JP2528113B2 - 糸条の引揃え方法 - Google Patents

糸条の引揃え方法

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JP2528113B2
JP2528113B2 JP62074453A JP7445387A JP2528113B2 JP 2528113 B2 JP2528113 B2 JP 2528113B2 JP 62074453 A JP62074453 A JP 62074453A JP 7445387 A JP7445387 A JP 7445387A JP 2528113 B2 JP2528113 B2 JP 2528113B2
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昌男 白川
幹雄 西川
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、紡糸部から連続的に供給される中空糸から
なる糸条の引揃え方法に関する。さらに詳しくは、紡糸
した中空糸の糸条を直線状に保った状態で一定長に切断
して多数本引揃え、中空糸の集合体(糸束)とする方法
に関するものである。
[従来の技術] 従来、合成繊維や人造繊維の製造工程において、紡糸
された糸条を直線状で一定長に引揃えて集合体(糸束)
とする方法としては、紡糸した糸条を、ボビンやカセ等
に一定量巻き取った後、切断し、ボビンやカセ等から取
外し、直線状に引揃えを行って集合体(糸束)とする方
法が採用されている。
しかしながら、このような従来の方法では、糸条をボ
ビンやカセから取外して直線状に引揃える際に、機械装
置ではもちろん人手によって引揃えを行ってもなお糸条
に無理な力が加わり易く、引張り、ねじれ、曲げ等の力
が加わり、糸条に永久的な歪みや、ねじれ、折れ、破断
等の欠陥が発生し易い。また、中空糸の場合は、つぶれ
の問題もさけられない。このため、引揃え後に、これら
の欠陥を持つ糸条を選別除去するための検査作業が必要
であり、工程の自動化が困難であった。また、直線状に
引揃える糸条の長さを変更する場合は、ボビンやカセ等
の取替えという煩雑な作業が必要であった。
すなわち、ボビンやカセ等に巻き取った後で直線状に
引揃える従来の方法では、 ア)引揃え時に、糸条に無理な力がかかり、永久歪み、
ねじれ、折れ、つぶれ、破断等の欠陥が発生し易い。
イ)ボビンやカセから糸条を取外す工程が必要となる。
ウ)欠陥糸条(例えば、中空部のつぶれた中空糸)を選
別除去するための検査作業が必要である。
エ)直線状に引揃える糸条の長さを変更する場合、ボビ
ンやカセ等の取替えが必要となる。
等々の問題点があった。
このような問題を解決する方法として、紡糸後ドラム
等に一たん巻取った糸条を糸条パッケージから解舒しつ
つ一定長に切断したのち、切断した糸条の両端部を把持
してほぼ水平状に保ったまま下方へ降下させて受部材中
に収納する方法が提案されている(特開昭57−175519号
公報参照)。
しかしながら、このように糸条の両端部を把持する方
法は、脆弱な糸条に対して適用することが困難であり、
特に、中空糸の場合、把持部で糸がつぶれて中空部が閉
塞してしまうことになるので採用できない。
このため、これらの方法は、通常の糸条よりも脆弱な
中空糸の場合には上記の問題点が顕著であるため、実用
に供し難く、別の方法の開発が望まれている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、従来の各方法における上記問題を解決し、
中空糸の紡糸工程に連続した工程で欠陥のない一定長の
中空糸からなる糸条を連続且つ効率的に引揃えて、均一
に多数束ねられた中空糸束とする方法を提供することを
目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上述の課題は、次に示す本発明の中空糸からなる糸条
の引揃え方法によって達成される。
すなわち、本発明の方法は、紡糸部から連続的に供給
される中空糸からなる糸条の引揃え方法において、紡糸
部から引揃え部までの糸導部に、紡糸された糸条の速度
より高速で移動するほぼ直線状のベルトコンベアーもし
くはローラーコンベアー等の糸条送り手段を設けて、該
糸条送り手段と糸条との摩擦抵抗を利用して糸条を直線
状に走行させ、直線状で走行している糸条を該糸条送り
手段上で一定長に切断した後、切断された2箇所以上で
支持して上方に持ち上げ、該糸条を直線状を保った状態
で受取り部に移し、この操作をくり返すことによって、
一定長で且つほぼ直線状の集合体(糸束)に引揃えるこ
とを特徴とする中空糸からなる糸条の引揃え方法であ
る。
この際、上記直線状の糸条送り手段を、糸条の走行方
向に沿って直列に配置した複数のベルトコンベアーもし
くはローラーコンベアーで構成し、且つコンベアー上で
移送しつつ切断された糸条をコンベアーの間に設けた払
い出しレバーにて2箇所以上で下から支持して上方に持
ち上げた後、直線状を保ったまま下方の樋状の受取り部
へ落し込むように移す操作をくり返すことにより、所望
の集束体にするのが好適である。
かかる本発明の方法では、特にポリスルホン中空糸の
如き脆弱な糸条を該糸条に損傷を与えることなく例えば
数百本〜数千本をほぼ直線状で一定長の糸条群に引揃え
て束ねる場合に効果的である。
以下、本発明の方法を図面により更に詳しく説明す
る。
第1図及び第2図は本発明の一実施態様を示す概略図
であり、第1図は糸条送り手段を中心に示す全体図、第
2図は糸条払い出し手段及び受取り部を中心に示す横断
面図である。
第1図において、紡糸した中空糸1は、フィードロー
ラ2を通って、ベルトコンベアー3に導かれる。このと
き、フィードローラ2、ベルトコンベアー3の送りスピ
ードは、紡糸した中空糸の供給スピードより大として、
中空糸に摩擦抵抗を与えるようにする。実際の操業で
は、ベルトコンベアーの表面と中空糸との摩擦抵抗、中
空糸の物性等を考慮して、該コンベアーの送りによって
糸条間に永久歪みが発生しない適切なスピートに選定さ
れるが、通常は、紡糸工程のスピードより若干速めに選
定される。
ベルトコンベアー3に導かれた中空糸は、開放されて
いる糸条切断装置4を通過し、該中空糸の進行方向に複
数のベルトコンベアーを直列に配したベルトコンベアー
群5に導かれ、ほぼ直線状を保ちながら送られる。これ
らのベルトコンベアー群5の速度も下流側ほど高速にし
て中空糸に摩擦抵抗を与えるようにするのがよい。次
に、中空糸の先端が糸条先端検出機7によって検出され
ると、糸条切断装置4が作動して中空糸を一定長に切断
する。
ベルトコンベアー群5の各コンベアー間には第2図の
如き糸条払い出し手段がそれぞれ設置され、糸条切断に
続いて、払い出しバー6が回転上昇して、切断した中空
糸8を2箇所以上で支持してベルトコンベアー群5より
上方に持ち上げ(すくい上げ)る。払い出しバー6は、
切断した中空糸8をベルトコンベアー群5より持ち上げ
る時に該中空糸がたるまない長さ(間隔)に配置され
る。
払い出しバー6により持ち上げられた、切断した中空
糸8は払い出しバー6の回転上昇に従って該払い出しバ
ー6の上を下方へ滑り、払い出しバー6の先端曲り部9
で直線状を保って揃えられ、さらに払い出しバー6の回
転に伴って、先端曲り部9に揃えられた中空糸が、ガイ
ド棒10にあたってすぐ下に設置した樋状の糸条受け11に
落下する。また、この際、ガイド棒10か糸条受け11を左
右に動かすことによって、糸条受け11内に中空糸を良好
な引揃え状態にて集合させることができる。
上記払い出しバー6は、中空糸の進行方向に直列に並
んだベルトコンベアーの間に少くとも2箇所設置し、平
行な2個以上の払い出しバー6により移動しつつある中
空糸を2箇所以上で支持して上方に持ち上げた後、直線
状に保ったまま糸条受け11を有する受取り部に移し、こ
こで平行に揃った中空糸の集合体(糸束)となる。
[発明の効果] 上述した本発明の方法によれば、紡糸された脆弱な中
空糸がボビンやカセ等に巻かれることなく、かつ、該中
空糸が局部的に把持されることもなく、直線状に引揃え
られることから、永久歪み、ねじれ、折れ、つぶれ、破
断等の欠陥のない直線状の中空糸の集合体(糸束)が得
られる。さらに、この中空糸を一定長に切断する場合
に、切断の時期(タイミング)を変えることによって中
空糸の切断長を容易に変更することができる。
すなわち、本発明方法によって、ポリスルホン中空糸
等の脆弱な中空糸でも、欠陥のない直線状に引揃えられ
た糸条からなる任意の長さで任意の本数の、ほぼ直線状
に引揃えられ束ねられた中空糸の集合体を連続的にかつ
容易に製造することができる。
かくして得られた中空糸の集合体(糸束)は血液透析
用モジュールに組込むなどして有効に使用される。
[実施例] 以下実施例により本発明方法を更に具体的に説明す
る。
20個のノズルを有する紡糸口金より5m/分の速度で紡
糸された内径0.8mm、外径1.2mmのポリスルホン中空糸
を、直接に、第1図及び第2図に示す装置へ送り、ここ
で5.5m/分の速度で回転しているフィードローラ2及び
ベルトコンベアー3によって、ハサミ式の糸条切断装置
4の間を通って、直列に複数のベルトコンベアーを並べ
たベルトコンベアー群5に搬送した。このベルトコンベ
アー群5は長さが100mmのコンベアー12個で構成されて
おり、各コンベアーの間はそれぞれ20mmの間隔があり、
各コンベアーの間にそれぞれ糸条払い出しバー6を設置
した。また光電管式の糸条先端検出機7を糸条切断装置
4の先方(下流側)1000mmの位置に設置し、ベルトコン
ベアー群5によって搬送された糸条の先端を検出し、そ
の信号をハサミ式糸条切断装置4へフィードバックして
糸条を切断した。切断後0.5秒の時点で払い出しバー6
を4秒/回転の速度で回転させ、切断した糸条8を払い
出しバー6で上方に持ち上げ、該バー6の先端曲り部9
で直線状を保って引揃えた後、ガイド棒10に沿わせて糸
条受け11に落し込ませた。この糸条受け11は、長さ1200
mm、巾80mm、深さ50mmの樋状の容器とし、糸条が落し込
まれた後、6mmずつ左右方向に移動するようにした。
このような方法により、2000本の長さ1000mmのポリス
ルホン中空糸の引揃えを行った結果、切断長のバラツキ
が小さく且つ引揃え状態が良好でつぶれ、ねじれ等の欠
陥のないポリスルホン中空糸の集束体(糸束)を得るこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施態様の概略図であり、第2図
は、その横断面図である。両図中の符号は下記を意味す
る。 1:紡出中空糸条 2:フィードローラ 3:ベルトコンベアー 4:糸条切断装置 5:ベルトコンベアー群 6:払い出しバー 7:糸条先端検出機 8:切断した糸条 10:ガイド棒 11:糸条受け

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紡糸部から連続的に供給される中空糸から
    なる糸条を一定長に切断して引揃える方法において、紡
    糸部から引揃え部までの糸導部に、紡糸された糸条の速
    度より高速で移動するほぼ直線状の糸条送り手段を設け
    て、該糸条送り手段と糸条との摩擦抵抗を利用して糸条
    を直線状に走行させ、直線状で走行している糸条を、糸
    条送り手段上で一定長に切断した後、切断された該糸条
    を2箇所以上で支持して上方に持ち上げ、直線状を保っ
    た状態で受取り部に移し、この操作をくり返すことによ
    って、一定長で且つほぼ直線状の集合体に引揃えること
    を特徴とする中空糸からなる紡糸の引揃え方法。
  2. 【請求項2】糸条送り手段が、ベルトコンベアーもしく
    はローラーコンベアーである特許請求の範囲第(1)項
    記載の方法。
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JPS5967459U (ja) * 1982-10-27 1984-05-07 東京電力株式会社 扉用錠前
JPS59100071U (ja) * 1982-12-25 1984-07-06 クマリフト株式会社 リフトに於ける扉のロツクの解除装置
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