JP2525323B2 - グロ―ブボックス用排気ユニット - Google Patents

グロ―ブボックス用排気ユニット

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JP2525323B2
JP2525323B2 JP5083528A JP8352893A JP2525323B2 JP 2525323 B2 JP2525323 B2 JP 2525323B2 JP 5083528 A JP5083528 A JP 5083528A JP 8352893 A JP8352893 A JP 8352893A JP 2525323 B2 JP2525323 B2 JP 2525323B2
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一仁 堀江
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原子力技術株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射性物質等を取扱う
グローブボックス用の排気ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】グローブボックスは、図3に示す如く、
ボックス本体1の前面の透明板2に形成した操作穴にグ
ローブ3を装着し、グローブ3に手を入れてボックス内
の放射性物質等を取扱うように構成されており、中のも
のが外部にリークしないようにボックス内は常時負圧に
しておく必要がある。
【0003】そのため、従来は、グローブボックスの排
気口4に真空ポンプ等の負圧源に連なる排気ラインを接
続し、給気ユニット5から外気を導入しつつ排気ライン
によりボックス内の空気を排気して、ボックス内を負圧
に維持している。
【0004】排気ラインは本ラインa1とバイパスライ
ンa2とで構成されており、該各ラインa1、a2を構
成する上流側と下流側のパイプに夫々バルブbを介設
し、両パイプ間に高性能フィルタcを配置して、該フィ
ルタcの流入口と流出口とを夫々ビニールバッグdを介
して上流側パイプと下流側パイプとに接続している。そ
して、通常は本ラインa1のバルブbを開いて本ライン
a1を介しての排気を行い、本ラインa1のフィルタc
の目詰まりや破損等で負圧の維持管理ができなくなった
ときやフィルタcの線量率が上昇したとき、バイパスラ
インa2のバルブbを開いてバイパスラインa2を介し
ての排気を行い、この状態で本ラインa1のバルブbを
閉じてフィルタcの交換を行うようにしている。
【0005】フィルタcの交換に際しては、先ず図4
(a)に示す如く交換すべきフィルタc′のビニールバ
ッグd′の中間部をシールして切断し、各パイプの開口
端をビニールバッグd′の半部で閉塞したまま図4
(b)に示す如く新しいフィルタcと交換し、該フィル
タcの流出入口に取付けた手袋e付きのビニールバッグ
dを先のビニールバッグd′の上に被せるようにして各
パイプに装着し、次に手袋eを使って先のバニールバッ
グd′をパイプから取外し、その後手袋eに先のビニー
ルバッグd′を収納したまま図4(c)に示す如く手袋
eをシールして切り落とすようにしている。
【0006】図中a3は排気ラインに並設したダンパラ
インを示し、該ラインa3に上流側から順に外気導入用
のプレフィルタfと、負圧の強弱に応じて開閉するダン
パgと、高性能フィルタhと、バルブiとを介設し、排
気ラインにおける負圧の過度の増加がダンパラインa3
を介しての外気の導入で防止されるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の排気ラインでの
フィルタの交換には上記の如く手間がかかり、また、フ
ィルタを流出入口を有するケース内にエレメントを収納
して成るケース付きフィルタにする必要があり、更に、
フィルタだけでなくジョイント部材として使用するビニ
ールバッグ等も消耗品として取扱われるため、フィルタ
の交換で発生する放射性廃棄物の量が増し、廃棄処理が
面倒になる。
【0008】本発明は、以上の点に鑑み、フィルタの交
換作業を容易にすると共に廃棄物の減量化を図れるよう
にしたグローブボックス用の排気ユニットを提供するこ
とをその目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、グローブボックスの排気口にグローブボック
ス内を負圧に維持するために接続する排気ユニットであ
って、負圧源に配管接続される筒状ケーシングを備え、
該ケーシングの前記排気口に対する接続端側の端部にフ
ィルタ装着部を設けると共に、ケーシングの中間部上面
に上端に開閉蓋を取付けた筒状のフィルタ投入口を設
け、ケーシング内に、フィルタ投入口に投入されたフィ
ルタを該投入口の底部を密閉するようにして支持する上
昇位置とフィルタをケーシング内に下降させる下降位置
とに昇降自在な昇降部材と、ケーシング内に下降された
フィルタをフィルタ装着部に押し込む、ケーシングの軸
線方向に進退自在な押圧部材とを設けたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】常時は昇降部材を上昇位置に上動させておき、
この状態でフィルタ投入口にフィルタを投入する。この
際、フィルタ投入口の上端の開閉蓋を開くが、上昇位置
に存する昇降部材によりフィルタ投入口の底部が密閉さ
れているため、ケーシング内即ちグローブボックス内の
負圧は維持される。
【0011】次に、昇降部材を下動させてフィルタをケ
ーシング内に下降させ、次いで押圧部材を前進させてフ
ィルタをフィルタ装着部に押し込む。この際、フィルタ
装着部に装着されていた用済みのフィルタは前記フィル
タに押されて排気口からグローブボックス内に押し出さ
れる。そして、グローブボックス内で取扱う放射性物質
の取出し方法と同様の方法で用済みのフィルタをグロー
ブボックスから取出し、交換作業を完了する。
【0012】
【実施例】図1を参照して、10は排気ユニットを構成
する筒状ケーシングであり、グローブボックスのボック
ス本体1の側面に開設した排気口4に気密に接続されて
いる。
【0013】ボックス本体1内には排気口4を内側から
覆うように中性能のプレフィルタ6が設けられている。
また、排気口4への接続端となるケーシング10の前端
側の部分にフィルタ装着部11を形成して、該装着部1
1に高性能のフィルタ12を装着すると共に、ケーシン
グ10を後端側の部分において真空ポンプ等の図示しな
い負圧源にバルブ13を介して配管接続し、グローブボ
ックス内の空気を前記両フィルタ6、12を通して排気
し、グローブボックス内を負圧に維持するようにした。
尚、プレフィルタ6はボックス本体1内にヒンジ7aを
介して開閉自在に取付けたフィルタ枠7に装着されてお
り、後記するフィルタ12の交換時はグローブボックス
のグローブに手を入れてフィルタ枠7のロック部材7b
を解除しフィルタ枠7を開放する。
【0014】ケーシング10の中間部上面には上端に開
閉蓋14aを有する筒状のフィルタ投入口14が設けら
れており、更に、ケーシング10内にフィルタ投入口1
4の底部を密閉する上昇位置とフィルタ装着部11の下
面と略レベルの下降位置とに昇降自在な板状の昇降部材
15を設けた。
【0015】該昇降部材15は、ケーシング10の中間
部下面の有底筒状の膨出部10a内に立設したガイドス
リーブ15aに昇降部材15に垂設した中空のロッド1
5bを介して昇降自在に支持されており、ガイドスリー
ブ15a内にロッド15bの下端に形成した雌ねじ部1
5cに螺挿されるねじ軸15dを設け、かくてねじ軸1
5dをその下端のハンドル15eで回転することにより
ロッド15bを介して昇降部材15が昇降されるように
した。
【0016】また、ケーシング10内には、昇降部材1
5の昇降軌跡より後方の後退位置からフィルタ装着部1
1に向かってケーシング10の軸線方向に進退自在な板
状の押圧部材16が設けられている。該押圧部材16
は、ケーシング10の後端側の部分に設けたガイドスリ
ーブ16aに押圧部材16から後方にのびる中空のロッ
ド16bを介して前後方向に進退自在に支持されてお
り、ガイドスリーブ16a内にロッド16bの後端に形
成した雌ねじ部16cに螺挿されるねじ軸16dを設
け、該ねじ軸16dをその後端のハンドル16eで回転
することによりロッド16bを介して押圧部材16が進
退されるようにした。尚、押圧部材16は、排気を妨げ
ないように、複数の透孔を形成したパンチングボードで
形成されている。
【0017】ケーシング10の後端部下面にはダンパ筒
17が垂設されており、該筒17に下端から順に中性能
のプレフィルタ18と、ダンパ19と、高性能のフィル
タ20とを装着し、ケーシング10内の負圧が増加した
とき、ダンパ19がその軸19aに取付けた錘19bに
抗して開かれ、負圧の過度の増加が防止されるようにし
た。
【0018】上記したケーシング10のフィルタ装着部
11に装着されるフィルタ12は、ケーシング10がフ
ィルタケースとしても機能するため、ケース付フィルタ
にする必要はなく、フィルタ12を小型化できると共に
全体を可燃物で形成することもでき、廃棄処理が容易に
なる。尚、本実施例では、フィルタ12の周囲にシール
リング12aを取付け、フィルタ装着部11にフィルタ
12を気密に装着し得るようにしている。
【0019】次に上記実施例の作用を説明する。常時は
昇降部材15を上昇位置、押圧部材16を後退位置に置
いておき、負圧源の作動によりグローブボックス内の空
気をプレフィルタ6とフィルタ12とを介して吸引排気
し、グローブボックス内を負圧に維持する。
【0020】フィルタ12の交換に際しては、先ずフィ
ルタ投入口14に上端の開閉蓋14aを開いて新しいフ
ィルタ12を投入するが、開閉蓋14aを開いても上昇
位置に存する昇降部材15によりフィルタ投入口14の
底部が密閉されているため、ケーシング10内及びグロ
ーブボックス内は負圧に維持される。
【0021】フィルタ投入後開閉蓋14aを閉じ、次に
昇降部材15用のハンドル15eを操作して昇降部材1
5を下降位置に下降させ、図2(a)に示す如く新しい
フィルタ12を昇降部材15に支持させた状態でケーシ
ング10内に下降させる。
【0022】次いでプレフィルタ6のフィルタ枠7をグ
ローブボックスのグローブを利用して開き、押圧部材1
6をハンドル16eの操作で前進させて、昇降部材15
上の新しいフィルタ12を押圧部材16により図2
(b)に示す如くフィルタ装着部11に押し込み、該装
着部11に装着されていた用済みのフィルタ12を排気
口4からグローブボックス内に押し出し、グローブボッ
クス内からの放射性物質の取出し方法と同様の方法で用
済みのフィルタを回収する。その後フィルタ枠7を閉
じ、更に、押圧部材16を後退させると共に昇降部材1
5を上昇させて図1の状態に復帰させ、フィルタ12の
交換作業を終了する。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、フィルタの交換作業を簡単に能率良く行うこ
とができ、更に、フィルタをケース付きフィルタにする
必要がなく且つフィルタ用のジョイント部材も不要にな
り、フィルタの交換で発生する廃棄物を可及的に減量化
でき、廃棄処理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明排気ユニットの一例の截断側面図
【図2】 (a)(b)フィルタの交換作業手順を説明
する図
【図3】 従来例を示す図
【図4】 (a)(b)(c)従来例のフィルタの交換
作業手順を示す図
【符号の説明】
1 ボックス本体 4 排気口 10 ケーシング 11 フィルタ装着部 12 フィルタ 14 フィルタ投入口 14a 開閉蓋 15 昇降部材 16 押圧部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グローブボックスの排気口にグローブボ
    ックス内を負圧に維持するために接続する排気ユニット
    であって、負圧源に配管接続される筒状ケーシングを備
    え、該ケーシングの前記排気口に対する接続端側の端部
    にフィルタ装着部を設けると共に、ケーシングの中間部
    上面に上端に開閉蓋を取付けた筒状のフィルタ投入口を
    設け、ケーシング内に、フィルタ投入口に投入されたフ
    ィルタを該投入口の底部を密閉するようにして支持する
    上昇位置とフィルタをケーシング内に下降させる下降位
    置とに昇降自在な昇降部材と、ケーシング内に下降され
    たフィルタをフィルタ装着部に押し込む、ケーシングの
    軸線方向に進退自在な押圧部材とを設けたことを特徴と
    するグローブボックス用排気ユニット。
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JP6242206B2 (ja) * 2013-12-18 2017-12-06 澁谷工業株式会社 無菌アイソレータ
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