JP2527288Y2 - ロータリカッタ - Google Patents

ロータリカッタ

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JP2527288Y2
JP2527288Y2 JP1991000278U JP27891U JP2527288Y2 JP 2527288 Y2 JP2527288 Y2 JP 2527288Y2 JP 1991000278 U JP1991000278 U JP 1991000278U JP 27891 U JP27891 U JP 27891U JP 2527288 Y2 JP2527288 Y2 JP 2527288Y2
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JP
Japan
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knife
cylinder
shaft core
rotary cutter
core material
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JP1991000278U
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JPH0497695U (ja
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和徳 河野
裕幸 竹中
利英 加藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はコルゲータ等の段ボール
シート切断に使用されるロータリカッタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術に関連する回転式カッタの構成
を図3に示す。又、図4にナイフ取付状態を示す。1,
2は上下のナイフシリンダでその軸6,7の両端はそれ
ぞれ軸受11,12を介してフレーム10に回転自在に
支持されている。軸6,7におけるナイフシリンダ1,
2の両側には上下に噛み合せて歯車8,9が固着されて
いる。ナイフシリンダ2の軸7にはフレーム10の外側
において更に歯車13が固着されている。この歯車13
にはモータ14の駆動軸15に設けられた歯車16が噛
み合されている。従って、モータ14の作動により、上
下ナイフシリンダ1,2は対向して等速回転する。ナイ
フシリンダ1,2の周面にはそれぞれナイフ3,4がス
パイラル状に取付けられている。その取付け状態は図4
に示すように上下のナイフシリンダ1,2にスパイラル
状に取付面17,18を形成し、そこにそれぞれ上下の
ナイフ3,4を沿わせボルト19,20で固定してあ
る。又、上下のナイフ3,4の背後部には調整ボルト2
1,22及び調整ナット23,24が設けてあり、ナイ
フ3,4の位置を微調整可能としてある。なお、シリン
ダは高剛性にするため、鋼鉄製となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は従来技術の次
の問題点を解決しようとするものである。 1.高速化を図るとき、高速回転に耐えうるシリンダ系
の剛性が必要で、現状はシリンダが鋼鉄製であるため、
剛性を上げるとシリンダ系の回転慣性GD2 (Gは回転
体の重量、Dは回転体の直径)も上がり、モータ容量が
大きくなりコストアップになる。 2.省動力で高速回転での切断精度を上げるには制御面
から低回転慣性GD2 のシリンダ系にする必要がある
が、シリンダ系の必要剛性が決まっているので、モータ
側の容量upで対応しなければならず、コストupにつ
ながる。
【0004】本考案はかかる問題点に対処するため開発
されたものであってシリンダ系の回転慣性GD2 の軽減
を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の構成を実施例に対応する図1を用いて説明
すると本考案は1対のナイフシリンダ1、2の周面に、
それぞれナイフ3、4をスパイラス状に取付け、これら
両ナイフ3、4で、前記ナイフシリンダ1、2間を通る
被切断材を切断するようにしたロータリカッタにおい
て、前記ナイフシリンダ1、2の少なくとも一方のシリ
ンダ1を鋼鉄製の軸芯材25と、該軸芯材25を外装す
る炭素繊維の非鋼鉄製の外周材26とをもって形成した
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】そして本考案は上記の手段により、外装される
軽比重外周材が回転するとき、その回転慣性が小さい作
用効果が得られ、小パワのモータで駆動が可能となる。
しかも、軸芯材を含めた総剛性が切断外力によるシリン
ダ変形を自制し、切味の良好な切断作用が得られる。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
尚、本考案はナイフシリンダに関するものなので、他の
装置構成や機能についての説明は従来と同様であるので
省略する。図1に本考案のロータリカッタの一方のシリ
ンダ1の側断面図を示す。A部はナイフ及びナイフ装着
台であり、B部は本考案のシリンダ部である。このシリ
ンダ部は鋼鉄製の軸芯材25と炭素繊維の外周材26で
構成されている。
【0008】この両材料間は相対滑りが生じると必要剛
性が得られないので生じないように、本ロール製造時に
内芯に直に炭素繊維を接着剤と合せて巻き付けると共
に、さらにナイフ装着台の固定用を兼ねて中空パイプ2
7を軸芯材25に挿入、固着することによってロールの
曲げ、捩りによる相対滑べりが生じない様な構造として
いる。又、ナイフ装着台は外周材26にボルトで固定し
たのでは外周材の強度面から不安があり、中空パイプ2
7を介してボルト28で軸芯材25に中空パイプ27の
固定も兼ねて固定している。このため、軸芯材25と外
周材26は一体構造となり、必要な曲げ剛性、捩り剛性
が得られる。
【0009】図2に一例としてヤング率Eと断面二次モ
ーメントIのEI値を一定とし、外周材のヤング率E′
と軸芯材のヤング率E0 との比をE′/E0 ≒07と
し、外周材の比重γ′と軸芯材の比重γ0 との比をγ′
/γ0 ≒02の条件下で計算して求めたD1 /D2 〜G
2 /GD0 2 の関係線図を示す。これから分かる様に
必要シリンダ剛性を維持して回転慣性GD2 は最小で約
1/4が得られ省動力化が図れる。
【0010】
【考案の効果】このように本考案によるときはナイフシ
リンダの少なくとも一方のシリンダを鋼鉄製の軸芯材
と、該軸芯材を外装する炭素繊維の非鋼鉄製の外周材と
をもって形成したものであるから、ナイフシリンダは曲
げ剛性捩り剛性を損なわれることなく回転慣性のみの軽
減が図られるため、その駆動力の省力化と、現状のモー
タ動力で機械の高速化とが可能となる等の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側断面図である。
【図2】本考案のEI値を一定としたときのD1 /D2
とGD2 /GD2 0 の関係線図である。
【図3】従来のロータリカッタの構成図である。
【図4】従来のナイフシリンダの側断面図である。
【符号の説明】
1 ナイフシリンダ 2 ナイフシリンダ 3 ナイフ 4 ナイフ 25 軸芯材 26 外周材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対のナイフシリンダの周面に、それぞ
    れナイフをスパイラル状に取付け、これら両ナイフで、
    前記ナイフシリンダ間を通る被切断材を切断するように
    したロータリカッタにおいて、前記ナイフシリンダの少
    くとも一方のシリンダを、鋼鉄製の軸芯材と、該軸芯材
    を外装する炭素繊維の非鋼鉄製の外周材とをもって形成
    したことを特徴とするロータリカッタ。
JP1991000278U 1991-01-09 1991-01-09 ロータリカッタ Expired - Lifetime JP2527288Y2 (ja)

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JPH0497695U JPH0497695U (ja) 1992-08-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1536467A (en) * 1975-01-17 1978-12-20 Masson Scott Thrissell Eng Ltd Rotary cutter drums

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