JP2518966B2 - 電子秤 - Google Patents

電子秤

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JP2518966B2
JP2518966B2 JP2326375A JP32637590A JP2518966B2 JP 2518966 B2 JP2518966 B2 JP 2518966B2 JP 2326375 A JP2326375 A JP 2326375A JP 32637590 A JP32637590 A JP 32637590A JP 2518966 B2 JP2518966 B2 JP 2518966B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ロードセルを利用する各種の電子秤に関す
るものである。
従来の技術 電子秤の第一の従来例を第3図に基づいて説明する。
この電子秤1では、一端が本体ベース(図示せず)に固
定されて他端に受皿(図示せず)が取付けられた起歪体
(図示せず)にブリッジ接続した四個のストレンゲージ
2〜5を貼着することでロードセル6が形成されてお
り、このロードセル6の入力端子に定電圧電源7が接続
されている。さらに、前記ロードセル6の出力端子に
は、アンプ8とアナログデジタルコンバータであるADC
(Analog−Digital Convertor)9と中央処理装置であ
るCPU(Central Processing Unit)10とが順次接続さ
れており、このCPU10に各々入出力機構である顧客用と
キャッシャー用との表示器11〜14やキーボード15等が接
続されている。なお、この電子秤1では、前記ロードセ
ル6と回路部8〜15とが別個に形成されてハーネス16で
結線されている。
このような構成において、この電子秤1では、ロード
セル6の受皿上に積載する物品(図示せず)の重量に従
って、定電圧電源7からストレンゲージ2〜5を介して
アンプ8に至る電圧が変化するので、これをアンプ8で
増幅してADC9でA/D変換し、CPU10でちらつき処理等を行
なって表示器11,13等に出力する。そこで、これらの表
示器11,13には物品の重量がデジタル数字で表示される
ので、これを顧客とキャッシャーとが確認することで販
売業務が行なわれる。つまり、上述のような電子秤1で
は、物品の重量を電気的に計測してデジタル数字で表示
することで販売業務の能率向上に寄与することができ
る。
ここで、上述した電子秤1では、ロードセル6と回路
部8〜15とを別個に形成してハーネス16で結線している
ので、このハーネス16が長くなっている。このため、こ
の長いハーネス16の重量によりロードセル6の計測精度
が阻害されると共に、ロードセル6から数10(mV)の微
小なアナログ電圧で出力されるデータ信号が長いハーネ
ス16を介してアンプ8に伝送されるので、ノイズの発生
率が高くなって機器の計測精度が低下している。
そこで、このような課題を解決すべく本出願人により
過去に提案した電子秤を、第二の従来例として第4図及
び第5図に基づいて説明する。この電子秤17では、第4
図に例示するように、アンプ8とADC9及び通信コントロ
ーラ18を一個の回路基板19上に形成し、第5図に例示す
るように、この回路基板19をロードセル6の側方に一体
的に近接配置してロードセルユニット20を形成してい
る。ここで、この電子秤17では、前記通信コントローラ
18とベースとなる回路基板21上に形成したCPU22とがデ
ータをシリアル通信するようになっており、これらの部
材18,22がシリアルコード23で結線されている。
このような構成において、この電子秤17は前述の電子
秤1と同様にして物品の重量を計測することができる。
ここで、この電子秤17では、アンプ8やADC9等が形成
された回路基板19をロードセル6に近接配置してロード
セルユニット20とすることで、精密機器であるロードセ
ル6とアンプ8とを結線するハーネス16を極めて短縮し
て、このハーネス16の重量やノイズによる計測精度の低
下を軽減すると共に、温度の影響を受けやすいロードセ
ル6とアンプ8とを一体化して温度補正できるので、生
産性の向上にも寄与するようになっている。
発明が解決しようとする課題 上述のような電子秤17では、アンプ8やADC9等が形成
された回路基板19をロードセル6に近接配置してロード
セルユニット20とすることで、機器の計測精度や生産性
を向上させるようになっている。
しかし、この電子秤17では、同様な工程で製作可能な
CPU22とアンプ8等とを回路基板19,21に別個に形成して
シリアルコード23で結線しているので、同様な製作工程
を繰返すことになって生産性が低下している。
また、上述のような電子秤17では、ロードセル6は温
度特性により計測精度が変化するので、これを補正する
ためにゲージ抵抗(図示せず)を設けている。しかし、
このゲージ抵抗は手作業で調整する必要があるので、そ
の作業が煩雑で機器の生産性が低下している。
課題を解決するための手段 請求項1記載の発明は、ロードセルの出力端子にアン
プとアナログデジタルコンバータと中央処理装置とを順
次接続し、この中央処理装置に表示器やキーボード等の
入出力機構を接続した電子秤において、入出力機構との
間でデータをシリアル通信する中央処理装置を形成し、
この中央処理装置とアンプとアナログデジタルコンバー
タとを一個の回路基板上に形成し、この回路基板をロー
ドセルの側方に一体的に近接配置したロードセルユニッ
トを設けた。
請求項2記載の発明は、ロードセルユニット内にロー
ドセルの温度を計測するセンサ機構を取付け、このセン
サ機構の計測結果に従ってロードセルの出力を補正する
温度補正回路をロードセルユニットの回路基板上に形成
した。
作用 請求項1記載の発明は、中央処理装置とアンプとアナ
ログデジタルコンバータとを一個の回路基板上に形成し
たことで、同様な工程で製作可能な回路部品を一個の回
路基板上に形成しているので、同様な製作工程を別個に
繰返す必要がない。
請求項2記載の発明は、ロードセルユニットに取付け
たセンサ機構でロードセルの温度を計測し、この計測結
果に従ってロードセルユニットの回路基板上に形成した
温度補正回路がロードセルの出力を補正することで、ロ
ードセルの温度変化に従ってロードセルの出力電圧が補
正されるので、常時正確な計量を行なうことができ、ゲ
ージ抵抗を手作業で調整する必要もない。
実施例 本発明の実施例を第1図及び第2図に基づいて説明す
る。なお、前述の従来例と同一の部分は同一の名称及び
符号を用いて説明も省略する。まず、本実施例の電子秤
24では、第1図に例示するように、中央処理装置であり
温度補正回路でもある演算回路25とアンプ8及びADC9が
一個の回路基板26に形成されており、第2図に例示する
ように、この回路基板26がロードセル6の側方に一体的
に近接配置されることでロードセルユニット27が形成さ
れている。ここで、前記演算回路25は、ちらつき処理回
路28、ADC29、クロック回路30、シリアル入出力端子31
〜33等を内蔵しており、前記回路部30〜32が入出力機構
11〜15にシフトレジスタやドライバ等からなるコンバー
タ34〜37を介して接続されている。また、前記演算回路
25内のADC29には、ロードセル6の温度を計測するセン
サ機構であるサーミスタ38が接続されている。
このような構成において、この電子秤24では、ロード
セル6の出力電圧が演算回路25で処理されてコンバータ
34,35にシリアル出力されるので、このコンバータ34,35
がシリアルデータをクロック回路30のクロック信号に同
期してラッチすることで表示器11,13に物品の重量がデ
ジタル数字で表示される。このようにすることで、この
電子秤24は前述の電子秤17と同様に販売業務の能率向上
に寄与することができる。
ここで、この電子秤24は、サーミスタ38がロードセル
6の温度を常時計測しており、この計測値に従ってCPU2
2がADC9の出力カウント数を補正するので、常時正確な
計量を行なうことができると共に、従来の電子秤24のよ
うにゲージ抵抗を手作業で調整する必要がないので生産
性が良好である。
さらに、この電子秤24では、同様な工程で製作可能な
CPU22とアンプ8等とを一個の回路基板26上にプリント
配線等で形成しており、同様な製作工程を別個に繰返す
ような必要がないので生産性が良好である。
なお、本実施例の電子秤24では、CPU22内にちらつき
出力回路28等をスルーするシリアル出力端子33が形成さ
れているので、このシリアル出力端子33をラベルプリン
タ(図示せず)などの高機能CPU(図示せず)などに接
続することで、機器をシステムアップさせることが可能
である。
発明の効果 請求項1記載の発明は、ロードセルの出力端子にアン
プとアナログデジタルコンバータと中央処理装置とを順
次接続し、この中央処理装置に表示器やキーボード等の
入出力機構を接続した電子秤において、入出力機構との
間でデータをシリアル通信する中央処理装置を形成し、
この中央処理装置とアンプとアナログデジタルコンバー
タとを一個の回路基板上に形成し、この回路基板をロー
ドセルの側方に一体的に近接配置したロードセルユニッ
トを設けたことにより、同様な工程で製作可能な中央処
理装置をアンプやアナログデジタルコンバータ等と共に
一個の回路基板上に形成しているので、同様な製作工程
を別個に繰返すような必要がなく、電子秤の生産性向上
に寄与することができる等の効果を有するものである。
請求項2記載の発明は、ロードセルユニット内にロー
ドセルの温度を計測するセンサ機構を取付け、このセン
サ機構の計測結果に従ってロードセルの出力を補正する
温度補正回路をロードセルユニットの回路基板上に形成
したことにより、ロードセルの温度変化に従ってアナロ
グデジタルコンバータのカウント値が補正されるので、
常時正確な計量を行なうことができ、ゲージ抵抗を手作
業で調整する必要もないので、電子秤の生産性向上に寄
与することができる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロック図、第2図は斜
視図、第3図は第一の従来例を示すブロック図、第4図
は第二の従来例を示すブロック図、第5図は斜視図であ
る。 6……ロードセル、8……アンプ、9……アナログデジ
タルコンバータ、11〜15……入出力機構、24……電子
秤、25……中央処理装置かつ温度補正回路、26……回路
基板、27……ロードセルユニット、34……センサ機構

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロードセルの出力端子にアンプとアナログ
    デジタルコンバータと中央処理装置とを順次接続し、こ
    の中央処理装置に表示器やキーボード等の入出力機構を
    接続した電子秤において、前記入出力機構との間でデー
    タをシリアル通信する中央処理装置を形成し、この中央
    処理装置と前記アンプと前記アナログデジタルコンバー
    タとを一個の回路基板上に形成し、この回路基板を前記
    ロードセルの側方に一体的に近接配置したロードセルユ
    ニットを設けたことを特徴とする電子秤。
  2. 【請求項2】ロードセルユニット内にロードセルの温度
    を計測するセンサ機構を取付け、このセンサ機構の計測
    結果に従って前記ロードセルの出力を補正する温度補正
    回路を前記ロードセルユニットの回路基板上に形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の電子秤。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01250028A (ja) * 1987-11-30 1989-10-05 Toledo Scale Corp 秤量装置、ロードセル及びロードセルの製作方法
JPH0621813A (ja) * 1992-07-01 1994-01-28 Sony Corp 変換装置の特性評価方法及び特性評価装置
JPH0781904A (ja) * 1993-09-14 1995-03-28 Meidensha Corp 多重円筒型オゾン発生装置

Patent Citations (3)

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