JP2528268B2 - リンホカイン生産刺激剤 - Google Patents

リンホカイン生産刺激剤

Info

Publication number
JP2528268B2
JP2528268B2 JP6186056A JP18605694A JP2528268B2 JP 2528268 B2 JP2528268 B2 JP 2528268B2 JP 6186056 A JP6186056 A JP 6186056A JP 18605694 A JP18605694 A JP 18605694A JP 2528268 B2 JP2528268 B2 JP 2528268B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
cells
compounds
hours
pbs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6186056A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07179351A (ja
Inventor
アルベック マイケル
スレドニ ベンジャミン
Original Assignee
バー イラン ユニバーシティー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バー イラン ユニバーシティー filed Critical バー イラン ユニバーシティー
Publication of JPH07179351A publication Critical patent/JPH07179351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2528268B2 publication Critical patent/JP2528268B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D517/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having selenium, tellurium, or halogen atoms as ring hetero atoms
    • C07D517/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having selenium, tellurium, or halogen atoms as ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D517/10Spiro-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/095Sulfur, selenium, or tellurium compounds, e.g. thiols
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/66Phosphorus compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K33/00Medicinal preparations containing inorganic active ingredients
    • A61K33/04Sulfur, selenium or tellurium; Compounds thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D329/00Heterocyclic compounds containing rings having oxygen and selenium or oxygen and tellurium atoms as the only ring hetero atoms

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】正常なリンパ球の増殖が抗原性物質又は
マイトゼンとの接触に依存するのみならず、リンホカイ
ンとして知られるある種の増殖因子の存在に依存するこ
とが知られている。これらの増殖因子の1つはT−細胞
増殖因子(TCGF)として知られており、インターロ
イキン−2(IL−2)として一層よく知られている。
この増殖因子の発見〔Gillis等、Nature, 268,15
4(1977)、及びRuscetti等、J.Immunol .,11
9,131(1977)〕は、IL−2の入手源として
のT−リンパ球の大規模増殖及びクローニングをもたら
した。
【0002】動物体中のリンパ球又は白血球は2つのタ
イプ、すなわちB−細胞とT−細胞に分けられる。B−
細胞は侵入する生物に結合する免疫グロブリンの形で抗
体を生産し、他方T−細胞はB−細胞のターンオン又は
ターンオフを担当するリンホカインを生産する。例え
ば、Cell. Immunol . 36:15(1978);J.Cell
Physiol.96:53(1978);Eur.J.Immunol .
8:681(1978);Immunol.Rev . 54:188
(1981);Immunol.Rev . 54:158(198
1);J.Exp.Med . 154:1500(1981);Na
tional Cancer Institute Mon . 60:211(198
2);Int.J.Cancer 28:157(1981);The
Potential Role of T-Cell Subpopulations in Cancer
Therapy , A.Fefer 及び A.Coldstein編、 Raven Pres
s, ニューヨーク, 173頁(1982);J.Immunol .
128:258(1982)を参照のこと。
【0003】既知のタイプのリンホカインには、IL−
2のほかに、B−細胞因子、マクロファージ活性化因子
(MAF)、インターロイキン−3(IL−3)、コロ
ニー刺激因子(CSF)、腫瘍壊死因子、並びに単球に
より生産される他の因子、例えばインターロイキン−1
(IL−1)及びγ−インターフェロンが含まれる。こ
れらの因子のすべてが白血球により生産され、そしてサ
イトカインと総称されている。これらの物質を生産する
ことができる正常T及びBセルラインをクローン化する
ための種々の組換DNA技法及び他の方法を用いること
が大きく注目された。例えば、Nature 259:130
(1976);Immunology 32:319(197
7);Exp.Hemat .8:494(1980);Nature
283:581(1980);Proc.Natl.Acad.Sci.U.
S.A 78:1858(1981);J.Immunol.Methods
49:1(1982);Nature 29424/31:
697−699(1981)を参照のこと。
【0004】この発明は、サイトカイン生産性細胞を刺
激してイン−ビボ及びイン−ビトロの両方において実質
的量のサイトカインを生産せしめることができる一群の
テルル又はセレンの合成有機誘導体の発見に基礎を置い
ている。この発見が、癌、免疫不全、自己免疫疾患及び
感染性疾患の治療における新規な療法的方法を可能にす
る。従って、この発明はテルル又はセレンを基礎とする
療法剤として有用な新規な化合物を提供することを目的
とする。
【0005】この発明はさらに、リンホカインのごとき
サイトカインをイン−ビトロで生産し、そしてこれらの
サイトカインに対するレセプターを誘導する新規な方法
を提供することを目的とする。この発明はさらに、リン
ホカインのごときサイトカインをイン−ビボで生産し、
そして癌、免疫不全、自己免疫疾患及び感染性疾患のご
とき疾患を治療するためにサイトカインに対するレセプ
ターを誘導することを目的とする。この発明はさらに、
イン−ビボ及びイン−ビトロでサイトカインの生産を刺
激するテルル化合物を基礎とする新規な医薬組成物を提
供することを目的とする。
【0006】
【発明の要約】この発明において有用なテルル又はセレ
ンの誘導体は、次の一般式:
【0007】
【化3】
【0008】〔式中、QはTe又はSeであり;tは1
又は0であり;uは1又は0であり;vは1又は0であ
り;R,R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 ,R7
8及びR9 は同一であり又は異なっており、そして水
素原子、炭素原子数1〜5個のヒドロキシアルキル、ヒ
ドロキシ、炭素原子数1〜5個のアルキル、ハロゲン、
炭素原子数1〜5個のハロアルキル、カルボキシ、炭素
原子数2〜10個のアルキルカルボニルアルキル、炭素
原子数1〜5個のアルカノイルオキシ、炭素原子数1〜
5個のカルボキシアルキル、アシル、アミド、シアノ、
炭素原子数1〜5個のアミドアルキル、炭素原子数2〜
10個のN−モノアルキルアミドアルキル、炭素原子数
4〜10個のN,N−ジアルキルアミドアルキル、炭素
原子数1〜5個のシアノアルキル、炭素原子数1〜5個
のアルコキシ、炭素原子数2〜10個のアルコキシアル
キル、及び−COR10(式中、R10は炭素原子数1〜5
個のアルキルである)から成る群から独立に選択され;
そしてXはハロゲンである〕で表わされる化合物であ
り、この化合物は細胞によるリンホカインの生産を刺激
する。アンモニウム塩が典型的であるが他の医薬として
許容される塩もこの発明の範囲に属する。五員環を有す
る化合物が好ましい。
【0009】この明細書において、炭素原子数1〜5個
のアルキルは直鎖及び分枝鎖のアルキル基、例えばメチ
ル、エチル、n−プロピル、n−ブチル等を含み;炭素
原子数1〜5個のヒドロキシアルキルはヒドロキシメチ
ル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシ−n−ブチル等を含
み;炭素原子数1〜5個のハロアルキルはクロロメチ
ル、2−ヨードエチル、4−ブロモ−n−ブチル、ヨー
ドエチル、4−ブロモ−n−ペンチル等を含み;炭素原
子数1〜5個のアルカノイルオキシはアセチル、プロピ
オニル、ブタノイル等を含み;カルボキシアルキルはカ
ルボキシメチル、カルボキシエチル、エチレンカルボキ
シ等を含み;
【0010】アルキルカルボニルアルキルはメタノイル
メチル、エタノイルエチル等を含み;アミドアルキルは
−CH2 CONH2 ,−CH2 CH2 CONH2 ,−C
2CH2 CH2 CONH2 等を含み;シアノアルキル
は−CH2 CN,−CH2 CH2 CN,−CH2 CH2
CH2 CN等を含み;炭素原子数1〜5個のアルコキシ
はメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n−ペントキ
シ等を含み;ハロ及びハロゲンなる語はクロロ、ブロ
モ、ヨード及びフルオロを示すために使用され;アシル
はR16COを含み、ここでR16はH、炭素原子数1〜5
個のアルキルであって、例えばメタノイル、エタノイル
等を含み;
【0011】アリールはフェニル、アルキルフェニル及
びナフチルを含み;N−モノアルキルアミドアルキルは
−CH2 CH2 CONHCH3 ,−CH2 CONHCH
2 CH3 等を含み;N,N−ジアルキルアミドアルキル
は−CH2 CON(CH3)2,−CH2 CH2 CON
(CH2 CH3)2 等を含む。テルルを基礎とする化合物
がこの発明の好ましい化合物である。テルルを基礎とす
る好ましい化合物には、次の式:
【0012】
【化4】
【0013】(式中、Xはハロゲンである)で示される
化合物が含まれる。好ましいハロゲン種は塩素である。
これらの化合物はIL−2の生産、IL−2生産細胞の
増殖及びIL−2レセプター部位の活性化を誘導するこ
とができる。テルルを基礎としそしてこの発明の実施に
おいて使用することができる他の化合物にはPhTeC
3 ,TeO2 、及び(C6 5)4 P+(TeCl3(O
2 2 4)- 〔Naturforsh, 36B,307−312
(1981)〕が含まれる。後で例2に記載する化合物
は次の式:
【0014】
【化5】 で表わされる。この発明の実施のために有用な他の化合
物には、次の式:
【0015】
【化6】 (式中、R11,R12,R13及びR14は、水素原子、炭素
原子数1〜5個のヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、及
び炭素原子数1〜5個のアルキルから成る群から独立に
選択される。)で表わされる化合物である。構造(A)
又は(B)の化合物の製造において使用するために有用
なジヒドロキシ化合物には、R,R1 ,R4 、及びR5
が次の表に示される式(I)の化合物が含まれる。
【0016】
【表1】 化合物(A)及び(B)の製造において使用するために
有用な他のジヒドロキシ化合物には、R,R1 ,R2
3 ,R4 及びR5 が次の表に示される式(II)の化合
物が含まれる。
【0017】
【表2】 化合物(A)及び(B)の化合物の製造において使用す
るために有用な他のジヒドロキシ化合物には、R,
1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R8 、及びR9 が次の
表に示される式(III) の化合物が含まれる。
【0018】
【表3】 他のジヒドロキシ化合物には、R,R1 ,R2 ,R3
4 ,R5 ,R6 ,R 7 ,R8 、及びR9 が次の表に示
される式(IV) の化合物が含まれる。
【0019】
【表4】 次の式:
【0020】
【化7】
【0021】(式中、R15は前記の意味を有する、)で
表わされる化合物は、適当なジ−、トリ−又はテトラハ
ロ−セレニド又はテルリドを次の式: HO−R16 (式中、R16は炭素原子数1〜5個のアルキル、炭素原
子数1〜5個のハロアルキル、アリール、アルキルアリ
ール、炭素原子数1〜5個のアルキルアミド、炭素原子
数1〜5個のアルキルカルボニル、炭素原子数1〜5個
のシアノアルキル、又は炭素原子数2〜10個のアルコ
キシアルキルである、)で表わされるヒドロキシ化合物
と反応せしめることによって製造することができる。
【0022】R16の特定の例には、メチル、エチル、n
−プロピル、フェニル、トリル、アミドエチル、シアノ
メチル、メチルオキシメチル及びCH2 CH2 COOH
が含まれる。この発明の化合物は、実質上等モル量の反
応体を適当な反応器中で室温において、又は還流温度以
下の上昇した温度において化合せしめることにより製造
することができる。反応体を溶解することができる溶
剤、例えばアセトニトリル、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、ジメチルスルホキシド、これらの混合物等を用い
るのが好ましい。
【0023】構造(A)の化合物はアセトニトリル中で
得られる。アセトニトリル以外の溶剤を用いる場合、式
(B)の化合物が得られる。好ましい方法は、適当なマ
グネチックスターラー又は機械的攪拌機により反応混合
物を攪拌しながら反応混合物を溶剤の還流温度に加熱す
ることを必要とする。反応は、反応体の完全な反応を保
証するのに十分な時間行うことができる。この時間は、
反応条件、製造される特定の化合物、及び溶剤の種類に
より異るであろう。
【0024】反応は大気圧において行うことができる
が、所望により減圧又は加圧下で行うこともできる。反
応は酸素含有雰囲気、例えば空気の存在下で実際的に行
われるが、所望により不活性雰囲気、例えば窒素、アル
ゴン、ヘリウム又はこれらの混合物を使用することもで
きる。6〜16時間の反応時間が好ましいが、1分間〜
168時間の反応時間を用いることもできる。反応器
は、反応体に関して不活性なガラス製、ガラスライニン
グ性、又は他のセラミック材料製であるべきである。
【0025】この方法において製造される化合物は一般
に、反応混合物が室温に冷却される場合に沈澱するであ
ろう。沈澱はまた、適当な沈澱剤、例えばヘキサンのご
とき液体アルカンの添加により、又は真空又は非真空下
での蒸発により溶剤を除去することによって反応混合物
を濃縮することによって行うこともできる。生成物は焼
結ガラスフィルター中で集め、冷溶剤により洗浄し、そ
して常法を用いて乾燥する。生成物は、光を遮断された
適当な容器中で、そして好ましくは低温で貯蔵すること
により分解を防止する。
【0026】この発明の化合物を投与するための溶剤系
は、ジメチルスルホキシド又は低級アルカノール、例え
ばエタノールもしくはプロパノール、もしくはグリコー
ル、例えばエチレングリコール、グリセリン、プロピレ
ングリコール等を基礎とするものである。好ましい溶剤
系は、7.1〜7.2のpHをもたらす量のリン酸水素ナ
トリウム及びリン酸ナトリウムを含有するリン酸緩衝化
塩溶液(PBS)である。
【0027】特定の化合物の合成を妨害する反応性基が
存在する場合、既知の方法により除去され得る保護基を
使用する必要があることが、当業者により理解されよ
う。この発明の化合物は、各状況において効果的な量を
用いて、癌、免疫不全、自己免疫疾患及び感染性疾患の
治療のために哺乳動物に投与することができる。この治
療は、哺乳動物体に増加した量のリンホカインを生産せ
しめることによりこれらの疾患の症状を軽減するであろ
う。
【0028】この発明はまた、リンホカインのごときサ
イトカイン及び/又はそれらの受容体の増加した量の
ン−ビトロ生産、並びにこれらの物質の使用及び/又は
癌、免疫不全及び感染性疾患の軽減のために哺乳動物に
投与される療法剤としての使用に関する。この発明の組
成物はシクロホスファミドのごとき他の抗癌化学療法剤
と組合わせて使用することができることが理解されよ
う。
【0029】癌なる語は、自律的に、発癌剤との接触に
より、照射により又は発癌ウイルスにより生ずる白血球
及び固形癌を含む意味に用いる。これらの状態は当業者
によく知られており、そして副腎腫瘍、骨腫瘍、胃腸腫
瘍、脳腫瘍、乳癌、皮膚癌、肺癌、卵巣癌、生殖器癌等
を包含する。メルクマニュアル13版、メルク社(19
77)はこれらの多くの状態を記載する。この刊行物の
647−650頁、828−831頁、917−920
頁、966頁、970−974頁、1273頁、127
3頁、1277頁、1371−1376頁、1436−
1441頁、1563頁、1612−1615頁を参照
のこと。免疫不全疾患なる語は、後天性免疫不全症候群
(AIDS)のごとき多様な一群の状態を記載するため
に記載され、このAIDSは種々の感染に対する増加し
た感受性により主として特徴付けられ、深刻な急性、回
帰性及び慢疾患を伴い、これらは特異的又は非特異的免
疫系の1又は複数の欠損により生ずる。メルクマニュア
ル第13版の205〜220頁にはこれらの多くの状態
が記載されている。
【0030】自己免疫疾患なる語は、免疫系が内部抗原
に対する自己抗体を生産し、この結果組織の損傷が生ず
る障害を含む。メルクマニュアル第13版の241〜2
43頁にこれらの状態が記載されている。感染性疾患な
る語は、侵入しそして哺乳動物体の正常な機能を破壊す
る細菌、ウイルス又は菌類により生ずる病理状態を含
む。メルクマニュアル第13版の3〜149頁にこれら
の状態が記載されている。
【0031】この発明の化合物は、経口的に、非経腸的
に、経皮的に、局所に、又は粘膜接触により投与するこ
とができる。これらの化合物は、常用の賦形剤、結合
剤、崩壊剤等を用いて調製されたカプセル又は錠剤とし
て経口投与することができる。現在非経腸投与が好まし
く、そしてこのための組成物は化合物を適当な溶剤、例
えば水性緩衝剤及びジメチルスルホキシド又はグリセリ
ンに溶解することによって製造することができる。非経
腸経路は、筋肉内、静脈内、遅延放出担体を用いる皮
内、又は皮下経口である。医薬担体との組合わせにおけ
る化合物の濃度は、臨界的ではなく、任意に選択され
る。レミントンプラクティス・オブ・ファーマシー第
9,10及び11版には種々の医薬担体が記載されてい
る。
【0032】この発明の実施において有用なテルル化合
物は水の存在下で加水分解することが見出された。これ
らの加水分解された組成物はイン−ビボ及びイン−ビト
において活性である。但し、加水分解された組成分は
最終的には分解され、そしてリンホカインの分泌を誘導
するその能力を喪失する。このため、組成物は新しく調
製すべきである。化合物が乾燥形で経口投与される場
合、これらはリンホカインの生産を誘導する活性を有す
る。好ましくは、化合物は使用直前まで無水条件下に保
持されるべきである。
【0033】ある種の化合物、例えばTeO2 のみが生
産性T−細胞リンパ球におけるリンホカイン生産をイン
−ビトロ及びイン−ビボで誘導するが、IL−2生産細
胞の増殖を生じさせず又はリスポンダーT−細胞中のレ
セプター部位を活性化しないことが見出された。従って
この発明はまた、TeO2 のみ、及びリンホカイン誘導
剤として活性なテルル化合物に関する。局所投与剤は、
親水性又は疎水性基剤中に化合物を分散せしめることに
よって製造することができる。石油ゼリー又は商業的標
品、例えばオイル・オブ・オライ(Oil of Olay) を使用
することができる。濃度は重量/重量ベースで0.00
01〜5%とすることができる。
【0034】リンホカイン生産を刺激するため又は前記
の特定の疾患を治療するために使用するこの発明の化合
物の投与量は特定の疾患及び疾患の段階に依存して変え
ることができる。一般に、0.05×10-3〜1×10
-3g/kg体重、そして好ましくは0.1×10-3〜0.
5×10-3g/kg体重の範囲の量の化合物が投与され
る。例えば、リンホカイン生産を誘導するために十分な
量として、75kgの哺乳動物のために1〜3mg/日の投
与量が考慮されるが、個体の反応及び治療される特定の
状態に依存して調整される。
【0035】上記の哺乳動物の治療のほかに、この発明
の化合物は、ウマ、有蹄動物及び鳥類を苦しめるウイル
ス性疾患及び免疫疾患の治療において動物薬として使用
することができる。これらの疾患は、前記の哺乳動物の
疾患の治療において使用される量の化合物を用いて治療
することができる。イン−ビトロでの使用のためには、
106 細胞/ml当り1×10-8〜1×10 -4g、好まし
くは1×10-7〜1×10-5gの使用により、リンホカ
インの生産のために細胞を刺激することができる。
【0036】マウスにおける予備的毒性研究は、例1の
化合物について6週齢のマウスにおいて、300μg/
25g体重のLD50を確立した。この発明の化合物は、
植物又は動物において、抗細菌剤又は抗ウイルス剤とし
て使用することができる。ウイルス感染、例えばマウス
におけるウエストナイル(West Nile) ウイルスの感染
は、10μg/日マウスの投与量における例1の化合物
に対して感受性である。植物への細菌感染、例えばアグ
ロバクテリウム・チュメファシエンス (Agrobacterium
tumefacience)により惹起されるクラウンゴールは、こ
の発明の化合物の0.1%溶液の適用によって処置又は
予防することができる。
【0037】この発明はさらに、この発明の化合物を水
性媒体中に溶解する方法に関する。この方法は化合物を
溶解せしめるのに十分な時間にわたって超音波又は機械
的攪拌を使用することを含む。一般に、超音波は、50
/60ヘルツの電灯線電圧の交流を高周波電気エネルギ
ーに変換するトランスホーマー(トランスデューサーに
接続される)により発生する。
【0038】ピエゾ電気セラミックを使用することによ
り電気振動が機械的振動に変換される。40kHz 装置に
おいて0.0003、そして20kHz 装置において0.
00007〜0.001の振幅が用いられる。トランス
デューサーは、この発明の化合物を溶解するための液を
保持する容器に超音波を伝達する手段を有するホーンに
連結されたブースターを備えている。有用な装置は、 B
ronson装置のごとき小型の超音波クリーナーを有する。
この発明の化合物を含有する水性液をもたらすのに十分
な時間にわたって超音波を適用することによって、この
発明の化合物を約5mg/100ml含有する溶液が調製で
きることが見出された。これに必要な時間は通常3〜2
4時間である。
【0039】この目的のために、高速機械振とう機、例
えばTutenhauerシェーカー、又はワーニングブレンダー
を使用することができる。電気的に運転される攪拌機の
作用が、3〜4時間の攪拌の後に化合物を溶液又は分散
体にするであろう。化合物を含有する水性液の調製にお
いてグリセリンを使用することができる。次に、これら
の調製物を水性注射用稀釈剤、例えば水、食塩水等によ
り溶解する。好ましい稀釈剤はPBSである。
【0040】
【好ましい態様の記載】次に、この発明を説明するため
に例を記載する。但し、これによりこの発明の範囲を限
定するものではない。
【0041】例1 0.01モルのエチレングリコール及び0.01モルの
四塩化テルルを35mlの乾燥アセトニトリルに溶解し、
そして還流凝縮器及びマグネチックスターラーを装着し
たフラスコに入れた。この反応混合物を6時間還流し
た。この溶液を焼結ガラスフィルターを通して熱濾過し
た。濾液を集め、そして室温に達するまで放置し、これ
によって白色沈澱が生成した。この沈澱を濾過し、そし
て焼結ガラスフィルター上に集め、そして冷アセトニト
リルで洗浄した。これを0.05mm/Hgの真空下で10
時間乾燥した。融点(分解)は約200℃であった。元
素分析:
【0042】
【表5】 P.M.Rスペクトル(ドイテリウムDMF) δ(ppm):4.43(4H,s),7.7(4H,
t)。 マススペクトル m/e:130,160,165,180,190,2
00,222,224,247,251,258,26
0。
【0043】13C NMRスペクトル:CH2 基の存
在を確認する。125 Te NMRスペクトル:分子中Te原子の存在を
確認する。 Cl分析の結果の差異は、サンプル中に式(AII)の化
合物が少量存在するためであろう。
【0044】例2 0.01モルのエチレングリコールを、還流凝縮器及び
マグネチックスターラーを装着したフラスコ中50mlの
乾燥ベンゼン中0.01モルの四塩化テルルに加えた。
この反応混合物を16時間還流し、そして焼結ガラスフ
ィルターを通して熱濾過し、そして洗浄液としてベンゼ
ンを使用して例1と同様にして処理して式(BII)の化
合物を得た。融点(分解)は約250℃であった。
【0045】例3 例1の化合物の溶液を次のようにして調製した。5mgの
化合物をメスフラスコに入れ、これに40%のジメチル
スルホキシド(DMSO)及び60%のリン酸緩衝化塩
溶液(PBS)から成る溶液100mlを加えて10μg
/0.2mlの濃度にした。溶液が濁る場合、2000rp
m にて10分間遠心分離し、そして透明な上清部分を使
用する。
【0046】試験動物として6〜8週齢のBalb−c
雄性マウスを使用した。すべての注射は、25ゲージ5
/8″皮下針を用いて、例1の化合物の溶液0.2mlを
腹腔内に投与した。動物に次の注射を行った。 a)対照(注射せず) b)対照(0.2mlDMSO) c)1μgの例1の化合物(0.2mlDMSO/PBS
溶液中) d)10μgの例1の化合物(0.2mlDMSO/PB
S溶液中) 群a),b),c)、及びd)のそれぞれは21匹の動
物から構成した。注射の後、24時間から7日目までの
毎日動物を殺した。
【0047】毎日、各対照群の3匹の動物から脾細胞を
集め、そして該脾細胞を60メッシュのステンレス鋼ネ
ットに通してPBSを収容する5mmのペトリ皿に入れる
ことによって処理して細胞を分離した。この細胞を集
め、そして1000rpm にて10分間遠心分離した。上
清を廃棄し、そして5mlの低張緩衝液(0.15M N
4 Cl,0.01M KHPO4 ,2重蒸留水に溶
解、pH7.2)で2分間処理することにより赤血球を殺
した。次に、細胞にPBSを加え、そしてこの細胞を1
000rpm にて10分間遠心分離した。
【0048】PBSで細胞を2回洗浄し、そしてトリパ
ンブルーを用いてヘマチトメーターで計数して生存を試
験した。10%ウシ胎児血清(Ser Lab, Sussex, イング
ランド) 、5×10-5M 2−メルカプトエタノール及
び3%のd−グルタミン(Bio Lab イスラエル)(スト
ック溶液2mM×1000非必須アミノ酸)(Bio Lab,イ
スラエル)(ストック溶液×100)及びピルビン酸ナ
トリウム(Bio Lab, イスラエル)(ストック溶液1mM×
100)を含有する富化されたRPMIを用いて細胞を
107 細胞/mlの濃度にした。各実験群からの追加の3
匹ずつの動物を殺し、そして各脾臓を同じ方法を用いて
別々に処理した。
【0049】細胞混合物を2群に分けた。 (a)コンカナバリン−A(CON A)が添加され
た、107 細胞/ml富化RPMI濃度の細胞。これらの
細胞を5mmのペトリ皿(NUNC)中で37℃,7.5
%CO2 のもとで24時間インキュベートした。上清を
集め、1,600rpm にて10分間遠心分離し、そして
使用するまで4℃で貯蔵した。これらの上清をIL−2
及びCSF活性について測定した。
【0050】(b)CON Aを添加しないで37℃,
7.5%CO2 のもとで96時間インキュベートされ
た、107 細胞/ml富化RPMIの濃度の細胞。上清を
集め、遠心分離し、そして使用するまで4℃にて貯蔵し
た。これらの上清をCSF活性について測定した。細胞
のインキュベーションに先立ち、培養プレートからサン
プルを採取し、そして細胞遠心分離 (cytocentrifugati
on) により培養物の斑点を作った。スライドを May-Gru
nwald-Giemsa(1:10)により染色し、そして組織学
的に評価した。放射性チミジン測定を用いてIL−2活
性を決定した。
【0051】IL−2活性の測定 1.IL−2依存性セルラインCTLDの増殖によりI
L−2活性について上清を試験した。このIL−2測定
は、これらの培養されたT−細胞系のIL−2依存性増
殖を基礎にする。IL−2依存培養から収得され、洗浄
され、そしてIL−2不存在下の培養に戻されたT−細
胞は24時間以内に常に死ぬ。培養されたT−細胞の複
製の指標としてトリチウム化チミジンの取り込み( 3
−TdR)を用いることにより、IL−2マイクロアッ
セイが上記のようにして調製された上清中のIL−2活
性の量の非常に再現性ある定量的な表示をもたらす。
【0052】2.IL−2活性について条件培地を測定
するため、5×104 CTLD細胞、10%ウシ胎児血
清及び50%の注目の上清から成るサンプルを1mlRP
MIの最終容量になるように懸濁した。各サンプルから
の0.2mlずつのアリコートを96マイクロウエル組織
培養フルート(NUNC)の4個のウエルに入れた。条
件調節された培地を、すべての測定における参照とし
て、既知量のIL−2を含有するCON Aにより刺激
された Charles Riverラット脾細胞の培養物から得た。
【0053】3.マイクロウエルを37℃にて24時間
培養し、次に1マイクロキュリー/ウエルの 3H−メチ
ル−チミジンを加えた。次に、細胞をさらに一夜インキ
ュベートし、細胞採集機で採取し、そしてβ−シンチレ
ーター中で計数した。結果、カウント/分(CPM)は
次の通りであった。この結果は、上清中に存在するIL
−2の相対量を示す。 a)対照(注射せず) b)対照(0.2mlDMSO) c)1μgの例1の化合物(0.2mlのDMSO/PB
S溶液中) d)10μgの例1の化合物(0.2mlのDMSO/P
BS溶液中)
【0054】
【表6】 * 対照動物からの脾臓を、動物から取り出した後に一
緒にした。
【0055】例4 この例は、ヒト単核細胞からのIL−2生産の例1の化
合物による刺激を記載する。静脈全血(ヘパリン、 Eva
ns, 10IU/ml血液を添加)をRPMIにより1:1の
比率で稀釈した。この稀釈された血液を、Lymphoprep
(Nylgard & Co, オスロー, ノルウエー、密度1.07
7g/ml)上に、稀釈血液2部対 Lymphoprep1部の割
合で徐々に置いた。
【0056】各チューブに3mlのLymphoprep及び6〜7
mlの稀釈された血液を入れた。このチューブを1600
rpm 、室温にて30分間遠心分離した。遠心分離の後、
単核細胞を界面画分から集め、そしてRPMIで3回洗
浄した。この細胞をRPMI中に再懸濁し、生存を試験
するためにトリパンブルーを用いてヘマチトメーター上
で計数し、そして富化RPMI中に1×106 細胞/ml
の濃度にした。50μg/ml〜5pg/mlの範囲で異る濃
度の例1の化合物を、10%容量の細胞混合物に加え
た。各サンプルからの0.2mlのアリコートをマイクロ
プレート(NUNC)のウエル(3個)中に入れた。
【0057】このマイクロプレートを37℃にて72時
間インキュベートし、この後 3H−メチルチミジン、1
μCi/ウエル(Nuclear Research Center, イスラエル)
を培養物に加えた。次に、細胞を一夜インキュベート
し、そして細胞採取機で集めた。ヒト単核細胞の増殖
は、1〜10ng/ml細胞の範囲の例1の化合物中で5〜
6倍増加し、従って例1の化合物は単核細胞のサブセッ
ト中でのIL−2の生産を誘導して観察された増殖をも
たらし、そして/又は与えられた集団中で誘導されたレ
セプターの形成をもたらし、これがさらに増殖をもたら
すかもしれないことが示唆される。
【0058】例5 この例は、実験的に誘発された腫瘍に対する例1の化合
物のイン−ビトロ効果を示す。37℃にて30分間連続
的に振とうしながら1.0mlのオリーブ油(Petra等、Ca
ncer 19:302,1961)中に2mgのメチルクロ
ランスレン(MCA,シグマ,米国)を溶解することに
より0.2%発癌剤溶液を調製した。6〜8週齢のC3
Hebマウスに0.6mgMCA/0.3ml溶剤/マウス
の後右腿に皮下注射した。
【0059】21〜30日後、誘発された腫瘍を外科的
に摘出し、60メッシュのステンレス鋼製ネットに圧し
通して細胞を分離した。次に、これらの細胞を、5〜8
週齢のC3 Hebマウスの後右腿に、106 細胞/0.
3mlPBS/マウスの量で皮下針25ゲージ5/8″に
より皮下注射し、さらに腫瘍の形成を誘発した。腫瘍細
胞を注射して5日後、触知し得る腫瘍が誘発された。次
に、動物を下記のように処理した。
【0060】a)対照(0.2mlの40%DMSO−6
0%PBS、IP1日後誘発された腫瘍は触知可能) b)10μgの例1の化合物を5匹のマウスにIP
(0.2mlの40%DMSO−60%PBS中、3日後
誘発された腫瘍は触知可能であり、そして同じ溶剤中1
0μgの化合物の2回目の注射を第1回目の注射の5日
後に、5匹のマウス中3匹に行った。) 13日後に腫瘍を摘出し、そして体積を測定した。結果
を下の表に示す。すべての動物が最初の注射の後35〜
38日で死んだ。
【0061】
【表7】 例6 例5の方法に従って、7週齢のBalb−cマウスにメ
チルクロランスレンを注射して線維肉腫細胞の形成を誘
発した。試験動物を2群に分けた。 a)対照(0.2mlIP,40%DMSO−60%PB
S) b)10μgの例1の化合物(0.2mlの40%DMS
O−60%PBS中、次の表に示す間隔でIP)
【0062】
【表8】 *:対象 (1):39日目は、例1の化合物の毒性を決定するた
め投与量の増加を開始した日である。群(b)の死亡率
は、投与量を増加した直後まで0であった。
【0063】例7 この例は、外来刺激剤として例1の化合物を使用する、
マウス脾細胞からのIL−2及びCSFのイン−ビトロ
生産を記載する。6〜8週齢の雄性Balb−cマウス
15匹から脾臓を摘出した。この脾細胞を60メッシュ
(米国標準)のステンレス鋼ネットを通してPBSを収
容する5mmのペトリ皿に圧し出して細胞を分離した。次
にこの細胞を遠心チューブに集め、そして1000rpm
にて10分間回転せしめた。
【0064】上清を廃棄し、そして細胞を5mlの低張緩
衝液(2重蒸留水に溶解した0.15M NH4 Cl,
0.01M KHCO3 ,pH7.2)により正確に2分
間処理した。次に、細胞にPBSを加え、そして試験管
を1000rpm にて10分間遠心分離した。細胞を2回
すすぎ、そして生存を試験するためにトリパンブルーを
用いながらヘマチトメーターで計数した。細胞を107
生存細胞/mlの濃度にした。この細胞を、1mlの40%
DMSO−60%PBS中種々の濃度の例1の化合物と
接触せしめた。次の表は、種々の量の例1の化合物によ
って得られた、IL−2活性及びコロニー刺激因子の誘
導を示す。
【0065】
【表9】 μg=マイクログラム ng=ナノグラム pg=ピコグラム。 DMSO溶剤を注射された対照動物は4,000〜5,
000CPMのIL−2ベースライン、及び70〜80
/コロニー/皿のCSFを示すことが見出された。
【0066】例8 前記のようにしてヒト単核細胞を得、そして異る濃度の
例1の化合物の存在下で、106 細胞/ml富化RPMI
の濃度で72時間培養した。培養上清を集め、遠心分離
し、そして50%の容量の上清を用いてIL−2依存性
セルラインCTLDの増殖を支持するその能力を測定す
ることによりIL−2活性を試験した。次の表はこの測
定の結果を示す。
【0067】
【表10】
【0068】例9 この例は、ヒト単核細胞からのIL−2生産の例2の化
合物による刺激を記載する。静脈全血(ヘパリン、 Eva
ns, 10IU/ml血液を添加)をRPMIにより1:1の
比率で稀釈した。この稀釈された血液を、Lymphoprep
(Nylgard & Co, オスロー, ノルウエー、密度1.07
7g/ml)上に、稀釈血液2部対 Lymphoprep1部の割
合で徐々に置いた。各チューブに3mlのLymphoprep及び
6〜7mlの稀釈された血液を入れた。
【0069】このチューブを1600rpm 、室温にて3
0分間遠心分離した。遠心分離の後、単核細胞を界面画
分から集め、そしてRPMIで3回洗浄した。この細胞
をRPMI中に再懸濁し、生存を試験するためにトリパ
ンブルーを用いてヘマチトメーター上で計数し、そして
富化RPMI中に1×106 細胞/mlの濃度にした。5
0μg/ml〜1ng/mlの範囲で異る濃度の例2の化合物
を、10%容量の細胞混合物に加えた。各サンプルから
の0.2mlのアリコートをマイクロプレート(NUN
C)のウエル(3個)中に入れた。
【0070】このマイクロプレートを37℃にて72時
間インキュベートし、この後 3H−メチルチミジン、1
μCi/ウエル(Nuclear Research Center, イスラエル)
を培養物に加えた。次に、細胞を一夜インキュベート
し、そして細胞採取機で集めた。ヒト単核細胞の増殖
は、1〜10ng/ml細胞の範囲の例2の化合物中で10
倍増加し、従って例2の化合物は単核細胞のサブセット
中でのIL−2の生産を誘導して観察された増殖をもた
らし、そして/又は与えられた集団中で誘導されたレセ
プターの形成をもたらし、これがさらに増殖をもたらす
かもしれないことが示唆される。
【0071】例10 100mlのPBS溶液(上記の組成を有する)に例1の
化合物5.0mgを無菌条件下で加える。この混合物を超
音波処理機に入れ、4時間超音波処理する。4時間の
後、化合物が溶解して10μg/0.2mlの濃度とな
る。
【0072】
【表11】 例11 例10に記載したPBSを用いて、無菌条件下で電気作
動振とう機で振とうすることにより、例1の化合物5.
0mgを溶解して10μg/0.2mlの溶液を得る。
【0073】例12 例1の化合物5.0mgを、無菌条件下での攪拌により2
0mlのグリセリンに溶解する。次に80mlのPBSを加
えて10μg/0.2mlの溶液を形成する。例1の化合
物は次のように溶解することが決定された。 40%グリセリン/60%PBS 6.0g/l 20%グリセリン/80%PBS 1.3g/l 10%グリセリン/90%PBS 1.0g/l
【0074】例13 この例は、リンホカインの誘導に対する例1及び例2の
化合物の経口投与の効果を示す。例1及び例2の化合物
を6〜8週齢の雄性Balb−cマウスに投与した。例
1の化合物は飲用水中10μg/ml、及び1μg/mlと
し、例2の化合物は飲用水中25μg/ml、10μg/
ml、及び1μg/mlとして投与した。
【0075】この水溶液は、化合物をPBS中に50μ
g/mlPBSの濃度に溶解し、そして得られた溶液を所
望の濃度に稀釈することにより調製した。化合物を4日
間にわたって投与した。液の正確な摂取量を毎日記録し
た。4日後、マウスを殺し、そして脾臓を摘出し、そし
て例3に記載したようにして処理した。細胞を、10 7
細胞/mlの濃度で、2μg/mlのCON−Aを含有する
富化RPMI中で37℃にて24時間インキュベートし
た。上清を集め、そしてIL−2について試験した。
【0076】
【表12】 例1の化合物を粉末シュークロースと10分に混合し、
そして25mgの粉末シュークロース中10μgの例1の
化合物を各マウスの口の中に入れた。24時間後マウス
を殺し、そして脾臓を前記のようにして処理した。IL
−2含量は次の通りであった。
【0077】
【表13】 この実験は、例1の化合物が乾燥形で投与された場合、
又は水性稀釈剤中で加水分解された場合に、リンホカイ
ン生産の誘導について活性であることを示す。
【0078】例14 酸化テルル(0.5モル)を250mlの1,2−エタン
ジオール(過剰)に懸濁し、そして混合物をわずかな真
空下で90℃にて16時間加熱した。白色結晶性生成物
が得られた。この物質を濾過により分離し、乾燥し、そ
して次に150℃(0.25mmHg)での昇華により精製
した。JACS103,2340−2347(198
1)を参照のこと。 元素分析 C4 8 4 Te
【0079】
【表14】 この化合物は次の構造を有する。
【0080】
【化8】
【0081】例15 テトラヒドロフラン(70ml)中TeCl4 (0.01
5モル)及び1,2−プロパンジオール(0.03モ
ル)の攪拌された溶液に、−40℃にて30mlのテトラ
ヒドロフラン中トリエチルアミン(0.06)を滴加し
た。トリエチルアミン塩酸塩の白色沈澱を濾過により除
去した。濾液を室温にて濃縮し、そして白色油状結晶を
得、そして昇華(120℃,0.25mmHg)により精製
した。 M.S.m/e=204,278。 この化合物は次の構造を有する。
【0082】
【化9】 例16 例1の方法を用いて、四塩化テルルと、対応するジオー
ルとから次の化合物を製造した。
【0083】
【化10】
【0084】
【化11】
【0085】例17 下記の化合物を、10μg/ml〜1×10-6μg/ml細
胞混合物の範囲の種々の濃度においてイン−ビトロ試験
した。6〜8週齢の雄性Balb/cマウスの脾臓から
細胞を得た。脾臓を60メッシュのステンレス鋼ストレ
ーターに圧し通して細胞を分離した。低張緩衝液(2重
蒸留水に溶解した0.15M NH4 Cl,0.001
M KHCO3 ,pH7.21)で2分間処理することに
より赤血球を溶解した。
【0086】残った細胞を2回すすぎ、そして107
胞/ml富化RPMIの濃度にした。次に、細胞に試験化
合物を加え、そして7.5%CO2 の存在下で37℃に
て24時間インキュベートした。次に上清を集め、そし
てIL−2依存性セルラインCTDLの増殖によりIL
−2活性について試験した。これらの実験は、1μg/
ml細胞混合物の濃度において、ほとんどの化合物がIL
−2分泌に対して最大の効果を発揮することを示した。
【0087】
【表15】
【0088】例18 この例は、ヒト単核細胞(MNC)のIL−2レセプタ
ーの誘導に対する例1の化合物、例16(a)の化合
物、及びTeO2 の刺激効果を示す。ヒトMNCを10
6 細胞/mlRPMI+10%FCSの濃度にした。0.
2mlのアリコートをマイクロディッシュの2個のウエル
に入れ、そしてプレートを37℃にて24時間インキュ
ベートした。
【0089】次に、ウエルをRPMIで2回すすぎ、そ
して細胞を20IU/mlのRPMI+10%FCS中組換
IL−2に再懸濁した。プレートをさらに48時間イン
キュベートし、そして収得の前に 3Hチミジンにより2
4時間ラベルした。Gillis等、 J.Immunol. 120,2
027(1978)に記載されているようにして、 3
Tの取り込みにより増殖を測定した。結果を cpmで表わ
す。
【0090】
【表16】
【0091】
【表17】
【0092】例19 この例は、ヒト単核細胞の増殖に対するこの発明の化合
物の刺激効果を示す。Ficoll/Hypaque グラジエント上
にヘパリン処理された血液を重層することによりヒト単
核細胞を得た。単核細胞を富化RPMIに再懸濁し、3
回すすぎ、そして5×105 細胞/ml富化RPMIの濃
度にした。
【0093】0.005μg〜5μg/細胞混合物の範
囲の種々の濃度の例1及び例2の化合物を細胞に加え
た。各サンプルの0.2mlのアリコートをマイクロプレ
ートのウエル(3個)に入れた。マイクロプレートを3
7℃にて72時間インキュベートし、次にこれらを 3
メチル−チミジン1μCi/ウエルによりさらに24時間
ラベルした。次に細胞を細胞採取機により集めた。
【0094】
【表18】
【0095】
【表19】 TeO2 については、試験したすべての濃度において有
意な効果が観察されなかった。
【0096】例20 例4の方法を用いて、ヒト単核細胞を、PHAにより誘
導した後に、又は正常な供与体からの、及び全身性紅斑
性狼瘡に罹患した患者からの刺激されていない細胞にお
いて、IL−2を生産するその能力について試験した。
IL−2含量は、IL−2依存性セルラインCTLDを
用いて例3の方法に従って試験した。結果を次の表に示
す。
【0097】
【表20】
【0098】例21 この例はIL−2のレセプター部位の存在を検出するた
めの測定を提供する。ヒト単核細胞を例1の化合物及び
TeO2 の存在下で24時間インキュベートした。細胞
をPBSで2回洗浄し、そして次に、ウチヤマ等、J.Im
munol .126,1398(1981)に記載されてい
るように、IL−2に対する特異的フルオロレッセイン
化抗体と共にインキュベートした。この結果、対照にお
いて2%の細胞が陽性であり;PHAの存在下で80%
の細胞が陽性であり、そして例1の化合物1μg/mlの
存在下で20%の細胞が陽性であることが見出された。
TeO2 は1μg/mlのレベルにおいて5%の陽性細胞
を与えた。
【0099】例22 West Nile ウイルス(WNV)の感染に対する例1の化
合物の効果を決定した。WNVはフラビウイルスグルー
プのタゴウイルスであって正単鎖RNAウイルスであ
り、これをマウスにIP注射した場合、中枢神経系の極
度の破壊のため動物を5〜8日以内に殺す。この研究の
ため、ICRマウス(3週齢)に、103又は104
50ユニット/マウスの濃度でこのウイルスをIP注射
した。
【0100】−1日目(ウイルスの注射の1日前)及び
ウイルスの注射の6日後に、例1の化合物10μg/
0.2mlPBS/マウスを注射した。次の表は、このよ
うな1つの実験の予備的結果を示す。この表からわかる
ように、ウイルスのみを注射されたすべての動物は8日
後に死んだが、例1の化合物で処理された5匹の動物の
内3匹が生存し続けた。
【0101】
【表21】
【0102】第2の実験において、マウスに103 LD
50のウイルスをIP注射し、そして−1日、1日、2
日、及び4日に例1の化合物(1μg/0.2mlPBS
/マウス)を注射した。注射の8日後における実験の予
備的結果を次の表に示す。この表からわかるように、ウ
イルスのみを注射されたすべての動物は8日目に死んだ
が、例1の化合物を投与された5動物の内3匹が生存し
続けた。残った3動物の内2動物はさらに8日間生存し
続け、第3の動物はなんら臨床症状を現わすことなく生
存し続けた。
【0103】
【表22】
【0104】例23 この例は、WNVとICRマウスマクロファージの培養
物との相互作用が感染をもたらすことを示す。種々の量
(5μg,1μg,0.1μg)の例1の化合物をマウ
スマクロファージの単層と24時間インキュベートし
た。24時間後、5μgの例1の化合物と共にインキュ
ベートされたマクロファージは死に、他方他のマクロフ
ァージは影響されないままであった。
【0105】次に、すべての培養物に104 PFU/プ
レートを感染せしめた。72時間のインキュベーション
の後、上清を集め、そしてVera細胞に対してウイルス力
価を検定した。次の表はこのような1つの実験の予備的
結果を示す。この表からわかるように、マクロファージ
培養物と1μgの例1の化合物とのインキュベーション
はウイルス収量の40倍の減少をもたらし、他方例1の
化合物0.1μgとのインキュベーションはウイルス収
量の10倍の減少をもたらした。
【0106】
【表23】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は例1の化合物のKBr中での赤外線吸収
スペクトルを示す。
【図2】図2は例2の化合物のKBr中での赤外線吸収
スペクトルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 329/00 C07D 329/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TeO2 を含んで成るリンホカイン生産
    刺激剤。
  2. 【請求項2】 PhTeCl 3 を含んで成るリンホカイ
    ン生産刺激剤。
  3. 【請求項3】 次の式: 【化1】 により表わされる化合物を含んで成るリンホカイン生産
    刺激剤。
JP6186056A 1985-03-15 1994-08-08 リンホカイン生産刺激剤 Expired - Lifetime JP2528268B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US71254985A 1985-03-15 1985-03-15
US712549 1985-03-15
US06/782,129 US4761490A (en) 1985-03-15 1985-09-30 Organic derivatives of tellurium and selenium and their use to stimulate cytokine production
US782129 1985-09-30

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60250977A Division JPH0791286B2 (ja) 1985-03-15 1985-11-11 サイトカイン生産刺激化合物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07179351A JPH07179351A (ja) 1995-07-18
JP2528268B2 true JP2528268B2 (ja) 1996-08-28

Family

ID=27108846

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60250977A Expired - Lifetime JPH0791286B2 (ja) 1985-03-15 1985-11-11 サイトカイン生産刺激化合物
JP6186056A Expired - Lifetime JP2528268B2 (ja) 1985-03-15 1994-08-08 リンホカイン生産刺激剤

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60250977A Expired - Lifetime JPH0791286B2 (ja) 1985-03-15 1985-11-11 サイトカイン生産刺激化合物

Country Status (9)

Country Link
US (1) US4761490A (ja)
EP (1) EP0194393B1 (ja)
JP (2) JPH0791286B2 (ja)
CN (1) CN1018640B (ja)
AU (2) AU595487B2 (ja)
CA (1) CA1327046C (ja)
DE (1) DE3578176D1 (ja)
DK (2) DK168864B1 (ja)
IL (1) IL76909A (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4962207A (en) * 1985-09-30 1990-10-09 Bar-Ilan University Organic derivatives of tellurium and selenium
NZ228144A (en) * 1988-03-14 1991-03-26 Univ Bar Ilan Complexes of te and se, and methods of stimulating cells using them
US4929739A (en) * 1988-03-24 1990-05-29 Bar-Ilan University Complexes of tellurium and selenium derivatives
ZA893063B (en) * 1988-04-27 1990-01-31 Immunomedics Inc Improved radiotherapy
US4946437A (en) * 1988-12-02 1990-08-07 Bar-Ilan University Method for the stimulation of bone marrow cells
US5126149A (en) * 1989-01-26 1992-06-30 Bar-Ilan University Method of inducing the production of cytokines
US5262149A (en) * 1992-08-13 1993-11-16 Benjamin Sredni Method of treating or preventing alopecia
US5610179A (en) * 1994-12-15 1997-03-11 Sredni; Benjamin Method of treating babesiosis
DE69534535T2 (de) * 1994-12-15 2006-07-06 Baker Norton Pharmaceuticals, Inc., Miami Verfahren und mittel zur verminderung der tumorentwicklung mittels einer kombination aus einer taxanverbindung und einer tellur und/oder selenverbindung
US5654328A (en) * 1994-12-15 1997-08-05 Sredni; Benjamin Method and composition for reducing tumor development with a combination of platinum and tellurium or selenium compounds
US7045150B2 (en) * 2001-07-31 2006-05-16 Tellus Biotech Ltd. Tellurium containing nutrient formulation and process for enhancing the cumulative weight gain or feed efficacy in poultry
US6472381B1 (en) * 2001-10-12 2002-10-29 Biomas Inc. Method of treating psoriasis
IL146694A (en) * 2001-11-22 2010-12-30 Biomas Ltd Use of an aqueous solution containing a biologically active complex of tellurium dioxide for manufacturing a medicament
CA2550459C (en) * 2003-12-18 2009-12-15 Biomas, Ltd. Tellurium derivatives for prevention and treatment of neurodegenerative processes
DK1715785T3 (da) * 2004-01-22 2014-06-30 Biomas Ltd Terapeutiske fremgangsmåder og farmaceutiske sammensætninger tilbehandling af vorter med tellurforbindelser
CA2580805A1 (en) * 2004-09-17 2006-03-23 Biomas Ltd. Use of tellurium compounds as adjuvants
DE602005008622D1 (de) * 2004-09-17 2008-09-11 Biomas Ltd Neue tellurium-verbindungen und ihre verwendung als immunmodulatoren
US8703753B2 (en) * 2005-09-15 2014-04-22 Biomas Ltd. Use of tellurium compounds for the treatment of actinic keratosis
AU2006290297A1 (en) * 2005-09-15 2007-03-22 Biomas Ltd. Use of tellurium compounds for protection from ultra-violet radiation
US20100297256A1 (en) * 2007-11-23 2010-11-25 Benjamin Sredni Methods and compositions for inhibiting integrins using tellurium-containing compounds
WO2010146585A1 (en) 2009-06-16 2010-12-23 Biomas Ltd. Tellurium-containing compounds for treating viral infections
JP2012076976A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 National Institute For Materials Science 硫化物及びセレン化物粉体の合成方法
US11497767B2 (en) 2015-02-18 2022-11-15 Enlivex Therapeutics R&D Ltd Combination immune therapy and cytokine control therapy for cancer treatment
US11304976B2 (en) 2015-02-18 2022-04-19 Enlivex Therapeutics Ltd Combination immune therapy and cytokine control therapy for cancer treatment
US11318163B2 (en) 2015-02-18 2022-05-03 Enlivex Therapeutics Ltd Combination immune therapy and cytokine control therapy for cancer treatment
JP6884155B2 (ja) 2016-02-18 2021-06-09 エンリヴェックス セラピューティクス リミテッド 癌治療のための併用免疫療法及びサイトカイン制御療法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4239846A (en) * 1978-04-10 1980-12-16 Eastman Kodak Company Tellurium (IV) compounds and compositions
US4508662A (en) * 1983-03-24 1985-04-02 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Pentafluorotelluriumoxide fluorocarbons
US4578225A (en) * 1984-05-29 1986-03-25 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Multi-(OTeF5)-substituted fluorocarbons
US4675088A (en) * 1986-01-31 1987-06-23 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Synthesis of Rf OTeF5

Also Published As

Publication number Publication date
CN86101696A (zh) 1986-12-24
DK168864B1 (da) 1994-06-27
DK9892A (da) 1992-01-27
CN1018640B (zh) 1992-10-14
DK487085A (da) 1986-09-16
JPH0791286B2 (ja) 1995-10-04
US4761490A (en) 1988-08-02
EP0194393B1 (en) 1990-06-13
EP0194393A3 (en) 1987-09-02
DK487085D0 (da) 1985-10-23
JPH07179351A (ja) 1995-07-18
CA1327046C (en) 1994-02-15
AU595487B2 (en) 1990-04-05
AU625922B2 (en) 1992-07-16
DK168890B1 (da) 1994-07-04
DE3578176D1 (de) 1990-07-19
AU4912885A (en) 1986-09-18
EP0194393A2 (en) 1986-09-17
IL76909A (en) 1990-07-12
AU5502290A (en) 1990-09-13
DK9892D0 (da) 1992-01-27
JPS61215386A (ja) 1986-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2528268B2 (ja) リンホカイン生産刺激剤
US4752614A (en) Pharmaceutical compositions of tellerium and selenium compounds for the induction of in vivo and in vitro production of cytokines
US5093135A (en) Compounds for the induction of in vivo and in vitro production of cytokines
JP2749596B2 (ja) サイトカインのインビボおよびインビトロ産生を誘発させるための化合物
US4764461A (en) Tellurium and selenium compounds for the induction of in vivo and in vitro production of cytokines
US5102908A (en) Method of treating Acquired Immunedeficiency Syndrome (AIDS) using organic tellurium and selenium derivatives
US8048915B2 (en) Biologically active complex
Hauer et al. Analysis of TH1 and TH2 cytokine production in low grade B cell gastric MALT-type lymphomas stimulated in vitro with Helicobacter pylori.
WO2012118349A9 (ko) 제대혈 cd14 양성 단핵세포로부터 자연살해세포 분화 및 증식 방법
RU2184733C2 (ru) Замещенные пиперидин-2,6-дионы и способы их получения
US5071872A (en) Method for improving interleukin-2 activity using aci-reductone compounds
US20070049514A1 (en) Resonance modulator for diagnosis and therapy
JP5303719B2 (ja) 4級ケリドニン及びアルカロイド誘導体類、それらの製造法、及び医薬の製造でのそれらの使用
KR0156543B1 (ko) 텔루륨 및 셀레늄 유도체의 착화합물 및 이를 포함하는 약제학적 조성물
JP2006520763A5 (ja)
WO2023160112A1 (zh) 嗜氮酮类化合物及其在制备抗肿瘤药物中的用途
CN113318103A (zh) 小分子化合物yj-5-41在制备抗胃癌药物中的应用
JP2002503225A (ja) 免疫抑制治療、抗ガン治療および抗ウイルス治療用の薬学的組成物
CA2606599A1 (en) Conjugated aromatic compounds for diagnosis and therapy
MITCHELL Immunology of sarcomas
WO1987006585A1 (en) PRODUCTION AND USE OF REACTION PRODUCT OBTAINED FROM ASCORBIC ACID WITH alpha,beta-UNSATURATED ALICYCLIC KETONE OR VINYL ALIPHATIC KETONE
KR20010006423A (ko) 스웨인소닌의 알칼로이드 할라이드 염 및 이의 사용 방법
MXPA99009543A (en) Alkaloid halide salts of swainsonine and methods of use