JP2526112B2 - 光学式情報記録媒体 - Google Patents
光学式情報記録媒体Info
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- JP2526112B2 JP2526112B2 JP63328189A JP32818988A JP2526112B2 JP 2526112 B2 JP2526112 B2 JP 2526112B2 JP 63328189 A JP63328189 A JP 63328189A JP 32818988 A JP32818988 A JP 32818988A JP 2526112 B2 JP2526112 B2 JP 2526112B2
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- Japan
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- weight
- parts
- information recording
- adhesive
- acrylate
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- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオデイスクメモリ、文書フアイル,コン
ピユータのメモリ等として使用される光学式情報記録媒
体に関する。
ピユータのメモリ等として使用される光学式情報記録媒
体に関する。
一般に、光学式情報記録媒体(以下、「光デイスク」
とも称する。)としては、再生専用型、ユーザが一度だ
け書込める追記型及びユーザが自由に消去し書込みでき
る書換え可能型の三種類があり、これらの基本構成はい
ずれも同じで、情報を記録した光デイスクを回転させ
て、光デイスク上にレーザ光を集光して、光デイスクか
らの反射光の強弱を検出することによつて情報を再生す
る。
とも称する。)としては、再生専用型、ユーザが一度だ
け書込める追記型及びユーザが自由に消去し書込みでき
る書換え可能型の三種類があり、これらの基本構成はい
ずれも同じで、情報を記録した光デイスクを回転させ
て、光デイスク上にレーザ光を集光して、光デイスクか
らの反射光の強弱を検出することによつて情報を再生す
る。
このような光デイスクの代表的な構造として、片面記
録タイプ、両面記録タイプの内のエアーサンドイツチ構
造及び密着構造の三種類を第2図に示している。
録タイプ、両面記録タイプの内のエアーサンドイツチ構
造及び密着構造の三種類を第2図に示している。
片面記録タイプの光デイスクは、同図(A)に示すよ
うに、プラスチツク又はガラス製の透明基板1の凹凸を
形成している一方の面に情報記録層2を設けて、この情
報記録層2上を保護層3にて被覆して保護している。両
面記録タイプの内の密着構造のものは、同図(C)に示
すように、一方の面に情報記録層2を設けた二枚の透明
基板1を、互いの情報記録層2を内側にして向い合わせ
て、中心部と周辺部のスペーサ4を挟んで接合してい
る。両面記録タイプの内のエアーサンドイツチ構造のも
のは、同図(B)に示すように、一方の面に情報記録層
2を設けた二枚の透明基板1を、互いの情報記録層2を
内側にして向い合わせて、接着剤層5を介して密着接合
している。
うに、プラスチツク又はガラス製の透明基板1の凹凸を
形成している一方の面に情報記録層2を設けて、この情
報記録層2上を保護層3にて被覆して保護している。両
面記録タイプの内の密着構造のものは、同図(C)に示
すように、一方の面に情報記録層2を設けた二枚の透明
基板1を、互いの情報記録層2を内側にして向い合わせ
て、中心部と周辺部のスペーサ4を挟んで接合してい
る。両面記録タイプの内のエアーサンドイツチ構造のも
のは、同図(B)に示すように、一方の面に情報記録層
2を設けた二枚の透明基板1を、互いの情報記録層2を
内側にして向い合わせて、接着剤層5を介して密着接合
している。
このように、光デイスクにおいては情報記録層がデイ
スクに内包されていて、外部に露出していない。このよ
うな光デイスクに外部から情報再生用レーザ光を集光す
ると、レーザ光は透明基板1を透過して情報記録層2に
到達し、情報記録層2からの反射光は透明基板1を再度
透過してデイスク外に出る。このとき、デイスク表面す
なわち透明基板1の外側表面にゴミ等があつてもレーザ
光の焦点外であるために影響が少ない。また、情報記録
用あるいは消去用レーザ光を集光したときには、レーザ
光は透明基板1を透過して情報記録層2に到達する。
スクに内包されていて、外部に露出していない。このよ
うな光デイスクに外部から情報再生用レーザ光を集光す
ると、レーザ光は透明基板1を透過して情報記録層2に
到達し、情報記録層2からの反射光は透明基板1を再度
透過してデイスク外に出る。このとき、デイスク表面す
なわち透明基板1の外側表面にゴミ等があつてもレーザ
光の焦点外であるために影響が少ない。また、情報記録
用あるいは消去用レーザ光を集光したときには、レーザ
光は透明基板1を透過して情報記録層2に到達する。
ここで、光デイスクの記録及び再生の原理について第
2図を参照して説明する。
2図を参照して説明する。
再生専用型光デイスクは、デ井スク上の凹凸で情報が
記録されている。この記録の一単位をピツト(穴)と称
し、ピツトの有無がデジタル記録であれば“1",“0"に
対応し、アナログ記録であればピツトの長さや間隔が情
報となる。このような情報を表わす凹凸(ピツト)は透
明基板1の表面に予め形成される。この場合の情報記録
層2は、透明基板1の凹凸面に造膜形成された反射膜で
ある。
記録されている。この記録の一単位をピツト(穴)と称
し、ピツトの有無がデジタル記録であれば“1",“0"に
対応し、アナログ記録であればピツトの長さや間隔が情
報となる。このような情報を表わす凹凸(ピツト)は透
明基板1の表面に予め形成される。この場合の情報記録
層2は、透明基板1の凹凸面に造膜形成された反射膜で
ある。
追記型光デイスクは、書込む前には上述の情報のピツ
ト列はなく、透明基板1の一方に面に予めトラツク案内
溝及びトラツクアドレス用ピツトとしての凹凸が形成さ
れ、この凹凸面に所定の記録材料からなる薄膜すなわち
情報記録層2が形成されている。この光デイスクへの情
報の記録は、出力の大きなレーザ光にて情報記録層2に
穴を開けるか、反射率を変えることによつて行ない、こ
の操作は同一部分に対して一度だけ行なえる。
ト列はなく、透明基板1の一方に面に予めトラツク案内
溝及びトラツクアドレス用ピツトとしての凹凸が形成さ
れ、この凹凸面に所定の記録材料からなる薄膜すなわち
情報記録層2が形成されている。この光デイスクへの情
報の記録は、出力の大きなレーザ光にて情報記録層2に
穴を開けるか、反射率を変えることによつて行ない、こ
の操作は同一部分に対して一度だけ行なえる。
書換え可能型光デイスクは、上述した追記型光デイス
クと情報記録層の記録材料が異なるのみで同じ構成であ
る。この光デイスクには熱磁気効果を使用する光磁気型
と例えば結晶−アモーフアスの相変化に伴なう反射率の
違いを利用した層変性型とがあり、いずれも情報記録層
2の光学性状を可逆に制御して、情報の消去及び書込み
を行なうことができる。
クと情報記録層の記録材料が異なるのみで同じ構成であ
る。この光デイスクには熱磁気効果を使用する光磁気型
と例えば結晶−アモーフアスの相変化に伴なう反射率の
違いを利用した層変性型とがあり、いずれも情報記録層
2の光学性状を可逆に制御して、情報の消去及び書込み
を行なうことができる。
このような光デイスクにおいては、デイスクに記録し
た情報が様々な環境変化や機械的ストレスに影響されず
に長期間安定して保存されなければならず、その信頼性
を実現するためにデイスクの取扱い及び保存環境が最悪
となる条件を想定して、かかる条件に耐え得る性能を持
たせる必要がある。
た情報が様々な環境変化や機械的ストレスに影響されず
に長期間安定して保存されなければならず、その信頼性
を実現するためにデイスクの取扱い及び保存環境が最悪
となる条件を想定して、かかる条件に耐え得る性能を持
たせる必要がある。
そこで、従来、情報記録層及び透明基板については種
々の改良が行なわれている。例えば、追記型光デイスク
の情報記録層(記録膜)には、主成分としてTeが使用さ
れているが、この金属は非常に酸化劣化し易いために記
録及び再生特性を損なうことなく腐食防止するための種
々の改良が行なわれ、また透明基板にはメガネレンズ等
で使用されている光学特性の良好なアクリル樹脂を使用
しているが、このアクリル樹脂は吸湿によるソリが大き
いために吸湿を抑える等の種々の改良が行なわれてい
る。
々の改良が行なわれている。例えば、追記型光デイスク
の情報記録層(記録膜)には、主成分としてTeが使用さ
れているが、この金属は非常に酸化劣化し易いために記
録及び再生特性を損なうことなく腐食防止するための種
々の改良が行なわれ、また透明基板にはメガネレンズ等
で使用されている光学特性の良好なアクリル樹脂を使用
しているが、このアクリル樹脂は吸湿によるソリが大き
いために吸湿を抑える等の種々の改良が行なわれてい
る。
また、接着剤に関しては、光デイスクが第2図(A)
に示す片面記録タイプの構造ではそもそも接着剤の必要
がなく、また同図(B)に示すエアーサンドイツチ構造
では接着剤が情報記録層に接触していないため、単に剥
離しないだけの接着力が得られれば十分であるために特
に接着剤の改良は必要でなかつた。しかしながら、これ
らの各構造では光学性能上透明基板をの厚さを厚くする
ことができず、通常厚さが1.2mm程度と薄くしなければ
ならないので、デイスクの強度が不足して、撓み、歪及
びソリ等が生じ易く、高い信頼性を実現することが困難
である。これに対して、光デイスクが同図(C)に示す
密着構造では、デイスクが厚くなり、二枚の透明基板が
相互に補強し合うので、撓み、歪及びソリ等が発生しに
くいという利点がある。
に示す片面記録タイプの構造ではそもそも接着剤の必要
がなく、また同図(B)に示すエアーサンドイツチ構造
では接着剤が情報記録層に接触していないため、単に剥
離しないだけの接着力が得られれば十分であるために特
に接着剤の改良は必要でなかつた。しかしながら、これ
らの各構造では光学性能上透明基板をの厚さを厚くする
ことができず、通常厚さが1.2mm程度と薄くしなければ
ならないので、デイスクの強度が不足して、撓み、歪及
びソリ等が生じ易く、高い信頼性を実現することが困難
である。これに対して、光デイスクが同図(C)に示す
密着構造では、デイスクが厚くなり、二枚の透明基板が
相互に補強し合うので、撓み、歪及びソリ等が発生しに
くいという利点がある。
ところで、従来の密着構造型光デイスクにおいては、
二枚の透明基板を接着する接着剤として、ホツトメルト
型接着剤あるいは紫外線硬化型接着剤を使用している。
二枚の透明基板を接着する接着剤として、ホツトメルト
型接着剤あるいは紫外線硬化型接着剤を使用している。
しかしながら、前者のホツトメルト型接着剤は、硬化
時間が長く作業性が悪いだけでなく、主成分が熱可塑性
樹脂であるために、接着後でも温度上昇とともに軟化し
て接着強度が低下し、そのためにデイスクを高温下で保
存した場合等、二枚の透明基板間の接着剤層が変形し
て、透明基板のズレや撓み、歪及びソリ等が生じ易く、
また透明基板の剥離も起きて、これ等は上表の記録及び
再生機能を損なわせるという問題がある。
時間が長く作業性が悪いだけでなく、主成分が熱可塑性
樹脂であるために、接着後でも温度上昇とともに軟化し
て接着強度が低下し、そのためにデイスクを高温下で保
存した場合等、二枚の透明基板間の接着剤層が変形し
て、透明基板のズレや撓み、歪及びソリ等が生じ易く、
また透明基板の剥離も起きて、これ等は上表の記録及び
再生機能を損なわせるという問題がある。
また、後者の紫外線硬化型接着剤は、接着性能及び接
着時間の点で優れているが、情報記録層を腐食するとい
う問題がある。この情報記録層の腐食の形態には、例え
ば硬化前の紫外線硬化型接着剤は反応性が高くて硬化
までに時間がかかるため、モノマーによつて腐食され、
硬化後の残留イオンによつて腐食され、接着力が強
い場合に被着物を冒し接着するために腐食され、接着
力が弱い場合、温湿度の変化によつて局所的剥離が発生
し、その部分に水滴が結露し腐食される、というような
形態がある。
着時間の点で優れているが、情報記録層を腐食するとい
う問題がある。この情報記録層の腐食の形態には、例え
ば硬化前の紫外線硬化型接着剤は反応性が高くて硬化
までに時間がかかるため、モノマーによつて腐食され、
硬化後の残留イオンによつて腐食され、接着力が強
い場合に被着物を冒し接着するために腐食され、接着
力が弱い場合、温湿度の変化によつて局所的剥離が発生
し、その部分に水滴が結露し腐食される、というような
形態がある。
特に密着構造型の光デイスクにおいては、保存特性が
情報記録層や透明基板の性能等よりも接着剤の特性に大
きく依存することもあり、また情報記録層は紫外線を透
過しないために紫外線硬化型接着剤を使用する場合でも
紫外線硬化性の他に例えば嫌気硬化性等の硬化性を付与
する必要が生じる等、接着剤の性能が限定されたものと
なり、接着剤の性能への依存性が高まる。
情報記録層や透明基板の性能等よりも接着剤の特性に大
きく依存することもあり、また情報記録層は紫外線を透
過しないために紫外線硬化型接着剤を使用する場合でも
紫外線硬化性の他に例えば嫌気硬化性等の硬化性を付与
する必要が生じる等、接着剤の性能が限定されたものと
なり、接着剤の性能への依存性が高まる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、二枚
の透明基板を良好に接着接合でき、しかも信頼性及び保
存安定性の優れた光学式情報記録媒体を能率よく量産で
きるようにすることを目的とする。
の透明基板を良好に接着接合でき、しかも信頼性及び保
存安定性の優れた光学式情報記録媒体を能率よく量産で
きるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため請求項1記載の本発明(以
下、「第1発明」という。)は、接着剤として、イソ
ボロニルアクリレート及び/又はイソボロニルメタクリ
レートを50重量%以上含有するアクリル単量体又はメタ
クリル単量体から選ばれる重合可能な単量体100重量部
と、ポリブタジエンを主鎖とし両端又は側鎖にアクリ
ル基又はメタクリル基を有するプレポリマー25〜100重
量部と、重合開始剤0.1〜20重量部と、重合促進剤
0.1〜20重量部とを含有する接着剤組成物を使用したも
のである。
下、「第1発明」という。)は、接着剤として、イソ
ボロニルアクリレート及び/又はイソボロニルメタクリ
レートを50重量%以上含有するアクリル単量体又はメタ
クリル単量体から選ばれる重合可能な単量体100重量部
と、ポリブタジエンを主鎖とし両端又は側鎖にアクリ
ル基又はメタクリル基を有するプレポリマー25〜100重
量部と、重合開始剤0.1〜20重量部と、重合促進剤
0.1〜20重量部とを含有する接着剤組成物を使用したも
のである。
また、請求項2記載の本発明(以下、「第2発明」と
いう。)は、接着剤として、イソボロニルアクリレー
ト単量体及び/又はイソボロニルメタクリレート単量体
100重量部と、ポリブタジエンを主鎖とし両端又は側
鎖にアクリル基又はメタクリル基を有するプレポリマー
25〜100重量部と、重合開始剤0.1〜20重量部と、重
合促進剤0.1〜20重量部とを含有する接着剤組成物を使
用したものである。
いう。)は、接着剤として、イソボロニルアクリレー
ト単量体及び/又はイソボロニルメタクリレート単量体
100重量部と、ポリブタジエンを主鎖とし両端又は側
鎖にアクリル基又はメタクリル基を有するプレポリマー
25〜100重量部と、重合開始剤0.1〜20重量部と、重
合促進剤0.1〜20重量部とを含有する接着剤組成物を使
用したものである。
第1発明で使用する接着剤組成物のイソボロニルア
クリレート及び/又はイソボロニルメタクリレートを50
重量%以上含有する重合可能なアクリル単量体又はメタ
クリル単量体としては、例えば、イソボロニル(メタ)
アクリレートの他、2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ブ
トキシエチル(メタ)アクリレート、エチルジエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリ
レート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル(メタ)アク
リレート、ジシクロペンタジエン(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、
ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリ
(メタ)アクリロキシエチルフォスフェート等が挙げら
れる。
クリレート及び/又はイソボロニルメタクリレートを50
重量%以上含有する重合可能なアクリル単量体又はメタ
クリル単量体としては、例えば、イソボロニル(メタ)
アクリレートの他、2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ブ
トキシエチル(メタ)アクリレート、エチルジエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリ
レート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル(メタ)アク
リレート、ジシクロペンタジエン(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、
ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリ
(メタ)アクリロキシエチルフォスフェート等が挙げら
れる。
このアクリル単量体又はメタクリル単量体は、第2発
明で使用する接着剤組成物のように、全てイソボロニル
アクリレート及び/又はイソボロニルメタクリレートか
らなるものであってもよい。なお、以下では、イソボロ
ニルアクリレート及び/又はイソボロニルメタクリレー
トを50重量%以上含有する重合可能なアクリル単量体又
はメタクリル単量体(第1発明の)と、イソボロニル
アクリレート及び/又はイソボロニルメタクリレート
(第2発明の)とを、「成分」とも総称する。
明で使用する接着剤組成物のように、全てイソボロニル
アクリレート及び/又はイソボロニルメタクリレートか
らなるものであってもよい。なお、以下では、イソボロ
ニルアクリレート及び/又はイソボロニルメタクリレー
トを50重量%以上含有する重合可能なアクリル単量体又
はメタクリル単量体(第1発明の)と、イソボロニル
アクリレート及び/又はイソボロニルメタクリレート
(第2発明の)とを、「成分」とも総称する。
このアクリル単量体又はメタクリル単量体中に含有す
るイソボロニルアクリレート又はイソボロニルメタクリ
レートの配合割合が50重量%よりも少ないと得られた接
着剤組成物の硬化物の耐湿性、接着力が低下することが
ある。
るイソボロニルアクリレート又はイソボロニルメタクリ
レートの配合割合が50重量%よりも少ないと得られた接
着剤組成物の硬化物の耐湿性、接着力が低下することが
ある。
また、本発明で使用する接着剤組成物のポリブタジ
エンを主鎖とし両端又は側鎖にアクリル基又はメタクリ
ル基を有すプレポリマー(以下、「成分」とも称す
る)としては、末端水素基を有するポリブタジエン、例
えば、G1000,G2000,G3000(何れも日本曹達株式会社
製、商品名)、POLY BD R−45HT(出光石油化学製、商
品名)等をジイソシアネートを介して末端水酸基含有ア
クリル単量体又はメタクリル単量体の反応、又は、カル
ボキシル基含有アクリル単量体或いはメタクリル単量体
のエステル化反応によって末端にアクリル基又はメタク
リル基を導入する方法等により得られる。
エンを主鎖とし両端又は側鎖にアクリル基又はメタクリ
ル基を有すプレポリマー(以下、「成分」とも称す
る)としては、末端水素基を有するポリブタジエン、例
えば、G1000,G2000,G3000(何れも日本曹達株式会社
製、商品名)、POLY BD R−45HT(出光石油化学製、商
品名)等をジイソシアネートを介して末端水酸基含有ア
クリル単量体又はメタクリル単量体の反応、又は、カル
ボキシル基含有アクリル単量体或いはメタクリル単量体
のエステル化反応によって末端にアクリル基又はメタク
リル基を導入する方法等により得られる。
このプロポリマーの配合割合は、成分100重量部に
対して25〜100重量部である。このプレポリマーの配合
割合が25重量部よりも少ない場合には、透明樹脂からな
る透明基板の被着面を侵してしまうことが有り、100重
量部よりの多い場合には接着剤組成物の硬化速度が低下
したり、硬化物の接着力が低下することがある。
対して25〜100重量部である。このプレポリマーの配合
割合が25重量部よりも少ない場合には、透明樹脂からな
る透明基板の被着面を侵してしまうことが有り、100重
量部よりの多い場合には接着剤組成物の硬化速度が低下
したり、硬化物の接着力が低下することがある。
更に、本発明で使用する接着剤組成物の重合開始剤
(以下、「成分」とも称する。)としては、ジアシル
パーオキサド、ケトンパーオキサイド、ハイドロパーオ
キサイド、ジアルキルパーオキサイド、パーオキシエス
テル等であり、更に具体的には、例えば、ベンソイルパ
ーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、t−ブ
チルハイドロパーオキサイド、メチルエチルケトンパー
オキサイド、t−ブチルオキシアセテート等の他、公知
のフリーラジカル発生剤が挙げられる。
(以下、「成分」とも称する。)としては、ジアシル
パーオキサド、ケトンパーオキサイド、ハイドロパーオ
キサイド、ジアルキルパーオキサイド、パーオキシエス
テル等であり、更に具体的には、例えば、ベンソイルパ
ーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、t−ブ
チルハイドロパーオキサイド、メチルエチルケトンパー
オキサイド、t−ブチルオキシアセテート等の他、公知
のフリーラジカル発生剤が挙げられる。
これらの有機過酸化物は一種類を単独で或いは2種以
上を組合せた混合物として使用できる。
上を組合せた混合物として使用できる。
この重合開始剤の配合割合は、成分100重量部に対
して0.1〜20重量部である。この場合、重合開始剤の配
合割合が0.1重量部より少ないと重合反応速度が遅すぎ
ることがあり、20重量部より多く配合すると接着剤組成
物の安定性が悪くなることがある。
して0.1〜20重量部である。この場合、重合開始剤の配
合割合が0.1重量部より少ないと重合反応速度が遅すぎ
ることがあり、20重量部より多く配合すると接着剤組成
物の安定性が悪くなることがある。
更にまた、本発明で使用する接着剤組成物の重合促
進剤(以下、「成分」とも称する)としては、例え
ば、3級アミン類、チオ尿素類、金属の有機塩、還元性
有機化合物等が挙げられ、更に具体的には、例えばジメ
チルアニリン、N,Nジメチルパラトルイジン、N,Nジエチ
ルアニリン、チオ尿素、エチレンチオ尿素、ベンゾイル
チオ尿素、アセチレンチオ尿素、ベンゾイルチオ尿素、
アセチルチオ尿素、テトラメチルチオ尿素、1,3−ブチ
ルチオ尿素、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸ニッケ
ル、ナフテン酸銅、ラウリルメルカプタン、パラトルエ
ンスルホン酸、アスコルビン酸等が挙げられる。本発明
で使用する重合促進剤は一種類を単独で或いは2種以上
を組合せた混合物として使用できる。
進剤(以下、「成分」とも称する)としては、例え
ば、3級アミン類、チオ尿素類、金属の有機塩、還元性
有機化合物等が挙げられ、更に具体的には、例えばジメ
チルアニリン、N,Nジメチルパラトルイジン、N,Nジエチ
ルアニリン、チオ尿素、エチレンチオ尿素、ベンゾイル
チオ尿素、アセチレンチオ尿素、ベンゾイルチオ尿素、
アセチルチオ尿素、テトラメチルチオ尿素、1,3−ブチ
ルチオ尿素、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸ニッケ
ル、ナフテン酸銅、ラウリルメルカプタン、パラトルエ
ンスルホン酸、アスコルビン酸等が挙げられる。本発明
で使用する重合促進剤は一種類を単独で或いは2種以上
を組合せた混合物として使用できる。
この重合促進剤の配合割合は、成分100重量部に対
して0.1〜20重量部であり、この場合、0.1重量部より少
ないと重合反応速度が遅すぎることがあり、20重量部よ
り多いと硬化物の接着力、耐湿性が低下することがあ
る。
して0.1〜20重量部であり、この場合、0.1重量部より少
ないと重合反応速度が遅すぎることがあり、20重量部よ
り多いと硬化物の接着力、耐湿性が低下することがあ
る。
本発明で使用する接着剤組成物中には上記の成分のほ
かに、重合禁止剤や着色剤を含有させることができる。
ここで、重合禁止剤としては、例えば、ハイドロキノ
ン、ベンゾキノン、t−ブチルカテコール、ハイドロキ
ノンモノメチルエーテル等が挙げられる。
かに、重合禁止剤や着色剤を含有させることができる。
ここで、重合禁止剤としては、例えば、ハイドロキノ
ン、ベンゾキノン、t−ブチルカテコール、ハイドロキ
ノンモノメチルエーテル等が挙げられる。
また、本発明で使用する接着剤組成物には上記の成分
の他に、例えば光重合開始剤を含有することができる。
この光重合開始剤を組成物中に含有することにより、紫
外線等の光の照射により接着剤組成物が容易に重合硬化
する。
の他に、例えば光重合開始剤を含有することができる。
この光重合開始剤を組成物中に含有することにより、紫
外線等の光の照射により接着剤組成物が容易に重合硬化
する。
この光重合開始剤としては、例えば、ベンゾイン、ベ
ンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル等
のベンゾイン系化合物;ベンジル、ベンゾフェノン、ア
セトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、ミヒ
ラーズケトン等のカルボニル化合物;アゾビスイソブチ
ルニトリル、アゾベンゾイル等のアゾ化合物;ジベンゾ
チアジルジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフ
ィド等の硫黄化合物;四臭化炭素、トリブロムフェニル
スルホン等のハロゲン化物;ベンズアントラキノン等が
挙げられる。
ンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル等
のベンゾイン系化合物;ベンジル、ベンゾフェノン、ア
セトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、ミヒ
ラーズケトン等のカルボニル化合物;アゾビスイソブチ
ルニトリル、アゾベンゾイル等のアゾ化合物;ジベンゾ
チアジルジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフ
ィド等の硫黄化合物;四臭化炭素、トリブロムフェニル
スルホン等のハロゲン化物;ベンズアントラキノン等が
挙げられる。
この光重合開始剤の配合割合は、成分100重量部に
対して0.1重量部〜10重量部である。
対して0.1重量部〜10重量部である。
更に、上記の重合開始剤及び重合促進剤の組合せによ
っては、本発明の接着剤組成物に嫌気硬化特性を付与す
ることもできる。
っては、本発明の接着剤組成物に嫌気硬化特性を付与す
ることもできる。
上述した接着剤組成物を使用して光デイスクの二枚の
透明基板を接着するには、例えば、接着剤組成物中の重
合開始剤と重合促進剤とを分離した二成分系の接着剤組
成物を配合して、一方の透明基板の被着面に重合開始剤
を含有する成分系を塗布し、他方の透明基板の被着面に
重合促進剤を含有する成分系を塗布した後、両方の透明
基板の被着面を合わせて接着するようにする。
透明基板を接着するには、例えば、接着剤組成物中の重
合開始剤と重合促進剤とを分離した二成分系の接着剤組
成物を配合して、一方の透明基板の被着面に重合開始剤
を含有する成分系を塗布し、他方の透明基板の被着面に
重合促進剤を含有する成分系を塗布した後、両方の透明
基板の被着面を合わせて接着するようにする。
また、二枚の透明基板を接着する直前に上述した接着
剤組成物の成分を混合し或いは上記のように二成分系に
配合したものを混合して被着面に塗布することもでき
る。
剤組成物の成分を混合し或いは上記のように二成分系に
配合したものを混合して被着面に塗布することもでき
る。
従つて、光ディスクの二枚の透明基板の情報記録層を
貼りあわせて光ディスクを製造するには、例えば、下記
の二成分系の組成物の成分系(イ)、成分系(ロ)を各
々調整し、一方の情報記録層に成分系(イ)を、他方の
情報記録層に成分系(ロ)を塗布した後、成分系
(イ)、成分系(ロ)の塗布面を合せて両方の情報記録
層を接合するようにする。
貼りあわせて光ディスクを製造するには、例えば、下記
の二成分系の組成物の成分系(イ)、成分系(ロ)を各
々調整し、一方の情報記録層に成分系(イ)を、他方の
情報記録層に成分系(ロ)を塗布した後、成分系
(イ)、成分系(ロ)の塗布面を合せて両方の情報記録
層を接合するようにする。
成分系(イ); イソボロニル(メタ)アクリレートを50重量%以上含
有する(メタ)アクリレート単量体と、(メタ)アクリ
レート基を含有するポリブタジエン系プレポリマーと、
重合開始剤とからなる混合物。
有する(メタ)アクリレート単量体と、(メタ)アクリ
レート基を含有するポリブタジエン系プレポリマーと、
重合開始剤とからなる混合物。
成分系(ロ); イソボロニル(メタ)アクリレートを50重量%以上含
有する(メタ)アクリレート単量体と、(メタ)アクリ
レート基を含有するポリブタジエン系プレポリマーと、
重合促進剤とからなる混合物。
有する(メタ)アクリレート単量体と、(メタ)アクリ
レート基を含有するポリブタジエン系プレポリマーと、
重合促進剤とからなる混合物。
更に本発明で使用する接着剤組成物は、下記の成分系
(ハ)と(ニ)或いは成分系(ホ)と(ヘ)より組成す
ることもでき、成分系(ハ)若しくは成分系(ホ)を一
方の被着面に塗布し、成分系(ニ)若しくは成分系
(ヘ)を他方の被着面に塗布するようにしてもよい。
(ハ)と(ニ)或いは成分系(ホ)と(ヘ)より組成す
ることもでき、成分系(ハ)若しくは成分系(ホ)を一
方の被着面に塗布し、成分系(ニ)若しくは成分系
(ヘ)を他方の被着面に塗布するようにしてもよい。
成分系(ハ)と(ニ)からなる組成物 成分系(ハ); イソボロニル(メタ)アクリレート
を50重量%以上含有する(メタ)アクリレート単量体と
(メタ)アクリレート基を含有するポリブタジエン系プ
レポリマーと重合開始剤とからなる混合物。
を50重量%以上含有する(メタ)アクリレート単量体と
(メタ)アクリレート基を含有するポリブタジエン系プ
レポリマーと重合開始剤とからなる混合物。
成分系(ニ);重合促進剤単独を溶剤に溶解した重合
促進剤溶液 成分系(ホ)と(ヘ)からなる組成物 成分系(ホ); イソボロニル(メタ)アクリレート
を50重量%以上含有する(メタ)アクリレート単量体と
(メタ)アクリレート基を含有するポリブタジエン系プ
レポリマーと重合促進剤とからなる混合物。
促進剤溶液 成分系(ホ)と(ヘ)からなる組成物 成分系(ホ); イソボロニル(メタ)アクリレート
を50重量%以上含有する(メタ)アクリレート単量体と
(メタ)アクリレート基を含有するポリブタジエン系プ
レポリマーと重合促進剤とからなる混合物。
成分系(ヘ);重合開始剤単独を溶剤に溶解した重合
促進剤溶液。
促進剤溶液。
また、上記の成分系(イ)と(ロ)からなる組成物、
成分系(ハ)と(ニ)からなる組成物、成分系(ホ)と
(ヘ)からなる組成物の各々の成分系に光重合開始剤を
添加することにより、本発明で使用する接着剤組成物を
紫外線照射により硬化させることできる。
成分系(ハ)と(ニ)からなる組成物、成分系(ホ)と
(ヘ)からなる組成物の各々の成分系に光重合開始剤を
添加することにより、本発明で使用する接着剤組成物を
紫外線照射により硬化させることできる。
更に、本発明で使用する接着剤組成物を被着面として
の情報記録層に塗布する前に、接着剤組成物中に含有す
る上述した重合促進剤を溶剤に溶解してなるプライマー
を予め情報記録層に塗布してもよい。
の情報記録層に塗布する前に、接着剤組成物中に含有す
る上述した重合促進剤を溶剤に溶解してなるプライマー
を予め情報記録層に塗布してもよい。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照して説
明する。
明する。
先ず、本発明を実施した光デイスクの接着工程を第1
図を参照して説明する。
図を参照して説明する。
まず、プラスチツク又はガラスからなる二枚の透明基
板1を準備する。この透明基板1の片面にはトラツク案
内溝及びトラツク・アドレス用ピツトとしての凹凸を形
成している。この凹凸面に、例えばカルコゲナイト系の
Teを主成分とする記録材料を真空蒸着法又はスパツタリ
ング法によつて造膜形成し、情報記録層2とする。
板1を準備する。この透明基板1の片面にはトラツク案
内溝及びトラツク・アドレス用ピツトとしての凹凸を形
成している。この凹凸面に、例えばカルコゲナイト系の
Teを主成分とする記録材料を真空蒸着法又はスパツタリ
ング法によつて造膜形成し、情報記録層2とする。
そして、二枚の透明基板1,1を接着するに際し、まず
二枚の透明基板1,1の各情報記録層2上に溶媒に分散さ
せたプライマー6をスピンナー等で均一に塗布する。次
に、各透明基板1の情報記録層2側の面の全面に、紫外
線硬化性とプライマー接触硬化性の両方を有する接着剤
7(なお、その具体的実施例は後術述する)を塗布す
る。その後、二枚の透明基板1を貼りあわせて、ランプ
8からの紫外線9を透明基板1面に照射する。
二枚の透明基板1,1の各情報記録層2上に溶媒に分散さ
せたプライマー6をスピンナー等で均一に塗布する。次
に、各透明基板1の情報記録層2側の面の全面に、紫外
線硬化性とプライマー接触硬化性の両方を有する接着剤
7(なお、その具体的実施例は後術述する)を塗布す
る。その後、二枚の透明基板1を貼りあわせて、ランプ
8からの紫外線9を透明基板1面に照射する。
それによつて、紫外線7は透明基板1を透過し、情報
記録層2のない部分で接着剤7に到達し、紫外線7があ
たつた部分の接着剤7は数秒程度で硬化し、これにより
両透過基板1、1は仮止めに充分な強度で接着する。
記録層2のない部分で接着剤7に到達し、紫外線7があ
たつた部分の接着剤7は数秒程度で硬化し、これにより
両透過基板1、1は仮止めに充分な強度で接着する。
情報記録層2のある部分では、接着剤7はプライマー
6と接触しており、常温で約24時間放置しておけば完全
に硬化する。これが完全に硬化するまでの間も、紫外線
照射で硬化した接着剤7によつて両透過基板1、1は仮
止めされているので、完全硬化までの取扱いに不便はな
く、作業性は非常によい。
6と接触しており、常温で約24時間放置しておけば完全
に硬化する。これが完全に硬化するまでの間も、紫外線
照射で硬化した接着剤7によつて両透過基板1、1は仮
止めされているので、完全硬化までの取扱いに不便はな
く、作業性は非常によい。
このように、紫外線硬化性とプライマー接触硬化性の
両方を有する接着剤によつて二枚の透明基板を接着する
ことによつて、製作過程における仮止め硬化によつて作
業性が向上し、完全硬化した段階では高温に強い優れた
接着硬化が得られる。それによつて、信頼性及び長期保
存性の優れた光学式情報記録媒体を能率よく量産するこ
とができる。
両方を有する接着剤によつて二枚の透明基板を接着する
ことによつて、製作過程における仮止め硬化によつて作
業性が向上し、完全硬化した段階では高温に強い優れた
接着硬化が得られる。それによつて、信頼性及び長期保
存性の優れた光学式情報記録媒体を能率よく量産するこ
とができる。
なお、プライマーは一方の透明基板の情報記録層にの
み塗布するようにしても、作用上は大差ない。また、こ
の実施例においては、接着剤組成物として紫外線硬化性
とプライマー接触硬化性の両方を有する接着剤を使用し
た例について述べたが、接着剤組成物がこれに限定され
ない。
み塗布するようにしても、作用上は大差ない。また、こ
の実施例においては、接着剤組成物として紫外線硬化性
とプライマー接触硬化性の両方を有する接着剤を使用し
た例について述べたが、接着剤組成物がこれに限定され
ない。
次に、本発明で使用する接着剤組成物の具体的実施例
について説明する。
について説明する。
実施例1〜8 下記に示す配合割合で実施例1〜8にかかる接着剤組
成物を組成する成分系Aと成分系Bと配合した。
成物を組成する成分系Aと成分系Bと配合した。
実施例1; (成分系A) イソボロニルメタクリレート …80 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …20 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 クメンハイドロパーオキサイド … 1.5重量部 光重合開始剤(イルガキュア184、チバガイギー社製商
品名) …2 重量部 (成分系B) イソボロニルメタクリレート …80 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …20 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 エチレンチオ尿素 …1 重量部 ナフテン酸銅 …4 重量部 光重合開始剤(イルガキュア184、チバガイギー社製商
品名) …2 重量部 実施例2; (成分系A) イソボロニルメタクリレート …30 重量部 ジシクロペンテニルアクリレート …10 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …10 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …50 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 メチルエチルケトンハイドロパーオキサイド… 1.5重量
部 ベンゾインエチルエーテル …2 重量部 (成分系B) イソボロニルメタクリレート …30 重量部 ジシクロペンテニルアクリレート …10 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …10 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …50 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 ナフテン酸銅 …4 重量部 ジシアンジアミド …1 重量部 ベンゾインエチルエーテル …2 重量部 実施例3; (成分系A) イソボロニルメタクリレート …40 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …10 重量部 フェノキシエチルアクリレート …10重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …40 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 クメンハイドロパーオキサオド … 1.5重量部 (成分系B) イソボロニルメタクリレート …40 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …10 重量部 フェノキシエチルアクリレート …10 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …40 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 エチレンチオ尿素 …1 重量部 ナフテン酸銅 …4 重量部 実施例4; (成分系A) イソボロニルメタクリレート …50 重量部 ジシクロペンテニルアクリレート …10 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …25 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 メチルエチルケトンハイドロパーオキサオド… 1.5重量
部 ベンゾインエチルエーテル …2 重量部 (成分系B) イソボロニルメタクリレート …50 重量部 ジシクロペンテニルアクリレート …10 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …25 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 ナフテン酸銅 …5 重量部 ベンゾインエチルエーテル …2 重量部 実施例5; (成分系A) イソボロニルメタクリレート …35 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 フェノキシエチルアクリレート …15 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …35 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 クメンハイドロパーオキサオド … 1.5重量部 光重合開始剤(バイキュア55,ストウファケミカル社製
商品名) …2 重量部 (成分系B) イソボロニルメタクリレート …35 重量部 ジシクロペンテニルアクリレート …15 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …35 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 エチレンチオ尿素 …1 重量部 ナフテン酸銅 …4 重量部 光重合開始剤(バイキュア55,ストウファケミカル社製
商品名) …2 重量部 実施例6; (成分系A) イソボロニルメタクリレート …35 重量部 ジシクロペンテニルアクリレート …15 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …35 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 メチルエチルケトンハイドロパーオキサイド… 1.5重量
部 (成分系B) イソボロニルメタクリレート …35 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 フェノキシエチルアクリレート …15 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …35 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 ナフテン酸銅 …4 重量部 ジシアンジアミド …1 重量部 実施例7; (成分系A) イソボロニルメタクリレート …35 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 フェノキシエチルアクリレート …15 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …35 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 クメンハイドロパーオキサオド … 1.5重量部 (成分系B) エチレンチオ尿素 …1重量部 ナフテン酸銅 …4重量部 イソブタノール …95重量部 実施例8; (成分系A) イソボロニルメタクリレート …30 重量部 ジシクロペンテニルアクリレート …10 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …45 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 メチルエチルケトンハイドロパーオキサイド… 1.5重量
部 光重合開始剤(イルガキュア184、チバガイギー社製商
品名) …2 重量部 (成分系B) ナフテン酸銅 …5重量部 イソブタノール …95重量部 そして、実施例1〜8にかかる組成物について各々、
光ディスクの一方の情報記録層に成分系Aを、他方の情
報記録層に成分系Bを塗布した後、成分系A、成分系B
の塗布面を合せて両方の情報記録層を接合し、実施例1
〜8にかかる光ディスクを製造した。
品名) …2 重量部 (成分系B) イソボロニルメタクリレート …80 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …20 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 エチレンチオ尿素 …1 重量部 ナフテン酸銅 …4 重量部 光重合開始剤(イルガキュア184、チバガイギー社製商
品名) …2 重量部 実施例2; (成分系A) イソボロニルメタクリレート …30 重量部 ジシクロペンテニルアクリレート …10 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …10 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …50 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 メチルエチルケトンハイドロパーオキサイド… 1.5重量
部 ベンゾインエチルエーテル …2 重量部 (成分系B) イソボロニルメタクリレート …30 重量部 ジシクロペンテニルアクリレート …10 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …10 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …50 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 ナフテン酸銅 …4 重量部 ジシアンジアミド …1 重量部 ベンゾインエチルエーテル …2 重量部 実施例3; (成分系A) イソボロニルメタクリレート …40 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …10 重量部 フェノキシエチルアクリレート …10重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …40 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 クメンハイドロパーオキサオド … 1.5重量部 (成分系B) イソボロニルメタクリレート …40 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …10 重量部 フェノキシエチルアクリレート …10 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …40 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 エチレンチオ尿素 …1 重量部 ナフテン酸銅 …4 重量部 実施例4; (成分系A) イソボロニルメタクリレート …50 重量部 ジシクロペンテニルアクリレート …10 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …25 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 メチルエチルケトンハイドロパーオキサオド… 1.5重量
部 ベンゾインエチルエーテル …2 重量部 (成分系B) イソボロニルメタクリレート …50 重量部 ジシクロペンテニルアクリレート …10 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …25 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 ナフテン酸銅 …5 重量部 ベンゾインエチルエーテル …2 重量部 実施例5; (成分系A) イソボロニルメタクリレート …35 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 フェノキシエチルアクリレート …15 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …35 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 クメンハイドロパーオキサオド … 1.5重量部 光重合開始剤(バイキュア55,ストウファケミカル社製
商品名) …2 重量部 (成分系B) イソボロニルメタクリレート …35 重量部 ジシクロペンテニルアクリレート …15 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …35 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 エチレンチオ尿素 …1 重量部 ナフテン酸銅 …4 重量部 光重合開始剤(バイキュア55,ストウファケミカル社製
商品名) …2 重量部 実施例6; (成分系A) イソボロニルメタクリレート …35 重量部 ジシクロペンテニルアクリレート …15 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …35 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 メチルエチルケトンハイドロパーオキサイド… 1.5重量
部 (成分系B) イソボロニルメタクリレート …35 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 フェノキシエチルアクリレート …15 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …35 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 ナフテン酸銅 …4 重量部 ジシアンジアミド …1 重量部 実施例7; (成分系A) イソボロニルメタクリレート …35 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 フェノキシエチルアクリレート …15 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …35 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 クメンハイドロパーオキサオド … 1.5重量部 (成分系B) エチレンチオ尿素 …1重量部 ナフテン酸銅 …4重量部 イソブタノール …95重量部 実施例8; (成分系A) イソボロニルメタクリレート …30 重量部 ジシクロペンテニルアクリレート …10 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …45 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 メチルエチルケトンハイドロパーオキサイド… 1.5重量
部 光重合開始剤(イルガキュア184、チバガイギー社製商
品名) …2 重量部 (成分系B) ナフテン酸銅 …5重量部 イソブタノール …95重量部 そして、実施例1〜8にかかる組成物について各々、
光ディスクの一方の情報記録層に成分系Aを、他方の情
報記録層に成分系Bを塗布した後、成分系A、成分系B
の塗布面を合せて両方の情報記録層を接合し、実施例1
〜8にかかる光ディスクを製造した。
比較例1〜2 下記に示す配合割合で比較例1及び比較例2の接着剤
組成物を組成する成分系aと成分系bと配合した。
組成物を組成する成分系aと成分系bと配合した。
比較例1; (成分系a) イソボロニルメタクリレート …35 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 フェノキシエチルアクリレート …15 重量部 ポリエステル系ウレタンアクリレート …35 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 クメンハイドロパーオキサオド … 1.5重量部 ベンゾインエチルエーテル …2 重量部 (成分系b) イソボロニルメタクリレート …35 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …15 重量部 フェノキシエチルアクリレート …15 重量部 ポリエステル系ウレタンアクリレート …35 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 エチレンチオ尿素 …1 重量部 ナフテン酸銅 …4 重量部 ベンゾインエチレエーテル …2 重量部 比較例2; (成分系a) ジシクロペンテニルアクリレート …35 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …10 重量部 フェノキシエチルアクリレート …10 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …45 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 メチルエチルケトンハイドロパーオキサイド… 1.5重量
部 光重合開始剤(イルガキュア184,チバガイギー社製商品
名) …2 重量部 (成分系b) ジシクロペンテニルアクリレート …35 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …10 重量部 フェノキシエチルアクリレート …10 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …45 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 ナフテン酸銅 …4 重量部 ジシアンジアミド …1 重量部 光重合開始剤(イルガキュア184,チバガイギー社製商品
名) …2 重量部 そして、比較例1〜2にかかる組成物について各々、
実施例と同様の方法により、光ディスクの一方の情報記
録層に成分系aを、他方の情報記録層に成分系bを塗布
した後、成分系a、成分系bの塗布面を合せて両方の情
報記録層を接合し、比較例1〜2にかかる光ディスクを
製造した。
部 光重合開始剤(イルガキュア184,チバガイギー社製商品
名) …2 重量部 (成分系b) ジシクロペンテニルアクリレート …35 重量部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート …10 重量部 フェノキシエチルアクリレート …10 重量部 ポリブタジエンジメタクリレート …45 重量部 ハイドロキノンモノメチルエーテル … 0.1重量部 ナフテン酸銅 …4 重量部 ジシアンジアミド …1 重量部 光重合開始剤(イルガキュア184,チバガイギー社製商品
名) …2 重量部 そして、比較例1〜2にかかる組成物について各々、
実施例と同様の方法により、光ディスクの一方の情報記
録層に成分系aを、他方の情報記録層に成分系bを塗布
した後、成分系a、成分系bの塗布面を合せて両方の情
報記録層を接合し、比較例1〜2にかかる光ディスクを
製造した。
(評価試験) 上記の実施例1〜8及び比較例1〜2にかかる接着剤
組成物を下記の評価試験に供した。
組成物を下記の評価試験に供した。
(1)硬化速度の測定 片面に情報記録層を形成した二枚のポリマーボネート
基盤の情報記録層を向い合せにし、接合面に各々実施例
1〜8及び比較例1〜2にかかる接着剤組成物を塗布し
て貼り合せ、完全に硬化するまでの時間(h)を測定し
た。
基盤の情報記録層を向い合せにし、接合面に各々実施例
1〜8及び比較例1〜2にかかる接着剤組成物を塗布し
て貼り合せ、完全に硬化するまでの時間(h)を測定し
た。
(2)紫外線照射時の硬化速度の測定 上記(1)の硬化速度の測定試験と同様に、片面に情
報記録層を形成した二枚のポリカーボネート基盤の情報
記録層を向い合せにし、接合面に各々実施例1,2,4,5,8
及び比較例2にかかる接着剤組成物を塗布して貼り合
せ、照射強度150mw/cm2にて紫外線を照射し、完全に硬
化するまでの時間(sec)を測定した。
報記録層を形成した二枚のポリカーボネート基盤の情報
記録層を向い合せにし、接合面に各々実施例1,2,4,5,8
及び比較例2にかかる接着剤組成物を塗布して貼り合
せ、照射強度150mw/cm2にて紫外線を照射し、完全に硬
化するまでの時間(sec)を測定した。
(3)引張り剪断接着力の測定 JIS K 6850に準じて実施例1〜8及び比較例1〜2に
かかる接着剤組成物について、 i)完全に硬化した直後の引張り剪断接着力(kg/c
m2)、 ii)耐湿性試験として紫外線硬化後60℃、95%RH下にて
100時間経過後の引張り剪断接着力(kg/cm2) を測定した。
かかる接着剤組成物について、 i)完全に硬化した直後の引張り剪断接着力(kg/c
m2)、 ii)耐湿性試験として紫外線硬化後60℃、95%RH下にて
100時間経過後の引張り剪断接着力(kg/cm2) を測定した。
尚、紫外線照射量は5000mj/cm2である。
(4)情報記録層への影響の確認 i)上記(2)の紫外線照射時の硬化速度の測定の後、
更に24時間経過後における情報記録層に与える影響の有
無を確認した。
更に24時間経過後における情報記録層に与える影響の有
無を確認した。
ii)上記(3)ii)の耐湿性試験の後、更に60℃、95%
RH下にて1000時間経過後の情報記録層に与える影響の有
無を確認した。
RH下にて1000時間経過後の情報記録層に与える影響の有
無を確認した。
上記の(1)〜(4)の評価試験の結果を、実施例1
〜4については第1表に、実施例5〜8については第2
表に、比較例1〜2については第3表にそれぞれ示す。
〜4については第1表に、実施例5〜8については第2
表に、比較例1〜2については第3表にそれぞれ示す。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、イソボロニル
アクリレート及び/又はイソボロニルメタクリレートを
50重量%以上含有するアクリル単量体又はメタクリル単
量体から選ばれる重合可能な単量体、若しくはイソボロ
ニルアクリレート単量体及び/又はイソボロニルメタク
リレート単量体100重量部と、ポリブタジエンを主鎖と
し、両端又は側鎖にアクリル基又はメタクリル基を有す
るプレポリマー25〜100重量部と、重合開始剤0.1〜20重
量部と、重合促進剤0.1〜20重量部とを含有する接着剤
を使用したので、この接着剤は硬化速度が速くて量産的
に富み、プラスチツクへの侵食度が低く信頼性が向上
し、更に耐湿性が高まり、それによつて二枚の透明基板
を良好に接着接合でき、しかも信頼性及び保存安定性の
優れた光学式情報記録媒体を能率よく量産することがで
きる。
アクリレート及び/又はイソボロニルメタクリレートを
50重量%以上含有するアクリル単量体又はメタクリル単
量体から選ばれる重合可能な単量体、若しくはイソボロ
ニルアクリレート単量体及び/又はイソボロニルメタク
リレート単量体100重量部と、ポリブタジエンを主鎖と
し、両端又は側鎖にアクリル基又はメタクリル基を有す
るプレポリマー25〜100重量部と、重合開始剤0.1〜20重
量部と、重合促進剤0.1〜20重量部とを含有する接着剤
を使用したので、この接着剤は硬化速度が速くて量産的
に富み、プラスチツクへの侵食度が低く信頼性が向上
し、更に耐湿性が高まり、それによつて二枚の透明基板
を良好に接着接合でき、しかも信頼性及び保存安定性の
優れた光学式情報記録媒体を能率よく量産することがで
きる。
第1図は本発明を実施した光学式情報記録媒体の構造及
び接着工程の説明に供する断面図、第2図は光学式情報
記録媒体の三種の構造例を示す断面図である。 なお、図面中、1は透明基板、2は情報記録層、6はプ
ライマー、7は接着剤である。
び接着工程の説明に供する断面図、第2図は光学式情報
記録媒体の三種の構造例を示す断面図である。 なお、図面中、1は透明基板、2は情報記録層、6はプ
ライマー、7は接着剤である。
Claims (2)
- 【請求項1】層変化型又は光磁気型の情報記録層、透明
樹脂又は透明ガラスからなる透明基板及び接着剤より構
成される光学式情報記録媒体において、前記接着剤は下
記〜を含有する組成物であることを特徴とする光学
式情報記録媒体。 イソボロニルアクリレート及び/又はイソボロニル
メタクリレートを50重量%以上含有するアクリル単量体
又はメタクリル単量体から選ばれる重合可能な単量体…
100重量部 ポリブタジエンを主鎖とし、両端又は側鎖にアクリ
ル基又はメタクリル基を有するプレポリマー …25〜100
重量部 重合開始剤 …0.1〜20 重量部 重合促進剤 …0.1〜20 重量部 - 【請求項2】層変化型又は光磁気型の情報記録層、透明
樹脂又は透明ガラスからなる透明基板及び接着剤より構
成される光学式情報記録媒体において、前記接着剤は下
記〜を含有する組成物であることを特徴とする光学
式情報記録媒体。 イソボロニルアクリレート単量体及び/又はイソボ
ロニルメタクリレート単量体 …100重量部 ポリブタジエンを主鎖とし、両端又は側鎖にアクリ
ル基又はメタクリル基を有するプレポリマー …25〜100
重量部 重合開始剤 …0.1〜20 重量部 重合促進剤 …0.1〜20 重量部
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63328189A JP2526112B2 (ja) | 1988-01-04 | 1988-12-26 | 光学式情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23988 | 1988-01-04 | ||
JP63-239 | 1988-01-04 | ||
JP63328189A JP2526112B2 (ja) | 1988-01-04 | 1988-12-26 | 光学式情報記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0242657A JPH0242657A (ja) | 1990-02-13 |
JP2526112B2 true JP2526112B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=11468419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63328189A Expired - Lifetime JP2526112B2 (ja) | 1988-01-04 | 1988-12-26 | 光学式情報記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526112B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109971370A (zh) * | 2019-02-27 | 2019-07-05 | 惠州市德佑威新材料有限公司 | 双重固化液态光学胶的制备方法及其促进剂的制备方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0433973A (ja) * | 1990-05-30 | 1992-02-05 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | 接着剤組成物 |
JP2002295420A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | West Japan Railway Co | 門型ビームの接続構造 |
-
1988
- 1988-12-26 JP JP63328189A patent/JP2526112B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109971370A (zh) * | 2019-02-27 | 2019-07-05 | 惠州市德佑威新材料有限公司 | 双重固化液态光学胶的制备方法及其促进剂的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0242657A (ja) | 1990-02-13 |
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