JP2525832B2 - 極低温機器用支持材 - Google Patents

極低温機器用支持材

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、液体ヘリウム(1atm,4.2k)、液体水素(1
atm,20k)、液体窒素(1atm,77k)等の極低温物質を収
容する容器等を、外郭容器内等に熱絶縁的に支持するた
めの極低温機器用支持材に関するものである。
従来の技術 天体観測用の赤外線検知器や宇宙基地探査衛星では、
液体ヘリウムを収容する極低温機器が組込まれている。
これらの装置には、液体ヘリウムや液体窒素を収拾し
た容器を、機器内に支持する必要があり、この支持材料
として、他の用途材として開発されている、いわゆる先
進繊維強化合成樹脂複合材(advanced fiber−reinfor
ced plasticcomposites)がその熱的性質や機械的性質
が良好なことから、上記極低温機器用支持材としての用
途への応用が期待され、試行されつつある。 即ち、上
記支持材には、熱絶縁するための断熱性と、極低温下で
の引張り、圧縮、剪断、衝撃等に耐える機械的性質が要
求される。
この要求を満たすため、アルミナ繊維を補強材とし
て、filament winding法(連続繊維状補強材を張力をも
たせて所要形状に巻き上げて複合材料を作り上げる方
法)によって第14図に示す様なループ状に作成し、エポ
キシ樹脂を含浸、硬化させて一体化した支持材(100)
が作成された。
上記支持材(100)について、その両端にスチールス
プール(101)(102)を接合し、両スプール(101)(1
02)間に引張り荷重を作用させて機械的引張り強度試験
等が実施されたところ、従来のガラス繊維を補強材と
し、エポキシ樹脂をマトリックスとしたものに比較して
優れてはいるが、上記繊維が低温脆性を示すため、特
に、応力集中を起す領域(103)で圧縮、剪断等のため
に支持材(100)が破壊して予想通りの性能を発揮する
ことが不可能であることが判明した。
発明が解決しようとする問題点 上記従来のように、アルミナ(Al2O3)繊維を補強材
とし、低温エポキシ樹脂をマトリックスとして作成した
複合材製の支持材は、極低温容器等と外郭容器等との連
結部であるスチールスプール(101)(102)の接合個所
においては、応力集中がみられ、この領域で破壊を起す
という問題点があった。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記問題点を解決するために開発されたも
のであって、以下の構造からなっている。
即ち、極低温容器等を外郭容器内等に熱絶縁的に支持
するための支持材であって、両容器等への取付部となる
両端部と、これらの間を連結する中央部とを有し、上記
両端部が、熱絶縁性の良好な繊維と、機械的強度に優れ
た繊維とを補強材に持つハイブリッド複合材よりなり、
また、上記中央部が、熱絶縁性の良好な繊維のみを補強
材に持つ複合材よりなることを特徴とする。
上記ハイブリッド複合材とは、2種以上の繊維で合成
樹脂材を強化した材料を指し、1種類の強化繊維で合成
樹脂材を強化した複合材とは区別して理解されたい。
上記補強材は、支持材の長手方向に走行する糸条と、
支持材の厚さ方向に蛇行しながら走行する糸条と、上記
両方向に直交する方向に走行し、両糸条を捲回括束する
糸条とで織成された三次元織物構造体であることを特徴
とする。
また、上記補強材は、支持材の中央部と両端部との境
界部では、中央部から両端部側に向けて熱絶縁性の良好
な繊維に、機械的強度に優れた繊維が漸増するように付
加された補強材よりなることを特徴とする。
さらに、上記支持材の両端部では、熱絶縁性の良好な
繊維に、体積で約10〜30%の機械的強度に優れた繊維が
付加された構造よりなることを特徴とする。
そして、上記支持材中、全繊維量に対して熱絶縁性の
良好な繊維が容積比で70〜90%を占め、機械的強度に優
れた繊維が容積比で30〜10%を占めていることを特徴と
する。
また、上記熱絶縁性の良好な繊維が、アルミナ繊維で
あることを特徴とする。
さらに、上記機械的強度に優れた繊維が、ガラス繊
維、炭素繊維、アラミド繊維、又は、これらと同等の機
械的強度を有する繊維の単独或いは組合せであることを
特徴とする。
作用 本発明の支持材は、極低温容器等と外郭容器等との取
付部となる両端部が、熱絶縁性の良好な繊維と、機械的
強度に優れた繊維とを補強材に持つハイブリッド複合材
であること及び補強材が三次元織物構造体からなってい
ることから、応力集中を起す領域での機械的強度が格段
に向上し、破壊を防止して満足し得る支持機能を達成す
る。
また、支持材の中央部は、熱絶縁性の良好な繊維のみ
を補強材に持つ複合材であることから、支持材を両端部
間での熱伝導を防止し、かつ、補強材が三次元織物構造
体からなっているため、応力を各繊維に伝達し、要求さ
れる支持機能を十分達成する。
さらに、支持材の中央部と両端部との境界部では、中
央部から両端部側に向けて熱絶縁性の良好な繊維に、機
械的強度に優れた繊維が漸増するように付加された構造
としてあることにより、急激な変化部分での応力集中を
なくしている。
実施例 第1図は本発明に係る極低温機器用支持材の一実施例
を示す斜視図、第2図はハイブリッド複合材の一例を示
す分解斜視図であって、第1図において、(10)は総体
的に支持材を示し、この支持材(10)は、両端部(11)
(12)と中央部(13)とを有する。
上部両端部(11)(12)は、熱絶縁性の良好な繊維
(A)と、機械的強度に優れた繊維(B)とを補強材に
持つハイブリッド複合材(C)よりなり、また、上記中
央部(13)が、熱絶縁性の良好な繊維(A)のみを補強
材に持つ複合材によりなるものである。
上記補強材は、支持材の長手方向に走行するX方向糸
条(X−1)〜(X−3)と、支持材の厚さ方向に蛇行
しながら走行するY方向糸条(Y−1)〜(Y−5)
と、上記両方向に直交する方向に走行し、両糸条を捲回
括束するZ方向糸条(Z−1)〜(Z−3)とで織成さ
れた三次元織物構造体(D)よりなるものである。
上記Z方向糸条(Z−1)〜(Z−3)は、支持材
(10)の形状に沿って適当な密度で平行に配設されてい
る。
また、支持材(10)の長手方向に走行するX方向糸条
(X−1)、(X−2)、(X−3)は3通りの配向パ
ターンに分けて構成した場合を示し、(X−1)は、熱
絶縁性の良好な繊維を、両端部(11)(12)及び中央部
(13)の全周に第3図の如くZ方向糸条の配列間に配向
させ、(X−2)及び(X−3)は、機械的強度に優れ
た繊維を、第4図及び第5図の如く、両端部(11)(1
2)及び両端部(11)(12)と中央部(13)との境界部
(14)(15)のZ方向糸条の配列間に配向させてある。
上記(X−1)は、支持体(10)の総繊維量の内の、
70〜90%の容積比を占め、また、(X−2)及び(X−
3)は、10〜30%の容積比を占めるように配設される。
例えば、(X−1)を4回積層し、(X−2)を1回、
さらに(X−1)を4回、続いて(X−3)を1回ずつ
積層し、これを1リピートとして積層したり、または、
(X−1)を8回、(X−2)及び(X−3)を各1回
の割合で積層する。
また、中央部(13)と両端部(11)(12)との境界部
(14)(15)では、機械的強度に優れた繊維を、中央部
(13)から両端部(11)(12)側へ漸増させて、機械的
強度の急変部(応力集中部)を作らないように、(X−
2)は、両端部(11)(12)の環状部から上記境界部
(14)(15)へ張り出させた部分を持たせ、(X−3)
には、そのような張り出し部分を持たせないようにして
いる。
次に、支持材(10)の厚さ方向に蛇行しながら走行す
るY方向糸条(Y−1)〜(Y−5)は、第6図〜第10
図に示すような5通りの配向パターンに分けて構成した
場合を示しており、(Y−1)は、第6図に示す様に、
左端部(11)の始点(P1)を出発点として、Z方向糸条
間を縫うように蛇行しながら、左端部(11)を時計回り
に1巡し、中央部(13)を経て右端部(12)に至り、こ
の右端部(12)を時計回りに1巡し、中央部(13)を経
て左端部(11)に戻り、この左端部(11)を時計回りに
1巡し、(P2)を終点とする配向パターンとされ、左端
部(11)及び中央部(13)は、糸条の走行経路を対称的
にしている。
(Y−2)は、第7図に示す様に、(P2)を始点と
し、中央部(13)のZ方向糸条間を右方へ蛇行しながら
走行し、右端部(12)を時計回りに一巡して、(P3)を
終点とする配向パターンとされている。
(Y−3)は、第8図に示す様に、(P3)を始点とし
て、右端部(12)のZ方向糸条間を時計回りに2巡し、
(P4)を終点とする配向パターンとされ、1巡目と2巡
目とでは、糸条の走行経路を対称的にしている。
(Y−4)は、第9図に示す様に、(P4)を始点と
し、中央部(13)のZ方向糸条間を左方へ蛇行しながら
走行し、左端部(11)を時計回りに1巡し、左側の境界
部(14)を複数回巡回させて(P5)を終点とする配向パ
ターンとされている。
(Y−5)は、第10図に示す様に、(P5)を始点と
し、左端部(11)のZ方向糸条間を1巡して(P6)を終
点とする配向パターンとされている。
上記(Y−1)から(Y−5)までの配向パターンを
1リピートとして、(P6)から第6図の(P1)へ戻り、
同一手順で糸条を繰り返し配向させている。
上記(Y−1)〜(Y−5)の糸条は、量的には多く
なくてよく、例えば、容積比で5〜10%でよく、また、
どんな繊維でも使用できるが、熱収縮率などが(X−
1)と同一又は類似したものが好ましい。また、(Y−
1)〜(Y−5)は、同一種類の繊維を連続して使用し
てもよく、両端部(11)(12)と中央部(13)とで繊維
の種類を変えてもよい。
上記(X−1)〜(X−3)及び(Y−1)〜(Y−
5)の糸条に直交する方向に走行し、両糸条を捲回括束
するZ方向糸条(Z−1)〜(Z−3)は、3通りの配
向パターンに分けて構成した場合を示している。
上記(Z−1)は、第11図に示す様に、(Q1)を始点
として、左端部(11)を1巡し、中央部(13)を経て右
端部(12)を1巡して(Q2)で終了するような一連の糸
条で構成する。(Z−2)及び(Z−3)は、両端部
(11)(12)の境界部(14)(15)の部分にのみ配向さ
れるものである。
上記(Z−1)〜(Z−3)は、熱勾配の生ずる方向
と直交方向に配向されるため、熱絶縁性の良好な繊維に
制約されず、種々な繊維が使用可能である。
上記Z方向糸条(Z−1)〜(Z−3)は、1本の連
続した糸条を第12図の如く金属又はプラスチックの小径
パイプからなる糸条案内部材(20)に挿入端で折り返し
て挿入し、Z方向の一端側で連続させ、他端のループ部
に、かんぬき糸(21)を挿通して抜け止めさせるもの
で、このZ方向の一端のかんぬき糸(21)及び、Z方向
他端の連続部を第11図の如く隣接するZ方向糸条にジグ
ザグ条に連綴させることにより、X方向糸条及びY方向
糸条を捲回括束しているものである。尚、Z方向糸条
は、最後に挿入するもので、そのため、糸条案内部材
(20)にはZ方向糸条を挿入しない状態で、X方向糸条
(X−1)〜(X−3)及びY方向糸条(Y−1)〜
(Y−5)を、糸条案内部材(20)の配列間に配向挿入
して積層して行き、その都度或いは適当にZ方向に圧縮
し、最後に、Z方向糸条(Z−1)〜(Z−3)を、第
12図の要領で挿入し、各糸条案内部材(20)にZ方向糸
条を挿入する都度、当該糸条案内部材(20)を抜き取
り、かつ、抜き取り後、当該Z方向糸条の折り返しルー
プ端に、かんぬき糸を挿通し、X、Yの積層を締付けて
行くものである。
上記Z方向糸条の挿入方法は、特開昭61−201063号広
報に開示された技術を使用することができる。
上記のようにして織成された三次元織物構造体(D)
は、樹脂(30)を含浸し、硬化させることによって、支
持体(10)を作成する。
上記樹脂(30)は、低温特性に優れた樹脂がよく、例
えば、エポキシ樹脂PEEK(ポリエーテルエーテルケト
ン)樹脂等が使用できる。
また、熱絶縁性の良好な繊維(A)としては、アルミ
ナ(Al2O3)繊維が好ましい。
さらに、機械的強度に優れた繊維(B)は、ガラス繊
維、炭素繊維、アラミド繊維、又は、これらと同等の低
温下での機械的強度を有する繊維の単独或いは組合せで
構成できる。
X方向糸条及びY方向糸条は、両端部(11)(12)で
はZ方向糸条間に環状に挿入されているのが望ましい。
X方向糸条の配向パターン及びY方向糸条の配向パタ
ーン並びにZ方向糸条の配向パターンは、図示した実施
例に制約されるものではない。
例えば、支持体(10)は、第13図に示す様なループ形
状でもよく、この場合、(X−2)及び(X−3)の機
械的強度に寄与する糸状の配向パターンは、同図に示す
如き形状とできる。
全繊維の割合は、容積比で X方向糸条 70〜90% が好ましく、例えば、X=80%、Y=10%、Z=10%で
もよい。
発明の効果 本発明の支持材によれば、極低温機器に対する十分な
断熱性と支持強度を兼備させることができ、形状も自由
に選定できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る極低温機器用支持材の一実施例を
示す斜視図、第2図はハイブリッド複合材の一例を示す
分解斜視図、第3図〜第5図はX方向糸条の配向パター
ンの一例を示す平面的組織説明図、第6図〜第10図はY
方向糸条の配向パターンの一例を示す平面的組織説明
図、第11図はZ方向糸条の配向パターンの一例を示す平
面的組織説明図、第12図はZ方向糸条の配向パターンの
一例を示す立体的組織説明図、第13図は本発明に係る極
低温機器用支持材の他の実施例を示す平面図、第14図は
従来の同様な支持材の説明用平面図である。 (10)……支持材、(11)(12)……両端部、 (13)……中央部、(14)(15)……境界部、 (A)……熱絶縁性の良好な繊維、 (B)……機械的強度に優れた繊維、 (C)……ハイブリッド複合材、 (D)……三次元織物構造体、 (X−1)〜(X−3)……X方向糸条、 (Y−1)〜(Y−5)……Y方向糸条 (Z−1)〜(Z−3)……Z方向糸条。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広川 哲朗 滋賀県近江八幡市多賀町485―4 (56)参考文献 特開 昭51−138948(JP,A) 実開 昭57−42299(JP,U)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】極低温容器等を外郭容器内等に熱絶縁的に
    支持するための支持材であって、 両容器等への取付部となる両端部と、これらの間を連結
    する中央部とを有し、上記両端部が、熱絶縁性の良好な
    繊維と、機械的強度に優れた繊維とを補強材に持つハイ
    ブリッド複合材よりなり、また、上記中央部が、熱絶縁
    性の良好な繊維のみを補強材に持つ複合材よりなること
    を特徴とする極低温機器用支持材。
  2. 【請求項2】補強材が、支持材の長手方向に走行する糸
    条と、支持材の厚さ方向に蛇行しながら走行する糸条
    と、上記両方向に直交する方向に走行し、両糸条を捲回
    括束する糸条とで織成された三次元織物構造体であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の極低温機
    器用支持材。
  3. 【請求項3】補強材が、支持材の中央部と両端部との境
    界部では、中央部から両端部側に向けて熱絶縁性の良好
    な繊維に、機械的強度に優れた繊維が漸増するように付
    加された構造よりなることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項又は第2項に記載の極低温機器用支持材。
  4. 【請求項4】支持材の両端部では、熱絶縁性の良好な繊
    維に、体積で約10〜30%の機械的強度に優れた繊維が付
    加された補強材よりなることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項〜第3項のいずれかに記載の極低温機器用支持
    材。
  5. 【請求項5】支持材中、全繊維量に対して熱絶縁性の良
    好な繊維が容積比で70〜90%を占め、機械的強度に優れ
    た繊維が容積比で30〜10%を占めていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の極
    低温機器用支持材。
  6. 【請求項6】熱絶縁性の良好な繊維が、アルミナ繊維で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第5項の
    いずれかに記載の極低温機器用支持材。
  7. 【請求項7】機械的強度に優れた繊維が、ガラス繊維、
    炭素繊維、アラミド繊維、又は、これらと同等の機械的
    強度を有する繊維の単独或いは組合せであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項〜第6項のいずれかに記載
    の極低温機器用支持材。
JP25407787A 1987-10-07 1987-10-07 極低温機器用支持材 Expired - Lifetime JP2525832B2 (ja)

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