JP2524653B2 - 煙感知器 - Google Patents

煙感知器

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JP2524653B2
JP2524653B2 JP2197392A JP19739290A JP2524653B2 JP 2524653 B2 JP2524653 B2 JP 2524653B2 JP 2197392 A JP2197392 A JP 2197392A JP 19739290 A JP19739290 A JP 19739290A JP 2524653 B2 JP2524653 B2 JP 2524653B2
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smoke
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smoke monitoring
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JP2197392A
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和正 村上
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本発明は、煙粒子が導入される暗室である煙監視室内
に投光した光の煙粒子による散乱光を受光し、受光レベ
ルの変化に基づいて煙監視室の中での煙粒子の存否を判
定するようにした煙感知器に関するものである。
【従来の技術】
従来より煙感知器として、感知器本体に、煙粒子が導
入される暗室である煙監視室を設け、煙監視室内に投光
素子から投光するとともに、煙粒子による散乱光を受光
素子によって受光し、受光素子の出力レベルの変化に基
づいて煙監視室の中での煙粒子の存否を判定するように
したものが提供されている。この種の煙感知器では、煙
監視室に埃や小さな虫などが侵入すると、誤検知を生じ
ることがあるから、煙監視室への煙粒子の入口部分には
防虫網が設けられている。
【発明が解決しようとする課題】 上記構成の煙感知器では、防虫網に埃やクモの巣が堆
積すると、煙粒子が煙監視室に導入されにくくなるか
ら、失報の原因にもなる。 本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、
防虫網の汚れを検出することによって誤報や失報を防止
した煙感知器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために、煙粒子が導
入される暗室である煙監視室を備えた感知器本体と、煙
監視室内に投光する投光素子と、投光素子からの直接光
は受光せず煙粒子による散乱光を受光するように配置し
た受光素子と、煙監視室の周壁の一部を形成し煙監視室
への虫の侵入を防止するように配設された防虫網と、受
光素子の出力変化に基づいて煙粒子の存否を判定する感
知出力回路とを備え、投光素子は間欠的に発光し、感知
出力回路では投光素子の発光間隔よりも十分に長い時間
での受光素子の平均出力レベルを無煙状態における基準
レベルとし、基準レベルがあらかじめ規定された値を越
えると防虫網に目詰まりが生じていると判断するもので
ある。
【作用】
上記構成によれば、投光素子を間欠的に発光させて、
投光素子の発光間隔よりも十分に長い時間での受光素子
の平均出力レベルを無煙状態における基準レベルとし、
基準レベルがあらかじめ規定された値を越えると防虫網
に目詰まりが生じていると判断するのであって、迷光の
増加に伴う基準レベルの増加により防虫網の目詰まりを
検出することができるのである。その結果、基準レベル
に基づいて、煙粒子の判定レベルを調節したり、防虫網
の掃除を指示するなどの動作が可能になるのであって、
誤報や失報を防止することができるのである。また、投
光素子や受光素子のような光学的な要素が増加しないか
ら、簡単な構成であって容易に作成できるのである。
【実施例】
第1図および第2図に示すように、有底円筒状に形成
された感知器本体1の内部空間を、外光を遮光した暗室
である煙監視室2とし、感知器本体1の開口している一
方の底面を防虫網3で覆っている。すなわち、煙監視室
2は感知器本体1の内周面と防虫網3とにより囲まれた
空間となっているのである。煙監視室2には、発光ダイ
オードよりなる投光素子4と、フォトダイオードよりな
る受光素子5とが内部に臨んで配設されている。受光素
子5は、投光素子4からの直接光が入射しない位置に配
設されている。防虫網3を通して煙監視室2に煙粒子6
が導入されると、第1図に示すように、投光素子4より
煙監視室2に投光された光(実線で示す)が煙粒子6に
よって散乱され、この散乱光(破線で示す)が受光素子
5に入射されるのである。その結果、煙粒子6が存在し
ない場合よりも受光素子5の出力レベルが増加するか
ら、受光素子5の出力レベルの変化を感知出力回路7で
検出することによって煙粒子6の存否を判定することが
できるのである。感知出力回路7は、増幅回路8と判定
回路9とを備え、増幅回路8では受光素子5の出力を増
幅し、判定回路9において煙粒子6の存否などを判定す
るのである。 ところで、投光素子4は、一定周期で間欠的に点滅す
るように駆動されており、連続点灯の場合に比較して電
力消費が少なくしてあるともに、受光素子5の出力が所
定レベル以上になる状態が複数回繰り返されたときに発
報して誤報の発生を防止する構成などに対応できるよう
にしてある。 一方、受光素子5の出力は、投光素子4の発光間隔よ
りも十分に長い期間の平均値(移動平均)が求められ、
判定回路9において煙監視室2が無煙状態であるときの
基準レベルとして用いられる。すなわち、煙監視室2に
煙粒子6が存在しないときにも、感知器本体1の内周面
や防虫網3などでの反射による迷光が受光素子5に入射
されており、受光素子5からは若干の出力が得られてい
るから、このときの受光素子5の平均出力レベルを求め
ることによって、無煙状態での基準レベルとすることが
できるのである。この基準レベルは、防虫網3に埃やク
モの巣が堆積したり、煙監視室2の内周面が汚れたりす
れば、散乱光の増加によって上昇し、投光素子4や受光
素子5が汚れたり劣化したりすると、受光素子5での受
光光量の減少によって下降することになる。 そこで、判定回路9では、第3図に示すように、基準
レベルが所定範囲内であるときには、防虫網3の汚れや
投光素子4および受光素子5の性能などの正常範囲であ
るとして通常の動作を行うようにする。一方、基準レベ
ルが上記所定範囲を上に越えたときには、防虫網3の汚
れや煙監視室2の内周面の汚れが正常な動作に支承をき
たす程度になっているものと判断して、汚れ報知信号を
出力するのである。ここに、基準レベルが上記所定範囲
を下に越えたときには、投光素子4や受光素子5に汚れ
や劣化が生じているものとして、劣化報知信号を出力す
るようにしてもよい。 また、上記所定範囲内であっても基準レベルは変動す
るから、基準レベルの変動に合わせて煙粒子6の存否の
判定レベルを変動させるようにしてもよい。
【発明の効果】
本発明は上述のように、投光素子を間欠的に発光させ
て、投光素子の発光間隔よりも十分に長い時間での受光
素子の平均出力レベルを無煙状態における基準レベルと
し、基準レベルがあらかじめ規定された値を越えると防
虫網に目詰まりが生じていると判断するのであって、迷
光の増加に伴う基準レベルの増加により防虫網の目詰ま
りを検出することができるという利点がある。その結
果、基準レベルに基づいて、煙粒子の判定レベルを調節
したり、防虫網の掃除を指示するなどの動作が可能にな
るのであって、誤報や失報を防止することができるとい
う効果を奏するのである。また、投光素子や受光素子の
ような光学的な要素が増加しないから、簡単な構成であ
って容易に作成できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す概略構成図、第2図は同
上の外観斜視図、第3図は同上の動作説明図である。 1……感知器本体、2……煙監視室、3……防虫網、4
……投光素子、5……受光素子、6……煙粒子、7……
感知出力回路、8……増幅回路、9……判定回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】煙粒子が導入される暗室である煙監視室を
    備えた感知器本体と、煙監視室内に投光する投光素子
    と、投光素子からの直接光は受光せず煙粒子による散乱
    光を受光するように配置した受光素子と、煙監視室の周
    壁の一部を形成し煙監視室への虫の侵入を防止するよう
    に配設された防虫網と、受光素子の出力変化に基づいて
    煙粒子の存否を判定する感知出力回路とを備え、投光素
    子は間欠的に発光し、感知出力回路では投光素子の発光
    間隔よりも十分に長い時間での受光素子の平均出力レベ
    ルを無煙状態における基準レベルとし、基準レベルがあ
    らかじめ規定された値を越えると防虫網に目詰まりが生
    じていると判断することを特徴とする煙感知器。
JP2197392A 1990-07-25 1990-07-25 煙感知器 Expired - Lifetime JP2524653B2 (ja)

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JPH0488497A JPH0488497A (ja) 1992-03-23
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