JP2518711Y2 - 流体ブレーキ装置 - Google Patents

流体ブレーキ装置

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JP2518711Y2
JP2518711Y2 JP1990017326U JP1732690U JP2518711Y2 JP 2518711 Y2 JP2518711 Y2 JP 2518711Y2 JP 1990017326 U JP1990017326 U JP 1990017326U JP 1732690 U JP1732690 U JP 1732690U JP 2518711 Y2 JP2518711 Y2 JP 2518711Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、流体モータがポンプ作用を行う際に流体モ
ータから吐出された高圧流体の流れを制限して、その流
体モータにブレーキを作用する流体ブレーキ装置に関す
る。
〔従来の技術〕
第4図の示すように、流体モータ1の第1・第2ポー
ト1a,1bと操作弁2とを接続する第1・第2主回路3,4に
チェックバルブ5と流体モータ1から操作弁2への流体
の流れを規制するブレーキ弁6を設け、流体モータ1が
ポンプ作用を行う際に流体モータ1から吐出された高圧
流体の流れをブレーキ弁6で制限して流体モータ1にブ
レーキを作用する流体ブレーキ装置が知られている。
この様な流体ブレーキ装置においては、第1・第2主
回路3,4における流体モータ1とブレーキ弁6との間が
高圧となるので、一対の安全弁7,7を設けて第1主回路
3の高圧流体を第2主回路4にリリーフし、第2主回路
4の高圧流体を第1主回路3にリリーフするようにして
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
かかる流体ブレーキ装置であると一対の安全弁を備え
ているので部品点数が多くコスト高となるばかりか、2
つの安全弁取付用穴を加工するので加工が面倒となり、
しかも一対の安全弁を第1主回路と第2主回路とに亘っ
て取付けるので場積が大きくなる。
なお、実開昭60−38901号公報に示すように第1・第
2主回路に亘っ両方向にリリーフ作動する1つの安全弁
を設けた流体ブレーキ装置が提案されているが、この安
全弁は第1主回路側の受圧面積と第2主回路側の受圧面
積が異なり、流路形状も異なるので、リリーフ開始圧
力、リリーフ圧力が異なってしまう。
そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした
流体ブレーキ装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案は、流体モータ1の第1・第2ポート1a,1bと
操作弁とを第1・第2主回路3,4で接続し、この第1・
第2主回路3,4にチェック弁5とブレーキ弁6を設け、
前記第1・第2主回路1,2における流体モータ1とブレ
ーキ弁6との間に安全弁10を設け、 該安全弁10を、第1ポート12と第2ポート13及び、こ
の第1ポート12と第2ポート13を連通する孔14を有する
弁本体11と、前記孔14の第1ポート12側に嵌合された筒
状体15と、前記孔14の第2ポート13側に嵌合されたスリ
ーブ16と、このスリーブ16内に摺動自在に嵌挿したフリ
ーピストン25と、ピストン27と、バネ30を有するものと
し、 前記筒状体15を、台径部17と小径部18と第1ポート12
に連通した貫通孔19を有し、その小径部18の先端部外面
が先細のテーパー状面となったものとし、 前記スリーブ16を、先端部が前記筒状体15の小径部18
に嵌合し、かつ前記第2ポート13に開口した孔24を有す
るものとし、 前記フリーピストン25を一側盲穴25aと他側盲穴25b及
びこの一側盲穴25aと他側盲穴25bを連通する細孔29を有
するものとし、このフリーピストン25を前記スリーブ16
の中間部に嵌合し、その他端盲穴25bの内周縁を前記小
径部18の先細テーパ状面にバネ30で押しつけて前記貫通
孔19と前記孔24を閉じた状態とし、 このフリーピストン25の一側盲穴25aに前記ピストン2
7を嵌合して前記細孔29を経て貫通孔19に連通した受圧
室28を形成し、 前記フリーピストン25の他端盲穴25bの内径d1、前記
ピストン27の径d2、前記フリーピストン25の径d3を [π/4(d1 2−d2 2)=π/4(d3 2−d1 2)]となるようにし、 前記第1ポート12を第1主回路3に連通すると共に、
第2ポート13を第2主回路4に連通したことを特徴とす
る流体ブレーキ装置である。
これにより、1つの安全弁によって第1主回路、第2
主回路の高圧流体を第2主回路、第1主回路にリリーフ
できると共に、そのリリーフ開始圧力のリリーフ圧力を
同一にできる。
また、安全弁は筒状体15、スリーブ16、フリーピスト
ン25、ピストン27を備え、そのピストン27をフリーピス
トン25の一側盲穴25aに嵌合したので、構成が簡単で加
工容易となるし、フリーピストン25とピストン27の嵌合
部分が1か所となるから油洩れ、ヒステリスが少なくな
る。
また、筒状体15の小径部18における先細テーパ状面に
フリーピストン25の他端盲穴25bの内周縁を圧接したの
で、そのフリーピストン25の他端盲穴25bの内径d1を、
筒状体15の小径部18の外形を大きくせずに大きくでき
る。
〔実施例〕
第2図に示すように、第1主回路3における流体モー
タ1とブレーキ弁6との間と、第2主回路4における流
体モータ1とブレーキ弁6との間に亘って安全弁10を設
ける。
該安全弁10は弁本体11に第1ポート12と第2ポート13
及び、この第1ポート12と第2ポート13を連通する孔14
をそれぞれ形成し、その孔14に筒状体15とスリーブ16が
嵌合してあり、該筒状体15は第1図に示すように大径部
17と小径部18と貫通孔19を有し、大径部17が孔14にシー
ル材20を介して密嵌し、貫通孔19が第1ポート12に開口
し、小径部18の先端面18aがテーパ状となり、スリーブ1
6は基部中間径孔21、中間部大径孔22、先部小径孔23を
有し、中間部大径孔22に開口する孔24が形成され、先部
小径孔23が筒状体15の小径部18に密嵌するように孔14に
ネジ合して固定してあり、スリーブ16の基部中間径孔21
にスリーピストン25が摺動自在に嵌合してある。
該フリーピストン25の一側盲穴25aにはバネ受26に設
けたピストン27が摺動自在に嵌合されて受圧室28を構成
し、この受圧室28は細孔29で他側盲穴25bに開口し、そ
の他側盲穴25bは前記筒状体15の貫通孔19に連動してい
ると共に、フリーピストン25はバネ30で前記筒状体15に
おける小径部18の先端面18aに圧着され、そのバネ室31
はドレーン路32でタンク33に連通してある。
このようであるから、第1ポート12と第2ポート13は
筒状体15における小径部18の先端面18aとフリーピスト
ン25の圧着部でシールされ、フリーピストン25は第1ポ
ート12の高圧流体及び第2ポート13の高圧流体によりバ
ネ30に坑して移動して第1ポート12と第2ポート13を連
通するようになり、フリーピストン25における第1ポー
ト12の高圧流体が作用する受圧面積S1は前記圧着部の径
d1とピストン27の径d2とにより(1)式で決定され、フ
リーピストン25における第2ポート13の高圧流体が作用
する受圧面積S2は前記圧着部の径d1とフリーピストン25
の径d3とにより(2)式で決定されるから、各径d1,
d2、 S1=π/4(d2 1-d2 2) …(1) S2=π/4(d2 3-d2 1) …(2) d3をS1=S2となるようにすることで、フリーピストン25
の第1・第2ポート12,13の高圧流体が作用する受圧面
積が等しくなるので、リリーフ開始圧力のリリーフ圧力
を同一にできる。
しかして、流体モータ1がポンプ作用を行う際に第1
ポート1aから高圧流体が吐出されて第1主回路3におけ
る流体モータ1とブレーキ弁6との間が高圧となると、
第1ポート12の高圧流体が安全弁10のフリーピストン25
を押して第2ポート13に流れ、第2ポート1bから高圧流
体が吐出されて第2主回路4における流体モータ1とブ
レーキ弁6との間が高圧となると、第2ポート13の高圧
流体が安全弁10のフリーピストン25を押して第1ポート
12に流れる。
また、安全弁10は第1ポート12の高圧流体でリリーフ
するリリーフ開始圧力と第2ポート13の高圧流体でリリ
ーフするリリーフ開始圧力が同一となる。
第3図は第2実施例を示し、前記安全弁10のバネ室31
を回路34でブレーキ弁6の中間ポート35に接続し、ブレ
ーキ弁6が連通位置の時に高圧流体をバネ室31に導入し
て安全弁10のリリーフ開始圧力をブレーキ弁6が遮断位
置の時のリリーフ開始圧力高圧にセットするようにして
ある。
つまり、ブレーキ弁6は第1・第2主回路3,4におけ
るブレーキ弁6と操作弁2との間の圧力PA,PBの差圧に
よってスプール36を摺動して低圧側の回路を連通し、か
つ高圧側の回路を中間ポート35に連通するように構成し
てある。
このようにすれば、操作弁2を切換えて第1・第2主
回路3,4の一方に高圧流体を供給し、他方をタンク側に
連通して流体モータ1を駆動している時には安全弁10の
リリーフ開始圧力が高圧となり、流体モータ1を高圧流
体で駆動できるから駆動トルクを大きくでき、操作弁2
を中立位置として流体モータ1を停止する時には安全弁
10のリリーフ開始圧力が低圧となって流体モータ1がポ
ンプ作用した時に発生する高圧流体を低圧として制動時
のショックを低減できる。
また、安全弁10のバネ室31は1つであるから前記回路
34が簡単となる。
なお、安全弁10のバネ室31に他の流体圧源より高圧流
体を切換弁等で供給するようにしても良い。
〔考案の効果〕
1つの安全弁10により第1主回路3の高圧流体を第2
主回路4にリリーフしたり、第2全回路4の高圧流体を
第1主回路3にリリーフできるから、部品点数が少なく
コスト安となるばかりか、1つの安全弁取付用穴を加工
すれば良く加工が容易となり、しかも場積を小さくでき
る。
また、安全弁10の第1主回路3の高圧流体をリリーフ
する時のリリーフ開始圧力のリリーフ圧力と第2主回路
4の高圧流体をリリーフする時のリリーフ開始圧力のリ
リーフ圧力を同一にできる。
また、筒状体15、スリーブ16、フリーピストン25、ピ
ストン27を備え、そのピストン27をフリーピストン25の
一側盲穴25aに嵌合したので、構成が簡単で加工容易と
なるし、フリーピストン25とピストン27の嵌合部分が1
か所となるから油洩れ、ヒステリスが少なくなる。
また、筒状体15の小径部18における先細テーパ状面に
フリーピストン25の他端盲穴25bの内周縁を圧接したの
で、そのフリーピストン25の他端盲穴25bの内径d1を、
筒状体15の小径部18の外形を大きくせずに大きくでき
る。
したがって、 [π/4(d3 2−d1 2)=π/4(d1 2−d2 2)] とすることができるし、筒状体15の小径部18の肉圧を大
きくして小径部18が変形しないようにできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図の本考案の実施例を示し、第1図は安全
弁の断面図、第2図は全体断面図、第3図は変形例を示
す全体断面図、第4図は従来例の断面図である。 1は流体モータ、2は操作弁、3は第1主回路、4は第
2主回路、5はチェック弁、6はブレーキ弁、10は安全
弁、11は弁本体、12は第1ポート、13は第2ポート、25
はフリーピストン。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体モータ1の第1・第2ポート1a,1bと
    操作弁2とを第1・第2主回路3,4で接続し、この第1
    ・第2主回路3,4にチェック弁5とブレーキ弁6を設
    け、前記第1・第2主回路1,2における流体モータ1と
    ブレーキ弁6との間に安全弁10を設け、 該安全弁10を、第1ポート12と第2ポート13及び、この
    第1ポート12と第2ポート13を連通する孔14を有する弁
    本体11と、前記孔14の第1ポート12側に嵌合された筒状
    体15と、前記孔14の第2ポート13側に嵌合されたスリー
    ブ16と、このスリーブ16内に摺動自在に嵌挿したフリー
    ピストン25と、ピストン27と、バネ30を有するものと
    し、 前記筒状体15を、大径部17と小径部18と第1ポート12に
    連通した貫通孔19を有し、その小径部18の先端部外面が
    先細のテーパー状面となったものとし、 前記スリーブ16を、先端部が前記筒状体15の小径部18に
    嵌合し、かつ前記第2ポート13に開口した孔24を有する
    ものとし、 前記フリーピストン25を一側盲穴25aと他側盲穴25b及び
    この一側盲穴25aと他側盲穴25bを連通する細孔29を有す
    るものとし、このフリーピストン25を前記スリーブ16の
    中間部に嵌合し、その他端盲穴25bの内周縁を前記小径
    部18の先細テーパ状面にバネ30で押しつけて前記貫通孔
    19と前記孔24を閉じた状態とし、 このフリーピストン25の一側盲穴25aに前記ピストン27
    を嵌合して前記細孔29を経て貫通孔19に連通した受圧室
    28を形成し、 前記フリーピストン25の他端盲穴25bの内径d1、前記ピ
    ストン27の径d2、前記フリーピストン25の径d3を、 [π/4(d1 2−d2 2)=π/4(d3 2−d1 2)]となるようにし、 前記第1ポート12を第1主回路3に連通すると共に、第
    2ポート13を第2主回路4に連通したことを特徴とする
    流体ブレーキ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS50131022U (ja) * 1974-04-15 1975-10-28
JPS5630723Y2 (ja) * 1975-12-08 1981-07-22
JPS5597201U (ja) * 1978-12-27 1980-07-05
JPS59118862U (ja) * 1983-01-31 1984-08-10 三菱重工業株式会社 クロスオ−バリリ−フ弁

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