JP2523116Y2 - 重量選別装置 - Google Patents

重量選別装置

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JP2523116Y2 JP1988041368U JP4136888U JP2523116Y2 JP 2523116 Y2 JP2523116 Y2 JP 2523116Y2 JP 1988041368 U JP1988041368 U JP 1988041368U JP 4136888 U JP4136888 U JP 4136888U JP 2523116 Y2 JP2523116 Y2 JP 2523116Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、桃、葡萄、蜜柑等の果実、海老等の海産物
等を重量選別する装置に関し、より詳しくは選別精度を
著しく向上した機械式重量選別装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の或る種の重量選別装置では、ロードセルを用い
て選別対象物の重量を電気的に検知し、選別している。
しかしながら、ロードセルを用いて電気的に選別する
装置では、高価であるとともに電気回路が温度変化によ
る影響を受け易くその調整が面倒であり、また、海産物
等に付着した水により誤作動するという問題がある。
一方、特公昭45-17013号公報や特公昭46-9748号公報
には、機械的な重量選別装置として、受け皿上に選別対
象物を載置保持する水平姿勢と、該選別対象物を落下放
出する放出傾斜姿勢との間を、揺動軸芯の回りに揺動自
在な上皿秤用テコ;該揺動軸芯を支持して前記上皿秤用
テコを選別用経路に沿って移動させる移動手段;前記選
別用経路の重量選別箇所に設けられ、前記テコの力点に
係合して該テコの揺動を規制するレール:テコを水平姿
勢に保持する第1位置と、前記放出傾斜姿勢よりも緩傾
斜の傾斜姿勢にテコを保持する第2位置との間を、選別
対象物の重量に応じてレールを移動させる釣合重量付与
装置からなる重量選別装置が提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した機械式重量選別装置によれば、ロードセルを
用いた電気式重量選別装置に比べて安価であるとともに
電気回路がなく温度変化や水による影響を受け難く、調
整も比較的容易である。
しかしながら、この機械式重量選別装置では選別精度
が充分に高められないという問題が生じた。
〔課題を解決するための手段〕
この問題を解決するため、本考案者は鋭意検討したと
ころ、上述した機械式重量選別装置にあっても、移動手
段を静止させた状態では所望の選別精度が得られるこ
と、また、実際の選別作業状態、すなわち移動手段によ
って上皿秤用テコを移動させているときには選別精度が
低下することを見出し、その対策を検討し本考案に想到
したものである。
本考案においては、受け皿上に選別対象物を載置保持
する水平姿勢と、該選別対象物を落下放出する放出傾斜
姿勢との間を、揺動軸芯の回りに揺動自在な上皿秤用テ
コ;該揺動軸芯を支持して前記上皿秤用テコを選別用経
路に沿って移動させるチェーンおよび該チェーンに取着
されたブラケットからなる移動手段;前記選別用経路の
重量選別箇所に設けられ、前記テコの力点に係合して該
テコの揺動を規制するレール;テコを水平姿勢に保持す
る第1位置と、前記放出傾斜姿勢よりも緩傾斜の傾斜姿
勢にテコを保持する第2位置との間を、選別対象物の重
量に応じてレールを移動させる釣合重量付与装置からな
り、前記ブラケットには前記上皿秤用テコが前記揺動軸
芯の回りに揺動自在に枢着されているとともに該ブラケ
ットの側面の前記チェーンから前記揺動軸芯側に変位し
た位置に周方向溝付きの案内ローラが回転可能に支承さ
れ、前記選別用経路に平行してガイドレールが設けら
れ、該ガイドレールの先端は前記揺動軸芯側から前記チ
ェーンに向けて垂下しており、前記案内ローラの周方向
溝に該ガイドレールの垂下した先端が係合していること
を特徴とする重量選別装置により、上記課題を達成す
る。
〔作用〕
本考案においては、移動手段は選別用経路に沿って敷
設されたチェーンおよびチェーンに取着されたブラケッ
トで構成しており構造が簡単である。ブラケットには揺
動軸芯の回りに揺動自在に上皿秤用テコを枢着してお
り、ブラケットの側面に周方向溝付きの案内ローラを回
転可能に支承し、この案内ローラの周方向溝には選別用
経路に平行して設けられ揺動軸芯側から垂下したガイド
レールの先端が係合しており、チェーン、周方向溝付き
案内ローラおよび案内ローラの周方向溝に係合するガイ
ドレールの先端によりチェーンの移動方向に交差する方
向のブラケットの姿勢が固定され、そのため揺動軸芯位
置が一定し、テコの揺動軸芯と選別重量付与装置による
重量付与用力点との距離が一定となる結果、テコの測定
精度が飛躍的に向上する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を示す。図示した実施例は、果
実、海産物等を重量選別する装置である。
第6図において、アタッチメント付きチェーン2Aをエ
ンドレス状に連結し、第6図の左右両端位置に回転可能
に支承した一対の水平スプロケット(図示せず)に噛合
させて長円形状の移動手段2を構成している。移動手段
2中の互いに平行して対向位置する2つの水平な直線状
部分(第6図)は選別用経路Lを構成している。上記一
対の水平スプロケットの一方を駆動モータ(図示せず)
に連結して、駆動手段2を第6図の矢印方向に移動させ
るようにしている。
後述するように、複数の上皿天秤秤用テコ1(天秤)
が移動手段2に取付けられ、各テコ1には受け皿9が取
着されている。
移動手段2の直線部に沿って複数の重量選別箇所が設
けられている。なお、重量選別箇所の上流位置におい
て、人手によりまたは公知の機械的手段により選別対象
物Aが受け皿9上に供給される。
各重量選別箇所には、その入口側に移入案内用レール
5が、各重量選別箇所にはレール3が、また、その出口
側には移出案内用レール6および制動手段8が設けられ
ている。なお、隣接する一対の重量選別箇所の上流側の
重量選別箇所に設けられた移出案内用レール6が下流側
の移入案内用レール5に一体的に連続していてもよい。
更に、各重量選別箇所の内側には重量付与手段4が設け
られている。
各重量選別箇所の出口側に制動手段8に対応して、移
動手段2の外側位置には放出傾斜姿勢に揺動したテコ1
から選別対象物Aを受取るシュート22が設けられてい
る。
第1図および第2図に示すように、移動手段2のアタ
ッチメント付きチェーン2Aのアタッチメントに多数のブ
ラケット12が間隔を隔てて取着されている。
ブラケット12の上部に、第2図に示すように、テコ1
が揺動軸芯Rの回りに揺動可能に支承されている。すな
わち、テコ1は、第1図、第2図に示すように、チェー
ン2Aの移動方向に直交して延在している。
テコ1の先端にピン1cにより受け皿支持縦棒1aを枢着
し、受け皿支持縦棒1aの下端部とブラケット12とをレバ
ー1b、ピン1d、1eにより連結して平行クランク機構を構
成している。従って、テコ1が第2図に2点鎖線で示す
ように揺動軸芯Rの回りに回動した場合にも、受け皿支
持縦棒1aは垂直状態を維持する。
受け皿支持縦棒1aの上部から突出したボスに、選別対
象物Aを載置保持する受け皿9の底部から突出したボス
を枢着している。テコ1が第2図に2点鎖線で示すよう
に回動すると、受け皿9の後端部がブラケット12の上先
端部に当り、受け皿9は大きく傾斜し、その上の選別対
象物Aをシュート22に放出する。
ブラケット12に、放出傾斜姿勢に揺動したテコ1に当
接してテコ1を放出傾斜姿勢に保持するストッパーを姿
勢規制具7(第2図)として取付けている。
第2図に示すように、この実施例においては、ブラケ
ット12の後側面でチェーン2Aより揺動軸芯Rに近い位置
に周方向溝13a付きのローラ13が回転可能に支承されて
いる。一方、選別用経路Lに沿って断面コの字状のガイ
ドレール2Bを設けており、ガイドレール2Bの上側の先端
を下向きに折曲げ、折曲げた先端をローラ13の溝13aに
上方から係合させている。後で詳述するように、この構
造により、ブラケット12のチェーンの移動方向に交差す
る方向の姿勢が固定され、そのため揺動軸芯位置が一定
し、テコの揺動軸芯と選別重量付与装置による重量付与
用力点との距離が一定となる結果、テコの測定精度が飛
躍的に向上する。
特に、ガイトレール2Bをローラ13の溝13aに上方から
係合させると、ガイドレール2Bによりローラ13、従っ
て、ブラケット12の上下方向の変位を防止でき、一層好
ましい。
テコ1の他端部にはピン10aにより刃状部材10を枢着
し、スプリング10bにより刃状部材10を付勢しテコ1の
延長線上に位置させている。上記構成により、刃状部材
10はスプリング10bに抗してピン10aの回りに移動部材2
の移動方向と反対方向(刃状部材10の刃のない方向)に
回動可能である。
刃状部材10は、重量選別箇所の入口側では移入案内用
レール5に、重量選別箇所ではレール3に、また、出口
側では選別結果に応じて移出案内用レール6または制動
手段8に摺接する。レール3に摺接した状態で、重量付
与手段4により刃状部材10(力点a)に予め設定された
釣合重量が作用する。
受け皿9と刃状部材10との間のテコ1の上面には、長
手方向に延在するねじ軸11aとそれに螺合したナット11b
とからなる零点調整用の調子玉11が設けられている。
レール3は、選別用経路L途中の重量選別箇所に移動
してきたテコ1の力点a(刃状部材10)に係合し、釣合
重量付与装置4に設定された重量と選別対象物Aの重量
に応じてテコ1の揺動を規制し、次の2位置を取る。す
なわち、 受け皿9の載置重量が設定値未満のときには、第3図
に示す第1位置となり、受け皿9上に選別対象物Aを載
置保持するようテコ1を水平姿勢に保持する。
受け皿9の載置重量が設定値以上のときには、第4図
に示す第2位置となり、放出傾斜姿勢よりも緩傾斜の傾
斜姿勢にテコ1を保持する。
重量付与装置4は、第6図に示すように移動手段の内
側に固定設置されており、以下、第3図および第4図を
参照してその構造を説明する。
テコ15が軸芯X1周りに揺動自在に固定ブラケット23に
支承されている。図示した実施例ではテコ15を選別用経
路Lに沿わせて重量付与装置4の設定重量の設定や調整
操作が容易に行えるようにしているが、テコ15を選別経
路Lに交差させてもよい。
テコ15の右端部に垂直枠18が軸芯X2により枢着されて
いる。垂直枠18の下端部はリンク19、ピン19a、19bによ
り固定ブラケット23に連結され平行クランク機構が構成
されており、垂直枠18は常時垂直姿勢に保持されてい
る。
垂直枠18は上端部に分銅16の受け皿17を備え、中間部
にレール3が垂直枠18に直交して取着されている。重量
付与装置4は、分銅16を変更することにより、レール3
に付与する釣合重量を調整できるようになっている。
テコ15は軸芯X1の左方位置に、長手方向に延びるねじ
軸14aと、それに螺合装着したナット14bとからなる零点
調整用の調子玉14を備えている。
重量選別箇所では、そこに移入してきたテコ1の受け
皿9上に載置されている選別対象物Aの重量が重量付与
装置4の設定値未満のときは、レール3は第3図のよう
に下降したまま(第1位置)となり、テコ1は水平姿勢
を保つ。一方、選別対象物Aの重量が重量付与装置4の
設定値以上のときは、レール3が第4図のように上昇し
(第2位置)、テコ1を傾斜姿勢とする。従って、重量
付与装置4の設定値を閾値として選別対象物Aを重量選
別することができる。
レール3と重量付与装置4とを備えた重量選別箇所
は、選別用経路Lの途中に複数個形成されており、チェ
ーンの移動方向に見て上流側から下流側に向けて重量付
与装置4の設定重量を順次小さくしている。
移入案内用レール5は、第1図〜第4図に示すよう
に、各重量選別箇所の上流側に設置され、テコ1の力点
a(刃状部材10)に摺接してテコ1を受け皿9に載置重
量に抗して水平姿勢に維持し重量選別箇所に移入させる
ものである。
移出案内用レール6は、第1図〜第4図に示すよう
に、各重量選別箇所の下流側に設置され、選別対象物A
の重量が重量選別箇所の設定重量より小さく(第3図参
照)、重量選別箇所から水平姿勢で移出されたテコ1の
力点aに摺接してテコ1を受け皿9の載置重量に抗して
水平姿勢に維持するものである。
なお、移出案内用レール6の入口側先端(第3図、第
4図で左端)は面取りして、レール3が上下に僅かに移
動した場合にも刃状部材10が衝突し難いようにしてい
る。更に、前述のように刃状部材10をピン10aの回りに
回動可能として、移出案内用レール6に衝突した場合に
も破損しないようにしている。
第6図に示すように選別用経路Lの最上流側に位置す
る移入案内用レール5の始端には、第6図に示すように
カム20が一体的に連設されている。カム20は始端側が上
方に位置して、放出傾斜姿勢で選別用経路Lに移入して
きたテコ1の力点aに確実に摺接する。更に、カム20は
移動手段2の移動方向に移入案内用レール5と同高さま
で低下しており、移動手段2の移動に伴ってテコ1を水
平姿勢に揺動させる。
第3図、第4図に示すように、重量選別箇所の下流側
に制動手段8が固定設置されている。図示した実施例の
制動手段8は棒状のカムで構成しており、その始端はレ
ール3の第2位置と同レベルに位置し、終端は放出傾斜
姿勢にあるテコ1の力点a(第4図の一点鎖線)の移動
軌跡よりもやや低く位置させ、その間を滑らかに連結し
ている。
第2位置にあるレール3(第4図)から傾斜姿勢で移
出してくるテコ1の力点aを制動手段8に摺接させるこ
とにより、テコ1は徐々に放出傾斜姿勢へ揺動する。従
って、テコ1の受け皿9上に載置されていた選別対象物
Aに作用する衝撃力を弱くすることができる。なお、選
別対象物Aは制動手段8の終端直後の箇所で落下放出さ
れる。
また、選別用経路Lの最下流に位置する移出案内用レ
ール6の終端には、前述したカム20と逆形状のカム21を
設けており、水平姿勢で移動してきたテコ1の力点aを
摺接させて移動手段2の移動に伴いテコ1を徐々に放出
傾斜姿勢に揺動させるようになっている。
上記の構成とした本考案によれば、選別用経路Lの始
端部において、水平姿勢で移動するテコ1の受け皿9に
選別対象物Aを載置させる。選別対象物Aを載置された
テコ1は、選別用経路Lに沿って重量選別箇所を順に通
過する。選別対象物Aの重量が重量付与装置4の設定値
未満の重量選別箇所では、レール3は第1位置に留ま
り、テコ1は水平姿勢のままレール5、3、6を通過す
る。重量付与装置4の設定値が選別対象物Aの重量未満
の重量選別箇所にテコ1が到達すると、テコ1がレール
3を通過する際にその選別対象物Aの重量でレール3を
第2位置へ押し上げる。これにより、テコ1は傾斜姿勢
に揺動し、第2位置のレール3を通過後、テコ1はカム
(制動手段)8に摺接して移動し、カム8から外れた直
後に、放出傾斜姿勢に揺動して、選別対象物Aを落下放
出させる。テコ1が最後の重量選別箇所も水平姿勢で通
過した場合は、選別用経路L終端のカム21の直後の箇所
で放出傾斜姿勢に揺動して、選別対象物Aを落下放出さ
せる。その結果、選別対象物Aを、重量選別箇所の数プ
ラス1の重量区分に重量選別できる。すなわち、例え
ば、重量選別箇所が4つの場合、始端側から数えて1番
目、2番目、3番目、4番目の重量選別箇所の設定値を
それぞれ、第1設定値、第2設定値、第3設定値、第4
設定値とすると、第1設定値以上の重量のもの、第2設
定値以上第1設定値未満の重量のもの、第3設定値以上
第2設定値未満の重量のもの、第4設定値以上第3設定
値未満の重量のもの、第4設定値未満の重量のものの5
段階に選別対象物Aを重量選別できる。
上述した構成からなる重量選別装置において選別精度
を高めるためには、重量付与装置4により設定される設
定重量が十分に高精度に設定されており、且つこの設定
重量が選別作業中に変動しないこと、および上皿秤用テ
コ1が高精度で安定作動する必要がある。
本考案者の検討によれば、重量付与装置4は重量選別
装置上の固定位置に設置されているため、比較的高精度
で且つ選別作業中に変動しないようにすることができ
る。
一方、テコ1は第2図に示すように揺動軸芯Rの回り
に揺動するものである。従って、揺動軸芯Rと重量付与
装置4による重量が作用する力点aとの間の距離Kが一
定であれば、テコ1は所望の精度で受け皿9上の選別対
象物Aの選別が行える。特に、チェーン2Aを停止させて
いるときには所望の選別精度とできる。
しかるに揺動軸芯Rにブラケット12の上部にあり、こ
のブラケット12はチェーン2Aに取付けられている。そし
てチェーン2Aは第2図の紙面に直交して移動するもので
ある。チェーン2Aはガイドレール2Cに案内されている
が、チェーン2Aとガイドレール2Cとの間には、チェーン
2Aとガイドレール2Cに沿う長手方向の移動を許容するた
めの小間隙が不可欠であり、また、チェーンのピンリン
クとローラリンクとの間の公差もある。このため、チェ
ーン2Aが移動すると、それに取着されたブラケット12が
第2図の紙面上でチェーン2Aを中心として左右に揺動す
ることを機構的に避け得ない。
このようにブラケット12が揺動すると、揺動軸芯Rも
またチェーン2Aに対して左右に変位することになり、し
かも軸芯Rはチェーン2Aから距離があるためにチェーン
2Aの箇所における小さな揺動も揺動軸芯R部においては
大きく増幅される。従って、第2図に示す距離K(テコ
1の揺動軸芯Rと重量付与手段4により設定されテコ1
の刃状部材10に作用する釣合重量の力点aとの間の距
離)が変動することになる。この距離Kの変動により上
皿秤の秤量精度が変化し、所望の重量選別精度が得られ
なくなる。
しかるに、前述した如く本考案においては、ブラケッ
ト12の後側面、すなわち、チェーン2Aから揺動軸芯R側
に変位した位置に周方向溝付きのローラ13を回転可能に
支承し、選別用経路Lに沿ってガイドレール2Bを設け、
ガイドレール2Bの先端は揺動軸芯R側からチェーン2Aに
向けて垂下しており、ローラ13の溝13aにガイドレール2
Bの垂下した先端を係合させている。この構造により、
ローラ13とこのローラ13の周方向溝13aに係合するガイ
ドレール2Bによってブラケット12のチェーンの移動方向
に交差する方向の姿勢が固定され、そのためブラケット
12に設けられた揺動軸芯Rの位置が一定し、上述した距
離Kの変動がなくなり、加えて、ガイドレール2Bの先端
をローラ13の溝13aに上方から係合させており、ガイド
レール2Bによりローラ13、従って、ブラケット12の上下
方向の変位を防止でき、その結果、テコの測定精度が飛
躍的に向上する。
〔別実施例〕
以下、本考案の別の実施例を示す。
[1] 上記実施例では、制動手段8としてカムを示し
たが、制動手段8としてはスプリング、ダンパー、ブレ
ーキ等であってもよい。
[2] 上記実施例では、テコ1として、上皿天秤秤用
のものを示したが、上皿竿秤用のものであってもよい。
[3] 上記実施例では、姿勢規制具7として、ブラケ
ット12に付設したストッパを示したが、放出傾斜姿勢に
揺動したテコ1に摺接するレール状のものを選別用経路
Lに沿って設置して姿勢規制具7としてもよい。
[4] 上記実施例では、テコ1が、上方から釣合重量
を受ける力点aを有していたが、テコ1は、側方や下方
から釣合重量を受ける力点aを有してもよい。
〔考案の効果〕
本考案の重量選別装置では移動手段を選別用経路に沿
って敷設されたチェーンおよびチェーンに取着されたブ
ラケットで構成し、ブラケットには揺動軸芯の回りに揺
動自在に上皿秤用テコを枢着しており、構造が簡単であ
る。
本考案によればブラケットの側面に周方向溝付き案内
ローラを回転可能に支承し、この案内ローラの周方向溝
に選別用経路に平行して設けられ揺動軸芯側から垂下し
たガイドレールの先端を係合させており、チェーンおよ
びガイドレールの先端によりチェーンの移動方向に交差
する方向のブラケットの姿勢が固定され、そのため揺動
軸芯位置が一定し、テコの揺動軸芯と選別重量付与装置
による重量付与用力点との距離が一定となる結果、テコ
の測定精度が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る重量選別装置の一実施例を示し、第
1図は第6図のI部(重量選別箇所)の拡大平面図、第
2図は一部断面とした第1図のII矢視図、第3図はレー
ルおよび重量付与装置の要部正面図で第1図のIII矢視
図、第4図は第3図に類似する正面図、第5図は第3図
のV−V線断面図、第6図は平面図である。 1……テコ、2……移動手段、2A……チェーン、2B……
ガイドレール、3……レール、4……重量付与装置、8
……制動手段、9……受け皿、12……ブラケット、13…
…案内ローラ、13a……周方向溝、a……力点、A……
選別対象物、L……選別用経路、R……揺動軸芯、K…
…揺動軸芯Rと力点aとの間の距離。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】受け皿(9)上に選別対象物(A)を載置
    保持する水平姿勢と、該選別対象物(A)を落下放出す
    る放出傾斜姿勢との間を、揺動軸芯(R)の回りに揺動
    自在な上皿秤用テコ(1);該揺動軸芯(R)を支持し
    て前記上皿秤用テコ(1)を選別用経路(L)に沿って
    移動させるチェーン(2A)および該チェーン(2A)に取
    着されたブラケット(12)からなる移動手段(2);前
    記選別用経路(L)の重量選別箇所に設けられ、前記テ
    コ(1)の力点(a)に係合して該テコ(1)の揺動を
    規制するレール(3);テコ(1)を水平姿勢に保持す
    る第1位置と、前記放出傾斜姿勢よりも緩傾斜の傾斜姿
    勢にテコ(1)を保持する第2位置との間を、選別対象
    物(A)の重量に応じてレール(3)を移動させる釣合
    重量付与装置(4)からなり、前記ブラケット(12)に
    は前記上皿秤用テコ(1)が前記揺動軸芯(R)の回り
    に揺動自在に枢着されているとともに該ブラケット(1
    2)の側面の前記チェーン(2A)から前記揺動軸芯
    (R)側に変位した位置に周方向溝(13a)付きの案内
    ローラ(13)が回転可能に支承され、前記選別用経路
    (L)に平行してガイドレール(2B)が設けられ、該ガ
    イドレール(2B)の先端は前記揺動軸芯(R)側から前
    記チェーン(2A)に向けて垂下しており、前記案内ロー
    ラ(13)の周方向溝(13a)に該ガイドレール(2B)の
    垂下した先端が係合していることを特徴とする重量選別
    装置。
JP1988041368U 1987-10-21 1988-03-29 重量選別装置 Expired - Lifetime JP2523116Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988041368U JP2523116Y2 (ja) 1987-10-21 1988-03-29 重量選別装置

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JP62-161634 1987-10-21
JP16163487 1987-10-21
JP1988041368U JP2523116Y2 (ja) 1987-10-21 1988-03-29 重量選別装置

Publications (2)

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JPS5838343B2 (ja) * 1981-05-07 1983-08-22 株式会社 落合鉄工場 ストレ−ジコンベヤ

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