JP2527152Y2 - 防雨ルーバー - Google Patents

防雨ルーバー

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JP2527152Y2
JP2527152Y2 JP1993040196U JP4019693U JP2527152Y2 JP 2527152 Y2 JP2527152 Y2 JP 2527152Y2 JP 1993040196 U JP1993040196 U JP 1993040196U JP 4019693 U JP4019693 U JP 4019693U JP 2527152 Y2 JP2527152 Y2 JP 2527152Y2
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JP
Japan
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louver
plate
standard
inclined plate
external
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Application number
JP1993040196U
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English (en)
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JPH074764U (ja
Inventor
一二三 井上
Original Assignee
消音技研株式会社
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Publication date
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、防雨ルーバーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のルーバーは、外傾斜板を適宜間隔
をあけて複数段に設定したものを窓枠に取付けるのが一
般的に多用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術による
と、真上や斜め上方からの風雨に対しての防御はなされ
ているが、水平方向或いはこれより下方から巻き上がる
風雨は、その変則的な流れによって塵埃と共に窓から室
内に入り込んでしまう。つまり、従来技術によるルーバ
ーは、変則的な方向からの風雨や塵埃については対処さ
れておらず、ルーバーとしての機能を全うしているとは
云えないのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記従来技
術に伴う問題点に鑑みて、一般的に多用されている前記
従来の標準ルーバーを利用することもでき、又は単独で
実施でき、空気の流通は従前どおり自由自在に機能し、
かつ、何れの方向からの変則的に巻き上がる風雨や塵埃
等に対処でき、しかも、その製造並びに施工を簡便にす
ることによってこそ廉価に提供する目的を以って開発し
たものである。
【0005】この目的を達成するために、本案の要旨と
するところを実施例に対応する図面の符号を用いて説明
する。すなわち、この考案は、外傾斜板1及び該外傾斜
板1の端部2に連続する下向板3の段設からなる標準ル
ーバー4と、垂直板5及び該垂直板5の端部6に連続す
る内傾斜板7からなる外部ルーバー8を前記下向板3と
垂直板5間にディスタンスピース9を介してそれぞれ連
結固定した防雨ルーバーである。なお、標準ルーバー
4、外部ルーバー8及びディスタンスピース9は鉄鋼
材、金属材、合成樹脂材等で各々一体成形され、内傾斜
板7の下端を垂直板10とすることによって下向板3と
対向し、落下溝11が形成される。また、ディスタンス
ピース9は接着剤、溶接、ボルトナット等で適宜固定で
きる。
【0006】
【作用】本案によると、室内の空気aは窓をあけると標
準ルーバー4の外傾斜板1に沿って下向しながら、次に
は外部ルーバー8の内傾斜板7に沿って上向しながら換
気される。また、上方や斜め上方からの風雨に対して
は、従前どおりに標準ルーバーの外傾斜板1にあたって
防御され、窓があけてあってもこれらが室内に入ること
はない。このとき、雨や塵埃等は外傾斜板1並びに内傾
斜板7に沿って落下溝11から落下する。そして、水平
並びに下方から巻き上がるような変則的な方向から風雨
や塵埃等には外部ルーバー8の内傾斜板7が防御し、こ
れらが窓を通過し室内に入ることを遮断する。このよう
な雨や塵埃等は内傾斜板7の外面にあたって順次下段の
内傾斜板7の内面に沿って落下溝11から落下する。従
って、窓をあけた状態において、室内の排気や吸気の換
気作用は円滑に行われ、同時に外方向からの如何なる風
雨や塵埃等が室内に入ることを防御できる。
【0007】
【実施例1】標準ルーバー4、外部ルーバー8及びディ
スタンスピース9をそれぞれの金型で合成樹脂材で成形
した。ディスタンスピース9は長方形板の両端部12、
13を互いに直角、かつ、異方向に折り曲げた形状を成
したものである。そして、標準ルーバー4の下向板3と
外部ルーバー8の垂直板5間に前記ディスタンスピース
9を介在し、該ディスタンスピース9の両端部12、1
3に接着剤を塗布して標準ルーバー4、ディスタンスピ
ース9及び外部ルーバー8を一連に連結固定した。従っ
て、各図に示すとおり標準ルーバー4と外部ルーバー8
間はディスタンスピース9によって間隔が保たれてい
る。この間隔は、ディスタンスピース9の長さによって
定まるが、使用条件によって外傾斜板1及び内傾斜板7
の傾斜角度と共に適宜選択することができ、基本的には
室内側の窓の面積と同じ面積の間口をディスタンスピー
ス9の長さを設定することにより外部ルーバー8に得る
ことができる。このとき、窓の開口面積は垂直面であ
り、外部ルーバー8の開口間口は水平面となり、空気a
の流れに圧力損失が生ずるが、それは僅かなものであ
り、現実には何等の不都合はなかった。従って、所望に
応じて適宜設計変更することにより外部ルーバー8の
を前記窓に対して100%の開口率とすることもでき
ると云える。そして、標準ルーバー4を窓枠に取付けて
施工したのち、シャワーを満遍なく振り回して不特定方
向から散布し、また、細かく切り刻んだ紙を扇風機を用
いて不特定方向から紙吹雪状に散布したところ、このシ
ャワーの水滴14や紙吹雪は室内に入ってこなかった。
これらの水滴14や紙吹雪は上段の内傾斜板7に沿って
落下溝11から順次下段の落下溝11に落下した。な
お、室内の窓際で煙草を吸った煙が窓から標準ルーバー
4に沿って下向し、更に外部ルーバー8に沿って上向し
外部に発散した。
【0008】
【実施例2】標準ルーバー4、外部ルーバー8及びディ
スタンスピース9を、それぞれの金型でアルミニウム材
によって成形して施工したところ実施例2と同様であっ
た。
【0009】
【考案の効果】この考案の防雨ルーバーによると、標準
ルーバーにディスタンスピースを介して外部ルーバーを
一連にする独特の構成によってこそ、水平並びに下方等
から巻き上がる不特定方向からの風雨や塵埃等が室内に
入ることを十分に防御できる独特の効果を奏でるもので
ある。そして、ディスタンスピース9の長さを適宜設定
することにより、窓の面積と同じ面積の開口間口を外部
ルーバーに得ることができ、また、この外部ルーバーを
取付けても圧力損失は殆どなく、従って、現実には従
の標準ルーバー単独の場合と変わらぬ室内換気機能を有
するものである。さらに、標準ルーバー、外部ルーバー
及びディスタンスピースの三点からなる全ての構成部品
は金型成形できるから、製造並びに施工が頗る簡便で、
しかも、極めて廉価で提供できる。なお、既設の標準ル
ーバーにディスタンスピースを介して外部ルーバーを施
工することもできる。このとき、既設標準ルーバーの開
口率が小さくて通気抵抗が高い場合には、該既設標準ル
ーバーの段数の一部を任意又は間隔的に切り除くことに
より容易に外部ルーバーの開口間口を高めるように改造
できる。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した右側面図である。
【図2】本考案の一実施例を示した平面図である。
【符号の説明】
1 外傾斜板 2 端部 3 下向板 4 標準ルーバー 5 垂直板 6 端部 7 内傾斜板 8 外部ルーバー 9 ディスタンスピース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外傾斜板(1)及び該外傾斜板(1)の
    端部(2)に連続する下向板(3)の段設からなる標準
    ルーバー(4)と、垂直板(5)及び該垂直板(5)の
    端部(6)に連続する内傾斜板(7)からなる外部ルー
    バー(8)を前記下向板(3)と垂直板(5)間にディ
    スタンスピース(9)を介してそれぞれ連結固定したこ
    とを特徴とする防雨ルーバー。
JP1993040196U 1993-06-16 1993-06-16 防雨ルーバー Expired - Lifetime JP2527152Y2 (ja)

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JPH074764U JPH074764U (ja) 1995-01-24
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JP2016156553A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 通風装置

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JPH0672473B2 (ja) * 1989-03-20 1994-09-14 元旦ビユーティ工業株式会社 建築物の換気用枠組構造体

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JPH074764U (ja) 1995-01-24

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