JP2521624B2 - ピックル液注入インジェクタ - Google Patents

ピックル液注入インジェクタ

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JP2521624B2
JP2521624B2 JP4350294A JP35029492A JP2521624B2 JP 2521624 B2 JP2521624 B2 JP 2521624B2 JP 4350294 A JP4350294 A JP 4350294A JP 35029492 A JP35029492 A JP 35029492A JP 2521624 B2 JP2521624 B2 JP 2521624B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハムなどの原料肉塊
にピックル液を注入するピックル液注入インジェクタに
関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】たとえば、ハムの加工工程に
おいて、その原料肉塊にピックル液を注入するとき、ピ
ックル液注入インジェクタが一般に使用されている。た
とえば、特公平3−16098号公報に記載されている
ものがそれである。同公報のインジェクタでは、多数の
ピックル液注入ニードルにピックル液が供給され、油圧
シリンダによって注入ニードルが操作され、注入ニード
ルが原料肉塊に向かって下降し、原料肉塊に突き刺さ
り、原料肉塊にピックル液が注入される。その後、油圧
シリンダによって注入ニードルが操作され、上昇し、注
入ニードルが原料肉塊から抜き出される。
【0003】ところで、このインジェクタにおいて、最
近、その加工処理の高速化が要望されている。この場
合、それに直接関係するのは注入ニードルの下降および
上昇に費やされる所要時間である。加工処理時間全体に
おいて、その大半の時間が注入ニードルの下降および上
昇に費やされる。したがって、加工処理の高速化にあた
って、注入ニードルを高速度で下降および上昇させ、こ
れによってその所要時間を短縮することが考えられる
が、ピックル液の注入量の問題がある。原料肉塊にピッ
クル液が注入されるとき、注入ニードルの下降および上
昇速度によってその注入量が決定され、注入ニードルを
高速度で下降および上昇させると、ピックル液の注入量
が減少するのはさけられない。ピックル液の注入量を最
適量に保つには、注入ニードルを低速度で下降および上
昇させる必要があり、注入ニードルを高速度で下降およ
び上昇させることは好ましくない。したがって、製品の
品質上、加工処理の高速化を図ることは困難であるとい
う問題があったものである。なお、ここでいう「低速
度」とはピックリ液の注入量を最適量に保つことができ
る速度のことである。それは比較的低い速度であるが、
常時一定ではない。原料肉塊およびピックル液の種類に
よってその速度が異なる。そして、「高速度」とはそれ
よりも高い速度のことである。
【0004】
【発明の目的】この発明は、原料肉塊にピックル液を注
入するピックル液注入インジェクタにおいて、前記従来
の問題を解決し、ピックル液の注入量を減少させず、こ
れを最適量に保ち、しかも、注入ニードルの下降および
上昇に費やされる所要時間を短縮し、加工処理の高速化
を図ることを目的としてなされたものである。
【0005】
【発明の構成】この発明によれば、ACサーボモータな
どの駆動機構によって注入ニードルが操作され、下降お
よび上昇し、プログラム制御装置が駆動機構に接続さ
れ、あらかじめ設定されたプログラムに従って駆動機構
が変速される。そして、注入ニードルが原料肉塊に突き
刺さる前、注入ニードルが高速度で下降し、注入ニード
ルが原料肉塊に突き刺さった後、最深突き刺し位置に達
するまで、注入ニードルは低速度で下降する。さらに、
注入ニードルが最深突き刺し位置に達した後、原料肉塊
から抜き出されるまで、注入ニードルは低速度で上昇
し、注入ニードルが原料肉塊から抜き出された後、注入
ニードルは高速度で上昇する。
【0006】これに代えて、注入ニードルが原料肉塊に
突き刺さる前、注入ニードルを高速度で下降させ、注入
ニードルが原料肉塊に突き刺さった後、最深突き刺し位
置に達するまで、注入ニードルを低速度で下降させ、注
入ニードルが最深突き刺し位置に達した後、注入ニード
ルを高速度で上昇させ、原料肉塊から抜き出してもよ
い。
【0007】注入ニードルが原料肉塊に突き刺さり、最
深突き刺し位置に達するまで、注入ニードルを高速度で
下降させ、注入ニードルが最深突き刺し位置に達した
後、原料肉塊から抜き出されるまで、注入ニードルを低
速度で上昇させ、注入ニードルが原料肉塊から抜き出さ
れた後、注入ニードルを高速度で上昇させてもよい。
【0008】
【実施例の説明】以下、この発明の実施例を説明する。
【0009】図1において、このインジェクタは多数の
注入ニードル1を有し、注入ニードル1はピックル液を
注入するためのもので、送りコンベヤ2の上方に配置さ
れ、垂直方向にのび、注入ヘッド3に取り付けられてい
る。注入ヘッド3はピックル液供給チューブ4に接続さ
れている。送りコンベヤ2は原料肉塊を間欠送りするた
めのものである。したがって、後述するように、注入ニ
ードル1にピックル液を供給し、原料肉塊にピックル液
を注入することができる。また、注入ヘッド3にバルブ
ステム5が設けられ、支柱6にストッパ7が設けられて
おり、バルブステム5がストッパ7に接触したとき、バ
ルブステム5によって供給チューブ4のピックル液が遮
断される。
【0010】また、この実施例では、注入ニードル1の
下流において、多数の切断ニードル8が送りコンベヤ2
の上方に配置されており、切断ニードル8は原料肉塊の
繊維を切断するためのもので、垂直方向にのび、切断ヘ
ッド9に取り付けられている。さらに、一対の押さえ板
10,11が注入ニードル1および切断ニードル8の位
置に設けられており、押さえ板10は注入ニードル挿入
孔12を有し、支柱6に固定され、押さえ板11は切断
ニードル挿入孔13を有し、支柱14に固定されてい
る。
【0011】図2に示すように、送りコンベヤ2は可動
板15と固定板16からなり、複数の可動板15が複数
の固定板16間に配置され、固定板16はフレーム17
に固定されている。可動板15については、送りコンベ
ヤ2の長さ方向に間隔を置いて選定された2つの支持位
置において、それぞれ一対のカム18が設けられ、各カ
ム18が送りコンベヤ2の幅方向に間隔を置いて配置さ
れ、共通のシャフト19に取り付けられている。さら
に、各可動板15が垂直部材20および水平部材21に
連結され、各カム18に水平部材21が係合し、これに
よって各可動板15が支持されており、カム18のシャ
フト19にアーム22が設けられ、各支持位置におい
て、連結バー23によって各アーム22が連結されてい
る。さらに、送りコンベヤ駆動機構としてACサーボモ
ータ24が使用され、ACサーボモータ24が減速機2
5およびクランク26に連結され、クランク26はリン
ク27および連結バー23に連結されている。
【0012】また、可動板15の垂直部材20に連結プ
レート28が設けられ、連結プレート28に長溝が形成
され、その長溝にスリーブ29が嵌め込まれており、連
結プレート28はスリーブ29に形成された外周溝に挿
入されている。さらに、スリーブ29にロッド30がね
じ合わされ、ロッド30はフレーム17のブッシュ31
に挿入され、案内されており、軸方向に移動することが
できる。さらに、送りコンベヤ駆動機構としてACサー
ボモータ32が使用され、ACサーボモータ32が減速
機33およびクランク34に連結され、クランク34は
リンク35およびロッド30に連結されている。
【0013】したがって、ACサーボモータ24および
減速機25によってクランク26を回転させると、リン
ク27および連結バー23によってアーム22が操作さ
れ、アーム22はシャフト19のまわりを回転する。し
たがって、カム18がシャフト19およびアーム22と
一体的に回転し、カム18によって水平部材21、垂直
部材20および可動板15を上昇および下降させること
ができる。クランク26は設定角度範囲にわたって正転
および逆転し、可動板15は固定板16の上方まで上昇
し、固定板16の下方に下降する。また、連結プレート
28も垂直部材20と一体的に上昇および下降し、スリ
ーブ29は上昇および下降しないが、連結プレート28
の長溝によってそれが吸収され、支障はない。さらに、
ACサーボモータ32および減速機33によってクラン
ク34を回転させると、リンク35によってロッド30
が操作され、ロッド30が軸方向に移動する。したがっ
て、ロッド30およびスリーブ29によって連結プレー
ト28、垂直部材20および可動板15を移動させるこ
とができる。クランク34は設定角度範囲にわたって正
転および逆転し、可動板15は水平方向に移動し、前進
および後退する。
【0014】また、図1の注入ニードル1については、
図3に示すように、その注入ヘッド3がロッド36の上
端に固定され、支持されている。ロッド36は垂直方向
にのび、フレーム37のブッシュ38に挿入され、案内
されており、上昇および下降することができる。さら
に、注入ニードル1の駆動機構としてACサーボモータ
39が使用され、サーボモータ39が減速機40および
クランク41に連結され、クランク41はリンク42お
よび連結部材43に連結されており、連結部材43はロ
ッド36の下端に固定されている。
【0015】したがって、ACサーボモータ39および
減速機40によってクランク41を回転させ、クランク
41およびリンク42によって連結部材43およびロッ
ド36を下降および上昇させることができ、これによっ
て注入ヘッド3および注入ニードル1を下降および上昇
させることができる。クランク41は設定角度範囲にわ
たって正転および逆転し、図4に示すように、注入ニー
ドル1は下限LLまで下降し、上限ULまで上昇する。
【0016】切断ニードル8も同様であり、ACサーボ
モータが減速機、クランク、リンク、連結部材、ロッド
および切断ヘッド9に連結されており、ACサーボモー
タによって切断ヘッド9および切断ニードル8が操作さ
れ、下降および上昇する。
【0017】さらに、送りコンベヤ2および注入ニード
ル1において、プログラム制御装置44がACサーボモ
ータ24,32,39に接続されている。プログラム制
御装置44はACサーボモータ24,32,39をプロ
グラム制御するためのものである。切断ニードル8につ
いても、プログラム装置44がACサーボモータに接続
されており、プログラム制御装置44によってACサー
ボモータがプログラム制御される。さらに、プログラム
制御装置44において、注入ニードル1の下降および上
昇速度があらかじめプログラムされており、注入ニード
ル1が中間位置Mまで下降または上昇したとき、ACサ
ーボモータ39のロータリエンコーダによってそれが検
出され、後述するように、その検出信号にもとづき、プ
ログラム制御装置44によってACサーボモータ39が
変速され、注入ニードル1はあらかじめ設定された速度
V1,V2で下降または上昇する。
【0018】したがって、このインジェクタにおいて、
プログラム制御装置44によってサーボモータ24,3
2をプログラム制御し、可動板15を固定板16の上方
まで上昇させると、可動板15によって原料肉塊を持ち
上げることができ、可動板15を水平方向に前進させる
と、原料肉塊を水平方向に前進させることができる。そ
の後、可動板15を固定板16の下方に下降させると、
原料肉塊が固定板16に支持される。したがって、その
後、可動板15を水平方向に後退させ、再度上昇させ、
再度前進させると、原料肉塊を再度前進させることがで
きる。これによって原料肉塊を間欠送りすることができ
る。
【0019】また、このインジェクタでは、送りコンベ
ヤ2によって原料肉塊が間欠送りされたとき、ACサー
ボモータ24,32のロータリエンコーダによってそれ
が検出される。さらに、その検出信号がプログラム制御
装置44に送られ、ロータリエンコーダの検出信号にも
とづき、プログラム制御装置44によってACサーボモ
ータ39がプログラム制御され、ACサーボモータ39
によって注入ヘッド3および注入ニードル1が操作さ
れ、下降する。注入ニードル1は上限ULから下降す
る。上限ULは注入ニードル1の待機位置である。した
がって、注入ニードル1が押さえ板10の挿入孔12に
通され、原料肉塊に向かって下降し、バルブステム5が
ストッパ7から離れ、ピックル液が供給チューブ4を通
り、注入ヘッド3に供給される。その後、注入ニードル
1が原料肉塊に突き刺さり、原料肉塊にピックル液が注
入される。
【0020】また、注入ニードル1が原料肉塊に突き刺
さる前、注入ニードル1は高速度V1で下降する。そし
て、図5に示すように、注入ニードル1が中間位置Mま
で下降したとき、ACサーボモータ39のロータリエン
コーダによってそれが検出される。さらに、その検出信
号がプログラム制御装置44に送られ、ロータリエンコ
ーダの検出信号にもとづき、プログラム制御装置44に
よってACサーボモータ39がプログラム制御され、変
速され、注入ニードル1が原料肉塊に突き刺さった後、
下限LLまで下降し、最深突き刺し位置に達するまで、
注入ニードル1は低速度V2で下降する。
【0021】さらに、図6に示すように、注入ニードル
1が下限LLまで下降し、最深突き刺し位置に達する
と、ACサーボモータ39のロータリエンコーダによっ
てそれが検出される。さらに、その検出信号がプログラ
ム制御装置44に送られ、ロータリエンコーダの検出信
号にもとづき、プログラム制御装置44によってACサ
ーボモータ39がプログラム制御され、ACサーボモー
タ39によって注入ヘッド3および注入ニードル1が操
作され、上昇する。したがって、注入ニードル1が原料
肉塊から抜き出される。注入ニードル1は上限ULまで
上昇し、待機位置に達する。
【0022】また、注入ニードル1が最深突き刺し位置
に達した後、原料肉塊から抜き出されるまで、注入ニー
ドル1は低速度V2で上昇する。そして、注入ニードル
1が中間位置Mまで上昇したとき、ACサーボモータ3
9のロータリエンコーダによってそれが検出され、ロー
タリエンコーダの検出信号にもとづき、プログラム制御
装置44によってACサーボモータ39がプログラム制
御され、変速され、注入ニードル1が原料肉塊から抜き
出された後、待機位置に達するまで、注入ニードル1は
高速度V1で上昇する。
【0023】さらに、注入ニードル1が待機位置まで上
昇したとき、ACサーボモータ39のロータリエンコー
ダによってそれが検出され、ロータリエンコーダの検出
信号にもとづき、プログラム制御装置44によってAC
サーボモータ39がプログラム制御され、注入ニードル
1は待機位置で停止し、待機する。これと同時に、ロー
タリエンコーダの検出信号にもとづき、プログラム制御
装置44によってサーボモータ24,32がプログラム
制御され、原料肉塊が間欠送りされる。その後、注入ニ
ードル1が再度下降する。これが順次交互に繰り返さ
れ、原料肉塊の間欠送り毎に、注入ニードル1が原料肉
塊に突き刺さり、原料肉塊にピックル液が注入される。
【0024】切断ニードル8についても、原料肉塊の間
欠送り毎に、プログラム制御装置44によってACサー
ボモータがプログラム制御され、ACサーボモータによ
って切断ヘッド9および切断ニードル8が操作され、下
降する。したがって、切断ニードル8が押さえ板11の
挿入孔13に通され、原料肉塊に突き刺さる。さらに、
切断ニードル8が設定位置まで下降したとき、ACサー
ボモータのロータリエンコーダによってそれが検出さ
れ、その検出信号にもとづき、プログラム制御装置44
によってACサーボモータがプログラム制御され、切断
ニードル8が上昇し、切断ニードル8が設定位置まで上
昇したとき、ロータリエンコーダによってそれが検出さ
れ、その検出信号にもとづき、プログラム制御装置44
によってACサーボモータがプログラム制御され、切断
ニードル8は設定位置で停止し、待機する。これが順次
交互に繰り返される。したがって、切断ニードル8によ
って原料肉塊の繊維が切断され、原料肉塊を適度に軟質
化することができ、ピックル液を原料肉塊全体に分散さ
せることができる
【0025】したがって、このインジェクタでは、注入
ニードル1が原料肉塊に突き刺さっている間、注入ニー
ドル1は低速度V2で下降および上昇する。したがっ
て、原料肉塊にピックル液が注入されるとき、その注入
量が減少せず、これを最適量に保つことができる。ま
た、注入ニードル1が原料肉塊に突き刺さる前、および
原料肉塊から抜き出された後、注入ニードル1が高速度
V1で下降および上昇する。これによって注入ニードル
1の下降および上昇に費やされる所要時間が短縮され
る。短縮時間については、高速度V1と低速度V2の差
の他に、注入ニードル1の上限UL、中間位置Mおよび
下限LL間の距離A,Bがそれに関係する。低速度V2
はピックル液の注入量を最適量に保つことができる速度
であり、原料肉内およびピックル液の種類によってその
速度が異なることは前述したとおりであるが、普通、そ
れは相当低い速度である。したがって、高速度V1とし
て低速度V2よりも相当高い速度を選定することができ
る。また、中間位置Mは原料肉塊の高さに応じて選定さ
れるが、普通、距離Aは距離Bに等しいか、またはそれ
よりも大きい。
【0026】V1>V2
【0027】A≧B
【0028】したがって、注入ニードル1の下降および
上昇に費やされる所要時間を大幅に短縮し、これによっ
て加工処理の高速化を図ることができる。
【0029】なお、場合によっては、この実施例と同
様、注入ニードル1が原料肉塊に突き刺さる前、注入ニ
ードル1を高速度V1で下降させ、注入ニードル1が原
料肉塊に突き刺さった後、最深突き刺し位置に達するま
で、注入ニードル1を低速度V2で下降させる。そし
て、注入ニードル1が最深突き刺し位置に達した後、注
入ニードル1を高速度V1で上昇させ、原料肉塊から抜
き出すことも考えられる。反対に、注入ニードル1が原
料肉塊に突き刺さり、最深突き刺し位置に達するまで、
注入ニードル1を高速度V1で下降させる。そして、注
入ニードル1が最深突き刺し位置に達した後、原料肉塊
から抜き出されるまで、注入ニードル1を低速度V2で
上昇させ、注入ニードル1が原料肉塊から抜き出された
後、注入ニードル1を高速度V1で上昇させることも考
えられる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、注入ニードル1が原料肉塊に突き刺さっている間、
注入ニードル1が低速度V2で下降および上昇する。し
たがって、ピックル液の注入量が減少せず、これを最適
量に保つことができる。また、注入ニードル1が原料肉
塊に突き刺さる前、および原料肉塊から抜き出された
後、注入ニードル1が高速度V1で下降および上昇す
る。これによって注入ニードル1の下降および上昇に費
やされる所要時間が短縮され、加工処理の高速化を図る
ことができ、所期の目的を達成することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す側面図である。
【図2】図1の送りコンベヤおよびその駆動機構を示す
断面図である。
【図3】図1の注入ニードルおよびその駆動機構を示す
断面図である。
【図4】図1の注入ニードルと原料肉塊の関係を示す説
明図である。
【図5】図3の注入ニードルが中間位置にある状態を示
す説明図である。
【図6】図3の注入ニードルが最深突き刺し点にある状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 注入ニードル 3 注入ヘッド 39 ACサーボモータ 44 プログラム制御装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のピックル液注入ニードルにピック
    ル液を供給するとともに、前記注入ニードルを原料肉塊
    に向かって下降させ、前記注入ニードルを前記原料肉塊
    に突き刺し、前記原料肉塊に前記ピックル液を注入する
    ようにしたインジェクタにおいて、前記注入ニードルを
    下降および上昇させるACサーボモータなどの駆動機構
    に接続され、あらかじめ設定されたプログラムに従って
    前記駆動機構を変速し、前記注入ニードルが前記原料肉
    塊に突き刺さる前、前記注入ニードルを高速度で下降さ
    せ、前記注入ニードルが前記原料肉塊に突き刺さった
    後、最深突き刺し位置に達するまで、前記注入ニードル
    を低速度で下降させ、前記注入ニードルが前記最深突き
    刺し位置に達した後、前記原料肉塊から抜き出されるま
    で、前記注入ニードルを低速度で上昇させ、前記注入ニ
    ードルが前記原料肉塊から抜き出された後、前記注入ニ
    ードルを高速度で上昇させるプログラム制御装置を備え
    たことを特徴とするピックル液注入インジェクタ。
  2. 【請求項2】 多数のピックル液注入ニードルにピック
    ル液を供給するとともに、前記注入ニードルを原料肉塊
    に向かって下降させ、前記注入ニードルを前記原料肉塊
    に突き刺し、前記原料肉塊に前記ピックル液を注入する
    ようにしたインジェクタにおいて、前記注入ニードルを
    下降および上昇させるACサーボモータなどの駆動機構
    に接続され、あらかじめ設定されたプログラムに従って
    前記駆動機構を変速し、前記注入ニードルが前記原料肉
    塊に突き刺さる前、前記注入ニードルを高速度で下降さ
    せ、前記注入ニードルが前記原料肉塊に突き刺さった
    後、最深突き刺し位置に達するまで、前記注入ニードル
    を低速度で下降させ、前記注入ニードルが前記最深突き
    刺し位置に達した後、前記注入ニードルを高速度で上昇
    させ、前記原料肉塊から抜き出すプログラム制御装置を
    備えたことを特徴とするピックル液注入インジェクタ。
  3. 【請求項3】 多数のピックル液注入ニードルにピック
    ル液を供給するとともに、前記注入ニードルを原料肉塊
    に向かって下降させ、前記注入ニードルを前記原料肉塊
    に突き刺し、前記原料肉塊に前記ピックル液を注入する
    ようにしたインジェクタにおいて、前記注入ニードルを
    下降および上昇させるACサーボモータなどの駆動機構
    に接続され、あらかじめ設定されたプログラムに従って
    前記駆動機構を変速し、前記注入ニードルが前記原料肉
    塊に突き刺さり、最深突き刺し位置に達するまで、前記
    注入ニードルを高速度で下降させ、前記注入ニードルが
    前記最深突き刺し位置に達した後、前記原料肉塊から抜
    き出されるまで、前記注入ニードルを低速度で上昇さ
    せ、前記注入ニードルが前記原料肉塊から抜き出された
    後、前記注入ニードルを高速度で上昇させるプログラム
    制御装置を備えたことを特徴とするピックル液注入イン
    ジェクタ。
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