JP2520264B2 - 気化器の燃料回収装置 - Google Patents

気化器の燃料回収装置

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JP2520264B2 JP62228157A JP22815787A JP2520264B2 JP 2520264 B2 JP2520264 B2 JP 2520264B2 JP 62228157 A JP62228157 A JP 62228157A JP 22815787 A JP22815787 A JP 22815787A JP 2520264 B2 JP2520264 B2 JP 2520264B2
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  • Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は再始動時の始動性を向上し得る気化器の燃料
回収装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、フロート式気化器を用いたガソリンエンジンに
あって、エンジン停止状態で長期間放置した場合のフロ
ート室内に残ったガソリンにあってはその軽質分が蒸発
して気化性の悪い重質分が残留するために、このような
状態で再始動する場合には始動性が悪化することが知ら
れている。
そこで、実開昭59−159774号公報には、密封式燃料タ
ンクを設け、エンジン停止後の温度低下により生じるタ
ンク内の負圧を利用して、気化器のフロート室内の残留
燃料をタンク内に吸い上げ回収するようにしたものが開
示されている。このようにすれば、エンジン停止後フロ
ート室内の燃料レベルが下がるため、再始動時に燃料コ
ックを開くことにより、新しい燃料が補充されて始動性
を向上することができるが、燃料タンクを密封構造とす
るため、その構造工程が複雑化しかつ製造コストが高騰
する虞れがある。
また、実開昭59−159773号公報には、エンジン停止レ
バーと連動するポンプレバーにより駆動されるダイヤブ
ラム式ポンプをフロート室下部に設け、フロート室内と
ポンプ室内とを連通することにより、エンジン停止時に
フロート室内の残留燃料をポンプ室内に吸引するように
したものが開示されている。このようにすることによ
り、エンジン停止操作の度毎に確実にフロート室内の燃
料を回収することができ、上記した問題点を解消するこ
とができるが、長期間エンジン停止状態で放置した場合
にはポンプ室内に燃料が長期間放置されるため、前記と
同様に再始動時の始動性が悪化する虞れがある。また、
燃料回収を自動的に行うべく電動ポンプを設けることが
考えられるが、ポンプ操作を別個に行うことにより操作
が煩雑化したり、エンジン関係とは別個に電気回路を構
成することにより装置が複雑化するという問題が生じ
る。
〈発明が解決しようとする問題点〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目
的は、操作が煩わしくなく、かつ簡単な構造でエンジン
を再始動する際の始動性を向上し得る気化器の燃料回収
装置を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、気化器のフロー
ト室の底部と燃料タンクとを連通する連通路と、前記フ
ロート室内の燃料を前記燃料タンク内に戻すべく前記連
通路の中間部に設けられたポンプ手段とを有し、前記ポ
ンプ手段が、エンジン始動手段と連動するように連結さ
れていることを特徴とする気化器の燃料回収装置を提供
することにより達成される。
〈作用〉 このようにすれば、ポンプ手段によりフロート室内の
燃料を燃料タンクに回収することができ、再始動時には
エンジン始動操作のみで燃料タンク内の新しい燃料を供
給することができる。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本発明を特定の実施例に
ついて詳細に説明する。
第1図は本発明に基づき構成された気化器の燃料回収
装置の全体を示している。気化器本体1には、略水平方
向に延在する吸気道2が内設されており、吸気道2の略
中央部に位置するベンチュリ部3を挟んで吸気上流側に
チョーク弁4が、吸気下流側にスロットル弁5がそれぞ
れ回転自在に軸支されている。両弁4、5は図示されな
いリンク、レバー、或いはケーブルを介して遠隔操作可
能なようにされている。
気化器本体1のベンチュリ部3近傍の下面から略円筒
状のボス6が垂設されており、該ボス6の中心に穿通さ
れた孔内には、ベンチュリ部3にその先端を突出した燃
料ノズル7及び、燃料ノズル7と一体的に形成されたエ
アブリード管8が嵌入され、更にエアブリード管8の下
部には燃料ジェット9が螺着されている。
エアブリード管8の外周面とボス6の中心孔の内周面
との間には空隙10が形成されており、該空隙10と吸気道
2の上流端とを連通する図示されない通路を経て、エア
ブリード管8内にブリードエアを導入し得るようにされ
ている。
気化器本体1の下部には、概ねカップ状をなすフロー
ト室体11がシール部材12を介して取着されている。この
フロート室体11は、ボス6の遊端部に切設された内ねじ
に、フロート室体11底壁の中心部に穿設された孔を貫通
するボルト14を螺合することにより、気化器本体1に固
着されている。
ボス6の下端部には、燃料ジェット9とボルト14との
両端面により形成される空隙16とフロート室13内とを連
通する燃料通路17が穿設されている。また気化器本体1
の底壁には、フロート弁22を受容するバルブガイド18が
下方に向けて延設され、燃料タンク27と連結すべく燃料
通路19がこのバルブガイド18と連通して穿設されてい
る。
フロート室13内には、気化器本体1の垂設されたボス
1aにピン20を用いて枢支されたフロート21が収納されて
おり、該フロート21が燃料消費に応じて上下に浮動する
ことによりフロート弁22が開閉動作し、フロート室13内
の燃料液面Lが常に略一定となるようにされている。
また、ボス6の外周部にはボス6の下部を囲繞するよ
うにスカート体24が固着されている。スカート体24の上
端部にはガイドパイプ25が立設しており、フロート弁22
を介して燃料通路19と連通すべく気化器体体1に穿設さ
れたガイド孔23にガイドパイプ25が接続している。尚、
スカート体24の上端部には空気抜きのための空気抜きパ
イプ26も立設しており、その上方開口端がフロート室13
内の液面の上方に突出している。
気化器本体1に設けられた燃料通路19には、燃料タン
ク27の下部に取付られた燃料コック28を介して燃料タン
ク27内の燃料を導くための燃料パイプ29が接続されてお
り、燃料コック28を開くべく図に示す位置に回すことに
より燃料が燃料通路19に導入される。
ところで、フロート室13の底部にはドレンパイプ30が
固設されており、ドレンパイプ30には第1の連通路31を
介してポンプ手段としてのダイヤフラム32の吸込み口33
が接続されている。そして、ダイヤフラムポンプ32の吐
出口36が、燃料タンク27内に開口するように設けられた
パイプ38に第2の連通路40を介して接続されており、フ
ロート室13と燃料タンク27とが連通可能なようにされて
いる。更に、ダイヤフラムポンプ32の吸込み口22にはフ
ロート室13内の燃料をダイヤフラムポンプ32のポンプ室
35内に向けて通す向きに作用する逆止弁34が接続されて
いると共に、ダイヤフラムポンプ32の吐出口36にはポン
プ室35から燃料タンク27に向けて燃料を通す向きに作用
する逆止弁37が接続されている。
また、エンジン始動手段としてのスタータモータ41に
はその回転軸と連動して往復動し得るようにされた公知
形式のリンク機構のリンクレバー42が取付けられてお
り、ダイヤフラムポンプ32のダイヤフラム39と一体をな
す連設ロッド43がリンクレバー42の作動に連結されてい
る。
次に上記実施例の作動について説明する。
エンジンを始動すべく図示すれていないスタートスイ
ッチをオンすることによりスタータモータ41が回転し
て、リンクレーバー42を介してダイヤフラム39が図の矢
印Aにより示されるように往復駆動される。このダイヤ
フラム39の往復運動により生じるポンプ作用により、フ
ロート室13の残留燃料がポンプ室35内に吸込まれ、そし
て燃料タンク27内に向けて押出される。従って、フロー
ト室13の液面Lが低下するため、フロート弁22が開いて
燃料タンク27内の新しい燃料がフロート室13の補充さ
れ、かつスカート体24に導かれて燃料ジェット9に取入
れられる。このようにして、気化性の良い新しい燃料が
燃料ノズル7から吸気道2内に噴出するため、始動性が
良い。
上記実施例にあってはダイヤフラムポンプ32の駆動源
としてスタータモータ41を用いたが、例えば汎用小型エ
ンジン等に用いられるリコイルスタータを用いてもよ
い。この場合には、リコイルスタータを駆動すべくレバ
ーを引く際に回転する回転軸に前記と同様にリンク機構
を連結することにより、ダイヤフラムポンプ32を駆動し
得る。
尚、上記実施例に於けるダイヤフラムポンプ32にあっ
ては、限定するものではなく、ビストンポンプも可能で
あり、更に種々のポンプを用いることができる。
〈発明の効果〉 このように本発明のよれば、フロート4室内の残留燃
料をエンジン始動手段に連動させたポンプ手段を用いて
回収することから、エンジン始動操作のみで、燃料タン
クの新しい燃料をフロート室に補充することから、再始
動時に新しい燃料を使用することができ、始動性が向上
する。特に、長期間エンジンを停止した後の再始動時の
始動性が向上する。また、別個に電動ポンプを設ける場
合のように新たな電気回路を設ける必要が無く、装置を
簡略化し得るなど、その効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に基づき構成された気化器の燃料回収
装置の全体を示す図である。 1……気化器本体、1a……ボス 2……吸気道、3……ベンチュリ部 4……チョーク弁、5……スロットル弁 6……ボス、7……燃料ノズル 8……エアブリード管、9……燃料ジェット 10……空隙、11……フロート室体 12……シール部材、13……フロート室 14……ボルト、16……空隙 17……燃料通路、18……バルブガイド 19……燃料通路、20……ピン 21……フロート、22……フロート弁 23……ガイド孔、24……スカート体 25……ガイドパイプ、26……空気抜きパイプ 27……燃料タンク、28……燃料コック 29……燃料パイプ、30……ドレインパイプ 31……第1の連通路、32……ダイヤフラムポンプ 33……吸込み口、34……逆止弁 35……ポンプ室、36……吐出口 37……逆止弁、38……パイプ 39……ダイヤフラム、40……第2の連通路 41……スタータモータ、42……リンクレバー 43……連接ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 重行 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 実開 昭59−91471(JP,U) 実開 昭56−57960(JP,U) 実開 昭56−45160(JP,U) 実開 昭56−38158(JP,U) 実公 昭48−39921(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気化器のフロート室の底部と燃料タンクと
    を連通する連通路と、前期フロート室内の燃料を前記燃
    料タンク内に戻すべく前記連通路の中間部に設けられた
    ポンプ手段とを有し、 前記ポンプ手段が、エンジン始動手段と連動するように
    連結されていることを特徴とする気化器の燃料回収装
    置。
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JPS5645160U (ja) * 1979-09-14 1981-04-23
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JPS5991471U (ja) * 1982-12-11 1984-06-21 三菱重工業株式会社 気化器の燃料自動抜取り装置

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