JP2519665B2 - 複動液圧シリンダ - Google Patents

複動液圧シリンダ

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JP2519665B2
JP2519665B2 JP5264117A JP26411793A JP2519665B2 JP 2519665 B2 JP2519665 B2 JP 2519665B2 JP 5264117 A JP5264117 A JP 5264117A JP 26411793 A JP26411793 A JP 26411793A JP 2519665 B2 JP2519665 B2 JP 2519665B2
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Japan
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cylinder
sub
piston
liquid chamber
pressurizing
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川 政 夫 中
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Nisshin Spinning Co Ltd
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  • Actuator (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2個以上の独立した加
圧力を金型内に発生させる必要がある複雑なプレス加工
や、プラスチックの射出成形に用いて有用な液圧シリン
ダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】2個以上の独立した加圧力を金型内に発
生させる必要がある複雑なプレス加工を行なう場合、従
来は、油圧シリンダなど必要な加圧力を発生する複数の
機器を互いに干渉しあわないように配置してプレス装置
を構成していた。
【0003】然し乍ら、上記の従来方法では、それぞれ
の油圧シリンダなどの必要な加圧力を発生する機器を、
個々に独立させて制御する必要があるため、それらの制
御方法は複雑にならざるを得ないという問題点がある。
【0004】また、上記の機器はスペース的に機器同士
が干渉しやすくなるため、これを避けるには構造が複雑
になり、装置そのもののコストが高くつくという問題点
もあるのである。
【0005】一般的に、上記における2個以上の独立し
た加圧力が必要な場合とは、主たる加圧力の発生源であ
る加圧装置と加圧方向が同じで主加圧装置が加圧力を発
生するとき、その動きに追随しながら、一定の加圧力を
保持する機能が要求されるだけのことが多い。例えば、
絞り加工におけるしわ押え力などがその代表的なもので
ある。
【0006】従って、上記のような主加圧装置が加圧力
を発生するとき、その動きに追随しながら、一定の加圧
力を保持する機能を有する複動加圧装置が開発されれ
ば、極めて有用されるものと考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来技術に鑑み、主加圧装置及び副加圧装置に液圧シリ
ンダを用い、主シリンダが加圧力を発生するとき、副シ
リンダがその動きに追随しながら、一定の加圧力を保持
する機能を有する複動液圧シリンダを提供することを、
その課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することを目的としてなされたもので、その構成は、加
圧用液室と復帰用液室に圧油を供給することにより作動
する主シリンダのピストンに1又は複数の副シリンダの
シリンダチューブを設けると共に、前記主シリンダの復
帰用液室と副シリンダの加圧用液室とを、並列した逆止
弁と逃し弁を介して接続することにより、主シリンダに
よる加圧時に、副シリンダのピストンは主シリンダのピ
ストンの作動に追随作動して加圧力を生じると共に当該
副シリンダのピストンにその復帰側の力が作用すると前
記逃し弁から副シリンダの加圧用液室の油を逃して加圧
力を保持する一方、前記主シリンダの復帰時には、前記
副シリンダは前記逆止弁を通して主シリンダの復帰用圧
油の作用を受けるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0009】即ち、本発明複動液圧シリンダは、主シリ
ンダのピストンに副シリンダのシリンダチューブを設け
た親子シリンダ構造にし、副シリンダをソレノイドバル
ブ等により制御する方法を採用せずに、主シリンダのピ
ストンの内部に副シリンダ制御用の逆止弁と逃し弁を設
けて、主シリンダによる加圧時に、副シリンダのピスト
ンが主シリンダのピストンの作動に連動し、その加圧力
を保持するようにしたものである。
【0010】このようにした結果、複数の液圧シリンダ
を独立に制御する必要がなく、しかも、スペース的にも
シリンダ同士が干渉しない簡単な構造の複動液圧シリン
ダを得ることができる。従って、例えば、これを絞り加
工に使用し、該加工におけるしわ押え力を副シリンダに
行なわせるようにすれば、該加工を能率良く、しかも高
精度に行なうことができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明複動液圧シリンダの実施例を図
により説明する。図1は本発明の一例の縦断正面概略
図、図2は本発明の液圧回路図、図3は同じく加圧時の
液圧回路の状態を説明するための系統図、図4は同じく
戻し時の液圧回路の状態を説明するための系統図であ
る。なお、図におけるシリンダは液圧シリンダとする。
【0012】図1において、1は主シリンダ、2はその
ピストン、4は前記ピストン2の内部に設けた副シリン
ダ3のピストン、5は前記ピストン2内に副シリンダ3
に関連させて設けた逆止弁、6は同じく逃し弁、7は主
シリンダ1の加圧用液室、8は副シリンダ3の加圧用液
室、9は主シリンダ1及び副シリンダ3に関連させた復
帰用液室で、前記逆止弁5及び逃し弁6は加圧用液室8
と復帰用液室9の間に挿入されるものであり、また、1
0は金型取付け板、11はピン、12はワーク、13は
ソレノイドバルブ、14は液圧発生源である。なお、逃
し弁6は外から加圧力を調整できるように配設するもの
とする。
【0013】而して、図2は本発明複動液圧シリンダの
液圧回路図で、ソレノイドバルブ13を切り換えて、圧
油が加圧用液室7に供給されるようにすれば、主シリン
ダ1のピストン2は下降して加圧工程に入り、また、圧
油が復帰用液室9に供給されるようにすれば、主シリン
ダ1のピストン2は上昇して戻り工程に入るようになっ
ている。
【0014】図3は、ソレノイドバルブ13を加圧用に
切り換えた状態を示すもので、ピストン4の下方には金
型の一部としてワーク押え用のピン11が配置されてい
る。この状態では、液圧発生源14から圧油がA方向に
流れて加圧用液室7に供給され、主シリンダ1のピスト
ン2は矢印21のように下降する一方、副シリンダ3の
ピストン4は前記ピストン2の作動に追随して下降し、
ピン11の先端がワーク12に当接すると前記ピストン
4を復帰側へ向わせる力が作用し、加圧用液室8の内部
圧力が高まって、該液室8内の油は逃し弁6からC方向
の流れが生じ、副シリンダ3のピストン4は矢印22の
方向に向け、主シリンダ1のピストン2と相対的に、且
つ加圧力を維持したまま、運動する。
【0015】従って、例えば、絞り加工において、副シ
リンダ3のピストン4をしわ押え用の加圧力に、主シリ
ンダ1のピストン2を絞り加工用の加圧力に、それぞれ
用いることによりしわの生じない良質の絞り加工を行な
うことができる。
【0016】加圧による加工が終了したら、ソレノイド
バルブ13を切り換えて、主シリンダ1のピストン2を
矢印23のように上昇させるのであるが、この状態で
は、図4に示すように、圧油はB方向に流れて復帰用液
室9に供給され、その一部は逆止弁5を通ってD方向に
流れ、加圧用液室8に供給されて、副シリンダ3のピス
トン4を矢印24のように下方に押し下げ、加工前の状
態に復帰する。
【0017】従って、図3及び図4の状態を連続的に行
ない、図4の状態に復帰する間にワーク12をセットす
るようにすれば、能率良く加工を行なうことができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述のとおりであって、副シリ
ンダを制御するためのソレノイドバルブ等を必要としな
いので、制御が簡単になり、配管等が不要になって、製
作費が低廉になる。
【0019】また、1個のシリンダの中で2種類以上の
加圧力を発生できるので、シリンダを別々に設置するも
のに比し、コンパクトになり、実施例のように構成すれ
ば、加圧点の中心がほぼ同じとなり、偏心を防止するた
めの機構を設ける必要もなくて、簡潔な構造とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の縦断正面概略図。
【図2】本発明の液圧回路図。
【図3】加圧時の本発明の液圧回路の状態を説明するた
めの系統図。
【図4】戻し時の本発明の液圧回路の状態を説明するた
めの系統図。
【符号の説明】
1 主シリンダ 2 主シリンダのピストン 3 副シリンダ 4 副シリンダのピストン 5 逆止弁 6 逃し弁 7,8 加圧用液室 9 復帰用液室 10 金型取付け板 11 ピン 12 ワーク 13 ソレノイドバルブ 14 液圧発生源

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧用液室と復帰用液室に圧油を供給す
    ることにより作動する主シリンダのピストンに1又は複
    数の副シリンダのシリンダチューブを設けると共に、前
    記主シリンダの復帰用液室と副シリンダの加圧用液室と
    を、並列した逆止弁と逃し弁を介して接続することによ
    り、主シリンダによる加圧時に、副シリンダのピストン
    は主シリンダのピストンの作動に追随作動して加圧力を
    生じると共に当該副シリンダのピストンにその復帰側の
    力が作用すると前記逃し弁から副シリンダの加圧用液室
    の油を逃して加圧力を保持する一方、前記主シリンダの
    復帰時には、前記副シリンダは前記逆止弁を通して主シ
    リンダの復帰用圧油の作用を受けるようにしたことを特
    徴とする複動液圧シリンダ。
JP5264117A 1993-09-29 1993-09-29 複動液圧シリンダ Expired - Lifetime JP2519665B2 (ja)

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CN108533564B (zh) * 2018-06-01 2023-07-25 江西海源复合材料科技股份有限公司 一种新型缠绕式液压机的主油缸结构

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