JP2527717B2 - 置換アジピンジペルオキシ酸 - Google Patents

置換アジピンジペルオキシ酸

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JP2527717B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、特に布帛の漂白において酸化剤としての実
用性を有する或る新規のアルキルおよびフエニル−置換
ジペルオキシアジピン酸に関する。
発明の背景 酸化剤によって保有される漂白性および消毒性は、周
知である。漂白および消毒用に使用される最も普通の種
類の酸化剤は、塩素(例えば、次亜塩素酸塩およびクロ
ラミン);過酸化水素および他のペルオキシ化合物;亜
塩素酸塩および二酸化塩素である。
消毒および漂白用途用に改善された酸化剤の必要は、
エネルギー保存および環境保護手段に鑑みで増大してい
る。例えば、洗剤工業においては、洗浄性能が低い洗浄
温度、ホスフエートビルダーの減量使用および合成布帛
の増大使用のため悪化しているので、布帛の改善された
清浄化が、捜し求められている。漂白用の改善された酸
化剤の使用は、この失われた性能を復元するのに有効な
方法である。
多数のペルオキシ化合物が、漂白剤として評価されて
おり、そしてこれらの若干は、ジペルオキシ酸である。
例えば、米国特許第3,959,163号明細書および第4,094,8
08号明細書は、活性剤ジペルイソフタル酸である漂白剤
組成物を開示しており;米国特許第4,134,850号明細書
は、活性剤が脂環式ジペルオキシ酸である漂白組成物を
開示しており;そして米国特許第2,813,896号明細書お
よび第4,126,573号明細書は、α,ω−長鎖脂肪族ジペ
ルオキシ酸の漂白実用性を開示している。
米国特許第4,487,723号明細書および第4,391,725号明
細書は、或るアルキルおよび(または)フェニル−置換
ジペルオキシコハク酸および布帛漂白剤としてそれらの
用途を開示している。
満足な結果が前記文献の幾つかに開示のジペルオキシ
酸を使用して達成されるが、家庭洗濯漂白および消毒に
おける特殊な応用を満たす新しい構造的に異なるジペル
オキシ酸の必要が依然としてある。従って、漂白剤およ
び消毒剤組成物処方の当業者は、例えばこのような処方
物で使用される新しい改良ペルオキシ化合物を絶えず捜
している。本発明は、前記技術に漂白および(または)
消毒組成物で使用するのに高度に好適である一群の新規
なジペルオキシ酸を提供する。
発明の概要 本発明は (式中、RはC4〜C12アルキル、ベンジルおよびフエニ
ルからなる群から選択される置換基である) のジペルオキシ酸に関する。
発明の具体的説明 本発明によれば、或る置換ジペルオキシアジピン酸
は、洗濯漂白剤として使用するのに高度に好適な酸化剤
であることが見出されている。それらは、消毒剤用途用
にも好適である。
本発明の化合物は一般式 を有する。式中Rは炭素数4〜12(好ましくは6〜8)
を有するアルキル(非環式または環式)基、ベンジルま
たはフエニルである。例示の化合物はβ−n−ヘキシル
ジペルオキシアジピン酸、β−n−オクチルジペルオキ
シアジピン酸、β−t−オクチルジペルオキシアジピン
酸、β−n−ドデシルジペルオキシアジピン酸およびβ
−フエニルジペルオキシアジピン酸である。
本発明の化合物は、他のペルオキシ酸では観察されて
いない水溶液中での界面活性と水溶性と化学安定性との
独特の組み合わせを示す。化合物は、硬水中で使用する
のに特に有効な漂白剤である。
同一分子内での疎水性置換基および親水性ペルカルボ
キシ基の存在は、分子を界面活性にさせ、それによって
水溶液中に、溶液で処理すべき基体(例えば、布帛)の
表面において所定濃度のジペルオキシ酸分子を生じさせ
る。好ましいアルキル鎖長との組み合わせで、これらの
化合物中のペルカルボキシ基間の炭素数3〜4の間隔
が、ミセルの生成を遅延しながら最大の界面活性を達成
するのに大体最適であると信じられる。溶液中でのジペ
ルオキシ酸化合物のミセル化は、基体表面における化合
物の濃度を抑制する傾向があり、そして溶液中で非生産
的な分解を促進し、それによって漂白および(または)
消毒効率を減少する。
本発明の化合物は、室温で固体であり、それ故洗濯顆
粒などの粒状組成物に好都合に処方され得る。
本発明のペルオキシ酸は、既知の酸化技術により、例
えば水/硫酸または水/メタンスルホン酸溶媒系のいず
れかの中での過酸化水素により、親ジカルボン酸を酸化
することによって生成され得る。米国特許第4,119,660
号明細書、第4,233,235号明細書、第4,244,884号明細書
および第4,487,723号明細書参照。
親ジカルボン酸は、既知の合成技術によって生成され
得る。若干例は、以下に与えられる。
β−アルキルアジピン酸は、ゴーヒーン等によってJ.
Org.Chem.,53,p.891(1958)に記載の方法によって生成
され得る。この方法においては、塩化アシルは、塩化ア
ルミニウムの存在下にフエノールと反応されてo−およ
びp−アシル置換フエノールを生成する。次いで、p異
性体は、蒸留によって単離され、そしてZn/HClの存在下
にクレメンゼン還元に付されてアシルフエノールを対応
のアルキルフエノールに転化する。次いで、アルキルフ
エノールは、水素での還元によって対応のアルキルシク
ロヘキサノールに転化される。次いで、アルキルシクロ
ヘキサノールは、バナジン酸アンモニウムの存在下に硝
酸によって酸化されてβ−アルキルアジピン酸を生成す
る。
本発明の置換ジペルオキシ酸は、高温にさらされた時
の発熱分解、または重金属イオンにさらされた時の接触
分解のために生ずることがある有効酸素の損失を遅延す
る安定剤および希釈剤を含有する粒状または粉末処方物
において粒状固体の形で主要漂白剤として好都合に使用
される。
これらの化合物の発熱分解を防止するのに好適な安定
剤は、特定の置換ジペルオキシ酸化合物の分解以下の温
度で水分を遊離できるものである。各種の発熱制御物質
が、使用でき、そして水和物質、例えば硫酸アルミニウ
ムカリウム12水和物、硫酸マグネシウム7水和物、硫酸
アルミニウムナトリウム12水和物、硫酸アンモニウムマ
グネシウム6水和物、および酸、例えばホウ酸を包含す
る。ホウ酸は、好ましい発熱安定剤である(米国特許第
4,100,095号明細書参照)。
重金属、例えば鉄および銅の存在下における本化合物
の接触分解を防止するのに好適な安定剤は、キレート化
剤である。好適なキレート化剤は、アルカリ金属ポリリ
ン酸塩、例えばピロリン酸四ナトリウムおよび酸性ピロ
リン酸二ナトリウム、8−ヒドロキシキノリン、エチレ
ンジアミンテトラ酢酸、1−ヒドロキシ−エチリデンジ
ホスホス酸、アミノトリ(メチレンホスホン酸)、リン
酸およびそれらの混合物である。リン酸またはリン酸と
ピロリン酸四ナトリウムとの混合物が、好ましい。
前記キレート化剤および発熱制御剤に加えて、被覆物
質も、主要漂白剤として本発明の置換ジペルオキシ酸化
合物を含有する乾燥処方物の貯蔵寿命を延長するために
使用できる。好適な被覆物質は、各種の脂肪酸、脂肪ア
ルコール、それらの誘導体、例えばエステルおよびエー
テル、ポリエチレングリコールの誘導体、例えばエステ
ルおよびエーテル、炭化水素油およびロウを包含する。
これらの物質は、水分がジペルオキシ酸化合物に達する
のを防止するのを助長するだけではなく、処方物に存在
できかつジペルオキシ酸の安定性に悪影響を及ぼす他の
薬剤からジペルオキシ酸を分離するのに使用され得る。
界面活性剤、例えばアルキル基内に炭素数10〜14を有
するアルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩、C9
〜C22アルキルスルホネートまたはC9〜C22アルキルサル
フエートでジペルオキシ酸粒子を被覆することは、ジペ
ルオキシ酸粒子の水溶性を改善するために使用され得
る。例えば、米国特許第4,126,573号明細書参照。
希釈剤は、ペルオキシ酸の濃度を調節するために、そ
して取扱い、輸送および洗浄水への爾後の添加を容易に
するために、または界面活性剤、ビルダー、帯電防止
剤、着色剤、漂白剤活性剤、香料などの追加の洗剤物質
とジペルオキシ酸とをブレンドして粒状洗剤−漂白剤組
成物を調製するのを容易にするために、本発明のジペル
オキシ酸とともに加工助剤として任意に使用される。希
釈剤または加工助剤は、活性ジペルオキシ酸約30〜60重
量%、キレート化剤約1〜5重量%、発熱制御剤約15〜
55重量%を含有する処方物を与える量で好都合に使用さ
れ得る。好ましい希釈剤は、ジペルオキシ酸および安定
剤と相容性であり、並びに洗剤処方物中の成分と相容性
である硫酸ナトリウムである。
遊離水分の存在はジペルオキシ酸の貯蔵安定性に有害
であるので、本発明のジペルオキシ酸を含有する組成物
は、遊離水分をできるだけ少し含有すべきである。好ま
しくは、水分量は、組成物の1%未満であるべきであ
る。
本発明のペルオキシ酸での布帛の漂白においては、布
帛は、溶液中に有効酸素少なくとも約2ppm、好ましくは
約6〜約20ppmを与えるのに十分な量のペルオキシ酸を
含有する水溶液と接触される。
本発明は、以下の例によって更に例示されるであろ
う。
例I β−t−オクチルアジピン酸の生成 4−t−オクチルフエノール(ローム・エンド・ハー
スから受け取ったまま使用、250g)、メタノール(250m
l)、酢酸(2.5ml)およびカーボン上のロジウム触媒
(5.0g、5%ロジウム、MCBケミカルズ)を3のガラ
ス内張りオートクレーブに添加した。オートクレーブを
H260psigに仕込み、水素消費が完了するまで(約10時
間)60℃で加熱した。混合物を室温に冷却し、触媒を手
袋(glove bag)内で窒素雰囲気下に過によって除去
した(注意:自然性触媒)。溶媒を回転蒸発器上で除去
し、残留物をジクロロメタンに溶解し、10%炭酸ナトリ
ウム溶液(3×250ml)で抽出してフエノール汚染物を
除去し、このように爾後の酸化工程での黄色不純物の生
成を回避した。ジクロロメタン溶液を25%硫酸(2×10
0ml)、蒸留水(1×250ml)で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウム上で乾燥し、その後溶媒を蒸発して低融点の黄白
色の固体として4−t−オクチルシクロヘキサノールを
単離した(182g、81%)。
70%硝酸(330g)および蒸留水(140ml)を水冷冷却
器、機械的撹拌機および温度計付きの1の3口フラス
コに添加した。溶液を80℃に加熱しバナジン酸アンモニ
ウム(1g)を添加した。このことは、無色から暗赤色〜
黄色の色変化を生じた。4−t−オクチルシクロヘキサ
ノールの小部分(約1g)を添加して、褐色のNO2ガスの
発生によって立証される反応を開始し、その後外部加熱
を中断し、4−t−オクチルシクロヘキサノールの残部
(249g)を温度を80〜90℃に維持する速度で少しずつ添
加した(添加時間4hr)。NO2発生が静まるまで(約24時
間)、混合物を還流した。冷却時に、黄色のペースト状
物が分離し、これを単離し、蒸留水で洗浄して硝酸を含
まないようにした。ペースト状物をジクロロメタン(1
)に溶解し、25%硫酸(3×150ml)で洗浄した後、
蒸留水(2×200ml)で洗浄した。回転蒸発器上での溶
媒の除去は、黄色の固体を与え、この固体をトルエンか
ら再結晶して白色の固体としてβ−t−オクチルアジピ
ン酸を与えた(195g、収率64%;mp135〜137℃、文献値1
36〜137℃;酸価429.6、理論値434)。
例II β−n−ヘキシルアジピン酸の生成 理論H2の73%が消費されるまで、4−n−ヘキシルフ
エノール(972g;5.46モル)、カーボン上の5%ロジウ
ム触媒61.7g〔アルファ・ケミカル・カンパニー、ロッ
ト063081(46.0g)およびMCBケミカルズ、ロッドA12M04
(17.7g)〕、HOAc(21ml)、およびMeOH(5.0)の撹
拌懸濁液を5ガロンのオートクレーブ(100psi)中で35
〜55゜において水素添加した。試料を排出した。そして
AMRおよびGC試験は、少量のヘキシルフエノールが残留
することを示した。理論H2の合計78%が消費されるま
で、水素添加を続けた。触媒を別し、透過液を真空
中で濃縮して透明の油とした。1065g(106%);IR(ニ
ート)cm-13400(OH)、1715(カルボニル);NMR(CDCl
3)芳香吸収観察されず。
以下のパラグラフに記載の量は、2つの同一の並んだ
(side−by−side)反応の和に使用される全量を表わす
(注意:強い発熱ポテンシヤル)。
50%水性HNO3(2.3)およびNH3VO3(900mg)の撹拌
溶液を95゜に加熱し、次いで70゜に冷却した。加熱マン
トルを冷却浴で代替し、次いで4−n−ヘキシルシクロ
ヘキサノール(見掛量1002g;100%vs106%に補正されて
946g)を3時間滴下した。添加時に、内部温度を60〜70
゜に維持した。添加完了後、反応混合物を65〜70゜で5
時間撹拌し、次いで室温で16時間貯蔵した。沈殿固体を
過器上で捕集し、水洗し、次いでEt2O(5.0)に溶
解した。有機溶液をH2O(3×2)で洗浄し、Na2SO4
上で乾燥し、次いで真空中で濃縮して油とした。この物
質を減圧蒸留して部分精製生成物〔bp190〜210゜(0.4
〜0.7torr)〕870g(73%)を与えた。留出物は、冷却
時に結晶化した。この物質を温(60゜)ベンゼン−ヘキ
サン(1.1:8.0)から再結晶した後、微粉砕し、篩
分けて白色の結晶として精製β−n−ヘキシルアジピン
酸582g(回収率67%)を与えた。mp70〜71゜;文献値mp
71〜72゜。IR(ヌジョール・ムル)cm-13400〜3000(−
CO2Hの広い吸収);2800〜2500(−CO2H);1700(カルボ
ニル)。NMR(CDCl3)δ11.85(s2H、−CH2H);2.60〜
2.15(m,4H、 2.00〜0.70(16H、−CH−、−CH2−、および−CH3)。
例III β−t−オクチルジペルオキシアジピン酸 乳ばちおよび乳棒を使用してβ−t−オクチルアジピ
ン酸(86.1g、0.33モル)を粉末化し、98%メタンスル
ホン酸を含有するビーカーに添加した。得られた懸濁液
を20℃に冷却し、70%過酸化水素を一定の撹拌下にゆっ
くりと添加して温度を40℃直下に維持した。添加完了後
(約1/2時間)、懸濁液を室温で1時間撹拌し、その後
得られた透明液を冷蒸留水500mlに注ぎ、ジクロロメタ
ン(3×100ml)で抽出した。ジクロロメタン溶液を蒸
留水(2×50ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で
乾燥し、その後溶媒を回転蒸発器上で除去して透明の油
を与えた。0.5℃で一晩中共栓フラスコ中での油の貯蔵
は、白色の脆い固体としてβ−t−オクチルジペルオキ
シアジピン酸を結晶化した(83.4g;mp60〜62℃;AvO%=
9.3、理論値11.0;HPLC、C18ODSカラム、70%メタノール
溶媒、保持時間6.3分、ジペルオキシ酸、相対ピーク面
積76%;7.4分、モノペルオキシ酸、相対ピーク面積24
%)。
例IV β−n−ヘキシルジペルオキシアジピン酸の生成 例IIの記載のように生成されたβ−n−ヘキシルアジ
ピン酸の試みられた過酸化は、制御不能の発熱反応を生
じた。このように、出発物質が成功裡に過酸化される前
に出発物質に更に精製することが必要であった。β−n
−ヘキシルアジピン酸(100g)をジクロロメタン(500m
l)に溶解し、25%硫酸(3×150ml)、5%重炭酸ナト
リウム(3×100ml)、蒸留水(2×100ml)で洗浄し
た。ジクロロメタン溶液を無水硫酸マグネシウム上で乾
燥し、その後溶媒を回転蒸発器上で除去して透明の油を
残し、この油をヘキサンから結晶化して白色のロウ状固
体(76.4g)を与えた。精製β−n−ヘキシルアジピン
酸(70.0g、0.304モル)および98%メタンスルホン酸
(149g、1.55モル)をビーカーに添加し、15℃に冷却し
た。磁気撹拌機を使用して懸濁液を一定に撹拌しなが
ら、70%過酸化水素(59.14%、1.74モル)を約30℃の
温度を維持する速度で添加した。添加完了後(約10
分)、懸濁液を室温で追加の1時間50分間撹拌して透明
液を生じた。溶液を冷蒸溜水(500ml)に注ぎ、ジクロ
ロメタン(1×300ml、2×250mlで抽出した。ジクロロ
メタン溶液を5%硫酸ナトリウム溶液(1×300ml、2
×200ml)で抽出し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥
し、その後溶媒を回転蒸発器上で除去した。油状残留物
をトルエンから再結晶して粉末状白色固体としてβ−n
−ヘキシルジペルオキシアジピン酸を生成した(49.7
g、mp51.5〜52.5℃;AvO%=11.6、理論値=12.2;HPLC、
C18ODSカラム、67%メタノール溶媒、保持時間5.84分、
ジペルオキシ酸、相対ピーク面積96%、10.00分、二
酸、相対ピーク面積4%)。
例V β−n−ヘキシルジペルオキシアジピン酸を含有する安
定化可溶性漂白剤顆粒の調製 以下の組成を有する漂白剤顆粒を調製した。化学薬品 β−ヘキシルジペルオキシアジピン酸 9.29 β−ヘキシルアジピン酸 0.37 C13線状アルキルベンゼンスルホネート 4.82 ホウ酸 12.56 ピロリン酸四ナトリウム 0.038 リン酸 0.028 ジピコリン酸 0.028 硫酸ナトリウム 69.85 水分 3.00 99.98 % C13LASペースト(124.0g、C13LAS31.4%、Na2SO415
%、残部としての水)を100゜F(約37.8℃)に維持さ
れたステンレス鋼製ミニクラッチャー(mini−crutche
r)に添加した。ピロリン酸四ナトリウム(0.306g)、
リン酸(0.230g)、ジピリコン酸(0.230g)、および水
(227.8g)を添加し、ペーストをブレンドして均一なコ
ンシステンシーとした。ホウ酸(101.4g)、β−n−ヘ
キシルジペルオキシアジピン酸(78.0g、AvO11.73
%)、および硫酸ナトリウム(545.2g)を添加し、混合
物を再度ブレンドして均一なコンシステンシーとした。
次いで、クラッチャー混合物をトレー上に広げ、約40゜
F(約4.44℃)に冷却し、その後20メッシュナイロン篩
に強制的に通過させ、得られた顆粒を80゜F(約26.7
℃)、相対湿度15%で一晩中乾燥した。乾燥後、顆粒
は、遊離水分3%を含有し、そして有効酸素含量1.0%
(理論値1.1%)を有していた。
漂白剤顆粒を推奨量の典型的洗濯洗剤と併用して各種
のしみおよび黒ずんだ衣料品を漂白した。漂白剤顆粒が
洗浄水64に96gの量で添加され、それによって洗浄液
中にAvO15ppmを与える時には、優秀な漂白性能が観察さ
れた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−118561(JP,A) 特開 昭58−40400(JP,A) 特開 昭58−65798(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (式中、RはC4〜C12アルキル、ベンジルおよびフエニ
    ルからなる群から選択される置換基である) のジペルオキシ酸。
  2. 【請求項2】RがC4〜C12アルキルである特許請求の範
    囲第1項に記載のジペルオキシ酸。
  3. 【請求項3】Rが、C6−C8非環式アルキルである特許請
    求の範囲第2項に記載のジペルオキシ酸。
  4. 【請求項4】前記ジペルオキシ酸が、β−n−ヘキシル
    ジペルオキシアジピン酸及びβ−n−オクチルジペルオ
    キシアジピン酸からなる群から選択される特許請求の範
    囲第3項に記載のジペルオキシ酸。
  5. 【請求項5】布帛を式 (式中、RはC4〜C12アルキル、ベンジルおよびフエニ
    ルからなる群から選択される置換基である) のジペルオキシ酸の水溶液と接触させること、前記溶液
    は前記溶液中に有効酸素少なくとも2ppmを与えるのに十
    分な量の前記ペルオキシ酸を含有することを特徴とする
    布帛の漂白法。
  6. 【請求項6】前記の溶液中のジペルオキシ酸の量が、有
    効酸素6〜20ppmを与えるのに十分である特許請求の範
    囲第5項に記載の方法。
JP61138039A 1985-06-14 1986-06-13 置換アジピンジペルオキシ酸 Expired - Lifetime JP2527717B2 (ja)

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