JP2524087Y2 - チップ部品の選別装置 - Google Patents
チップ部品の選別装置Info
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- JP2524087Y2 JP2524087Y2 JP218791U JP218791U JP2524087Y2 JP 2524087 Y2 JP2524087 Y2 JP 2524087Y2 JP 218791 U JP218791 U JP 218791U JP 218791 U JP218791 U JP 218791U JP 2524087 Y2 JP2524087 Y2 JP 2524087Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、チップ部品の選別装置
に関し、さらに詳しくは、両端部に金属キャップを装着
したチップ部品の選別装置に関する。
に関し、さらに詳しくは、両端部に金属キャップを装着
したチップ部品の選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】チップ部品として、サージ吸収素子の製
造工程を説明する。サージ吸収素子は、1例として、直
径約1mm、長さ約3mmの円柱形ムライト素子を用
い、 ムライト素子表面にSnO2 、Ti等の導電性被膜
を付着する。 両端部に電極接続用ステンレスキャップを圧着す
る。
造工程を説明する。サージ吸収素子は、1例として、直
径約1mm、長さ約3mmの円柱形ムライト素子を用
い、 ムライト素子表面にSnO2 、Ti等の導電性被膜
を付着する。 両端部に電極接続用ステンレスキャップを圧着す
る。
【0003】 被膜部の中央表面にレーザによりスリ
ット部を形成する。 キャップに配線する。等の工程により製造される
が、上述の工程において図3のような不良品が発生す
る。これらの不良品を選別するために、従来図4に示す
円筒回転篩を回転させ、この篩にパーツフィーダから一
定速度で部品を供給する。篩は良品Aは落下しないよう
隙間寸法が設定されており、素子のみなど直径方向の寸
法不足の不良品Cやキャップのみの不良品Dは隙間から
脱落して取除かれる。また不良品Bは隙間にひっかか
り、篩の上端から落下し除去される。さらに、不良品E
は回転篩が回転中にキャップが外れて不良品B、Dのよ
うに分解し除去される。
ット部を形成する。 キャップに配線する。等の工程により製造される
が、上述の工程において図3のような不良品が発生す
る。これらの不良品を選別するために、従来図4に示す
円筒回転篩を回転させ、この篩にパーツフィーダから一
定速度で部品を供給する。篩は良品Aは落下しないよう
隙間寸法が設定されており、素子のみなど直径方向の寸
法不足の不良品Cやキャップのみの不良品Dは隙間から
脱落して取除かれる。また不良品Bは隙間にひっかか
り、篩の上端から落下し除去される。さらに、不良品E
は回転篩が回転中にキャップが外れて不良品B、Dのよ
うに分解し除去される。
【0004】しかし、この回転篩では図3の不良品F
(割れ品)は選別できなかった。不良品Fは回転式篩の
中で網目にひっかかったまま良品Aと一緒に流れ、良品
ピットに混入するからである。
(割れ品)は選別できなかった。不良品Fは回転式篩の
中で網目にひっかかったまま良品Aと一緒に流れ、良品
ピットに混入するからである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】不良品Fと良品Aが混
在して前述の製造工程のレーザスリット形成工程に供
給されると、その都度工程の操業停止を余儀なくさ
れ、生産性を著しく阻害されるので有人監視とし、人為
選別しなければならないという問題があった。或は、有
人監視でなくても、都度工程の停止の際は、警報によ
り作業員が対処する必要があった。
在して前述の製造工程のレーザスリット形成工程に供
給されると、その都度工程の操業停止を余儀なくさ
れ、生産性を著しく阻害されるので有人監視とし、人為
選別しなければならないという問題があった。或は、有
人監視でなくても、都度工程の停止の際は、警報によ
り作業員が対処する必要があった。
【0006】本考案はこの問題を解決するものであり、
工程の後に不良品Fを選別して工程に不良品Fが混
入しないように選別し、生産性の向上を図ることを可能
とするチップ部品の選別装置を提供することを課題とす
るものである。
工程の後に不良品Fを選別して工程に不良品Fが混
入しないように選別し、生産性の向上を図ることを可能
とするチップ部品の選別装置を提供することを課題とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案者らは不良品Fを
選別するために各種機械的選別手段について試行を重ね
た結果知見を得たものであり、本考案は、両端部に金属
キャップを装着した細長形状のチップ部品を該キャップ
を互いに当接させて直線状搬送路上を連続して長手方向
に搬送する該搬送路に設けたチップ部品の選別装置に適
用され、次の技術手段を採った。すなわち、異なるチッ
プ部品の一定距離離間する2個の金属キャップを同時に
検出する検出手段と、該検出手段で一方の金属キャップ
が検出不能のとき該検出区間内の不良部品の存在を検知
し該不良部品を排除する排除器を備えたことを特徴とす
るチップ部品の選別装置である。
選別するために各種機械的選別手段について試行を重ね
た結果知見を得たものであり、本考案は、両端部に金属
キャップを装着した細長形状のチップ部品を該キャップ
を互いに当接させて直線状搬送路上を連続して長手方向
に搬送する該搬送路に設けたチップ部品の選別装置に適
用され、次の技術手段を採った。すなわち、異なるチッ
プ部品の一定距離離間する2個の金属キャップを同時に
検出する検出手段と、該検出手段で一方の金属キャップ
が検出不能のとき該検出区間内の不良部品の存在を検知
し該不良部品を排除する排除器を備えたことを特徴とす
るチップ部品の選別装置である。
【0008】
【作用】本考案は、キャップを互いに当接させて直線状
搬送路上を連続して長手方向に搬送されるチップ部品の
良否を選別するものであるが、搬送路上一定距離離間し
た異なるチップ部品の2個のキャップを同時に2個の検
出器で検出させておく。2個の検出器が常時2個のキャ
ップを検出している場合は、検出区間内のチップ部品は
すべて良品が搬送されている。ところが、一方の検出器
がキャップを検出し、他の一方の検出器がキャップを検
出できないときは、検出区間内に不良品が混在している
のであるから、これを除去することにより不良品を選別
することができる。
搬送路上を連続して長手方向に搬送されるチップ部品の
良否を選別するものであるが、搬送路上一定距離離間し
た異なるチップ部品の2個のキャップを同時に2個の検
出器で検出させておく。2個の検出器が常時2個のキャ
ップを検出している場合は、検出区間内のチップ部品は
すべて良品が搬送されている。ところが、一方の検出器
がキャップを検出し、他の一方の検出器がキャップを検
出できないときは、検出区間内に不良品が混在している
のであるから、これを除去することにより不良品を選別
することができる。
【0009】
【実施例】上述の回転篩によって予備選別を行い、図3
の不良品B〜Eを選別した後、良品Aと不良品Fの混入
したチップ部品を図1のホッパに装入する。チップ部品
3はシュート4を介して本体5に供給され、振動を付与
されている本体5からチップ部品3は直線状のパーツフ
ィーダ6上を連続して長手方向に順次搬送される。
の不良品B〜Eを選別した後、良品Aと不良品Fの混入
したチップ部品を図1のホッパに装入する。チップ部品
3はシュート4を介して本体5に供給され、振動を付与
されている本体5からチップ部品3は直線状のパーツフ
ィーダ6上を連続して長手方向に順次搬送される。
【0010】本考案はパーツフィーダ6の上方に光電セ
ンサを2ケ(1,2)設け、チップ部品3のキャップ位
置を光の反射により検知してキャップ間の距離を検出す
るものであり、本実施例では、チップ部品3の2ケ分の
距離を測定できるようにセットした(図2)。図2
(a)に示すように、光電センサ1が先行キャップを検
知したとき、光電センサ2が後行キャップを検知すれ
ば、チップ部品3(A)は良品であるが、図2(b)に
示すように、光電センサ1が先行キャップを検知したと
き光電センサ2が後行キャップを検知できない時は、チ
ップ部品3(F)は不良品であるので、不良品Fの位置
をカウンターでカウントして(カウンターは図示してい
ない)フィーダ6の先端部の除去器7で不良品Fを振分
け、選別することができる。
ンサを2ケ(1,2)設け、チップ部品3のキャップ位
置を光の反射により検知してキャップ間の距離を検出す
るものであり、本実施例では、チップ部品3の2ケ分の
距離を測定できるようにセットした(図2)。図2
(a)に示すように、光電センサ1が先行キャップを検
知したとき、光電センサ2が後行キャップを検知すれ
ば、チップ部品3(A)は良品であるが、図2(b)に
示すように、光電センサ1が先行キャップを検知したと
き光電センサ2が後行キャップを検知できない時は、チ
ップ部品3(F)は不良品であるので、不良品Fの位置
をカウンターでカウントして(カウンターは図示してい
ない)フィーダ6の先端部の除去器7で不良品Fを振分
け、選別することができる。
【0011】チップ部品の或るロットについて回転篩で
予備選別を行った後、本選別装置を用いて無人による選
別を行い、選別後のチップ部品を次工程に供給し、レー
ザによるスリット形成を無人で実施した。その結果、2
50個/分の速度で100万個処理したところ不良品が
31個検出され、スリット形成工程の操業停止事故は皆
無であった。
予備選別を行った後、本選別装置を用いて無人による選
別を行い、選別後のチップ部品を次工程に供給し、レー
ザによるスリット形成を無人で実施した。その結果、2
50個/分の速度で100万個処理したところ不良品が
31個検出され、スリット形成工程の操業停止事故は皆
無であった。
【0012】本実施例では、光電センサを2ケ(1,
2)の計測距離は、チップ部品の2ケ分としたが、これ
に限定されるものではない。
2)の計測距離は、チップ部品の2ケ分としたが、これ
に限定されるものではない。
【0013】
【考案の効果】本考案は不良チップ部品、特に従来選別
が困難であった割れ品の確実な選別が可能となり、その
ため次工程の操業停止事故を皆無とすることができた。
本考案は省力化及び生産性の向上に優れた効果を奏す
る。
が困難であった割れ品の確実な選別が可能となり、その
ため次工程の操業停止事故を皆無とすることができた。
本考案は省力化及び生産性の向上に優れた効果を奏す
る。
【図1】本考案の一実施例の斜視説明図である。
【図2】本考案の作用説明図であり、(a)は良品の場
合、(b)は不良品の場合を示す。
合、(b)は不良品の場合を示す。
【図3】チップ部品の良品、不良品の形状説明図であ
る。
る。
【図4】従来の選別器の斜視説明図である。
1,2 光電センサ 3 チップ部品 4 シュート 5 本体 6 パーツフィーダ 7 除去器 A 良品 B,C,D,E,F 不良品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 富田 直行 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三菱マテリアル株式会社 セラミックス 工場内 (72)考案者 福島 佳代子 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三菱マテリアル株式会社 セラミックス 工場内 (72)考案者 荒船 智子 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三菱マテリアル株式会社 セラミックス 工場内 (72)考案者 大久保 直美 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三菱マテリアル株式会社 セラミックス 工場内 (56)参考文献 特開 昭53−116175(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 両端部に金属キャップを装着した細長形
状のチップ部品を該キャップを互いに当接させて直線状
搬送路上を連続して長手方向に搬送する該搬送路に設け
たチップ部品の選別装置において、異なるチップ部品の
一定距離離間する2個の金属キャップを同時に検出する
検出手段と、該検出手段で一方の金属キャップが検出不
能のとき該検出区間内の不良部品の存在を検知し該不良
部品を排除する排除器を備えたことを特徴とするチップ
部品の選別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP218791U JP2524087Y2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | チップ部品の選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP218791U JP2524087Y2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | チップ部品の選別装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0498476U JPH0498476U (ja) | 1992-08-26 |
JP2524087Y2 true JP2524087Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=31730132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP218791U Expired - Lifetime JP2524087Y2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | チップ部品の選別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524087Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5442933B2 (ja) * | 2007-02-08 | 2014-03-19 | 大王製紙株式会社 | ペーパーロールの搬送方法及びペーパーロールの検査設備 |
-
1991
- 1991-01-28 JP JP218791U patent/JP2524087Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0498476U (ja) | 1992-08-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960910 |