JP2521773Y2 - 回転継手の軸封部における荷重検出装置 - Google Patents

回転継手の軸封部における荷重検出装置

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JP2521773Y2 JP1992019358U JP1935892U JP2521773Y2 JP 2521773 Y2 JP2521773 Y2 JP 2521773Y2 JP 1992019358 U JP1992019358 U JP 1992019358U JP 1935892 U JP1935892 U JP 1935892U JP 2521773 Y2 JP2521773 Y2 JP 2521773Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、回転継手の軸
封部におけるシール部分に、必要以上の荷重が加えられ
た場合、これを検出して前記シール部分が損傷したり、
回転継手の使用機器が破損するのを未然に阻止するよう
にした回転継手の軸封部における荷重検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、セラミックス製品を構成
する複数種類の粉末材料の混合に際して、前記複数の粉
末材料を適度に加湿しながら混合作業を行わないと、混
合を終えた粉末材料を焼結等による成形加工が良好に行
えない場合があった。このため、従来は複数種類の粉末
材料を混合機にて適宜混合した後、これを混合機から取
出し、粉末材料の上から水を噴霧する等したあと、粉末
材料自体を適当に掻き混ぜながら、これを、水分計を用
いて含水率を随時測定しながら粉末材料の加湿作業を行
っていた。
【0003】しかし、前記の加湿作業は手作業であるた
め、手間や労力が掛かるとともに、含水率を必要に応じ
て何回も測定しなければならないので、作業能率が悪
く、その上、手作業によって粉末材料の加湿調整を行っ
ていたので、粉末材料を一定の含水率で一様に加湿する
ことが困難であった。
【0004】このため、最近では、例えば、実開昭62
−202325号公報に示されている加湿装置付混合機
を使用して、粉末材料の混合と加湿作業の自動化をはか
り、前記の問題点を解消していた。
【0005】次に前記加湿装置付混合機の構造を図6及
び図7により説明する。図6において、1は加湿装置付
混合機で、2はその台枠であり、鋼材を矩形状に枠組
し、その前、後方向(図7の左右方向)側の中央部に突
設した支軸3を、ベース4に直立させた支持枠5上端の
軸受5aに挿通支持させることにより、支持枠5上に前
記台枠2をシーソの如く揺動自在に取付ける。6は台枠
2の前,後方向と平行させて、該台枠2の端部側に軸受
を介して回転自在に平行配置した回転軸で、この回転軸
6,6の端末には摩擦車7,8が、中央部側にはプーリ
ー9,9aがそれぞれ個別に取付けられ、これら、プー
リー9,9aと台枠2の裏面に配置した電動機10とを
ベルト11により結合させて、摩擦車7,8を回転させ
る。12は台枠2の一方と、ベース4上に設置した減速
機13の出力軸16との間で連結した二つのリンクから
なるクランク機構で、電動機17にて減速機13を駆動
させることにより、台枠2を支軸3を中心としてシーソ
のように揺動させる。
【0006】つづいて、18は大径な開口を一方に備
え、他方には截頭円錐状に形成した頂部に小径な開口を
備えた中空円筒上の回転ドラムで、外周面の中央には所
定の間隔を保って一対の係止突起19,19が周設され
ている。21は回転ドラム18の大径な開口部に被着し
た蓋体で、その頂部には小径な出入口を形成してこれを
開閉蓋22により開閉自在に閉鎖する。23は回転ドラ
ム18の外周に周設した一対の係止突起19,19間に
回転自在に係合させた係止ローラで、支軸3の突出部付
近の台枠2上に取付けた固定台24に、上下方向におい
て抜き差し可能に取付けたアーム25の上端に取付けら
れて、回転ドラム18がその運転中に摩擦車7,8から
滑落するのを防ぐ。
【0007】次に回転ドラム18に具備される加湿装置
30について説明する。加湿装置30は図8で示すよう
に、大別して回転ドラム18の小径な開口a側に、回転
ドラム18と共動回転する回転継手31と、該回転継手
31を介して回転ドラム18の内、外に配管した導霧管
32、吸引管33、加湿センサ28(例えば、パージ可
能な赤外線水分計)の光ファイバーケーブル29と、更
に、回転ドラム18側において設置した導霧管32と接
続する加湿器34及び吸引管33と接続する排風機35
とによって構成される。
【0008】前記回転継手31は図8で示すように、内
側において導霧管32、吸引管33と連通する貫通孔3
2a,33aと加湿センサ28の光ファイバーケーブル
29を挿通する図示しない挿通孔をそれぞれ個別に穿孔
し、かつ、外側にはシール材36,軸受37を嵌着した
固定筒38と、固定筒38の外側に前記軸受37等を介
して回転可能に嵌挿した回転筒39と、この回転筒39
の両端部の開口部を閉鎖する閉鎖板40とによって構成
されており、回転ドラム18は回転筒39側に止着した
フランジ41に、小径な開口部a端縁をボルト等を用い
て締着することにより、前記回転筒39と共動回転可能
に連接することができる。
【0009】又、導霧管32と吸引管33との取付構造
は、図6,図8で示すように、最初に回転ドラム18の
外側で配管する場合は、加湿器34、排風機35に一方
端を接続した導霧管32と吸引管33の先端を図8のよ
うに、固定筒38の導霧孔32a,吸引孔33aと連通
する透孔を開口して固定筒38に止着した管支持板43
に接続し、一方、回転ドラム18内での配管は、固定筒
38に止着した管支持板43aに、導霧管32、吸引管
33の基端を接続して内、外の連通をはかるとともに、
前記導霧管32、吸引管33は回転ドラム18内におい
て上方に曲成して配置され、それぞれの先端には、噴霧
口及び吸引口を下向きとなした噴霧ノズル44、吸引ノ
ズル45が取付けられている。なお、光ファイバーケー
ブル29は、例えば、管支持板43aに止着した状態で
固定筒38内を図示しない挿通孔を貫通させて外部に導
出し、これを制御装置に接続する。
【0010】なお、図6及び図7において、46は固定
筒38の回転ドラム18外に突出する端面に止着した管
支持板43に垂設した回止板で、この回止板46を、台
枠2の側方に回止板46の方向に延設した支持アーム4
7の上端に取付けた断面コ字状の係合金具48に係合さ
せることにより、回転ドラム18の回転時、導霧管32
等の配管が回転ドラム18と共動回転するのを阻止す
る。又、回転ドラム18外に配管した導霧管32、吸引
管33は、回転ドラム18の揺動作業が良好に行い得る
ように、可撓性のパイプを用いて加湿器34、排風機3
5に接続する。更に、49は給水管、50は排水ドレン
である。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】前記のようにして構成
された加湿装置付混合機1を運転し、回転ドラム18を
回転・揺動させながら複数種類の粉末材料を混合してい
るとき、回転継手31内に粉末材料が侵入し、これが経
年の間に回転継手31を構成する回転筒39と固定筒3
8との間に介在させたシール材36を摩耗してその気密
を破り、これにより、粉末材料が軸受37内に侵入して
その回転を阻害すると、前記軸受37は大きな摩擦抵抗
を受けることとなる。そして、前記の状態で、回転ドラ
ム18の運転を続行していた場合、軸受37は摩擦抵抗
の増大に伴い大きな荷重を受けて回転筒39の回転を不
円滑となし、固定筒38を回動させようとする。
【0012】然るに、前記固定筒38は回止板46を介
して係合金具48に係合保持されているので、前記のよ
うに、固定筒38が軸受37の機能喪失によって、回転
筒39と共動したりすると、支持アーム47を破損した
り、回転ドラム18外に配管した導霧管32や吸引管3
3を損傷する事故を誘発したり、最悪の場合は、回転ド
ラム18が摩擦車7、8から脱落して床面等に落下し、
混合機1自体を損壊する等の問題があった。
【0013】前記の問題を解決するには、回転継手31
内のシール材36を定期的に交換したり、回転継手31
を一旦分解して内部に浸入している粉末材料を除去する
ことなどが考えられるが、いずれの場合においても、混
合機1の保守・管理に手間がかかり、混合機1の使用効
率を低下させる問題があった。
【0014】本考案は前記の問題点に鑑み、回転継手の
軸封部に所定の荷重が加えられた場合、これを瞬時に検
出し、回転継手を使用している機器の運転を停止して、
機器が破損するのを未然に防ぐようにした回転継手の軸
封部における荷重検出装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記の問題点
を解決するために、回転継手の固定筒に所定の荷重が加
わり、固定筒に止着した回止板が、前記固定筒とともに
一定の角度回動したとき、回止板の回動範囲の途中に、
前記回止板が回動したことを検出する近接スイッチや圧
力センサ等からなる荷重検出手段を備え、この検出手段
の作動により、回転継手の駆動を瞬時に停止させるよう
に構成したことを特徴とする。
【0016】
【作用】本考案は、回転継手を構成する回転筒と固定筒
との間に介在させたシール材及び軸受が、回転継手内に
侵入した粉末材料等の異物によって機能喪失した場合、
前記固定筒が、回転筒の回転力により大きな荷重を受け
回転筒に追随して回動すると、固定筒に付設した回止板
が一定角度回動した時点で、回止板の回動途中に設けた
荷重検出手段が作動し、回転継手の駆動手段(電動機
等)を瞬時に停止させることができるように構成されて
いるので、回転継手の異常駆動に伴い、該回転継手を使
用する機器、及び前記機器に付設されている配管等付属
設備の損壊等を未然に防ぐようにしたことを特徴とす
る。
【0017】
【実施例】以下、本考案を図1ないし図5において加湿
装置付混合機に実施した例について説明する。なお、図
1ないし図5において、図6ないし図8に示す部品と同
一部品は同一番号を符して説明する。本考案と従来技術
とが相違する点は、回転継手の近傍に荷重検出手段を付
設したことにある。
【0018】図1ないし図3において、前記荷重検出手
段60は、加湿装置付混合機1の支持アーム47上端に
取付けたコ字状の係合金具48の一側壁(回転ドラム1
8の回転方向に沿う位置)に横設されている(図3の左
方向)。次に、前記荷重検出手段60の構造を図1によ
り説明すると、61は前記検出手段60の取付筒を示
し、係合金具48の一側壁48a(図1の左側)に横向
きの状態で、取付ボルト61aを用いて締着されてい
る。62は取付筒61の内部後側に嵌着した止輪等から
なる固定座、63は前記取付筒61内において、固定座
62と係合金具48aとの間に遊動可能に収容した弾頭
状の検出ピンを示し、この検出ピン63は一対のばね受
リング64,65を嵌合した状態で、先端部63aを係
合金具48の一側壁48aに穿孔した透孔66から係合
金具48内に回止板46と接触する位置まで突出させ、
この状態で、前記ばね受リング64,65の間にコイル
ばね67を介挿することにより、前記検出ピン63をコ
イルばね67の付勢力によって、その先端部63aを常
時回止板46と当接する位置で保持させることができ
る。なお、検出ピン63の係合金具48内に突出する長
さの設定は、先端部63a側に位置するばね受リング6
5を、検出ピン63の先端側に嵌着した係止輪68の嵌
着位置を可変させることによって容易に変更することが
できる。
【0019】次に、図1において、69は取付筒61の
後背部開口端を閉鎖するカバーで、このカバー69には
回止板46を介して検出ピン63に加えられる荷重を検
出するための、例えば、近接スイッチからなる荷重検出
部材70が螺装されている。そして、荷重検出部材70
と前記検出ピン63の後背部端面との間隔は、回止板4
6が係合金具48の一側壁48aと衝接する寸前まで回
動したとき、検出ピン63がコイルばね67の力に抗し
て回止板46に押動されて荷重検出部材70側に移動し
て該検出ピン63の移動を検出することができる範囲に
設定されている。
【0020】図4は本考案装置を実施した加湿装置付混
合機1の概略的な電気回路を示すもので、電動機10,
17の駆動回路Xと電動機10,17の制御回路Yとに
よって構成されている。そして、前記駆動回路Xは電源
に、回転ドラム18を回転させる電動機10と、クラン
ク機構12を駆動して台枠2を揺動させる電動機17
を、制御回路Yに挿入接続したリレーM1 ,M2 の主接
点MC1 ,MC2 を介して接続することによって構成す
る。
【0021】又、制御回路Yは電動機10,17への通
電を行うための始動スイッチP1 ,P3 と、通電停止の
スイッチP2 ,P4 と、前記電動機10,17の通電を
制御するリレーM1 ,M2 ,Rと、荷重検出部材70
と、更に、警報ランプやブザー等の警報・表示手段L,
警報解除スイッチP5 、非常停止スイッチPbをそれぞ
れ電源に接続することによって構成されている。
【0022】次に、動作について説明する。粉末材料の
混合に際しては、回転ドラム18の蓋体21を外し、混
合・加湿を必要とする材料を回転ドラム18内に投入し
て蓋体21を閉鎖する。この状態で、図4の制御回路Y
において、始動スイッチP1 ,P3 を順次投入し、リレ
ーM1 ,M2 を通電してその主接点MC1 ,MC2 を閉
じて電動機10,17を起動する。この結果、回転ドラ
ム18は摩擦車7,8及びクランク機構12にて回転・
揺動し、回転ドラム18内の異種の粉末材料を混合・攪
拌する。この際、回転継手31の固定筒38と回転筒3
9は軸受37を介して分離されており、かつ、固定筒3
8の回転ドラム18外において止着した回止板46が、
台枠2から延長した支持アーム47の係合金具48に係
合保持されているので、前記回転継手31の導霧管3
2,吸引管33は回転継手31の存在によって回転ドラ
ム18と共動回転することはない。
【0023】つづいて、混合・攪拌中の粉末材料を加湿
する場合は、回転ドラム18の運転開始直後に加湿器3
4と排風機35の図示しない起動スイッチを投入する。
このため、給水管49を経て加湿器34に給水される水
は、霧状となって導霧管32に給送される。一方、排風
機35の起動により回転ドラム18内の空気は、吸引ノ
ズル45から粉末材料を吸引しない程度で吸引管33を
経て外部に排出され、回転ドラム18内をやや負圧とな
す。従って、導霧管32を通って噴霧ノズル44から霧
状となって噴出する水分は、混合・攪拌中の粉末材料を
良好に加湿することができる。なお、加湿量は回転ドラ
ム18内の雰囲気を加湿センサ28にて検出することに
より、適宜調節すればよい。又、加湿センサ28を用い
ないときは、あらかじめ実験等を行って得たデータを基
準にして設定し、これをもとにして粉末材料の加湿量を
調節するようにしてもよい。
【0024】以上説明したようにして粉末材料の混合・
攪拌作業を行っているとき、経年の間にシール材36の
摩耗等によって粉末材料が回転継手31内に侵入し、軸
受37の内部に付着したりして軸受37の機能が円滑に
作用しなくなると、即ち、軸受37が粉末材料によって
損傷を受けた際、回転筒39が円滑に回転せず、固定筒
38は回転筒39の回転力による荷重を受けて軸受37
を介して共動回転しようとする。この場合、軸受37の
粉末材料による損傷度合が比較的軽微なとき、前記固定
筒38は回転筒39の回転により、比較的小さな回動角
度で揺動を繰返す。この場合、固定筒38に止着した回
止板46は、図1で示すように、荷重検出手段60の検
出ピン63を軽く押圧したり、あるいは、これを元に戻
したりしている。これは、固定筒38に加わる荷重がコ
イルばね67のばね圧力より小さいために生ずる現象で
ある。
【0025】しかし、回転継手31の軸受37の損傷度
合が大きくなり、固定筒38に大きな荷重(回転筒39
の回転力)が加えられると、該固定筒38は回転筒39
と共動することとなる。固定筒38が前記のように回動
すると、回止板46は係合金具48の一側壁48a側に
回動し、検出ピン63をコイルばね67の力に抗して図
5で示すように、左方向に徐々に押動する。そして、検
出ピン63の後背部が近接スイッチからなる荷重検出部
材70側に近接してこの検出部材70にて検出ピン63
が近接したことを直ちに検出する。前記検出ピン63が
一定の距離移動したことを検出すると、図4で示すよう
に、検出部材70の接点70aが閉じてリレーRを通電
させ、リレーM1 の通電回路に挿入した補助接点Raを
開放して前記リレーM1 の主接点MC1 を開くことによ
り、電動機10を急停止させる。この結果、回転ドラム
18は回転が停止され、回転ドラム18が回転運動を続
行することによって生ずる弊害を確実に回避することが
できる。又、前記荷重検出部材70の接点70aの投入
により、警報ランプ等の警報・表示手段Lが作動し、回
転ドラム18の回転が停止したことを作業者に知らせ
る。
【0026】前記のように、回転ドラム18は回転継手
31の異常によって回転運動は強制停止されるが、電動
機17は運転を続行し、クランク機構12を介して回転
ドラム18の揺動運動を継続させて、粉末材料の混合・
攪拌作業を行っている。一方、警報・表示手段Lの作動
により、作業者は現場にかけつけ、停止スイッチP2
4 を開放して回転ドラム18を完全に停止させる。回
転継手31の異常が解除され再度回転ドラム18を再運
転するときは、回止板46を図1の位置に固定筒38を
回動させて戻すことにより、検出ピン63はコイルばね
67の付勢力によって原位置に自動復帰し、荷重検出部
材70の接点70aを開放する。
【0027】なお、本考案の荷重検出手段60は、加湿
装置付混合機1の回転継手31に実施した例について説
明したが、これに限定することなく、回転継手31を使
用するすべての機器に適用できることは勿論である。
又、荷重検出部材70は、近接スイッチに限ることな
く、圧力センサや検出ピン63の移動を光学的に検出す
るセンサ、更には、検出ピン63が一定の距離移動した
とき、電動機10の通電回路を強制的に開放するスイッ
チ等を具備させて構成してもよいことは云うまでもな
い。
【0028】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、回転継手
の固定筒側に該固定筒が軸受の機能喪失により大きな荷
重を受け、回転筒と追随して一定の角度回動したとき、
前記固定筒の回動範囲の途中に、固定筒の回動(荷動)
を検出するための荷重検出手段が具備されているので、
固定筒は回転筒に追随して回動したとき、荷重検出手段
がこれを確実に検出して回転継手の駆動を停止させるこ
とができるので、回転継手の使用機器及び付属設備を、
回転継手の異常駆動によって生ずる損壊から確実に保護
することができる。
【0029】又、荷重検出手段は、固定筒の回動を係止
する回止板の回動範囲の途中に、回転継手の駆動を妨げ
ることなく具備させることができるので、特別な取付ス
ペースや取付手段等を必要とすることなく簡易に設置す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の荷重検出装置の要部を示す縦断面図で
ある。
【図2】本考案の荷重検出装置を取付けた例を示す混合
機の要部拡大正面図である。
【図3】本考案の荷重検出装置を取付けた混合機の要部
を一部切欠いて示す側面図である。
【図4】本考案の荷重検出装置を取付けた混合機の電気
配線図である。
【図5】荷重検出装置の動作状態を示す縦断面図であ
る。
【図6】混合機の正面図である。
【図7】混合機の一部切欠側面図である。
【図8】回転継手の要部を切欠いて示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 加湿装置付混合機 18 回転ドラム 31 回転継手 36 シール材 37 軸受 38 固定筒 39 回転筒 46 回止板 48 係合金具 60 荷重検出手段 63 検出ピン 70 荷重検出部材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転筒と、この回転筒内に軸受を介して
    挿入した固定筒とを備え、前記固定筒を回転筒と共動回
    転しないように固定手段を介在させて構成した回転継手
    において、前記固定筒にはその軸方向の一方に、外部の
    係止手段と遊合保持する回止板を止着し、この回止板の
    側方には、前記固定筒が回転筒と追随して回転し、か
    つ、前記回止板の遊動範囲で前記回止板が一定の角度遊
    動したとき、この遊動を検出する荷重検出手段を前記係
    止手段に取付けるようにしたことを特徴とする回転継手
    の軸封部における荷重検出装置。
  2. 【請求項2】 前記係止手段に具備した荷重検出手段
    は、回止板と接触する検出ピンと、この検出ピンが回止
    板の遊動により一定の距離移動したとき、該検出ピンの
    移動を検出する近接スイッチ、圧力スイッチ等からなる
    荷重検出部材とによって構成するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の回転継手における軸封部の荷重検
    出装置。
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