JP2527851B2 - 複数の実体中での資源を時分割多重化する装置及びその方法 - Google Patents

複数の実体中での資源を時分割多重化する装置及びその方法

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JP2527851B2
JP2527851B2 JP4733291A JP4733291A JP2527851B2 JP 2527851 B2 JP2527851 B2 JP 2527851B2 JP 4733291 A JP4733291 A JP 4733291A JP 4733291 A JP4733291 A JP 4733291A JP 2527851 B2 JP2527851 B2 JP 2527851B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には多数の実体
中で資源の時分割多重化、特にはそれら実体が多様な要
求を有するときにおける時分割多重化に関する。
【0002】
【発明の背景】
【0003】
【発明の分野】コンピュータや伝送回線のような装置の
容量は、これまでの永い期間、一組の利用者の間でその
ような装置を時分割多重化することにより、これら利用
者の間で共用されている。
【0004】この装置が時分割多重化されているとき、
各利用者は順に比較的に短い時間インターバルの間その
装置の使用権を受ける。一人の利用者は、彼がその装置
に実行させよう思っているタスクが終了するまで、継続
して順に何回もの時間インターバルの使用権を受ける。
【0005】このような時分割多重化を行うために、こ
れまで種々の技術が開発されて来ている。これらの技術
が目標とするところは、代表的には次のようなものであ
る。
【0006】・ 装置を効率的に使用すること;
【0007】・ 利用者の間で装置を使用する優先順位
を前以て定めておくこと;
【0008】・ 利用者の間での装置の使用を公平に割
り当てること;
【0009】・ 悪意または誤用の利用者から他の利用
者を保護すること;
【0010】・ サービス率及びアクセス間の遅延量を
保証すること。
【0011】これらの目標を達成することは、装置の容
量が増大し、且つ利用者の要求範囲が拡大するにつれ
て、益々困難になって来ている。例えば、単一の時分割
多重化データ伝送回線の利用者等が、ディジタル映像信
号からディジタル音声信号を通り、相互に作用する電子
郵便へファイル転送を行なうコンピュータへの命令及び
このコンピュータ・プログラムからの応答に亘る情報を
伝送するためにこの回線を同時に使用することができ
る。
【0012】
【従来技術】多重化のための一つの有効な技術に、ラウ
ンド・ロビン・サーバがある。このようなサーバのブロ
ック・ダイヤグラムを図1に示す。ラウンド・ロビン・
サーバ101は、幾つかの実体に対し時分割多重化資源
103を使用できるようにする。
【0013】例えば、もし時分割多重化資源103がコ
ンピュータである場合には、これらの実体はこのコンピ
ュータ上で動作するプロセスであり、もしそれが伝送線
である場合には、これらの実体はその伝送線を利用して
いる仮想回路であるとすることができる。
【0014】或る実体が時分割多重化資源103のため
に為すべき作業を持っているときには何時でも、作業リ
スト111上の実体に対して単一のエントリーが存在す
る。作業リスト111は先端部と末端部とで区切られた
待ち行列である。
【0015】もし或る実体が資源103に対して為すべ
き作業を持ち、且つ現時点で作業リスト111上の実体
に対するエントリー113が無い場合には、この実体に
対するエントリーは作業リスト111上の末端部に位置
される。
【0016】プロバイダー105は、それら実体中の資
源103を作業リスト111の先端部から読み出すこと
によって多重化する。このプロバイダー105は作業リ
スト111の先端部で現にそのエントリー113を取り
出し、且つこのエントリー113中の特定された実体を
或る一定長さの時間で資源103へ供給する。
【0017】この時間が過ぎると、プロバイダー105
はこの実体に対して更に為すべき作業が有るか否かを判
定する。もし更に有る場合には、このエントリー113
は作業リスト111の末端部へ戻され、もし無い場合に
はこのエントリー113は作業リスト111から除去さ
れる。
【0018】上記のステップは、この作業リスト111
上の各エントリー113について繰り返して行われる。
もし作業リスト111が空になっている場合は、資源1
03は単に休止状態となっている。
【0019】資源を利用する実体は、いづれも作業リス
ト111上に単一のエントリーを有し、且つ各エントリ
ーは資源103への或る一定量のアクセスを表わしてい
るので、ラウンド・ロビン・サーバ101は最小レベル
のサービスを保証することができる。
【0020】もしn個の実体がラウンド・ロビン・サー
バ101によってサービスを受けている場合は、各実体
が資源103への全アクセス量のうち、少なくとも1/
nのアクセスを受けることとなり、且つその実体による
各アクセスの間の時間は多くても、 n×(各実体で与えられる時間インターバル) となろう。
【0021】しかしながら、ラウンド・ロビン・サーバ
101は、例え各実体が平均してますます頻繁にアクセ
スを受けるようになろうと、その最小レベル以上の何ら
かのレベルを有するサービスに関しては保証することが
できない。その理由は所定の実体に対する保証された最
小レベル以上の実際のアクセスが他の実体によって要求
されるアクセス量の関数であるためである。
【0022】図1のものと同じようなラウンド・ロビン
・サーバが十分ではない分野の例に広帯域ディジタル統
合サービス網(ISDN)が有る。このような回線網
は、ディジタル画像通信やディジタル音声通信及びコン
ピュータ通信を含む、多くの種類の通信を伝送する。
【0023】広帯域ISDNは非同期転送モード(AT
M)と呼ばれる技術を使用してデータを転送する。AT
Mにおいては、全てのデータがセル単位で転送される。
セルは、仮想回路を通じてそのセルをその伝送先へ送る
ためにその回線網が必要とする情報を有するヘッダー
と、この仮想回路を通じて転送されるべきデータを有す
る本体とを持っている。
【0024】図2はATM回線網で使用するように定義
づけられているセル201を示す。ATMセル201は
53バイトの長さを有し、そのうち48バイトは本体2
05を構成し、残りの5バイトがヘッダー203を構成
している。
【0025】広帯域ISDNにおいては全てのデータが
セル単位で移動するが、ATMセル201で送られてい
る種類のデータは必然的にそのセルをこのISDNで取
り扱う態様に影響を与える。個々の異なる種類のデータ
は、バンド幅(所定の時間インターバル中に伝送される
データ量)及び遅延(データの最初の部分の到達とその
関連する次の部分の到達との間の時間の隔たり)に関し
て異なる要件を持っている。
【0026】例えば、実時間画像通信は広いバンド幅と
変動の少ない遅延とを必要としている。音声通信は変動
の少ない遅延を必要としているが、広いバンド幅を必要
とはしていない。
【0027】コンピュータ通信の要件は、実時間画像通
信応用でのそれらに近いバンド幅要件と遅延要件とを持
つ対話型グラフィック応用から、変動の少ない遅延を必
要とするが広いバンド幅を必要とはしない対話型文字通
信応用を経て、変動の少ない遅延も広いバンド幅も必要
とはしない電子郵便のような応用に至るまでの、広い範
囲に亘っている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上記に説明した如く、
ラウンド・ロビン・サーバ101は単に最小のアクセス
速度とアクセス間の最長インターバルとを保証すること
ができる。そのうえ、ラウンド・ロビン・サーバ101
によってサービスを受ける全ての実体が、同一の最小ア
クセス速度及び最長アクセス間インターバルを持ってい
る。
【0029】このために、異なる平均アクセス速度で伝
送される通信を取り扱わなければならない回線網応用
に、ラウンド・ロビン・サーバ101を容易且つ経済的
に使用することはできない。
【0030】以下に述べる本発明は、一組の実体中の資
源103を制御された平均速度で多重化する装置及び方
法を提供しようとするものである。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の多重化装置は、
資源を各実体に個々の時間インターバルの間、使用させ
る一組のサーバを有する。この一組のサーバのうちの幾
つかのサーバは、この組のうちの他のサーバを活性化す
ることができる。
【0032】これら幾つかのサーバの各々は、このサー
バに一つまたはそれ以上の数の前記実体を関連づける手
段と、このサーバに一組の時間インターバルとこの一組
の中で更に細分化した組の時間インターバルとを関連づ
ける手段と、このサーバが活性化状態にあるとき、前記
一つまたはそれ以上の数の実体が、多くとも前記細分化
した組の時間インターバルの間、前記資源を利用可能と
なるように、且つ前記一組の時間インターバルのうちの
残りの間、他のサーバを活性化されるように動作する手
段とを有する。
【0033】従って、本発明の一つの目的は、実体中の
資源を時分割多重化するたもの改善された装置及び方法
を提供することにある。
【0034】本発明の別の目的は改善されたデータ処理
システムを提供することにある。
【0035】本発明の更に別の目的は改善されたデータ
伝送装置を提供することにある。
【0036】
【実施例】本発明の説明を、先ず本発明の概説から始め
る。この概説に続いて、ATM回路網におけるラウンド
・ロビン・サーバの説明、ATM回路網において実行さ
れる本発明の説明、最後に、本発明をそのATM回路網
において使用する方法の例の説明を行なう。
【0037】本発明の概要(図3)
【0038】図3は、本発明を図1のものと略同じレベ
ルで概略化して示すブロック・ダイヤグラムである。そ
の図でのように、幾つかの実体の中には、多重化される
べき時分割多重化資源103が有る。この多重化は、ラ
ウンド・ロビン・サーバ303(0)乃至303(n)
を有するラウンド・ロビン・サーバの組301によって
為される。
【0039】ラウンド・ロビン・サーバ303(x)に
は以下の要素が含まれている。
【0040】・ ラウンド・ロビン・サーバ303
(x)が資源103へのアクセスを与える実体に関する
作業リスト111(x);
【0041】・ ラウンド・ロビン・サーバ303
(x)がアクセスを与える資源103上に一組の時間イ
ンターバル及びこの一組の時間インターバルを更に細分
化した組の時間インターバルを特定するインターバル・
セット・スペシファイヤー(ISS)307(x);
【0042】・ 上記細分化した組の時間インターバル
を構成する時間インターバル中に作業リスト111
(x)内に特定されている実体に関して資源103へア
クセスを与えるプロバイダー305(x);
【0043】・ 上記細分化した組の時間インターバル
で為されるべき作業の明細を、資源103へ伝送する、
作業明細ライン;及び
【0044】・ ラウンド・ロビン・サーバ303(x
+1)を活性化する信号を伝送する、 起動ライン
(A)311(x)。
【0045】第一ラウンド・ロビン・サーバ、この例で
はラウンド・ロビン・サーバ303(0)は常時活性化
されており、他の何れかのラウンド・ロビン・サーバ3
03(x)はそれが活性化ライン(A)311(x−
1)上の活性化信号を受けている場合のみ活性化されて
いる。
【0046】動作は以下の通りである。常時活性化され
ているラウンド・ロビン・サーバ303(0)がそれに
対して特定されている一組の時間インターバルの配分を
絶えず続けている。
【0047】この一組の時間インターバルのうちの細分
化した組(これは無効な組かまたは完全な組かである)
に属する時間インターバル中に、ラウンド・ロビン・サ
ーバ303(0)が作業リスト111(0)上の実体に
資源103へのアクセスを与える。その細分化した組に
属しておらず、以下において「ローカル・サブセット」
と呼ばれる時間インターバル中に、ラウンド・ロビン・
サーバ303(0)が活性化ライン(A)311(0)
に活性化信号を出力する。
【0048】この信号はラウンド・ロビン・サーバ30
3(1)に受信され、従ってこのラウンド・ロビン・サ
ーバ303(1)が活性状態になる。ラウンド・ロビン
・サーバ303(1)は活性状態にあるとき、ラウンド
・ロビン・サーバ303(0)と全く同様に作用する。
【0049】ラウンド・ロビン・サーバ303(1)は
また一組の時間インターバル及びそのローカル・サブセ
ットを有する。ラウンド・ロビン・サーバ303(1)
はまた、そのローカル・サブセットの時間インターバル
中に作業リスト111(1)上の実体に資源103への
アクセスを与え、且つそのローカル・サブセット内には
無い時間インターバルの間、活性化ライン311(1)
上に活性化信号を出力する。
【0050】残りのラウンド・ロビン・サーバ303
(0)乃至303(n−1)は同じ態様で作用する。次
のラウンド・ロビン・サーバを持たないラウンド・ロビ
ン・サーバ303(n)は、単にその組の時間インター
バルの全体と同じであるローカル・サブセットを有す
る。
【0051】この構成によって得られる効果は以下のと
おりである。もしaがラウンド・ロビン・サーバ303
(x−1)に属する組の中の時間インターバルの数であ
り、bがそのローカル・サブセットの中の時間インター
バルの数であってb≦aであれば、ラウンド・ロビン・
サーバ303(x)はラウンド・ロビン・サーバ303
(x−1)が有する資源103へのアクセスのうちb/
a個のアクセスを有する。
【0052】更に、ラウンド・ロビン・サーバ303
(x)に対して為される作業とラウンド・ロビン・サー
バ303(0)乃至303(n−1)の全体にに対して
為される作業との比率は次のように表される。
【0053】[ラウンド・ロビン・サーバ303(x−
1)のアクセス数b/a]×[ラウンド・ロビン・サー
バ303(x−2)のアクセス数b/a]×・・・・×
[ラウンド・ロビン・サーバ303(0)のアクセス数
b/a]
【0054】例えば、もしこの階層の中に三個のサーバ
が有って、ラウンド・ロビン・サーバ303(0)が十
個の時間インターバルとそのローカル・サブセットに属
する九個の時間インターバルとを有し、ラウンド・ロビ
ン・サーバ303(1)が十個の時間インターバルとそ
のローカル・サブセットに属する九個の時間インターバ
ルとを有していれば、ラウンド・ロビン・サーバ303
(2)は資源103によって為される全作業のうち(1
/10)×(1/10)即ち1/100の作業が得られ
ることとなろう。
【0055】さらに、資源103がラウンド・ロビン・
サーバ303(x)に対して行なう作業の率は同じ規則
に従っている。従って、もし資源103が作業率Rでラ
ウンド・ロビン・サーバ303(x−1)に対して作業
を行なう場合は、資源103がラウンド・ロビン・サー
バ303(x)に対して行なう作業の率は(b/a)×
Rであり、資源103がラウンド・ロビン・サーバ30
3(0)に対して作業を行なう作業率とこの資源103
がラウンド・ロビン・サーバ303(x)に対して作業
を行なう作業率との関係は次のように表される。
【0056】[ラウンド・ロビン・サーバ303(0)
の作業率R]×[ラウンド・ロビン・サーバ303
(1)のアクセス数b/a]×・・・・×[ラウンド・
ロビン・サーバ303(x−1)のアクセス数b/a]
【0057】従って、上記の例では、ラウンド・ロビン
・サーバ303(2)はラウンド・ロビン・サーバ30
3(0)によって与えられる作業率の1/100で時分
割多重化資源103へのアクセスを与える。結局、ラウ
ンド・ロビン・サーバ303(x)がアクセスを与える
作業率が、作業リスト111(x)の中の各実体が資源
103に為すことができるアクセスの周波数を決定して
いる。
【0058】もし、作業リスト111(0)上の或る実
体が一時間インターバル間のアクセスを有し、且つ作業
リスト111(2)上の或る実体が一時間インターバル
間のアクセスを有していれば、作業リスト111(0)
上のその実体は作業リスト111(2)上のその実体よ
り100倍の周波数で資源103へのアクセスを有する
こととなろう。
【0059】作業率及び作業量のそれ以上の詳細化は、
ラウンド・ロビン・サーバ303が有する組の中の時間
インターバルの数及び所定の実体の対して与えられる時
間インターバルの数を調節することによって為すことが
できる。
【0060】もし、ラウンド・ロビン・サーバ303
(2)が有する組の中に十個の時間インターバルが有
り、それらのうち三個がその所定の実体に対して与えら
れていると仮定すれば、この所定の実体は、ラウンド・
ロビン・サーバ303(0)が資源103へのアクセス
を与えることができる千個の時間インターバルにつき三
回、資源103へのアクセスを受けることとなろう。
【0061】上記説明から明らかな如く、ラウンド・ロ
ビン・サーバ303(0)乃至303(n−1)を有す
る階層301は各実体へのアクセスに、資源103への
アクセスの周波数及びその量に関して多岐に亘る要求を
与えることができる。
【0062】この点で、何れかの実体の要求は、ラウン
ド・ロビン・サーバ303での時間インターバルの組及
びローカル・サブセットの規模、及び所定のラウンド・
ロビン・サーバ303が適当な結果を得るために所定の
実体に与える時間インターバルの数を操作することによ
って適えることができる。
【0063】ATM回線網のノードにおけるラウンド・
ロビン・サーバ(図4)
【0064】従来技術の説明で述べた如く、多岐に亘る
要求を持っている実体が或る資源上に多重化されなけれ
ばならない一つの分野にATM回線網が有る。この情況
では、各実体は、実時間で伝送されるディジタル化テレ
ビジョン信号から電子郵便に亘るデータを伝送する仮想
回路であり、資源は高速伝送回線である。
【0065】ATM回線網のノード中のラウンド・ロビ
ン・サーバに関する以下の記述は、本発明をこの情況で
使用する説明の基礎を与えんとするものである。
【0066】図4は、ATM回線網のノード400を示
す概略図である。ノード400はノード入力端(NI)
431で一つまたはそれ以上の伝送回線からATMセル
201を受信し、ノード出力端(NO)433で一つま
たはそれ以上の伝送回線へATMセル201を出力す
る。
【0067】ATMセル201はノード400内に有る
が、このATMセル201は幾つかの仮想回路待ち行列
(VCQ)401に蓄積されており、これは現にノード
400を横断している各仮想回路に対するものである。
各ATMセル201は、ラウンド・ロビン・サーバ41
3の制御の下で仮想回路待ち行列401からノード出力
端433へ出力される。
【0068】より明確には、各ATMセル201は、受
信部(RCVR)405によって受信される。受信部4
05は、各ATMセル201のヘッダー203からどの
仮想回路がATMセル201を伝送しているかを判定す
る。受信部405は、続いて矢印で表示したセル入力
(CI)409で図示されるように、ヘッダー203内
に特定されている仮想回路に対する仮想回路待ち行列4
01の末端部分にそのATMセル201を配置する。
【0069】受信部405はまた、回路数入力(CIN
I)矢印423で図示されるように、仮想回路の数をラ
ウンド・ロビン・サーバ413へ与える。
【0070】仮想回路待ち行列401がATMセル20
1を有するときは、ラウンド・ロビン・サーバ413は
回路数出力(CINO)矢印429で図示されるよう
に、仮想回路待ち行列401の符号を伝送部(XMI
T)407へ与え、伝送部407はセル出力(CO)矢
印411で図示される如く、直ちに特定の仮想回路待ち
行列401の先頭部のATMセル201をノード出力端
433へ出力する。
【0071】従来技術のノード400において、図1に
示されているものと同様な簡単なラウンド・ロビン・サ
ーバが図4に示されるラウンド・ロビン・サーバ413
の代わりに用いられていた。このように簡単なラウンド
・ロビン・サーバは単に仮想回路数を含む作業リスト1
11を有する。
【0072】受信部405が仮想回路に対するATMセ
ル201を受信する度ごとに、受信部405はラウンド
・ロビン・サーバへその仮想回路数を与える。もしその
仮想回路に対する作業リスト上にエントリーが無い場合
は、このラウンド・ロビン・サーバはその作業リストの
末端部に、そのセルが有する仮想回路数を持つエントリ
ーを配置する。
【0073】このラウンド・ロビン・サーバはその作業
リストの先頭部分からエントリーの読み出しを行なう。
このラウンド・ロビン・サーバにより、各エントリーに
対して伝送部407がその仮想回路に対する仮想回路待
ち行列401(x)の先頭部から一個のセルを出力する
ようなる。
【0074】もし、仮想回路待ち行列401(x)中に
他のATMセル201が有る場合は、ラウンド・ロビン
・サーバはその仮想回路に対する作業リストのエントリ
ーをその作業リストの末端部分に戻す。
【0075】既に説明したように、n個の仮想回路が有
る場合には、ラウンド・ロビン・サーバは、各仮想回路
に伝送部407が持つ帯域幅のうち最小で1/nの帯域
幅を保証し、且つ或る仮想回路内にある二つのセルの間
に、最大で、 n×(一個のATMセル201の伝送に要する時間) までの遅延を保証することができるが、しかし平均速度
やその最大値以下の何らかの遅延を保証することはでき
ず、且つ別の仮想回路に別の平均速度を与えることがで
きない。
【0076】図4のラウンド・ロビン・サーバ413
は、上記した従来のラウンド・ロビン・サーバを改良し
て、仮想回路に平均速度の保証を与えることができ、且
つそれによって別の仮想回路が別の平均速度で伝送する
ことが可能となるようにしたものである。
【0077】ラウンド・ロビン・サーバ413がこの目
的を達成することができるにする手段は、伝送部407
の出力をフレーム分割することによるものである。伝送
部407は一時に単に一つのATMセル201を伝送す
ることができるに過ぎない。伝送部407が一つのAT
Mセル201を伝送するインターバルは「スロット」と
呼ばれ、且つそのインターバルの長さは「スロット時
間」と呼ばれる。
【0078】或る所定のラウンド・ロビン・サーバ41
3は或る固定された数のスロットから成る「フレーム」
を有する。「フレーム時間」は、フレーム内に有るスロ
ットの数とスロット時間との積である。
【0079】ノード出力端433に現れるであろうフレ
ーム436が図4の下部に図示されている。フレーム4
36は数個のフレーム・サイズ(FSZE)スロット4
37を有する。所定の仮想回路からのATMセル201
を有するスロットは、その仮想回路が有する数によって
表されている。
【0080】所定の仮想回路からの一組のATMセル2
01は仮想回路出力(VCO)439によって表されて
いる。以下でより詳細に説明するように、フレーム43
6中の幾つかのスロットはこれらのATMセル201を
含んでいないことがあり、これら空スロットは空き部
(W)441として表されている。
【0081】ラウンド・ロビン・サーバ413には以下
の要素が含まれている。
【0082】・ ラウンド・ロビン・サーバ413の動
作を制御し、その結果ラウンド・ロビン・サーバ413
が、各フレーム・サイズ・スロット437に一回、伝送
部407へ仮想回路数を与えることができるようにす
る、クロック入力(CLK)435;
【0083】・ ATMセル201が含まれている仮想
回路待ち行列を有する仮想回路を表わす、作業リスト
(WL)415;
【0084】・ ラウンド・ロビン・サーバ413が有
する全出力のうち、どの部分が各仮想回路に充てられる
べきであるかを表わす、割り付けリスト(AL)419
【0085】・ ラウンド・ロビン・サーバ413が有
するフレーム436内に有るフレーム・サイズ・スロッ
ト437の数を表わす値である、フレーム・サイズ(F
SZE)403;
【0086】・ ラウンド・ロビン・サーバ413がフ
レーム436の出力を開始するときフレーム・サイズ4
03の値にセットされるカウンターであるフレームカウ
ンター(FCTR)427;及び
【0087】・ ラウンド・ロビン・サーバ413が仮
想回路に対するサービスを開始する前に、所定の仮想回
路に利用可能なフレーム・サイズ・スロット437の数
にセットされるカウンターである、最新割り付けカウン
ター(CACTR)425。
【0088】作業リスト415は、各作業リスト・エン
トリー417から成っており、各作業リストエントリー
は二つの情報項目、即ち、ノード400内に仮想回路待
ち行列401を有する仮想回路のうちの一つの回路の数
(VCN)、及びその仮想回路に対する仮想回路待ち行
列401内に現に存在しているセルの数(NC)を有し
ている。
【0089】割り付けリスト419は、割り付けリスト
・エントリー421から成っており、各割り付けリスト
実体は、やはり二つの情報項目、即ち、仮想回路がノー
ド400内に仮想回路待ち行列401を有している仮想
回路を特定する仮想回路数、及びラウンド・ロビン・サ
ーバ413が有するフレーム436内に仮想回路が持つ
ことができるフレーム・サイズ・スロット437の最大
数を特定するスロット数(NS)の値を有している。
【0090】割り付けリスト419内に特定されるフレ
ーム・サイズ・スロット437の総数は、フレーム43
6内のフレーム・サイズ・スロット437の数より大き
くはないであろう。
【0091】全体から見れば、割り付けリスト419と
フレーム・カウンター427とは、ラウンド・ロビン・
サーバ413の制御の下で伝送部407によって出力さ
れるATMセル201を各フレーム436内に分配し、
且つ各フレーム436内にあるフレーム・サイズ・スロ
ット437の最大数を仮想回路へ配置できるようにし
て、それにより、所定の仮想回路に対して平均伝送速度
を保証する。
【0092】更に、そのフレーム時間がわかっているの
で、ラウンド・ロビン・サーバ413はまた、所定の仮
想回路に属している仮想回路待ち行列401から伝送さ
れる連続した二つのATMセル201の間の遅延を一定
の範囲内のものに保証することができる。
【0093】ラウンド・ロビン・サーバ413の作用は
以下のとおりである。
【0094】ノード400を横断する仮想回路がセット
されているとき、この仮想回路に対して一つの仮想回路
待ち行列401(x)が与えられる。同時に、作業リス
ト・エントリー417がこの仮想回路に対して用意され
る。セル数の値NCが0にセットされる。
【0095】更に、割り付けリスト・エントリー421
が、仮想回路がフレーム436内に持つことができるフ
レーム・サイズ・スロット437の最大数を表わすスロ
ット数(NS)の値を持っている仮想回路に対して用意
される。
【0096】受信部405が所定の仮想回路(x)に対
するATMセル201を受信する度ごとに、受信部40
5は、ATMセル201を仮想回路待ち行列401
(x)内に配置し、且つ仮想回路数を、仮想回路が有す
る作業リスト・エントリー417中のセル数の値を増分
するラウンド・ロビン・サーバ413に与える。
【0097】受信部405がATMセル201を受信し
ている間に、ラウンド・ロビン・サーバ413は伝送部
407にフレーム436の出力を行なわせている。各フ
レーム436に対する出力は、ラウンド・ロビン・サー
バ413による一回の作業リスト415及び割り付けリ
スト419の通過を表わしている。
【0098】各フレーム436に対する動作のステップ
は以下のとおりである。
【0099】・ フレーム・カウンター427にフレー
ム・サイズ403の値をセットする
【0100】・ 割り付けリスト419の各エントリー
に対して、以下の動作を為す;
【0101】・ この割り付けリスト・エントリー42
1から仮想回路数及びスロット数を得る;
【0102】・ この仮想回路数を有する仮想回路に対
して作業リスト・エントリー417を得る;
【0103】・ セルの数が0で場合には、割り付けリ
スト419中の次のエントリーヘ進み、このセルの数が
スロットの数以下かまたはそれに等しい場合には、最新
割り付けカウンター425をセル数にセットし且つ作業
リスト・エントリー417のNCを0にセットする。そ
うでない場合には、最割割り付けカウンター425をN
Sにセットし、且つNCを(NC−NS)にセットす
る。
【0104】・ CACTR=0となるまで、 ・ その仮想回路数を伝送部407へ出力する; ・ 最新割り付けカウンター425を減分する; ・ フレーム・カウンター427を減分する;
【0105】・ CACTR=0である場合には、割り
付けリスト419中の次のエントリーの処理を開始す
る;
【0106】・ 全ての割り付けリスト・エントリー4
21の処理が完了した場合には、各スロットごとにFC
TR427=0となるまでフレーム・カウンター427
の減分を継続する;
【0107】・ 次のフレーム436の処理を開始す
る。
【0108】他の実施例においては、作業リスト・エン
トリー417は単に仮想回路数のみを有し、且つ割り付
けリスト・エントリー421は更に「伝送済み数」のフ
ィールドを有することができよう。最新割り付けカウン
ター425は存在しないことになる。
【0109】このような実施例では、ラウンド・ロビン
・サーバ413が作業リスト415の先頭部から作業リ
スト・エントリー417を取り出すこととなろう。
【0110】もし対応する割り付けリスト・エントリー
421からの「伝送済み数」フィールドがその割り付け
リスト・エントリー421内にあるスロット数フィール
ドと未だ等しくなっていない場合には仮想回路が有する
仮想回路待ち行列401(x)の先頭部のATMセル2
01が伝送され、且つ仮想回路待ち行列401(x)内
にセルが在れば作業リスト・エントリー417が作業リ
スト415の末端部へ進むこととなろう。
【0111】もし「伝送済み数」フィールドがスロット
数フィールドと等しくなっている場合には、作業リスト
・エントリー417が単に作業リスト415の末端部へ
進むこととなろう。この実施例では、フレーム・カウン
ターが0にリセットされる度ごとに、各割り付けリスト
・エントリー421内にある「伝送済み数」フィールド
が0にリセットされることとなろう。
【0112】上記アルゴリズムを採用しているラウンド
・ロビン・サーバ413においては、所定回路が有する
平均速度が単に次ぎのように与えられる。 (NS/FSZE)×(フレーム時間)
【0113】この平均速度はスロット数とフレーム・サ
イズとの関数であるので、仮想回路が有する速度はこれ
らの値を変更することによってセットすることができ
る。更に、仮想回路は各フレームごとに少なくとも一
回、サービスを受けるであろうから、この仮想回路に対
する仮想回路待ち行列401内にある二つの連続するA
TMセル201の間の遅延は常に次ぎに与えられる範囲
内である。 (フレーム時間)≦(遅延)≦[2×(フレーム時
間)]
【0114】しかしながら、上記によって示されるよう
に、連続するフレーム内にある各ATMセル201の間
の遅延はフレーム・サイズに応じて増大する。更に、ラ
ウンド・ロビン・サーバ413及び簡単なラウンド・ロ
ビン・サーバの両方において、仮想回路のうちの一つか
らのATMセル201に対して必要ではないスロット4
37の何れも単に空き状態に置かれる。
【0115】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ及び
最適動作ラウンド・ロビン・サーバ(図11及び図5)
【0116】ラウンド・ロビン・サーバ413が有する
難点は、ラウンド・ロビン・サーバ413によってサー
ビスを受けている各仮想回路がフレーム436に制限さ
れた部分を持っていることである。
【0117】もしこの仮想回路に対する仮想回路待ち行
列401がその回路に対するフレーム436内にある制
限されたフレーム・サイズ・スロット437よりは少な
い数のATMセル201を有する場合には、余分のスロ
ットが単に空き状態に置かれる。
【0118】同時に、ISDN回線網を通じて伝送され
る通信の多くは、全く速度要求を持っていない。例え
ば、夜間に行われる電子郵便の配信は電子郵便システム
の利用者にとって申し分の無い満足なものであろう。速
度制御された仮想回路によって使用されないフレーム・
サイズ・スロット437を使用する何らかの方法を、特
別な速度要求を持っていない仮想回路へ与えることが明
らかに望ましいことであろう。
【0119】上記のことを行なう装置を、図11に示
す。この図11に示されている装置は、図4のラウンド
・ロビン・サーバ413と同じ情況で動作し、且つラウ
ンド・ロビン・サーバの階層構造1100を構成するた
めに、ラウンド・ロビン・サーバ413を速度制御型に
改変したものを単純なラウンド・ロビン・サーバと組み
合わせている。
【0120】この速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ
階層構造1100は、二種類の仮想回路、即ち、予測さ
れた速度での伝送部407からのサービスを必要とする
速度制御型仮想回路、及びこれら回路に伝送されたAT
Mセル201が最終的にそれらの伝送先へ達することの
みを要求する最適動作仮想回路を与える。
【0121】前述の如く、各仮想回路は一つの仮想回路
待ち行列401を有するが、しかしながら、図11の装
置では二組みの仮想回路待ち行列401、即ち、速度制
御型仮想回路待ち行列1101と最適動作仮想回路待ち
行列1103とが有る。
【0122】速度制御型仮想回路待ち行列1101は速
度制御型ラウンド・ロビン・サーバ1110によってサ
ービスが行なわれ、最適動作仮想回路待ち行列1103
は最適動作ラウンド・ロビン・サーバ1113によって
サービスが行われる。
【0123】ラウンド・ロビン・サーバ413と同様
に、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ1110は、
作業リスト415、割り付けリスト419、フレーム・
サイズ値403、最新フレーム・カウンター425及び
フレーム・カウンター427を有する。
【0124】新たな要素は、作業完了インジケータ(W
D)1107及び最適動作ロジック1109である。作
業完了インジケータ1107は、速度制御型ラウンド・
ロビン・サーバ1110が作業リスト415及び割り付
けリスト419に特定されているような速度制御型仮想
回路待ち行列1101からのATMセル201の出力を
終了したことを表示する。
【0125】一つの実施例では、作業完了インジケータ
1107は、フレーム436の開始時に割り付けリスト
419内にある割り付けリスト・エントリー421の数
にセットされ、且つ割り付けリスト・エントリー421
の処理が完了する度ごとに減分される。
【0126】最適動作ロジック1109は、速度制御型
ラウンド・ロビン・サーバ1110が有するフレーム4
36が不使用スロットを有するとき、最適動作起動(B
EA)信号1111を最適動作ラウンド・ロビン・サー
バ1113へ与える。
【0127】最適動作ラウンド・ロビン・サーバ111
3は単純なラウンド・ロビン・サーバである。その要素
は、図1の説明で述べた種類の作業リストである最適動
作作業リスト(BEWL)1112、と最適動作起動信
号1111に応じて最適動作ラウンド・ロビン・サーバ
1113を起動する起動ロジック(ALOG)1115
とである。
【0128】一つの実施例では、起動ロジック1115
はまたクロック入力435を受けて、最適動作ラウンド
・ロビン・サーバ1113によるクロック入力435の
受信を可能にする。最適動作ラウンド・ロビン・サーバ
1113は、それがクロック入力435を受信している
ときのみ動作し、その結果、起動ロジック1115が最
適動作起動信号1111を受信しているときのみ動作す
る。
【0129】最適動作ラウンド・ロビン・サーバ111
3及び速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ1110は
両方とも、それぞれ矢印1119及び1117によって
図示されるように、伝送部407へ仮想回路数を出力す
る。しかしながら、速度制御型ラウンド・ロビン・サー
バ階層構造1100に関する次の説明から明らかになる
ように、これらは同時には伝送部407へ仮想回路数を
出力しない。
【0130】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ階層
構造1100の作用は次のとおりである。前述のよう
に、受信部405がATMセル201を受信するときは
何時でも、そのATMセル201の仮想回路と対応する
仮想回路待ち行列401内にそのATMセル201を配
置する。
【0131】しかしながら、もし仮想回路待ち行列40
1が速度制御型仮想回路待ち行列1101に属している
場合には、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ111
0がその仮想回路数を受信し、その他方でもし仮想回路
待ち行列401が最適動作仮想回路待ち行列1103に
属している場合には、最適動作ラウンド・ロビン・サー
バ1113がその仮想回路数を受信する。
【0132】各ラウンド・ロビン・サーバは、それが仮
想回路数を受信する度ごとに、既に述べたようにその作
業リスト415または最適動作作業リスト1112を更
新する。
【0133】ラウンド・ロビン・サーバ413に関して
説明したように、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ
1110はフレーム・カウンター427をフレーム・サ
イズ403内の値にセットすることによってフレーム処
理を開始する。
【0134】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ11
10は、更に、その速度制御型の作業が未だ完了してい
ないことを表わすために作業完了インジケータ1107
をセットする。
【0135】次ぎに、速度制御型ラウンド・ロビン・サ
ーバ1110は、既に述べたように各割り付けリスト・
エントリー419に対して最新割り付けカウンター42
5をセットし、割り付けリスト・エントリー419の初
めから終りまで作業を行なう。
【0136】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ11
10が割り付けリスト・エントリー419の全部を初め
から終りまで作業を完了したときに、この速度制御型ラ
ウンド・ロビン・サーバ1110はその速度制御型作業
が完了したことを表示するために作業完了インジケータ
1107をセットする。
【0137】最適動作ロジック1109は作業完了イン
ジケータ1107の出力及びフレーム・カウンター42
7の最新値を受信し、フレーム・カウンター427が未
だ0に達しておらず且つ作業完了インジケータ1107
がその速度制御型作業が完了していることを表示すると
きに、最適動作起動信号1111を発生する。
【0138】換言すると、最適動作起動信号1111
は、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ1110が速
度制御型仮想回路に対して必要とはしないフレーム43
6の部分に対して有効である。
【0139】最適動作起動信号1111が有効であると
き、最適動作ラウンド・ロビン・サーバ1113は最適
動作作業リスト1112の初めから終りまで処理を行な
う。
【0140】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ11
10によって利用することができなかった各スロットに
対して、最適動作ラウンド・ロビン・サーバ1113は
最適動作作業リスト1112の先頭部で最適動作作業リ
スト・エントリーによって特定されている仮想回路数を
伝送部407へ出力し、伝送部407は仮想回路待ち行
列401の先頭部でのATMセル201をその仮想回路
数に対応する最適動作仮想回路待ち行列1103に出力
する。
【0141】ATMセル201の出力が完了した後で、
もし仮想回路待ち行列401が空でなければ、その最適
動作作業リスト・エントリーが最適動作作業リストの末
端部分に配置される。
【0142】図5は次ぎの情況の下で速度制御型ラウン
ド・ロビン・サーバ階層構造1100によって出力され
るフレーム436を示す。
【0143】・ 速度制御型仮想回路待ち行列(RCQ
S)1101が、三個の速度制御型仮想回路RCVC
(0)乃至RCVC(2)に対して三個の速度制御型仮
想回路待ち行列を有する;
【0144】・ 最適動作仮想回路待ち行列(BEQ
S)1103が、三個の最適動作仮想回路BEVC
(a)乃至BEVC(c)に対して三個の最適動作仮想
回路待ち行列を有する;
【0145】・ フレーム436が14個のスロット4
37を有し、その結果、FSZE=14である;
【0146】・ 速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ
1110内の割り付けリスト419が、速度制御型仮想
回路RCVC(0)に対して五個のスロットを有し、速
度制御型仮想回路RCVC(1)に対して六個のスロッ
トを有し、速度制御型仮想回路RCVC(2)に対して
三個のスロットを有する;
【0147】・ 作業リスト415が、速度制御型仮想
回路待ち行列1101が速度制御型仮想回路RCVC
(0)に対して三個のATMセル201を有し、速度制
御型仮想回路RCVC(1)に対して八個のATMセル
201を有し、速度制御型仮想回路RCVC(2)に対
してATMセル201を有していないことを表示する;
【0148】・ 最適動作仮想回路待ち行列1103
が、最適動作仮想回路BEVC(a)に対して五個のA
TMセル201を有し、最適動作仮想回路BEVC
(b)及びBEVC(c)に対して各々一個のATMセ
ル201を有する;
【0149】・ 最適動作作業リスト1112が、最適
動作仮想回路BEVC(a)乃至BEVC(c)に対し
て各々一個のエントリーを有する。
【0150】このフレーム436の開始時に、フレーム
・カウンター427は14にセットされ、且つ作業完了
インジケータ1107は速度制御型作業が完了していな
いことを表示する。この結果、最適動作起動信号111
1は不活性である。既に述べたように、速度制御型ラウ
ンド・ロビン・サーバ1110は割り付けリスト419
の初めから終りまで作業を行なう。
【0151】速度制御型仮想回路RCVC(0)に対す
る割り付けリスト・エントリー421はNS=5を持つ
が、しかし速度制御型仮想回路RCVC(0)に対する
作業リスト・エントリー417は単に三個のATMセル
201が有ることを表示するNC=3を持ち、その結
果、最新割り付けカウンター425が3にセットされ、
且つ速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ1110が、
図5のRCVC507(0)によって示されるように、
三個のスロット437に対して伝送部407へ仮想回路
数0を出力する。
【0152】この作業が終了したとき、フレーム・カウ
ンター427は値11を持っている。速度制御型仮想回
路RCVC(1)に対する割り付けリスト・エントリー
421はNS=6を持ち、且つ作業リスト・エントリー
417はNC=8を持ち、その結果、最新割り付けカウ
ンター425が6にセットされ、且つ速度制御型ラウン
ド・ロビン・サーバ1110が、図5のRCVC507
(1)によって示されるように、六個のフレーム・サイ
ズ・スロット437に対して伝送部407へ仮想回路数
1を出力する。
【0153】このとき、フレーム・カウンター427は
値5を持っている。速度制御型仮想回路RCVC(2)
に対する割り付けリスト・エントリー421はNS=3
を持っているが、しかし速度制御型仮想回路RCVC
(2)に対する作業リスト・エントリー417はNC=
0を持ち、その結果、速度制御型ラウンド・ロビン・サ
ーバ1110は伝送部407への仮想回路数2の出力は
行なわない。
【0154】この時点で、割り付けリスト419内の全
てのエントリーの処理が完了し、その結果、作業完了イ
ンジケータ1107が、速度制御型作業が完了している
ことを表示する。
【0155】フレーム・カウンター427は依然として
値5を持っており、その結果、最適動作ロジック110
9が最適動作起動信号1111を有効にする。速度制御
型ラウンド・ロビン・サーバ1110は伝送部407が
速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ階層構造1100
から仮想回路数を受信する度ごとに、続けてフレーム・
カウンター427を減分する。
【0156】最適動作起動信号1111に応答して、最
適動作ラウンド・ロビン・サーバ1113は最適動作作
業リスト1112の全体の対する作業を開始する。最適
動作仮想回路BEVC(a)乃至BEVC(c)に対す
るエントリーが有るが、しかし最適動作仮想回路BEV
C(a)のみがその仮想回路待ち行列401内に二個以
上のATMセル201を有している。
【0157】その結果、最適動作ラウンド・ロビン・サ
ーバ1113は、伝送部407へ最適動作仮想回路BE
VC(a)に対する仮想回路数を与え、最適動作作業リ
スト1112の末端部分に最適動作仮想回路BEVC
(a)に対するエントリーを配置し、伝送部407へ最
適動作仮想回路BEVC(b)に対する仮想回路数を与
え、伝送部407へ最適動作仮想回路BEVC(c)に
対する仮想回路数を与え、続いて最適動作仮想回路BE
VC(a)に対するエントリーを最適動作作業リスト1
112の末端部分に配置する度ごとに、二回繰り返して
最適動作仮想回路BEVC(a)に対する仮想回路数を
与える。
【0158】このようにして、図5のBEVC511に
示されるように、五個のスロット437が最適動作仮想
回路に与えられ、従ってフレーム436のフレーム・サ
イズ・スロット437で空き状態に置かれるものは無
い。この時点で、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ
1110のフレーム・カウンター427は0に達してい
る。
【0159】このことによって、順に、最適動作起動信
号1111が無効状態になり、最適動作ラウンド・ロビ
ン・サーバ1113が停止される。続いて、ラウンド・
ロビン・サーバ階層構造1100によって伝送部407
が今しがた述べたようにして次ぎのフレームを出力する
ことができるようになる。
【0160】図5の例では、各最適動作仮想回路が、単
に速度制御型仮想回路によって使用されていないスロッ
トのみを受信する。この結果、もし各速度制御型仮想回
路に割り付けられたフレーム・サイズ・スロット437
の全部を満たすのに十分な速度制御型通信が有る場合に
は、最適動作の通信は伝送されないこととなろう。
【0161】しかしながら、ラウンド・ロビン・サーバ
階層構造1100はまた、最適動作仮想回路に対して或
る数のフレーム・サイズ・スロット437の予約を可能
にする。これは単にフレーム436内の全てのフレーム
・サイズ・スロット437より少ないスロットを割り付
けリスト419内に割り付けるだけで為される。
【0162】最適動作ラウンド・ロビン・サーバ111
3は、フレーム・カウンター427が未だ0に等しくな
っていないが割り付けリスト419の処理が終了してい
るときは何時でも動作するので、最適動作仮想回路は常
に次ぎのようなフレーム・サイズ・スロット437を受
信することとなろう。
【0163】(最適動作スロット数)≧[(フレーム・
サイズ値)−(割り付けリストに割り付けられたスロッ
ト数)]
【0164】最適動作仮想回路に割り付けられている伝
送部407の割合いは、勿論次ぎのとおりである。 (最適動作スロット数)/(フレーム・サイズ値)
【0165】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ階層
構造(図6乃至図9)
【0166】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ41
3が平均速度及び二つのATMセル201の間の遅延の
範囲を保証するが、ラウンド・ロビン・サーバ413ま
たはラウンド・ロビン・サーバ階層構造1100によっ
てサービスを受けている速度制御型仮想回路は大きく相
違する平均速度を持つことはできない。
【0167】これには二つの理由が有る。最初の理由
は、速度制御型仮想回路が次ぎの速度有することであ
る。 (仮想回路に対するスロット数)/(フレーム・サイズ
値×スロット時間)
【0168】スロット数(NS)は1未満またはフレー
ム・サイズ値以上には成り得ないので、利用可能な平均
速度は単に、 1/(フレーム・サイズ値×スロット時間) から、 フレーム・サイズ値/(フレーム・サイズ値×スロット
時間) までの範囲を取ることができる。
【0169】第二の理由は、既に指摘したように、遅延
がフレーム・サイズの関数であることである。仮想回路
が、ディジタル化テレビジョン伝送またはディジタル化
音声伝送のような実時間伝送に対するATMセル201
を伝送しているときは、その回路上でセルのグループ同
士の間の遅延が余りに大きいと、ジッターと呼ばれる現
象を生じることが有り得る。
【0170】広い範囲の制御速度を与える問題に対する
一つの解決手段は、図6に示されている速度制御型ラウ
ンド・ロビン・サーバ階層構造である。この速度制御型
ラウンド・ロビン・サーバ階層構造600は,速度制御
型ラウンド・ロビン・サーバ601(0)乃至601
(n)を有する。
【0171】各速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ
(RCS)601(0)乃至601(n)には、それら
速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601(0)乃至
601(n)によってサービスが与えられる速度制御型
仮想回路に対する一組の速度制御型仮想回路待ち行列
(RCQS)1101(0)乃至1101(n)が割り
付けられている。
【0172】各速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ6
01(0)乃至601(n)は、それ自身の作業リスト
415と、ラウンド・ロビン・サーバ413の説明で述
べたものと同様なエントリーを持つそれ自身の割り付け
リスト419を持っている。更に、フレーム・サイズが
フレーム・サイズ値によって特定されている。
【0173】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(n)以外の各速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ
601(x)においては、フレーム436が二つの部
分、即ち、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601
(x)に予約された部分と速度制御型ラウンド・ロビン
・サーバ601(x+1)に予約された部分とに細分さ
れている。
【0174】割り付けリスト419は、速度制御型ラウ
ンド・ロビン・サーバ601(x)に対して予約され
た、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601(x)
のフレームのその部分内のスロットのみを割り付ける。
速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ1100について
のように、フレーム36のその部分内の全てのスロット
が割り付けリスト419によって割り付けられる必要は
無い。
【0175】各速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ6
01は、更に次ぎの起動信号(NA)603を、この速
度制御型ラウンド・ロビン・サーバ階層構造600内に
ある次ぎの速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601
へ出力するラインを持っている。次位起動信号603
(x−1)を伝送するラインは、クロック入力435を
許可することによって、有効な次位起動信号603(x
−1)に応答する起動ロジック609(x)へ入力され
ている。
【0176】クロック入力435が許可されていると
き、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601(x)
が動作して、矢印1117によって示されるように、最
適動作ラウンド・ロビン・サーバ1113からの最適動
作回路数と一緒に伝送部407へ与えられる速度制御回
路数605(x)を出力する。
【0177】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ階層
構造600の作用に関する次ぎの説明から更に明らかに
されるように、伝送部407は、一時に、単一の速度制
御型ラウンド・ロビン・サーバ階層構造600のみか
ら、或いは最適動作ラウンド・ロビン・サーバ1113
から、仮想回路数を受信する。他のラインは、既に示し
たように最適動作ラウンド・ロビン・サーバ1113を
起動する最適動作起動信号1111(x)を出力する。
【0178】最適動作起動信号1111(0)乃至11
11(n)の全てが、例えばワイヤード・オアの手段に
よって互いにオア論理処理され、最適動作起動信号11
11として単一の最適動作ラウンド・ロビン・サーバ1
113へ与えられる(図6には図示されていない)。各
カウンターを含めて、インターバル設定スペシファイヤ
ー307の別の詳細は後で説明する。
【0179】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ階層
構造600の作用は次ぎのとおりである。速度制御型ラ
ウンド・ロビン・サーバ601(0)は常に有効であ
る。この速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601
(0)は、ラウンド・ロビン・サーバ413に関して既
に述べたように、割り付けリスト419(0)及び作業
リスト415(0)の初めから終りまで作業を行なう。
【0180】上記で簡単に述べたように、割り付けリス
ト419(0)は、速度制御型ラウンド・ロビン・サー
バ601(0)に対してフレーム436(0)内に予約
されているフレーム・サイズ・スロット437の数より
大きい数には、フレーム436(0)内にフレーム・サ
イズ・スロット437を割り付けることはできない。
【0181】もし、速度制御型ラウンド・ロビン・サー
バ601(0)が割り付けリスト419(0)の初めか
ら終りまで作業を完了した後に予約された部分に残って
いるスロット437が有る場合には、この予約された部
分に残っているフレーム・サイズ・スロット437が無
くなるまで、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(0)が最適動作起動信号1111(0)を活性化
し、且つ最適動作ラウンド・ロビン・サーバ1113が
最適動作回路数を伝送部407へ出力する。
【0182】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(0)が有する、予約部分に属していないフレーム4
36(0)内にあるフレーム・サイズ・スロット437
に関しては、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(0)は次ぎの起動信号を有効にする。次ぎの起動信
号が有効であるかぎり、速度制御型ラウンド・ロビン・
サーバ601(1)は速度制御型ラウンド・ロビン・サ
ーバ601(0)と同じ方法で作業を行なう。
【0183】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(1)が割り付けリスト419(1)及び作業リスト
415(1)の初めから終りまで作業を完了してしまう
まで、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601
(1)が、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601
(0)に代って、速度制御型仮想回路待ち行列1101
(1)内にある速度制御型仮想回路のうちの一つに対す
る回路数を伝送部407へ出力する。
【0184】もし速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ
601(1)が割り付けリスト419(1)の初めから
終りまで作業を完了した後にフレーム436(1)内に
速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601(1)に対
して予約されたフレーム・サイズ・スロット437が有
る場合には、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(1)が最適動作起動信号1111(1)を活性化
し、且つ最適動作ラウンド・ロビン・サーバ1113が
そのフレーム・サイズ・スロット437内にある最適動
作回路に対する回路数を出力する。
【0185】フレーム436(1)内にある予約されて
いないスロットに関しては、速度制御型ラウンド・ロビ
ン・サーバ601(1)が次位起動信号603(1)を
活性化し、この次位起動信号603(1)は順に速度制
御型ラウンド・ロビン・サーバ601(2)を活動状態
にする。
【0186】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(2)は、その番で速度制御型ラウンド・ロビン・サ
ーバ601(1)と全く同様な方法で動作する。
【0187】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(n)は、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(1)乃至601(n−1)とは、それが次ぎの速度
制御型ラウンド・ロビン・サーバ601(n+1)を持
たず、その結果、フレーム436(n)の全てのスロッ
トが速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601(n)
に予約されている点で相違している。
【0188】図7は、二個のラウンド・ロビン・サーバ
から成る速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ階層構造
600から伝送部407への出力を示す。図7では、こ
の速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ階層構造600
内の速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601(0)
が十個のスロット703を持つフレーム701(0)を
有し、それらのうち八個が局所割り付けスロット部(L
A)705として速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ
601(0)に予約され、残りの二個のスロット703
は次位割り付けスロット部(NA)707として速度制
御型ラウンド・ロビン・サーバ601(1)に予約され
ているものと想定する。
【0189】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(1)もまた、十個のスロット703を持つフレーム
701(1)を有し、これらスロット703の全部が速
度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601(1)に予約
されている。
【0190】伝送部407は、先ず速度制御型ラウンド
・ロビン・サーバ601(0)若しくは最適動作ラウン
ド・ロビン・サーバ1113の何れかから八個の仮想回
路数を受信する。続いて、伝送部407は、速度制御型
ラウンド・ロビン・サーバ601(1)若しくは最適動
作ラウンド・ロビン・サーバ1113の何れかから二個
の仮想回路数を受信する。
【0191】この時点で、速度制御型ラウンド・ロビン
・サーバ601(0)はフレーム701(0)の初めか
ら終りまで処理を完了しており、その一方で速度制御型
ラウンド・ロビン・サーバ601(1)はフレーム70
1(1)の二個のスロット703の処理を完了してい
る。
【0192】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(0)が五個のフレーム701(0)の処理を完了し
ているとき、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(1)は一個のフレーム701(1)の処理を完了し
ていることとなろう。
【0193】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(n)が或る単一のフレーム701(n)の処理を完
了する前に、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(0)が処理をするフレーム701(0)の数は一個
の「スーパー・フレーム」を作る。図7において、スー
パー・フレーム709は五個のフレーム701(0)を
有する。
【0194】図7からわかるように、次位割り付けスロ
ット部707はフレーム701(0)の1/5であり、
その結果、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601
(1)は速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601
(0)の速度の1/5で動作する。
【0195】図8は、速度制御型ラウンド・ロビン・サ
ーバ601(x)に対するインターバル設定スペシファ
イヤー307内の各カウンター及び制御ロジックを示
す。各カウンターは、速度制御型ラウンド・ロビン・サ
ーバ601(x)が有効であるときのみ動作するものと
想定する。
【0196】次ぎの三つのカウンターが有る。
【0197】・ 最新割り付けカウンター(CACT
R)425は、最新の速度制御型仮想回路に対してどれ
だけ多くの作業が処理待ち状態で残っているかを絶えず
追跡する。
【0198】・ 局所割り付けカウンター(LACT
R)801は、どれだけ多くの局所割り付けスロット部
705がフレーム701(x)内に残っているかを絶え
ず追跡する。
【0199】・ 次位割り付けカウンター(NACT
R)803は、どれだけ多くの次位割り付けスロット部
707がフレーム701(x)内に残っているかを絶え
ず追跡する。
【0200】各カウンターは、それがそのエネーブル
(EN)入力に起動信号を受信するときカウントを行な
い、それがそのロード(LD)入力に起動信号を受信す
るとき開始値をロードする。更に、各カウンターは二つ
の出力、即ち、そのカウンター内の値が0であるときに
有効である[0]出力、及びそのカウンター内の値が0
でないときに有効である[0−]出力を有する。
【0201】これらカウンターは次ぎの三個のレジスタ
ーからロードされる。最新割り付けサイズ・レジスター
(CASZ)807は、割り付けリスト・エントリー4
21が処理される度ごとにセットされる。
【0202】この最新割り付けサイズ・レジスター80
7が有する値は、割り付けリスト・エントリー421に
よって表わされる仮想回路が最新のフレーム701
(x)内に受けることになっているフレーム・サイズ・
スロット437の数を特定する。
【0203】次位割り付けサイズ・レジスター(NAS
Z)813は、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ6
01(x+1)に対して予約されているフレーム701
(x)内にあるフレーム・サイズ・スロット437の数
を特定する値を有する。これらの値は、フレーム436
が再定義されるまで一定である。
【0204】局所割り付けサイズ・レジスター(LAS
Z)811及び次位割り付けサイズ・レジスター813
内の値の和はフレーム・サイズ値に等しい。図8中の残
りのロジックには、作業完了ロジック(WD)110
7、最適動作ロジック(BEL)1109、ロード・ロ
ジック(LL)809、及び次位起動ロジック(NA
L)805が有る。
【0205】作業完了ロジック(WD)1107は、速
度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601(x)が未だ
割り付けリスト419(x)の初めから終りまでの処理
を完了しないかぎり、作業完了信号(WD)を発生し、
そうでない場合は反転作業完了信号(WD−)を発生す
る。
【0206】最適動作ロジック1109は、最適動作起
動信号1111(x)を発生する。ロード・ロジック8
09は、最新割り付けカウンター425が0になるとき
に最新割り付けサイズ・レジスター807から最新割り
付けカウンター425をロードし、且つ反転作業完了信
号(WD−)をロードする。
【0207】次位起動ロジック805は、局所割り付け
カウンター801が0になるときから次位割り付けカウ
ンター803が0になるまで、次位起動信号603
(x)を発生する。
【0208】図8からわかるように、局所割り付けカウ
ンター801及び次位割り付けカウンター803は、次
位割り付けカウンター803が0になるとき、即ち、新
たなフレーム701(x)の開始時に、ロードされる。
【0209】局所割り付けカウンター801は、それが
ロードされるときにカウントを開始し、それが0になる
までカウントを続行する。
【0210】局所割り付けカウンター801が0になる
と、これは次位割り付けカウンター803を動作可能状
態にする。最新割り付けカウンター425は、反転作業
完了信号(WD−)のときはいつも、即ち新たなチャン
ネルに対する一組のスロットの開始時に、最新割り付け
サイズ・レジスター807からロードされる。
【0211】最適動作ロジック1109は、作業完了信
号(WD)が有効であり、且つ局所割り付けカウンター
801が未だ0になっていないとき、即ち、速度制御型
ラウンド・ロビン・サーバ601(x)が割り付けリス
ト419(x)の初めから終りまで作業を完了している
がしかし局所割り付けスロット部705内に残っている
スロットが有るとき、最適動作起動信号1111(x)
を発生する。
【0212】次位起動ロジック805は、局所割り付け
カウンター801は0になっているがしかし次位割り付
けカウンター803が未だ0になっていない間は、次位
起動信号603(x)を発生する。
【0213】図9は、単一の最適動作ラウンド・ロビン
・サーバ1113とともに、速度制御型ラウンド・ロビ
ン・サーバ階層構造600の作用を示すフロー・チャー
トである。所定の速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ
601(x)は、この速度制御型ラウンド・ロビン・サ
ーバ601(x)が有効である間のみ、このフロー・チ
ャートの各ステップを実行する。
【0214】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(x)の活動が無効状態になると、このフロー・チャ
ートの実行は単に休止するだけで、速度制御型ラウンド
・ロビン・サーバ601(x)活動が再び有効状態にな
るときその休止した位置あるものと想定する。
【0215】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(x)は動作可能となる前に、ステップ901に示す
ように、初期化されなければならない。
【0216】このステップ901においては、この速度
制御型ラウンド・ロビン・サーバ601(x)に対する
作業リスト415及び割り付けリスト419が設定さ
れ、且つ局所割り付けサイズ・レジスター811及び次
位割り付けサイズ・レジスター813が速度制御型ラウ
ンド・ロビン・サーバ601(x)によって出力される
べきフレーム701(x)に対する適当な値にセットさ
れる。
【0217】初期化は、速度制御型ラウンド・ロビン・
サーバ階層構造600内の全てのラウンド・ロビン・サ
ーバにアクセスを有する制御プロセッサー(図示せず)
によって為すことができる。
【0218】一旦、速度制御型ラウンド・ロビン・サー
バ601(x)が初期化されると、速度制御型ラウンド
・ロビン・サーバ601(x)は、速度制御型ラウンド
・ロビン・サーバ601(x)が出力する各フレームに
対して、903で示されているループを実行する。
【0219】このループ中には、四個の他のループが有
る。ループ907は、割り付けリスト419の処理が完
了するまで作業リスト415及び割り付けリスト419
の初めから終りまで作業を行なう。ループ927は、最
新のフレーム中にある速度制御型仮想回路が許容されて
いる全てのスロットに対して、この速度制御型仮想回路
を与える。
【0220】ループ939は、割り付けリスト419の
処理が終了したときからLACTR801=0になると
きまで、最適動作起動信号111(x)を発生する。最
後のループ951は、LACTR801=0のときから
NACTR803=0になるときまで、次位起動信号6
03(x)を発生する。
【0221】更に詳細に説明を続けると、ループ903
中の最初のステップは、ボックス905で示すように、
局所割り付けカウンター801を、どれだけ多くのフレ
ーム・サイズ・スロット437がフレーム701(x)
内にある速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601
(x)に予約されているかを示している局所割り付けサ
イズ・レジスター811内の値に設定し、且つ次位割り
付けカウンター803を、どれだけ多くのフレーム・サ
イズ・スロット437が速度制御型ラウンド・ロビン・
サーバ601(x+1)に与えられるべきかを示してい
る次位割り付けサイズ・レジスター813内の値に設定
している。
【0222】次ぎに判定ボックス909へ進む。もし作
業完了インジケータ1107が作業完了信号を発生して
おらず、割り付けリスト419内の全てのエントリーの
処理が完了していることを示している場合には、次ぎの
ステップ911へ進み、そうでない場合には判定ボック
ス935へ進む。
【0223】ステップ911及び913へ進むと、これ
らのステップ911及び913は処理すべき次位割り付
けリスト・エントリー421及び次位割り付けリスト・
エントリー421内の仮想回路数と同じ仮想回路数を有
する作業リスト・エントリー417を受け取る。
【0224】次ぎに判定ボックス915へ進む。ここで
は、作業リスト・エントリー417からのセル数NCの
値が次位割り付けリスト・エントリー421からのスロ
ット数NSの値と比較される。
【0225】もしNC≦NSであり、作業リスト・エン
トリー417が有する仮想回路に対する仮想回路待ち行
列401内にあるATMセル201の数がフレーム70
1(x)内の仮想回路に割り付けられたスロットの数よ
り少ないことを示している場合には、ステップ917及
び919に示されるように、最新割り付けサイズ・レジ
スター807がNCにセットされ更に作業リスト・エン
トリー417内のセル数NCが0にセットされる。
【0226】そうでない場合は、最新割り付けサイズ・
レジスター807がスロット数NSにセットされ更に作
業リスト・エントリー417内のセル数NCが(NS−
NC)にセットされる。
【0227】次ぎに、ステップ925において、最新割
り付けカウンター425が最新割り付けサイズ・レジス
ター807の値にセットされる。ステップ929乃至9
33はループ927を作る。ステップ929では、最新
割り付けカウンター425が速度制御型仮想回路が最新
割り付けサイズ・レジスター807内に特定されている
全スロットに対して与えられているかを確かめるために
検査される。
【0228】もし違っている場合には、ステップ931
においてその仮想回路が一つのスロットへ与えられ、且
つステップ933において最新割り付けカウンター42
5及び局所割り付けカウンター801が減分される。も
し最新割り付けカウンター425が0に等しくなってお
り、その仮想回路が全スロットに対して与えられている
ことを示している場合には、再びステップ909へ進
む。
【0229】一旦、割り付けリスト419の末端部に達
すると、ステップ935へ進む。ここでは、局所割り付
けカウンター801が検査される。もし局所割り付けカ
ウンター801が未だ0ではない場合、即ち、フレーム
701(x)内の局所割り付けスロット705に利用可
能なスロットがまだ有る場合には、次ぎのステップ93
7で、最適動作ラウンド・ロビン・サーバ1113を起
動する最適動作起動信号1111(x)を有効にする。
【0230】ループ939はステップ941及び943
を有し、局所割り付けカウンター801が0に減分され
るまで最適動作起動信号1111(x)を有効状態に保
持する。局所割り付けカウンター801が減分される度
ごとに、最適動作ラウンド・ロビン・サーバ1113は
最適動作仮想回路数を伝送部407へ与える。
【0231】局所割り付けカウンター801が0になる
と、ステップ945へ進み、最適動作起動信号1111
(x)を無効にする。
【0232】一旦、局所割り付けカウンター801が0
になると、次ぎにステップ947へ進む。もし次位割り
付けカウンター803が0に等しい場合には、フレーム
701(x)内に次位割り付けスロット707は存在し
ない。即ち、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ60
1(x)は速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ階層構
造600の再下部の速度制御型ラウンド・ロビン・サー
バ601である。
【0233】もし次位割り付けカウンター803が0に
等しくない場合には、次位起動信号603(x)が有効
状態にされ、この次位起動信号603(x)がその順で
速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601(x+1)
を起動する。
【0234】ループ951は、次位割り付けカウンター
803が0に減分されるまで速度制御型ラウンド・ロビ
ン・サーバ601(x+1)を活動状態にしている。ス
テップ953で次位割り付けカウンター803が減分さ
れる度ごとに、速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ6
01(x+1)はフレーム701(x+1)内のスロッ
トのうちの一つに対して特定された作業を実行する。
【0235】判定ボックス955における検査によっ
て、NACTR803=0であることが示されたとき、
次位起動信号603(x)を無効にするステップ957
が実行される。この時点で、フレーム701(x)の処
理が終了し、次ぎにステップ905へ進んで次ぎのフレ
ーム701(x)の処理を開始する。
【0236】速度制御型仮想回路に対する仮想回路待ち
行列の並べ換え
【0237】速度制御型仮想回路の重要な利点は、仮想
回路の利用者がその仮想回路へセルを伝送しようとする
とき前以てその平均速度に同意することである。この平
均速度は次ぎのように表わされる。
【0238】平均時間インターバルAI以上のLIMI
Tセル
【0239】もしその利用者が、平均時間インターバル
AI以上のLIMITセルを伝送する場合は、この仮想
回路が過剰なセルを造作なく捨てることができる。これ
が実情であるから、速度制御型仮想回路に用いられる仮
想回路待ち行列401の大きさは単に利用者が要求する
速度及びその仮想回路が割り当てられる速度制御型ラウ
ンド・ロビン・サーバ601のフレーム時間の関数であ
る。
【0240】特に、フレーム時間FT(x)を有する速
度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601(x)が伝送
部407に仮想回路iのセルを伝送を行なわせる速度は
次ぎのとおりである。 NS(i)/FT(x)
【0241】この結果、速度制御型ラウンド・ロビン・
サーバ601(x)は、もし次ぎの関係であれば、適当
な速度で仮想回路iに対するセルを伝送することとなろ
う。 LIMIT(i)/AI(i)≦NS(i)/FT
(x)
【0242】そのような速度を確実に得ることができる
仮想回路待ち行列401の大きさは、速度制御型ラウン
ド・ロビン・サーバ601(x)が配置される仮想回路
の経路に依存している。
【0243】もし速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ
601が或る回線網の縁辺ノード、即ち、その仮想回路
の利用者が彼のデータを直接与えるノード内にある場合
には、きっとビジネス用の規定が為されているであろ
う。即ち、その利用者は彼のATMセル201の全てを
平均インターバルAI(i)のうち極めてわずかな部分
の内に与えることができるに過ぎない。
【0244】この処理には、その縁辺ノード内の仮想回
路待ち行列401(i)は、2×LIMIT(i)個の
ATMセル201を十分収容することができる容量を持
っていなければならない。
【0245】バーストはその縁辺ノード内にある速度制
御型ラウンド・ロビン・サーバ601によって取り除か
れるので、内部ノードの仮想回路待ち行列401(i)
は単にジッターを避けるのに十分な容量を持つ必要が有
る。そのような容量は、2×NS個のATMセル201
分の容量を有する仮想回路待ち行列401(i)によっ
て与えられる。
【0246】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ階層
構造600における速度の調節(図7)
【0247】図7の例では、フレーム701(1)は十
個のスロット703を持っている。これらスロット70
3の或る部分、例えば八個はそのフレームに対する局所
割り付けスロット部705に属している。
【0248】もし、フレーム701(1)が属している
速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ601(1)が四
個の仮想回路にサービスをしている場合には、それらの
うち各一つは局所割り付けスロット部705に二個のス
ロット703を有し、その結果、各仮想回路は伝送部4
07の全帯域幅の1/25の帯域幅を持つこととなろ
う。
【0249】もし五番目の仮想回路にその帯域幅の1/
25の帯域幅に相当する速度が必要な場合には、フレー
ム701(1)が十二個のスロット703を有し、且つ
各仮想回路がその全帯域幅の1/25ではなく、1/3
0の帯域幅を有することとなろうから、局所割り付けス
ロット部705(i)に単に二個のスロット703を加
えるだけでは十分ではない。
【0250】その代りとして、フレーム701(0)と
フレーム701(1)の両方を調節しなければならな
い。もし、三個目のスロット703及びフレーム701
(1)を受信した次位割り付けスロット707(0)が
十個のスロット703から十四個のスロット703へ増
大される場合には、その新たな仮想回路と、より前の各
仮想回路とは、 (3/10)×(2/14)=3/70 の全帯域幅、即ち、それらが以前に持っていた1/25
より少し大きいの帯域幅を持つこととなろう。
【0251】上記の説明からわかるように、速度制御型
ラウンド・ロビン・サーバ階層構造600の所定レベル
で或る仮想回路にスロットを加えると、他の全てのレベ
ルでスロットの調節が必要になろう。そのような調節は
きっとスーパー・フレームの末端部で為されるであろ
う。
【0252】種々の変形実施例
【0253】個々のラウンド・ロビン・サーバ413及
び601の他の実施例、及び速度制御型ラウンド・ロビ
ン・サーバ階層構造1100及び600の他の実施例が
勿論可能である。ラウンド・ロビン・サーバ413に関
して既に簡単に述べたように、作業リスト415及び割
り付けリスト419の別の実施例が可能である。
【0254】例えば、それら二つのリストを、各エント
リー421がスロット数NSのフィールドの外にセル数
NCのフィールドを有する単一の割り付けリスト419
に組み合わせることができよう。前述の説明から、更に
速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ階層構造内の各ラ
ウンド・ロビン・サーバが別個のハードウエアを使用し
て実施されることが想定される。
【0255】しかしながら、幾つかの実施例では、伝送
部407へ最新且つ実際に仮想回路数を与えているラウ
ンド・ロビン・サーバのカウント値をロードされるであ
ろう、一組みのカウンターのみを持つことができる。
【0256】そのような実施例では、ラウンド・ロビン
・サーバに関連するメモリーが、作業リスト415と割
り付けリスト419及びその一組みのカウンターを使用
して実行されている、カウンター階層構造内にある各カ
ウンターに対するカウント状態を有することとなろう。
【0257】更に、このカウンター階層構造は単一のプ
ロセッサー上で動作するプログラムによって実行するこ
とも可能である。例えば、このカウンター階層構造は再
帰的なサーバ手順によって実行することができよう。そ
のような実施例では、その手順が再帰的にその手順自体
を呼び出したときに、サーバの起動が行われることとな
ろう。
【0258】更に、カウンター状態及び作業リスト41
5と割り付けリスト419を、持続性メモリーに記憶
し、且つその再帰呼び出しの各レベルと関連させること
ができよう。
【0259】通信回線網におけるラウンド・ロビン・サ
ーバ階層構造(図10)
【0260】図10は、回線網1001を示す。回線網
1001の利用者の観点からは、この回線網1001の
二つのノード、即ち、利用者がデータ伝送を行なうとき
に直接アクセスをする縁辺ノードA1003、及び伝送
の宛先Dが直接アクセスをする縁辺ノードB1007が
顕在化されている。
【0261】他の非縁辺ノード1003は、利用者には
潜在化されている。利用者が宛先Dへ発呼を行なうと
き、回線網1001にはこの回線網1001を横断する
仮想回路が設立される。選択された経路は回線網100
1の状態に依存している。例えば、図10に示すよう
に、発呼側Sから宛先Dへの呼は、次の経路のうちの一
つを取る仮想回路によって伝達することができる。
【0262】 ・ ノードA、C、D、B; ・ ノードA、E、B; ・ ノードA、E、F、G、B。
【0263】所定の経路に可能な最大速度はそのリンク
のうちの何れかの最低速度である。図10においては、
回線網1001内のリンクが次の関係を有する三つの速
度r(1)、r(2)、r(3)のうちの一つを持つも
のと想定されている。 r(1)>r(2)>r(3)
【0264】従って、ノードA、C、D、Bを通る経路
はr(2)の最大速度を有し、ノードA、E、Bを通る
経路はr(3)の最大速度を有し、ノードA、E、F、
G、Bを通る経路はr(1)の最大速度を有する。
【0265】各ノードが速度制御型ラウンド・ロビン・
サーバ階層構造600を有する回線網1001において
は、発呼側Sの利用者がその呼の宛先Dだけでなく、彼
がその呼に要求する伝送速度をも特定することとなろ
う。
【0266】続いて、適当な速度で伝送を行なうため
に、縁辺ノードA1003において少なくともその利用
者が要求する伝送速度を持つ回線網1001を横断する
経路が見出だされ、その経路上の各ノードにおける速度
制御型ラウンド・ロビン・サーバ階層構造600がその
速度制御型仮想回路待ち行列401及びラウンド・ロビ
ン・サーバ601を設定することとなろう。
【0267】もしそのような経路が存在しない場合に
は、縁辺ノードA1003はその呼を受け付けず、最大
速度がどれだけかを表示することとなろう。もし発呼側
Sの利用者によって提示された速度が受け容れられる速
度である場合には、縁辺ノードA1003は今しがた述
べたようにその速度を仮想回路に設定する。
【0268】ラウンド・ロビン・サーバ601(x)が
適当な速度でサービスを行なっており、且つ、選択され
た経路上のラウンド・ロビン・サーバ601(x)の全
部がその速度で伝送を行なっているので、回線網100
1は利用者に彼の呼がその約束された平均速度及び遅延
で伝送されることを保証することができる。
【0269】速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ階層
構造600を回線網1001に用いるもっと進んだ態様
によれば、所定の速度制御型仮想回路iによって用いら
れていない帯域幅を、他の速度制御型仮想回路で使用す
るために改善することができる。
【0270】これは、速度制御型仮想回路iが、その速
度制御型仮想回路iが割り付けたスロット437のうち
どれだけ多くのスロット437を実際に各スーパー・フ
レームの間を通じてATMセル201を伝送するために
利用するかを追跡することによって為されるであろう。
【0271】もし速度制御型仮想回路iが概してその割
り付けを利用していない場合には、縁辺ノード1003
はその事実についてのその仮想回路の利用を利用者に知
らせ、且つより低い(それに安価な)速度を示唆するこ
とができる。もしその利用者がそれに同意する場合に
は、その仮想回路を上記のような低い速度で設立するこ
とができる。
【0272】他の実施例においては、縁辺ノード100
3は、利用者の同意を得ること無しに仮想回路iが有す
る速度を実際に求められている速度へ単に低下させるこ
とができるであろう。
【0273】結論
【0274】上記の「詳細な説明」の項は、速度制御型
ラウンド・ロビン・サーバが広く複数の実体の中の資源
を時分割多重化するために使用できるようになる方法を
開示し、特に速度制御型ラウンド・ロビン・サーバや、
最適動作ラウンド・ロビン・サーバと組み合わされた速
度制御型ラウンド・ロビン・サーバ、そして速度制御型
ラウンド・ロビン・サーバ階層構造が、広範囲の保証さ
れたサービス速度を提供するためにISDN回線網で使
用できるようになる方法を開示し、更に速度制御型ラウ
ンド・ロビン・サーバの実施例及びその階層構造の実施
例を開示している。
【0275】既に指摘したように、そのような速度制御
型ラウンド・ロビン・サーバ及び速度制御型ラウンド・
ロビン・サーバ階層構造は、ISDN回線網で使用でき
るだけでなく、資源が複数の実体の間で時分割多重化さ
れている情況であれば、使用することができる。
【0276】更に、やはり既に指摘したように、この中
で開示された速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ及び
階層構造の属性を有している速度制御型ラウンド・ロビ
ン・サーバ及びその階層構造は、この中で示されたり記
載されたりしていないものを含めて多くに方法で実施す
ることができる。
【0277】これらの理由で、「詳細な説明」の項は、
全ての点で単に説明及び例示のためであると考えられる
べきであり、且つこの中で開示した本発明は、もっぱ
ら、均等の原則の観点で解釈しながら請求項によって定
義されるべきである。
【0278】なお、特許請求の範囲に記載された参照番
号は、発明の理解を容易にするためのものであって、そ
の範囲を制限するように解釈されるべきではない。
【0279】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、速
度制御型ラウンド・ロビン・サーバを広く複数の実体の
中の資源を時分割多重化するために使用することがで
き、特に速度制御型ラウンド・ロビン・サーバや、最適
動作ラウンド・ロビン・サーバと組み合わされた速度制
御型ラウンド・ロビン・サーバ、そして速度制御型ラウ
ンド・ロビン・サーバ階層構造を、広範囲の保証された
サービス速度を提供するためにISDN回線網で使用す
ることができる。更に新規な速度制御型ラウンド・ロビ
ン・サーバ及びその階層構造を提供することができる。
【0280】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるラウンド・ロビン・サーバを示
すブロック・ダイヤグラムである。
【図2】ATMで使用されているセルを示す説明図であ
る。
【図3】一組の本発明によるラウンド・ロビン・サーバ
を示すブロック・ダイヤグラムである。
【図4】データ伝送回路網の一つのノードにおける、本
発明によるラウンド・ロビン・サーバを示すブロック・
ダイヤグラムである。
【図5】図4のラウンド・ロビン・サーバによって生成
されるフレームを示す説明図である。
【図6】データ伝送回路網の一つのノードにおける、本
発明による一組のラウンド・ロビン・サーバを示すブロ
ック・ダイヤグラムである。
【図7】図6の各ラウンド・ロビン・サーバによって生
成されるフレームを示す説明図である。
【図8】好ましい実施例における、インターバル設定ス
ペシファイヤーを詳細に示すブロック・ダイヤグラムで
ある。
【図9】図6のラウンド・ロビン・サーバの動作を示す
フロー・チャートである。
【図10】本発明によるラウンド・ロビン・サーバを使
用しているノードを有する回路網を示す説明図である。
【図11】本発明によるラウンド・ロビン・サーバと最
適動作ラウンド・ロビン・サーバとから成るサーバ階層
構造を示すブロック・ダイヤグラムである。
【符号の説明】
101 ラウンド・ロビン・サーバ−(SERVER) 103 時分割多重化資源(TMR) 105 プロバイダー(PROVIDER) 111 作業リスト(WL) 113 エントリー(E) 201 ATNセル 203 先頭部分 205 本体 301 ラウンド・ロビン・サーバの一組 303 ラウンド・ロビン・サーバ(SERVER) 305 プロバイダー(PROVIDER) 307 スペシファイヤー(ISS) 309 作業明細ライン(WS) 311 起動ライン(A) 400 ノード 401 仮想回路待ち行列(VCQ) 403 フレーム・サイズ(FSZE) 405 受信部(RCVR) 407 伝送部(XMIT) 409 セル入力(CI) 411 セル出力(CO) 413 ラウンド・ロビン・サーバ(RRS) 415 作業リスト(WL) 417 作業リスト・エントリー 419 割り付けリスト(AL) 421 割り付けリスト・エントリー 423 回路数入力(CINI) 425 最新割り付けカウンター(CACTR) 427 フレーム・カウンター(FCTR) 429 回路数出力(CINO) 431 ノード入力(NI) 433 ノード出力(NO) 435 クロック入力(CLK) 436 フレーム 437 フレーム・サイズ・スロット 439 仮想回路出力(VCO) 441 空き部分(W) 507 速度制御型仮想回路(RCVC) 511 最適動作仮想回路(BEVC) 600 ラウンド・ロビン・サーバ階層構造 601 速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ(RC
S) 603 次位起動信号(NA) 605 速度制御型仮想回路数(RCINO) 609 起動ロジック(ALOG) 701 フレーム 703 スロット 705 局所割り付け部(LA) 707 次位割り付け部(NA) 709 スーパー・フレーム 801 局所割り付けカウンター(LACTR) 803 次位割り付けカウンター(NACTR) 805 次位起動ロジック(NAL) 807 最新割り付けサイズ(CASZ) 809 ロード・ロジック(LL) 811 局所割り付けサイズ(LASZ) 813 次位割り付けサイズ(NASZ) 1001 回線網 1003 縁辺ノードA 1007 縁辺ノードB 1100 ラウンド・ロビン・サーバ階層構造 1101 速度制御型仮想回路待ち行列(RCQS) 1103 最適動作仮想回路待ち行列(BEQS) 1107 作業完了インジケータ(WD) 1109 最適動作ロジック(BEL) 1110 速度制御型ラウンド・ロビン・サーバ 1111 最適動作起動信号(BEA) 1112 最適動作作業リスト(BEWL) 1113 最適動作ラウンド・ロビン・サーバ 1115 起動ロジック(ALOG) 1117 仮想回路数出力 1119 仮想回路数出力
フロントページの続き (72)発明者 チャールズ アール. カルマネック アメリカ合衆国 07030 ニュージャー ジィ、ホーボーケン、ウィロー アベニ ュー 809 (72)発明者 スリニベイサン ケシャフ アメリカ合衆国 94704 カリフォルニ ア、バークレー、バンクロフト ウェイ 2126 アパートメント ナンバー 4 (56)参考文献 特開 平3−173235(JP,A) 特開 昭63−59040(JP,A) 特開 平3−165638(JP,A) 特開 昭62−43935(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一個以上の実体によって与えられた数個
    の作業中に、数回の時間インターバルの間で数個の作業
    を為す資源を時分割多重化する装置において、 この装置は、 複数の実体に属する作業部分をこの装置に関連付ける手
    段(201)と、 一組の時間インターバルをこの装置に関連付ける手段
    (403、427)と、 前記一組の時間インターバルの実体サブセットを前記各
    実体に関連付ける手段(419)と、 前記一組の時間インターバルの間、関連する数個の作業
    をこの装置へ繰り返し供給する手段(415、425)
    とからなり、 前記繰り返された一組の時間インターバルのうちの所定
    の時間インターバルに前記実体のうちの所定の実体に属
    する数個の作業に与えられた時間インターバルの数を、
    もしその数が前記所定の実体に関連する前記実体サブセ
    ットの時間インターバルの前記数より少ない場合には現
    在前記装置と関連している前記所定の実体に属する数個
    の作業の数に等しくし、その他の場合には前記所定の実
    体に関連する前記実体サブセットの時間インターバルの
    前記数に等しくして、それによってこの時分割多重化装
    置が制御された速度で前記資源へ作業部分へ供給し、 前記サブセットが関連している前記実体が第一の実体で
    あり、 前記装置が更に、 第二の実体に属する数個の作業を前記装置へ関連付ける
    手段(1103)と、 前記第二の実体に属する数個の関連作業を、前記第一の
    実体に属する前記関連する数個の作業を、前記所定の時
    間インターバルのうち、前記資源へ供給することを求め
    られていない何らかの時間インターバルの間に前記資源
    へ与える手段(1107、1109、1113)とを有
    することを特徴とする複数の実体中での資源を時分割多
    重化する装置。
  2. 【請求項2】 前記一組の時間インターバルの実体サブ
    セット中にある時間インターバルの数が、前記一組の時
    間インターバル中にある時間インターバルの全体の数よ
    り少ないことを特徴とする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 関連する数個の作業を繰り返し供給する
    前記手段が、 前記一組の時間インターバルの間に前記資源の利用を前
    記実体へ供給するための少なくとも二個から成る一組の
    サーバ(303)を有し、これらサーバのうち少なくと
    も一個はこの組の中にある他のサーバを活性化すること
    が可能であり、且つ少なくとも一個のサーバは、 前記実体のうちの少なくとも一つを前記サーバに関連付
    ける手段(111)と、 前記時間インターバルのサーバ・サブセットを前記サー
    バに関連付ける手段(307)と、 前記サーバ・サブセットのうちの第一サブセットの間
    に、前記資源を前記少なくとも一つの関連する実体に利
    用可能とするようにし、且つ前記サーバ・サブセットの
    うちの残りの時間インターバルの間に前記他のサーバを
    活性化するように前記サーバが活動状態にあるときに動
    作する手段(305)とを有することを特徴とする請求
    項1の装置。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも一個のサーバは、更に別
    のサーバ(1113)を活性化することが可能であり、 前記第一サブセットの規模は、前記サーバ・サブセット
    内の時間インターバルの数より少ない或る時間インター
    バル数に固定され、 前記少なくとも一個のサーバが活性化しているときに動
    作する前記手段は、前記関連する実体に対応する前記実
    体サブセットの中の前記時間インターバル数より大きく
    ない時間インターバル数の間、前記資源を前記少なくと
    も一個の関連する実体の各々に利用可能とするように動
    作し、且つ前記サーバ・サブセット内の残りの時間イン
    ターバルの間、前記他のサーバを活性化するように動作
    することを特徴とする請求項3の装置。
  5. 【請求項5】 前記更に別のサーバは、前記少なくとも
    一個のサーバのうちの一つであることを特徴とする請求
    項4の装置。
  6. 【請求項6】 前記各実体サブセット内の最大時間イン
    ターバル数の総和が、前記サーバ・サブセット内の時間
    インターバル数より少ないことを特徴とする請求項5の
    装置。
  7. 【請求項7】 前記他のサーバが、単純ラウンド・ロビ
    ン・サーバであることを特徴とする請求項3、4、5ま
    たは6の装置。
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