JP2518305B2 - 仕上げ加工用スロ―アウエイチツプ - Google Patents

仕上げ加工用スロ―アウエイチツプ

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JP2518305B2
JP2518305B2 JP62230244A JP23024487A JP2518305B2 JP 2518305 B2 JP2518305 B2 JP 2518305B2 JP 62230244 A JP62230244 A JP 62230244A JP 23024487 A JP23024487 A JP 23024487A JP 2518305 B2 JP2518305 B2 JP 2518305B2
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Japan
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chip
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栄尚 白鳥
正彰 中山
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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  • Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は仕上げ加工用のスローアウエイチツプに係
わり、特にブローチ等の基端部に着脱自在に装着される
ものに関する。
「従来の技術」 近年、クランクシャフトのカウンタ幅削り、ピン・ジ
ャーナル径幅削り、ピン・ジャーナル径荒加工、および
ピン・ジャーナル径仕上げ加工等を一連の動作の中で行
うブローチが開発されつつある。このようなブローチに
あっては汎用性、経済性等を考慮して、ブローチ本体に
上記各加工用のスローアウエイチツプが着脱自在に装着
されたものが主流になりつつある。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、クランクシャフトのピン・ジャーナル径仕
上げ加工においては、この仕上げ加工の後工程において
第7図に示すピン・ジャーナル部Pの外周の研削仕上げ
を行う関係上、ピン・ジャーナル部に研削代を残して、
ピン・ジャーナル部をその全長に渡り同径かあるいは端
部から中央部に向かうにしたがって漸次太径になるよう
にその外周面を仕上げる必要性があり、このような仕上
げ加工を容易に行うことができる仕上げ加工用スローア
ウエイチツプの開発が望まれていた。
「発明の目的」 この発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ブ
ローチ本体に着脱自在に装着され、ピン・ジャーナル部
がその全長に渡り同径かあるいは端部から中央部に向か
うにしたがって漸次太径になるようにその外周面を容易
に仕上げ加工することができる仕上げ加工用スローアウ
エイチツプを提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 この発明の仕上げ加工用スローアウエイチツプは、す
くい面とされる側面と逃げ面とされる上面との稜線部に
V字形をなす切刃を有し、上記逃げ面が切刃の両端部か
ら交点部に向かうにしたがって漸次下面側に向けて傾斜
しているとともに、上記すくい面は切刃の両端部から交
点部に向かうにしたがってV字形に突き出すように傾斜
していることを特徴としている。
「実施例」 以下この発明の仕上げ加工用スローアウエイチツプの
一実施例を第1図ないし第6図を参照して説明する。
これらの図において符号1は仕上げ加工用スローアウ
エイチツプ(以下チツプという)を示す。このチツプ1
は六角板状のものであり、第1図中左方を向くV字形に
突き合わされた側面がすくい面1a,1aとされている。ま
た、チツプ1の上面は第1図および第2図中上下端から
中央部に向かうにしたがって漸次底面1b側に向かうよう
な断面V字状の傾斜面に形成されており、この傾斜面が
逃げ面1c,1cとされている。そして、これらすくい面1a,
1aと逃げ面1c,1cとの稜線部にV字形をなす切刃2a,2aが
形成されている。また、第1図中右方を向くV字形に突
き合わされた側面もすくい面1d,1dとされており、これ
らすくい面1d,1dと上記逃げ面1c,1cとの稜線部にも上記
切刃2a,2aと同形状の切刃2b,2bが形成されている。な
お、チツプ1の上面中央部には、このチツプ3を工具本
体に取り付けるために貫通孔3が形成されている。
上記構成のチツプ1は以下のようにして工具本体例え
ばブローチ本体に装着される。
すなわち、ブローチ本体10の基端部の上面には第5図
および第6図に示すように、チツプ1を第6図中上下方
向に移動自在に調整するための調整カートリッジ12が設
けられている。この調整カートリッジ12は調整キー13
と、この調整キー13上に摺動自在に設けられて調整キー
13の左右方向への移動により上下方向に移動するカート
リッジ本体14とから構成されている。このカートリッジ
本体14の先端部上面にはチツプ取付座(以下取付座とい
う)15がその取付底面15aをブローチ本体10の先端側に
向かうにしたがって漸次第6図中上方に傾斜させて形成
されている。そして、この取付座15には上記チツプ1が
その底面1bを取付底面15aに密接させ取付ねじ16をチツ
プ1の貫通孔3に挿通しブローチ本体10に締め込むこと
により装着されている。この装着された状態ひおいて、
逃げ面1c,1cはブローチ本体10の基端側に向かうにした
がって漸次ブローチ本体10の底面側に向けて傾斜してい
る。
そして、このようなブローチ本体10に装着されたチツ
プ1では、ピン・ジャーナル径の仕上げ加工を行う際
に、切刃2a,2aの交点部をピン・ジャーナル部の中央部
に突っ込むようにして行うが、第3図および第4図に示
すように、この切刃2a,2aによりピン・ジャーナル部が
切削されて形成された壁面と上記基準面18とのなす角を
δ゜、切刃2aと基準面18に直交する面とのなす角(リー
ド角)をα゜、逃げ面1cとチツプ1の底面とのなす角を
β゜、逃げ面1cと基準面18とのなす角(逃げ角)をγ゜
とすると、これらの関係は tanδ゜=(tanβ゜−tanγ゜tanα゜)cosγ゜ で表される。
上記構成のチツプ1によれば以下に述べるような効果
が得られる。
仕上げ加工用のチツプ1を六角形板状に形成し、第1
図中左方を向くV字形に突き合わされた側面をすくい面
1a,1aとすると共に、チツプ1の上面を第1図および第
2図中上下端から中央部に向かうにしたがって漸次底面
1b側に向かうような断面V字状の傾斜面に形成して、こ
の傾斜面を逃げ面1c,1cとし、これらすくい面1a,1aと逃
げ面1c,1cとの稜線部にV字形をなす切刃2a,2aを形成
し、チツプ1をその逃げ面1c,1cがブローチ本体10の基
端側に向かうにしたがって漸次ブローチ本体10の底面側
に向けて傾斜するようにして取付座15に装着したので、
ピン・ジャーナル部をその全長に渡り同径かあるいは中
央部に向かうにしたがって漸次太径に仕上げ加工するこ
とができると共に、逃げ面1c,1cの傾斜角(逃げ面1cと
基準面18とのなす角(逃げ角))γ゜を調整することに
よりピン・ジャーナル部がその全長に渡り同径かあるい
は端部から中央部に向かうにしたがって漸次所望の太径
になるように仕上げ面を自在にコントロールすることが
できる。
すくい面1a,1aとされる側面が、V字径に突き合わさ
れて形成されていて、その稜線部に形成される切刃2a,2
aの両端部から交点部に向かうにしたがって突き出すよ
うに傾斜しているため、切刃2a,2aにより分断されて生
成される切屑は、このV字形のすくい面1a,1aに沿って
互いに離間する方向に強制的に流出させられることにな
り、切屑処理性が高い。
チツプ1を六角形板状に形成し、その上面すなわちに
げ面1c,1cの第1図中左縁部に切刃2a,2aを形成すると共
に、右縁部に切刃2a,2aと同形状の切刃2b,2bを形成した
ので、切刃2a,2aに摩擦、折損等が生じても、チツプ1
をブローチ本体10に反転させて装着すれば、切刃2b,2b
により仕上げ加工を行うことができる。
なお、上記実施例ではチツプ1を六角形板状に形成し
たが、これに限ることなく三角形板状、四角形板状等に
してもよい。
また、上記実施例ではチツプ1をブローチ本体10に装
着するようにしたが、これに限ることなく、他のバイ
ト、カッタ等の切削工具本体に装着してもよい。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明の仕上げ加工用スロー
アウエイチツプは、すくい面とされる側面と逃げ面とさ
れる上面との稜線部にV字形をなす切刃を有し、上記逃
げ面が上記切刃の両端部から交点部に向かうにしたがっ
て漸次下面側に向けて傾斜しているとともに、上記すく
い面を切刃の両端部から交点部に向かうにしたがってV
字形に突き出すように傾斜させたものである。したがっ
て、このスローアウエイチツプを、その逃げ面が工具本
体例えばブローチ本体の基端部に向かうにしたがって漸
次ブローチ本体の底面側に向けて傾斜するようにしてブ
ローチ本体に装着すれば、ピン・ジャーナル部をその全
長に渡り同径かあるいは端部から中央部に向かうにした
がって漸次太径に仕上げ加工することができると共に、
逃げ面の傾斜角(逃げ面と基準面とのなす角(逃げ
角))を調整することによりピン・ジャーナル部がその
全長に渡り同径かあるいは端部から中央部に向かうにし
たがって漸次所望の太径になるように仕上げ面を自在に
コントロールすることができる。
また、V字形に突き合わされて切刃の両端部から交点
部に向かうにしたがい突き出すように傾斜したすくい面
により、V字形の切刃によって分断されて生成された切
屑が、強制的に互いに離間する方向に流出させられるこ
とになるため、高い切屑処理性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの発明の仕上げ加工用スローア
ウエイチツプの一実施例を示すものであり、第1図はス
ローアウエイチツプの平面図、第2図は第1図における
II矢視図、第3図は第1図におけるIII矢視図、第4図
は第3図におけるIV矢視図、第5図はスローアウエイチ
ツプをブローチ本体に装着した状態を示す平面図、第6
図は同側面図、第7図はクランクシャフトの要部を示す
側面図である。 1……スローアウエイチツプ、1c……にげ面、1b……底
面、2a,2b……切刃。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】すくい面とされる側面と逃げ面とされる上
    面との稜線部にV字形をなす切刃を有し、上記逃げ面が
    上記切刃の両端部から交点部に向かうにしたがって漸次
    下面側に向けて傾斜しているとともに、上記すくい面は
    上面切刃の両端部から交点部に向かうにしたがってV字
    形に突き出すように傾斜していることを特徴とする仕上
    げ加工用スローアウェイチップ。
JP62230244A 1987-09-14 1987-09-14 仕上げ加工用スロ―アウエイチツプ Expired - Lifetime JP2518305B2 (ja)

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JPS6471602A JPS6471602A (en) 1989-03-16
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DE3109176C2 (de) * 1981-03-11 1986-09-25 TechnoARBED Deutschland GmbH, 6600 Saarbrücken Schneideinsatz zum Schälen bzw. Wellendrehen

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JPS6471602A (en) 1989-03-16

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