手状に延びる
一対の第2の突出部を有し、かつ、前記第1の突出部が
前記第2の突出部より高く突出すると共に、前記第1及
び第2の突出部が水平面から同方向に突出された側の形
状がジャッキの作動頭部の形状に一致するように成形し
たジャッキ位置決め用兼ジャッキ係合用のプレートを、
シャシフレームのサイドメンバの下面の平坦部の複数箇
所に溶着するようしている。
以下、本考案の一実施例に付き図面を参照して説明す
る。
第1図は四輪自動車1のシャシフレーム2を下方から
見た状態の概略傾斜図であり、第2図は前記シャシフレ
ーム2を上方から見た詳細図である。第1図及び第2図
に示すように、シャシフレーム2は互いに平行状に配設
された左右一対のサイドメンバ3a,3bと、これらのサイ
ドメンバ3a,3b間に架設されたクロスメンバ4a,4b,4c,4
d,4e,4fとから構成されており、サイドメンバ3a,3bの下
面5a,5bには各2箇所(第1図及び第2図において斜線
で示す計4箇所A)にジャッキ位置決め用兼ジャッキ係
合用のプレート6が溶着されている。
上述のプレート6は、一枚の矩形鋼板をプレス成形し
て成るものであって、第3図〜第6図に示すように、プ
レート6の中央部分には半球状の第1の突出部7が形成
されると共に、プレートの左右両側には互いに平行状に
延びる一対の第2の突出部8,9が形成されている。な
お、これらの突出部7,8,9はプレート6の水平面から同
方向に突出されており、突出部7,8,9が形成されている
側のプレート面6aは第4図に示す如くジャッキ10の作動
頭部10aの形状に一致するように構成されている。この
場合、第1の突出部7が第2の突出8,9よりも高く突出
されている。このような高さ関係にしたのは、プレート
6に対するジャッキ10の作動頭部10aの位置決めは比較
的小さな突出部で足りる反面、ジャッキアップ時の安定
保持のためには比較的大きな突出部を用いた方が有利だ
からである。4つのプレート6をサイドメンバ3a,3bの
下面5a,5bに溶着するに当っては、四輪自動車1をジャ
ッキアップするための最良の箇所を予め実験等によって
求めておき、それに対応する部分に、突出部7〜9が形
成されているプレート面6aとは反対側のプレート面6bを
当てがい、その両側を第3図に示す如く溶接11にてそれ
ぞれ溶着する。
このようにサイドメンバ3a,3bの下面5a,5bにジャッキ
位置決め用兼ジャッキ係合用のプレート6を溶着して成
るシャシフレーム構造によれば、四輪自動車1をジャッ
キアップするに際して、ジャッキ10の作動頭部10aを当
てがうべき位置をプレート6の存在によって正確かつ確
実に認識することができ、しかもジャッキアップするの
に最良の箇所に作動力を加えることができる。
その上、前記作動頭部10aと同じ形状のプレート面6a
にこの作動頭部10aを第4図に示すように係合させてジ
ャッキアップする時に、これらの間の係合効果によって
相対的な位置ずれを生じるおそれがなくなる。すなわ
ち、プレート6には3つの突出部7〜9が形成されてい
るため、ジャッキアップ時にジャッキ10の作動頭部10a
に対して前記プレート6が位置ずれしたり或いはこの作
動頭部10aからプレート6が外れてしまうような事態の
発生が確実に防止されることとなる。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案は既
述の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的
思想に基いて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施例ではジャッキ位置決め用兼ジャ
ッキ係合用のプレート6をシャシフレーム2のサイドメ
ンバ3a,3bの下面5a,5bに溶着するようにしたが、このプ
レート6をシャシフレーム2のクロスメンバ4a〜4eの下
面に溶着するようにしてもよい。また、本考案は四輪自
動車に限らず、三輪自動車のシャシフレーム構造等にも
適用できることは言う迄もない。
d.考案の効果 以上の如く本考案によれば、次のような作用効果を奏
し得る。
〈i〉ジャッキアップ作業を行なう際にジャッキの作動
頭部を当てがうべき箇所をジャッキ位置決め用兼ジャッ
キ係合用のプレートとすればよく、従って作業者はこの
プレートの存在によって、正確なジャッキアップポイン
トを容易かつ確実に認知することができる。
〈ii〉ジャッキ位置決め用兼ジャッキ係合用のプレート
に3つの突出部(中心の半球状の第1の突出部及び左右
両側の平行状の一対の第2図の突出部)を設けて、これ
らの突出部の突出側のプレート形状をジャッキの作動頭
部の形状に一致させるようにしたので、前記プレートの
3つの突出部と前記ジャッキの作動頭部との間の係合効
果によって、これらが互いに位置ずれしてジャッキアッ
プポイントから外れてしまうことなく、正確かつ確実に
ジャッキアップできる。
すなわち、さらに具体的に述べると、ジャッキの作動
頭部がジャッキ位置決めプレートの中央部にある半球状
の第1の突出部に係合した確実に固定される。
また、長手状の第2の突出部が前記第1の突出部の左
右両側に配設されているため、ジャッキを固定する際に
これらの突出部とジャッキの作動頭部との間のガイド作
用にてジャッキの位置ずれを防止でき、ジャッキの作動
頭部を正規のジャッキアップポイントに設置できる。従
って、位置ずれのない正規の係合状態の下でジャッキア
ップ作業を行なうことができる。
〈iii〉ジャッキ位置決め用兼ジャッキ係合用のプレー
トをシャシフレームのサイドメンバの下面の複数箇所に
溶着してこのプレートひいては剛性が充分なサイドメン
バの下面をジャッキアップポイントとしたので、ジャッ
キアップポイントとしては最良の場所となる。
〈iv〉さらに、ジャッキ位置決め用兼ジャッキ係合用の
プレートは、一枚の矩形鋼板から成る簡単なプレス成形
品であるため、コスト的にも安価で済む。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を説明するためのものであっ
て、第1図は四輪自動車を下方から見た概略斜視図、第
2図は四輪自動車のシャシフレームを上方から見た斜視
図、第3図はシャシフレームの下面に溶着されたジャッ
キ位置決め用兼ジャッキ係合用のプレートを示す拡大斜
視図、第4図はジャッキアップ時の状況を示す概略側面
図、第5図は前記プレートの平面図、第6図は第5図に
おけるVI-VI線断面図である。 1……四輪自動車、2……シャシフレーム、3a,3b……
サイドメンバ、4a〜4e……クロスメンバ、5a,5b……下
面、6……ジャッキ位置決め用兼ジャッキ係合用のプレ
ート、7,8,9……突出部、10……ジャッキ、10a……作動
頭部、11……溶接。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一枚の矩形鋼板をプレス成形して成るもの
    であって、中央部に半球状の第1の突出部を有すると共
    に、前記第1の突出部の左右両側において互いに平行に
    長手状に延びる一対の第2の突出部を有し、かつ、前記
    第1の突出部が前記第2の突出部より高く突出すると共
    に、前記第1及び第2の突出部が水平面から同方向に突
    出された側の形状がジャッキの作動頭部の形状に一致す
    るように成形したジャッキ位置決め用兼ジャッキ係合用
    のプレートを、シャシフレームのサイドメンバの下面の
    平坦部の複数箇所に溶着したことを特徴とする自動車の
    シャシフレーム構造。
JP1988066668U 1988-05-20 1988-05-20 自動車のシャシフレーム構造 Expired - Lifetime JP2528447Y2 (ja)

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JPH01169478U JPH01169478U (ja) 1989-11-29
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