JP2526216B2 - 粉砕機のハンマ - Google Patents

粉砕機のハンマ

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JP2526216B2 JP61200438A JP20043886A JP2526216B2 JP 2526216 B2 JP2526216 B2 JP 2526216B2 JP 61200438 A JP61200438 A JP 61200438A JP 20043886 A JP20043886 A JP 20043886A JP 2526216 B2 JP2526216 B2 JP 2526216B2
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俊治 稲永
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槙野産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は粉砕機のハンマに係り、特に粉砕機のロータ
の外周側のピンに回動可能に取付けられるようになって
いるスイングタイプのハンマに関する。
〔発明の概要〕
本発明は、ハンマの先端側のエッジの部分の上下面お
よび先端側の端面にそれぞれ補強用ピースを取付けるよ
うにしたものであって、エッジの摩耗を防止するととも
に、エッジの部分が摩耗してもなお丸く摩耗することな
く新たなエッジが形成されるようにしたものである。
〔従来の技術〕
スイングタイプのハンマを用いる粉砕機においては、
ロータに植設されたピンによってハンマを回転可能に支
持するとともに、ハンマを備えたロータをスクリーン内
に配し、スクリーンに対して一定のクリアランスを有す
るようにハンマをロータとともに回転させるようにして
いる。従来のハンマ1は例えば第10図に示すように、ス
テンレス鋼板によって短冊状に構成されており、左右一
対のピン挿通孔2を備える形状になっていた。そして一
方のピン挿通孔2によってロータに取付けられるように
なっていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のこのような粉砕機のハンマは、粉砕を行なうこ
とによってエッジ3が第10図において実線で示すように
次第に摩耗して丸みをおびるという問題があった。なお
ハンマ1は4つのエッジ3を備えているために、表裏を
ひっくり返したり、あるいはピン挿通孔2を反転させて
反対側の先端部を用いることによって、摩耗しないエッ
ジ3によって粉砕できるようにしている。
ところが硬い原料の場合にはすぐにエッジ3が摩耗し
て処理能力が落ちるという問題がある。従って硬い原料
の場合には頻繁に機械を止めてハンマ1の取付け姿勢を
変えたり、新しいハンマと交換する必要があった。また
エッジ3が丸く摩耗するために、スクリーンとの間のク
リアランスが変化し易く、これによって粉砕された原料
の粒度分布が変化するという欠点があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであ
って、エッジの部分が摩耗しにくく、また摩耗してもな
お新たなるエッジが形成されるようにした粉砕機のハン
マを提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、粉砕機のロータの外周側のピンに回動可能
に取付けられるようになっているスイングタイプのハン
マにおいて、 長方形の金属製の板状体から成り、長さ方向の両側に
前記ピンと連結されるピン挿通孔が形成され、 長さ方向の両側の先端側であって幅方向の両側のエッ
ジの上下面と先端側の端面とに超硬材料から成る補強用
ピースを溶接によって取付けるようにしたことを特徴と
する粉砕機のハンマに関するものである。
〔作用〕
従って本発明によれば、ハンマの先端側のエッジの部
分の上下面および先端側の端面にそれぞれ取付けられて
いる補強用ピースによってエッジの部分の摩耗を防止す
ることが可能になる。またエッジの部分が摩耗したとし
ても、特に先端側の端面に取付けられている補強用ピー
スによって新なエッジを形成することが可能になり、こ
れによってケーシングとの間のクリアランスの変化を少
なくすることが可能になる。
〔実施例〕
第7図および第8図によってスイングハンマタイプの
粉砕機の概要を説明すると、粉砕機は駆動軸10を備えて
おり、この駆動軸10にはロータディスク11が固着されて
いる。そしてロータディスク11には外周側に120°間隔
で3本のピン12が植設されている。これらのピン12の他
端はリング状フレーム13によって互いに連結されるよう
になっている。そして上記3本のピン12によってそれぞ
れ複数枚のハンマ14が支持されるようになっている。な
おピン12の外周側であってハンマ14間にはスペーサ19が
取付けられており、これによってハンマ14が軸線方向に
一定の間隔で配列されるようになっている。
このようにピン12によってハンマ14を支持したロータ
11はケーシング15内に組込まれるようになっている。ケ
ーシング15の内部には円周方向にスクリーン16が配設さ
れており、この中に上記ロータ11が配されるようになっ
ている。そしてロータ11が回転すると遠心力によってハ
ンマ14が半径方向に配列されるようになり、その先端部
とスクリーン16との間に所定のクリアランスを形成する
ようになっている。従って上側の原料投入口17から原料
を投入すると、この原料が回転するハンマ14によって叩
かれ、粉砕されるとともに、スクリーン16の目の部分か
ら外側へ落下し、排出口18を通して取出されるようにな
っている。
つぎに上記ロータディスク11に取付けられるハンマに
ついて説明すると、第1図〜第4図に示すように、ハン
マ14は短冊状をなす硬いステンレスプレート21から構成
されており、一対のピン挿通孔22を備えている。これに
よって一端の両側のエッジが摩耗した場合に、他端側の
エッジを使用するようにしており、これによって合計4
回の使用を可能にしている。またプレート21にはその4
辺のコーナの部分において、その上下面にそれぞれ補強
用ピース23が取付けられるようになっている。また先端
側の端面には細長い補強用ピース24が取付けられるよう
になっている。さらに上下面を補強用ピース23によって
補強されている側端面には別の細長い補強用ピース25が
取付けられるようになっている。なおこれらのピース2
3、24、25はともに超硬材料、例えばチタンカーバイト
から構成されており、溶接によってプレート21のエッジ
の部分に取付けられるようになっている。
このようにエッジの部分が補強用ピース23、24、25に
よって補強されたプレート21からなるハンマ14は、第7
図および第8図に示すように粉砕機のロータ11にピン12
を介して取付けられるようになっており、駆動軸10を介
してロータ11が回転駆動されると、遠心力によって半径
方向に配列された姿勢でスクリーン16内を回転すること
になる。そしてこのハンマ14のエッジの部分とスクリー
ン16との間のクリアランスによって、原料投入口17から
投入された原料が所定の粒度で粉砕されるようになる。
硬い原料が投入された場合には、ハンマ14のエッジの部
分が大きな負担を受けることになり、これによって第5
図に示すようにエッジの部分が摩耗することになる。
ところがこのようなハンマにおいては、エッジの部分
の上下面がそれぞれ補強用ピース23によって補強される
ようになっているために、摩耗されると第6図に示すよ
うな状態になり、プレート21の側端面が摩耗されても、
このプレート21よりも硬い補強用ピース23はプレート21
の側端面から突出することになる。ピース23はプレート
21よりも厚みが小さいために、シヤープなエッジになっ
て新たな原料をさらに粉砕することになる。従って粉砕
効率が低下することがなくなる。
さらにこのようなハンマ14によれば、プレート21のエ
ッジの部分が摩耗しても、特に先端側の端面に取付けら
れている補強用ピース24が第5図に示すように、新たな
エッジを形成することになる。従ってこのことから、ハ
ンマ14のエッジの部分が従来のように丸みをおびること
がなくなる。従って粉砕の効率が低下しないばかりでな
く、ハンマ14が摩耗してもスクリーン16との間に常にほ
ぼ一定のクリアランスを形成するようになり、粉砕され
た原料の粒度の変化が少なくなる。
発明者の実験によれば、チタンカーバイトの補強用ピ
ース23、24、25を取付けたハンマ14は従来のステンレス
鋼(SUS410)からなる第10図に示すような従来のハンマ
に比べて、耐久性が7〜8倍以上している。またこのよ
うな補強用ピース23〜25で補強されたハンマを用いたと
きの粒度分布は第9図に示されており、従来のハンマを
用いたものに比べて粒度分布の差が狭くなっており、粒
度分布が改善されるようになる。
〔発明の効果〕
本発明は、長方形の金属製の板状体から成り、長さ方
向の両側に粉砕機のロータの外周側のピンと連結される
ピン挿通孔が形成されるとともに、長さ方向に両側の先
端側であって幅方向の両側のエッジの上下面と先端側の
端面とに超硬材料から成る補強ピースを溶接によって取
付けるようにしたものである。
従って板状体の長さ方向の両側のピン挿通孔の入替え
と、上下面の反転とによって合計4回の使用が可能にな
る。そしてそれぞれの場合において板状体のエッジの部
分の上下面と先端面とにそれぞれ取付けられた超硬材料
から成る補強ピースによってハンマの摩耗を少なくする
ことが可能になる。
また摩耗した場合においても、補強ピースが溶接によ
って取付けられている板状体の母材が先に摩耗し、エッ
ジの部分に取付けられている補強ピースが後から摩耗す
るようになるために、補強ピースによって摩耗しても常
に新たなエッジが形成される。とくに先端側の端面に取
付けられている補強用ピースによって、摩耗しても新た
なエッジが形成され、従来のハンマのようにエッジが丸
くなることが確実に防止される。従って摩耗しても粉砕
された原料の粒度の変化が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るハンマの先端部の分解
斜視図、第2図は同ハンマの正面図、第3図は同平面
図、第4図は同側面図、第5図は摩耗したハンマの要部
平面図、第6図は第5図におけるVI-VI線断面図、第7
図はハンマを取付けたロータの外観斜視図、第8図は粉
砕機の縦断面図、第9図は粉砕機による粒度分布を示す
グラフ、第10図は従来のハンマの平面図である。 なお図面に用いた符号において、 11……ロータディスク 12……ピン 14……ハンマ 16……スクリーン 22……ピン挿入孔 23……補強用ピース(上下面用) 24……補強用ピース(先端面用) である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉砕機のロータの外周側のピンに回動可能
    に取付けられるようになっているスイングタイプのハン
    マにおいて、 長方形の金属製の板状体から成り、長さ方向の両側に前
    記ピンと連結される挿通孔が形成され、 長さ方向の両側の先端側であって幅方向の両側のエッジ
    の上下面と先端側の端面とに超硬材料から成る補強用ピ
    ースを溶接によって取付けるようにしたことを特徴とす
    る粉砕機のハンマ。
JP61200438A 1986-08-26 1986-08-26 粉砕機のハンマ Expired - Fee Related JP2526216B2 (ja)

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