JP2521865B2 - 飲料製造用連続式ろ過装置 - Google Patents
飲料製造用連続式ろ過装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーヒー、ウーロン
茶、ジュースその他の飲料製造において使用する連続ろ
過装置に関する。
茶、ジュースその他の飲料製造において使用する連続ろ
過装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来のコーヒーなどの製造に使用されてい
るろ過機は、ろ過タンク内に設けられたろ布受枠内装着
したに、ネルろ布袋に被ろ過液を送入し、ろ過処理する
立て型ろ過機であるが、このろ過機では、ろ布の目詰ま
りが激しいので、頻繁に交換しなければならず、かつ一
度使用したろ布は水洗・脱水処理をするので手間を要
し、また被ろ過液が高温の場合には危険を伴う欠点を蔵
しているのである。
るろ過機は、ろ過タンク内に設けられたろ布受枠内装着
したに、ネルろ布袋に被ろ過液を送入し、ろ過処理する
立て型ろ過機であるが、このろ過機では、ろ布の目詰ま
りが激しいので、頻繁に交換しなければならず、かつ一
度使用したろ布は水洗・脱水処理をするので手間を要
し、また被ろ過液が高温の場合には危険を伴う欠点を蔵
しているのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、機械的な
外力を加えず、重力のみを利用し、かつ目詰まりさせる
ことなく連続ろ過処理でき、しかもろ布の洗浄や滅菌等
の場合、ろ布を容易に着脱できる飲料製造用連続式ろ過
装置について研究した結果、本発明を達成したのであ
る。
外力を加えず、重力のみを利用し、かつ目詰まりさせる
ことなく連続ろ過処理でき、しかもろ布の洗浄や滅菌等
の場合、ろ布を容易に着脱できる飲料製造用連続式ろ過
装置について研究した結果、本発明を達成したのであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、飲料製造用ろ
過装置でのベルトコンベアー式ろ過装置において、共通
架台に設けられた、上部に位置して、駆動装置で作動す
る原動滑車と中部に位置する従動滑車と下部に位置する
従動滑車とに、上面にろ布が着脱自在に設けられた、多
数の通口を有するネットコンベアーベルトが張架されて
おり、また上記共通架台に、上記中位の従動滑車から上
記上位の原動滑車に向かって仰角に傾斜している部分の
上記ネットコンベアーベルトの上方に、同形、同高の、
大型の外側枠状ホッパーと、該外側ホッパー内に位置し
た小型の内側枠状ホッパーとが共に、下端開口部を、上
記ネットコンベアーベルトのろ布面に近接して設けられ
ていると共に小型の内側枠状ホッパーの上端開口内に、
被ろ過液を供給する散水パイプが設けられており、また
上記共通架台には、上記の傾斜している部分のネットコ
ンベアーベルト下方に、下部にろ液排出口を備えたろ液
受槽が、その上端開口部を、上記の傾斜ベルトの下面に
接近して設けられていると共に、上位の原動滑車と下位
の従動滑車との間の部分の上記ネットコンベアーベルト
の裏面と、下位の従動滑車と中位の従動滑車との間の部
分の上記ネットコンベアーベルト上のろ布に、洗浄水供
給高圧ポンプからの洗浄水を噴射するノズルを備え、か
つ下位の従動滑車と中位の従動滑車との間の部分の上記
ネットコンベアーベルト上のろ布面に、ろ布の水切用プ
ロアー装置からのブロアーを吹き出す部材が、上記噴射
ノズルよりも上方で、中位の従動滑車よりに設けられて
おり、さらに上記共通架台には、下部に洗浄汚水排出口
を備え、かつ上位の原動滑車から下位の従動滑車を経て
中位の従動滑車に張架された部分のネットコンベアーベ
ルト、洗浄水ノズル、ブロアーノズルを包含して、洗浄
汚水、吹き飛ばされた汚水を回収する洗浄汚水回収トレ
イが、その上端開口が、上位の原動滑車と中位の従動滑
車を覆うようにして設けられて成ることを特徴とする飲
料製造用連続式ろ過装置である。
過装置でのベルトコンベアー式ろ過装置において、共通
架台に設けられた、上部に位置して、駆動装置で作動す
る原動滑車と中部に位置する従動滑車と下部に位置する
従動滑車とに、上面にろ布が着脱自在に設けられた、多
数の通口を有するネットコンベアーベルトが張架されて
おり、また上記共通架台に、上記中位の従動滑車から上
記上位の原動滑車に向かって仰角に傾斜している部分の
上記ネットコンベアーベルトの上方に、同形、同高の、
大型の外側枠状ホッパーと、該外側ホッパー内に位置し
た小型の内側枠状ホッパーとが共に、下端開口部を、上
記ネットコンベアーベルトのろ布面に近接して設けられ
ていると共に小型の内側枠状ホッパーの上端開口内に、
被ろ過液を供給する散水パイプが設けられており、また
上記共通架台には、上記の傾斜している部分のネットコ
ンベアーベルト下方に、下部にろ液排出口を備えたろ液
受槽が、その上端開口部を、上記の傾斜ベルトの下面に
接近して設けられていると共に、上位の原動滑車と下位
の従動滑車との間の部分の上記ネットコンベアーベルト
の裏面と、下位の従動滑車と中位の従動滑車との間の部
分の上記ネットコンベアーベルト上のろ布に、洗浄水供
給高圧ポンプからの洗浄水を噴射するノズルを備え、か
つ下位の従動滑車と中位の従動滑車との間の部分の上記
ネットコンベアーベルト上のろ布面に、ろ布の水切用プ
ロアー装置からのブロアーを吹き出す部材が、上記噴射
ノズルよりも上方で、中位の従動滑車よりに設けられて
おり、さらに上記共通架台には、下部に洗浄汚水排出口
を備え、かつ上位の原動滑車から下位の従動滑車を経て
中位の従動滑車に張架された部分のネットコンベアーベ
ルト、洗浄水ノズル、ブロアーノズルを包含して、洗浄
汚水、吹き飛ばされた汚水を回収する洗浄汚水回収トレ
イが、その上端開口が、上位の原動滑車と中位の従動滑
車を覆うようにして設けられて成ることを特徴とする飲
料製造用連続式ろ過装置である。
【0005】
【実施例】図1は従来のろ過機の縦断面図、図2以下
は、本発明を説明する概略図で、図2は本発明の縦断正
面図、図3は図1のAーA縦断面図、図4は本発明での
枠状ホッパーの後部位の拡大説明図、図5は内側の小型
の枠状ホッパーの内側後部の隅部の拡大説明図、図6は
本発明でのネットコンベアーベルトの上面の部分図、図
7は本発明でのネットコンベアーベルトへのろ過布取り
つけ部の説明図、図8は本発明でのろ過布の接合部の説
明図、を示す。
は、本発明を説明する概略図で、図2は本発明の縦断正
面図、図3は図1のAーA縦断面図、図4は本発明での
枠状ホッパーの後部位の拡大説明図、図5は内側の小型
の枠状ホッパーの内側後部の隅部の拡大説明図、図6は
本発明でのネットコンベアーベルトの上面の部分図、図
7は本発明でのネットコンベアーベルトへのろ過布取り
つけ部の説明図、図8は本発明でのろ過布の接合部の説
明図、を示す。
【0006】従来のろ過機を示す図1において、1はろ
過タンク、2はろ過タンク内に設けられたろ布受枠、3
はネルろ布、4はろ過液排出口、を示す。
過タンク、2はろ過タンク内に設けられたろ布受枠、3
はネルろ布、4はろ過液排出口、を示す。
【0007】本発明のろ過機を示す図2〜図3におい
て、10は共通架台28の支持部材29に、両端部が支
持された被ろ過処理液給水用パイプで、内側の枠状ホッ
パー12の上部開口部に給水する適数個の給水通孔が穿
設されてい散水パイプ、11は内側の枠状ホッパー12
から漏れた場合の被ろ過液をろ過するために、内側の枠
状ホッパー12の外郭に装着された外側の枠状ホッパー
で、共通架台28の支持部材30で、長手方向の両側縁
部で支持された外側の枠状ホッパー、12は外側の枠状
ホッパー11と相似の小型の内側の枠状ホッパーで、外
側の枠状ホッパー11の内部に位置して、外側の枠状ホ
ッパー11と同様に支持部材30で保持された内側の枠
状ホッパー、13は駆動装置の回転軸15で作動する上
位の原動滑車16と中位の従動滑車17と下位の従動滑
車18とに張架された、ステンレススチール製のネット
コンベアーベルトで、低く位置した中位の従動滑車17
から離れようとする退出側と、高く位置した上位の原動
滑車16に巻かれようとする進入側との間のベルトの傾
斜が約15度となるように張架された、多数の通水孔を
持つネットコンベアーベルト、14はネットコンベアー
ベルト13上面に着脱自在に設けられたネルろ布、19
は内外の枠状ホッパー11、12とろ布14とネットコ
ンベアーベルト13からのろ過液のろ液受槽、20はろ
液受槽19の下部に設けられたろ液排出口、21はろ布
14を洗浄する水を圧送する給水用高圧ポンプ、22と
23は給水用高圧ポンプ21からの洗浄水を、ろ布14
の内側面と外側面とに、それぞれ噴射するノズル部材、
24は洗浄汚水回収用トレイ、25は洗浄汚水排出口、
26はろ布14の水切り用ブロアー装置、27はブロア
ー吹出パイプ、28は上面にろ布14設けられているネ
ットコンベアーベルト13が張架された、上位の原動滑
車16と中位と下位との従動滑車17、18、及び内外
側の枠状ホッパー11、12、被ろ過液散水パイプ1
0、ろ過液受槽19、洗浄汚水回収トレイ24などが設
られた共通架台、29は下端が共通架台28に固定さ
れ、上端部で給水パイプ10の両端部を保持する一対の
支持部材、30は下端が共通架台28に固定され、上端
部で内外の枠状ホッパー11、12の長手方向の両側縁
を保持する一対の支持部材、を示す。
て、10は共通架台28の支持部材29に、両端部が支
持された被ろ過処理液給水用パイプで、内側の枠状ホッ
パー12の上部開口部に給水する適数個の給水通孔が穿
設されてい散水パイプ、11は内側の枠状ホッパー12
から漏れた場合の被ろ過液をろ過するために、内側の枠
状ホッパー12の外郭に装着された外側の枠状ホッパー
で、共通架台28の支持部材30で、長手方向の両側縁
部で支持された外側の枠状ホッパー、12は外側の枠状
ホッパー11と相似の小型の内側の枠状ホッパーで、外
側の枠状ホッパー11の内部に位置して、外側の枠状ホ
ッパー11と同様に支持部材30で保持された内側の枠
状ホッパー、13は駆動装置の回転軸15で作動する上
位の原動滑車16と中位の従動滑車17と下位の従動滑
車18とに張架された、ステンレススチール製のネット
コンベアーベルトで、低く位置した中位の従動滑車17
から離れようとする退出側と、高く位置した上位の原動
滑車16に巻かれようとする進入側との間のベルトの傾
斜が約15度となるように張架された、多数の通水孔を
持つネットコンベアーベルト、14はネットコンベアー
ベルト13上面に着脱自在に設けられたネルろ布、19
は内外の枠状ホッパー11、12とろ布14とネットコ
ンベアーベルト13からのろ過液のろ液受槽、20はろ
液受槽19の下部に設けられたろ液排出口、21はろ布
14を洗浄する水を圧送する給水用高圧ポンプ、22と
23は給水用高圧ポンプ21からの洗浄水を、ろ布14
の内側面と外側面とに、それぞれ噴射するノズル部材、
24は洗浄汚水回収用トレイ、25は洗浄汚水排出口、
26はろ布14の水切り用ブロアー装置、27はブロア
ー吹出パイプ、28は上面にろ布14設けられているネ
ットコンベアーベルト13が張架された、上位の原動滑
車16と中位と下位との従動滑車17、18、及び内外
側の枠状ホッパー11、12、被ろ過液散水パイプ1
0、ろ過液受槽19、洗浄汚水回収トレイ24などが設
られた共通架台、29は下端が共通架台28に固定さ
れ、上端部で給水パイプ10の両端部を保持する一対の
支持部材、30は下端が共通架台28に固定され、上端
部で内外の枠状ホッパー11、12の長手方向の両側縁
を保持する一対の支持部材、を示す。
【0008】本発明での、内側の枠状ホッパー12を説
明する図4〜図5において、31は内側の枠状ホッパー
12の短手方向の後側壁、32は内側の枠状ホッパー1
2の長手方向の両側壁、33は後側壁31の内側壁幅と
同程度の幅で、上端縁部が、後側壁31の内側面下方部
に固定された薄手のゴム板状(又はシート〕部材で、固
定部から後側壁31の下端縁下に延びた下方部が、ろ布
14の進行方向に湾曲し、その先端部分の下面がろ布1
4の上面に当接され、かつ両側縁が、両側壁32に当接
されて設けられた薄手のゴム板状部材、34は薄手のゴ
ム板状部材33よりも厚手で、大きさが同大の厚手のゴ
ム板状部材で,その上端縁部が、後側壁31に薄手のゴ
ム板状部材33の固定位置の上に、固定され、該固定部
から後側壁31の下端縁下に延びた下方部が、ろ布14
の進行方向に湾曲して薄手のゴム板状部材33上に重ね
られて設けられ、かつ両側縁が、両側壁32に当接され
て設けられた厚手のゴム板状部材、35は両側壁32の
内側壁幅と同程度の幅で、その上端縁部が、両側壁のそ
れぞれの内側面下方部に固定された、ゴム板状部材34
とほぼ同じ厚さの一対のゴム板状部材で、固定部から両
側壁32の下端縁下に延びた下方部が、ろ布14の両側
縁から互いに対向して湾曲し、その先端部分の下面がろ
布14の上面に当接され、かつ該先端部分の一側端部
が、薄手のゴム板状部材33と厚手のゴム板状部材34
との下方端部の一側端部の間に挟持されたゴム板状部
材、を示す。
明する図4〜図5において、31は内側の枠状ホッパー
12の短手方向の後側壁、32は内側の枠状ホッパー1
2の長手方向の両側壁、33は後側壁31の内側壁幅と
同程度の幅で、上端縁部が、後側壁31の内側面下方部
に固定された薄手のゴム板状(又はシート〕部材で、固
定部から後側壁31の下端縁下に延びた下方部が、ろ布
14の進行方向に湾曲し、その先端部分の下面がろ布1
4の上面に当接され、かつ両側縁が、両側壁32に当接
されて設けられた薄手のゴム板状部材、34は薄手のゴ
ム板状部材33よりも厚手で、大きさが同大の厚手のゴ
ム板状部材で,その上端縁部が、後側壁31に薄手のゴ
ム板状部材33の固定位置の上に、固定され、該固定部
から後側壁31の下端縁下に延びた下方部が、ろ布14
の進行方向に湾曲して薄手のゴム板状部材33上に重ね
られて設けられ、かつ両側縁が、両側壁32に当接され
て設けられた厚手のゴム板状部材、35は両側壁32の
内側壁幅と同程度の幅で、その上端縁部が、両側壁のそ
れぞれの内側面下方部に固定された、ゴム板状部材34
とほぼ同じ厚さの一対のゴム板状部材で、固定部から両
側壁32の下端縁下に延びた下方部が、ろ布14の両側
縁から互いに対向して湾曲し、その先端部分の下面がろ
布14の上面に当接され、かつ該先端部分の一側端部
が、薄手のゴム板状部材33と厚手のゴム板状部材34
との下方端部の一側端部の間に挟持されたゴム板状部
材、を示す。
【0009】本発明での、ネットコンベアーベルトとろ
布を説明する図6〜図8において、36は細幅の紐状の
耐蝕性材料 例えば細幅のリボン状ステンレス製材料
が、上面の姿が凹凸形状に成形されたネットコンベアー
ベルト形成用部材で、互いに凸部の頂部が凹部の開口部
に挿入され、該挿入部位に締結ピン部材37が挿通され
て、可動自在に締結され、多孔性のネットコンベアーベ
ルト13に形成されて、その上面にろ布14が設けられ
る多孔性ネットコンベアーベルト形成部材、38はネッ
トコンベアーベルト13の両側縁に、適宜間隔をおい
て、ろ布14の両側縁を着脱自在に係止するろ布張架用
部材で、一端にベルト係止用ホック39が設けられ、他
端にろ布係止用ホック40が設けられたろ布張架用ゴム
紐部材、39はろ布張架用部材38の一端部を、ネット
コンベアーベルト13の縁部に着脱自在に係止するベル
ト係止用ホック部材、40はゴム紐部材38の他端部
を、ろ布14の縁部に、着脱自在に係止するろ布係止用
ホック部材、41はネットコンベアーベルト13の長さ
に適合するように、ろ布を繋ぎ合わせるファスナー、4
2はファスナー41部位を覆うろ布、を示す。
布を説明する図6〜図8において、36は細幅の紐状の
耐蝕性材料 例えば細幅のリボン状ステンレス製材料
が、上面の姿が凹凸形状に成形されたネットコンベアー
ベルト形成用部材で、互いに凸部の頂部が凹部の開口部
に挿入され、該挿入部位に締結ピン部材37が挿通され
て、可動自在に締結され、多孔性のネットコンベアーベ
ルト13に形成されて、その上面にろ布14が設けられ
る多孔性ネットコンベアーベルト形成部材、38はネッ
トコンベアーベルト13の両側縁に、適宜間隔をおい
て、ろ布14の両側縁を着脱自在に係止するろ布張架用
部材で、一端にベルト係止用ホック39が設けられ、他
端にろ布係止用ホック40が設けられたろ布張架用ゴム
紐部材、39はろ布張架用部材38の一端部を、ネット
コンベアーベルト13の縁部に着脱自在に係止するベル
ト係止用ホック部材、40はゴム紐部材38の他端部
を、ろ布14の縁部に、着脱自在に係止するろ布係止用
ホック部材、41はネットコンベアーベルト13の長さ
に適合するように、ろ布を繋ぎ合わせるファスナー、4
2はファスナー41部位を覆うろ布、を示す。
【0010】被ろ過液として、コーヒー抽出液を使用し
て、本発明の機能を記載すると、上位の原動滑車を作動
させて、抽出液を散水パイプから、ベルト進行方向に仰
角に約15°に傾斜して連続走行している、ろ布を有す
るるネットコンベアーベルト上の内側枠状ホッパーに均
等に連続供給された抽出液は、該内側ホッパーに滞留
し、かつろ過されて、また内側ホッパーから漏れた抽出
は外側ホッパーでろ過されて、ろ過液受槽に導入され、
次工程に送られる。
て、本発明の機能を記載すると、上位の原動滑車を作動
させて、抽出液を散水パイプから、ベルト進行方向に仰
角に約15°に傾斜して連続走行している、ろ布を有す
るるネットコンベアーベルト上の内側枠状ホッパーに均
等に連続供給された抽出液は、該内側ホッパーに滞留
し、かつろ過されて、また内側ホッパーから漏れた抽出
は外側ホッパーでろ過されて、ろ過液受槽に導入され、
次工程に送られる。
【0011】連続走行しているベルトは、ろ過処理後に
原動滑車から下位の従動滑車を経て中位の従動滑車へ到
る間に、その表裏面が、噴射ノズルから噴射される洗浄
水で洗浄され、かつ中位の従動滑車の手前の吹出パイプ
から噴射される空気で水切りされるので、ベルトは、一
周される間に、抽出液をろ過処理し、該処理後に洗浄さ
れ、水切りされ、目詰まりのない状態にされて、再びろ
過処理に移ので、連続的に良好にろ過処理することがで
き、かつ洗浄汚水も連続的に系外に排出することができ
るのである。
原動滑車から下位の従動滑車を経て中位の従動滑車へ到
る間に、その表裏面が、噴射ノズルから噴射される洗浄
水で洗浄され、かつ中位の従動滑車の手前の吹出パイプ
から噴射される空気で水切りされるので、ベルトは、一
周される間に、抽出液をろ過処理し、該処理後に洗浄さ
れ、水切りされ、目詰まりのない状態にされて、再びろ
過処理に移ので、連続的に良好にろ過処理することがで
き、かつ洗浄汚水も連続的に系外に排出することができ
るのである。
【0012】本発明では、進行方向に仰角に傾斜して走
行しているベルトの高い位置から被ろ過液を供給して、
ろ布面でろ過処理するので、ろ過面積の割合に能率良く
ろ過でき、かつ被ろ過液が内側の枠状ホッパーに滞留す
ることによりろ過効果を上げることができる。そして、
傾斜角度が15°程度に対しては被ろ過液の水位は約2
0cmが好ましく、またろ布は被ろ過液によりネルその
他のろ布、適当なふるい目のろ過網が使用てきる。
行しているベルトの高い位置から被ろ過液を供給して、
ろ布面でろ過処理するので、ろ過面積の割合に能率良く
ろ過でき、かつ被ろ過液が内側の枠状ホッパーに滞留す
ることによりろ過効果を上げることができる。そして、
傾斜角度が15°程度に対しては被ろ過液の水位は約2
0cmが好ましく、またろ布は被ろ過液によりネルその
他のろ布、適当なふるい目のろ過網が使用てきる。
【0013】本発明での、内外側の枠状ホッパーは、中
位の従動滑車側に位置する後側壁と両側壁との各内面
に、可撓性の被ろ過液漏洩防止部材が設けられている構
成が同じなので、内側の枠状ホッパーについて記載する
と、後壁の内側面の下方部に、薄手のゴム板状部材33
を下(内側壁面)にし、厚手のゴム板状部材を34を上
にして重ねて共に、その上端縁部が固定され、その下方
部がホッパー12内で、ベルト13の進行方向に湾曲さ
れて、その下端部がベルト13上のろ布14上面に当接
されており、また両側壁の各内側面のそれぞれの下方部
には、上記厚手のゴム板状部材とほぼ同じ厚さのゴム板
状部材35が、それぞれ上端縁部が固定され、その各下
方部がホッパー12内で、ベルト13の両側縁部から、
互いに内部方向に湾曲されて、その下端部がベルト13
上のろ布14の上面に当接され、かつ該各下端部の後端
部が、上記厚手、薄手の2枚のゴム板状部材33、34
の両側下端部の間に挟持されて成るので、常に動いてい
るろ布でろ過処理するに当たり、内側のホッパーに供給
されて溜まった被ろ過処理液の漏洩を防止しつつろ過処
理でき、もし内側の枠状ホッパーから漏れた場合の被ろ
過液は、外側の枠状ホッパーでも、漏洩を防止しつつろ
過処理でき得て、効率良くろ過処理ができるのである。
位の従動滑車側に位置する後側壁と両側壁との各内面
に、可撓性の被ろ過液漏洩防止部材が設けられている構
成が同じなので、内側の枠状ホッパーについて記載する
と、後壁の内側面の下方部に、薄手のゴム板状部材33
を下(内側壁面)にし、厚手のゴム板状部材を34を上
にして重ねて共に、その上端縁部が固定され、その下方
部がホッパー12内で、ベルト13の進行方向に湾曲さ
れて、その下端部がベルト13上のろ布14上面に当接
されており、また両側壁の各内側面のそれぞれの下方部
には、上記厚手のゴム板状部材とほぼ同じ厚さのゴム板
状部材35が、それぞれ上端縁部が固定され、その各下
方部がホッパー12内で、ベルト13の両側縁部から、
互いに内部方向に湾曲されて、その下端部がベルト13
上のろ布14の上面に当接され、かつ該各下端部の後端
部が、上記厚手、薄手の2枚のゴム板状部材33、34
の両側下端部の間に挟持されて成るので、常に動いてい
るろ布でろ過処理するに当たり、内側のホッパーに供給
されて溜まった被ろ過処理液の漏洩を防止しつつろ過処
理でき、もし内側の枠状ホッパーから漏れた場合の被ろ
過液は、外側の枠状ホッパーでも、漏洩を防止しつつろ
過処理でき得て、効率良くろ過処理ができるのである。
【0014】本発明は、ろ布の不特定の伸縮、特に綿素
材からなるネルろ布の伸縮を考慮して、一切機械的外力
を加えず、ネットコンベアーベルト上に乗せ、その両側
縁への固定もゴム紐を使用して固定したので、蛇行調整
などの必要がなく、かつ該固定もホックを使用して着脱
自在に固定し、またろ布の繋ぎ合わせ部分もフアスナー
を使用して着脱自在に締結したので、ろ布の着脱を容易
にすることができ得たのある。
材からなるネルろ布の伸縮を考慮して、一切機械的外力
を加えず、ネットコンベアーベルト上に乗せ、その両側
縁への固定もゴム紐を使用して固定したので、蛇行調整
などの必要がなく、かつ該固定もホックを使用して着脱
自在に固定し、またろ布の繋ぎ合わせ部分もフアスナー
を使用して着脱自在に締結したので、ろ布の着脱を容易
にすることができ得たのある。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、ろ布が設けらたネット
コンベアーベルトを回動させて、ろ過処理し、ろ過後の
目詰まりを除去し、再びろ過処理することができ、かつ
ろ布の取り替えも容易にできる有用性の連続ろ過装置が
得られたのである。
コンベアーベルトを回動させて、ろ過処理し、ろ過後の
目詰まりを除去し、再びろ過処理することができ、かつ
ろ布の取り替えも容易にできる有用性の連続ろ過装置が
得られたのである。
【図1】従来の飲料用ろ過機。
【図2】本発明の説明図である。
【図3】図1のA−A断面図。
【図4】本発明での枠状ホッパーの後部の説明断面図。
【図5】本発明での枠状ホッパーの後部の内側隅部の説
明図。
明図。
【図6】本発明でのネットコンベアーベルトの上面部分
図。
図。
【図7】本発明でのネットコンベアーベルトへのろ布の
取りつけ説明図。
取りつけ説明図。
【図8】本発明でのろ布の接続説明図。
10 散水パイプ 11 外側の枠状ホッパー 12 内側の枠状ホッパー 13 ネットコンベアーベルト 14 ろ布 16 上位の原動滑車 17 中位の従動滑車 18 下位の従動滑車 19 ろ過液受槽 24 洗浄汚水回収トレイ 38 ろ布張架用部材
Claims (3)
- 【請求項1】 飲料製造用ろ過装置でのベルトコンベア
ー式ろ過装置において、駆動装置で作動される上位の原
動滑車と中位の従動滑車と下位の従動滑車とに、上面に
ろ布が着脱自在に設けられた、多孔性のネットコンベア
ーベルトが、中位の従動滑車から上位の原動滑車へと回
動するように張架されており、中位の従動滑車から上位
の原動滑車の方向に仰角に傾斜している、べルトの上方
に、同形、同高の、大型の外側の枠状ホッパーと、当該
ホッパー内に位置した小型の内側の枠状ホッパーとが共
に、下端開口を、該ベルト上のろ布面に接近して設けら
れ、かつ内側の小型ホッパーの上端開口内に、被ろ過液
を供給する散布パイプが設けられていると共にベルトの
下方には、ろ過液受が設けられており、また上位の原動
滑車から下位の従動滑車を経て中位の従動滑車に到る間
のベルトの表裏両面に、洗浄水を噴射するノズルと、中
位の従動滑車近くにベルトの水切り用ブロアーの吹出ノ
ズルとが設けられており、かつ上位の原動滑車、下位の
従動滑車と中位の滑車とを覆うようにして洗浄汚水、吹
き飛ばされた汚水を回収する汚水を回収するトレイが設
けられて成り、かつ内外側の各枠状ホッパーが、中位の
従動滑車側の後壁と両側壁との下端縁に、可撓性の被ろ
過液漏洩防止部材が設けられて成ることを特徴とする飲
料製造用連続式ろ過装置。 - 【請求項2】 ネットコンベアーベルトが、上面から見
た姿が凹凸形状に曲折された細幅の耐腐食性材料部材
が、互いに、凸部の頂点部が凹部の開口部に挿入され、
該挿入部位の細幅面に挿通された締結ピン部材で、相互
可動自在に締結されて成る多孔性ネットコンベアーベル
トであって、そのベルトの両側縁に、ろ布の長手方向の
両側縁がゴム紐部材で着脱自在に係止されて、上面にろ
布が着脱自在に張架されて成る請求項1記載の飲食品製
造用連続式ろ過装置。 - 【請求項3】 被ろ過液漏洩防止部材を備えた内外側の
各枠状ホッパーが、その中位の従動滑車側に位置する後
側壁の内面には、該後壁の内面の幅と同程度の幅で、同
形同大の薄手と厚手との2枚の可撓性の被ろ過液漏洩防
止部材が重ねられて、該薄手の部材を後壁内面側にして
2枚共、その上端縁部が、該後壁内面に固定され、下方
部が湾曲されて、薄手の部材の先端部分がろ布面に当接
されており、また、両側壁の内面には、該両壁の内面の
幅と同程度の幅の1枚の可撓性の被ろ過液漏洩防止部材
が、その上端縁部で固定され、下方部が、互いに向き合
って湾曲され、その先端部分がろ布面に当接されると共
に、先端部分の一方端部が、上記薄手と厚手の部材の間
に挟持されて成り、被ろ過液漏洩防止部材が、可撓性の
ゴム板状部材である請求項1記載の飲食品製造用連続式
ろ過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3275014A JP2521865B2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 飲料製造用連続式ろ過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3275014A JP2521865B2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 飲料製造用連続式ろ過装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0584406A JPH0584406A (ja) | 1993-04-06 |
JP2521865B2 true JP2521865B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=17549680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3275014A Expired - Lifetime JP2521865B2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 飲料製造用連続式ろ過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2521865B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4849381B2 (ja) * | 2006-06-01 | 2012-01-11 | 株式会社石垣 | ベルト型ろ過濃縮機 |
TWI511809B (zh) | 2011-02-25 | 2015-12-11 | China Steel Corp | Method and apparatus for deruring hot - rolled high - pressure fluid |
JP2013043288A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-03-04 | Jfe Steel Corp | プラスチックペレット製造設備 |
KR101348952B1 (ko) * | 2013-02-28 | 2014-01-16 | 이종수 | 폐수열 회수장치의 여과 및 자동역세 시스템 |
CN115715899B (zh) * | 2022-12-23 | 2023-07-18 | 定州市福源食品有限公司 | 一种生猪屠宰污水处理设备 |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP3275014A patent/JP2521865B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0584406A (ja) | 1993-04-06 |
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