JP2528121Y2 - レ−ダアンテナ装置 - Google Patents

レ−ダアンテナ装置

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JP2528121Y2
JP2528121Y2 JP1987038544U JP3854487U JP2528121Y2 JP 2528121 Y2 JP2528121 Y2 JP 2528121Y2 JP 1987038544 U JP1987038544 U JP 1987038544U JP 3854487 U JP3854487 U JP 3854487U JP 2528121 Y2 JP2528121 Y2 JP 2528121Y2
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flare
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grid
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radar antenna
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臣也 岩沢
能義 野本
惇誠 水越
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株式会社光電製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、スロットアレイをアンテナ素子とするレ
ーダアンテナ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
この種のアンテナ装置のアンテナAは、第3図のよう
に、スロットアレイ1(本願では矩形導波管の送受波面
壁部にスロット群1Aを配置して送受波ビームの指向性を
形成したものをいう)を水平方向指向性を形成するため
のアンテナ素子とし、これに垂直方向指向性を形成する
ためのフレアー2(垂直断面が横倒V字形、つまり、先
端側を扇形状に開口させて配置した上下2枚の開口傾斜
面2Aをもつホーン状の反射板)を施したものを主体とし
て構成されている。
大型船舶用などのレーダアンテナ装置で、フレアー2
を露出して配置する露出型の構成のものでは、フレアー
2自体を頑丈に形成し、フレアー2の開口端側に頑丈な
合成樹脂の防水保護板を施して構成し、また、軽小型船
舶用などのレーダアンテナ装置で、アンテナをレドーム
内または防水保護筒体内に収納して配置する内蔵型の構
成のものでは、フレアー2を薄肉・軽量の金属板、例え
ば、厚さ1mm程度のアルミニウム板材で形成し、開口端
側に同様の板材で形成した支柱2Bを数箇所間隔配置して
保持するよに構成している。
そして、スロットアレイ1の前面における垂直偏波を
除去して水平偏波のみにするためのグリット3を、前記
の露出型の場合には、前面防水保護板内またはその内側
面に、垂直方向に平行に並べた多数の細い金属線によっ
て形成し、また、前記の内蔵型の場合には、スロットア
レイ1の前面に垂直方向に平行並べた多数の幅の広いス
ロット3Aを設けた薄肉・軽量の金属板、例えば、アルミ
ニウム板材で形成している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の内蔵型のスロットアレイアンテナ装置では、装
備する船舶の軽量化・小型化に伴ない、アンテナ自体を
更に小型軽量化することが望まれ、このため、アンテナ
の前後間の幅、つまり、奥行Dをなるべく小さくして形
成する方法の開発が課題とされるに至っている。
しかし、フレアー2のスロットアレイ1側には、フレ
アー2・スロットアレイ1間の部分的接触不良によって
起きる空間のため電気的不整合が発生する。この電気的
不整合による悪影響を除去するため、フレアー2とスロ
ットアレイ1との電気的整合をとる必要がある。このた
め水平トラップ溝部2Cを設け、水平トラップ溝部2Cの幅
と水平部分2Dの長さLを調整する。この平行部分2Dの先
端部分に、フレアー2の中間部分の補強を兼ねて、グリ
ッド3を設け、このグリッド3より先側のホーン部分、
つまり、上下の開口傾斜面2Aを形成せざるを得ないた
め、奥行Dを小さくすることは、この開口傾斜面2Aの部
分を短くする方法をとることになる。
しかし、この方法では、垂直方向指向性を形成する部
分が短くなることになり、送受波ビームの垂直方向指向
性をも悪化させることになるため、好ましくない。
また、平行部分2Dを短くする方法も考えられるが、こ
の方法では、スロットアレイ1のスロット面1Bとグリッ
ド3が近くなり過ぎて、スロット群1Aの各スロット間へ
の干渉が生じて水平方向の指向性が崩され、例えば、主
ローブと副ローブの差が減少したり、主ローブの幅が広
がったり、その指向方向がずれたりして、生産品質が、
不ぞろいになるなどの悪影響が起きるため、これらの方
法によらない手段で奥行Dを狭くしたものを簡単・安価
な構造で提供することが期待されているという問題点が
あるわけである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記のように薄肉・軽量のフレアー2を
以て構成されるアンテナ装置において、平行部分2Dの長
さLを短するとともに、グリッド3を、フレアー2の開
口端を保持する支柱2Bの位置に、支柱に代えて配置する
手段により、軽量・安価な構成で上記の問題点を解決し
得るようにしたものである。
〔実施例〕
以下、実施例を図面により説明する。
第1図Aにおいて、フレアー2の平行部分2Dによっ
て、スロットアレイ1の上・下外側に形成するトラップ
溝2Cを形成するフレアー2の平行部分2Dの長さLは、ス
ロットアレイ1の上下の管壁面A・Bの中央からスロッ
ト面1Bよりも奥の位置までの長さにして形成してある。
グリッド31は第2図Aのように、フレアー2の開口端
の幅、つまり、開口高さHと同じ高さで送受波電波の空
間波長の1/5程度の幅B1のスロット群31Aを同波長の1/3
程度のピッチ間隔P1で並べて格子状に打ち抜きなどによ
って形成した薄い金属板で、その上下の余り代C1・C2の
部分を、第2図Bのように折り曲げて、固定縁31Cを形
成し、これを第1図のようにフレアー2の開口端にリベ
ットなどの固定具6で固定して、この開口端の支柱を兼
ねたものにして形成してある。各部の実体寸法は、3cm
波レーダの場合の一例では、、幅B1は6mm程度、ピッチ
間隔P1は10mm程度、フレアー2の開口角度θを38°程
度、開口高さHを87mm程度とし、また、フレアー2・グ
リッド3はいずれも0.8〜1mm程度のアルミニウム板材で
形成してある。
そして、例えば、スロットアレイ1の給電端1Cに設け
た結合フランジ1Dを、フレアー2全体を支持するための
支持座8に固定して保持することにより、アンテナAを
形成する。
以上のように形成したアンテナAを防水保護ケース内
に収納してアンテナ装置を構成するには、例えば、本願
出願人の出願にかかる実願昭61−166574「レーダアンテ
ナ」のように、つまり、第1図Bのように、合成樹脂材
の防水保護筒4の一端からアンテナAを差し込んだ後、
防水保護筒4の両端の開放端面部分に防水蓋5を施して
レーダアンテナのアンテナ体部分としてを構成するよう
にしている。
〔変形実施例〕
この考案は、次のように、変形して実施することがで
きる。
(1)グリッド31のスロット群31Aを施した残りの縦桟3
1Bの部分を、第2図Cのように、板面き直角方向、第2
図Dのように板面と傾斜方向、または、第2図Eのよう
に「への字」型に折り曲げて形成し、支柱としての強度
を向上させる。
(2)フレアー2の平行部分2Dの長さLを、垂直方向指
向性、フレアー2とスロットアレイ1との電気的整合性
などに極度の影響を与えない程度に短く、例えば、第1
図Cのように、スロットアレイ1の上下管壁面の幅の1/
2以下に、更に、開口角度θが比較的小さくて傾斜面2A
の傾斜が緩やかな場合には、長さLを無くして真っ直ぐ
に傾斜面2Aのみにする。
(3)フレアー2を形成する上・下の部分を、第1図C
のように、1枚の板材を連続折り曲げして、背面側の接
合部分7Aをスロットアレイ1の背面側に沿った連結部7B
にするか、または、この接合部分7Aをスロットアレイ1
の背面に沿って重ね合わせた接合部分7Cにして、実質的
な全体の奥行を短くする。
〔考案の効果〕
この考案によれば、上記のように、水平トラップ溝部
2Cの幅と水平部分2Dの長さLを調整して電気的整合を取
っているためスロットアレイ1とフレアー2との接続不
良の影響を除去することができる。また、グリッド31に
よって支柱を兼ねさせているので構造が簡単になり、平
行部分2Dがほとんど無いか、、または、スロット面1Bよ
り奥の位置までの短さなので、フレアー2を薄肉・軽量
の材料で形成しても、耐振強度が十分得られるほか、グ
リッド31が開口高さHの大きい部分で垂直偏波の除去を
しているため、スロットアレイ1によって形成される送
受波ビームの水平方向の指向特性を崩すような悪影響が
少なく、一定した品質のレーダアンテナ装置が得られ
る。
また、前記の実願昭61−166574「レーダアンテナ」の
ように、つまり、第1図Bのように、防水保護筒4の一
端からアンテナAを差し込んでアンテナ体を形成するよ
うにした構造のアンテナ装置の場合には、防水保護筒4
とフレアー2との接触縁に無理な力が多少働くので、フ
レアー2を変形するように作用するが、この作用による
変形をグリッド31によって防ぐことができ、さらに、防
水保護筒4の送受波面Rを湾曲させたものの場合には、
この部分による電界の乱れをその直ぐ背後にあるグリッ
ド31で除去することができるなどのため、アンテナ自体
の電気的特性を崩すような悪影響がなくなるなどの特長
がある。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例を示し、第1図A・第1図Cは組み付け状
態の縦断面図、第1図Bは組み付け手順の分解斜視図、
第2図A・第2図Bは要部の斜視図、第2図C・第2図
D・第2図Eは要部の横断面図、第3図は従来のものの
斜視図である。 1……スロットアレイ 2……フレアー2 3……グリッド 31……グリッド 4……防水保護筒 5……防水蓋

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スロットアレイの上下側に平行部分を形成
    したフレアー2を施したアンテナをレドーム内または防
    水保護筒体内に収納してフレアー2を薄肉・軽量の金属
    板で形成したレーダアンテナ装置において、 a.前記フレアー2の前記スロットアレイ側に水平トラッ
    プ溝部2Cと平行部分2Dとを前記スロットアレイの前面部
    分より奥側に設けて形成するフレアー形成手段と、 b.前記フレアー2の開口端近くに、その開口高さとほぼ
    同じ高さのスロット群をもつグリッドを、支柱を兼ねて
    配置するグリッド形成手段と、 c.水平トラップ溝部2Cと平行部分2Dの長さLとで電気的
    整合をとる整合器構成手段と、 を具備することを特徴とするレーダアンテナ装置。
JP1987038544U 1987-03-18 1987-03-18 レ−ダアンテナ装置 Expired - Lifetime JP2528121Y2 (ja)

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