JP2526973Y2 - 芳香器の納め構造 - Google Patents

芳香器の納め構造

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JP2526973Y2
JP2526973Y2 JP8786191U JP8786191U JP2526973Y2 JP 2526973 Y2 JP2526973 Y2 JP 2526973Y2 JP 8786191 U JP8786191 U JP 8786191U JP 8786191 U JP8786191 U JP 8786191U JP 2526973 Y2 JP2526973 Y2 JP 2526973Y2
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aromatic
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shower
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健二 南浦
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、芳香器の納め構造に
関するものである。さらに詳しくは、この考案は、利便
性、意匠性等に優れたシャワールームの芳香器の納め構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の健康で快適な生活への欲求の高ま
りとともに、住宅、オフィスビル等の各種の環境空間
に、森林や草原、あるいは花壇の樹木や花々の香りを満
たし、人々に精神的な安らぎや、生き生きとしたさわや
かな感覚を与えることが注目されてきている。このよう
な芳香による環境条件の変化は、部分的にはもちろん古
くから知られていることであるが、近年の生活環境の多
様化にともなって、さらに様々な場において活用される
手段となっている。
【0003】一方、健康であることと、居住空間の快適
さを求める生活の質的向上への要請は、家庭においても
浴室とは別のシャワールームの設置をも現実的なものと
しており、このシャワールームについても、より利便性
が良く、かつ、美的で、快適なものが求められている。
このような事情は、各種のスポーツ施設等におけるシャ
ワールームについても共通していることである。
【0004】そこで、このような家庭用等のシャワール
ームにも、前記した通りの芳香を満たすことが考えられ
ている。そのための手段として、シャワールームの適宜
な場所に、芳香材を配置することや、あるいは図4に例
示したように、枠体(ア)や透明材(イ)、さらには天
井材や床材等によって独立の空間を構成したシャワール
ーム(ウ)内に、樹木や花々の芳香材を備えた芳香器
(エ)を備えることが考えられている。このような芳香
器としては、たとえば図5に示したように、内部にモー
ターファン(カ)を有し、その吸気口(キ)に各種のシ
ート状芳香材(ク)を着脱自在とし、かつ、芳香の送香
口(ケ)を有するものが知られてもいる。そしてこのシ
ート状芳香材(ク)には、たとえばバラの香り、すずら
んの香り、レモンの香り等の各種のものが用意されても
いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな芳香器をシャワールームに配設して使用することは
いまだにほとんど具体化されていない。その理由として
は、図4からも明らかなように、芳香器そのものがシャ
ワールーム内に露出することになるため、シャワールー
ムの外観意匠性を損ない、シャワールームの使用時に身
体に当ることが避けられず、しかも芳香器を防水構造と
しなければならないことであった。
【0006】このように、従来の芳香器のシャワールー
ムへの使用には、その意匠面、利便性やさらには防水
性、コスト面等に解決すべき問題があった。たとえば、
水分を嫌う芳香器を防水構造とすることはそれほど簡単
なことではない。空気の吸込みと吹出しによって芳香を
発生させることと、芳香器を防水化することを両立させ
ることは難しいからである。
【0007】そこで、この考案は、このような従来技術
の欠点を解消し、意匠性、利便性、さらにはコスト面に
おいても有利な、シャワールーム内への新しい芳香器の
納め構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の課題
を解決するものとして、シャワールーム枠体部の袖パネ
ルに接続してカウンターと幕板とをシャワールーム内に
設け、これによって形成する空間内に袖パネル開口部よ
り芳香器を挿入固定してなることを特徴とするシャワー
ルームへの芳香器の納め構造を提供する。
【0009】そしてこの考案においては、シャワールー
ムに向けて開口するダクトを袖パネル内に設置すること
や、カウンターと幕板とによって形成する空間内に防水
ケースを設け、これに芳香器を挿入固定すること、さら
には、カード状芳香材を着脱自在とした芳香器を挿入固
定すること等をその態様としてもいる。もちろん、この
考案においては、芳香器そのものを着脱自在とすること
ができる。メンテナンス等の点からも、この芳香器その
ものを着脱自在とすることが好ましい。
【0010】
【作用】この考案の芳香器の納め構造においては、シャ
ワールーム内のカウンターと幕板とによって小空間を形
成し、この空間に袖パネルの開口部から、直接シャワー
ルームの外より芳香器を納める構造とするため、芳香器
は露出することがなく、意匠性に優れたものとなり、ま
た、直接シャワーの水滴にさらされることもないため、
従来の芳香器であってもこれに防水構造を付与すること
なく、そのまま使用することができる。
【0011】また、カウンターは、シャワールーム使用
時に、イアリング、メガネやソープ等の小物を置くため
の場所としても便利である。そして、芳香器、あるいは
芳香材をシャワールームの外から着脱自在とすること
で、気分に応じた様々な香りを楽しむことができる。
【0012】
【実施例】以下、実施例を示し、この考案のシャワール
ームへの芳香器の納め構造についてさらに詳しく説明す
る。図1は、この考案の納め構造を有するシャワールー
ムを例示した外観斜視図である。たとえばこの図1に例
示したように、この考案においては、シャワールーム
(1)の枠体部の袖パネル(2)に接続してカウンター
(3)と幕板(4)とを設け、このカウンター(3)と
幕板(4)とによって形成する空間内に袖パネル(2)
の開口部(5)より芳香器(6)を挿入固定する。
【0013】シャワールーム(1)の枠体や壁面、天井
そして床板、さらにはシャワー設備等については各種の
ものを使用することができ、特にその種類に限定はな
い。またシャワールームの大きさやシャワー設備の配置
位置等についても同様である。また、適宜な壁面を開閉
自在とすることができる。いずれの場合にも、袖パネル
にはカウンター(3)と幕板(4)とを接続して取付
け、開口部(5)より芳香器(6)を挿入固定するよう
にしている。
【0014】図2(a)(b)は、この芳香器(6)の
挿入固定と、芳香の発生の状態を示したものである。カ
ウンター(3)と幕板(4)とによって形成される小空
間(7)内に、たとえば防水ケース(8)、もしくは他
の適宜なケースを設け、これに芳香器(6)を納めるこ
とができるようにする。また、袖パネル(2)には、そ
の裏面にシャワールーム(1)の内部に向けて芳香を発
散させるガラリ(9)を有する開口部を、またその内部
には送香のためのダクト(10)を設ける。
【0015】このような構造とすることにより、たとえ
ば着脱自在なカード状芳香材を挿入した芳香器(6)か
らの芳香は、送香口(12)からダクト(10)を通
り、かつ、ガラリ(9)よりシャワールーム(1)内に
放散される。この構造によって、芳香器(6)は、シャ
ワールーム(1)内に露出することはなく、また直接に
シャワー水滴にさらされることもない。カウンター
(3)は小物置きとしても便利で、このようなカウンタ
ー(3)と幕板(4)とによって、利便性とともに美観
性も良好なシャワールームの内部構成とすることができ
る。芳香器(6)に直接防水性のための機能を付与する
必要もない。
【0016】意匠性、利便性、さらにはコスト面におい
ても有利な芳香性のシャワールームが実現される。な
お、前記の芳香器(6)については各種の構造、形状の
ものが使用可能であるが、たとえば図3(a)(b)に
例示したように、適宜なスイッチに接続したモーターフ
ァン(61)を内蔵し、吸気口(62)と送香口(6
3)を有し、吸気口(62)にカード状芳香材(64)
を着脱自在とした芳香器が使用される。吸気口(62)
からは空気(A)が吸い込まれ、送香口(63)からは
空気によって芳香(B)が放散される。
【0017】このような芳香器(6)とすることで、カ
ード状芳香材(64)の種類を各種変えることができ
る。また、カード状芳香材(64)の着脱によってモー
ターファンのスイッチを自動的にON−OFFすること
もできる。もちろんこの考案は以上の例によって限定さ
れるものではない。さらに様々な態様が可能であること
は言うまでもない。
【0018】
【考案の効果】この考案によって、以下の通りの優れた
効果が奏せられる。 1) 芳香器がシャワールーム内に露出しないため、 外観が損なわれない。 身体に当らない。 2) 芳香器を防水構造にしなくてもよい。 3) シャワールーム内に入る前に、脱衣スペースから
芳香器のスイッチを入れることができ、シャワールーム
内には入った時には、すでにシャワールーム内に芳香を
満たすことができる。
【0019】美的意匠性、利便性、さらにはコスト面に
おいても有利な芳香シャワールームが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の納め構造を有するシャワールームを
例示した外観斜視図である。
【図2】この考案の芳香器の納め部を示した正面図と側
面図である。
【図3】この考案に用いる芳香器の一例を示した正面図
と側面図である。
【図4】従来の芳香器を使用したシャワールームを示し
た斜視図である。
【図5】芳香器を例示した斜視図である。
【符号の説明】
1 シャワールーム 2 袖パネル 3 カウンター 4 幕板 5 開口部 6 芳香器 7 小空間 8 防水ケース 9 ガラリ 10 ダクト 11 カード状芳香材 12 送香口 61 モーターファン 62 吸気口 63 送香口 64 カード状芳香材

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャワールーム枠体部の袖パネルに接続
    してカウンターと幕板とをシャワールーム内に設け、こ
    れによって形成する空間に袖パネル開口部より芳香器を
    挿入固定してなることを特徴とするシャワールームの芳
    香器の納め構造。
  2. 【請求項2】 シャワールーム内に向けて開口するダク
    トを袖パネル内に設けてなる請求項1の芳香器の納め構
    造。
  3. 【請求項3】 カウンターと幕板とによって形成する空
    間内に防水ケースを設け、これに芳香器を挿入固定する
    請求項1または2の芳香器の納め構造。
  4. 【請求項4】 カード状芳香材を着脱自在として芳香器
    を挿入固定してなる請求項1,2または3の芳香器の納
    め構造。
  5. 【請求項5】 芳香器そのものを着脱自在としてなる請
    求項1,2,3または4の芳香器の納め構造。
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