JP2518912B2 - 並列デ―タ処理装置 - Google Patents

並列デ―タ処理装置

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JP2518912B2
JP2518912B2 JP1003673A JP367389A JP2518912B2 JP 2518912 B2 JP2518912 B2 JP 2518912B2 JP 1003673 A JP1003673 A JP 1003673A JP 367389 A JP367389 A JP 367389A JP 2518912 B2 JP2518912 B2 JP 2518912B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、画像のような大規模データを高速に処理
することのできるSIMD型の制御技術を用いた並列データ
処理装置に関するものである。
〔従来の技術〕
プロセッサ配列を共通の制御信号で一括制御するSIMD
型の並列処理方式は、一括制御の制約から比較的規則性
の高いデータの処理に限られるものの、プロセッサごと
に制御部を必要としないために、その分、他の方式に比
べ高いピーク性能が得られる特徴がある。このため、大
規模ながら規則性の高い処理である画像処理、行列計算
等への応用が進められてきた。
大規模データをSIMD型の並列データ処理装置で処理す
る場合、プロセッサ配列の大きさを上回るデータ配列を
いかに処理するかが重要である。この処理法で最も有用
なものの1つに、データ配列を、その各要素が1対1で
構成プロセッサに対応するように、プロセッサ配列と同
一サイズ(以下、ページと呼ぶ)で切出し、そのページ
単位のデータを、各要素が対応する座標位置のプロセッ
サのローカルメモリの同一アドレスは入るように格納し
ておき、必要に応じてその所定のページをプロセッサア
レイ上に読み出して処理することを繰り返すことで、デ
ータ配列全体を処理する方法がある。この方法では、デ
ータ配列全体を一様に移動する(シフト)処理もページ
単位のシフトに分解して行う必要がある。この際、ペー
ジのサイズに等しいプロセッサアレイからは、シフトし
た分だけページの端のデータがあふれ出てくる。配列デ
ータ全体のシフト処理を途中のデータの消失なく行うに
は、このあふれ出たデータを一旦保持しておき、次のペ
ージをシフトする際に、プロセッサアレイのあふれ出た
端とは逆の方向にある端から入力してやる必要がある。
従来、シフト処理を効率的に行う保持手段の一つとし
て、第4図(a),(b)に1次元配列の場合と2次元
配列の場合を示すように、プロセッサ1によるプロセッ
サ配列10の端に専用の記憶回路2(以後エッジレジスタ
と呼ぶ)を設ける構成をとっていた[文献:Tom Blank,M
ark Stefik,and Willem vanCleemput,“Parallel Bit M
ap Processor Archtecture for DA Algorithms,"18th D
esign Automation Conference,pp837−845(1981)]。
〔発明が解決しようとする課題〕
この構成では、エッジレジスタ2がプロセッサ1内の
データ移動用記憶回路の縦続接続からなるシフトレジス
タの延長として機能し、あふれたデータの保持とそのデ
ータの次ページへの入れ込みをスムーズに行うことがで
きる。しかし、追加したエッジレジスタ2がプロセッサ
アレイの規則性低下につながり、部品点数を増大させた
り、LSIに組み込む場合にはそのLSIの設計容易性を低下
させる欠点があった。
この発明の目的は、このような規則性の低下の原因と
なるエッジレジスタを追加することなく、効率的なシフ
ト処理が可能なプロセッサ配列を有するSIMD型の並列デ
ータ処理装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明にかかる並列データ処理装置は、プロセッサ
が、A記憶回路と、B記憶回路と、該A記憶回路の保持
データおよび該B記憶回路の保持データのいずれかを選
択して隣接するプロセッサに出力する手段と、前記A記
憶回路の保持データを前記B記憶回路に転送する手段
と、隣接プロセッサからの入力データまたは演算部の出
力を選択して前記A記憶回路に転送する手段と、プロセ
ッサ配列の端に位置し且つ対向する他端のプロセッサに
対してデータを出力するプロセッサのみ前記B記憶回路
の保持データを選択して前記対向する他端のプロセッサ
に出力し、それ以外のプロセッサは前記A記憶回路の保
持データを選択して隣接プロセッサに出力する手段とを
有するものである。
また、この発明は、プロセッサがさらにC記憶回路と
演算ユニットと、この演算ユニットの出力データを選択
して隣接するプロセッサに出力する手段とを有し、隣接
するプロセッサへの出力データの選択をC記憶回路の保
持データによって制御するものである。
〔作用〕
この発明においては、ページ間にまたがるシフト処理
で、隣接するプロセッサからの入力データまたは演算部
の出力を選択して受取り、これをもう一方の隣接するプ
ロセッサに引き渡すための中継用にA記憶回路を、あふ
れたデータの退避先にB記憶回路を用い、前のページか
らあふれる分の退避データがページの端から入力される
ようにページのもう一方の端に位置するプロセッサのみ
B記憶回路の保持データを出力する。
また、C記憶回路を設けたものは、隣接するプロセッ
サへの出力データの選択をC記憶回路の保持データによ
り制御する。
〔実施例1〕 第1図(a),(b)はこの発明の第1の実施例の1
次元SIMD型の並列データ処理装置を説明する図であっ
て、第1図(a)は装置全体のブロック構成を、第1図
(b)はプロセッサのブロック構成をそれぞれ示してい
る。ここで、1−1はプロセッサ、10はプロセッサ配
列、100は制御部である。また、3はデータ入力端子、
4はデータ出力端子、5は端に位置するプロセッサか、
そうでないかの設定用の制御入力端子、20はデータ移動
部、21はA記憶回路、22はB記憶回路、23は隣接プロセ
ッサからの入力データをA記憶回路に転送する手段であ
るセレクタ(SEL)、24はA記憶回路、B記憶回路の保
持データを選択して隣接するプロセッサに出力する手段
であるセレクタ(SEL)、30は演算部である。
この装置は、先にも述べたように、制御部100で生成
する制御信号によりプロセッサ配列10全体を一括制御す
るSIMD型の並列データ処理装置である。例えば基本の右
方向のシフト処理は、一括制御により各プロセッサ1−
1でセレクタ23をデータ入力端子3側に、セレクタ24を
A記憶回路21側にそれぞれ設定し、プロセッサ1−1間
のA記憶回路21の縦続接続からなるシフトレジスタを形
成することで実行する。
この発明の要点であるデータ配列のサイズがページサ
イズを越える場合、すなわち複数ページにまたがるシフ
ト処理は、右端あるいは左端のプロセッサ1−1のみ異
なる動作をさせることで、あふれるデータをスムーズに
次のページにはめ込むことができる。第1の実施例で
は、右方向にのみ対応可能な構成を取っているので、以
下では右方向のシフト処理の動作内容についてステップ
を追って説明する。
ステップ1:各プロセッサ1−1でB記憶回路22を0クリ
アする。
ステップ2:各プロセッサ1−1で演算部30から被シフト
データの1ページ目を読み出し、A記憶回路21に書き込
む。この書き込みは、セレクタ23を演算部30側に、A記
憶回路21を書き込みモードにそれぞれ設定することで実
現される。
ステップ3:右端のプロセッサ1−1はセレクタ23をデー
タ入力端子3側に、セレクタ24をB記憶回路22側に、他
のプロセッサ1−1はセレクタ23をデータ入力端子3側
に、セレクタ24をA記憶回路21側にそれぞれ設定し、A
記憶回路およびB記憶回路22を書き込みイネーブルとす
ることにより1プロセッサ分の右方向のシフト転送を行
う。この場合、左端の入力には右端のプロセッサ1−1
がステップ1でクリアしたB記憶回路22の保持データを
出力するので“0"が入る。また、右端からあふれるデー
タはB記憶回路22を書き込みイネーブルに設定している
ことから、そのコピーが右端のプロセッサ1−1のB記
憶回路22に書き込まれる。
ステップ4:各プロセッサ1−1でA記憶回路21の保持デ
ータを1ページ目のシフト結果として演算部30側に戻
す。
以下、ページ数を更新しながらステップ2〜4を繰り
返し実行することで、被シフトデータの全体を1プロセ
ッサ分シフトすることができる。
なお、ステップ3では右端のプロセッサ1−1のみ他
とは異なり、セレクタ24がB記憶回路22側を選択してい
る。このような動作を本実施例では、第1図に示すよう
に、プロセッサ1−1ごとにセレクタ24の動作が端部用
であるかそうでないかを制御入力端子5からの固定的な
入力で切換る制御論理(この場合には“1"の入力で右
端、“0"の入力で端部以外)により実現している。
以上の説明から明らかなように、この実施例では右端
のプロセッサ1−1のB記憶回路22をエッジレジスタと
して機能させることにより、ページサイズを越える配列
データに対するシフト処理を従来装置と同様、効率的に
行うことができる。
ところで、この実施例はすべてのプロセッサ1−1が
B記憶回路22を余分に必要とする点、セレクタ24の制御
論理が複雑化する点等で従来装置よりかえって不利にな
るように見える。しかし、1チップに複数のプロセッサ
1−1を搭載するプロセッサ配列用LSIを用いてプロセ
ッサ配列10を構成する場合には、 1)エッジレジスタを周辺に設ける必要がなくなるの
で、その分プロセッサ配列10の実装構成が単純、かつ規
則的となる。
2)B記憶回路22はエッジレジスタとして利用しない場
合に別の用途、例えばワーク用のレジスタとして利用す
ることができる。逆に言えば、ワーク用のレジスタをB
記憶回路22として流用可能な構成がとれるため、LSIの
実質的なハードウェア規模の増大はない。
等により結局、従来回路より有利となる。
〔実施例2〕 第2図はこの発明の第2の実施例の1次元SIMD型の並
列データ処理装置を示すブロック図であって、第1図の
実施例と同様、第2図(a)は装置全体のブロック構成
を示し、第2図(b)はプロセッサのブロック構成をデ
ータ移動部と演算部を融合した形で示している。ここ
で、1−2はプロセッサ、3A,3Bはデータ入力端子、4A,
4Bはデータ出力端子、25は両方向の隣接プロセッサから
の入力データの一方を選択しA記憶回路に転送する手段
であるセレクタ(SEL)、26はA記憶回路からの入力と
セレクタ25からの入力を選択する手段でもあるセレクタ
(SEL)、27は演算ユニット(ALU)、28はC記憶回路で
あり、その他は第1図と同じである。
第1の実施例に対する主な変更点は、 1)演算用のレジスタファイルにB記憶回路22を割り付
けたこと、 2)セレクタ24の制御を制御入力端子5からの固定的な
制御入力で行うのではなく、制御レジスタとして機能す
るC記憶回路28によりセレクタ24の選択をプロセッサ1
−2ごとに個別に設定可能としたこと、 3)左右両方向の転送系を付加したこと、 4)セレクタ24の入力に演算部であるALU27からの出力
も追加していること、 等である。ここで、1)の変更によるメリットは、B記
憶回路22用にハードウエアを増設する必要がなくなり、
ハードウェア量が低減されることである。2)によるメ
リットは、プロセッサ1−2の端子に対する接続構成を
端で変える必要がなくなり、その分プロセッサアレイの
規則性が向上することである。3)の変更は、左右両方
向のシフト転送を行うためには必須である。また、4)
のメリットは、セレクタ24の個別設定機能をシフト転送
に加え、プロセッサ1−2間の伝搬演算にも利用可能と
なることである。
この実施例2に対し、この発明のねらいとするページ
サイズを越える場合のシフト転送、ここでは左方向のそ
れについて具体的な動作内容を順を追って説明する。
ステップ1:セレクタ24の動作がC記憶回路28の内容によ
って切り換えられるように一括制御されたときに、左端
を除く各プロセッサ1−2にはセレクタ24がA記憶回路
21の出力を選択するような制御データで、左端のプロセ
ッサ1−2にはB記憶回路22の出力を選択するような制
御データでそれぞれC記憶回路28をプログラムする。
ステップ2:各プロセッサ1−2でB記憶回路22のN番地
を0クリアする。
ステップ3:各プロセッサ1−2でB記憶回路22のM番地
から被シフトデータの1ページ目を読み出しA記憶回路
21に書き込む。この書き込みは、セレクタ23をALU27の
出力側に、A記憶回路21を書き込みイネーブルに、それ
ぞれ設定することで実現される。
ステップ4:セレクタ25をデータ入力端子3B側に、セレク
タ23をセレクタ25からの入力側に、セレクタ26をA記憶
回路からの入力側に、A記憶回路21およびB記憶回路22
のN番地を書き込みイネーブルに、セレクタ24をC記憶
回路28によって制御されるモードに、ALU27をセレクタ2
6からの入力をそのまま通過させる機能にそれぞれ設定
し、1プロセッサ分の左方向シフトを実行する。この場
合、左端のプロセッサ1−2ではB記憶回路22のN番地
の内容を出力するようC記憶回路28がプログラムされて
いるので、そこからの出力はステップ1でのクリア結果
“0"となり、これが右端のプロセッサ1−2への入力と
なる。また、全プロセッサでA記憶回路21の出力が同時
にALU27を介してB記憶回路22に入力され、そのN番地
に書き込まれることから、左端からはあふれるデータの
コピーが左端のプロセッサ1−2のB記憶回路22のN番
地に書き込まれる。
ステップ5:各プロセッサ1−2でA記憶回路21の保持デ
ータを1ページ目のシフト結果としてB記憶回路22のM
番地に戻す。
以下、ページ数を更新しながらステップ2〜5を繰り
返し実行することで、被シフトデータの全体を1プロセ
ッサ分シフトすることができる。なお、ステップ4では
左端のプロセッサ1−2のみ他とは異なり、セレクタ24
がB記憶回路22側を選択している。このような動作を、
この実施例ではC記憶回路28でセレクタ24を制御するこ
とで実現している。このため、第1の実施例に比べる
と、C記憶回路28をプログラムするためのステップ1が
余分に必要となる。しかし、端のプロセッサ1−2に対
する制御入力を変える必要がない分、プロセッサ配列の
規則性が向上し作りやすくなる。
ここまで配列データを1プロセッサ分シフト転送する
場合について説明したが、この実施例ではB記憶回路22
が複数のデータを格納できることを利用すると、さらに
複数プロセッサ分のシフト転送を効率的に行うことがで
きる。その方法は単純で、先の手順との違いはステップ
1であふれ出る複数のデータを格納するB記憶回路22の
所定の領域をクリアすることと、ステップ4においてB
記憶回路22への格納アドレスを順次更新しながら配列デ
ータの1プロセッサ分のシフトを所定の回数繰り返すこ
との2つだけである。
なお、この実施例2ではセレクタ24の入力としてALU2
7からの出力も加わるようにしている。これによって、
C記憶回路28でセレクタ24を制御するようにしたことが
複数のプロセッサ1−2間にまたがる伝搬演算をも可能
にする。伝搬演算ではプロセッサ1−2間のデータの転
送で一々同期を取らないので、その分、複数のプロセッ
サ1−2に分散するデータ間の演算が高速化される(文
献:特許第1358738号明細書「並列データ処理装
置」)。ここでは、これを伝搬加算を例に説明する。
第3図(a)は、第2図の実施例2のプロセッサ配列
の1部を抜き出したものである。ここで、1pは通常の伝
搬加算モードにあるプロセッサ、1eは終端用の伝搬加算
モードにあるプロセッサを示している。ここで、各プロ
セッサは第3図(b),(c)から明らかなように、セ
レクタ25がデータ入力端子3Aからの入力を、セレクタ26
がセレクタ25からの入力をそれぞれ選択し、ALU27の機
能が加算に、B記憶回路22がN番地に選ばれ、かつセレ
クタ24がC記憶回路28のもとに動作するように一括制御
されている。したがって、プロセッサ1pはC記憶回路28
をセレクタ24がALU27からの入力を選ぶようにプログラ
ムすることで実現され、プロセッサ1pの内部状態を示す
第2図(b)からも明らかなように、自身のN番地の保
持データとデータ入力端子3Aからの入力データを加え、
結果をデータ出力端子4Aから出力する。また、プロセッ
サ1eはC記憶回路28をセレクタ24がA記憶回路21からの
入力を選ぶようにプログラムするとともに、A記憶回路
21に値“0"を書き込んでおくことで実現される。
第3図(c)から明らかなように、このプロセッサデ
ータ入力はデータ入力端子3Aからの入力とB記憶回路22
のN番地との加算をプロセッサ1p同様行うが、加算とは
無関係なA記憶回路21の保持データの“0"を出力するの
で伝搬加算の終点となる。また、これらのプロセッサ1
p,1eの動作から明らかなように、プロセッサ1eの右隣の
プロセッサ1pは必ず“0"と自身の保持データとを加えて
出力する、換言すれば自身の保持データを直接出力する
ことから伝搬加算の始点のプロセッサとなる。
以上のプロセッサの動作から明らかなように、第3図
(a)のプロセッサ配列においては、プロセッサ1eの右
隣のプロセッサ1pを始点としB記憶回路22のN番地の保
持データが順次加え合せられながら右方向に次のプロセ
ッサ1eまで伝搬する。伝搬がプロセッサ1eに到達する適
当なタイミングをみはからって演算結果をB記憶回路22
のN番地に格納することで伝搬加算が終了する。第3図
(a)の例では、2つあるプロセッサ1eの右側のプロセ
ッサ1pのB記憶回路22のN番地に、左側のプロセッサ1e
の右隣のプロセッサ1pから右側のプロセッサ1eまでの計
5プロセッサ分の総和が得られる。
なお、ここで取り上げた実施例ではいずれもプロセッ
サ配列が1次元構成であるが、2次元のプロセッサ配列
に対しても全く同様にこの発明を適用することができ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明では、プロセッサが、A
記憶回路と、B記憶回路と、該A記憶回路の保持データ
および該B記憶回路の保持データのいずれかを選択して
隣接するプロセッサに出力する手段と、前記A記憶回路
の保持データを前記B記憶回路に転送する手段と、隣接
プロセッサからの入力データまたは演算部の出力を選択
して前記A記憶回路に転送する手段と、プロセッサ配列
の端に位置し且つ対向する他端のプロセッサに対してデ
ータを出力するプロセッサのみ前記B記憶回路の保持デ
ータを選択して前記対向する他端のプロセッサに出力
し、それ以外のプロセッサは前記A記憶回路の保持デー
タを選択して隣接プロセッサに出力する手段とを有する
ので、従来プロセッサ配列の配列サイズを越える配列デ
ータをシフト転送する際に、プロセッサ配列の周辺回路
として必要であったエッジレジスタが不用となり、プロ
セッサ配列部の規則性が向上するだけでなく、B記憶回
路を演算部のワーク用レジスタファイルに割り付けるこ
とで複数プロセッサ分のシフト転送まで効率的に行える
ようになる。
また、プロセッサがさらにC記憶回路と演算ユニット
とこの演算ユニットの出力データを選択して隣接するプ
ロセッサに出力する手段とを有し、隣接するプロセッサ
への出力データの選択をC記憶回路の保持データによっ
て制御するようにしたので、端部用であるかそうでない
かのプロセッサ配列上の位置によるプロセッサ機能の変
更を制御レジスタであるC記憶回路で行うので、その制
御機構の一部を伝搬演算に兼用できる利点もある。
このように、この発明はシフト転送機能、伝搬演算機
能を備えたSIMD型のプロセッサ配列を経済的に実現する
ことを可能にする。したがって、SIMD型の並列データ処
理装置にこの発明を適用すれば、従来得意とした行列計
算・画像処理・画像認識、文字認識・パターン認識等の
分野に対する性能/コスト比を一層向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はこの発明の第1の実施例の並列データ処
理装置のブロック構成図、第1図(b)は第1の実施例
のプロセッサ配列を構成するプロセッサのブロック構
成、第2図(a)は第2の実施例の並列データ処理装置
のブロック図、第2図(b)は第2の実施例のプロセッ
サ配列を構成するプロセッサのブロック図、第3図
(a)は伝搬加算実行時のプロセッサ配列の一部を示し
たブロック図、第3図(b)は伝搬加算実行時の通常の
伝搬加算モードにあるプロセッサの内部状態を示すブロ
ック図、第3図(c)は伝搬加算実行時に終端機能を有
する伝搬加算モードにあるプロセッサのブロック図、第
4図(a)は従来の1次元のプロセッサ配列の例を示す
ブロック図、第4図(b)は従来装置の2次元のプロセ
ッサ配列の例を示すブロック図である。 図中、1−1,1−2はこの発明のプロセッサ配列を構
成するプロセッサ、1pは伝搬加算実行時に通常の伝搬加
算モードにあるプロセッサ、1eは伝搬加算実行時の終端
機能を有する伝搬加算モードにあるプロセッサ、3,3A,3
Bはデータ入力端子、4,4A,4Bはデータ出力端子、5は制
御入力端子、10はプロセッサ配列、20はデータ移動部、
21はA記憶回路、22はB記憶回路、23,24,25,26はセレ
クタ、27は演算ユニット(ALU)、28はC記憶回路、30
は演算部、100は制御部である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一構成のプロセッサの規則的な配列から
    なり全体が共通の制御信号により一括制御されるプロセ
    ッサ配列を内蔵する並列データ処理装置において、前記
    プロセッサが、A記憶回路と、B記憶回路と、該A記憶
    回路の保持データおよび該B記憶回路の保持データのい
    ずれかを選択して隣接するプロセッサに出力する手段
    と、前記A記憶回路の保持データを前記B記憶回路に転
    送する手段と、隣接プロセッサからの入力データまたは
    演算部の出力を選択して前記A記憶回路に転送する手段
    と、プロセッサ配列の端に位置し且つ対向する他端のプ
    ロセッサに対してデータを出力するプロセッサのみ前記
    B記憶回路の保持データを選択して前記対向する他端の
    プロセッサに出力し、それ以外のプロセッサは前記A記
    憶回路の保持データを選択して隣接プロセッサに出力す
    る手段とを有することを特徴とする並列データ処理装
    置。
  2. 【請求項2】同一構成のプロセッサの規則的な配列から
    なり全体が共通の制御信号により一括制御されるプロセ
    ッサ配列を内蔵する並列データ処理装置において、前記
    プロセッサが、A記憶回路と、B記憶回路と、C記憶回
    路と、演算ユニットと、前記C記憶回路の保持データの
    制御によって前記演算ユニットの出力データと前記A記
    憶回路の保持データおよび前記B記憶回路の保持データ
    のいずれか1つを選択して隣接するプロセッサに出力す
    る手段と、前記A記憶回路の保持データを前記B記憶回
    路に転送する手段と、隣接プロセッサからの入力データ
    または前記演算ユニットの出力を選択して前記A記憶回
    路に転送する手段と、プロセッサ配列の端に位置し且つ
    対向する他端のプロセッサに対してデータを出力するプ
    ロセッサのみ前記B記憶回路の保持データを選択して前
    記対向する他端のプロセッサに出力し、それ以外のプロ
    セッサは前記A記憶回路の保持データを選択して隣接プ
    ロセッサに出力する手段を有することを特徴とする並列
    データ処理装置。
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