JP2522017Y2 - 液体吐出具 - Google Patents
液体吐出具Info
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- JP2522017Y2 JP2522017Y2 JP1990404790U JP40479090U JP2522017Y2 JP 2522017 Y2 JP2522017 Y2 JP 2522017Y2 JP 1990404790 U JP1990404790 U JP 1990404790U JP 40479090 U JP40479090 U JP 40479090U JP 2522017 Y2 JP2522017 Y2 JP 2522017Y2
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- JP
- Japan
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- cylinder
- piston
- liquid
- valve
- wall
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- Expired - Lifetime
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- Coating Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】洗髪料、整髪料、ファンデーショ
ン、ネイルカラー、香水、防曇剤、ガラスクリーナー、
液体調味料、機械油などの液体を吐出する液体吐出具に
関する。
ン、ネイルカラー、香水、防曇剤、ガラスクリーナー、
液体調味料、機械油などの液体を吐出する液体吐出具に
関する。
【0002】
【従来の技術】第1の弁を液体収納室とシリンダーとの
境界となるように設け、また、ピストンに第2の弁を設
け、シリンダーに対してピストンを押し入れる向きに移
動させるときには第1の弁が閉じながら第2の弁が開く
ようにし、また、シリンダーに対してピストンを抜き出
す向きに移動させるときには第2の弁が閉じながら第1
の弁が開くようにし、このようなシリンダーとピストン
との相対的な摺動を繰り返すことによって、液体を所望
量づつ吐出口から吐出できるようにした液体吐出具があ
る。ここで、第1の弁も第2の弁も、液体が液体収容室
から吐出口へと流れる向きにのみ開くようになってい
る。
境界となるように設け、また、ピストンに第2の弁を設
け、シリンダーに対してピストンを押し入れる向きに移
動させるときには第1の弁が閉じながら第2の弁が開く
ようにし、また、シリンダーに対してピストンを抜き出
す向きに移動させるときには第2の弁が閉じながら第1
の弁が開くようにし、このようなシリンダーとピストン
との相対的な摺動を繰り返すことによって、液体を所望
量づつ吐出口から吐出できるようにした液体吐出具があ
る。ここで、第1の弁も第2の弁も、液体が液体収容室
から吐出口へと流れる向きにのみ開くようになってい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】第1の弁も第2の弁
も、液体が吐出口から液体収容室へと逆流することに対
しては、これを阻止する働きをする。しかし、液体が液
体収容室から吐出口へと流れ出すことに対しては、これ
を阻止しない。
も、液体が吐出口から液体収容室へと逆流することに対
しては、これを阻止する働きをする。しかし、液体が液
体収容室から吐出口へと流れ出すことに対しては、これ
を阻止しない。
【0004】そのため、所望しないにも拘らず、液体が
液体収容室から吐出口へと流れ出すようなことがある
と、不要な吐出漏れとなってしまう。
液体収容室から吐出口へと流れ出すようなことがある
と、不要な吐出漏れとなってしまう。
【0005】この不要な吐出漏れの発生に、シリンダー
とピストンとの相対的摺動が関与しない場合がある。即
ち、ピストンに押圧力を加えなくても不要な吐出漏れを
生じることがある。具体的一例としては、液体収容室と
して容積変化しないものを使用した場合、温度や気圧の
変化により液体収容室の内圧が上昇したときにこのよう
な不要な吐出漏れが生じるし、また、液体収容室として
液体の吐出につれて次第に容積を小さくする、例えば、
軟質の袋体などからなる場合であっても、落下などの衝
撃により液体収容室の内圧が高くなることもあり得るの
で、やはり生じ得る。
とピストンとの相対的摺動が関与しない場合がある。即
ち、ピストンに押圧力を加えなくても不要な吐出漏れを
生じることがある。具体的一例としては、液体収容室と
して容積変化しないものを使用した場合、温度や気圧の
変化により液体収容室の内圧が上昇したときにこのよう
な不要な吐出漏れが生じるし、また、液体収容室として
液体の吐出につれて次第に容積を小さくする、例えば、
軟質の袋体などからなる場合であっても、落下などの衝
撃により液体収容室の内圧が高くなることもあり得るの
で、やはり生じ得る。
【0006】そこで、本考案は、このようなシリンダー
とピストンとの相対的摺動の関与なく生じる不要な吐出
漏れを防止した液体吐出具を提供することを目的とす
る。
とピストンとの相対的摺動の関与なく生じる不要な吐出
漏れを防止した液体吐出具を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、液体収容室
と、シリンダーと、これら液体収容室とシリンダーとの
境界となる弁であってシリンダー内孔側へのみ開くこと
のできる弁と、シリンダーに対するピストンであってシ
リンダー内壁に対する当接部としてシリンダーに押し入
れる向きの摺動時には収縮してシリンダー内壁との間に
隙間を形成することのできる弁機能を発揮する弾性変形
性を有するものを有するピストンと、このピストンをシ
リンダーから抜き出す向きに付勢する弾撥部材と、吐出
口と、ピストンのシリンダー内壁に対する当接部の収縮
を伴ったシリンダーとピストンとの相対的摺動により送
出される液体を吐出口へ導出する液体通路とを有する液
体吐出具であって、シリンダーの内孔に段部を設け、ま
た、ピストンの外壁にこの段部と周状に当接する係止部
を設け、該係止部を内側が繰り抜かれた傘状の弾性片と
なし、また、前記シリンダーの段部を前記傘状の係止部
によって囲繞されるよう面接触する円錐形状部となし、
さらに、これら段部と係止部とによるシリンダーとピス
トンとの係止によって前記弾撥部材の付勢力に対するピ
ストンのシリンダーからの抜け防止をなしてなる液体吐
出具を要旨とする。
と、シリンダーと、これら液体収容室とシリンダーとの
境界となる弁であってシリンダー内孔側へのみ開くこと
のできる弁と、シリンダーに対するピストンであってシ
リンダー内壁に対する当接部としてシリンダーに押し入
れる向きの摺動時には収縮してシリンダー内壁との間に
隙間を形成することのできる弁機能を発揮する弾性変形
性を有するものを有するピストンと、このピストンをシ
リンダーから抜き出す向きに付勢する弾撥部材と、吐出
口と、ピストンのシリンダー内壁に対する当接部の収縮
を伴ったシリンダーとピストンとの相対的摺動により送
出される液体を吐出口へ導出する液体通路とを有する液
体吐出具であって、シリンダーの内孔に段部を設け、ま
た、ピストンの外壁にこの段部と周状に当接する係止部
を設け、該係止部を内側が繰り抜かれた傘状の弾性片と
なし、また、前記シリンダーの段部を前記傘状の係止部
によって囲繞されるよう面接触する円錐形状部となし、
さらに、これら段部と係止部とによるシリンダーとピス
トンとの係止によって前記弾撥部材の付勢力に対するピ
ストンのシリンダーからの抜け防止をなしてなる液体吐
出具を要旨とする。
【0008】
【作用】不要に吐出漏れを生じようとする液体の圧力に
より、シリンダーとピストンとの係止における段部と係
止部との周状当接力が大きくなり、シリンダーとピスト
ンとは密閉性を強くする。
より、シリンダーとピストンとの係止における段部と係
止部との周状当接力が大きくなり、シリンダーとピスト
ンとは密閉性を強くする。
【0009】
【実施例】添付図1〜図4に基づいて第1実施例の説明
をする。
をする。
【0010】容器本体1の上端開口部に口部材2が取り
付けられている。この口部材2に積層フィルムなどから
なる軟質の袋体3が固着されており、内部を液体収容室
4としている。また、口部材2の下側には異形横断面の
棒状体5が液体収容室4内を上下方向に延在するように
取り付けられている。更に、口部材2の上側に弁6が取
り付けられている。弁6は、図面上方にのみ開き得るも
のである。
付けられている。この口部材2に積層フィルムなどから
なる軟質の袋体3が固着されており、内部を液体収容室
4としている。また、口部材2の下側には異形横断面の
棒状体5が液体収容室4内を上下方向に延在するように
取り付けられている。更に、口部材2の上側に弁6が取
り付けられている。弁6は、図面上方にのみ開き得るも
のである。
【0011】弁6を内孔7aに位置させているのがシリ
ンダー7である。シリンダー7は口部材2に嵌合固定さ
れており、また、内孔7aには段部7bが形成されてい
る。尚、シリンダー7と口部材2との嵌合は液密性を有
している。
ンダー7である。シリンダー7は口部材2に嵌合固定さ
れており、また、内孔7aには段部7bが形成されてい
る。尚、シリンダー7と口部材2との嵌合は液密性を有
している。
【0012】図示の状態で、段部7bのところで係止し
ているのがピストン8である。シリンダー7の内壁に対
する当接部8aとして傘状のものを有している。当接部
8aはピストン8を図面下方に摺動させる場合には収縮
でき、ピストン8を図面上方に摺動させる場合にはシリ
ンダー7の内壁との間に液密性を保つ。弁機能を発揮す
る弾性変形性を有している訳で、ナイロン、ポリエチレ
ンなど弾力性に富む合成樹脂とか、スチレンブタジエン
ラバー、ニトリルゴム、シリコンゴムなどのゴムとかと
いった適宜材質のものを選択すればよい。勿論、ピスト
ン8を複数部品からなるものとして、必要部分のみに弾
性変形性を付与することもできる。また、当接部8a
の、傘で言えば内側に当たる図面上壁部が段部7bに対
する係止部8bとなっている。係止部8bは段部7bに
周状に当接する。即ち、シリンダー7とピストン8とは
段部7bと係止部8bとにより液密に係止している。
尚、本例のものにおける周状の当接はいわゆる面接触に
よるものとなっている。
ているのがピストン8である。シリンダー7の内壁に対
する当接部8aとして傘状のものを有している。当接部
8aはピストン8を図面下方に摺動させる場合には収縮
でき、ピストン8を図面上方に摺動させる場合にはシリ
ンダー7の内壁との間に液密性を保つ。弁機能を発揮す
る弾性変形性を有している訳で、ナイロン、ポリエチレ
ンなど弾力性に富む合成樹脂とか、スチレンブタジエン
ラバー、ニトリルゴム、シリコンゴムなどのゴムとかと
いった適宜材質のものを選択すればよい。勿論、ピスト
ン8を複数部品からなるものとして、必要部分のみに弾
性変形性を付与することもできる。また、当接部8a
の、傘で言えば内側に当たる図面上壁部が段部7bに対
する係止部8bとなっている。係止部8bは段部7bに
周状に当接する。即ち、シリンダー7とピストン8とは
段部7bと係止部8bとにより液密に係止している。
尚、本例のものにおける周状の当接はいわゆる面接触に
よるものとなっている。
【0013】この係止状態を満足させているのが、ピス
トン8を図面上方に付勢するコイルスプリングなどより
なる弾撥部材9である。弾撥部材9は、シリンダー7
と、ピストン8の上端部を固定するノズル体10との間
に配されている。段部7bと係止部8bとの周状当接に
よるシリンダー7とピストン8との液密係止は、この弾
撥部材9による付勢力に抗して、ピストン8のシリンダ
ー7からの抜け防止をしている。但し、弾撥部材9の付
勢力や液体によるピストン8をシリンダー7から抜き出
す向きの力が強いときにはピストン8の当接部8aを傷
めかねないので、共働的なあるいは補助的な抜け防止部
をノズル体10の図面下端部近傍においてノズル体10
と口部材2との間に設けてある。
トン8を図面上方に付勢するコイルスプリングなどより
なる弾撥部材9である。弾撥部材9は、シリンダー7
と、ピストン8の上端部を固定するノズル体10との間
に配されている。段部7bと係止部8bとの周状当接に
よるシリンダー7とピストン8との液密係止は、この弾
撥部材9による付勢力に抗して、ピストン8のシリンダ
ー7からの抜け防止をしている。但し、弾撥部材9の付
勢力や液体によるピストン8をシリンダー7から抜き出
す向きの力が強いときにはピストン8の当接部8aを傷
めかねないので、共働的なあるいは補助的な抜け防止部
をノズル体10の図面下端部近傍においてノズル体10
と口部材2との間に設けてある。
【0014】ノズル体10はピストン8の側壁開口する
中孔8cと連通する液体通路10aを有している。液体
通路の先端は吐出口10bとなっているが、本例のもの
は霧状に液体を吐出するものとしてあり、そのためのノ
ズル口部材11と中子12とを配してある。中子12
は、図4に示すように、側壁溝12aと鍔部12bと先
端溝12cとを有している。鍔部12bはピストン8の
当接部8aのような弁機能を発揮する弾性変形性を有し
ている。即ち、液体の圧力が加わらないときには、鍔部
12bがノズル口部材11の内壁に周状に当接してお
り、液体の圧力が加わると、鍔部12bが収縮して側壁
溝12aから先端溝12cに連通する液体通路を形成す
る。
中孔8cと連通する液体通路10aを有している。液体
通路の先端は吐出口10bとなっているが、本例のもの
は霧状に液体を吐出するものとしてあり、そのためのノ
ズル口部材11と中子12とを配してある。中子12
は、図4に示すように、側壁溝12aと鍔部12bと先
端溝12cとを有している。鍔部12bはピストン8の
当接部8aのような弁機能を発揮する弾性変形性を有し
ている。即ち、液体の圧力が加わらないときには、鍔部
12bがノズル口部材11の内壁に周状に当接してお
り、液体の圧力が加わると、鍔部12bが収縮して側壁
溝12aから先端溝12cに連通する液体通路を形成す
る。
【0015】この本例のものの使用に当たって、ノズル
体10を押圧すると、弾撥部材9の付勢力に抗してピス
トン8が下方に変位し、このとき、弁6は閉じたままで
あって、ピストン8のシリンダー7の内孔7aに対する
当接部8bが収縮し、それゆえ、シリンダー7の内孔7
a内の液体が相対的に当接部8aよりも上方に位置する
ものとなり、また、ノズル体10の押圧力を解除する
と、弾撥部材9の付勢力によりピストン8が戻り、この
とき、弁6は開き、一方、ピストン8の当接部8aはシ
リンダー7の内壁と液密性を有しており、それゆえ、液
体収容室4の液体は弁6を通じてシリンダー7の内孔7
aと入り、また、ピストン8の当接部8aより上方に位
置した液体はピストン8の移動とともに上昇する。こう
して液体が中子12の鍔部12bに対して圧力を加え、
鍔部12bが収縮し、吐出口10bに連通する通路が形
成され、これにより、ピストン8の中孔8cから送出さ
れた液体がノズル体10の液体通路10a、中子12の
側壁溝12a、同先端溝12cを通り、ノズル口部材1
1から霧状に吐出される。
体10を押圧すると、弾撥部材9の付勢力に抗してピス
トン8が下方に変位し、このとき、弁6は閉じたままで
あって、ピストン8のシリンダー7の内孔7aに対する
当接部8bが収縮し、それゆえ、シリンダー7の内孔7
a内の液体が相対的に当接部8aよりも上方に位置する
ものとなり、また、ノズル体10の押圧力を解除する
と、弾撥部材9の付勢力によりピストン8が戻り、この
とき、弁6は開き、一方、ピストン8の当接部8aはシ
リンダー7の内壁と液密性を有しており、それゆえ、液
体収容室4の液体は弁6を通じてシリンダー7の内孔7
aと入り、また、ピストン8の当接部8aより上方に位
置した液体はピストン8の移動とともに上昇する。こう
して液体が中子12の鍔部12bに対して圧力を加え、
鍔部12bが収縮し、吐出口10bに連通する通路が形
成され、これにより、ピストン8の中孔8cから送出さ
れた液体がノズル体10の液体通路10a、中子12の
側壁溝12a、同先端溝12cを通り、ノズル口部材1
1から霧状に吐出される。
【0016】以上の外にも要旨を逸脱しない範囲で種々
なせる。例えば、図示はしなかったが、キャップを有す
るものとすることができる。また例えば、霧状に吐出す
るものを例示したが、適宜粘度の液体を滴状とか塊状と
かといった状態で吐出するものとすることもできるし、
筆穂とか連通多孔質体などの塗布先を有する塗布具とす
ることもできる。更にまた例えば、ピストン8の中孔8
cを、シリンダーとピストンとの相対的摺動により送出
される液体を吐出口へ導出する液体通路の一部としたも
のを例示したが、この液体通路は適宜のものとしてよ
く、例えば、シリンダー7の段部7bより図面上方に内
孔7aと連通する横孔を設けておき、この横孔から送出
される液体を吐出口へ導出するようにすることなどもで
きる。ピストン8について前述したように、適宜部品は
適宜複数部品化してもよいし、反対に適宜複数部品を適
宜一体化してもよい。
なせる。例えば、図示はしなかったが、キャップを有す
るものとすることができる。また例えば、霧状に吐出す
るものを例示したが、適宜粘度の液体を滴状とか塊状と
かといった状態で吐出するものとすることもできるし、
筆穂とか連通多孔質体などの塗布先を有する塗布具とす
ることもできる。更にまた例えば、ピストン8の中孔8
cを、シリンダーとピストンとの相対的摺動により送出
される液体を吐出口へ導出する液体通路の一部としたも
のを例示したが、この液体通路は適宜のものとしてよ
く、例えば、シリンダー7の段部7bより図面上方に内
孔7aと連通する横孔を設けておき、この横孔から送出
される液体を吐出口へ導出するようにすることなどもで
きる。ピストン8について前述したように、適宜部品は
適宜複数部品化してもよいし、反対に適宜複数部品を適
宜一体化してもよい。
【0017】
【考案の効果】本考案の液体吐出具は、液体収容室と、
シリンダーと、これら液体収容室とシリンダーとの境界
となる弁であってシリンダー内孔側へのみ開くことので
きる弁と、シリンダーに対するピストンであってシリン
ダー内壁に対する当接部としてシリンダーに押し入れる
向きの摺動時には収縮してシリンダー内壁との間に隙間
を形成することのできる弁機能を発揮する弾性変形性を
有するものを有するピストンと、このピストンをシリン
ダーから抜き出す向きに付勢する弾撥部材と、吐出口
と、ピストンのシリンダー内壁に対する当接部の収縮を
伴ったシリンダーとピストンとの相対的摺動により送出
される液体を吐出口へ導出する液体通路とを有する液体
吐出具であって、シリンダーの内孔に段部を設け、ま
た、ピストンの外壁にこの段部と周状に当接する係止部
を設け、該係止部を内側が繰り抜かれた傘状の弾性片と
なし、また、前記シリンダーの段部を前記傘状の係止部
によって囲繞されるよう面接触する円錐形状部となし、
さらに、これら段部と係止部とによるシリンダーとピス
トンとの係止によって前記弾撥部材の付勢力に対するピ
ストンのシリンダーからの抜け防止をなしてなる液体吐
出具としたので、ピストンに押圧力を加えなくても生じ
る不要な吐出漏れを極力防止することができる。
シリンダーと、これら液体収容室とシリンダーとの境界
となる弁であってシリンダー内孔側へのみ開くことので
きる弁と、シリンダーに対するピストンであってシリン
ダー内壁に対する当接部としてシリンダーに押し入れる
向きの摺動時には収縮してシリンダー内壁との間に隙間
を形成することのできる弁機能を発揮する弾性変形性を
有するものを有するピストンと、このピストンをシリン
ダーから抜き出す向きに付勢する弾撥部材と、吐出口
と、ピストンのシリンダー内壁に対する当接部の収縮を
伴ったシリンダーとピストンとの相対的摺動により送出
される液体を吐出口へ導出する液体通路とを有する液体
吐出具であって、シリンダーの内孔に段部を設け、ま
た、ピストンの外壁にこの段部と周状に当接する係止部
を設け、該係止部を内側が繰り抜かれた傘状の弾性片と
なし、また、前記シリンダーの段部を前記傘状の係止部
によって囲繞されるよう面接触する円錐形状部となし、
さらに、これら段部と係止部とによるシリンダーとピス
トンとの係止によって前記弾撥部材の付勢力に対するピ
ストンのシリンダーからの抜け防止をなしてなる液体吐
出具としたので、ピストンに押圧力を加えなくても生じ
る不要な吐出漏れを極力防止することができる。
【図1】本考案の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の上部の拡大図である。
【図3】図2のA部の拡大図である。
【図4】第1実施例のものにおける中子の斜視図であ
る。
る。
1 容器本体 2 口部材 3 袋体 4 液体収容室 5 棒状体 6 弁 7 シリンダー 7a 内孔 7b 段部 8 ピストン 8a 当接部 8b 係止部 8c 中孔 9 弾撥部材 10 ノズル体 10a 液体通路 10b 吐出口 11 ノズル口体 12 中子 12a 側壁溝 12b 鍔部 12c 先端溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16N 3/08 F16N 3/08
Claims (1)
- 【請求項1】 液体収容室と、シリンダーと、これら液
体収容室とシリンダーとの境界となる弁であってシリン
ダー内孔側へのみ開くことのできる弁と、シリンダーに
対するピストンであってシリンダー内壁に対する当接部
としてシリンダーに押し入れる向きの摺動時には収縮し
てシリンダー内壁との間に隙間を形成することのできる
弁機能を発揮する弾性変形性を有するものを有するピス
トンと、このピストンをシリンダーから抜き出す向きに
付勢する弾撥部材と、吐出口と、ピストンのシリンダー
内壁に対する当接部の収縮を伴ったシリンダーとピスト
ンとの相対的摺動により送出される液体を吐出口へ導出
する液体通路とを有する液体吐出具であって、シリンダ
ーの内孔に段部を設け、また、ピストンの外壁にこの段
部と周状に当接する係止部を設け、該係止部を内側が繰
り抜かれた傘状の弾性片となし、また、前記シリンダー
の段部を前記傘状の係止部によって囲繞されるよう面接
触する円錐形状部となし、さらに、これら段部と係止部
とによるシリンダーとピストンとの係止によって前記弾
撥部材の付勢力に対するピストンのシリンダーからの抜
け防止をなしてなる液体吐出具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990404790U JP2522017Y2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 液体吐出具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990404790U JP2522017Y2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 液体吐出具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0491771U JPH0491771U (ja) | 1992-08-10 |
JP2522017Y2 true JP2522017Y2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=33524385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990404790U Expired - Lifetime JP2522017Y2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 液体吐出具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2522017Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3115077U (ja) * | 2005-07-25 | 2005-11-04 | 名古屋ロード・メンテナンス株式会社 | 道路標識装置 |
JP3115076U (ja) * | 2005-07-25 | 2005-11-04 | 隆博 田辺 | ペットボトル |
-
1990
- 1990-12-25 JP JP1990404790U patent/JP2522017Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0491771U (ja) | 1992-08-10 |
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