JP2520876B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JP2520876B2
JP2520876B2 JP61081127A JP8112786A JP2520876B2 JP 2520876 B2 JP2520876 B2 JP 2520876B2 JP 61081127 A JP61081127 A JP 61081127A JP 8112786 A JP8112786 A JP 8112786A JP 2520876 B2 JP2520876 B2 JP 2520876B2
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行男 湯橋
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栃木富士産業株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D35/00Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
    • F16D35/005Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with multiple lamellae

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、流体の粘性抵抗を利用した車両等の動力
伝達装置に関する。
[従来の技術] 従来のこの種の動力伝達装置としては例えば特公昭58
-48779号公報に記載のようなものがある。
このものは、前後輪間の差動回転時に密封された作動
室内に充填された粘性流体中を抵抗板が回転するときの
粘性抵抗を利用して、動力を伝達するものである。とこ
ろが差動回転を続けていくと、作動室は温度上昇によ
り、圧力上昇するので、この圧力に基づきピストンを軸
方向に移動させることにより、外部のクラッチ機構を締
結し、差動停止させて昇温を抑制するようにしたもので
ある。
[発明が解決する問題点] しかしながら、従来の装置では、差動室内部の圧力上
昇によるピストン移動で差動を停止させ温度上昇を防止
するようにしたため、シール部材の耐久性が低かった。
これは、内圧上昇によって締結力を得るには、内圧自体
をある程度高く維持しなければならないからである。ま
た、差動が停止され、温度低下によって内圧が下がり、
クラッチ機構の締結が解除されて再び差動回転が起る。
この差動回転で再び内圧が上昇して差動停止が起なわ
れ、このような動作の繰返しで、動作が不安定となる恐
れがある。
この発明は上記の問題点に鑑み創案されたもので、シ
ール部材の耐久性向上を図ることができ、しかも安定し
た動作のできる動力伝達装置の提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この発明は相対回転可
能な第1部材及び第2部材と、これら両部材間に設けら
れ粘性流体を封入した密封室と、この密封室内に交互に
近接して配設され一方は前記第1部材と共に回転し、他
方は第2部材と共に回転する相対回転可能な複数の抵抗
板とから構成され、前記粘性流体の粘性抵抗によって前
記両部材間に動力伝達を行なう動力伝達装置において、
前記第1部材と第2部材との間に、第1部材を入力部材
とし第2部材を出力部材として前記第1部材を所定の回
転数を越えて回転させたとき遠心力により前記両部材間
を連結する遠心クラッチを備える構成とした。
[作用] 上記の構成によれば、差動回転が続くことにより、差
動室内の圧力上昇が起こる前に遠心クラッチの作用によ
って第1部材と第2部材とを直結することができる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は動力伝達装置を四輪駆動車のプロペラシャフ
ト上に介設した状態の断面図、第2図は第1図のII-II
線矢視断面図を示すもので、プロペラシャフトの一部で
ある入力軸1と第1部材としての入力側部材3とが同一
軸線上に配設され、フランジ部5,7によって両者がボル
ト9a及びナット9bを介して連結されている。入力側部材
3には所定長さのカラー部材11が端部においてスプライ
ン嵌合等により嵌着され、ストッパーリング13により軸
方向に抜け止めされている。カラー部材11の左右両端に
は環状の隔壁15,17が設けられ、それぞれニードルベア
ルング19,ボールベアリング21を介して回転自在に連結
されている。左右の隔壁15,17には、環状のハウジング2
3が取付けられ、該ハウジング23と左右の隔壁15,17とに
よって第2部材として出力側部材25を構成している。そ
して、入力側部材3と出力軸側部材25との間にはシール
部材39,41,43が設けられることにより環状の密封室27が
形成されている。入力側部材3と出力側部材25とは、密
封室27を有する状態で相互回転自在となっている。隔壁
17には、入力軸1と同一軸線上に配設された出力軸29が
フランジ部31でボルト35によって連結されている。
前記密封室27内には複数の抵抗板45が配設され、半数
は入力側部材3のカラー部材11の外周にスプラインで回
転方向に係止され、残り半数は出力側部材25のハウジン
グ23の内周にスプラインで回転方向に係止されてそれぞ
れ交互に装着されている。
さらに、密封室27内には、シリコンオイル等の粘性流
体が充填封入されている。
一方前記ハウジング23の入力軸1側すなわち、隔壁15
の前側には、空間部47が形成されている。そして、この
空間部47内に、入力側部材3と出力側部材25との動力伝
達を接続、遮断する遠心クラッチ49が設けられている。
この遠心クラッチ49は第2図に示すように、クラッチド
ラムを構成するハウジング23内に、複数(第2図では3
個)のクラッチシュー51が前記ハウジング23の内周面に
対して等間隔に配設されている。これらクラッチシュー
51は、前記ハウジング23の内周面と略同心円状の円弧に
形成された係合面51aを有し、この係合面51aには石綿等
により形成されたクラッチライニング53が貼付けられて
いる。これらのクラッチシュー51は、それぞれ基部51b
を入力側部材3のフランジ部55に支持ピン57を支点とし
て拡開自在に支持されるとともに、先端部51cと入力側
部材3との間にクラッチスプリング59が付設されてお
り、このクラッチスプリング59によってクラッチシュー
51をハウジング23の内周面から離間する方向(中心方
向)へ付勢している。
従って、前記クラッチスプリング59の付勢力を適宜に
設定することにより、入力側部材3の回転により発生す
る遠心力でクラッチシュー51がクラッチスプリング59の
付勢力に抗して外方へ拡開され、該クラッチシュー51の
クラッチライニング53がハウジング23の内周面に係合さ
れるいわゆるクラッチインの回転数を設定することがで
きる。
前記空間部47の入力軸1側は、入力軸側部材3に取付
けられた環状のカバー61によって覆われている。
つぎに、上記一実施例の作用について述べる。
まず、車両が走行を初めると、入力軸1より、駆動回
転が入力側部材3,カラー部材11に入り、カラー部材11に
係合した密封室27内の抵抗板を回転させ、粘性抵抗によ
りハウジング23に係合した抵抗板を回転させて、駆動回
転が出力側部材17に伝わる。
そして、高速走行や、悪路に入り込んで、脱出不能と
なったりして、入力側部材3の駆動回転が速くなり、入
力側部材3に支持ピン57で支持されたクラッチシュー51
が遠心力によって支持ピン57を支点として拡開され、ハ
ウジング23と結合し、駆動回転は入力側部材3より遠心
クラッチ49を介して、出力側部材17に伝わる。このこと
によって、入力側部材3と出力側部材17との間の差動回
転は起らなくなり、密封室27内の圧力が上昇することも
なくなる。そこで、遠心クラッチ49のクラッチイン回転
数をビスカスカップリングの差動回転による密封室27内
部圧力上昇が起る回転数に対して、適宜の余裕をもたせ
た回転数に設定しておくと、低速走行時は遠心クラッチ
49が作用することがないため、例えば通常のコーナリン
グ時はビスカスカップリングの粘性抵抗による動力伝達
であるため、前後の車軸間に発生する差動回転を吸収し
ながら走行することができる。従って、車庫入れ等の場
合に発生するいわゆるタイトコーナーブレーキング現象
を防止することができる。
また、入力軸1が所定回転数に達すると遠心クラッチ
49がクラッチインされ、入力側部材3と出力側部材25と
が直結され安定した走行を行なうことができる。従っ
て、ハウジング23内の圧力を保つ必要がなく、安定した
動作と共に、シール部材41,43等の耐久性向上を図るこ
とができる。
第3図は遠心クラッチの他の実施例を示すもので、こ
の実施例は、ハウジング23の内周面にクラッチシュー51
に対応する係止爪63を設けたものである。この実施例に
よれば、係止爪63によってロックされるため、トルク伝
達を確実に行なうことができる。他の構成は、前記実施
例とほぼ同一であるため、同符号を付して説明を省略す
る。
なお、この発明は、上記実施例に限定されるものでは
ない。例えば、遠心クラッチを2ウエイクラッチに構成
することにより、後退走行時にもロック可能にすること
も可能である。
さらに、この実施例では、四輪駆動車の動力伝達装置
について説明したが、粘性抵抗を用いた差動制限装置に
適用もできる。
[効果] 以上の説明より明らかなように、差動回転によって、
密封室内部の圧力が上昇する前に遠心クラッチの作用に
よって第1部材と第2部材とを直結することができるた
め、両部材間に配されたシール部材に作用する圧力が低
くなり、耐久性を向上させることができる。しかも、遠
心クラッチによる連結であるため、従来のように昇温に
伴ない生じる圧力上昇を利用しピストン作用で締結する
ようなものと違い確実性があり、安定した動作を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る動力伝達装置の断面
図、第2図は第1図のII-II線矢視断面図、第3図は遠
心クラッチの他の実施例を示す第2図と同様の断面図で
ある。 (図面の主要部を表わす符号の説明) 3……入力側部材、25(15,17,23)……出力側部材、27
……密封室、45……抵抗板、49……遠心クラッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対回転可能な第1部材及び第2部材と、
    これら両部材間に設けられ粘性流体を封入した密封室
    と、この密封室内に交互に近接して配設され一方は前記
    第1部材と共に回転し、他方は第2部材と共に回転する
    相対回転可能な複数の抵抗板とから構成され、前記粘性
    流体の粘性抵抗によって前記両部材間に動力伝達を行な
    う動力伝達装置において、前記第1部材と第2部材との
    間に、第1部材を入力部材とし第2部材を出力部材とし
    て前記第1部材を所定の回転数を越えて回転させたとき
    遠心力により前記両部材間を連結する遠心クラッチを備
    えたことを特徴とする動力伝達装置。
JP61081127A 1985-05-27 1986-04-10 動力伝達装置 Expired - Fee Related JP2520876B2 (ja)

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