JP2520627Y2 - フランジ付リベットの姿勢制御送出しチャック - Google Patents

フランジ付リベットの姿勢制御送出しチャック

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JP2520627Y2
JP2520627Y2 JP40644490U JP40644490U JP2520627Y2 JP 2520627 Y2 JP2520627 Y2 JP 2520627Y2 JP 40644490 U JP40644490 U JP 40644490U JP 40644490 U JP40644490 U JP 40644490U JP 2520627 Y2 JP2520627 Y2 JP 2520627Y2
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rivet
claw
flange
holding
attitude control
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JP40644490U
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Inventor
邦秀 吉田
Original Assignee
株式会社吉田機械製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ブレーキシューのラ
イナー固着用に使用されるフランジ付リベットを、横方
向の送入であってもリベットRのフランジFを後端とし
て所望の位置に確実に真っ直ぐ送り込むべく姿勢制御す
るフランジ付リベットの姿勢制御送出しチャックに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ブレーキシューの一面へライナー
を固着するためのフランジ付リベットを加締る場合、そ
の加締装置としては、いわゆる、縦型と称されているも
のがある。
【0003】この装置は、ブレーキシューを載置する載
置台を形成し、この載置台のほぼ中央には、下方から加
締体を出没自在に配しておき、一方、この加締棒の上方
には、リベット溜から適宜移送手段によりフランジを後
端として送られてきたリベットを先端が下向にガイドさ
れてライナー或いはブレーキシューの座ぐり孔に送入す
るリベット送入機が配されている。そして、そのリベッ
ト送入機におけるリベットのガイド構造は、リベット溜
からフランジを後端として送られてきたリベットを、下
方へ向ってテーパー状に窄まったガイドに落し込み、そ
の窄まっているガイドによってリベットは先端が下向き
となって位置し、その状態で、リベットの平らな後端を
押し出し機によって押圧して載置台上に配されているブ
レーキシューの表面に適宜位置させてあるライナー或い
はブレーキシューの座ぐり孔にリベットを送入するよう
に形成してある。又、そのようにしてライナー或いはブ
レーキシューの座ぐり孔に送入されてブレーキシュー或
いはライナーの取付孔を貫通したリベットは、押し出し
機と加締体とにより挟まれて加締られるのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このように
形成した加締装置は、次に示すような問題点があった。
【0005】すなわち、その1は、特に、リーディング
トレーリング方式の場合のブレーキシューの形状は、ブ
レーキドラム内周面に接触するようにするがため、ライ
ナーを取付ける面がブレーキドラム内周面に倣って湾曲
形成されているため、前記載置台に載置した際に、その
湾曲した面を載置台に接触するようにして作業者が手等
で押えながら加締作業を行う必要があるので、安定せず
作業しにくい問題点がある。
【0006】又、その2は、特に、大型車のブレーキシ
ューの場合、そのブレーキシューの重量が嵩む関係で、
前記安定が悪い状態で作業者が手等で押えながら作業す
ることは非常に難しく、位置合せも困難となるから熟練
が必要となり、作業効率も悪くコスト高につながる問題
点があった。
【0007】更に、その3は、縦型であるがため、前記
したような大型車のブレーキシューの場合に、作業者の
視認状態が悪くなることがあり、この点からも位置合せ
が困難となるから熟練を必要とする問題点もあった。
【0008】そして、最も大きな問題点は、リベット溜
からフランジを後端として送られてきたリベットを、下
方へ向ってテーパー状に窄まったガイドに落し込み、そ
の窄まっているガイドによってリベットは先端が下向き
となって位置し、その状態で、リベットの平らな後端を
押し出し機によって押圧して載置台上に配されているブ
レーキシューの表面に適宜位置させてあるライナー或い
はブレーキシューの座ぐり孔にリベットを送入するよう
に形成してあるから、リベットの平らな後端を押し出し
機によって押圧した際に、その後端を平らな端面によっ
て押出したとしても、その時のリベットの状態次第では
曲って送り出されてしまう問題点があった。
【0009】そこで、この考案は、上述した問題点等に
鑑み、横方向の送出しであっても、フランジ付リベット
の送り出し姿勢を送出し方向に向って常に真っ直ぐな状
態とし、リベット送入の際のブレーキシューへのリベッ
ト送入位置合せを誰にでも容易に行い得るようにして、
作業能率を向上させる姿勢制御チャックの提供を課題と
して案出されたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この考案は、後端にフラ
ンジを有するフランジ付リベットを通過し得る略筒体に
てなるリベット通過筒と、このリベット通過筒内に爪端
が出没自在となるように軸支した少なくとも 3個以上の
リベット保持爪と、これらのリベット保持爪の爪端を常
時リベット通過筒の中心軸線方向へ押圧する弾撥材とに
てなり、リベット保持爪の各爪端は、リベットを保持す
る際に、リベットの周面にそれぞれ面接触すべく形成し
たことにより、上述した課題を解決するものである。
【0011】
【作用】この考案に係るフランジ付リベットの姿勢制御
送出しチャックは、例えば、リベットを、押出し機等に
よって保持チャック内に押し込むと、そこのリベット保
持爪によってリベットの先端がガイドされて少なくとも
その先端はリベット通過筒の中心軸線上に位置するよう
になる。
【0012】そして、そのまま押出し機によって押し続
けると、弾撥材によって常にリベット通過筒の中心軸線
方向へ押圧されているリベット保持爪の爪端の部分をリ
ベットが通過する。そうすると、リベット保持爪によっ
てリベットの周面が面接触の状態で挟持される形になる
から、リベットの姿勢はそこで修正制御され、それによ
って、リベットは正規な送り出し状態の姿勢になり、更
にそのまま押出し機によって押し続けることで、リベッ
トのフランジが通過する間隔までリベット保持爪の爪端
は拡げられてから押出される。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照してこの考案の一実施例を
説明すると次の通りである。
【0014】すなわち、図に示す符号1はフランジFを
後端として送られてきたリベットRを、横方向で送出し
ても真っ直ぐに送出せる姿勢制御チャックであり、図1
及び図2に示すように、先端には送入ヘッド2を有し、
リベットRが通過可能となるように、リベットRのフラ
ンジFが若干の隙間を有して通過できる径の略筒体にて
なるリベット通過筒3と、このリベット通過筒3内或い
はその近傍に爪端4aが出没自在となるように爪保持体
6内に円周方向均等配分にて軸支した少なくとも 3個以
上、図示の場合は 3個のリベット保持爪4と、前記爪保
持体6内に形成した弾撥材保持凹部7に、リベット保持
爪4の爪端4aを常時リベット通過筒3の中心軸線方向
へ押圧する弾撥材5とにてなり、リベット保持爪4の各
爪端4aは、リベットRを保持する際に、リベットRの
周面にそれぞれ面接触すべく形成してある。
【0015】このリベット保持爪4は、側面から見て、
図2に示すように、リベット通過筒3内、或いはその前
方近傍に突出した状態でリベットRをリベット通過筒3
の中心軸線に向うように窄まってガイドするガイド面4
bを有すると共に、その爪端4aは尖っていないで若干
の幅を有し、正面から見れば、図1に示すように、爪端
4aの部分はリベットRを保持した際にリベットRの周
面に沿って面接触するように円弧状に形成されている。
【0016】そして、このように形成される姿勢制御チ
ャック1の先端に設けた送入ヘッド2は、図示の場合
は、爪保持体6に一体に形成されている。ただ、この送
入ヘッド2は、常に姿勢制御チャック1の送り出し前方
に位置するので消耗品となり得るから、爪保持体6に取
り外し可能に嵌め込むか、或いは外嵌するように形成す
るのが望ましい。
【0017】このように構成した姿勢制御チャック1
は、図3に示すように、ブレーキシューSにライナーL
を取付ける際等に使用される。
【0018】すなわち、先ず、姿勢制御チャック1内の
リベット通過筒3にフランジFを後端としてリベットR
が送り込まれた後、押出し機11を作動させる。
【0019】そうすると、リベットRは、押出し機11
の摺動部13を摺動する押出し棒12によって姿勢制御
チャック1内に押し込まれ、そこのリベット保持爪4の
ガイド面4bによってリベットRの先端がガイドされて
少なくともその先端はリベット通過筒3及び送入ヘッド
2の中心軸線上に位置するようになる。
【0020】そして、そのまま押出し棒12によって押
し続けると、弾撥材5によって常にリベット通過筒3の
中心軸線方向へ押圧されているリベット保持爪4の爪端
4aの部分をリベットRが通過する。そうすると、リベ
ット保持爪4によってリベットRの周面が面接触の状態
で挟持される形になるから、リベットRの姿勢はそこで
修正制御され、それによって、リベットRは正規な送り
出し状態の姿勢になり、更にそのまま押出し棒12によ
って押し続けることで、リベットRのフランジFが通過
する間隔までリベット保持爪4の爪端4aは拡げられて
送入ヘッド2から押出される。そうすると、ライナーL
の座ぐり孔H1に挿入されてブレーキシューSの取付孔
H2も貫通しリベットRの先端が反対側に突出する。
【0021】そこで、リベット加締機14の加締棒が反
対側から前進してきて押出し棒12の先端とによってリ
ベットRの先端を加締るものである。
【0022】尚、この考案は、前述した実施例に限定さ
れることがないことはいうまでもない。
【0023】
【考案の効果】上述の如く構成したこの考案は、後端に
フランジFを有するフランジF付リベットRを通過し得
る略筒体にてなるリベット通過筒3と、このリベット通
過筒3内に爪端が出没自在となるように軸支した少なく
とも 3個以上のリベット保持爪4と、これらのリベット
保持爪4の爪端4aを常時リベット通過筒3の中心軸線
方向へ押圧する弾撥材5とにてなり、リベット保持爪4
の各爪端4aは、リベットRを保持する際に、リベット
Rの周面にそれぞれ面接触すべく形成したことにより、
フランジFを後端として送られてきたリベットRは、姿
勢制御チャック1内において、弾撥材5によって常にリ
ベット通過筒3の中心軸線方向へ押圧されているリベッ
ト保持爪4の爪端4aの部分をリベットRが通過する
と、リベット保持爪4によってリベットRの周面が面接
触の状態で挟持される形になるから、リベットRの姿勢
はそこで修正制御され、横方向の送入であっても、例え
ば、リベットRが送入されるブレーキシューSのライナ
ーLの座ぐり孔H1に向って先端を前にして真っ直ぐな
状態で押し出されるべく保持することができるものであ
る。
【0024】従って、例えば、ブレーキシューSにライ
ナーLを取付けるような作業であっても、その作業は、
熟練を要せず確実に行うことができる。
【0025】このように、この考案によれば、横方向の
送入でもリベットの送り出し姿勢を常に真っ直ぐな状態
とすることができるから、重量の嵩む材料同士のリベッ
トによる加締作業を容易で確実に行うことができ、作業
能率を大幅に向上させることができる等の実用上の有益
な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の位置実施例の正面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視線断面図である。
【図3】加締状態を示す要部平断面図である。
【符号の説明】
1 姿勢制御チャック 2 送入ヘッド 3 リベット通過筒 4 リベット保持爪 4a 爪端 4b ガイド面 5 弾撥材 6 爪保持体 7 弾撥材保持凹部 11 押出し機 12 押出し棒 13 摺動部 14 リベット加締機 F フランジ H1 座ぐり孔 H2 取付孔 L ライナー R リベット S ブレーキシュー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後端にフランジを有するフランジ付リベ
    ットを通過し得る略筒体にてなるリベット通過筒と、こ
    のリベット通過筒内に爪端が出没自在となるように軸支
    した少なくとも 3個以上のリベット保持爪と、これらの
    リベット保持爪の爪端を常時リベット通過筒の中心軸線
    方向へ押圧する弾撥材とにてなり、リベット保持爪の各
    爪端は、リベットを保持する際に、リベットの周面にそ
    れぞれ面接触すべく形成したことを特徴とするフランジ
    付リベットの姿勢制御送出しチャック。
JP40644490U 1990-12-21 1990-12-21 フランジ付リベットの姿勢制御送出しチャック Expired - Lifetime JP2520627Y2 (ja)

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JPH0494127U JPH0494127U (ja) 1992-08-14
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Effective date: 19960611