JP2528012B2 - 光ファイバ切断方法および装置 - Google Patents

光ファイバ切断方法および装置

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JP2528012B2
JP2528012B2 JP1511034A JP51103489A JP2528012B2 JP 2528012 B2 JP2528012 B2 JP 2528012B2 JP 1511034 A JP1511034 A JP 1511034A JP 51103489 A JP51103489 A JP 51103489A JP 2528012 B2 JP2528012 B2 JP 2528012B2
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    • Y10T225/30Breaking or tearing apparatus
    • Y10T225/371Movable breaking tool

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光ファイバ、特に光ファイバガラスの所望位
置に切込み(ノッチ)を形成して鏡面切断(又は剪断)
する光ファイバ切断方法および装置に関する。
US−A−4,662,710には、切込みを有する光ファイバ
を、第1の弾性部材と第2の弾性部材との対向面間に
は、前記切込みが該対向面間にあるようにして配置し、
前記両弾性部材に圧縮力を作用させて前記ファイバを前
記切込みの周りに第1の方向に曲げ、該ファイバに引張
力を作用させて前記対向面間の切断位置にある切込みに
おいて該ファイバを切断する光ファイバ切断方法が開示
されている。
前述した特許明細書に記載の方法において、前記弾性
部材は長方形断面のゴムストリップであって、前記対向
面の一方は平面であり、他方の対向面は前記平面に向っ
て湾曲している。圧縮力を受けるとファイバの切込み部
に曲げ荷重と引張荷重とが作用して該切込みから裂け目
が伝搬してファイバが切断する。もしファイバの切込み
部が適正応力を受けるならば、各切断ファイバ端面はほ
ぼ光学的に平滑な面、すなわち、この技術で鏡面として
知られる面となろう。かかる鏡面は、ファイバ端を同様
なファイバ端に当接させて光ファイバ接合させる前に、
研磨する必要はない。接合部を通って最適の光伝達が得
られるためには、切断角度が1度程度でなければならな
い。
前述した方法を実施するに際し、ファイバが切断する
時に、前記ゴムストリップがファイバの切断面の鋭い端
縁によって損傷を受けてゴムストリップの対向面に不規
則面が形成され、これが鏡面または切断角度または両方
の特性に影響を与えることが知られている。また、ファ
イバの切断から生じる遊離片、例えばガラス片がゴムス
トリップ上又は内部に残留して鏡面および切断角度を損
なう。
鏡面および切断角度は、また、ゴムストリップの幅お
よび厚さの許容差および形状によって影響を受ける。こ
れらの点で正確なゴムストリップは入手困難である。圧
縮された該ストリップのゴムの量は、前記許容差および
常に長方形を保ちながらもその形状に従って変動する。
かかる変動は、特に、例えば、ゴムストリップが新規な
ものと交換される時に、鏡面および切断角度にかなりの
変化を生じさせよう。前記両ストリップが互いに押圧さ
れる時に、該ストリップが精確に長方形断面でない限
り、前記圧縮力の作用によってファイバは捩れて切断角
度が増大する。かかるゴムストリップを前記US−A−4,
662,710に記載された方法に使用するならば、鏡面およ
び切断角度が支持工具中の単なるストリップのずれだけ
で変化するように見える。
かかる欠点はストリップを特定性質のシリコーンゴム
で作ることによって最小限にすることができるけれど
も、かかる欠点を事実上消去することはできない。
また、シリコーンゴムの圧縮および減圧の間に、ファ
イバの切断時にゴムの小粒子が切断ファイバの鋭い端縁
によって前記対向面からこすり取られてファイバの両切
断端面上に残留する。ゴムストリップの減圧の間に、前
記両端面は互いに向って復帰して遊離ゴム粒子が該両端
面間に押圧され、単に接着テープを使用することでは該
両端面から除去できない程度に固着する。かかる両端面
の汚染は例えば圧着接合によって光透過関係に接続され
た2本のファイバの端面間の間隙に存在するようにな
る。このように、ファイバ間の光透過は、接合のコア材
料、例えばアルミニウムが圧接操作の間に前記間隙の中
心部に押圧される時に、前記汚染材料のためにかなり損
なわれたり透過不能にさえもなる。
本発明の一特徴によれば、本明細書の第2節に記載し
た方法における前述の欠点を緩和させるために、圧縮力
を作用させる間に、ファイバに引張力を加えて該ファイ
バを前記弾性部材間で出発位置から軸線方向に滑動させ
もって前記切込みを前記切断位置に動かし、ファイバの
滑動方向において該切断位置の上流で該ファイバに曲げ
力を作用させもって前記切込みの周りに第2の反対方向
に曲げ、前記切込みが出発位置から切断位置に動くとき
に、該切込みの周りのファイバの湾曲方向が徐々に逆転
される。前記第2の方向のファイバ湾曲は切込みを閉じ
ようとする。
圧縮力および引張力の相対値を適正に選定することに
よって、切断位置におけるファイバの切込み部の応力分
布は、ファイバ中の切込みからの裂け目の伝搬速度が音
速の約1/3の臨界速度を超えないことで、ファイバの切
断端面上にミストやハックルが生じないかまたは極めて
少なくすることができる。
前記引張力の作用のために、ファイバの両端面は該フ
ァイバが切断されるや否や互いに分離されるので、該両
端面はファイバの切断後に互いに向って戻り運動するこ
とはできない。
ファイバは両弾性ストリップ間で滑動するので、ファ
イバが締付けられるために生ずるファイバのゆがみは小
さく、または回避されて切断角度は望ましいほどに小さ
い。
切断位置の上流でファイバに作用する曲げ力はファイ
バに引張力が作用する前に作用するから、ファイバは前
記第2方向に曲げ荷重だけを受け、引張荷重を受けな
い。
本発明の一実施例によれば、引張荷重が徐々に増大す
るので、ファイバに作用する曲げ力は切込みの出発位置
と前記切断位置との間のほぼ中ほどで零に減少する。
本発明の他の特徴によれば、光ファイバを該光ファイ
バ中の切込みにおいて切断する装置は、ファイバを受承
する対向面を持つように対向関係に支持された第1の弾
性ストリップおよび第2の弾性ストリップと、該両スト
リップに圧縮力を作用させてファイバを前記切込みの周
りに第1方向に曲げ、もって該ファイバを前記ストリッ
プに沿う切断位置において切断するための装置とを含有
する。ファイバに引張力を作用する装置が設けられて、
圧縮力の作用中に、該ファイバを前記両ストリップ間で
軸線方向に滑動させ、もって前記切込みを前記切断装置
に位置決めさせるとともに、前記ストリップの対向曲げ
面が該ファイバの滑動方向において切断位置の上流に設
けられ、前記圧縮力の作用中に、前記出発位置における
前記切込みの周りに前記第1方向と反対の第2方向にフ
ァイバを曲げるようになっており、もって切込みが前記
出発位置から前記切断位置に移動するにつれ、切込みの
周りのファイバの湾曲方向が徐々に逆転する。
前記ストリップは、該ストリップをしっかりと付着さ
せるとともに前記湾曲面を与える形状の対向面を持つ、
例えば金属の剛性ブロックによって支持されることが好
ましい。
本発明の一つの実施例によれば、前記ブロックの前記
対向面は、前記ストリップの対向面が相補的な波形であ
るように形成され、ファイバが両ストリップ間に圧縮さ
れる時に、両ストリップの長さ方向中心の一側におい
て、一方のストリップの凸面が他方のストリップの凹面
に受入れられ、前記長さ方向中心の他側において、前記
他方のストリップの凸面が前記一方のストリップの凹面
を受入れる。
本発明の別の実施例によれば、一方のストリップは他
方のストリップに向って湾曲するとともに該一方のスト
リップの全長に沿って延びる一つの凸面を有するように
支持され、他方のストリップはファイバを前記第2方向
に曲げるように凸面から該ファイバの上流の滑り方向に
延びる平坦面を有する。
前記ブロックは、ファイバを両弾性ストリップの対向
面間に挿入できるように該ブロックを互いに離隔させる
とともにファイバを両ストリップ間に締付けて該ストリ
ップに予定の圧縮力を作用させるように互いに向って近
接させる調節可能な締付装置によって支持される。
前記引張力は、前記両弾性ストリップ間から突出する
ファイバ端部を掴持するとともにストリップに向って運
動してファイバ端部分を、前記両ストリップ間に停止部
材によって制限されるまで挿入させるファイバホルダに
よって作用させることができ、該ファイバホルダは両弾
性ストリップから離隔運動してファイバに予定の引張力
を作用させることができる。
次に、本発明をさらに理解しかつ本発明をどのように
実施するかを示すために、例示として添付図面を参照す
る。
第1図は本発明の第1実施例による光ファイバ切断装
置の1対の締付ユニットの概略側面図である。
第1A図は閉位置にある締付ユニットを示す前記装置の
概略側面図。
第1B図は第1A図の平面図である。
第1C図は締付ユニットが閉位置にある第1図と同様な
図面である。
第1D図はファイバを切断するために形成された切込み
を示すファイバの欠截側面図である。
第2図乃至第7図は前記装置によって光ファイバを切
断する方法の連続段階を説明する第1図と同様な概略図
である。
第2A図乃至第7A図はファイバの切込み部を示すととも
にそれぞれ第2図乃至第7図に示された諸段階における
応力分布を示す欠截拡大断面図である。
第8図は前記装置によって切断されて互いに重合関係
に位置する光ファイバ端部分を示す側面図である。
第9図乃至第15図は本発明の第2実施例による光ファ
イバ切断装置における連続段階を説明する、部分的に省
略した概略側面図である。
第1A図に示すように、光ファイバを切断する装置は締
付フレーム3に支持されたファイバクランプ1と、可動
ファイバホルダ9を支持する固定フレーム7とを含有す
る。
ファイバクランプ1はファイバ締付ユニット2および
4を有し、該ユニット2および4は例えば金属から成る
剛性ブロック6および6′をそれぞれ含む。ブロック6
および6′はそれぞれ互いに相補的な波形対向面10およ
び10′を備える。合成フェルトのようなほつれない材料
から作られた弾性ストリップ8および8′が面10および
10′のそれぞれに例えば適当な接着剤によってそれぞれ
の面10または10′の形状に沿って付着されるとともにそ
れぞれ対向面11および11′を有する。対向面11および1
1′を有するストリップ8および8′の各々は、その支
持面10または10′がS字形状のために、第1図に示され
る規則的に離隔した点A乃至Eで種々の半径長さRXを有
する。面11は(第1図において)右方端12から点A、B
を通って点Cまでに連続的に凸状をなし、点Cから点
D、Eを通って(第1図において)左方端14まで逆の形
状、すなわち凹状をなす。面11′は(第1図において)
右方端12′から点A、Bを通って点Cまで連続的に凹状
をなし、点Cから点D、Eを通って(第1図において)
左方端14′まで逆の形状すなわち凸状をなす。このよう
な各場合に、各弾性ストリップ8および8′、従って対
向面11または11′の曲率は点Cで反対になる。
第1A図乃至第1C図に示すように、締付フレーム3はユ
ニット2および4を、光ファイバOFの端部分が面11およ
び11′の間にストリップ8および8′の長さ方向に挿入
される開位置と、ユニット2および4が第1C図に示され
るファイバ締付閉位置との間で垂直方向に互いに近接か
つ離隔させるように支持体2′および4′を運動させる
操作レバー5を有する。レバー5は予定の締付力F1をフ
ァイバOFの前記端部分に作用させるように操作される。
フレーム7はファイバホルダ9をファイバクランプに対
して近接かつ離隔させるための操作ハンドル13を有す
る。
この装置を操作するために、ファイバOFの前記端部分
は例えばけがきまたは食刻によって第1D図に明示される
ような鋭いV形切込みNが形成されもって、後述される
ように、ファイバ端部分を切断する弱化領域を与える。
切込みNが形成されたファイバOFをファイバホルダ9に
貫通させ、次に該ホルダが貫通ファイバ部分をしっかり
と掴持するように作動され、該ファイバホルダ9はハン
ドル13によって後退位置(図示せず)から前進してファ
イバの端部分を、ユニット2および4が開位置(第1A図
および第1B図)にある時に、面11および11′の間に通し
て切込みNを第2図に示す点Aに位置させる。第2図乃
至第7図において、切込みNの位置は点線Nで示され、
第2A図乃至第7A図においては実線Nで示される。ユニッ
ト2および4が閉じた時(第1C図)、力F1が作用してフ
ァイバ部分を面11および11′の間に圧縮する。従って、
ファイバ端部分の切込み部分は、第2A図における圧縮応
力線CSおよび引張応力線TSで示される応力分布から明ら
かなように完全な曲げ荷重を受ける。点Aにおけるスト
リップ8および8′は、前記曲げ荷重がファイバを最も
高位置にある切込みNの周りに、該ファイバを切込みN
で切断するに必要な方向と反対の方向、すなわち、切込
みNを閉じようとする方向に曲げるように作用する形状
を有する。従って、点Aでは切断作用は生じない。次
に、ファイバホルダ9をハンドル13によって後退させて
予定の引張力P1(第3図)を作用させもってファイバOF
を左方(第3図において)に引張ると、ファイバは面11
および11′の間で軸線方向に滑動し、切込みNは出発位
置、すなわち点Aから、第4図乃至第7図に示すよう
に、点B、C、およびDを通って点Eに移動する。
切込みを点Aに位置させて力P1を作用させると、切込
みNの付近のファイバ内の応力分布は、第3A図に示すよ
うにファイバに作用する主として曲げ荷重と僅かな引張
荷重とから成る。ファイバが面11および11′の間を滑り
続けて、切込みNが点Aから点Bに移るにつれて、曲げ
荷重は徐々に減少するとともに引張荷重が徐々に増大す
る(第4A図)。切込みNが点C、すなわち面11および1
1′の円弧の逆転点に到達するまで、曲げ荷重は零に向
って減少し、C点における応力分布は全く引張荷重とな
り(第5図および第5A図)、該引張荷重は切込みNが点
Bから点Cへ移動するにつれて徐々に増大する。切込み
Nが点Cから点Dへ移動するにつれて、ファイバの切込
み部分上の曲げ荷重は逆転して、ファイバの該部分はフ
ァイバを切込みNで切断する方向に徐々に曲げられる。
この時、ファイバ上の引張荷重もまた徐々に増大する
(第6図および第6A図)。切込みNが点Dから点Eへ移
動するにつれて、ファイバの切込み部分における曲げ荷
重および引張荷重は、ファイバが切断する点Eで互いに
適正な関係となるように徐々に増大し、応力は所定の切
断力で最小局部応力があるように分布され(第7図およ
び第7A図)、ファイバが切断する時に裂け目が切込みか
らファイバを通って伝搬する速度は音速の約1/3の臨界
速度を超えない。ファイバが切断する時に、ファイバホ
ルダ9によって掴持されたファイバ部分の切断端は面11
および11′の間のファイバ端部分の切断端から引き離さ
れ、従って、ファイバの切断端面は互いに当接しなくな
る。ファイバが前述したように切断されると、ユニット
2および4はレバー5によって開位置に復帰してファイ
バOFの切断端部分を面11および11′の間から取り出すこ
とができる。
切込みNが点Aから点Eへ移動する時、二の現象がフ
ァイバの切込み部分における応力分布に影響する。
第1に、ファイバがストリップ8および8′の間を滑
るので、引張力P1はファイバの切込み部分に引張荷重を
発生させる。この引張荷重と、これによりファイバ内に
生ずる応力とは点A(ファイバの運動の出発)から点E
(ファイバの切断位置)まで徐々に増大する。
第2に、曲げ力のために、ファイバの切込み部分の上
方部分、すなわち切込みNの付近における圧縮応力と、
ファイバの下方部分における引張応力とは、切込みNが
点Aから点Cへ移動するにつれて徐々に零に向って減少
し、点Cにおいて圧縮応力と引張応力とが逆転して点C
からは引張応力がファイバの切込み部分の上方部分に生
ずるとともに圧縮応力がファイバの下方部分に生じ、両
方の応力は切込みNが切断位置すなわち点Eに到達する
迄増大する。
ファイバの切込み部分における応力分布が第2A図乃至
第7A図に示される。第7A図に示す切断位置における応力
分布において、裂け目伝搬速度は、前述したように、音
速の約1/3の臨界速度を超えないので、切断ファイバ端
面にはミストやハックルが殆どまたは全く生じない。こ
の応力分布は、伝搬速度を増大させる前記局部応力が所
定の切断応力において最小であるために、端面全体に亘
って鏡様光学面を有する切断ファイバ端面を与えるよう
に裂け目伝搬速度を適正な値に維持する。もし裂け目伝
搬速度が音速の約1/3の値に達すると、裂け目のために
分離されたファイバ面は多数のひびによって割れが生
じ、ミストのあとにハックルが生じよう。ファイバが両
弾性ストリップ間を滑動するので、ファイバの締付けに
原因する捩れが減少または回避され、従って切断端面の
切断角度は不変であり、そのため切断ファイバ端面16
が、第8図に示されるように、ずれた当接関係に配置さ
れる場合のファイバのコア内への望ましくない光反射が
制限される。第8図において、ほぼ1度を超えない切断
角度がAで示される。ストリップ8および8′の材料に
よる端面16の汚染は、ほつれない材料、例えば合成フェ
ルトからストリップを作成することによって減少する。
次に、第9図乃至第15図を参照する。この実施例によ
るファイバ切断装置は前述したファイバホルダ9と同様
なファイバホルダ18を含有し、同様に取付けられる。フ
ァイバホルダ18はファイバクランプ20に対して近接かつ
離隔運動可能であり、該ファイバクランプは可動な上方
ファイバ締付ユニット22と可動な下方ファイバ締付ユニ
ット24とを含有する。ユニット22は例えば金属から作ら
れた剛性ブロック26を含有し、該ブロックはユニット24
に向って滑らかに湾曲する湾曲下面28を有し、該ブロッ
クに例えば合成フェルトのようなほつれない材料から作
られた弾性ストリップ30が付着され、該ストリップは面
28の外面に沿うとともに半径R1(第9図)を持つファイ
バ係合面32を有する。ユニット24はブロック26と同様に
剛性にして金属から作られるブロック34を含有する。ブ
ロック34はその右方(第9図乃至第15図において)の端
部から延びる直線状の水平な第1面部分36を有し、該面
部分は該ブロック34の左方(第9図乃至第15図におい
て)の端部近くで下方に傾斜して面28から斜めに離れる
ように延びる短い第2面部分38に連続し、従って、面28
および38はファイバクランプ20の左方(第9図乃至第15
図)の端部近くでファイバホルダ18の方向に互いに拡開
する。例えば合成フェルトから作られる弾性ストリップ
40が面36および38にこれらの面に沿ってしっかりと付着
される。このようにしてストリップ40は面部分36の外面
に沿い、従って水平な直線状の第1のファイバ係合面部
分42と、面部分38の外面に沿う第2のファイバ係合面部
分44とを有し、これらの面部分42および44は協働して面
32に向って湾曲する半径R2(第9図)を形成する。面32
および面部分44はファイバホルダ18に向う方向に拡開す
る。ユニット22および24は前述した締付フレーム3と同
様にして操作が同様なレバーを有する図示しない締付フ
レームによって支持される。
第9図は、不特定長さの光ファイバOFの端部分を通過
させたファイバホルダ18が該ファイバを該ホルダ18に関
して運動しないように固定している。出発位置にある装
置を示す。この出発位置においては、ファイバホルダ18
はファイバクランプ20から離れた水平方向後退位置にあ
り、ユニット22および24は、ストリップ30および40のそ
れぞれ面32および面部分42および44はこれらの間にファ
イバOFの端部分を受入れるように互いに離隔した開位置
にある。次に、第10図に示すように、ファイバホルダ18
は出発位置から第10図の矢印Bの方向にファイバクラン
プ20に向って調節可能のファイバホルダ停止部材S1によ
って制限されるまで前進し、ファイバ端部分がストリッ
プ30および40の間に挿入され、第1B図に示された切込み
と同様に、前もってファイバ端部分に形成された切込み
Nがファイバホルダ停止部材S1の位置によって決定され
る、両ストリップ30および40の両端間のほぼ中央に位置
する。次に、締付ユニット24は調節可能停止部材S2によ
ってファイバ端部分が、第11図に示されるように、僅か
に上昇する程度に持ち上げられる。しかしながら、停止
部材の調節は決定的なものではなく±0.2ミリメートル
程度のものである。
ユニット24が前述したように持ち上げられた後に、ユ
ニット22が前記締付フレームによって第12図に示すよう
にユニット24に向って降されてユニット24に締付力Fを
作用させ、該ユニット24は停止部材S2によって下方への
運動が阻止される。このように締付けられたファイバ端
部分は、ストリップ30の面32と、ストリップ40の面部分
42との間で、面32の外面によってファイバ端部分を切断
するのに必要な曲げ方向と反対方向に、最も高い位置に
ある切込みNの周りに曲げられる。力Fの大きさは決定
的ではなく、例えば10±2ニュートンである。
ファイバ端部分がストリップ30および40の間に締付け
られたままファイバホルダ18を、第13図に示すように、
後退させてファイバ端部分に引張力Pを作用させ、この
力の大きさは力Fの大きさ、およびファイバ端部分がス
トリップ30および40の間を滑動する摩擦係数に従って選
定される。切込みNが、ストリップ40の面部分42および
44が半径R2において連続する遷移領域Zに到達すると、
ファイバ端部分は切込みNの周りで最初に述べた方向と
反対の方向に徐々に曲げられて該ファイバ端部分は切込
みNで切断され、曲げ荷重と引張荷重との間の適正な関
係が(第7図および第7a図の点Eにおいて)達成されて
いる。
停止部材S2および力Fの大きさを正しく調節すること
によって、ファイバ端部分の両切断端面はそれぞれの全
面に亘って鏡様の面と、第14図において拡大された切断
ファイバ端面16′について概示されたような小さい切断
角度とを有することとなろう。ファイバ端部分が切断さ
れた後、第14図に示すようにホルダ18がその出発位置に
戻り、ホルダ18に保持されたファイバ長さ部分の切断端
面16は、ストリップ30および40の間に締付けられたまま
のファイバ部分の切断端面から引き離される。次に、ユ
ニット22および24は、ゆるんだファイバ部分がファイバ
クランプ20から取出されている時に実施されるファイバ
切断装置の次の操作サイクルのために第15図に示される
ような開位置に動かされる。
第9図乃至第15図に示される装置の各操作サイクルの
間に、切込みNの付近における応力分布は第2A図乃至第
7A図に示されるようなものである。第9図乃至第15図に
関して前述した光ファイバ切断方法において、2個の主
パラメータ、すなわち停止部材S2によってユニット24を
位置決めすることおよび力Fの大きさがある。しかしな
がら、これらのパラメータは決定的なものではなく、両
方共容易に調節できるとともに、半径R1およびR2もまた
決定的なものではない。しかしながら、切込みNは鋭い
V形のものでなければならない。
前記方法は別法として、力Fをユニット22および24に
作用させながらファイバホルダ18を停止部材S1に押し当
てるように保持し、かつファイバクランプ20からファイ
バホルダ18を後退させる代りにファイバホルダ18からフ
ァイバクランプ20を離遠させることによって実施するこ
ともできる。この場合には、ファイバは第9図乃至第15
図に関して記載した方法と全く同じようにストリップ30
および40の間で滑って、ファイバは同じようにして切断
する。
前述した光ファイバ切断方法および装置は、ファイバ
の切断端面の全体が光学的に平滑であり、切断角度が小
さくかつ不変であり、ファイバに捩れが殆どまたは全く
加えられないので1秒以下の角度が達成される。同時
に、装置の各部材は調節が簡単かつ容易であり、パラメ
ータは決定的ではない。ファイバの切断端面上に形成さ
れる僅かな汚染は接着テープによって容易に除去され
る。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバの切断所望位置に形成された切
    込みにおいて前記光ファイバを切断する光ファイバ切断
    方法において、 前記光ファイバに圧縮力を加えて保持しつつ前記光ファ
    イバに張力を加えて摺動させ、前記切込み形成部分が閉
    じる第1方向に曲げる工程と、 前記光ファイバに圧縮力を加えつつ前記光ファイバに張
    力を加えて摺動させ、前記切込み形成部分を前記第1方
    向と反対の第2方向に曲げて前記光ファイバを切断する
    工程とから成ることを特徴とする光ファイバ切断方法。
  2. 【請求項2】対向面に弾性材料のストリップが設けられ
    た1対の剛性ブロックから成る第1および第2ファイバ
    クランプユニットと、 該ファイバクランプユニットの前記剛性ブロックを相互
    に押圧して前記ストリップ間に配置された光ファイバに
    圧縮力を加える支持装置と、 前記光ファイバを保持し前記第1および第2ファイバク
    ランプユニットに対して移動可能な光ファイバホルダ
    と、 該光ファイバホルダにより前記光ファイバに張力を加え
    且つ前記光ファイバを相互に反対の第1および第2方向
    に曲げる装置とを具えることを特徴とする光ファイバ切
    断装置。
JP1511034A 1988-09-27 1989-08-16 光ファイバ切断方法および装置 Expired - Lifetime JP2528012B2 (ja)

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DK (1) DK129190A (ja)
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