JP2523887Y2 - 受電切替不一致検知装置 - Google Patents

受電切替不一致検知装置

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JP2523887Y2
JP2523887Y2 JP5870887U JP5870887U JP2523887Y2 JP 2523887 Y2 JP2523887 Y2 JP 2523887Y2 JP 5870887 U JP5870887 U JP 5870887U JP 5870887 U JP5870887 U JP 5870887U JP 2523887 Y2 JP2523887 Y2 JP 2523887Y2
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文雄 橋本
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、架線により給電を行なう架線区間と、第3
軌条により給電を行なう第3軌条区間とを電動車輌が走
行する交通システムにおいて、一方の区間から他方の区
間へ、または、他方の区間から一方の区間へ車輌が進入
する際、これから進入する区間の給電状況に応じて切替
る受電状況と、これから進入する区間の給電状況との不
一致検知を行なう装置に関するものである。
〔従来の技術〕
架線区間と第3軌条区間とを電動車輌が走行する交通
システムは、路面電動バスと地下鉄道との兼用交通機関
等として考慮されているが、架線区間はパンタグラフ、
ボール等により受電し、第3軌条区間は集電子により受
電するものとなつているため、両区間の境界において受
電状況の切替を要するものとなつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、誤つてこれから進入する区間の給電状況に応
じた切替を行なわない場合、今までの区間から別途の給
電状況となつている区間へ進入すると、不測の電源断を
生じて各制御機器が不動作状態となり、危険となる問題
を生ずる。
〔問題点を解決するための手段〕
前述の問題を解決するため、本考案はつぎの手段によ
り構成するものとなつている。
すなわち、上述の交通システムにおいて、架線区間と
第3軌条区間との境界近傍に地上子を設けると共に、こ
の地上子の存在を検出する受信器と、各区間に応じて受
電状況を切替るスイツチと、受信器が検出々力を生じた
ときスイツチの切替状況および車輌の進行方向に応じこ
れから進入する区間の給電状況と受電切替状況との不一
致を検出する不一致検出回路とを車輌上に設けたもので
ある。
〔作用〕
したがつて、両区間の境界へ車輌が接近したとき、ス
イツチの切替状況がこれから進入する区間の給電状況と
不一致であれば、これが直ちに検知され、この検知出力
により車輌の強制停止、運転士への警報々知等が自在と
なる。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図によつて本考案の詳細を説明す
る。
第1図は全体の構成図であり、この例では2輌連結の
車輌11,12中、車輌11が電動車、12が制御車となつてお
り、車輌11には、パンタグラフ2および集電子3を備
え、パンタグラフ2により架線4からの給電を受電し、
集電子3によつては第3軌条5からの給電を受電するも
のとなつている。
また、車輌11,12の各端部下方には、ATS(Automatic
Train Stop.)信号受信用のアンテナ61,62が設けてあ
り、車輌11,12の運転室等に搭載された車上装置(以
下、EQV)71,72中のATS受信器(以下、RXA)8がアン
テナ61,62を介するATS信号の受信を行ない、不一致検
出回路(以下、UAD)9を介して制御信号SBKを送出し、
強制停止制御を行なうものとなつている。
一方、架線4と第3軌条5とが重複して設けられた架
線区間Kと第3軌条区間Rとの境界には、これを示す地
上子10がアンテナ61,62と対向する部位に設けてあり、
アンテナ61,62が地上子10と対向したとき、RXA8がこれ
の存在を検出し、この検出々力をUAD9へ与えるものとな
つており、UAD9は、これから車輌11,12が進入する区間
が両区間K、R中のいずれであるかに応じて受電状況を
切替るスイツチSWの切替状況、および、車輌11,12の進
行方向に応じ、UAD9からの検出々力が生じたときに、こ
れから進入する区間の給電状況と受電切替状況とが一致
するか否かを判断し、不一致であれば、これを検出して
警報信号SALおよび制御信号SBKを送出するものとなつて
いる。
なお、EQV71と72とは同一の構成であり、車輌11,12
が図上左方へ進行する場合はEQV71が用いられ、図上右
方へ進行する場合はEQV72が用いられる。
また、スイッチSWにより、受電経路をパンタグラフ2
からとするか、集電子3からとするかの選択が行なわれ
る。
このほか、RXA8としては変周式のものが用いられ、地
上子10には特定周波数の共振周波数を有する並列共振回
路が収容されており、アンテナ61,62と地上子10との対
向により、RXA8中の発振部による発振周波数が特定周波
数へ変換するため、これの周波数選別により地上子10の
存在を検出し、別途の共振周波数を有する他の地上子に
よつては、同様の発振周波数変移に応じ、ATS信号の受
信を行なうものとなつている。
第2図は、RXA8およびUAD9の構成を示す回路図であ
り、RXA8の発振部(以下、OSC)81は、アンテナ6の結
合コイルを介して独自に定まる周波数の発振を行なつて
いるが、ATS用の地上子とアンテナ6との対向により両
者が電磁的に結合すると、OSC81は発振周波数をATS用の
周波数fsへ変移するため、これが周波数選別回路(以
下、FSD)82により選別されたうえ、FSD82中において増
幅および検波がなされ、リレーMR1を駆動し、これによ
つてATS信号の受信出力を生ずる。
また、アンテナ6が第1図の地上子10と対向すれば、
これに応じてOSC81の発振周波数が検出用の周波数fd
変換し、これに応じてFSD83が前述と同様にリレーMR2を
駆動するものとなり、地上子10の検出々力を生ずる。
一方、受電状況切替スイツチの補助接点等を用いたス
イツチSWの出力は、リレーKRおよび3RDへ与えられてお
り、スイツチSWを架線4からの受電に応じて接点Kへ切
替てあれば、リレーKRが動作し、スイツチSWを第3軌条
5からの受電に応じて接点Rへ切替てあれば、リレー3R
Dが動作するものとなつている。
以上に対し、リレーAL1,AL2、押ボタンスイツチPB1、
PB2、および、各接点により構成した検出回路が2組設
けてあり、これらの設置される部位が第1図のEQV71,7
2のいずれに相当するかに応じ、いずれかの組が選択し
て用いられる。
すなわち、車輌11のEQV71に相当する場合は、車輌
11,12の進行方向が第3軌条区間Rから架線区間Kへの
方向であり、リレーAL2を含む組が用いられ、車輌12のE
QV72に相当する場合は、車輌11,12の進行方向が架線区
間Kから第3軌条区間Rへの方向であり、リレーAL1を
含む組が用いられる。
したがつて、車輌11,12が架線区間Kから第3軌条区
間Rへ進行する場合は、EQV72が動作していると共にリ
レーAL1の組へ電源Bが印加されており、両区間K、R
の境界近傍へ至つたときにスイツチSWを接点Rへ切替れ
ば、リレー3RDが動作し、動作接点3RD1,3RD2を閉成す
るが、リレーKRは復旧状態であり、動作接点KR1、KR2
開放状態となつている。
ついで、車輌12の前部が地上子10の直上を通過する
際、アンテナ62と地上子10とが対向すると、これに応じ
てリレーMR2が動作し、動作接点MR21〜MR24を閉成す
る。
しかし、この場合は、これから進入する第3軌条区間
Rの給電状況とスイツチSWの受電切替状況とが一致して
おり、接点KR1、KR2が開放しているため、制動信号SBK1
の送出が行なわれないと共に、リレーAL1は動作せず、
これの動作接点AL11,AL12が開放状態であり、警報信号
SAL1の送出も行なわれない。
これに対し、スイツチSWが接点Kへの切替状態のまゝ
であれば、リレーKRが動作し、接点KR1、KR2を閉成して
おり、これから進入する第3軌条区間Rの給電状況とス
イツチSWの受電切替状況とが不一致であり、リレーMR2
の動作に応じて接点MR21〜MR22が閉成するのにしたが
い、電源Bが制動信号SBK1として送出され、図上省略し
た運転制御装置により強制停止がなされると共に、リレ
ーAL1が動作し、リセツト用の押ボタンスイツチPB1およ
び接点AL11を介して自己保持を行ない、接点AL12の閉成
により電源Bを警報信号SAL1として送出し、図上省略し
たブザーの鳴動および表示灯の点灯等を行なう。
また、車輌11,12が第3軌条区間Rから架線区間Kへ
進行する場合は、EQV71が動作し、かつ、リレーAL2の組
へ電源Bが印加されており、両区間R、Kの境界近傍に
おいてスイツチSWを接点Kとしておけば、制動信号SBK2
および警報信号SAL2が送出されず、スイツチSWを誤つて
接点Rのまゝとしておけば、各信号SBK2、SAL2の送出が
なされ、強制停止および警報の報知が行なわれる。
なお、ATS信号の受信に応じリレーMR1が動作すれば、
動作接点MR11〜MR12が閉成し、スイツチSWの状況にかゝ
わらず強制停止が行なわれる。
したがつて、これから進入する区間の給電状況と受電
切替状況との不一致があれば、これが両区間の境界近傍
において自動的に検知され、強制停止等がなされるた
め、受電の切断により生ずる不測の事態を確実に阻止す
ることができる。
たゞし、RXA8として変周式を用い、これに応じた地上
子10を用いれば、FSD82およびリレーMR2の増設により既
設のATS受信器を流用できるため経済的であるが、地上
子10として他の情報伝達手段を用い、これに応じた構成
のRXA8を用いてもよく、UAD9をリレーのみならず他の論
理素子により構成しても同様であり、設置部位に応じ、
リレーAL1とAL2の各組中いずれか一方のみを設けてもよ
い等、種々の変形が自在である。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなとおり本考案によれば、こ
れから進入する区間の給電状況と受電切替状況との不一
致が自動的に検知され、受電の切断により生ずる危険を
確実に阻止できるため、架線給電区間と第3軌条給電区
間とを同一車輌が走行する各種の交通システムにおいて
多大な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は全体の構成図、第
2図はATS受信器および不一致検出回路の回路図であ
る。 11,12……車輌、2……パンタグラフ、3……集電子、
4……架線、5……第3軌条、61,62……アンテナ、8
……RXA(ATS受信器)、9……UAD(不一検検出回
路)、10……地上子、SW……スイツチ、K……架線区
間、R……第3軌条区間、MR1,MR2,KR,3RD、AL1、AL2…
…リレー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地上子(10)と、アンテナ(61,62)と、
    受信器(8)と、スイッチ(SW)と、不一致検出回路
    (9)とから構成され、 前記受信器および前記スイッチは架線により給電を行う
    架線区間と第3軌条により給電を行う第3軌条区間とを
    走行する車輌に設置されるものであり、 前記地上子は前記架線区間と前記第3軌条区間の重複部
    に設置されたものであり、 前記アンテナは前記車輌の下方端部に設置されるもので
    あり、 前記受信器は前記アンテナが前記地上子と対向したとき
    出力を生ずるものであり、 前記スイッチは車輌が前記架線区間と前記第3軌条区間
    の境界近傍に至ったときこれから進入する区間の受電状
    況に切り替えるものであり、 前記不一致検出回路は前記受信器が出力を生じたときに
    前記スイッチの受電切替状況および前記車輌の進行状況
    に応じてこれから進入する区間の給電状況と受電切替状
    況との不一致を検出するものである ことを特徴とする受電切替不一致検出装置。
JP5870887U 1987-04-20 1987-04-20 受電切替不一致検知装置 Expired - Lifetime JP2523887Y2 (ja)

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JPS63167301U JPS63167301U (ja) 1988-10-31
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007028890A (ja) * 2005-06-15 2007-02-01 Kazuhiro Kikuchi 鉄道車両における集電方法及び集電装置

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JP2007028890A (ja) * 2005-06-15 2007-02-01 Kazuhiro Kikuchi 鉄道車両における集電方法及び集電装置

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JPS63167301U (ja) 1988-10-31

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