JPS60135104A - スロ−アウエイチツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、スローアウェイチップに関し、特にその切刃
構成およびチップブレーカ溝の構成を特定し、荒加工お
よび仕上げ加工が同時に行なえ、しかも切屑処理性も円
滑になるようにしたものである。

従来、この棟のスローアウェイチップによる加工は、荒
加工用および仕上げ加工用のものがそれぞれ別個に選ば
れることにより行なわれ、あるいは同一のもので、荒加
工後、あらためて切込みを減少させて仕上げ加ニ■二を
イ°工なっている。

したがって、荒加工および仕上げ加工は、２回以上の工
程であることがら、荒加工用Ｊｄよび仕上げ加工用の直
線的な切刃稜が備えられるようにした切削工具が既に提
案されている。しかしながら、この切削工具は、切屑処
理については、全く配慮されていないため切屑処理の点
で問題となる。

一方、切屑処理の拡大をねらって、荒加工用および仕」
−げ加工用のチップブレーカ溝を同時に形成したスロー
アウェイチップも例えば、特公昭４６−２０７８８号公
報、特公昭５３−４２７０号公報、米国特許第３４０７
４６７号明細書等に開示されている。しかしながら、こ
れらのスローアウェイチップは、荒加工用および仕上げ
加工用の切刃稜を備えることまでは配慮されていり、い
。したがって、実切削においては、荒加工を行なった場
合、仕上げ切削に見合った仕上げ面粗さを確保すること
ができない。

本発明は、上述の点に鑑みなされたもので、本発明によ
るスローアウェイチップは、チップブレーカ溝を備える
とともに荒加工用切刃稜および仕上げ加工用切刃稜を一
体に備えてなるスローアウェイチップであって、仕上げ
用の切刃稜は円弧の一部分から形成され、且つ切削上の
すくい面側において仕上げ加工用の切刃稜に形成した第
１のチップブレーカ溝の幅が荒加工用の切刃稜に形成し
た第２０チツプブレーカ溝の幅より狭くなっていること
を特徴とするものである。

このような特徴を有する本発明のスローアウェイチップ
を用いれば、荒加工および仕」−げ加工が］つの工程で
行なえるという利点に加えて、荒加工部と仕上げ加工部
からそれぞれ別に切屑が排出され、切屑の処理性が良く
なり、被剛材の仕上げ面精度も向上させることができる
。

以下、図面により本発明の実施例について説明する。

第１図から第３図において、■は、中央取付は穴２を穿
設した略正方形板状をなずスローアウェイチップであり
、その頂角部分のノーズ３には、略半円状をなす仕上げ
加工用σ）切刃稜４が形成されている。また、この切刃
稜４に対しては、辺部分に形成される荒加工用の切刃稜
５が、丸味を有する接続部分６を介して連続する。

第２図は矢印■−Ｈに沿って、第３図は矢印Ｉ１１．−
　Ｉｌｌに活ってスローアウェイチップ１を断面して示
すもので、前記切刃稜４の切削上のすくい面側には、第
１のチップブレーカ溝７が形成され、また、前記切刃稜
５には、第２のチップブレーカ溝８が形成される。この
場合、第２のチップブレーカ溝８は、第１のチップブレ
ーカ溝７よりも巾広に形成されるもので、その切刃稜５
に沿っては、中挟のランド９が形成される。このランド
９は、通常０１〜０３朋程度の範囲から採用されるもの
で、切刃保護のため必要に応じて形成されるものである
。なお、前記切刃稜４に沿ってランド９が形成されてい
ないのは、第２図から明らかなように、第１のチップブ
レーカ溝７が切」二す状態、いわゆる負角を形成してい
るため切れ味を確保したものである。

このようにして構成された本発明のスローアウェイチッ
プ１は、第４図に示されるように、回転する被剛材１０
に対して、矢印方向に送られ切削する。したがって、こ
のスローアウェイチップ１では、荒加工および仕−１−
げ加工が同時に行なわれるが、その際、切屑は、前記接
続部分６が存在するため２つに分断乃至は折曲げられ、
その処理が円滑に行なえるものである。

なお、第２のチップブレーカ溝８は、辺部分の中央で広
くなる彎曲形のものが示されているが、これは、切込み
量が変化する切削例えば倣切削などの場合に好適するも
のである。

したがって、切込み量がそれほど変化しないような切削
においては、第５図乃至第７図に示されるような平行形
のチソグブレーカ（７へ８が採用される。また、前述し
た彎曲形のものより変化が激しい場合には、第８図乃至
第１．０図に示されるような波形をなす第２のチップブ
レーカ溝８が採用される。そして、この場合の第２のチ
ップブレーカ溝８は、第３図および第７図にみもれる円
弧断面のものと異なり、ランド９から傾斜面１１および
平行面１２が形成されているものである。特に、平行面
１２は、被削材１０からの切屑を強制的に接触させ、い
わゆる切屑を拘束するものである。

なお、側６図は矢印〜ＩＩ−Ｖｉに沿って、第７図は矢
印Ｖｌｌ−’Ｖ１１に市って第５図のスローアウェイチ
ップ１をｍｒ面して示し、第９図は矢印１ＸＩＸ　Ｋ清
って、第１０図は矢印Ｘ−Ｘに沿って第８図のスローア
ウェイチップ１を断面して示す図である。

第１１図は、前記第１のチップブレーカ溝７を変更した
もので、特に矢印Ｘｕ　−Ｘｌｌに沿って断面して示す
第１２図に明示されているように、中央陸部１３から球
形をなす突起部分１４を離間して設けたものである。そ
して、切刃稜４から突起部分１４に同って正角の傾斜か
付加される。これは、切れ味を良好にする配慮からで、
切刃保護の必要があれば、適宜図示しないランドが形成
される・。　゛第１３図およＯ・第１４図は、前述した
第５図および第８図に関連して前記第１のチップフレー
カ溝７を変更したもので、第１２図と同様中央陸部１３
から球形をなす突起部分１４が形成されているものであ
る。

また、この突起部分１４に関連して、中央陸部１３かも
切刃稜４に向って伸びる堤防部分１５を採用したものが
、第１５図および第１６図に示されている。この堤防部
分１５は、例えば、上下面使用のスローアウェイチップ
１に適用して、中央陸部１３と同一平面となるようにず
れば、クランプホルダ（図示せず）Ｋおける取付けが安
定するものである。

第１９図および第２０図は、前記切刃稜４の刃先強化と
切れ味とを確保するだめの変形例であり、第２０図は矢
印へ−版に清った断面を示す。したがって、仕上げ加工
用の切刃稜４には、荒加工用θ）切刃稜５−に浴って設
けられたラント９が連続的に形成されるとともに、円弧
状の凹みからなる第１のチップブレーカ溝７が形成され
るものである。

また、第２１図および第２２図は、第２のチップブレー
カ溝８が、平行形、および波形を呈するもので、第１の
チップブレーカ溝７は第２０図と同じく円弧状の凹みか
らなるものである。しかし、＠２１図は、前記仕上げ加
工用の切刃稜４が半円よりも少ない範囲で円弧の一部を
形成し、また切刃稜５に対する接続部分６が直勝状にな
っているものである。

これに対して、第２２図は、切刃稜４および接＠部分６
の曲率半径差が大きくなっているものである。これは、
特に切込み量が大きい切削に好適するように配慮された
ものである。

しかし、前記切刃稜４の曲率半径が、接続部分６の曲率
半径よりも必ずしも小さい必要はないものである。これ
は、第２３図に示される片刃の場合から明らかで、特に
切刃稜４側の曲率半径を大きくすることによって仕上げ
而粗さを良好にする・ものである。そして、この場合、
第１のチップブレーカ溝７には、球状をなす突起部分１
″４が形成され、第２のチップブレーカ溝８は、彎曲形
のものが適用されている。

以下、本発明によるスローアウェイチップの切削試験例
を脱明する。

スローアウェイチップ１は、第１図乃至第３図にみられ
るものを適用し、ＳＣＭ２１からなる被Ｉ４１月１０を
切削試験した。このときの切削条件は、切削速度Ｖ　＝
　１−００　ｔｎ　／　ｍ　ｉｎ、送りｆ−０−４ｍｍ
／　ｒｅｖ　、切込みｄ＝１．０＋＋＋ｍである。

この結果、切刃稜４に隣設された第１のチップブレーカ
溝７からは、小さい巾でカールした切屑が排出され、ま
た、切刃稜５に隣設された第２のチップブレーカ溝８か
らは、幾分広い巾でカールした切屑が排出された。この
場合、切屑のｌ］が異なるのは、切刃稜４゜５の切込み
量の負担が相違するためであり、また切屑が分断される
のは、前記接続部分６の存在から第１のチップブレーカ
溝７および第２のチップブレーカ溝８によって２棟類の
切屑が強制的にカールさせられるためである。

さらに、他の形状のスローアウエイチップ■で、切削試
験した結果も、同様に２種類の切屑が分断的に排出され
た。

このような切削試験の結果、被剛材１０の仕上げ面粗さ
は、良好であり、戦・重切削の榮件下でも充分什十げ切
削に匹敵する仕上げ面粗さが得られた。

フ３【お、本実施例では、スローアウェイチップ１の形
状については、本実施例干は、中央取ｔｊゆ穴２を有１
−る略正方形板状のものを示したが、中央数句は穴２の
ないものや、略三角形板状のものにも適用できる。

ｔ　タ、スローアウェイチップ１０片面を使用するもの
および両面を使用するものが適用される。なお、第２３
図に関連して、切刃稜４および接続部分６が上下面で逆
方向に形成されることにより、上下面の使用を可能にす
ることもできる。

本発明のスローアウェイチップは、以上説明したように
仕上げ加工用および荒加工用の切刃稜４，５、第１およ
び第２のチップブレーカ溝７，８がそれぞれ形成される
ようにしたものであるから、以下のような具体的効果を
有する。

第ＪＫ′、荒加工および仕上げ加工が同時に行なえるこ
とである。これは、切込み深さに応じて、荒加工用の切
刃稜５および仕上げ加工用の切刃稜４かそれぞれ機能す
るからである。この場合、これらの切刃稜４，５間には
、直線又は丸味をもつ接続部分６が介在することから、
従来の直線的な仕上げ加工用および荒加工用の切刃稜を
もつ切削工具よりも、独立的な機能が高められる意味を
もつ。

第２に、切屑処理性が拡大されていることである。これ
は、第１および第２のチップブレーカ溝７，８の存在お
よび前述した接続部分６の存在により、切屑が、分断的
に流出するからである。

第３に、仕上げ加工に見合った仕上げ面粗さが確保でき
ることである。これは、円弧の一部分からなる仕上げ加
工用の切刃稜４が常時機能しているからである。そして
、従来のｉｆ　＋Ｉｉｌ切刃稜に対して、接続部分６が
あることから独立指向が強く、また、第１のチップブレ
ーカ溝７の存在等からびびり振動の発生もなくなるから
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のスローアウェイチップにおける一実
施例を示す正面図、 第２図は、第１図中のＩＩ−ＩＩ線に沿って得られる一
部拡大断面図、 第３図は、同じく第１図中のＩＩＩ−ｎＩ、ＩＩＩに沿
って得られる一部断面図、 第４図は、本発明のスローアウェイチップによる切削状
態を概念的に示す説明図である。 第５図乃至第７図は、本発明スローアウェイデツプの変
形例を示すもので、第５図は、一部正面図、第６図は、
第５図中の■Ｉ−■■線に浴って得られる一部拡大断面
図、第７図は、同じく第５図中の■］−■線に漬って得
られる一部拡大断面図、 第８図乃至第１０図は、他の変形例を示すもので、第８
図は、一部正面図、第９図は、第８図中のｔｘ−ｔｘ巌
に海って得られる一部拡大断面図、第１０図は、同じく
第８図中のＸ−Ｘ線に清って得られる一部拡大断面図で
ある。 第１１図は、本発明スローアウェイチップの変形例を示
す一部正面図、 第１２図は、第１１図中のＸｌｌ　−Ｘｌｌ鞭に？行っ
て得られる一部拡大断面図、 第１３図および第１４図は、第１１図に対する変形例を
それぞれ示す一部正面図、第３５図は他の変形例を示す
−ＭＢ　Ｊ）、　Ｉｆｔｒ図、第１６図は、第１５図中
の八／［−ＸＶＩ碗に１′行って得られる一部拡大断面
図、 第１７図および第１８図は、第１５図（１コ対する変形
例をそれぞれ示す一部正面図である。 第１９図は、本発明スローアウェイチップの変形例を示
す一部正面図、 第２０図は、第１９図のＸＸ　−ＸＸ線に浴つて借られ
る一部拡大断面図、 第２１図および第２２図は、第１９図に対する変形例を
それぞれ示す一部正面図、第２３図は、さらに別の変形
例を示す一部正面図である。 １・・・スローアウェイチップ　３・・・ノ　−ズ４・
・仕上げ加工用切刃稜　５・・・荒加工用切刃稜７・・
・第１のチ：７’７し切溝　８・・・第２のチノフν゛
し切溝１０・・・被　削　材 １１１３図　′ｍ４図 第　５　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 多角形板状をなし、その頂角部分に形成されるノーズに
   は、仕上げ加工用の切刃稜が形成され、この仕上げ加工
   用の切刃稜に対して、辺部分に形成される荒加工用の切
   刃稜が直線又は丸味をもつ接続部分を介して連続するよ
   うにした４０−アウェイチップであって、前記仕上げ加
   工用の切刃稜は、円弧の一部分から形成され、しかも切
   削上のすくい面側には、ｔｊｙ狭の第１のチップブレー
   カ溝が形成されるものであり、 また、前記荒加工用の切刃稜のすくい面側には、前記第
   １のチップブレーカ溝よりも巾広の第２のチップブレー
   カ溝が形成されるようにしたことを特徴とするスローア
   ウェイチップ。