JP2522328Y2 - 避雷器の電柱等への取付用絶縁樹脂製ブラケット - Google Patents

避雷器の電柱等への取付用絶縁樹脂製ブラケット

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JP2522328Y2
JP2522328Y2 JP9994891U JP9994891U JP2522328Y2 JP 2522328 Y2 JP2522328 Y2 JP 2522328Y2 JP 9994891 U JP9994891 U JP 9994891U JP 9994891 U JP9994891 U JP 9994891U JP 2522328 Y2 JP2522328 Y2 JP 2522328Y2
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純 安田
順一 木村
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、避雷器を電柱等へ取付
るのに使用される絶縁樹脂製ブラケットに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、避雷器を電柱等へ取付るには、例
えば、図3に示すような支持バンドBが使用されてい
る。この支持バンドBは金属製であって、一部に開口を
有する円形状のバンド部21と、開口両端部に形成した鍔
22と、ボルト穴23が形成された取付け部24とで構成され
ている。
【0003】上記支持バンドBによる避雷器Hの電柱D
への取付けは、図4に示すように、避雷器Hの碍管25に
形成された取付け部26をバンド部21に嵌め込み、鍔22に
取付けたボルト・ナット27を締め付け固定する一方、取
付け部24を、電柱Dの避雷器取付け金具28にボルト・ナ
ット等により取付けて行われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述したように、避雷
器Hを電柱Dへ取付るための支持バンドBは一般に金属
製であり、これまでは碍管25が磁器製であったことから
十分に機能したけれど、近年、絶縁樹脂製の碍管25が使
用されるようになり、この絶縁樹脂製の碍管25に上記金
属製の支持バンドBを用いると、絶縁樹脂製の碍管表面
が傷つき易く耐用性が劣る他、損傷しないように取付け
る工夫を要するため取付けに手間取り取付け作業性が悪
い。
【0005】本考案は、上記の問題点を改善するために
なされたものであって、その目的は、絶縁樹脂製の碍管
を備える避雷器の碍管表面を損なうことなく、しかも作
業性良く電柱等への取付けを行い得る、避雷器の電柱等
への取付用絶縁樹脂製ブラケットを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案に係わる避雷器の電柱等への取付用絶縁樹
脂製ブラケットは、次の如く構成されている。すなわ
ち、一端に避雷器の接地側電極を取付け、他端を金具を
介して電柱等に取付ける避雷器の電柱等への取付用絶縁
樹脂製ブラケットであって、接地側電極の取付け部と金
具の取付け部の間の胴体部に上下方向に貫通する穴が形
成されてなる避雷器の電柱等への取付用絶縁樹脂製ブラ
ケットである。
【0007】そして、この避雷器の電柱等への取付用絶
縁樹脂製ブラケットにおいて、胴体部に外方に突出する
少なくとも一つの鍔が形成されている場合には、この鍔
と、接地側電極への取付け部および金具への取付け部と
の間、さらに鍔が2以上設けられたものにあってはその
鍔間に、それぞれ上下方向に貫通する穴を形成するとよ
い。
【0008】
【作用】上記構成の絶縁樹脂製ブラケットは、直接避雷
器の接地側電極を取付ける構造であるから、避雷器を取
付ける際に絶縁樹脂製碍管の表面を傷めることが無い。
【0009】また、ブラケットの接地側電極の取付け部
と金具の取付け部の間の胴体部には上下方向に貫通する
穴が形成されているので、この貫通穴が有ることにより
表面に汚損物あるいは雨水等のたまりが出来ず表面漏れ
流を流れにくくできる。
【0010】因みに、電極間 130mm、厚さ30mmのエポキ
シ樹脂板を準備し、電極間に上下に貫通する穴を4個等
間隔に設け、これらに4kVの交番電圧を30分間印加
し、この時の漏れ電流を測定した結果、貫通穴を設けた
ものは最大値が12mAでその振れ幅は平均3mA程度で
あったのに対し、貫通穴の無いものは最大値が26mAで
その振れ幅は平均8mAにもなり、本発明に係わる貫通
穴を設けた樹脂板の方が、漏れ電流が大きく緩和され、
しかもその振れ幅も小さいものであった。
【0011】また、絶縁樹脂としては、特に限定するも
のではないが、耐候性に優れ電気的機械的性能を維持し
得る樹脂がよく、エポキシ樹脂またはポリエチレン樹脂
などの合成樹脂、あるいはこれらを繊維強化したもの
(FRP)であってもよい。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本考案に係わる絶縁樹脂製ブラケットの
説明図であって、aは断面正面図、bは下面図、cは右
側面図、dは左側面図である。
【0013】1は、避雷器Hの接地側電極への取付け部
であって、この取付け部1は、上面が平滑な円板状に形
成され、下面の内周縁部には補強リブ2が形成されてい
る。また中央部には接地側電極へ取付けるためのボルト
穴3が設けられている。
【0014】4は、電柱等の取付け金具への取付け部で
あって、この取付け部4は、上面が平滑な長方形板状に
形成され、下面の外側縁部を除く周縁部には補強リブ5
が形成されている。また中央部には取付け金具へ取付け
るためのボルト穴6が設けられている。
【0015】7は、胴体部であって、この胴体部7に
は、長手軸に対し直角に外方に突出する鍔8〜10が3個
所設けられるとともに、前記取付け部1と鍔8の間、鍔
8と鍔9の間、鍔9と鍔10の間には上下に貫通する穴11
〜13が形成されている。また穴11〜13の下方の両側には
補強リブ14が形成されている。
【0016】上記の絶縁樹脂製ブラケットを用いて避雷
器を電柱等の取付け金具へ取付ける要領は、図2に示す
ように、避雷器Hの接地側電極Sがボルト構成の場合
は、そのボルト部を取付け部1のボルト穴3に挿通しナ
ットN締めすることにより取付けられる。また図示省略
するが、接地側電極Sが板状の場合は、この板部と取付
け部1を重ね両者に設けられたボルト穴3にボルトを挿
通しナット締めすることにより取付けることができる。
このような取付け要領であるから、避雷器の碍管表面を
傷つけることが無く、また取付けも容易である。
【0017】なお、電柱等の取付け金具への取付け要領
も上記避雷器の取付け要領と同要領で行うことができ
る。
【0018】ところで、上記実施例では、絶縁樹脂製ブ
ラケットの長手方向断面形状が比較的複雑なものを例に
説明したが、本考案はこの例に限定されるものではな
く、横断面が角形または円形の絶縁樹脂棒状体に、取付
け部1,4および胴体部7を備えたものであってもよ
い。
【0019】
【考案の効果】上述したように、本考案に係わる絶縁樹
脂製ブラケットによれば、避雷器を電柱等に取付ける際
に避雷器の碍管表面が傷つけられることがなく耐用性が
向上するとともに作業性良く電柱等へ避雷器を取付ける
ことができる。またブラケットの接地側電極の取付け部
と金具の取付け部の間の胴体部は表面に汚損物あるいは
雨水等のたまりが出来にくい形状に形成されており、
れ電流を大きく緩和することができる。
【0020】また、絶縁樹脂製ブラケットの胴体部に上
下方向に貫通する穴が形成される分、高価な樹脂の節約
となりコストセービングが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる絶縁樹脂製ブラケットの説明図
であって、aは断面正面図、bは下面図、cは右側面
図、dは左側面図である。
【図2】本考案に係わる絶縁樹脂製ブラケットによる避
雷器の電柱への取付け状態を示す説明図である。
【図3】従来より使用されている避雷器を電柱に取付け
るための支持バンドの説明図である。
【図4】従来の支持バンドによる避雷器の電柱への取付
け状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1,4:取付け部 2,5,14:補強
リブ 3,6:ボルト穴 7:胴体部 8〜10:鍔 11〜13:貫通する
穴 H:避雷器 N:ナット
S:接地側電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高山 亨 大阪府大阪市旭区中宮3丁目15番25号 (56)参考文献 実開 昭63−199490(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に避雷器の接地側電極を取付け、他
    端を金具を介して電柱等に取付ける避雷器の電柱等への
    取付用絶縁樹脂製ブラケットであって、接地側電極の取
    付け部と金具の取付け部の間の胴体部に上下方向に貫通
    する穴が形成されてなることを特徴とする避雷器の電柱
    等への取付用絶縁樹脂製ブラケット。
  2. 【請求項2】 胴体部に、外方に突出する少なくとも一
    つの鍔が形成され、この鍔と、接地側電極への取付け部
    および金具への取付け部との間、さらに鍔が2以上設け
    られたものにあってはその鍔間に、それぞれ上下方向に
    貫通する穴が形成されてなる請求項1記載の避雷器の電
    柱等への取付用絶縁樹脂製ブラケット。
JP9994891U 1991-12-04 1991-12-04 避雷器の電柱等への取付用絶縁樹脂製ブラケット Expired - Fee Related JP2522328Y2 (ja)

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