JP2520296Y2 - 運搬用ハンドル付画像形成装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、運搬用のハンドルを備えた小型のレーザー
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関
する。

従来技術 上記形成の画像形成装置は、周知である。この種の画
像形成装置は、ハンドルを給紙台、給紙トレイの補助や
排紙トレイの補助に兼用させたもの等が提案されてい
る。

また、画像形成装置において、装置本体から排出され
た転写紙をページ順にすべく反転させる場合には、装置
本体内に反転機構を設けたり、反転構造に形成してい
た。

考案が解決しようとする課題 しかしながら、装置本体内に反転機構を設けたり、反
転構造に形成すると、高価になるだけでなく、画像形成
装置も大型化するという問題があった。

本考案は、上述した従来の問題を解消し、運搬用のハ
ンドルにより排紙された転写紙の方向転換可能な画像形
成装置を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段 上記目的を達成する本考案の構成は次の如くである。

運搬用のハンドルを備えた画像形成装置において、前
記運搬用のハンドルが画像形成装置の排紙部近傍に配置
され、該ハンドルに画像形成装置の排紙部から排出され
た転写紙が当って排紙方向が変換される変換部が形成さ
れていることを特徴とする運搬用ハンドル付画像形成装
置。

作用 上記構成によれば、画像形成装置の排紙部から排出さ
れた転写紙をハンドルの変換部に当てることにより、排
紙方向を変換し、転写紙を裏面排紙することができる。

実施例 以下、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。

第１図は、本考案に係る画像形成装置としてのレーザ
ープリンタを示す斜視図である。

第１図において、符号１はレーザープリンタ本体であ
り、レーザープリンタ本体１の一面には給紙台、給紙カ
セット等の給紙部２が設けられ、その反対面に排紙部と
しての排紙口３が設けられている。レーザープリンタ本
体１には、この排紙口３の近傍に、運搬用のハンドル４
が設けられており、ハンドル４は把手部５と、該把手部
５の両側に一体的に設けられた折り曲げ部６とから構成
されている。このハンドル４は、折り曲げ部６がレーザ
ープリンタ本体１の取り付け具６にピン７を介して回動
可能に取り付けられている。レーザープリンタを持ち運
ぶ場合には、第２図に示すように、ハンドル４を立てた
状態にして行なう。

また、ハンドル４は第３図に示すように、排紙口３側
に寝かしたとき、その握り部分が排紙口３と対向する位
置される。そして、その対向面には第４図に示すよう
に、排紙口３から排出された転写紙が当って排紙方向が
変換される変換部としての湾曲ガイド部９が形成され、
湾曲ガイド部９は折り曲げ部６から把手部５に渡って形
成されている。なお、折り曲げ部６の間隔は反転される
転写紙の幅よりも小さい幅に設定されている。

かく構成されたレーザープリンタは、第２図に示すよ
うに、ハンドル４を立てた状態で持ち運ぶことができ
る。そして、ハンドル４を第３図に示すように、排紙口
３と対向する位置に寝かすと、湾曲ガイド部９に排紙口
３から排出された転写紙が当る。そして、転写紙が湾曲
ガイド部９に案内されて矢印Ａ方向に排紙方向が変換さ
れ、レーザープリンタ本体１上に裏面排紙される。な
お、ハンドル４を立てた状態で、転写紙を排紙口３から
排出させれば、転写紙が矢印Ａ方向に排紙方向が変換さ
れずに直進する。従って、はがき等の腰のある紙でも転
写紙としてできる。このとき、ハンドル４は排出された
はがき等の支えにもなる。

効果 上記構成によれば、本考案は画像形成装置の排紙部か
ら排出された転写紙をハンドルに当てれば、その変換部
によって排紙方向を変換され、転写紙を選択的に裏面排
紙したりすることが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案に係る画像形成装置としてのレーザー
プリンタを示す斜視図、第２図はその運搬時の説明図、
第３図は本考案の作動を説明する説明図、第４図は第３
図の一部を拡大した拡大説明図である。 １…レーザープリンタ本体 ３…排紙口 ４…ハンドル ９…湾曲ガイド部

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】運搬用のハンドルを備えた画像形成装置に
   おいて、 前記運搬用のハンドルが画像形成装置の排紙部近傍に配
   置され、該ハンドルに画像形成装置の排紙部から排出さ
   れた転写紙が当って排紙方向が変換される変換部が形成
   されていることを特徴とする運搬用ハンドル付画像形成
   装置。