JP2520134B2 - 立体テレビジョン信号形成装置 - Google Patents
立体テレビジョン信号形成装置Info
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- JP2520134B2 JP2520134B2 JP62193846A JP19384687A JP2520134B2 JP 2520134 B2 JP2520134 B2 JP 2520134B2 JP 62193846 A JP62193846 A JP 62193846A JP 19384687 A JP19384687 A JP 19384687A JP 2520134 B2 JP2520134 B2 JP 2520134B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、立体テレビジョン信号形成装置に関するも
のであり、特に立体テレビジョン信号形成の改良を図っ
たものである。
のであり、特に立体テレビジョン信号形成の改良を図っ
たものである。
[従来の技術] 従来の立体テレビジョンの技術としては、例えば、毎
秒像数60フィールド,走査線数525本からなる現行のテ
レビジョン標準方式(以下、現行方式という)によるテ
レビジョンのインターレース走査を利用して、第1フィ
ールドを左画像,第2フィールドを右画像として、左お
よび右の映像をフィールド毎に交互に切り換えて表示面
上に表示し、その表示に同期するように左および右眼用
のシャッタを交互に開閉して立体視するものが一般的で
ある。
秒像数60フィールド,走査線数525本からなる現行のテ
レビジョン標準方式(以下、現行方式という)によるテ
レビジョンのインターレース走査を利用して、第1フィ
ールドを左画像,第2フィールドを右画像として、左お
よび右の映像をフィールド毎に交互に切り換えて表示面
上に表示し、その表示に同期するように左および右眼用
のシャッタを交互に開閉して立体視するものが一般的で
ある。
一方、上述の立体テレビジョンでは、30Hzのフリッカ
が発生し、著しく画質を劣化させるため、ディジタルメ
モリを用いて等価的にフィールド周波数を2倍にするこ
とにより、フリッカのない立体画像を得る方法が考えら
れている。例えば、松下電器産業(株)の特開昭56−16
8484号,(株)日立製作所の特開昭58−139589号,アメ
リカ・ステレオグラフィックス社の特開昭59−500298号
等である。さらにこの他、フリッカと垂直解像度低下の
2つの問題点を解決する方式も考案された(例えば、NH
K特願昭61−188777号)。
が発生し、著しく画質を劣化させるため、ディジタルメ
モリを用いて等価的にフィールド周波数を2倍にするこ
とにより、フリッカのない立体画像を得る方法が考えら
れている。例えば、松下電器産業(株)の特開昭56−16
8484号,(株)日立製作所の特開昭58−139589号,アメ
リカ・ステレオグラフィックス社の特開昭59−500298号
等である。さらにこの他、フリッカと垂直解像度低下の
2つの問題点を解決する方式も考案された(例えば、NH
K特願昭61−188777号)。
すなわち、上述の方式により、フィールド周波数を2
倍にした速度で読み出される立体テレビジョン信号処理
装置の例について、第8図によりその動作を説明する。
倍にした速度で読み出される立体テレビジョン信号処理
装置の例について、第8図によりその動作を説明する。
図において、1および5は前置低域ろ波器(LPF)、
2および6はA/D変換器である。3,4,7および8はそれぞ
れフィールドメモリであり、左および右画像の奇数およ
び偶数フィールドを記憶する。
2および6はA/D変換器である。3,4,7および8はそれぞ
れフィールドメモリであり、左および右画像の奇数およ
び偶数フィールドを記憶する。
9はメモリ読み出し/書き込みコントローラ、10は倍
速同期信号発生回路、11は1/120秒周期で切換えるスイ
ッチングパルス発生器、12はD/A変換器、13は後置低域
ろ波器(LPF)である。
速同期信号発生回路、11は1/120秒周期で切換えるスイ
ッチングパルス発生器、12はD/A変換器、13は後置低域
ろ波器(LPF)である。
SW1〜SW5は切換スイッチであり、左および右画像の各
々の奇数フィールドおよび偶数フィールドを、それぞれ
順次にフィールドメモリ3,4および7,8に書き込み、読み
出すように切換える。
々の奇数フィールドおよび偶数フィールドを、それぞれ
順次にフィールドメモリ3,4および7,8に書き込み、読み
出すように切換える。
左画像信号Lは前置低域ろ波器1を通り、A/D変換器
2でディジタル信号に変換されたのち、連続する奇数フ
ィールド画像信号L1,および偶数フィールド画像信号L2
が交互に切換えられ、メモリ読み出し/書き込みコント
ローラ9に制御されて、標準方式の走査速度で第1フィ
ールドメモリ3および第2フィールドメモリ4にそれぞ
れ書き込まれる。右画像信号Rについても、同様に前置
低域ろ波器5を通りA/D変換器6でディジタル信号に変
換され、連続する奇数フィールド信号R1および偶数フィ
ールド信号R2が第3フィールドメモリ7および第4フィ
ールドメモリ8にそれぞれ書き込まれる。
2でディジタル信号に変換されたのち、連続する奇数フ
ィールド画像信号L1,および偶数フィールド画像信号L2
が交互に切換えられ、メモリ読み出し/書き込みコント
ローラ9に制御されて、標準方式の走査速度で第1フィ
ールドメモリ3および第2フィールドメモリ4にそれぞ
れ書き込まれる。右画像信号Rについても、同様に前置
低域ろ波器5を通りA/D変換器6でディジタル信号に変
換され、連続する奇数フィールド信号R1および偶数フィ
ールド信号R2が第3フィールドメモリ7および第4フィ
ールドメモリ8にそれぞれ書き込まれる。
ここでLおよびRはそれぞれ左画像および右画像信号
を、添字はフィールド番号を示し、同じ添字は同時刻に
撮影されたことを示す。
を、添字はフィールド番号を示し、同じ添字は同時刻に
撮影されたことを示す。
そして書き込まれた各フィールド画像信号はメモリコ
ントローラ9に制御されて2倍相当の読み出し速度で読
み出され、さらに、倍速同期信号発生回路10,スイッチ
ングパルス発生回路11によりL1→R1→L2→R2の順序で約
1/120秒毎にフィールドメモリ3,4および7,8の出力をス
イッチSW3,SW4およびSW5により切換えられて読み出され
る。
ントローラ9に制御されて2倍相当の読み出し速度で読
み出され、さらに、倍速同期信号発生回路10,スイッチ
ングパルス発生回路11によりL1→R1→L2→R2の順序で約
1/120秒毎にフィールドメモリ3,4および7,8の出力をス
イッチSW3,SW4およびSW5により切換えられて読み出され
る。
上述した左画像信号Lおよび右画像信号Rの制御処理
が順次繰返される。
が順次繰返される。
このようにして、切換スイッチSW5からの出力信号をD
/A変換器でアナログ信号に復元し、後置低域ろ波器13を
介して時系列立体テレビジョン信号が得られる。
/A変換器でアナログ信号に復元し、後置低域ろ波器13を
介して時系列立体テレビジョン信号が得られる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このように高速で読み出される立体テ
レビジョン信号を伝送するためには、この信号の周波数
成分が、現行方式によるテレビジョン信号の2倍に増加
するので、そのままでは2倍の容量の伝送帯域が必要と
なるという欠点がある。またこの質号を記録,再生する
場合も、従来に比して所要帯域が2倍の装置を必要とす
る欠点がある。また、フィールドメモリは大容量で、し
かも高速度の読み出しが可能なメモリを必要とする等の
問題点があった。
レビジョン信号を伝送するためには、この信号の周波数
成分が、現行方式によるテレビジョン信号の2倍に増加
するので、そのままでは2倍の容量の伝送帯域が必要と
なるという欠点がある。またこの質号を記録,再生する
場合も、従来に比して所要帯域が2倍の装置を必要とす
る欠点がある。また、フィールドメモリは大容量で、し
かも高速度の読み出しが可能なメモリを必要とする等の
問題点があった。
一方、人間の視覚系の性質は、左右眼の視力にかなり
差がある場合でも、両眼で物を見た場合には視力の良い
方の眼で見た状態に近い見え方をする。この性質を利用
すれば、立体テレビジョン画像の信号帯域を圧縮するこ
とができる。すなわち、左右画像のうち、一方を広帯域
画像、他方を狭帯域画像として、左右眼に提示した場合
の見え方は、左右画像を共に広帯域画像で提示した場合
とほぼ近い見え方をする。ただし、これは左画像と右画
像の信号帯域の差があまり大きくない条件のもとで成立
する。左画像と右画像の信号帯域が大きく異なる提示条
件のもとでは、眼科学の分野で、左右眼の視力が異な
る、いわゆる“両眼不同視”の状態となり、物の奥行感
がわかりにくくなったり、対象物が不自然に見えたり、
眼が疲れるような印象を与える。したがって、左右画像
の一方をつねに広帯域にし、他方を狭帯域にする方法で
は、大幅な信号帯域の圧縮は望めないという欠点があっ
た。
差がある場合でも、両眼で物を見た場合には視力の良い
方の眼で見た状態に近い見え方をする。この性質を利用
すれば、立体テレビジョン画像の信号帯域を圧縮するこ
とができる。すなわち、左右画像のうち、一方を広帯域
画像、他方を狭帯域画像として、左右眼に提示した場合
の見え方は、左右画像を共に広帯域画像で提示した場合
とほぼ近い見え方をする。ただし、これは左画像と右画
像の信号帯域の差があまり大きくない条件のもとで成立
する。左画像と右画像の信号帯域が大きく異なる提示条
件のもとでは、眼科学の分野で、左右眼の視力が異な
る、いわゆる“両眼不同視”の状態となり、物の奥行感
がわかりにくくなったり、対象物が不自然に見えたり、
眼が疲れるような印象を与える。したがって、左右画像
の一方をつねに広帯域にし、他方を狭帯域にする方法で
は、大幅な信号帯域の圧縮は望めないという欠点があっ
た。
そこで本発明の目的は、人間の視覚の性質を巧みに利
用して上述の問題点を解消し、伝送周波数帯域を圧縮し
てフィールドメモリ容量を節減することができる立体テ
レビジョン信号形成装置を提供することにある。
用して上述の問題点を解消し、伝送周波数帯域を圧縮し
てフィールドメモリ容量を節減することができる立体テ
レビジョン信号形成装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] このような目的を達成するために、本発明では、立体
テレビジョンの左および右眼用画像のフィールド信号を
交互にその周波数帯域を狭帯域とするようにする。
テレビジョンの左および右眼用画像のフィールド信号を
交互にその周波数帯域を狭帯域とするようにする。
すなわち、左および右眼用の2つのテレビジョン信号
を択一的に選択して、一方のテレビジョン信号を取り出
す第1の選択手段と、左および右眼用の2つのテレビジ
ョン信号を択一的に選択して、一方のテレビジョン信号
とは相補的なタイミングで他方のテレビジョン信号を取
り出す第2の選択手段と、第1の選択手段からの出力を
遅延する遅延手段と、第2の選択手段からの出力を帯域
制限する帯域制限手段と、遅延手段からの出力信号と帯
域制限手段からの出力信号とを択一的に選択して、一方
の出力信号を取り出す第3の選択手段と、遅延手段から
の出力信号と帯域制限手段からの出力信号とを択一的に
選択して、一方の出力信号とは相補的なタイミングで他
方の出力信号を取り出す第4の選択手段とを具えたこと
を特徴とする。
を択一的に選択して、一方のテレビジョン信号を取り出
す第1の選択手段と、左および右眼用の2つのテレビジ
ョン信号を択一的に選択して、一方のテレビジョン信号
とは相補的なタイミングで他方のテレビジョン信号を取
り出す第2の選択手段と、第1の選択手段からの出力を
遅延する遅延手段と、第2の選択手段からの出力を帯域
制限する帯域制限手段と、遅延手段からの出力信号と帯
域制限手段からの出力信号とを択一的に選択して、一方
の出力信号を取り出す第3の選択手段と、遅延手段から
の出力信号と帯域制限手段からの出力信号とを択一的に
選択して、一方の出力信号とは相補的なタイミングで他
方の出力信号を取り出す第4の選択手段とを具えたこと
を特徴とする。
[作 用] 本発明によれば、左および右眼用のテレビジョン信号
をフィールド毎に交互に狭帯域とする信号を形成するこ
とができ、例えば時分割の形態による立体テレビジョン
では、倍速読み出しのための2つのフィールドメモリの
一方を狭帯域用にすることができる。また、これにより
解像度のバランスを損なうことなく、奥行感の自然な画
像が得られる立体テレビジョン信号を形成することがで
きる。
をフィールド毎に交互に狭帯域とする信号を形成するこ
とができ、例えば時分割の形態による立体テレビジョン
では、倍速読み出しのための2つのフィールドメモリの
一方を狭帯域用にすることができる。また、これにより
解像度のバランスを損なうことなく、奥行感の自然な画
像が得られる立体テレビジョン信号を形成することがで
きる。
[実施例] 以下に図面を参照して本発明の詳しく説明する。
第7図は本発明の一例のフィールド配置を示す説明図
である。
である。
本例におけるフィールド信号配置の基本原則は、例え
ば一方の左眼に提示される画像(L)の信号帯域がフィ
ールド毎に広帯域→狭帯域→広帯域の順に配列されれ
ば、他方の右眼に提示する画像(R)の信号帯域は狭帯
域→広帯域→狭帯域の順序でフィールド毎に配列するよ
うにして、フィールド毎にLとRとを交互に配置するこ
とである。本方式を、ここではフィールド・オルタネー
ト方式と呼ぶことにする。第7図(A)および(B)は
現行方式の左および右眼用カメラからの画像をそれぞれ
1フィールド毎にローパスフィルタ(LPF)により帯域
制限して得られた画像の配列であり、フィールド周波数
60Hz,2:1インターレースしたテレビジョン信号である。
第7図(C)は第7図(A)および(B)のテレビジョ
ン信号をいったんフィールドメモリに蓄積したあと、書
き込みのほぼ2倍の速度(水平約31.47kHz,垂直120H
z),4:1インターレースによって読み出した時分割立体
テレビジョン信号である。第7図(C)に示す立体テレ
ビジョン信号を、水平31.47kHz,垂直120Hzで動作するテ
レビジョン受像機により表示し、これと同期させて1/12
0秒毎に左右眼を電子シャッタで開閉すればフリッカの
ない立体画像が観視できる。このフィールド・オルタネ
ート方式は、左および右眼に提示される画像の解像度が
バランスするので、「両眼不同視」が発生せず、奥行感
も自然で見やすい立体画像が得られる。また、立体テレ
ビジョン信号の狭帯域の伝送領域をかなり圧縮しても、
画質の劣化が少ない。一例として、左および右眼に提示
する画像の信号帯域幅を1フィールド毎に、6MHzと2MHz
との帯域に交互に配列させるフィールド・オルタネート
方式では、その画質は、左および右眼に提示する画像を
共に6MHzにした場合の画質とほぼ同程度のものが得られ
る。
ば一方の左眼に提示される画像(L)の信号帯域がフィ
ールド毎に広帯域→狭帯域→広帯域の順に配列されれ
ば、他方の右眼に提示する画像(R)の信号帯域は狭帯
域→広帯域→狭帯域の順序でフィールド毎に配列するよ
うにして、フィールド毎にLとRとを交互に配置するこ
とである。本方式を、ここではフィールド・オルタネー
ト方式と呼ぶことにする。第7図(A)および(B)は
現行方式の左および右眼用カメラからの画像をそれぞれ
1フィールド毎にローパスフィルタ(LPF)により帯域
制限して得られた画像の配列であり、フィールド周波数
60Hz,2:1インターレースしたテレビジョン信号である。
第7図(C)は第7図(A)および(B)のテレビジョ
ン信号をいったんフィールドメモリに蓄積したあと、書
き込みのほぼ2倍の速度(水平約31.47kHz,垂直120H
z),4:1インターレースによって読み出した時分割立体
テレビジョン信号である。第7図(C)に示す立体テレ
ビジョン信号を、水平31.47kHz,垂直120Hzで動作するテ
レビジョン受像機により表示し、これと同期させて1/12
0秒毎に左右眼を電子シャッタで開閉すればフリッカの
ない立体画像が観視できる。このフィールド・オルタネ
ート方式は、左および右眼に提示される画像の解像度が
バランスするので、「両眼不同視」が発生せず、奥行感
も自然で見やすい立体画像が得られる。また、立体テレ
ビジョン信号の狭帯域の伝送領域をかなり圧縮しても、
画質の劣化が少ない。一例として、左および右眼に提示
する画像の信号帯域幅を1フィールド毎に、6MHzと2MHz
との帯域に交互に配列させるフィールド・オルタネート
方式では、その画質は、左および右眼に提示する画像を
共に6MHzにした場合の画質とほぼ同程度のものが得られ
る。
つぎに、図面を参照して本発明を実施例により詳しく
説明する。
説明する。
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
第1図において、101,102は入力端子である。103はロ
ーパスフィルタ(LPF)であり、信号帯域を制限する。1
04は遅延線(DL)であり、LPF103による信号の遅延時間
を補償する。105は制御信号の入力端子、106および107
は出力端子である。また、SW1,SW2,SW3およびSW4は電子
スイッチであり、垂直同期信号を1/2にカウントダウン
して得られた切換制御信号によって、1フィールド毎に
各スイッチSW1〜SW4の接点aおよびbが選択されて切換
わる。ここで、入力端子101からの入力信号は出力端子1
06に出力され、入力端子102からの入力信号は出力端子1
07に出力される。
ーパスフィルタ(LPF)であり、信号帯域を制限する。1
04は遅延線(DL)であり、LPF103による信号の遅延時間
を補償する。105は制御信号の入力端子、106および107
は出力端子である。また、SW1,SW2,SW3およびSW4は電子
スイッチであり、垂直同期信号を1/2にカウントダウン
して得られた切換制御信号によって、1フィールド毎に
各スイッチSW1〜SW4の接点aおよびbが選択されて切換
わる。ここで、入力端子101からの入力信号は出力端子1
06に出力され、入力端子102からの入力信号は出力端子1
07に出力される。
第1図において、入力端子101および102に入力される
信号は、左眼用カメラのL信号と右眼用カメラのR信号
とであり、LおよびR信号は例えば2:1インターレース
された現行のテレビジョン標準方式によるテレビジョン
信号である。
信号は、左眼用カメラのL信号と右眼用カメラのR信号
とであり、LおよびR信号は例えば2:1インターレース
された現行のテレビジョン標準方式によるテレビジョン
信号である。
まず最初に、スイッチSW1〜SW4が●印で示した接点a
側に選択されていたとすれば、入力端子101から入力さ
れた左眼用カメラ(L信号)の第1フィールド信号L1は
スイッチSW1で選択され、DL104をとおり入力信号と同じ
広帯域信号でスイッチSW2により出力端子106に出力され
る。一方、入力端子102から入力された右眼用カメラ
(R信号)の第1フィールド信号R1はスイッチSW3で選
択され、LPF103をとおり狭帯域信号となってスイッチSW
4により出力端子107に出力される。次に、第2フィール
ドでは、スイッチSW1〜SW4が○印で示された接点b側に
切換わり、左眼用カメラの第2フィールド信号L2はスイ
ッチSW3で選択されて、LPF103をとおり狭帯域信号とな
ってスイッチSW2により出力端子106に出力される。一
方、右眼用カメラの第2フィールド信号R2はスイッチSW
1に選択され、DL104をとおりスイッチSW4により入力信
号と同じ広帯域信号として出力端子107に出力される。
以下、上述の手順をフィールド毎に繰返すことにより、
L信号とR信号とは1フィールド毎に交互に一方が広帯
域信号であれば、他方が狭帯域信号となって、それが繰
返される。
側に選択されていたとすれば、入力端子101から入力さ
れた左眼用カメラ(L信号)の第1フィールド信号L1は
スイッチSW1で選択され、DL104をとおり入力信号と同じ
広帯域信号でスイッチSW2により出力端子106に出力され
る。一方、入力端子102から入力された右眼用カメラ
(R信号)の第1フィールド信号R1はスイッチSW3で選
択され、LPF103をとおり狭帯域信号となってスイッチSW
4により出力端子107に出力される。次に、第2フィール
ドでは、スイッチSW1〜SW4が○印で示された接点b側に
切換わり、左眼用カメラの第2フィールド信号L2はスイ
ッチSW3で選択されて、LPF103をとおり狭帯域信号とな
ってスイッチSW2により出力端子106に出力される。一
方、右眼用カメラの第2フィールド信号R2はスイッチSW
1に選択され、DL104をとおりスイッチSW4により入力信
号と同じ広帯域信号として出力端子107に出力される。
以下、上述の手順をフィールド毎に繰返すことにより、
L信号とR信号とは1フィールド毎に交互に一方が広帯
域信号であれば、他方が狭帯域信号となって、それが繰
返される。
このようにして形成されたLおよびR信号出力を、例
えば上述した第8図に示す立体テレビジョン信号処理装
置に入力することによって時分割の形態でテレビジョン
信号の走査速度を2倍相当の速度とした4:1インターレ
ースの立体テレビジョン信号が得られる。
えば上述した第8図に示す立体テレビジョン信号処理装
置に入力することによって時分割の形態でテレビジョン
信号の走査速度を2倍相当の速度とした4:1インターレ
ースの立体テレビジョン信号が得られる。
なお、第1図に示すLPF103に輪郭補償回路を縦続接続
するようにして、エッジ強調をすると、時分割立体テレ
ビジョンの画質が一層向上する。
するようにして、エッジ強調をすると、時分割立体テレ
ビジョンの画質が一層向上する。
第8図に示す立体テレビジョン信号処理装置において
は、L信号用に第1,第2フィールドメモリ3および4
を、R信号用に第3,第4のフィールドメモリ7および8
を、それぞれ使用する。通常、この場合、第1〜第4フ
ィールドメモリ3,4,7および8は現行方式のテレビジョ
ン画像信号を例えば14.32MHz(4fsc:ただしfscはカラー
副搬送周波数3.58MHz)のサンプリング周波数でディジ
タル信号に変換すると、1個のフィールドメモリにつき
約2Mb(メガビット)であり、4個の合計8Mbのメモリ容
量が必要となる。立体カラーテレビジョン画像をR,G,B3
原色による信号で処理する場合には、上述の3倍の24Mb
のメモリ容量が必要となる。
は、L信号用に第1,第2フィールドメモリ3および4
を、R信号用に第3,第4のフィールドメモリ7および8
を、それぞれ使用する。通常、この場合、第1〜第4フ
ィールドメモリ3,4,7および8は現行方式のテレビジョ
ン画像信号を例えば14.32MHz(4fsc:ただしfscはカラー
副搬送周波数3.58MHz)のサンプリング周波数でディジ
タル信号に変換すると、1個のフィールドメモリにつき
約2Mb(メガビット)であり、4個の合計8Mbのメモリ容
量が必要となる。立体カラーテレビジョン画像をR,G,B3
原色による信号で処理する場合には、上述の3倍の24Mb
のメモリ容量が必要となる。
しかし、上述した第1図示の本実施例によれば、L信
号の第2フィールド信号L2とR信号の第1フィールド信
号R1とはローパスフィルタ103によって帯域幅が制限さ
れるので、第8図示の第2フィールドメモリ4と、第3
フィールドメモリ7との容量は2Mbよりもかなり少ない
容量(約1/3)のメモリですますことができる。すなわ
ち、画質を劣化することなく、フィールドメモリの容量
を大幅に節約できることになり、特に、高精細テレビジ
ョンとして開発されたハイビジョンで、2倍速走査して
フリッカをなくし、時分割の形態とした立体テレビジョ
ンを実現するような場合には、メモリ容量を大幅に節約
できるので経済上のメリットはきわめて大きい。
号の第2フィールド信号L2とR信号の第1フィールド信
号R1とはローパスフィルタ103によって帯域幅が制限さ
れるので、第8図示の第2フィールドメモリ4と、第3
フィールドメモリ7との容量は2Mbよりもかなり少ない
容量(約1/3)のメモリですますことができる。すなわ
ち、画質を劣化することなく、フィールドメモリの容量
を大幅に節約できることになり、特に、高精細テレビジ
ョンとして開発されたハイビジョンで、2倍速走査して
フリッカをなくし、時分割の形態とした立体テレビジョ
ンを実現するような場合には、メモリ容量を大幅に節約
できるので経済上のメリットはきわめて大きい。
次に、本発明をフリッカのない時分割形態の立体カラ
ーテレビジョンに適用する場合の実施例について述べ
る。
ーテレビジョンに適用する場合の実施例について述べ
る。
第2図は本発明の第2実施例として立体カラーテレビ
ジョンのR(赤),G(緑),B(青)3原色信号によるA
モードの構成を示すブロック図である。
ジョンのR(赤),G(緑),B(青)3原色信号によるA
モードの構成を示すブロック図である。
第2図において、201,202および203は信号形成部であ
る。第2図(A)はRチャンネル(ch)でR原色信号が
信号形成部201により処理されて出力される。同様に、
第2図(B)はGチャンネル(ch)でG原色信号が信号
形成部202により処理されて出力される。第2図(C)
はBチャンネル(ch)でB原色信号が信号形成部203に
より処理されて出力される。
る。第2図(A)はRチャンネル(ch)でR原色信号が
信号形成部201により処理されて出力される。同様に、
第2図(B)はGチャンネル(ch)でG原色信号が信号
形成部202により処理されて出力される。第2図(C)
はBチャンネル(ch)でB原色信号が信号形成部203に
より処理されて出力される。
第2図からわかるように、R,G,B各チャンネルに用い
られる信号形成部201,202および203の回路構成は全く同
じで、いづれも上述の第1図に示す実施例の回路構成と
同等であり、同様の箇所には同一符号を付してある。
られる信号形成部201,202および203の回路構成は全く同
じで、いづれも上述の第1図に示す実施例の回路構成と
同等であり、同様の箇所には同一符号を付してある。
第2図(A)のRチャンネルについて、例えば入力さ
れるR原色のLおよびR信号が広帯域6MHzであり、LPF1
03の通常帯域は2MHzとすることができ、その場合のLPF1
03の遅延量に対応してDL104の遅延量が設定される。出
力端子106にはフィールド毎に順次にL1広帯域(広)→L
2狭帯域(狭)→L3(広)→L4(狭)…が出力され、こ
れに対応して出力端子107には同様にフィールド毎に順
次にR1(狭)→R2(広)→R3(狭)→R4(広)…が出力
される。
れるR原色のLおよびR信号が広帯域6MHzであり、LPF1
03の通常帯域は2MHzとすることができ、その場合のLPF1
03の遅延量に対応してDL104の遅延量が設定される。出
力端子106にはフィールド毎に順次にL1広帯域(広)→L
2狭帯域(狭)→L3(広)→L4(狭)…が出力され、こ
れに対応して出力端子107には同様にフィールド毎に順
次にR1(狭)→R2(広)→R3(狭)→R4(広)…が出力
される。
Gチャンネル,Bチャンネルについても同様のフィール
ド信号の配列でLおよびR信号の出力が得られる。
ド信号の配列でLおよびR信号の出力が得られる。
第3図は本発明の第3の実施例として、立体カラーテ
レビジョンの輝度信号Yおよび色差信号(R−Y),
(B−Y)またはI,QによるBモードの構成を示すブロ
ック図である。
レビジョンの輝度信号Yおよび色差信号(R−Y),
(B−Y)またはI,QによるBモードの構成を示すブロ
ック図である。
第3図において、301,302および303は信号形成部であ
る。第3図(A)はYチャンネル(ch)でY信号が信号
形成部301により処理されて出力される。第3図(B)
はR−Y(またはI)チャンネル(ch)でR−Y(また
はI)信号が信号形成部302により処理されて出力され
る。同様に、第3図(C)はB−Y(またはQ)チャン
ネル(ch)でB−Y(またはQ)信号が信号形成部303
により処理されて出力される。
る。第3図(A)はYチャンネル(ch)でY信号が信号
形成部301により処理されて出力される。第3図(B)
はR−Y(またはI)チャンネル(ch)でR−Y(また
はI)信号が信号形成部302により処理されて出力され
る。同様に、第3図(C)はB−Y(またはQ)チャン
ネル(ch)でB−Y(またはQ)信号が信号形成部303
により処理されて出力される。
第3図において、第3図(A)に示すYチャンネルに
用いられる信号形成部301の回路構成は上述した第1図
示の実施例の回路構成と同等であり、動作も全く同様で
ある。
用いられる信号形成部301の回路構成は上述した第1図
示の実施例の回路構成と同等であり、動作も全く同様で
ある。
第3図(B)および(C)に示す信号形成部302およ
び303は入力信号が色差信号であり、その信号の帯域が
輝度信号6MHzに比して1.5MHzと狭帯域である。したがっ
て、信号成形部302および303におけるLPF103′の通過帯
域幅はその約1/3の0.5MHzとすることができる。0.5MHz
のLPF103′の遅延量に対応してDL104′の遅延量が設定
される。
び303は入力信号が色差信号であり、その信号の帯域が
輝度信号6MHzに比して1.5MHzと狭帯域である。したがっ
て、信号成形部302および303におけるLPF103′の通過帯
域幅はその約1/3の0.5MHzとすることができる。0.5MHz
のLPF103′の遅延量に対応してDL104′の遅延量が設定
される。
出力端子106および107から出力されるLおよびR信号
のフィールド毎の順番はL1(広)→L2(狭)→L3(広)
→L4(狭)…およびR1(狭)→R2(広)→R3(狭)→R4
(広)…のようになり、上述の第2図示の第2の実施例
の場合と同様である。
のフィールド毎の順番はL1(広)→L2(狭)→L3(広)
→L4(狭)…およびR1(狭)→R2(広)→R3(狭)→R4
(広)…のようになり、上述の第2図示の第2の実施例
の場合と同様である。
第4図は本発明の第4の実施例として、立体カラーテ
レビジョンの輝度信号Yおよび色差信号(R−Y),
(B−Y),またはI,QによるCモードの構成を示すブ
ロック図である。
レビジョンの輝度信号Yおよび色差信号(R−Y),
(B−Y),またはI,QによるCモードの構成を示すブ
ロック図である。
第4図(A),(B)および(C)においては、上述
の第3図(A),(B)および(C)に示すBモードと
同様に信号形成部401,402および403によって輝度および
色差信号が処理される。ただし、第3図示の第3実施例
と異なるところは、第4図(B)および(C)の色差信
号がいづれもL信号とR信号との入力端子および出力端
子を入れ換えてあることである。これにより、L信号の
Yチャンネルのフィールドの広帯域と狭帯域との順番が
広→狭→広→狭…に対して、(R−Y)チャンネルおよ
び(B−Y)チャンネルの順番は狭→広→狭→広…のよ
うに反転するようになる。R信号ではフィールドの広帯
域と狭帯域との順番はYチャンネルおよび(R−Y),
(B−Y)チャンネルそれぞれに対応してL信号の順番
とは反対になる。
の第3図(A),(B)および(C)に示すBモードと
同様に信号形成部401,402および403によって輝度および
色差信号が処理される。ただし、第3図示の第3実施例
と異なるところは、第4図(B)および(C)の色差信
号がいづれもL信号とR信号との入力端子および出力端
子を入れ換えてあることである。これにより、L信号の
Yチャンネルのフィールドの広帯域と狭帯域との順番が
広→狭→広→狭…に対して、(R−Y)チャンネルおよ
び(B−Y)チャンネルの順番は狭→広→狭→広…のよ
うに反転するようになる。R信号ではフィールドの広帯
域と狭帯域との順番はYチャンネルおよび(R−Y),
(B−Y)チャンネルそれぞれに対応してL信号の順番
とは反対になる。
第5図は上述の第2図,第3図,第4図で示した第2,
第3,第4の実施例におけるAモード,Bモード,Cモードの
フィールド配列を整理して示す配置図である。第5図に
おいて、“広”は広帯域画像、“狭”は狭帯域画像を表
わす。
第3,第4の実施例におけるAモード,Bモード,Cモードの
フィールド配列を整理して示す配置図である。第5図に
おいて、“広”は広帯域画像、“狭”は狭帯域画像を表
わす。
第5図において、AモードはカラーテレビジョンをR,
G,B3原色信号でそれぞれ左画像のL信号,右画像のR信
号を形成する例である。Bモードは輝度信号Yと色差信
号R−YおよびB−YでLおよびR信号を形成する例で
ある。また、Cモードは、BモードにおけるY信号はそ
のままであるが、色差信号の入力端子および出力端子で
L信号とR信号とを入れ換えた例である。
G,B3原色信号でそれぞれ左画像のL信号,右画像のR信
号を形成する例である。Bモードは輝度信号Yと色差信
号R−YおよびB−YでLおよびR信号を形成する例で
ある。また、Cモードは、BモードにおけるY信号はそ
のままであるが、色差信号の入力端子および出力端子で
L信号とR信号とを入れ換えた例である。
また、BモードおよびCモードにおいて、色差信号R
−Y,B−Yのかわりに、それぞれI信号,Q信号を用いて
もよいし、ハイビジョンの場合ではCW信号,CN信号を用
いてもよい。
−Y,B−Yのかわりに、それぞれI信号,Q信号を用いて
もよいし、ハイビジョンの場合ではCW信号,CN信号を用
いてもよい。
一般に、第5図に示すBモードおよびCモードにおい
て、輝度信号Yと色差信号(R−Y),(B−Y)との
コンポーネント信号を用いて信号を形成する場合には、
輝度信号に比べて色差信号の信号帯域を1/2〜1/4にする
ことができる。したがって、コンポーネント信号による
BモードおよびCモードの場合はR,G,B3原色信号による
Aモードの場合に比べて、フリッカのない時分割形態の
立体テレビジョン信号を形成するのに必要なフィールド
メモリの容量を節約することができる。
て、輝度信号Yと色差信号(R−Y),(B−Y)との
コンポーネント信号を用いて信号を形成する場合には、
輝度信号に比べて色差信号の信号帯域を1/2〜1/4にする
ことができる。したがって、コンポーネント信号による
BモードおよびCモードの場合はR,G,B3原色信号による
Aモードの場合に比べて、フリッカのない時分割形態の
立体テレビジョン信号を形成するのに必要なフィールド
メモリの容量を節約することができる。
さらに、これに加えて、上述の各実施例で示したよう
に、左および右の信号帯域をフィールドおきに狭帯域と
するようにすれば、いっそう大幅にフィールドメモリの
容量を減ずることができる。同時にまた、伝送信号帯域
を圧縮することが可能となる。
に、左および右の信号帯域をフィールドおきに狭帯域と
するようにすれば、いっそう大幅にフィールドメモリの
容量を減ずることができる。同時にまた、伝送信号帯域
を圧縮することが可能となる。
第6図(A)および(B)は本発明の第5の実施例の
構成を示す説明図である。
構成を示す説明図である。
すなわち、本第5の実施例は第1図示の回路構成を用
いてLおよびR信号を形成し、同時の形態の立体テレビ
ジョン信号の伝送帯域を圧縮する例である。例えば、第
6図(A)において、L信号入力とR信号入力は、6MHz
の信号帯域とする。LPF103の通常帯域を2MHzとすれば、
L信号出力は第1フィールドが6MHz,第2フィールドが2
MHzの信号帯域をもつ信号となり、一方、R信号出力は
第1フィールドが2MHz,第2フィールドが6MHzの信号帯
域をもつ信号となる。
いてLおよびR信号を形成し、同時の形態の立体テレビ
ジョン信号の伝送帯域を圧縮する例である。例えば、第
6図(A)において、L信号入力とR信号入力は、6MHz
の信号帯域とする。LPF103の通常帯域を2MHzとすれば、
L信号出力は第1フィールドが6MHz,第2フィールドが2
MHzの信号帯域をもつ信号となり、一方、R信号出力は
第1フィールドが2MHz,第2フィールドが6MHzの信号帯
域をもつ信号となる。
したがって、第6図(A)に示すように、これらL信
号出力とR信号出力とを変調器701により周波数分割多
重すれば、(L+R)信号帯域は8MHzとなり、約2/3の
伝送信号帯域ですむ。
号出力とR信号出力とを変調器701により周波数分割多
重すれば、(L+R)信号帯域は8MHzとなり、約2/3の
伝送信号帯域ですむ。
第6図(B)に示すように、受信側では、(L+R)
信号を復調分離回路702により復調し、L信号およびR
信号に分離して、それぞれCRT703および704に供給して
表示する。偏光フィルタ705および706をとおしてハーフ
ミラー707を用い、偏光めがね708により立体テレビジョ
ン画像として視ることができる。
信号を復調分離回路702により復調し、L信号およびR
信号に分離して、それぞれCRT703および704に供給して
表示する。偏光フィルタ705および706をとおしてハーフ
ミラー707を用い、偏光めがね708により立体テレビジョ
ン画像として視ることができる。
以上、述べてきた各実施例による立体テレビジョン信
号を形成することは、現行テレビジョン標準方式ばかり
でなく、NSTC,PAL,SECAM方式によるテレビジョン信号を
はじめハイビジョンによる高精細のテレビジョン信号に
も適用できることは言うまでもない。
号を形成することは、現行テレビジョン標準方式ばかり
でなく、NSTC,PAL,SECAM方式によるテレビジョン信号を
はじめハイビジョンによる高精細のテレビジョン信号に
も適用できることは言うまでもない。
[発明の効果] 以上から明らかなように、本発明によれば、立体テレ
ビジョンにおける左および右眼用画像の信号を1フィー
ルド毎に所定の割合で狭帯域とした信号を簡単に形成す
ることができ、立体テレビジョン信号の信号帯域の圧縮
および信号処理におけるフィールドメモリの容量の大幅
な削減を可能とすることができるという効果が得られ
る。
ビジョンにおける左および右眼用画像の信号を1フィー
ルド毎に所定の割合で狭帯域とした信号を簡単に形成す
ることができ、立体テレビジョン信号の信号帯域の圧縮
および信号処理におけるフィールドメモリの容量の大幅
な削減を可能とすることができるという効果が得られ
る。
これにより、立体視する場合に人間の視覚特性を活用
して視感覚のバランスを失うことなく、良好な画質で容
易に立体テレビジョン画像を観視することができる。
して視感覚のバランスを失うことなく、良好な画質で容
易に立体テレビジョン画像を観視することができる。
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、 第2図は本発明の第2実施例の構成を示すブロック図
(Aモード)、 第3図は本発明の第3実施例の構成を示すブロック図
(Bモード)、 第4図は本発明の第4実施例の構成を示すブロック図
(Cモード)、 第5図は第2〜第4図示の各実施例におけるフィールド
配列を示す配置図、 第6図は本発明の第5実施例の構成を示す説明図、 第7図は本発明の一例のフィールド配置を示す説明図、 第8図は従来の立体テレビジョン信号処理装置例の構成
を示すブロック図である。 1,5……前置LPF、 2,6……A/D変換器、 3,4,7,8……フィールドメモリ、 9……コントローラ、 10……倍速同期信号発生回路、 11……スイッチングパルス発生回路、 12……D/A変換器、 13……後置LPF、 101,102,105……入力端子、 103……LPF、 104……遅延線(DL)、 106,107……出力端子、 201,202,203,301,302,303,401,402,403……信号形成
部、 701……変調器、 702……復調分離回路、 703,704……CRT、 705,706……偏光フィルタ、 707……ハーフミラー、 708……偏光めがね。
(Aモード)、 第3図は本発明の第3実施例の構成を示すブロック図
(Bモード)、 第4図は本発明の第4実施例の構成を示すブロック図
(Cモード)、 第5図は第2〜第4図示の各実施例におけるフィールド
配列を示す配置図、 第6図は本発明の第5実施例の構成を示す説明図、 第7図は本発明の一例のフィールド配置を示す説明図、 第8図は従来の立体テレビジョン信号処理装置例の構成
を示すブロック図である。 1,5……前置LPF、 2,6……A/D変換器、 3,4,7,8……フィールドメモリ、 9……コントローラ、 10……倍速同期信号発生回路、 11……スイッチングパルス発生回路、 12……D/A変換器、 13……後置LPF、 101,102,105……入力端子、 103……LPF、 104……遅延線(DL)、 106,107……出力端子、 201,202,203,301,302,303,401,402,403……信号形成
部、 701……変調器、 702……復調分離回路、 703,704……CRT、 705,706……偏光フィルタ、 707……ハーフミラー、 708……偏光めがね。
Claims (3)
- 【請求項1】左および右眼用の2つのテレビジョン信号
を択一的に選択して、一方のテレビジョン信号を取り出
す第1の選択手段と、 左および右眼用の2つのテレビジョン信号を択一的に選
択して、前記一方のテレビジョン信号とは相補的なタイ
ミングで他方のテレビジョン信号を取り出す第2の選択
手段と、 前記第1の選択手段からの出力を遅延する遅延手段と、 前記第2の選択手段からの出力を帯域制限する帯域制限
手段と、 前記遅延手段からの出力信号と前記帯域制限手段からの
出力信号とを択一的に選択して、一方の出力信号を取り
出す第3の選択手段と、 前記遅延手段からの出力信号と前記帯域制限手段からの
出力信号とを択一的に選択して、前記一方の出力信号と
は相補的なタイミングで他方の出力信号を取り出す第4
の選択手段と を具えたことを特徴とする立体テレビジョン信号形成装
置。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の立体テレビジ
ョン信号形成装置において、 前記2つのテレビジョン信号は、カラーテレビジョンの
R(赤),G(緑),B(青)の3原色信号の各々であるこ
とを特徴とする立体テレビジョン信号形成装置。 - 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の立体テレビジ
ョン信号形成装置において、 前記2つのテレビジョン信号は、カラーテレビジョンの
輝度信号と2つの色差信号との各々の信号であることを
特徴とする立体テレビジョン信号形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62193846A JP2520134B2 (ja) | 1987-08-04 | 1987-08-04 | 立体テレビジョン信号形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62193846A JP2520134B2 (ja) | 1987-08-04 | 1987-08-04 | 立体テレビジョン信号形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6439187A JPS6439187A (en) | 1989-02-09 |
JP2520134B2 true JP2520134B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=16314718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62193846A Expired - Lifetime JP2520134B2 (ja) | 1987-08-04 | 1987-08-04 | 立体テレビジョン信号形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520134B2 (ja) |
-
1987
- 1987-08-04 JP JP62193846A patent/JP2520134B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6439187A (en) | 1989-02-09 |
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