JP2521179B2 - 食品用コンテナ容器 - Google Patents

食品用コンテナ容器

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、生鮮食品、加工食品等を低温で長時間保持
することができ、長時間の貯蔵や輸送ができる容器に関
する。
〔従来技術〕
魚介類、鳥獣肉類、野菜・果実類または加工食品など
を冷蔵庫または冷凍庫に入れて貯蔵や輸送すること、ま
た、魚体、野菜等を氷詰めにして貯蔵や輸送することも
従来周知である。
また、冷却剤として、氷や砕氷の単用ばかりでなく、
氷と食塩(寒剤)または、食塩水を凍らせた食塩氷(マ
イナス氷ともいう)を使用することも従来周知である。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者は、生鮮食品(活魚を含む)、加工食品等の
冷蔵用容器において、容器内の冷却温度が外気温度に左
右されず、長期間低温を保持して生鮮食品などを長期間
安全に保持し得て、貯蔵や輸送に適したコンテナ容器に
ついて研究した結果、本発明を達成したのである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、内部壁面が被覆膜で被覆された真空二重壁
容器体が断熱性外装容器体に嵌着されて形成されてお
り、かつ、側壁に容器体内部と外気とを開閉自在に連通
する通気調節弁部材が設けられていると共に温度センサ
ーが設けられている断熱性容器部と、当該断熱性容器の
開口部に着脱自在に嵌合される冷却材収納用トレイと、
当該冷却材収納用トレイの開口部を被蓋する位置に、被
覆膜で被覆された真空二重壁部材が設けられて断熱性蓋
形成部材が形成され、かつ、該部材に、上記のトレイ内
部と外気とを開閉自在に連通するパイブが設けられてな
る、断熱性容器部の断熱性蓋部とから成り、冷却材が、
塩水氷と蓄冷剤とからなることを特徴とする低温を長期
間保持する容器である。
本発明で、貯蔵、または、輸送する生鮮食品として
は、サケ、マス、タイ、フグ、アジ、サバ、ヒラメ、カ
レイ、コイ、ウナギ、カニ、エビ、シジミ、ホタテ(貝
柱)などの魚介類、レタス、キャベツ、トマト、白菜な
どの丸ごと、半切りまたは四つ切りなどの野菜類と、
梨、リンゴ、イチゴなどの丸ごと、切削物などの果実類
と、鳥、牛、豚、魚等の鳥獣魚肉類など、ハム、かまぼ
こなどの加工食品、漬物、麺つゆ、スープ、出汁などの
調味液、果実野菜、蓄肉、魚介類などの搾汁を意味す
る。そして、これらの包装または無包装の食品、生鮮食
品での活魚では、包装された冬眠状態の魚介類を意味す
る。
次に、本発明の実施例を、図面で説明する。
第1図は本発明のコンテナ容器の斜視図、第2図は第
1図のII-II線断面図、第3図は本発明での冷却剤収容
トレイの斜視図、第4図は本発明での調節弁部材の正面
図を示す。
図中、Aは本発明のコンテナ容器、Bはコンテナ容器
Aの断熱性の容器部、Cはコンテナ容器Aの断熱性蓋部
を示し、1はステンレス製の二重壁で構成され、かつ、
該二重壁の間が真空の断熱性容器体で、内側の周壁と底
壁との内部壁面が内装部材3で被覆された、コンテナ容
器Aの二重壁容器体、2は二重壁容器体1の外側の周壁
と底壁との外部壁面を密接に覆うように設けられた外装
容器体で、二重壁容器体1が蜜に嵌着されている硬質ポ
リエチレンフォーム製の外装容器体、3は二重壁容器状
体1の内側の周壁と底壁との壁面を被覆する高密度ポリ
エチレン被覆膜、上記の内側部が被覆3された二重壁容
器体1と外装容器体2とでコンテナ容器Aの断熱性容器
部Bが構成されている。4は断熱性容器部Bの開口縁に
係止され、かつ、該容器Bの開口縁部と蓋Cの縁部とに
挟持されるフランジ5が開口外縁に設けられた、着脱自
在の冷却部材収納用トレイで、容器Bの上方部に懸架さ
れており、冷却剤などが適数個入れられる大きさに形成
されたプラスチック製トレイ、6はトレイ4の開口部縁
に嵌着するように形成された突出部が設けられた断熱性
蓋形成部材、7は蓋形成部材6の突出部に設けられたス
テンレススチール製二重壁部材で、二重壁間が真空の断
熱性の二重壁部材、上記、蓋形成部材6と被覆膜3が被
覆された二重壁部材7とでコンテナ容器Aの断熱性蓋部
Cが構成されている。8はハンドル9が回転自在に装着
された管体の一端の開口部が、断熱性容器Bの外側に位
置し、管体の他端の開口部が、断熱性容器Bの内部に開
口して、断熱性容器Bの内部と外部とを開閉自在に連通
するように設けられた円筒形状の調節弁部材で、ハンド
ル9が装着された管体の一端の開口部に、適数個(図面
では6個)の通孔15が、半円周に沿って穿設された半円
形部を持つ円板14が設けられており、ハンドル9の回転
で通孔15が順次開閉される通気調節弁部材、9は調節弁
部材8の管体の一端の開口部に回転自在に装着され、上
記円板14に当接し、かつ、円板14の半円形部を覆う半円
形板16が設けられている輪状のハンドルで、半円形板16
を回転し、円板14の通孔15を開閉して、断熱性容器B内
部の温度を、外部の高・冷気を通気して、調節する調節
弁部材のハンドル、10は温度表示器、11は温度センサ
ー、12は栓13を持つパイプで、トレイ4の内部と外気と
を開閉自在に連通するパイプ、17は塩水氷18と、ドライ
アイスまたは蓄冷剤19とが組合わせ(併用)てた冷却部
材、20は断熱性容器Bの把手、21は蓋Cの把手、を示
す。
なお、ハロゲン9は、その半円形16の中心と、管体8
の一端の開口部に設けられた円板14の中心とが、回転自
在に設けることもできる。
本発明での、真空二重壁容器体と真空二重壁部材は、
破損し易いガラス製とするよりも、耐久性や耐腐食性の
良いステンレススチール、アルミニュームまたはプラス
チックを使用するのが好ましく、断熱性外装容器体と断
熱製蓋形成部材は、断熱性、耐衝撃性、気密性の良い発
泡スチロール、ユリアフォーム、フェノールフォーム、
塩ビフォーム、硬質ポリウレタンフォーム等が好まし
く、被覆膜は、真空二重壁容器体と二重壁部材とに付着
した汚れや臭いを容易に除去するために設けたもので、
ポエチレン、ポリエステル、塩化ビニール、テフロン等
を使用するのが好ましい。また、冷却材収納用トレイ
は、断熱性容器内に冷気を良好に伝達し、かつ、軽量
で、耐衝撃性に優れたポリエチレン、塩化ビニール等の
硬質プラスチック製とするのが好ましい。
使用例1(果実・二十世紀梨) 調節弁部材8を全閉した断熱性容器Bに載置したトレ
イ4に、1%の食塩水を凍らせた、−1℃の食塩氷18
(氷結点−1℃)500g入りポリエチレン袋を、−5℃に
冷却した、300gのポリエチレン包装の蓄冷剤(19)一個
の回りに、4個置いた冷却材(17)を2個入れて、蓋C
を被蓋して、断熱性容器内温度が、温度センサー11で−
1℃と表示10された時点で、トレイと蓋を挙げて二十世
紀梨果実を、容器部Bに入れた後、トレイと蓋をして、
庫内温度30℃の倉庫に入れて貯蔵した。
温度センサー表示により、容器内温度が3日間−3℃
を保持していた。
更に3日ごとに新しい冷却材を取替えて貯蔵した結
果、6か月間新鮮度を保持した。
使用例2 調節弁部材を全閉した断熱性容器のトレイに、10%食
塩水(氷結点−7℃)の氷500g入り袋を、−15℃に冷却
した、300gのポリエチレン袋包装蓄冷剤1個の上下左右
に4個置いてなる冷却材を3個を入れて蓋をして放置
し、温度センサーの表示を見て容器内温度が−7℃とで
表示されたら、調節弁部材のハンドルを回転して、通孔
2個を開けて外気を流通させ、容器内温度が−5℃と示
された時点で、調節弁部材を全閉して、トレイと蓋を取
外して、塩化ビ袋で包装した牛肉ハム(氷結点−6℃)
を、適数個容器に入れ、トレイと蓋をした後、−20℃の
冷凍庫にいれて貯蔵した結果、コンテナ容器内の温度は
2日間−5℃保持して、氷結させることなく新鮮なまま
貯蔵することができた。
次に、2日目に上記冷却材を、5%食塩水の氷300g入
りポリエチレン袋を、−5℃の300gのポリエチレン袋包
装蓄冷剤1個の回りに4個置いてなる蓄冷材3個と取替
え、調節弁部材の通孔2個を開け、温度センサーが−5
℃を表示した時点で、調節弁部材の通孔を全閉して貯蔵
することを2日毎に繰り返して3カ月間貯蔵した結果、
牛肉ハムを新鮮なまま保持することができた。
使用例3 コンテナ容器の、調節弁部材を全閉した断熱性容器の
トレイに、ポリエチレン包装した、−20℃の食塩水300g
を、50gの新聞紙包装したドライアイス1個の周囲に4
個置してなる冷却材を2個を入れ蓋をして、温度センサ
ーが−20℃を表示した時点で、蓋とトレイを取外して、
ポリエチレン包装の糖度50に人参濃縮ジュースを入れて
外気温度20℃下で、車に乗せて2日間輸送した結果、断
熱性容器内の温度は−20℃を保持しており、ジュースは
凍結することなく、色、香り、味とも鮮度を保持してい
た。
なお、蓄冷剤として、ドライアイスを使用したので、
通気パイプ12は解放状態にした。
使用例4 調節弁部材を全閉した断熱性容器のトレイに、ポリエ
チレン袋入りの−0.5℃の300g食塩水を、ポリエチレン
袋入りの0℃の300g蓄例剤1の回りに載置してなる冷却
材を1個を入れ、被蓋後に、庫内温度が−0.5℃となっ
たとき、調節弁部材の通孔5個を開き、温度センサーに
より温度表示器が3℃を示した30分後に、調節弁部材を
全閉し、トレイと蓋を取り、頭部を除く体をポリエチレ
ンシートで包装した冬眠状態のクルマエビを、断熱性容
器に設けた棚に並べて入れて、コンテナ容器を冷凍車に
積み輸送したところ二日間は断熱性容器内温度は3℃を
保持しており、クルマエビもそのままの状態を保持して
新鮮であった。
なお、活魚を無水状態で輸送または貯蔵での、冬眠状
態とは、常温の水(淡水または海水)中の活魚を緩慢冷
却して、その動作が鈍くなり、停止した疑似冬眠状態を
意味し、これを取り出してから頭部を除いてプラスチッ
ク包装するのは、冬眠状態の魚介類が過度の乾燥や冷却
を防ぐためであり、酸素の供給を保持させるためであ
る。また、冬眠状態活魚は水中に戻すと蘇生されること
を意味する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、各種食品の風味を、長時間保持させ
つつ、貯蔵や輸送ができたのである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の実施冷を示すもので、第1図は本発明
の斜視図、第2図は第1図のII-II線断面図、第3図は
本発明でのトレイの斜視図、第4図は本発明での調節弁
部材の正面図、を示す。 A……本発明の食品用コンテナ容器、B……容器Aの断
熱性容器部、C……容器Aの断熱性蓋部、1……二重容
器体、4……冷却部材収納トレイ、を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被覆膜で内側面が被覆された真空二重壁容
    器体が断熱性外装容器体に嵌着されて断熱性容器体が形
    成され、かつ、該容器体の側壁に、内部と外気とを開閉
    自在に連通する通気調節弁部材が設けられていると共に
    温度センサーが設けられて成る断熱性容器部と、当該断
    熱性容器の開口部に着脱自在に嵌合される冷却材収納用
    トレイと、当該冷却材収納用トレイの開口部に位置し
    て、被覆膜で被覆された真空二重板状部材が設けられて
    断熱性蓋形成部材が形成され、かつ、該蓋形成部材に、
    トレイ内部と外気とを開閉自在に連通するパイプが設け
    られてなる、断熱性容器部の断熱性蓋部とから成り、冷
    却部材が塩水氷と蓄冷剤とからなることを特徴とする食
    品用コンテナ容器。
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