JP2521085Y2 - 管路内通線装置 - Google Patents

管路内通線装置

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JP2521085Y2
JP2521085Y2 JP1990055060U JP5506090U JP2521085Y2 JP 2521085 Y2 JP2521085 Y2 JP 2521085Y2 JP 1990055060 U JP1990055060 U JP 1990055060U JP 5506090 U JP5506090 U JP 5506090U JP 2521085 Y2 JP2521085 Y2 JP 2521085Y2
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lubricant
rod
tip
wire
hole
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JP1990055060U
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健一 中楯
幸次 田中
定雄 千吉良
和夫 真田
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、管路内に電気ケーブルを引き入れたり、
先端に監視装置を取り付けてそれを移動させることによ
り管路内の状況を監視したりするために用いられる通線
装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、地中に埋設された管路内に電気ケーブルを引き
入れたり、電気ケーブルがすでに引き入れられている管
路内の残りの空間に電気ケーブルを引き入れたり、ある
いはそれら管路内の状況、すなわち管路の継手部分の段
差の有無、石のごとき障害物の有無、管路内面の腐食、
損傷等の状況、またはすでに引き入れられている電気ケ
ーブルの表面の損傷状況等を監視する方法の1つとし
て、ケーブル引き通し用の通線ワイヤを引き入れる通線
用ロッド、管路内を監視するために先端に監視機器を取
り付けたロッド等を、管路内にその引き入れ端から押し
込む方法がある。
この押し込み方式に使用されるロッドには、可撓性は
あるが、比較的に硬質の、例えばFRP(繊維補強プラス
チック)のロッドが用いられ、その先端には、膨大外形
を有する篭状の先端誘導具が取り付けられて、管路内へ
その端部から押し込まれる。なお監視装置がロッドの先
端に取り付けられる場合には、フィイバスコープやテレ
ビカメラケーブルが監視装置に接続されるが、これらは
ロッドの中に組み込まれる、すなわちファイバスコープ
やテレビカメラケーブルの周囲にFRPが被覆された形の
ロッドとなる。
この膨大外形を有する先端誘導具は、管路内に継ぎ目
の段差のごとき障害物があっても、それを乗り越えられ
るようにしたものであり、また管路内にすでに電気ケー
ブルが引き入れられている場合には、管路内面とケーブ
ル外面とが次第に接して狭くなる隙間に前記ロッドの先
端が落ち込んで動きにくくなるということのないように
するためのもので、ロッド部分の外径よりも大きな外径
のものとしており、ロッドの先端に監視装置例えばCCD
カメラが取り付けられる場合には、CCDカメラ部分の外
形よりも大きな外形のものとしている。
このような押し込み方式による通線装置には、その表
面に滑剤を塗布して、管路内にすでに布設されている電
気ケーブルに傷を付けないように、あるいは押し込み易
いようにしている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記の塗布された滑剤は、通線装置が
管路内に押し込まれるにしたがって、それが接触する管
路内面または電気ケーブル表面に移されたり、滑剤塗布
表面に塵埃、土等の異物が付着して、ロッドの先端から
後方に向かって次第に滑剤の効果が薄れていき、摩擦抵
抗が増大して押し込みが困難となってくる。スパン長の
長い300m管路では、その内面状態の監視に管路の両端か
ら監視装置を押し込むにしても、それぞれの片端から15
0mずつは監視装置を押し込む必要があり、押し込み可能
な長さは管路の内径にもよるが、管路内にすでに電気ケ
ーブルが引き入れられている場合には、150mまでは到底
押し込むことができず、その上押し込みに当たり、ケー
ブル表面に傷をつけたりすることがある。
[課題を解決するための手段] この考案の通線装置は、前記の滑剤の効果が薄れてい
くのを防止すべくなされたもので、押し込み用のロッド
として、その長手方向に貫通孔を有する構成のものとし
たものであって、管路内への押し込み方向後端から滑剤
を移送し、先端からそれを吐出させながら通線装置を押
し込み進行させてゆくものである。
この考案のもう1つのものは、前記ロッドの貫通孔
を、その先端部の円周表面の直径の位置に設けた吐出口
に連結されて、外部に連通させたものである。
[作用] この考案では、通線装置の押し込み用のロッドに、貫
通孔を設けたものとしたので、これを管路内に押し込む
とき、貫通孔の押し込み後端から滑剤を注入移送させれ
ば、先端から滑剤は吐出されて、管路内面に、および既
設電気ケーブルがあるときはその電気ケーブルの表面に
滑剤が塗布される。
この考案ではまた、前記押し込み用のロッドの先端部
の円周表面の直径の位置に吐出口を設け、前記貫通孔に
連結させて、外部に連通させているので、ロッドの向き
がいかなる向きにあっても、滑剤は前記の2つの吐出口
から、断面で見てロッドの左右両側に滑剤が塗布され、
特に管路内にすでに電気ケーブルが引き入れられている
場合に、ロッドが接触する管路内面とケーブル外面に両
方に滑剤が塗布される。
[実施例] 図面を参照しつつ、この考案の管路内通線装置の実施
例を説明する。第1図および第2図は、この考案の異な
る実施例を示す斜視図および第3図は通線用ロッドの先
端部に設けられた吐出口の部分の異なる実施例を示す横
断面図である。
まず第1図における通線装置1は、通線用ロッド2の
先端に、膨大外形を有する先端誘導具4が連結されたも
のであって、前記通線用ロッド2には長手方向に貫通孔
3が設けられており、この通線用ロッド2への前記先端
誘導具4の連結部5にも長手方向に貫通孔6が設けられ
て、前記通線用ロッド2の貫通孔4と連通される。
上記通線用ロッド2としては、ガラス繊維強化プラス
チック(FRP)からなる硬質でしかも可撓性を有するも
のが用いられ、その中心に長手方向に延びる貫通孔3が
設けられている。また、この実施例の先端誘導具4は、
金属または硬質プラスチックからなる複数本の線条7を
球の経線状にループにした篭状のものであって、前記連
結部5に取り付けたものを示したが、これに限るもので
はない。
この通線装置1を、先端誘導具4を先端として、管路
内に押し込みながら、後端から通線用ロッド2の貫通孔
3を通して滑剤を移送させれば、貫通孔6の先端から滑
剤が噴出され、管路内面におよびすでに電気ケーブルが
引き入れられていれば、そのケーブル表面にも滑剤が塗
布されつつ、前方に進行する。前記の滑剤としては、粉
末状のものまたは液状のものが用いられ、粉末状のもの
としては、二硫化モリブデン、タルク等を高圧の空気と
ともに送り込んで、先端から噴出させる。また液状のも
のとしては、通常の潤滑油やグリセリン等が、または前
記粉末状滑剤を水に分散させて泥状にしたものが用いら
れる。
つぎに第2図に示した通線装置の実施例を説明する
と、それが第1図に示された実施例と相違する点は、通
線用ロッド2の貫通孔3の先端がロッドの先端部の円周
表面の直径の位置に設けられた吐出口に連結されて、外
部に連通されている点である。すなわち、長手方向に貫
通孔3を有する通線用ロッド2の先端に連結された先端
誘導具4の連結部6には、その円周表面の直径の位置に
吐出口8a、8bが設けられ、前記貫通孔3はそれに連結さ
れて外部に連通している。
この通線装置1を用いるときは、滑剤は吐出口8a、8b
から180°向きの違う方向に噴出され、吐出口8a、8bが
鉛直方向に揃って向かない限り、通線用ロッド2の左右
両側に噴出され、管路内面に、または既設ケーブルの外
面に幅広く滑剤が塗布される。
第3図には、吐出口9a、9b、9c、9dが互いに直交する
2つの直径位置に設けられた場合が示され、各吐出口9
はすべて通線用ロッド2の貫通孔3に連結されている。
かかる吐出口を有する通線装置を用いれば、通線用ロッ
ド2の向きがいかようになっても、滑剤は確実に通線用
ロッド2の左右両側に噴出される。
[考案の効果] この考案の通線装置によれば、通線用ロッドには長手
方向に貫通孔が設けられているので、先端を管路内に押
し込みつつ、後端から前記貫通孔を通して滑剤を移送さ
せれば、先端から滑剤が吐出されつつ通線装置は前進
し、かくして押し込まれる通線用ロッドはその滑剤が管
路内面にまたは既設ケーブル表面に塗布された部分の上
を進行することとなって、管路内面または電気ケーブル
表面との接触抵抗は減少させられ、管路内180m以上に通
線装置を押し込むことが可能となり、既設ケーブルが存
在してもそれに擦過傷を与えることも防止される。
また、もう1つのこの考案の通線装置によれば、通線
用ロッドの貫通孔の先端は、円周表面の直径位置に設け
られた吐出口に連結されて外部に連通されているので、
吐出口からは180°反対方向に滑剤が吐出され、通線用
ロッドの左右両側に滑剤が吐出される。したがって、管
路内面に対する滑剤の塗布幅が広くなり、押し込まれる
通線用ロッドが左右にぶれても、それは滑剤の塗布面を
進行することとなって、常に接触摩擦の少ない状態で押
し込むことができる。特に管路内に既設電気ケーブルが
存在する場合であっても、通線用ロッドの左右両側に滑
剤が吐出されることにより、管路内面と電気ケーブル表
面との両方に同時に滑剤が塗布されるので、通線用ロッ
ドはその両方の滑剤塗布面に接触して進行させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の管路内通線装置の異な
る実施例の斜視図および第3図はこの考案の通線装置の
吐出口部分の部分のもう1つの実施例の横断面図であ
る。 1;通線装置、2;通線用ロッド、3;貫通孔、4;先端誘導
具、5;連結部、6;貫通孔、7;金属または硬質プラスチッ
ク線条、8a、8b;吐出口、9a、9b、9c、9d;吐出口。
フロントページの続き (72)考案者 真田 和夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (56)参考文献 実開 昭62−54516(JP,U) 実開 昭60−181123(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス繊維強化プラスチックからなる通線
    用ロッドの先端に、膨大外形を有する篭状の先端誘導具
    が連結された通線装置であって、前記通線用ロッドの内
    部にはその長手方向に沿い、その先端に開口して滑材を
    送給する貫通孔が設けられたことを特徴とする管路内通
    線装置。
  2. 【請求項2】上記貫通孔は、通線用ロッドの先端部の周
    側部に開口する吐出口に連通していることを特徴とする
    請求項1記載の管路内通線装置。
JP1990055060U 1990-05-25 1990-05-25 管路内通線装置 Expired - Lifetime JP2521085Y2 (ja)

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JPH0414416U JPH0414416U (ja) 1992-02-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5968928A (ja) * 1982-10-13 1984-04-19 Pioneer Electronic Corp 半導体装置の製造方法
JPS60145432A (ja) * 1984-01-06 1985-07-31 Morita Pump Kk 車載型水ポンプ用自動調圧装置
JPS60181123U (ja) * 1984-05-10 1985-12-02 島 顕侑 線条材導入用潤滑器具

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