JP2519854B2 - アンテナ装置 - Google Patents
アンテナ装置Info
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- JP2519854B2 JP2519854B2 JP3345021A JP34502191A JP2519854B2 JP 2519854 B2 JP2519854 B2 JP 2519854B2 JP 3345021 A JP3345021 A JP 3345021A JP 34502191 A JP34502191 A JP 34502191A JP 2519854 B2 JP2519854 B2 JP 2519854B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、漏れ波誘電体線路を給
電線とするアンテナに関するもので、高い周波数におけ
る放送衛星や通信衛星アンテナ及び移動体通信アンテナ
等に使用する開口面のアンテナ装置に関する。
電線とするアンテナに関するもので、高い周波数におけ
る放送衛星や通信衛星アンテナ及び移動体通信アンテナ
等に使用する開口面のアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波帯で通信を行なう場合、空間
の伝搬損失が大きいので、開口面積の広い高利得のアン
テナが望まれ、放送衛星や通信衛星アンテナ及び移動体
通信アンテナ等として実用化されている。従来、アンテ
ナの給電線としては、同軸線路、マイクロストリップ線
路、トリプレート線路、金属導波管等が用いられてい
た。
の伝搬損失が大きいので、開口面積の広い高利得のアン
テナが望まれ、放送衛星や通信衛星アンテナ及び移動体
通信アンテナ等として実用化されている。従来、アンテ
ナの給電線としては、同軸線路、マイクロストリップ線
路、トリプレート線路、金属導波管等が用いられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、さらに
周波数の高いミリ波になると、同軸線路、マイクロスト
リップ線路、トリプレート線路では導体損が大きく、ま
た、表面の粗さも導体損を助長するので、アンテナの高
効率化に支障が生じ、さらに、金属導波管型アンテナで
は、密閉構造のためのアンテナ自体あるいは電力分配回
路等の製作が困難であった。
周波数の高いミリ波になると、同軸線路、マイクロスト
リップ線路、トリプレート線路では導体損が大きく、ま
た、表面の粗さも導体損を助長するので、アンテナの高
効率化に支障が生じ、さらに、金属導波管型アンテナで
は、密閉構造のためのアンテナ自体あるいは電力分配回
路等の製作が困難であった。
【0004】一方、ミリ波帯における伝送線路として誘
電体線路がある。これをアンテナの給電線に用いると伝
送損失が少なくて便利であるが、放射素子の結合部に用
いようとすると結合が小さく、使用できなかった。
電体線路がある。これをアンテナの給電線に用いると伝
送損失が少なくて便利であるが、放射素子の結合部に用
いようとすると結合が小さく、使用できなかった。
【0005】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
周波数の高いセンチ波,ミリ波帯においても、低損失で
且つ鋭い指向性を得ることが可能になる簡単な構造で高
効率のアンテナ装置を提供することを目的とする。
周波数の高いセンチ波,ミリ波帯においても、低損失で
且つ鋭い指向性を得ることが可能になる簡単な構造で高
効率のアンテナ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
るアンテナ装置は、誘電体線路に沿って電波を放射しな
がら伝送する漏れ波誘電体線路を構成し用いたもので、
伝送電力の大部分が誘電体線路の内部及びその近傍空間
を伝搬し、一部漏れ波(Leaky Wave)として
放射素子に給電されるので、ミリ波帯以上の周波数でも
損失が小さく、高効率のアンテナが実現できる。
るアンテナ装置は、誘電体線路に沿って電波を放射しな
がら伝送する漏れ波誘電体線路を構成し用いたもので、
伝送電力の大部分が誘電体線路の内部及びその近傍空間
を伝搬し、一部漏れ波(Leaky Wave)として
放射素子に給電されるので、ミリ波帯以上の周波数でも
損失が小さく、高効率のアンテナが実現できる。
【0007】
【作用】つまり、誘電体線路は、方形あるいは円形断面
誘電体ストリップを金属板で挟み、あるいは金属板の上
に配置した構造を云い、ミリ波のような高い周波数に
て、低損失な線路である。
誘電体ストリップを金属板で挟み、あるいは金属板の上
に配置した構造を云い、ミリ波のような高い周波数に
て、低損失な線路である。
【0008】この線路に適当な摂動を加えることにより
電波が線路に沿って漏れるようになり、所謂、漏れ波誘
電体線路となる。この漏れ波誘電体線路を給電線として
使用することで、周波数の高いセンチ波,ミリ波帯にお
いても、低損失で且つ鋭い指向性のアンテナ装置が得ら
れるようになる。
電波が線路に沿って漏れるようになり、所謂、漏れ波誘
電体線路となる。この漏れ波誘電体線路を給電線として
使用することで、周波数の高いセンチ波,ミリ波帯にお
いても、低損失で且つ鋭い指向性のアンテナ装置が得ら
れるようになる。
【0009】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例について説
明する。図1はアンテナ装置の第1実施例を示すもの
で、図1(a)はアンテナ上部図、図1(b)はアンテ
ナ下部図である。
明する。図1はアンテナ装置の第1実施例を示すもの
で、図1(a)はアンテナ上部図、図1(b)はアンテ
ナ下部図である。
【0010】上部金属板1と下部金属板2を半波長以下
の間隔で平行に配置し、周囲を金属壁3で支持すると共
に、下部金属板2の片側に置かれた誘電体線路4に直角
にして漏れ波誘電体線路5を4本並べている。誘電体線
路4には、同軸線路6の中心導体7で給電している。漏
れ波誘電体線路5は、例えば誘電体線路の上部に刻みを
いれて上下非対称の構造としたものである。
の間隔で平行に配置し、周囲を金属壁3で支持すると共
に、下部金属板2の片側に置かれた誘電体線路4に直角
にして漏れ波誘電体線路5を4本並べている。誘電体線
路4には、同軸線路6の中心導体7で給電している。漏
れ波誘電体線路5は、例えば誘電体線路の上部に刻みを
いれて上下非対称の構造としたものである。
【0011】上記誘電体線路4と漏れ波誘電体線路5の
誘電体材料には、ミリ波帯で損失の少ないテフロンを用
いているが、ポリエチレン,ポリスチロール,ポリスチ
レン,ポリエステル,ボリプロピレン,PVC等も用い
られる。
誘電体材料には、ミリ波帯で損失の少ないテフロンを用
いているが、ポリエチレン,ポリスチロール,ポリスチ
レン,ポリエステル,ボリプロピレン,PVC等も用い
られる。
【0012】上記漏れ波誘電体線路5の終端部には、炭
素等で構成された吸収体壁8が置かれている。誘電体線
路4,5の上部は上部金属板1で覆われており、漏れ波
誘電体線路5の領域では、放射素子として平行な13本
のスロット9が切られている。図1におけるアンテナ装
置の動作を便宜上送信アンテナとして説明する。まず、
同軸線路6の中心導体7で誘電体線路4を励振する。
素等で構成された吸収体壁8が置かれている。誘電体線
路4,5の上部は上部金属板1で覆われており、漏れ波
誘電体線路5の領域では、放射素子として平行な13本
のスロット9が切られている。図1におけるアンテナ装
置の動作を便宜上送信アンテナとして説明する。まず、
同軸線路6の中心導体7で誘電体線路4を励振する。
【0013】ここで、漏れ波誘電体線路5は、誘電体線
路4を伝送する電波の整数倍の位置に適当な間隔を空け
て直角に配置し、4本共同相、同振幅で励振される。漏
れ波誘電体線路5の結合部には、必要に応じて不要モー
ド抑制のためのモードサプレッサーを挿入する。
路4を伝送する電波の整数倍の位置に適当な間隔を空け
て直角に配置し、4本共同相、同振幅で励振される。漏
れ波誘電体線路5の結合部には、必要に応じて不要モー
ド抑制のためのモードサプレッサーを挿入する。
【0014】漏れ波誘電体線路5は、電力を伝送しなが
ら電波を空間に漏らして行き、残った電力は吸収体壁8
に吸収され、反射電力は殆ど存在しない。この場合、空
間への漏れが多く終端部で残留電力が極めて少なくなっ
ている場合には、吸収体壁8を省略してもよい。
ら電波を空間に漏らして行き、残った電力は吸収体壁8
に吸収され、反射電力は殆ど存在しない。この場合、空
間への漏れが多く終端部で残留電力が極めて少なくなっ
ている場合には、吸収体壁8を省略してもよい。
【0015】このようにすると、隣り合う漏れ波誘電体
線路5から発生した電波は合成され、空間の電磁界は安
定に定在波分布となり、上部金属板1のスロット9を励
振し直線偏波の電波を放射する。図2〜図4は上記アン
テナ装置の周波数22.75GHzにおける指向性実験
値及び上部金属板1と下部金属板2の電界分布を示す図
である。
線路5から発生した電波は合成され、空間の電磁界は安
定に定在波分布となり、上部金属板1のスロット9を励
振し直線偏波の電波を放射する。図2〜図4は上記アン
テナ装置の周波数22.75GHzにおける指向性実験
値及び上部金属板1と下部金属板2の電界分布を示す図
である。
【0016】図2は上記アンテナ装置のφ=90°にお
けるy−z面指向性を示すもので、z方向を0°とした
とき指向性の最大値はθ=72.5°であり、ビームチ
ルトしたペンシルビームが放射されている。この場合、
62°方向にサイドローブが出ているが、これは漏れ波
誘電体線路5に反射波が若干発生していることが原因と
思われる。
けるy−z面指向性を示すもので、z方向を0°とした
とき指向性の最大値はθ=72.5°であり、ビームチ
ルトしたペンシルビームが放射されている。この場合、
62°方向にサイドローブが出ているが、これは漏れ波
誘電体線路5に反射波が若干発生していることが原因と
思われる。
【0017】図3は上記アンテナ装置のθ=72.5°
におけるx−y面指向性を示すもので、φ=90°に最
大指向性が形成されており、サイドローブも小さくなっ
ている。
におけるx−y面指向性を示すもので、φ=90°に最
大指向性が形成されており、サイドローブも小さくなっ
ている。
【0018】図4は上記アンテナ装置の上部金属板1と
下部金属板2間をz=130mm,z=180mmとするx
軸方向の電界分布特性を示すもので、同図下部には漏れ
波誘電体線路5の位置とその線路幅bを示す。
下部金属板2間をz=130mm,z=180mmとするx
軸方向の電界分布特性を示すもので、同図下部には漏れ
波誘電体線路5の位置とその線路幅bを示す。
【0019】この場合、谷と谷との間隔は約1/2波長
の6.5mmである。谷の位置にはスロットアンテナ等の
磁界励振の放射素子を、山の位置にはダイポール,パッ
チアンテナ等の電界励振の放射素子を置けば能率よく結
合できる。
の6.5mmである。谷の位置にはスロットアンテナ等の
磁界励振の放射素子を、山の位置にはダイポール,パッ
チアンテナ等の電界励振の放射素子を置けば能率よく結
合できる。
【0020】図5は上記アンテナ装置に用いた漏れ波誘
電体線路5の構造を示すもので、半波長以下で上部金属
板31と下部金属板32を平行に配置し、この間に1本
の漏れ波誘電体線路34を挿入配置する。この漏れ波誘
電体線路34は、誘電体ストリップの上側に幅w,深さ
dのノッチ列35を周期tで構成している。同軸線路3
6より給電された電力は、漏れ波誘電体線路34を励振
し、伝送しながら漏れ波を放射し、その残留電力は終端
で吸収壁38に吸収される。この場合、放射が多く残留
電力が少ない場合には、上記吸収壁38が無くともよ
い。
電体線路5の構造を示すもので、半波長以下で上部金属
板31と下部金属板32を平行に配置し、この間に1本
の漏れ波誘電体線路34を挿入配置する。この漏れ波誘
電体線路34は、誘電体ストリップの上側に幅w,深さ
dのノッチ列35を周期tで構成している。同軸線路3
6より給電された電力は、漏れ波誘電体線路34を励振
し、伝送しながら漏れ波を放射し、その残留電力は終端
で吸収壁38に吸収される。この場合、放射が多く残留
電力が少ない場合には、上記吸収壁38が無くともよ
い。
【0021】ここで、上記ノッチ列35のない誘電体線
路の電界は、金属板31,32に平行で非放射性の伝送
波であるが、ノッチ列35を設けることにより構造が非
対称となり、金属板に垂直な電界を生じ、これが漏れ波
となり上部金属板31と下部金属板32の間に一様に放
射される。
路の電界は、金属板31,32に平行で非放射性の伝送
波であるが、ノッチ列35を設けることにより構造が非
対称となり、金属板に垂直な電界を生じ、これが漏れ波
となり上部金属板31と下部金属板32の間に一様に放
射される。
【0022】図6は図5に示した漏れ波誘電体線路34
の電界分布の実験値を示すもので、この場合、漏れ波誘
電体線路34の寸法は、高さa=5.9mm,幅b=5.
4mmである。また、測定周波数は22.75GHzであ
る。そして、伝送波である水平電界成分Exを黒丸印、
漏れ波の垂直電界成分Eyを白丸印で示す。
の電界分布の実験値を示すもので、この場合、漏れ波誘
電体線路34の寸法は、高さa=5.9mm,幅b=5.
4mmである。また、測定周波数は22.75GHzであ
る。そして、伝送波である水平電界成分Exを黒丸印、
漏れ波の垂直電界成分Eyを白丸印で示す。
【0023】図6(a)は上記漏れ波誘電体線路34の
ノッチ列35の構造を幅w=3mm,深さd=3mmとした
ときの断面のx−y面電界分布を示すもので、Exは線
路付近に電界が集中しており線路から離れると急激に減
衰している。また、Eyは線路の中央で弱く、中心から
離れると急激に増加し、最大値を示した以後は緩やかに
減衰する漏れ波となっている。なお、左右の漏れ波の位
相は逆相となっている。
ノッチ列35の構造を幅w=3mm,深さd=3mmとした
ときの断面のx−y面電界分布を示すもので、Exは線
路付近に電界が集中しており線路から離れると急激に減
衰している。また、Eyは線路の中央で弱く、中心から
離れると急激に増加し、最大値を示した以後は緩やかに
減衰する漏れ波となっている。なお、左右の漏れ波の位
相は逆相となっている。
【0024】図6(b)は上記漏れ波誘電体線路34の
y−z面の電界分布の測定値を示すもので、ノッチ列3
5の構造は幅w=1mm,深さd=2.5mm,周期t=2
mmの構造である。同電界分布特性図の横軸は漏れ波誘電
体線路34上の位置を示し、0mmはノッチ列35の始ま
りの位置である。
y−z面の電界分布の測定値を示すもので、ノッチ列3
5の構造は幅w=1mm,深さd=2.5mm,周期t=2
mmの構造である。同電界分布特性図の横軸は漏れ波誘電
体線路34上の位置を示し、0mmはノッチ列35の始ま
りの位置である。
【0025】すなわち、伝送波である水平電界成分Ex
は略35dB/mで減衰している。漏れ波である垂直電
界成分Eyはノッチ列35の前端より約20mmの位置ま
で急激に立ち上がり最大値をとったあとは、Ex成分と
同様に略35dB/mの割合で減衰している。このよう
に構造を非対称とすることにより、容易に漏れ波を発生
させることができる。
は略35dB/mで減衰している。漏れ波である垂直電
界成分Eyはノッチ列35の前端より約20mmの位置ま
で急激に立ち上がり最大値をとったあとは、Ex成分と
同様に略35dB/mの割合で減衰している。このよう
に構造を非対称とすることにより、容易に漏れ波を発生
させることができる。
【0026】上記漏れ波誘電体線路34は、上部のノッ
チ列35の幅w,深さd,周期tのパラメータを変える
ことにより、簡単にその伝搬速度や減衰定数の制御がで
きるので、実用的に汎用性が大きい。図7はアンテナ装
置の第2実施例を示すもので、図7(a)は上面図、図
7(b)はA−A´の断面図である。
チ列35の幅w,深さd,周期tのパラメータを変える
ことにより、簡単にその伝搬速度や減衰定数の制御がで
きるので、実用的に汎用性が大きい。図7はアンテナ装
置の第2実施例を示すもので、図7(a)は上面図、図
7(b)はA−A´の断面図である。
【0027】半波長以下の間隔で上部金属板51と下部
金属板52を平行に配置し、周囲を金属壁53で支持す
ると共に、漏れ波誘電体線路55を中央に設置し、先端
より導波管56で給電している。
金属板52を平行に配置し、周囲を金属壁53で支持す
ると共に、漏れ波誘電体線路55を中央に設置し、先端
より導波管56で給電している。
【0028】上部金属板51は漏れ波誘電体線路55を
覆うと共に、その上には放射素子としてスロット59を
8本切ってある。このスロット59のスロット幅は、漏
れ波誘電体線路55より離れるに従い広くし結合を強く
して等電力放射するようにしている。このアンテナは直
線偏波を放射する。図8はアンテナ装置の第3実施例を
示すもので、図8(a)は上面図、図8(b)はB−B
´の断面図である。
覆うと共に、その上には放射素子としてスロット59を
8本切ってある。このスロット59のスロット幅は、漏
れ波誘電体線路55より離れるに従い広くし結合を強く
して等電力放射するようにしている。このアンテナは直
線偏波を放射する。図8はアンテナ装置の第3実施例を
示すもので、図8(a)は上面図、図8(b)はB−B
´の断面図である。
【0029】半波長以下の間隔で上部金属板61と下部
金属板62を平行に配置し、周囲を金属壁63で支持す
ると共に、誘電体線路64と漏れ波誘電体線路65を直
角に適当な間隔をもって配置し、漏れ波誘電体線路65
の2本の間隔を、誘電体線路64を伝送する電波の波長
の整数倍にとる。
金属板62を平行に配置し、周囲を金属壁63で支持す
ると共に、誘電体線路64と漏れ波誘電体線路65を直
角に適当な間隔をもって配置し、漏れ波誘電体線路65
の2本の間隔を、誘電体線路64を伝送する電波の波長
の整数倍にとる。
【0030】この場合、漏れ波誘電体線路65の終端付
近では伝送電力が低くなっているので、ノッチ列の深さ
を深くして漏れを多くし、先端部と終端部の漏れ波によ
る定在波の振幅を等しくすることができる。終端部には
吸収体壁68が置かれており、反射波を防止している。
近では伝送電力が低くなっているので、ノッチ列の深さ
を深くして漏れを多くし、先端部と終端部の漏れ波によ
る定在波の振幅を等しくすることができる。終端部には
吸収体壁68が置かれており、反射波を防止している。
【0031】上部金属板61は、上記誘電体線路64を
金属板で覆うと共に、漏れ波誘電体線路65の領域で
は、十字スロットアレー69を漏れ波誘電体線路65と
平行に5列配列し、適当な位置に配置することで円偏波
放射素子として機能する。上記十字スロット69の直交
している各素子の長さは約半波長であるが、若干長さを
ずらして90°位相差で励振されるようになっている。
上記図8におけるアンテナ装置の動作を便宜上送信アン
テナとして説明する。
金属板で覆うと共に、漏れ波誘電体線路65の領域で
は、十字スロットアレー69を漏れ波誘電体線路65と
平行に5列配列し、適当な位置に配置することで円偏波
放射素子として機能する。上記十字スロット69の直交
している各素子の長さは約半波長であるが、若干長さを
ずらして90°位相差で励振されるようになっている。
上記図8におけるアンテナ装置の動作を便宜上送信アン
テナとして説明する。
【0032】同軸線路66より誘電体線路64を給電
し、適当な間隔を設けて2本の漏れ波誘電体線路65を
結合させ、これらを励振する。漏れ波誘電体線路65と
の結合部には、不要モード抑制のためのモードサプレッ
サー67が入っている。漏れ波誘電体線路5は電波を漏
らしながら、十字スロットアンテナ69に結合して円偏
波成分を放射する。そして、残留電力は吸収体壁68に
吸収され、反射電力は殆ど存在しない。この場合、空間
への電波の漏れが多く終端部で残留電力が極めて少なく
なっている場合には、上記吸収体壁8を省略できる。
し、適当な間隔を設けて2本の漏れ波誘電体線路65を
結合させ、これらを励振する。漏れ波誘電体線路65と
の結合部には、不要モード抑制のためのモードサプレッ
サー67が入っている。漏れ波誘電体線路5は電波を漏
らしながら、十字スロットアンテナ69に結合して円偏
波成分を放射する。そして、残留電力は吸収体壁68に
吸収され、反射電力は殆ど存在しない。この場合、空間
への電波の漏れが多く終端部で残留電力が極めて少なく
なっている場合には、上記吸収体壁8を省略できる。
【0033】そして、誘電体線路64によって2本の漏
れ波誘電体線路65を同相・同振幅で励振する。メイン
ビームはx−y面で90°方向であり、隣合う漏れ波誘
電体線路65の励振位相を一定の位相差で行なうと、x
−y面でメインビームをチルトすることができる。な
お、メインビームのy−z面内の方向は、漏れ波誘電体
線路65の伝搬速度とz方向スロットの間隔によって決
定される。図9はアンテナ装置の第4実施例を示すもの
で、図9(a)は上面図、図9(b)はC−C´の断面
図である。
れ波誘電体線路65を同相・同振幅で励振する。メイン
ビームはx−y面で90°方向であり、隣合う漏れ波誘
電体線路65の励振位相を一定の位相差で行なうと、x
−y面でメインビームをチルトすることができる。な
お、メインビームのy−z面内の方向は、漏れ波誘電体
線路65の伝搬速度とz方向スロットの間隔によって決
定される。図9はアンテナ装置の第4実施例を示すもの
で、図9(a)は上面図、図9(b)はC−C´の断面
図である。
【0034】図9のアンテナ装置において、前記各実施
例のアンテナ装置と同様の構成部分については、下一桁
に同一の符号を付してその説明を省略し、それとは異な
る部分のみについて説明する。
例のアンテナ装置と同様の構成部分については、下一桁
に同一の符号を付してその説明を省略し、それとは異な
る部分のみについて説明する。
【0035】漏れ波誘電体線路75の相互間の空間で電
界の強い位置に穴を開け、その上にプリント基板70等
に印刷したパッチアンテナ79(マイクロストリップア
ンテナ)を配置し、これにプローブ80を接続して金属
板間に挿入し漏れ波の電界と結合する。
界の強い位置に穴を開け、その上にプリント基板70等
に印刷したパッチアンテナ79(マイクロストリップア
ンテナ)を配置し、これにプローブ80を接続して金属
板間に挿入し漏れ波の電界と結合する。
【0036】このアンテナ装置では、パッチアンテナ7
9に摂動をあたえることにより円偏波が発生する。直線
偏波アンテナとしては、ダイポール,モノポール,ルー
プ等の素子が用いられ、また、円偏波アンテナとして
は、パッチ,ヘリカル,スパイラル,カール,共振誘導
体ブロック等の素子が用いられる。
9に摂動をあたえることにより円偏波が発生する。直線
偏波アンテナとしては、ダイポール,モノポール,ルー
プ等の素子が用いられ、また、円偏波アンテナとして
は、パッチ,ヘリカル,スパイラル,カール,共振誘導
体ブロック等の素子が用いられる。
【0037】もし効率を大きくする場合には、プリント
基板70を用いず、電界の強い位置に開けた穴に絶縁物
を挿入し、放射素子をプローブ80で支持する方法をと
ってもよい。前記図1、図7、図8、図9における第1
〜第4実施例のアンテナ装置は平面アンテナと呼ばれて
いる。実用する際は放射面に、耐侯性を増すためカバー
及びその支持物が取付けられる場合もある。また機械的
強度を増すために、上部金属板71と下部金属板72と
の間に発泡材からなる絶縁材料を充填することができ
る。図10はアンテナ装置の第6実施例を示すもので、
図10(a)は斜視図、図10(b)は同軸線路86の
箇所から垂直に切ったD−D´の断面図である。
基板70を用いず、電界の強い位置に開けた穴に絶縁物
を挿入し、放射素子をプローブ80で支持する方法をと
ってもよい。前記図1、図7、図8、図9における第1
〜第4実施例のアンテナ装置は平面アンテナと呼ばれて
いる。実用する際は放射面に、耐侯性を増すためカバー
及びその支持物が取付けられる場合もある。また機械的
強度を増すために、上部金属板71と下部金属板72と
の間に発泡材からなる絶縁材料を充填することができ
る。図10はアンテナ装置の第6実施例を示すもので、
図10(a)は斜視図、図10(b)は同軸線路86の
箇所から垂直に切ったD−D´の断面図である。
【0038】外部金属板81と内部金属板82とを半波
長以下の間隔で同心円状に並行に配置し、上下端部相互
間を金属壁83で短絡する。そして、上記金属板81,
82間の上部寄りに、同軸線路86に対して直角方向に
放射する漏れ波誘電体線路85を設置する。
長以下の間隔で同心円状に並行に配置し、上下端部相互
間を金属壁83で短絡する。そして、上記金属板81,
82間の上部寄りに、同軸線路86に対して直角方向に
放射する漏れ波誘電体線路85を設置する。
【0039】この漏れ波誘電体線路85には、上端部金
属壁83より挿入した同軸線路86の中心導体87で結
合している。外部金属板81には、長いスロットアンテ
ナ89を円周状に3本の絶縁物に支持して配置する。こ
のスロットアンテナ89のスロット幅は漏れ波誘電体線
路85より離れるに従い、広くし結合を強くしている。
上記図10におけるアンテナ装置の動作を便宜上送信ア
ンテナとして説明する。
属壁83より挿入した同軸線路86の中心導体87で結
合している。外部金属板81には、長いスロットアンテ
ナ89を円周状に3本の絶縁物に支持して配置する。こ
のスロットアンテナ89のスロット幅は漏れ波誘電体線
路85より離れるに従い、広くし結合を強くしている。
上記図10におけるアンテナ装置の動作を便宜上送信ア
ンテナとして説明する。
【0040】同軸線路86より漏れ波誘電体線路85を
励振し、漏れ波を下端部方向に放射する。磁界の強い位
置にスロットアンテナ89を設けることで高利得の水平
無指向性の直線偏波を放射するアンテナとなる。
励振し、漏れ波を下端部方向に放射する。磁界の強い位
置にスロットアンテナ89を設けることで高利得の水平
無指向性の直線偏波を放射するアンテナとなる。
【0041】図11はアンテナ装置の第6実施例を示す
もので、図11(a)は上面図、図11(b),図11
(c)はE−E´の断面図であり、図11(b)は同軸
線路96の箇所から垂直に切ったE側断面図、図11
(c)は同軸線路96の反対側のE´側断面図である。
もので、図11(a)は上面図、図11(b),図11
(c)はE−E´の断面図であり、図11(b)は同軸
線路96の箇所から垂直に切ったE側断面図、図11
(c)は同軸線路96の反対側のE´側断面図である。
【0042】間隔が半波長以下の上部金属板91と下部
金属板92を円形にして配置し、漏れ波誘電体線路95
を挟み、内側を金属壁93で支持し、外側をホーン状部
99として広げている。線路に対して直角に放射する漏
れ波誘電体線路95を金属壁93の近くに円形平行に配
置し、一点より同軸線路96のプローブ97で漏れ波誘
電体線路95を励振し漏れ波でホーンアンテナを励振す
る。このアンテナ装置は水平面無指向性であり、垂直指
向性はホーン状部99の広がりが大きい程鋭くなる。図
12はアンテナ装置の第7実施例を示すもので、図12
(a)は上面図、図12(b)はF−F´の断面図であ
る。
金属板92を円形にして配置し、漏れ波誘電体線路95
を挟み、内側を金属壁93で支持し、外側をホーン状部
99として広げている。線路に対して直角に放射する漏
れ波誘電体線路95を金属壁93の近くに円形平行に配
置し、一点より同軸線路96のプローブ97で漏れ波誘
電体線路95を励振し漏れ波でホーンアンテナを励振す
る。このアンテナ装置は水平面無指向性であり、垂直指
向性はホーン状部99の広がりが大きい程鋭くなる。図
12はアンテナ装置の第7実施例を示すもので、図12
(a)は上面図、図12(b)はF−F´の断面図であ
る。
【0043】半波長以下の間隔で上部金属板101と下
部金属板102を並行に配置し、その周囲を金属壁10
3で支持接続し、漏れ波誘電体線路105を中央より放
射状に分割し、中央より導波管106で励振する。
部金属板102を並行に配置し、その周囲を金属壁10
3で支持接続し、漏れ波誘電体線路105を中央より放
射状に分割し、中央より導波管106で励振する。
【0044】漏れ波誘電体線路105の放射状部相互間
の空間で電界の強い位置に穴を開け、その上にプリント
基板100等に印刷したパッチアンテナ109(マイク
ロストリップアンテナ)を配置し、これにプローブ10
7を接続して金属板101,102間に挿入し漏れ波電
界と結合する。
の空間で電界の強い位置に穴を開け、その上にプリント
基板100等に印刷したパッチアンテナ109(マイク
ロストリップアンテナ)を配置し、これにプローブ10
7を接続して金属板101,102間に挿入し漏れ波電
界と結合する。
【0045】上部金属板101には、漏れ波の磁界最大
の位置に穴を開けスロットアンテナ等の磁界結合アンテ
ナ、電界最大の位置にはダイポールアンテナやプローブ
結合アンテナを設ければよい。
の位置に穴を開けスロットアンテナ等の磁界結合アンテ
ナ、電界最大の位置にはダイポールアンテナやプローブ
結合アンテナを設ければよい。
【0046】すなわち、導波管106から給電した電力
は放射状に配置された数本の漏れ波誘電体線路105を
励振し漏れ波を発生し、これが上下金属板101、10
2間に挿入したプローブ107でパッチアンテナ109
を励振し、図面と直角方向に鋭い指向性の放射波を発生
する。
は放射状に配置された数本の漏れ波誘電体線路105を
励振し漏れ波を発生し、これが上下金属板101、10
2間に挿入したプローブ107でパッチアンテナ109
を励振し、図面と直角方向に鋭い指向性の放射波を発生
する。
【0047】以上説明したように、本発明のアンテナ装
置に用いる漏れ波誘電体線路5,34,55,65,7
5,85,95,105は、NRDガイド、イメージガ
イド、インシュラーガイド、逆誘導体ストリップ線路等
で構成される。この漏れ波誘電体線路を励振する給電線
としては、ストリップ線路、同軸線路、誘電体線路及び
導波管が用いられる。
置に用いる漏れ波誘電体線路5,34,55,65,7
5,85,95,105は、NRDガイド、イメージガ
イド、インシュラーガイド、逆誘導体ストリップ線路等
で構成される。この漏れ波誘電体線路を励振する給電線
としては、ストリップ線路、同軸線路、誘電体線路及び
導波管が用いられる。
【0048】また、放射素子としては、導体あるいは誘
電体からなるものが用いられ、これらの放射素子も直線
偏波あるいは円編波素子を用い漏れ波と結合することに
より、本発明のアンテナ装置を直線偏波あるいは円偏波
アンテナとして動作させることができる。図13〜図1
5に上記アンテナ装置に使用される放射素子の代表例を
示す。
電体からなるものが用いられ、これらの放射素子も直線
偏波あるいは円編波素子を用い漏れ波と結合することに
より、本発明のアンテナ装置を直線偏波あるいは円偏波
アンテナとして動作させることができる。図13〜図1
5に上記アンテナ装置に使用される放射素子の代表例を
示す。
【0049】図13はヘリカルアンテナを示し、プロー
ブで給電し円偏波を発生するもので、図13(b)はカ
ールアンテナ、図13(c)はスパイラルアンテナとも
呼ばれる。
ブで給電し円偏波を発生するもので、図13(b)はカ
ールアンテナ、図13(c)はスパイラルアンテナとも
呼ばれる。
【0050】図14はスロットアンテナを示すもので、
図14(a)は矩形、図14(b)はアニュラー、図1
4(C)はスパイラル、図14(d)は十字、図14
(e)は八の字の各スロットアンテナであり、同図
(a),(b)は直線偏波、その他は円偏波を発生す
る。この場合、同図中黒点の位置にプローブを取付ける
と、プローブ付き放射素子となり、この位置を電界の高
い位置に設定すると、空間で結合し電波を放射する。
図14(a)は矩形、図14(b)はアニュラー、図1
4(C)はスパイラル、図14(d)は十字、図14
(e)は八の字の各スロットアンテナであり、同図
(a),(b)は直線偏波、その他は円偏波を発生す
る。この場合、同図中黒点の位置にプローブを取付ける
と、プローブ付き放射素子となり、この位置を電界の高
い位置に設定すると、空間で結合し電波を放射する。
【0051】図15はパッチアンテナを示し、偏波を発
生するもので、図15(a)は四角形の角を欠き、図1
5(b)は円盤に切り欠きを入れ、図15(c)は円盤
に出っ張りを出し、図15(d)は四角形のパッチの中
に矩形の穴を開け、図15(e)は楕円形、図15
(f)は五角形の各パッチアンテナである。この場合、
同図中黒点の位置にプローブを取付けると、プローブ付
き放射素子となり、この位置を電界の高い位置に置く
と、空間で結合し電波を放射する。なお、上記図14
(b)で示す、アニューラスロットアンテナの内側の円
盤の代わりに、パッチアンテナを入れると円偏波を発生
する。ここで、上記各実施例におけるアンテナ装置は、
10GHz以上の高い周波数で用いて効果が大きく、衛
星及び地上における放送,通信用として有効である。
生するもので、図15(a)は四角形の角を欠き、図1
5(b)は円盤に切り欠きを入れ、図15(c)は円盤
に出っ張りを出し、図15(d)は四角形のパッチの中
に矩形の穴を開け、図15(e)は楕円形、図15
(f)は五角形の各パッチアンテナである。この場合、
同図中黒点の位置にプローブを取付けると、プローブ付
き放射素子となり、この位置を電界の高い位置に置く
と、空間で結合し電波を放射する。なお、上記図14
(b)で示す、アニューラスロットアンテナの内側の円
盤の代わりに、パッチアンテナを入れると円偏波を発生
する。ここで、上記各実施例におけるアンテナ装置は、
10GHz以上の高い周波数で用いて効果が大きく、衛
星及び地上における放送,通信用として有効である。
【0052】具体的用途としては、衛星放送用受信アン
テナ、無線LAN(Local Area Netwo
rk)用アンテナ、ロボット等の移動体搭載用アンテナ
としてその用途は広い。
テナ、無線LAN(Local Area Netwo
rk)用アンテナ、ロボット等の移動体搭載用アンテナ
としてその用途は広い。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、放射素子
が配設される一方の金属板と、この一方の金属板に使用
周波数の半波長以下の間隔で平行配置される他方の金属
板と、上記一方の金属板と他方の金属板間をその周囲に
おいて支持接続する金属壁と、上記他方の金属板の中央
または上記金属壁に配設される給電部と、上記一方の金
属板と他方の金属板間に挟持配設されると共に上記給電
部からの給電電力を伝送しながら残留電力なく漏れ電波
を放射し上記一方の金属板の放射素子を励振する漏れ波
誘電体線路とを備え、上記漏れ波誘電体線路を給電線路
として構成したので、簡単な構造にも拘らず、高い周波
数で低損失且つ鋭い指向性が得られる効率の高いアンテ
ナ装置を提供できる。
が配設される一方の金属板と、この一方の金属板に使用
周波数の半波長以下の間隔で平行配置される他方の金属
板と、上記一方の金属板と他方の金属板間をその周囲に
おいて支持接続する金属壁と、上記他方の金属板の中央
または上記金属壁に配設される給電部と、上記一方の金
属板と他方の金属板間に挟持配設されると共に上記給電
部からの給電電力を伝送しながら残留電力なく漏れ電波
を放射し上記一方の金属板の放射素子を励振する漏れ波
誘電体線路とを備え、上記漏れ波誘電体線路を給電線路
として構成したので、簡単な構造にも拘らず、高い周波
数で低損失且つ鋭い指向性が得られる効率の高いアンテ
ナ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる角形平面アンテナ装
置の構成を示す図。
置の構成を示す図。
【図2】上記角形平面アンテナ装置のy−z面指向特性
を示す図。
を示す図。
【図3】上記角形平面アンテナ装置のx−y面指向特性
を示す図。
を示す図。
【図4】上記角形平面アンテナ装置の上部金属板と下部
金属板間の電界分布特性を示す図。
金属板間の電界分布特性を示す図。
【図5】上記角形平面アンテナ装置における漏れ波誘電
体線路の構成を示す斜視図。
体線路の構成を示す斜視図。
【図6】上記漏れ波誘電体線路の電界分布特性を示す
図。
図。
【図7】本発明の第2実施例に係わる角形平面アンテナ
装置の構成を示す図。
装置の構成を示す図。
【図8】本発明の第3実施例に係わる角形平面アンテナ
装置の構成を示す図。
装置の構成を示す図。
【図9】本発明の第4実施例に係わる角形平面アンテナ
装置の構成を示す図。
装置の構成を示す図。
【図10】本発明の第5実施例に係わる円筒形アンテナ
装置の構成を示す図。
装置の構成を示す図。
【図11】本発明の第6実施例に係わる円筒形アンテナ
装置の構成を示す図。
装置の構成を示す図。
【図12】本発明の第7実施例に係わる円形平面アンテ
ナ装置の構成を示す図。
ナ装置の構成を示す図。
【図13】本発明実施例のアンテナ装置に放射素子とし
て使用されるヘリカルアンテナを示す図。
て使用されるヘリカルアンテナを示す図。
【図14】本発明実施例のアンテナ装置に放射素子とし
て使用されるスロットアンテナを示す図。
て使用されるスロットアンテナを示す図。
【図15】本発明実施例のアンテナ装置に放射素子とし
て使用されるパッチアンテナを示す図。
て使用されるパッチアンテナを示す図。
1,31…上部金属板、2,32…下部金属板、3…金
属壁、4…誘電体線路、5,34…漏れ波誘電体線路、
6,36…同軸線路、7…中心導体、8,38…吸収体
壁、9…スロットアンテナ、35…ノッチ列。
属壁、4…誘電体線路、5,34…漏れ波誘電体線路、
6,36…同軸線路、7…中心導体、8,38…吸収体
壁、9…スロットアンテナ、35…ノッチ列。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 我妻 寿彦 宮城県仙台市泉区鶴が丘4丁目16−20
Claims (1)
- 【請求項1】 放射素子が配設される一方の金属板と、 この一方の金属板に使用周波数の半波長以下の間隔で平
行配置される他方の金属板と、 上記一方の金属板と他方の金属板間をその周囲において
支持接続する金属壁と、 上記他方の金属板の中央または上記金属壁に配設される
給電部と、 上記一方の金属板と他方の金属板間に挟持配設されると
共に、上記給電部からの給電電力を伝送しながら残留電
力なく漏れ電波を放射し上記一方の金属板の放射素子を
励振する漏れ波誘電体線路とを具備し、 上記漏れ波誘電体線路を給電線路として構成したことを
特徴とするアンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3345021A JP2519854B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3345021A JP2519854B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | アンテナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05183333A JPH05183333A (ja) | 1993-07-23 |
JP2519854B2 true JP2519854B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=18373753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3345021A Expired - Fee Related JP2519854B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519854B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010103978A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-05-06 | Sony Corp | ミリ波誘電体内伝送装置及びその製造方法、並びに、無線伝送装置および無線伝送方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6317095B1 (en) | 1998-09-30 | 2001-11-13 | Anritsu Corporation | Planar antenna and method for manufacturing the same |
TWI242914B (en) * | 2003-12-02 | 2005-11-01 | Kobe Steel Ltd | Dielectric circuit powering antenna |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4829347A (ja) * | 1971-08-16 | 1973-04-18 | ||
JPH0246006A (ja) * | 1988-08-08 | 1990-02-15 | Arimura Giken Kk | 分割給電型方形導波線路 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3345021A patent/JP2519854B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4829347A (ja) * | 1971-08-16 | 1973-04-18 | ||
JPH0246006A (ja) * | 1988-08-08 | 1990-02-15 | Arimura Giken Kk | 分割給電型方形導波線路 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010103978A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-05-06 | Sony Corp | ミリ波誘電体内伝送装置及びその製造方法、並びに、無線伝送装置および無線伝送方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05183333A (ja) | 1993-07-23 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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