JP2524828Y2 - 開放階上廊下の構造 - Google Patents

開放階上廊下の構造

Info

Publication number
JP2524828Y2
JP2524828Y2 JP12484190U JP12484190U JP2524828Y2 JP 2524828 Y2 JP2524828 Y2 JP 2524828Y2 JP 12484190 U JP12484190 U JP 12484190U JP 12484190 U JP12484190 U JP 12484190U JP 2524828 Y2 JP2524828 Y2 JP 2524828Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
corridor
open
raised portion
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12484190U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0482101U (ja
Inventor
豊久 三宅
寛和 土居
広明 藤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishikawa Rubber Co Ltd filed Critical Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority to JP12484190U priority Critical patent/JP2524828Y2/ja
Publication of JPH0482101U publication Critical patent/JPH0482101U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2524828Y2 publication Critical patent/JP2524828Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、排水溝を設けた床を有し、集合住宅などに
おいて採用される屋外に開放した開放階上廊下を施工性
よく形成しうる開放階上廊下の構造に関する。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする課題〕
例えば第7図に示すような複数階建の集合住宅におい
ては、階上の各戸を連ねる階上廊下が、家屋本体Aの壁
面に沿って設けられる。又このような階上廊下は、屋外
に開放された開放階上廊下Bとして形成される場合が多
い。
かかる開放階上廊下Bにおいては、開放部分から吹き
込む雨水、床の清掃のための洗水の排出のために該床に
は排水溝が設けられる。
このような排水溝を有する床は、従来、例えば第8図
に略示するごとく、家屋本体Aから突出する階上廊下梁
Cに、屋外側に空所を有して床パネルDを敷設するとと
もに、排水溝Eは、該空所の敷板上に流しこまれるモル
タル等を造形することにより形成していた。
その結果、モルタルの流し込み、仕上げ成形など、現
場施工の手間を増す他、硬化までに時間を要し、施工期
間が長引くという解決すべき課題もあった。
本考案は、排水溝を予め設けた隆起部を具える継ぎ板
と、排水溝パネルとを用いることを基本として、開放階
上廊下の排水溝を有する床を容易かつ施工性よく形成で
き、前記課題を解決しうる開放階上廊下の構造の提供を
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、屋外に開放されかつ屋外縁に沿って縦方向
にのびる排水溝を設けた床を具える開放階上廊下を家屋
本体に形成する開放階上廊下の構造であって、前記家屋
本体の壁面に該壁面と直角に横方向に突出する複数の階
上廊下梁からなる梁列を形成するとともに、この梁列の
屋外側に、隣り合う前記階上廊下梁を跨がり載置される
底板の上面に前記排水溝形成用の凹部を縦方向に形成し
た隆起部が一体に設けられかつ隆起部の縦長さを底板よ
りも小とすることにより底板の上面が隆起部両側で露出
する露出部を形成した継ぎ板と、前記隆起部と横巾が略
同一かつ前記階上廊下梁を跨がりしかも端部を前記継ぎ
板の前記露出部に載置させて架け渡すことにより前記隆
起部の凹部に連なることにより縦方向の前記排水溝を形
成する凹部を有する長尺の排水溝パネルとを含む排水部
材を配置するとともに、家屋本体の前記壁面と、前記排
水部材との間に、前記梁列により支持された床パネルを
配置することを特徴とする開放階上廊下の構造である。
〔作用〕
家屋本体の壁面から突出する複数の階上廊下梁からな
る梁列の屋外側に、隆起部を有する継ぎ板と、排水溝パ
ネルとを架け渡す。これにより、排水溝を形成でき、モ
ルタル等を用いる排水溝の施工作業をなくし、施工能率
を向上しかつ施工期間が短縮される。
又継ぎ板は、隣り合う階上廊下梁を跨がる底板に、前
記隆起部を一体に設けており、又排水溝パネルは、前記
底板両側の露出部に端部を載置できるため、建込み作業
が能率化される。なお前記隆起部には、目皿を有する縦
どい取付部を形成することもでき、これにより排水施工
を能率化しうる。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
図において、本考案の開放階上廊下の構造は、排水溝
2を有する床3を具える開放階上廊下Bを家屋本体Aに
形成するものであり、前記家屋本体Aの壁面Wから突出
する複数の階上廊下梁4…からなる梁列5の屋外側に、
継ぎ板6と、排水溝パネル7とからなる排水部材9を配
置することにより、屋外縁に沿い縦方向にのびる前記排
水溝2を形成している。又この排水部材9と、家屋本体
Aの壁面Wとの間に床パネル10…を敷設することによ
り、開放階上廊下Bの前記床3を形成している。
前記階上廊下梁4は、フランジを上下に配した溝形鋼
からなりかつ家屋本体Aに向く横方向の内端は、家屋本
体Aの壁面Wを形成する胴差21に、断面L字の取付金具
22を介して接合される。なお胴差21は、溝部を向き合わ
せた溝形鋼からなる上弦材24、下弦材25間に斜めのラチ
スを架け渡したラチス梁からなり、前記取付金具22は、
前記上弦材24、下弦材25を継ぐ固定板27にボルト止めさ
れる。
なお胴差21は、上弦材24上面にボルト止めされる土台
金具29により家屋本体Aの階上の壁体を形成する壁パネ
ル30と、階上の床体31とを支持する。又下弦材25の下端
で、階下の天井板32を支持する階下の壁パネル33の上端
を取付ける一方、胴差21の屋外面かつ前記階上廊下梁4
の上下に幕板34、35を設けることによって、家屋本体A
の外壁Wを形成している。
又階上廊下梁4の横方向の屋外端は、階上、階下にの
びる通し柱37、37間に縦方向に水平に架設される受梁39
のウエブに、断面L字の取付金具40を介して夫々ボルト
止めされる。なお前記受梁39は、溝部を屋外側に向けか
つ前記階上廊下梁4よりも高さの大なる溝形鋼を用いて
おり、そのウエブの屋内側の面は通し柱37の屋内側の面
と整一している。又受梁39の下フランジにボルト止めさ
れるコ字金具41により前記壁面Wとの間を覆う天井板42
を取付ける。又受梁39上面にボルト止めされかつ上方に
のびる柱金具43によって、その上端の笠木44と、屋外面
を覆いかつ前記コ字金具41の屋外面でのびる化粧板45と
からなる手摺46を形成している。
又前記梁列5をなす前記階上廊下梁4は、前記各通し
柱37、37を挟んでその両側で、ウエブを向き合わせて配
される柱側の階上廊下梁4A、4Aと、柱間でウエブを向き
合わせて配される内の階上廊下梁4B、4Bとを含み、前記
梁列5の屋外側に、前記のごとく、継ぎ板6と、排水溝
パネル7とが配置されることにより、排水溝2を形成し
ている。
継ぎ板6は、本実施例では、水勾配の下流端に設けら
れ、縦どいを取付ける縦どい取付用の継ぎ板6Aと、水勾
配の非下流端位置に配される排水溝用の継ぎ板6Bとを含
む。
縦どい取付け用の継ぎ板6Aは、第1図、第3図に示す
ように、底板12Aの上面に、隆起部13Aを一体に設けてい
る。
底板12Aは、本実施例では、柱側の前記階上廊下梁4
A、4Aを跨がる縦長さL1の矩形の基板部47の両側に、縦
方向にのびる立上げ片49、49を設けた防錆鋼板の折曲げ
体からなる。
又隆起部13Aは、縦長さL2が、底板12Aの前記縦長さL1
よりも小かつ横巾を、前記立上げ片49、49の内寸法とし
たブロック体53に、ごみよけ用の目皿54と、その下方に
のびる縦どい取付筒55とを設けている。
前記ブロック体53は、上面に排水溝2形成用の凹部57
を形成することによりその両側に、縦方向にのびる立壁
部59、59を設けている。又縦方向両端には、前記凹部5
7、立壁部59を欠切した小巾の切欠部60、60を形成す
る。
又ブロック体53には、前記凹部57の中央に設ける孔部
に、前記縦どい取付筒55を嵌着している。縦どい取付筒
55は、前記底板12Aで載置される段部61を有する段付き
筒であり、又その上面には、前記目皿54を嵌入してい
る。なおブロック体53は、ゴムを基材とする材料を用い
て加硫金型によって、前記縦どい取付筒55をインサート
しつつ一体成形されるに際して、前記底板12Aに焼付け
一体化されるか、もしくは、ブロック体53を同様の材料
で加硫成型した後、継どい取付筒55をインサートしかつ
底板12Aに接着し一体化することによって製造される。
なおブロック体53を合成樹脂材料、好ましくは熱硬化性
樹脂、さらにはセメント等の無機材料等により成形した
うえ、底板12Aに接着剤、ビス等の固定具等を用いて接
合することもできる。
又隆起部13Aは、前記のごとく、縦長さL2が底板12Aの
縦長さL1よりも小であることにより、底板12Aの上面に
は、隆起部13Aの両側で、該上面が露出する露出部14、1
4が形成される。
なお前記排水溝用の継ぎ板6Bは、第1図、第4図に示
すように、底板12Bに、中実のブロック体62からなる隆
起部13Bを設けており、又隆起部13Bが、前記縦どい用の
継ぎ板6Aの隆起部13Aに比して、目皿54、縦どい取付け
筒55などを有しないほかは、縦どい用の継ぎ板6Aと同一
寸法に形成され、凹部57の両側に立壁部59、59を設けて
いる。
又前記排水溝パネル7は、第1、5図に示すように、
前記隆起部13A、13Bと略同一の横断面形状を有し、上面
に排水溝2形成用の凹部64を設けたブロック体65の両側
面に、縦方向にのびる連続した凹溝66、66を形成してい
る。
又この排水溝パネル7は、前記内の階上廊下梁4B、4B
上に架け渡したうえ、その端部を前記露出部14、14の立
上げ片49、49間に嵌着させて載置する。又排水溝パネル
7の端面を、隆起部13A、13Bの向き合う端面に近接させ
る。これにより、前記凹部57、64が連続することによっ
て、前記排水溝2を形成する前記排水部材9が構成され
る。なお前記隆起部13A、13B両側の切欠部60には、コー
キング剤(図示せず)を充填することによって、排水溝
パネル7との間を水密する。
又隆起部13A、13B、排水溝パネル7の各両側面には、
紐状をなしかつ水密用のバックアップ材69を取付ける。
さらに前記床パネル10は、軽量コンクリート等を用い
たパネル体であり、梁列5への架け渡しにより、前記排
水部材9と、家屋本体Aの壁面Wとの間を覆って配置さ
れる。
前記バックアップ材69は、排水部材9と受梁39との間
及び排水部材9と床パネル10との間を水密する。なお床
パネル10の前記壁面Wに向く面にもバックアップ材69を
取付ける。なおバックアップ材69上方で生じる隙間には
前記と同様にコーキング材を充填し水密する。
さらに前記継ぎ板6、排水溝パネル7の架け渡しに際
しては、継ぎ板6の底板12A、12Bの下面、排水溝パネル
7の下面に、適宜スペーサ70を介在させる。これによ
り、前記縦どい用の継ぎ板6Aを下流端とする水勾配を有
する排水溝2を容易に形成できる。なおスペーサ70は、
継ぎ板6、排水溝パネル7の横巾と略同長さしかも少な
くとも片面に、剥離紙の取り除きにより露出する接着面
を有する所定厚さの短冊片として形成することができ、
水勾配の上流側に向かって順次その積層枚数を増すこと
によって、所望の水勾配を付与できる。なお厚さの異な
るスペーサ70を準備しておくのもよい。
なお前記排水溝パネル7は、第6図に例示するごと
く、前記凹溝66に嵌入する爪片72を有し、かつ側面、下
面に沿う略コ字状の基枠73と、該基枠73の下面で垂下す
る取付片74とを有する支持金具75の前記取付片74を、前
記階上廊下梁4にボルト止めすることによって、該排水
溝パネル7を位置決めすることができる。
さらに縦どい用の継ぎ板6の前記縦どい取付筒55に
は、第2図に略示するように、通し柱37に沿う縦どい77
に曲がり管79を介して連なる接続筒80を取付ける。
なお本考案の開放階上廊下の構造は、継ぎ板6の底板
7に立上げ片49を設けることなく平板状とし、又底板12
をビス等を用いて階上廊下梁4にボルト止めするなど、
種々変形しうる。
〔考案の効果〕
このように本考案の開放階上廊下の構造は、家屋本体
の床面から突出する複数の階上廊下梁からなる梁列の屋
外側に、隆起部を有する継ぎ板と、排水溝パネルとを架
け渡すことにより、排水溝を形成でき、モルタル等を用
いる排水溝の施工作業をなくし、施工能率の向上と施工
期間が短縮される。
又継ぎ板は隣り合う階上廊下梁を跨がる底板に、前記
隆起部を一体に設けており、又排水溝パネルは前記階上
廊下梁を跨がり、前記底板両側の露出部に端部を載置で
きるため、建込み作業が能率化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部を示す斜視図、第2図
はその横方向断面図、第3図は縦どい用の継ぎ板を例示
する斜視図、第4図は排水溝用の継ぎ板を例示する斜視
図、第5図は排水溝パネルを例示する斜視図、第6図は
排水溝パネルを取付ける支持金具を例示する正面図、第
7図は開放階上廊下を有する家屋を例示する斜視図、第
8図は従来構造を例示する断面図である。 2……排水溝、3……床、4、4A、4B……階上廊下梁、
5……梁列、6、6A、6B……継ぎ板、7……排水溝パネ
ル、9……排水部材、10……床パネル、12A、12B……底
板、13A、13B……隆起部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋外に開放されかつ屋外縁に沿って縦方向
    にのびる排水溝を設けた床を具える開放階上廊下を家屋
    本体に形成する開放階上廊下の構造であって、前記家屋
    本体の壁面に該壁面と直角に横方向に突出する複数の階
    上廊下梁からなる梁列を形成するとともに、この梁列の
    屋外側に、隣り合う前記階上廊下梁を跨がり載置される
    底板の上面に前記排水溝形成用の凹部を縦方向に形成し
    た隆起部が一体に設けられかつ隆起部の縦長さを底板よ
    りも小とすることにより底板の上面が隆起部両側で露出
    する露出部を形成した継ぎ板と、前記隆起部と横巾が略
    同一かつ前記階上廊下梁を跨がりしかも端部を前記継ぎ
    板の前記露出部に載置させて架け渡すことにより前記隆
    起部の凹部に連なることにより縦方向の前記排水溝を形
    成する凹部を有する長尺の排水溝パネルとを含む排水部
    材を配置するとともに、家屋本体の前記壁面と、前記排
    水部材との間に、前記梁列により支持された床パネルを
    配置することを特徴とする開放階上廊下の構造。
JP12484190U 1990-11-26 1990-11-26 開放階上廊下の構造 Expired - Fee Related JP2524828Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12484190U JP2524828Y2 (ja) 1990-11-26 1990-11-26 開放階上廊下の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12484190U JP2524828Y2 (ja) 1990-11-26 1990-11-26 開放階上廊下の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0482101U JPH0482101U (ja) 1992-07-16
JP2524828Y2 true JP2524828Y2 (ja) 1997-02-05

Family

ID=31872471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12484190U Expired - Fee Related JP2524828Y2 (ja) 1990-11-26 1990-11-26 開放階上廊下の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2524828Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0482101U (ja) 1992-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6519904B1 (en) Method of forming concrete walls for buildings
KR100993538B1 (ko) 건축물의 내외장용 석재패널 시공구조
US7757445B2 (en) Precast concrete panels for basement walls
US5803669A (en) Thermal-insulated concrete forming system
US3678638A (en) Building construction of modular units with settable material therebetween
US6321496B1 (en) Insulated form assembly for a poured concrete wall
US3736709A (en) Building system
US7681362B1 (en) Vented panel connector
KR20010012388A (ko) 모듈라 샌드위치 패널과 주택건축방법
JP2524828Y2 (ja) 開放階上廊下の構造
CN110778154A (zh) 一种整体预制卫生间
KR200425116Y1 (ko) 조립식 컨테이너 교실
WO2011077386A1 (en) Construction system and methods therefor
JPS6136663Y2 (ja)
AU2010242547B2 (en) Facade system
AU2006262036B2 (en) Form for casting light weight composite concrete panels
US20050055926A1 (en) Modular construction system for use with poured concrete or light concrete
KR102149289B1 (ko) 시공 편의성이 개선된 방수단턱
JPH0717729Y2 (ja) 壁裏補強材
JPH0520803Y2 (ja)
GB2063954A (en) Lathing of a building framework
JPH0346097Y2 (ja)
JP2003119876A (ja) 屋外通路
JPH0622020Y2 (ja) 建物用パネル
JPH0648002Y2 (ja) バルコニの組立構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees