JP2518289B2 - 光ビ−ムスポツト観測装置 - Google Patents
光ビ−ムスポツト観測装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明を以下の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 作用 G 実施例 H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、光ビームを対物レンズを通じて光学記録媒
体に入射させて情報読取りを行う光学ピックアップにつ
いてなされる、それから出射する光ビームが形成するビ
ームスポットの観測に用いられる光ビームスポット観測
装置に関する。
体に入射させて情報読取りを行う光学ピックアップにつ
いてなされる、それから出射する光ビームが形成するビ
ームスポットの観測に用いられる光ビームスポット観測
装置に関する。
B 発明の概要 本発明は、対物レンズを通じて光学記録媒体に光ビー
ムを入射させ、光学記録媒体に記録された情報を読み取
る光学ピックアップについて行われる、それから出射す
る光ビームが形成するビームスポットの観測に用いられ
る光ビームスポット観測装置において、光学ピックアッ
プの対物レンズに対向して配された観測用対物レンズを
通過した光学ピックアップからの光ビームを撮像手段に
導き、撮像手段から得られる撮像出力信号に基づいて光
学ピックアップからの光ビームによって形成されるビー
ムスポットの観測がなされるようにするとともに、撮像
手段から得られる撮像出力信号を、ピーク・ホールド回
路,ローパスフィルタ回路,サンプル・ホールド回路、
及び、レベル比較回路を含んで形成された制御信号形成
部に供給して、光学ピックアップからの光ビームの撮像
手段におけるフォーカス状態に応じて変化する信号を形
成し、その信号に応じて光学ピックアップの対物レンズ
に対するフォーカス制御手段を駆動することにより、光
学ピックアップからの光ビームが、適正なフォーカス状
態のもとに形成するビームスポットの観測を行うことが
できるようにしたものである。
ムを入射させ、光学記録媒体に記録された情報を読み取
る光学ピックアップについて行われる、それから出射す
る光ビームが形成するビームスポットの観測に用いられ
る光ビームスポット観測装置において、光学ピックアッ
プの対物レンズに対向して配された観測用対物レンズを
通過した光学ピックアップからの光ビームを撮像手段に
導き、撮像手段から得られる撮像出力信号に基づいて光
学ピックアップからの光ビームによって形成されるビー
ムスポットの観測がなされるようにするとともに、撮像
手段から得られる撮像出力信号を、ピーク・ホールド回
路,ローパスフィルタ回路,サンプル・ホールド回路、
及び、レベル比較回路を含んで形成された制御信号形成
部に供給して、光学ピックアップからの光ビームの撮像
手段におけるフォーカス状態に応じて変化する信号を形
成し、その信号に応じて光学ピックアップの対物レンズ
に対するフォーカス制御手段を駆動することにより、光
学ピックアップからの光ビームが、適正なフォーカス状
態のもとに形成するビームスポットの観測を行うことが
できるようにしたものである。
C 従来の技術 光学記録媒体とされた光ディスクから記録情報を再生
する光学式のディスクプレーヤにおいては、光ディスク
に形成された環状の記録トラックから記録情報を読み取
るための光学系を構成する光学ピックアップが備えられ
る。
する光学式のディスクプレーヤにおいては、光ディスク
に形成された環状の記録トラックから記録情報を読み取
るための光学系を構成する光学ピックアップが備えられ
る。
斯かる光学ピックアップは、例えば、第8図に簡略化さ
れて示される如く、全体が1個の光学系ブロック1を形
成すべく纏められて、環状の記録トラックが形成された
光ディスクDの半径方向(矢印Aで示される方向)に沿
って移動できるようにされる。そして、光学系ブロック
1内に配された光ビーム発生源であるレーザダイオード
2から発せられるレーザ光ビームが、偏光ビームスプリ
ッタ3に入射してその検光子面3aを通過した後、コリメ
ータレンズ4に入射する。コリメータレンズ4に入射し
たレーザ光ビームは、コリメータレンズ4により平行光
束化され、その後1/4波長板5を通過して、対物レンズ
6に入射し、対物レンズ6により集束状態とされたもと
で光ディスクDに入射せしめられる。そして、光ディス
クDに入射せしめられたレーザ光ビームは、光ディスク
Dに形成された記録トラックによる変調を受けた状態で
反射され、反射レーザ光ビームとされる。
れて示される如く、全体が1個の光学系ブロック1を形
成すべく纏められて、環状の記録トラックが形成された
光ディスクDの半径方向(矢印Aで示される方向)に沿
って移動できるようにされる。そして、光学系ブロック
1内に配された光ビーム発生源であるレーザダイオード
2から発せられるレーザ光ビームが、偏光ビームスプリ
ッタ3に入射してその検光子面3aを通過した後、コリメ
ータレンズ4に入射する。コリメータレンズ4に入射し
たレーザ光ビームは、コリメータレンズ4により平行光
束化され、その後1/4波長板5を通過して、対物レンズ
6に入射し、対物レンズ6により集束状態とされたもと
で光ディスクDに入射せしめられる。そして、光ディス
クDに入射せしめられたレーザ光ビームは、光ディスク
Dに形成された記録トラックによる変調を受けた状態で
反射され、反射レーザ光ビームとされる。
ディスクDからの反射レーザ光ビームは、対物レンズ
6を介して戻り、平行光束化されて1/4波長板5を通過
する。このように、1/4波長板5を通過してディスクD
に入射し、ディスクDで反射して再度1/4波長板5を通
過した反射レーザ光ビームは、偏光ビームスプリッタ3
を通過してディスクDに入射せしめられるレーザ光ビー
ムに対して、その偏光方向がπ/2だけ回転したものとな
る。
6を介して戻り、平行光束化されて1/4波長板5を通過
する。このように、1/4波長板5を通過してディスクD
に入射し、ディスクDで反射して再度1/4波長板5を通
過した反射レーザ光ビームは、偏光ビームスプリッタ3
を通過してディスクDに入射せしめられるレーザ光ビー
ムに対して、その偏光方向がπ/2だけ回転したものとな
る。
斯かる偏光方向のπ/2だけの回転を生じた反射レーザ
光ビームは、コリメータレンズ4に入射し、コリメータ
レンズ4において集束ビーム化された後、偏光ビームス
プリッタ3に入射して、偏光ビームスプリッタ3におい
て検光子面3aで反射され、受光レンズ7を通じて光検出
器8に導びかれる。そして、光検出器8から、反射レー
ザ光ビームについての検出出力信号が得られ、斯かる検
出出力信号に基づき、信号処理部において再生情報信
号、さらには、フォーカス制御信号及びトラッキング制
御信号等が形成される。
光ビームは、コリメータレンズ4に入射し、コリメータ
レンズ4において集束ビーム化された後、偏光ビームス
プリッタ3に入射して、偏光ビームスプリッタ3におい
て検光子面3aで反射され、受光レンズ7を通じて光検出
器8に導びかれる。そして、光検出器8から、反射レー
ザ光ビームについての検出出力信号が得られ、斯かる検
出出力信号に基づき、信号処理部において再生情報信
号、さらには、フォーカス制御信号及びトラッキング制
御信号等が形成される。
上述の対物レンズ6には、対物レンズ6を、フォーカ
ス制御信号に応じて、その光軸方向に沿って光ディスク
Dに対して近接及び離隔させるべく移動させるためフォ
ーカス制御手段を形成するフォーカス制御用コイル9
と、対物レンズ6を、トラッキング制御信号に応じて、
その光軸に直交する方向となるべき光ディスクDの半径
方向に移動させるためのトラッキング制御手段を形成す
るトラッキング制御用コイル10とが設けられる。
ス制御信号に応じて、その光軸方向に沿って光ディスク
Dに対して近接及び離隔させるべく移動させるためフォ
ーカス制御手段を形成するフォーカス制御用コイル9
と、対物レンズ6を、トラッキング制御信号に応じて、
その光軸に直交する方向となるべき光ディスクDの半径
方向に移動させるためのトラッキング制御手段を形成す
るトラッキング制御用コイル10とが設けられる。
上述の如くに構成される光学ピックアップにおいて
は、その調整段階において、レーザダイオード2から対
物レンズ6を通過して光ディスクDに入射せしめられる
レーザ光ビームの光軸を、光ディスクDの記録面に直交
させるための調整、あるいは、他の調整のため、光ディ
スクD上にレーザ光ビームにより形成されるべきビーム
スポットの形状や位置等を観測することが必要とされ
る。斯かる観測は、例えば、光学ピックアップの対物レ
ンズ6により集束されるレーザ光ビームをビームスポッ
ト観測装置に入射せしめ、それにより、ビームスポット
観測装置における観測面上に、光学ピックアップ装置の
対物レンズからのレーザ光ビームによるビームスポット
が形成されるようにしてして行われる。
は、その調整段階において、レーザダイオード2から対
物レンズ6を通過して光ディスクDに入射せしめられる
レーザ光ビームの光軸を、光ディスクDの記録面に直交
させるための調整、あるいは、他の調整のため、光ディ
スクD上にレーザ光ビームにより形成されるべきビーム
スポットの形状や位置等を観測することが必要とされ
る。斯かる観測は、例えば、光学ピックアップの対物レ
ンズ6により集束されるレーザ光ビームをビームスポッ
ト観測装置に入射せしめ、それにより、ビームスポット
観測装置における観測面上に、光学ピックアップ装置の
対物レンズからのレーザ光ビームによるビームスポット
が形成されるようにしてして行われる。
D 発明が解決しようとする問題点 上述の如くにして、光学ピックアップから出射するレ
ーザ光ビームにより観測面上に形成されるビームスポッ
トの観測がなされる場合、光学ピックアップの対物レン
ズ6はその光軸に沿う方向及びそれに直交する方向に移
動可能に保持されているため、観測にあたって対物レン
ズ6を自由状態においたのでは、対物レンズ6の位置
が、例えば、対物レンズ6の光軸に沿う方向に往復変位
して、観測面上におけるレーザ光ビームのフォーカス状
態が変化し、それに伴って、観測面上に形成されるビー
ムスポットが変動して観測が行えなくなる虞がある。こ
のため、従来においては、例えば、光学ピックアップの
対物レンズ6に対して設けられたフォーカス制御用コイ
ル9に、所定の定電流を供給することにより、対物レン
ズ6のその光軸に沿う方向における位置が固定される状
態とされたもとで、対物レンズ6により集束されたレー
ザ光ビームがビームスポット観測装置における観測面上
にビームスポットを形成するようにして、そのビームス
ポットの観測を行う、あるいは、フォーカス制御用コイ
ル9に所定のランプ電流を供給することにより、対物レ
ンズ6をその光軸に沿う方向に連続的に移動させる状態
として、対物レンズにより集束されたレーザ光ビームが
ビームスポット観測装置における観測面上にビームスポ
ットを形成するようになし、対物レンズ6からのレーザ
光ビームが観測面上において適正フォーカス状態となる
とき、観測面上に得られるビームスポットの観測を行う
等の手法がとられている。
ーザ光ビームにより観測面上に形成されるビームスポッ
トの観測がなされる場合、光学ピックアップの対物レン
ズ6はその光軸に沿う方向及びそれに直交する方向に移
動可能に保持されているため、観測にあたって対物レン
ズ6を自由状態においたのでは、対物レンズ6の位置
が、例えば、対物レンズ6の光軸に沿う方向に往復変位
して、観測面上におけるレーザ光ビームのフォーカス状
態が変化し、それに伴って、観測面上に形成されるビー
ムスポットが変動して観測が行えなくなる虞がある。こ
のため、従来においては、例えば、光学ピックアップの
対物レンズ6に対して設けられたフォーカス制御用コイ
ル9に、所定の定電流を供給することにより、対物レン
ズ6のその光軸に沿う方向における位置が固定される状
態とされたもとで、対物レンズ6により集束されたレー
ザ光ビームがビームスポット観測装置における観測面上
にビームスポットを形成するようにして、そのビームス
ポットの観測を行う、あるいは、フォーカス制御用コイ
ル9に所定のランプ電流を供給することにより、対物レ
ンズ6をその光軸に沿う方向に連続的に移動させる状態
として、対物レンズにより集束されたレーザ光ビームが
ビームスポット観測装置における観測面上にビームスポ
ットを形成するようになし、対物レンズ6からのレーザ
光ビームが観測面上において適正フォーカス状態となる
とき、観測面上に得られるビームスポットの観測を行う
等の手法がとられている。
しかしながら、このように光学ピックアップの対物レ
ンズ6に対して設けられたフォーカス制御用コイル9に
所定の定電流あるいは所定のランプ電流が供給されるも
とで、観測面上に得られるビームスポットの観測がなさ
れる場合にも、光学ピックアップに外部から作用せしめ
られる振動等の外乱の影響を受けて、対物レンズ6の位
置が変化せしめられる事態が容易に発生し、そのため、
対物レンズ6からのレーザ光ビームにより形成されるビ
ームスポットについての正確な観測を安定に行い難いと
いう不都合がある。
ンズ6に対して設けられたフォーカス制御用コイル9に
所定の定電流あるいは所定のランプ電流が供給されるも
とで、観測面上に得られるビームスポットの観測がなさ
れる場合にも、光学ピックアップに外部から作用せしめ
られる振動等の外乱の影響を受けて、対物レンズ6の位
置が変化せしめられる事態が容易に発生し、そのため、
対物レンズ6からのレーザ光ビームにより形成されるビ
ームスポットについての正確な観測を安定に行い難いと
いう不都合がある。
斯かる点に鑑み、本発明は、光学ピックアップにおけ
る対物レンズを通じて出射する光ビームについて、それ
が適正なフォーカス状態に維持されるもとで形成するビ
ームスポットを、比較的簡単な構成をもって正確に観測
できるようにした光ビームスポット観測装置を提供する
ことを目的とする。
る対物レンズを通じて出射する光ビームについて、それ
が適正なフォーカス状態に維持されるもとで形成するビ
ームスポットを、比較的簡単な構成をもって正確に観測
できるようにした光ビームスポット観測装置を提供する
ことを目的とする。
E 問題点を解決するための手段 上述の目的を達成すべく、本発明に係る光ビームスポ
ット観測装置は、光ビーム発生源,光ビーム発生源から
の光ビームを集束させる対物レンズ、及び、対物レンズ
に対するフォーカス制御手段を備えて成る光学ピックア
ップにおける対物レンズに対向して配される観測用対物
レンズと、観測用対物レンズを通過した光学ピックアッ
プの対物レンズからの光ビームを受け、その光ビームに
より形成されるビームスポットを撮像して、当該ビーム
スポットの観測に供される撮像出力信号を発生する撮像
手段と、撮像手段から得られる撮像出力信号が供給され
る制御信号形成部と、制御信号形成部から得られる制御
信号に応じて、光学ピックアップのフォーカス制御手段
を駆動するフォーカス制御部とを備えて構成される。そ
して、制御信号形成部が、撮像手段から得られる撮像出
力信号のピークレベルを検出して保持するピーク・ホー
ルド回路,ピーク・ホールド回路からの出力信号が供給
されるローパスフィルタ回路,ローパスフィルタ回路か
らの出力信号の所定の部分に対するレベル抽出を行い、
抽出されたレベルを保持するサンプル・ホールド回路、
及び、サンプル・ホールド回路からの出力信号と基準レ
ベル信号とをレベル比較して比較出力信号を発生するレ
ベル比較回路を含んで形成され、レベル比較回路からの
比較出力信号を制御信号として送出するものとされる。
ット観測装置は、光ビーム発生源,光ビーム発生源から
の光ビームを集束させる対物レンズ、及び、対物レンズ
に対するフォーカス制御手段を備えて成る光学ピックア
ップにおける対物レンズに対向して配される観測用対物
レンズと、観測用対物レンズを通過した光学ピックアッ
プの対物レンズからの光ビームを受け、その光ビームに
より形成されるビームスポットを撮像して、当該ビーム
スポットの観測に供される撮像出力信号を発生する撮像
手段と、撮像手段から得られる撮像出力信号が供給され
る制御信号形成部と、制御信号形成部から得られる制御
信号に応じて、光学ピックアップのフォーカス制御手段
を駆動するフォーカス制御部とを備えて構成される。そ
して、制御信号形成部が、撮像手段から得られる撮像出
力信号のピークレベルを検出して保持するピーク・ホー
ルド回路,ピーク・ホールド回路からの出力信号が供給
されるローパスフィルタ回路,ローパスフィルタ回路か
らの出力信号の所定の部分に対するレベル抽出を行い、
抽出されたレベルを保持するサンプル・ホールド回路、
及び、サンプル・ホールド回路からの出力信号と基準レ
ベル信号とをレベル比較して比較出力信号を発生するレ
ベル比較回路を含んで形成され、レベル比較回路からの
比較出力信号を制御信号として送出するものとされる。
F 作用 上述の如くの本発明に係る光ビームスポット観測装置
においては、光学ピックアップからその対物レンズを通
じて出射する光ビームが、観測用対物レンズを通じて撮
像手段に導かれ、それが撮像手段において形成するビー
ムスポットが撮像される。それにより撮像手段から得ら
れる撮像出力信号、光学ピックアップからの光ビームが
撮像手段において形成するビームスポットの観測に供さ
れるとともに、制御信号形成部に供給される。制御信号
形成部においては、ピーク・ホールド回路により撮像出
力信号のピークレベルが検出されて保持され、ピーク・
ホールド回路からの出力信号がローパスフィルタ回路を
通じた後、サンプル・ホールド回路に供給され、サンプ
ル・ホールド回路において、ローパスフィルタ回路から
の出力信号の所定の部分に対するレベル抽出、及び、抽
出されたレベルの保持がなされる。続いて、レベル比較
回路において、ローパスフィルタ回路からの出力信号と
基準レベル信号とがレベル比較されて比較出力信号が得
られる。このようにして得られる比較出力信号は、光学
ピックアップからの光ビームの撮像手段におけるフォー
カス状態に応じて変化するものとなり、制御信号形成部
から制御信号として送出される。
においては、光学ピックアップからその対物レンズを通
じて出射する光ビームが、観測用対物レンズを通じて撮
像手段に導かれ、それが撮像手段において形成するビー
ムスポットが撮像される。それにより撮像手段から得ら
れる撮像出力信号、光学ピックアップからの光ビームが
撮像手段において形成するビームスポットの観測に供さ
れるとともに、制御信号形成部に供給される。制御信号
形成部においては、ピーク・ホールド回路により撮像出
力信号のピークレベルが検出されて保持され、ピーク・
ホールド回路からの出力信号がローパスフィルタ回路を
通じた後、サンプル・ホールド回路に供給され、サンプ
ル・ホールド回路において、ローパスフィルタ回路から
の出力信号の所定の部分に対するレベル抽出、及び、抽
出されたレベルの保持がなされる。続いて、レベル比較
回路において、ローパスフィルタ回路からの出力信号と
基準レベル信号とがレベル比較されて比較出力信号が得
られる。このようにして得られる比較出力信号は、光学
ピックアップからの光ビームの撮像手段におけるフォー
カス状態に応じて変化するものとなり、制御信号形成部
から制御信号として送出される。
そして、フォーカス制御部が、制御信号形成部から送
出される制御信号に応じて、光学ピックアップにおける
フォーカス制御手段を駆動し、それにより、光学ピック
アップにおける対物レンズのその光軸に沿う方向におけ
る位置が調整されて、光学ピックアップからの光ビーム
が、撮像手段において適正なフォーカス状態のもとでビ
ームスポットを形成するようにされる。
出される制御信号に応じて、光学ピックアップにおける
フォーカス制御手段を駆動し、それにより、光学ピック
アップにおける対物レンズのその光軸に沿う方向におけ
る位置が調整されて、光学ピックアップからの光ビーム
が、撮像手段において適正なフォーカス状態のもとでビ
ームスポットを形成するようにされる。
従って、光学ピックアップからの光ビームが撮像手段
において形成するビームスポットの観測が、光学ピック
アップに外乱が作用する場合にも、光学ピックアップか
らの光ビームが、撮像手段においてビームスポットを形
成するにあたって常時適正なフォーカス状態に維持され
るもとで行われる。その結果、比較的簡単な構成のもと
に、光学ピックアップからその対物レンズを通じて出射
する光ビームが形成するビームスポットが、正確、か
つ、安定に観測されることになる。
において形成するビームスポットの観測が、光学ピック
アップに外乱が作用する場合にも、光学ピックアップか
らの光ビームが、撮像手段においてビームスポットを形
成するにあたって常時適正なフォーカス状態に維持され
るもとで行われる。その結果、比較的簡単な構成のもと
に、光学ピックアップからその対物レンズを通じて出射
する光ビームが形成するビームスポットが、正確、か
つ、安定に観測されることになる。
G 実施例 第1図は、本発明に係る光ビームスポット観測装置の
一例を概略的に示す。この例は、第8図に示されるとと
もに前述された、1個の光学系ブロック1を形成すべく
纒められ、レーザダイオード2,対物レンズ6,フォーカス
制御用コイル9及びトラッキング制御用コイル10等を備
えた光学ピックアップから、対物レンズ6を通じて出射
するレーザ光ビームが形成するビームスポットの観測に
用いられる。
一例を概略的に示す。この例は、第8図に示されるとと
もに前述された、1個の光学系ブロック1を形成すべく
纒められ、レーザダイオード2,対物レンズ6,フォーカス
制御用コイル9及びトラッキング制御用コイル10等を備
えた光学ピックアップから、対物レンズ6を通じて出射
するレーザ光ビームが形成するビームスポットの観測に
用いられる。
第1図に示される例においては、光学系ブロック1を
形成する光学ピックアップの対物レンズ6に対向せしめ
られて、観測用対物レンズ20が配されている。観測用対
物レンズ20には、光学ピックアップに内蔵されたビーム
発生源であるレーザダイオード2(図示省略)から発
し、光学ピックアップから対物レンズ6を通じて出射す
るレーザ光ビームが、対物レンズ6により集束されて、
集束点を形成した後発散する状態で入射せしめられ、観
測用対物レンズ20は、例えば、約20倍の倍率を有してい
て、発散状態で入射する光学ピックアップからのレーザ
光ビームを集束させる。
形成する光学ピックアップの対物レンズ6に対向せしめ
られて、観測用対物レンズ20が配されている。観測用対
物レンズ20には、光学ピックアップに内蔵されたビーム
発生源であるレーザダイオード2(図示省略)から発
し、光学ピックアップから対物レンズ6を通じて出射す
るレーザ光ビームが、対物レンズ6により集束されて、
集束点を形成した後発散する状態で入射せしめられ、観
測用対物レンズ20は、例えば、約20倍の倍率を有してい
て、発散状態で入射する光学ピックアップからのレーザ
光ビームを集束させる。
観測用対物レンズ20からの集束状態とされたレーザ光
ビームは、観測用対物レンズ20の後方に配された、減光
フィルタ22を通じて、撮像手段を形成するビデオカメラ
21に入射せしめられる。ビデオカメラ21は、例えば、電
荷結合素子(チャージ・カップルド・ディバイス,CCD)
によるイメージセンサ(CCDイメージセンサ)を用いて
いて、減光フィルタ22を経て入射するレーザ光ビームの
ビームスポットがCCDイメージセンサの撮像面21a上に形
成される。そして、撮像面21a上に形成されたビームス
ポットがCCDイメージセンサにより撮像される。ビデオ
カメラ21の位置は、光学ピックアップの対物レンズ6が
基準の位置をとるとき、観測用対物レンズ20によって集
束状態とされたレーザ光ビームが集束点を形成する位置
F1に、ビデオカメラ21におけるCCDイメージセンサの撮
像面21aが配される状態がとられるように、即ち、観測
用対物レンズ20によって集束状態とされたレーザ光ビー
ムが撮像面21a上において適正フォーカス状態におかれ
るように配置される。
ビームは、観測用対物レンズ20の後方に配された、減光
フィルタ22を通じて、撮像手段を形成するビデオカメラ
21に入射せしめられる。ビデオカメラ21は、例えば、電
荷結合素子(チャージ・カップルド・ディバイス,CCD)
によるイメージセンサ(CCDイメージセンサ)を用いて
いて、減光フィルタ22を経て入射するレーザ光ビームの
ビームスポットがCCDイメージセンサの撮像面21a上に形
成される。そして、撮像面21a上に形成されたビームス
ポットがCCDイメージセンサにより撮像される。ビデオ
カメラ21の位置は、光学ピックアップの対物レンズ6が
基準の位置をとるとき、観測用対物レンズ20によって集
束状態とされたレーザ光ビームが集束点を形成する位置
F1に、ビデオカメラ21におけるCCDイメージセンサの撮
像面21aが配される状態がとられるように、即ち、観測
用対物レンズ20によって集束状態とされたレーザ光ビー
ムが撮像面21a上において適正フォーカス状態におかれ
るように配置される。
そして、ビデオカメラ21から得られるCCDイメージセ
ンサによる撮像出力信号Siが、画像ディスプレイ部23に
供給され、画像ディスプレイ部23において、観測用対物
レンズ20からのレーザ光ビームがCCDイメージセンサの
撮像面21a上に形成するビームスポットの観測がなされ
る。即ち、光学ピックアップから対物レンズ6を通じて
出射するレーザ光ビームが、対物レンズ6により集束さ
れて得られるレーザ光ビームにより形成されるビームス
ポットの観測が行われることになる。なお、減光フィル
タ22は、観測用対物レンズ20により集束されてビデオカ
メラ21に入射せしめられるレーザ光ビームが有する強度
が比較的大とされるので、その強度を適切に低下させる
べく備えられている。
ンサによる撮像出力信号Siが、画像ディスプレイ部23に
供給され、画像ディスプレイ部23において、観測用対物
レンズ20からのレーザ光ビームがCCDイメージセンサの
撮像面21a上に形成するビームスポットの観測がなされ
る。即ち、光学ピックアップから対物レンズ6を通じて
出射するレーザ光ビームが、対物レンズ6により集束さ
れて得られるレーザ光ビームにより形成されるビームス
ポットの観測が行われることになる。なお、減光フィル
タ22は、観測用対物レンズ20により集束されてビデオカ
メラ21に入射せしめられるレーザ光ビームが有する強度
が比較的大とされるので、その強度を適切に低下させる
べく備えられている。
ビデオカメラ21から得られるCCDイメージセンサによ
る撮像出力信号Siは、例えば、光学ピックアップの対物
レンズ6が基準の位置をとるとき、従って、観測用対物
レンズ20によって集束状態とされたレーザ光ビームが、
CCDイメージセンサの撮像面21a上において適正フォーカ
ス状態をとるとき、第2図に示される如くに、垂直同期
信号Vsを伴い、ペデスタル・レベルLpを基準としてその
ピークレベルをホワイトクリップ・レベルLwに一致させ
たものとなる。
る撮像出力信号Siは、例えば、光学ピックアップの対物
レンズ6が基準の位置をとるとき、従って、観測用対物
レンズ20によって集束状態とされたレーザ光ビームが、
CCDイメージセンサの撮像面21a上において適正フォーカ
ス状態をとるとき、第2図に示される如くに、垂直同期
信号Vsを伴い、ペデスタル・レベルLpを基準としてその
ピークレベルをホワイトクリップ・レベルLwに一致させ
たものとなる。
上述の如くにして、CCDイメージセンサの撮像面21aが
位置F1に配されるように位置設定されたビデオカメラ21
のCCDイメージセンサから得られる撮像出力信号Siは、
また、制御信号形成部40に供給される。制御信号形成部
40においては、撮像出力信号Siが、スライス回路24に供
給されて、その低レベル部分が切り取られるレベルスラ
イスが施され、スライス回路24からは、レベルスライス
出力信号Saが得られ、それがピーク・ホールド回路25に
供給される。このレベルスライス出力信号Saは、例え
ば、光学ピックアップの対物レンズ6が基準の位置をと
るときには、第3図に示される如くに、ピークレベルLa
を有している。
位置F1に配されるように位置設定されたビデオカメラ21
のCCDイメージセンサから得られる撮像出力信号Siは、
また、制御信号形成部40に供給される。制御信号形成部
40においては、撮像出力信号Siが、スライス回路24に供
給されて、その低レベル部分が切り取られるレベルスラ
イスが施され、スライス回路24からは、レベルスライス
出力信号Saが得られ、それがピーク・ホールド回路25に
供給される。このレベルスライス出力信号Saは、例え
ば、光学ピックアップの対物レンズ6が基準の位置をと
るときには、第3図に示される如くに、ピークレベルLa
を有している。
さらに、撮像出力信号Siは垂直同期分離回路26にも供
給され、垂直同期分離回路26において、撮像出力信号Si
中の垂直同期信号Vsが分離される。そして、垂直同期分
離回路26から得られる垂直同期信号Vsが、ピーク・ホー
ルド回路25及びサンプリング・パルス形成回路27に供給
される。
給され、垂直同期分離回路26において、撮像出力信号Si
中の垂直同期信号Vsが分離される。そして、垂直同期分
離回路26から得られる垂直同期信号Vsが、ピーク・ホー
ルド回路25及びサンプリング・パルス形成回路27に供給
される。
ピーク・ホールド回路25においては、隣接する2個の
垂直同期信号Vsの間の期間において、スライス回路24か
ら供給されるレベルスライス出力信号Saのピークレベル
が検出されて保持され、そのピークレベル保持が、各垂
直同期信号Vsの到来によってリセットされ、ピーク・ホ
ールド回路25からは、ピーク・ホールド出力信号Sbが得
られる。このピーク・ホールド出力信号Sbは、光学ピッ
クアップの対物レンズ6が基準の位置をとるときには、
第4図において一点鎖線により示される如く、第3図に
示されるレベルスライス出力信号SaのピークレベルLa
が、垂直同期信号Vs間隔期間内において保持される。
垂直同期信号Vsの間の期間において、スライス回路24か
ら供給されるレベルスライス出力信号Saのピークレベル
が検出されて保持され、そのピークレベル保持が、各垂
直同期信号Vsの到来によってリセットされ、ピーク・ホ
ールド回路25からは、ピーク・ホールド出力信号Sbが得
られる。このピーク・ホールド出力信号Sbは、光学ピッ
クアップの対物レンズ6が基準の位置をとるときには、
第4図において一点鎖線により示される如く、第3図に
示されるレベルスライス出力信号SaのピークレベルLa
が、垂直同期信号Vs間隔期間内において保持される。
続いて、ピーク・ホールド回路25からのピーク・ホー
ルド出力信号Sbは、比較的長い、例えば、0.1〜0.5sec.
程度の時定数を有したローパスフィルタ回路28を通過せ
しめられ、ローパスフィルタ回路28の出力側にフィルタ
出力信号Sb′が得られて、サンプル・ホールド回路29に
供給される。
ルド出力信号Sbは、比較的長い、例えば、0.1〜0.5sec.
程度の時定数を有したローパスフィルタ回路28を通過せ
しめられ、ローパスフィルタ回路28の出力側にフィルタ
出力信号Sb′が得られて、サンプル・ホールド回路29に
供給される。
一方、垂直同期分離回路26から得られる垂直同期信号
Vsが供給されるサンプリング・パルス形成回路27におい
ては、垂直同期信号Vsに基づいて、第4図に示される如
くに、各垂直同期信号Vsより1垂直期間(1V)より短い
所定の時間τだけ遅れたタイミングを有したサンプリン
グ・パルスPsが形成される。このような、サンプリング
・パルスPsの発生には、従来知られている通常のパルス
発生手段が用いられ、例えば、トリガー後の出力レベル
保持時間が比較的短くされたモノマルチバイブレータ
が、各垂直同期信号Vsから時間τだけ遅れた時点でトリ
ガーされるようにして使用される。そして、斯かるサン
プリング・パルスPsが、サンプル・ホールド回路29に供
給される。
Vsが供給されるサンプリング・パルス形成回路27におい
ては、垂直同期信号Vsに基づいて、第4図に示される如
くに、各垂直同期信号Vsより1垂直期間(1V)より短い
所定の時間τだけ遅れたタイミングを有したサンプリン
グ・パルスPsが形成される。このような、サンプリング
・パルスPsの発生には、従来知られている通常のパルス
発生手段が用いられ、例えば、トリガー後の出力レベル
保持時間が比較的短くされたモノマルチバイブレータ
が、各垂直同期信号Vsから時間τだけ遅れた時点でトリ
ガーされるようにして使用される。そして、斯かるサン
プリング・パルスPsが、サンプル・ホールド回路29に供
給される。
サンプル・ホールド回路29においては、ローパスフィ
ルタ回路28から供給されるフィルタ出力信号Sb′に対し
ての、サンプリング・パルスPsによるサンプル・ホール
ドが行われ、サンプル・ホールド回路29の出力端に、サ
ンプル・ホールド出力信号Scが得られる。例えば、光学
ピックアップの対物レンズ6が基準の位置をとるもとで
は、第4図に示される如くのタイミングをもって、実線
で示されるフィルタ出力信号Sb′における、サンプリン
グ・パルスPsに対応する部分のレベルが抽出されて、保
持され、その結果、略レベルLaを有したサンプル・ホー
ルド出力信号Scが得られることになる。
ルタ回路28から供給されるフィルタ出力信号Sb′に対し
ての、サンプリング・パルスPsによるサンプル・ホール
ドが行われ、サンプル・ホールド回路29の出力端に、サ
ンプル・ホールド出力信号Scが得られる。例えば、光学
ピックアップの対物レンズ6が基準の位置をとるもとで
は、第4図に示される如くのタイミングをもって、実線
で示されるフィルタ出力信号Sb′における、サンプリン
グ・パルスPsに対応する部分のレベルが抽出されて、保
持され、その結果、略レベルLaを有したサンプル・ホー
ルド出力信号Scが得られることになる。
このようにして得られるサンプル・ホールド出力信号
Scは、そのレベルが、光学ピックアップの対物レンズ6
の位置の変化、従って、観測用対物レンズ20によって集
束状態とされたレーザ光ビームの、ビデオカメラ21に内
蔵されたCCDイメージセンサの撮像面21a上におけるフォ
ーカス状態(以下、ビデオカメラ21におけるフォーカス
状態という)の変化に応じて変動することになる。即
ち、対物レンズ6が基準の位置をとり、その結果、ビデ
オカメラ21におけるフォーカス状態が適正フォーカス状
態とされるとき,対物レンズ6が基準の位置より観測用
対物レンズ20から離隔する方向に変位し、その結果、ビ
デオカメラ21におけるフォーカス状態がオーバー・フォ
ーカス状態とされるとき、及び、対物レンズ6が基準の
位置より観測用対物レンズ20に近接する方向に変位し、
その結果、ビデオカメラ21におけるフォーカス状態がア
ンダー・フォーカス状態とされるとき、の夫々に応じた
レベルを有することになる。
Scは、そのレベルが、光学ピックアップの対物レンズ6
の位置の変化、従って、観測用対物レンズ20によって集
束状態とされたレーザ光ビームの、ビデオカメラ21に内
蔵されたCCDイメージセンサの撮像面21a上におけるフォ
ーカス状態(以下、ビデオカメラ21におけるフォーカス
状態という)の変化に応じて変動することになる。即
ち、対物レンズ6が基準の位置をとり、その結果、ビデ
オカメラ21におけるフォーカス状態が適正フォーカス状
態とされるとき,対物レンズ6が基準の位置より観測用
対物レンズ20から離隔する方向に変位し、その結果、ビ
デオカメラ21におけるフォーカス状態がオーバー・フォ
ーカス状態とされるとき、及び、対物レンズ6が基準の
位置より観測用対物レンズ20に近接する方向に変位し、
その結果、ビデオカメラ21におけるフォーカス状態がア
ンダー・フォーカス状態とされるとき、の夫々に応じた
レベルを有することになる。
仮に、上述のローパスフィルタ回路28が無いとする
と、サンプル・ホールド回路29から得られるサンプル・
ホールド出力信号Scは、第5図において一点鎖線により
示される如く、対物レンズ6が基準の位置Qをとり、ビ
デオカメラ21におけるフォーカス状態が適正フォーカス
状態とされるときピークレベルをとり、対物レンズ6が
基準の位置Qから変位して、ビデオカメラ21におけるフ
ォーカス状態がオーバー・フォーカス状態もしくはアン
ダー・フォーカス状態とされるに伴って、急激に低下す
るレベルをとる。しかしながら、実際には、ローパスフ
ィルタ回路28が存在するので、ビデオカメラ21がアンダ
ー・フォーカス状態,適正フォーカス状態及びオーバー
・フォーカス状態の夫々のもとにおかれるとき得られる
撮像出力信号Siの周波数スペクトルの関係で、ビデオカ
メラ21のフォーカス状態が比較的大なる程度のアンダー
・フォーカス状態となるもとで得られるピーク・ホール
ド出力信号Sbが、それに含まれる各種の周波数成分のう
ちのローパスフィルタ回路28を通過するもののレベルが
最大とされることになり、その結果、サンプル・ホール
ド出力信号Scは、第5図において実線により示される如
く、ビデオカメラ21におけるフォーカス状態が、比較的
大なる程度のアンダー・フォーカス状態となるときピー
クレベルをとり、斯かるアンダー・フォーカス状態か
ら、それより小なる程度のアンダー・フォーカス状態,
適正フォーカス状態、さらには、オーバー・フォーカス
状態となるに従って、徐々に低下していくレベルを有す
るものとなる。ここで、対物レンズ6の基準の位置Qを
中心とした実際の変位範囲は、例えば、第5図における
Xで示される範囲とされる。
と、サンプル・ホールド回路29から得られるサンプル・
ホールド出力信号Scは、第5図において一点鎖線により
示される如く、対物レンズ6が基準の位置Qをとり、ビ
デオカメラ21におけるフォーカス状態が適正フォーカス
状態とされるときピークレベルをとり、対物レンズ6が
基準の位置Qから変位して、ビデオカメラ21におけるフ
ォーカス状態がオーバー・フォーカス状態もしくはアン
ダー・フォーカス状態とされるに伴って、急激に低下す
るレベルをとる。しかしながら、実際には、ローパスフ
ィルタ回路28が存在するので、ビデオカメラ21がアンダ
ー・フォーカス状態,適正フォーカス状態及びオーバー
・フォーカス状態の夫々のもとにおかれるとき得られる
撮像出力信号Siの周波数スペクトルの関係で、ビデオカ
メラ21のフォーカス状態が比較的大なる程度のアンダー
・フォーカス状態となるもとで得られるピーク・ホール
ド出力信号Sbが、それに含まれる各種の周波数成分のう
ちのローパスフィルタ回路28を通過するもののレベルが
最大とされることになり、その結果、サンプル・ホール
ド出力信号Scは、第5図において実線により示される如
く、ビデオカメラ21におけるフォーカス状態が、比較的
大なる程度のアンダー・フォーカス状態となるときピー
クレベルをとり、斯かるアンダー・フォーカス状態か
ら、それより小なる程度のアンダー・フォーカス状態,
適正フォーカス状態、さらには、オーバー・フォーカス
状態となるに従って、徐々に低下していくレベルを有す
るものとなる。ここで、対物レンズ6の基準の位置Qを
中心とした実際の変位範囲は、例えば、第5図における
Xで示される範囲とされる。
このようなレベル変化を有したサンプル・ホールド回
路29からのサンプル・ホールド出力信号Scは、レベル比
較回路30に供給される。レベル比較回路30は、例えば、
第6図に示される如くに減算回路部30aをもって構成さ
れ、この減算回路部30aにおいて、サンプル・ホールド
出力信号Scと基準電圧発生部30Rからの基準電圧Vqとの
減算がなされる。基準電圧Vqは、光学ピックアップの対
物レンズ6が基準の位置をとり、従って、ビデオカメラ
21におけるフォーカス状態が適正フォーカス状態とされ
るときサンプル・ホールド出力信号Scがとる、第5図に
示される如くのレベルLqに相当するレベルを有してお
り、レベル比較回路30から、サンプル・ホールド出力信
号Scと基準電圧Vqとの間のレベル差に応じた比較出力信
号Sdが得られる。
路29からのサンプル・ホールド出力信号Scは、レベル比
較回路30に供給される。レベル比較回路30は、例えば、
第6図に示される如くに減算回路部30aをもって構成さ
れ、この減算回路部30aにおいて、サンプル・ホールド
出力信号Scと基準電圧発生部30Rからの基準電圧Vqとの
減算がなされる。基準電圧Vqは、光学ピックアップの対
物レンズ6が基準の位置をとり、従って、ビデオカメラ
21におけるフォーカス状態が適正フォーカス状態とされ
るときサンプル・ホールド出力信号Scがとる、第5図に
示される如くのレベルLqに相当するレベルを有してお
り、レベル比較回路30から、サンプル・ホールド出力信
号Scと基準電圧Vqとの間のレベル差に応じた比較出力信
号Sdが得られる。
この比較出力信号Sdは、第7図に示される如く、光学
ピックアップの対物レンズ6が基準の位置をとり、従っ
て、ビデオカメラ21におけるフォーカス状態が適正フォ
ーカス状態とされるとき、そのレベルが零とされ、ま
た、対物レンズ6が基準の位置より観測用対物レンズ20
から離隔する方向に変位して、ビデオカメラ21における
フォーカス状態がオーバー・フォーカス状態とされると
き、正のレベルをとり、さらに、対物レンズ6が基準の
位置より観測用対物レンズ20に近接する方向に変位し
て、ビデオカメラ21におけるフォーカス状態がアンダー
・フォーカス状態とされるとき、負のレベルをとるもの
となる。従って、レベル比較回路30から得られる比較出
力信号Sdは、ビデオカメラ21におけるフォーカス状態を
あらわすフォーカス・エラー信号となる。
ピックアップの対物レンズ6が基準の位置をとり、従っ
て、ビデオカメラ21におけるフォーカス状態が適正フォ
ーカス状態とされるとき、そのレベルが零とされ、ま
た、対物レンズ6が基準の位置より観測用対物レンズ20
から離隔する方向に変位して、ビデオカメラ21における
フォーカス状態がオーバー・フォーカス状態とされると
き、正のレベルをとり、さらに、対物レンズ6が基準の
位置より観測用対物レンズ20に近接する方向に変位し
て、ビデオカメラ21におけるフォーカス状態がアンダー
・フォーカス状態とされるとき、負のレベルをとるもの
となる。従って、レベル比較回路30から得られる比較出
力信号Sdは、ビデオカメラ21におけるフォーカス状態を
あらわすフォーカス・エラー信号となる。
そして、斯かるレベル比較回路30からの比較出力信号
Sd、即ち、フォーカス・エラー信号が、位相補償回路31
を介し、制御信号として、制御信号形成部40から送出さ
れる。
Sd、即ち、フォーカス・エラー信号が、位相補償回路31
を介し、制御信号として、制御信号形成部40から送出さ
れる。
このようにして、制御信号形成部40から制御信号とし
て送出される比較出力信号Sd(フォーカス・エラー信
号)は、フォーカス制御用駆動回路32に供給され、フォ
ーカス制御用駆動回路32は、比較出力信号Sdに応じた駆
動信号SFをもって、光学ピックアップの対物レンズ6に
対して設けられたフォーカス制御用コイル9を駆動し、
対物レンズ6を基準の位置に保つべく制御する。このよ
うな光学ピックアップの対物レンズ6に対する制御がな
されることにより、ビデオカメラ21におけるフォーカス
状態が適正フォーカス状態に維持されるべく制御され
る。その結果、ビデオカメラ21からのCCDイメージセン
サによる撮像出力信号Siが供給される画像ディスプレイ
部23において、観測用対物レンズ20からのレーザ光ビー
ムがCCDイメージセンサの撮像面21a上に形成するビーム
スポットが、観測用対物レンズ20からのレーザ光ビーム
がCCDイメージセンサの撮像面21a上で適正フォーカス状
態をとるもとで、観測されることになる。
て送出される比較出力信号Sd(フォーカス・エラー信
号)は、フォーカス制御用駆動回路32に供給され、フォ
ーカス制御用駆動回路32は、比較出力信号Sdに応じた駆
動信号SFをもって、光学ピックアップの対物レンズ6に
対して設けられたフォーカス制御用コイル9を駆動し、
対物レンズ6を基準の位置に保つべく制御する。このよ
うな光学ピックアップの対物レンズ6に対する制御がな
されることにより、ビデオカメラ21におけるフォーカス
状態が適正フォーカス状態に維持されるべく制御され
る。その結果、ビデオカメラ21からのCCDイメージセン
サによる撮像出力信号Siが供給される画像ディスプレイ
部23において、観測用対物レンズ20からのレーザ光ビー
ムがCCDイメージセンサの撮像面21a上に形成するビーム
スポットが、観測用対物レンズ20からのレーザ光ビーム
がCCDイメージセンサの撮像面21a上で適正フォーカス状
態をとるもとで、観測されることになる。
H 発明の効果 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る光ビーム
スポット観測装置によれば、光学ピックアップにおける
対物レンズを通じて出射する光ビームにより撮像手段に
形成されるビームスポットを観測するに際し、光学ピッ
クアップからの光ビームが撮像手段においてビームスポ
ットを形成するにあたって、適正なフォーカス状態にお
かれ、斯かる適正なフォーカス状態は、例えば、光学ピ
ックアップに外乱が作用するような場合にも維持される
ので、比較的簡単な構成をもって、光学ピックアップか
らの光ビームにより形成されるビームスポットについて
の正確な観測を、安定に行うことができることになる。
また、観測用対物レンズがフォーカス制御用としても用
いられることになり、別個のセンサが必要とされない利
点も得られる。
スポット観測装置によれば、光学ピックアップにおける
対物レンズを通じて出射する光ビームにより撮像手段に
形成されるビームスポットを観測するに際し、光学ピッ
クアップからの光ビームが撮像手段においてビームスポ
ットを形成するにあたって、適正なフォーカス状態にお
かれ、斯かる適正なフォーカス状態は、例えば、光学ピ
ックアップに外乱が作用するような場合にも維持される
ので、比較的簡単な構成をもって、光学ピックアップか
らの光ビームにより形成されるビームスポットについて
の正確な観測を、安定に行うことができることになる。
また、観測用対物レンズがフォーカス制御用としても用
いられることになり、別個のセンサが必要とされない利
点も得られる。
第1図は本発明に係る光ビームスポット観測装置の一例
を示す概略構成図、第2図,第3図,第4図,第5図及
び第7図は第1図に示される例の動作説明に供される信
号波形図、第6図は第1図に示される例におけるレベル
比較回路の具体構成例を示す構成図、第8図は光学ピッ
クアップを示す概略構成図である。 図中、1は光学系ブロック、2はレーザダイオード、6
は対物レンズ、9はフォーカス制御用コイル、20は観測
用対物レンズ、21はビデオカメラ、25はピーク・ホール
ド回路、26は垂直同期分離回路、28はローパスフィルタ
回路、29はサンプル・ホールド回路、30はレベル比較回
路、31は位相補償回路、32はフォーカス制御用駆動回
路、40は制御信号形成部である。
を示す概略構成図、第2図,第3図,第4図,第5図及
び第7図は第1図に示される例の動作説明に供される信
号波形図、第6図は第1図に示される例におけるレベル
比較回路の具体構成例を示す構成図、第8図は光学ピッ
クアップを示す概略構成図である。 図中、1は光学系ブロック、2はレーザダイオード、6
は対物レンズ、9はフォーカス制御用コイル、20は観測
用対物レンズ、21はビデオカメラ、25はピーク・ホール
ド回路、26は垂直同期分離回路、28はローパスフィルタ
回路、29はサンプル・ホールド回路、30はレベル比較回
路、31は位相補償回路、32はフォーカス制御用駆動回
路、40は制御信号形成部である。
Claims (1)
- 【請求項1】光ビーム発生源,該光ビーム発生源からの
光ビームを集束させる対物レンズ、及び、該対物レンズ
に対するフォーカス制御手段を備えて成る光学ピックア
ップにおける上記対物レンズに対向して配される観測用
対物レンズと、 該観測用対物レンズを通過した上記光学ピックアップの
対物レンズからの光ビームを受け、該光ビームにより形
成されるビームスポットを撮像して、該ビームスポット
の観測に供される撮像出力信号を発生する撮像手段と、 上記撮像出力信号のピークレベルを検出して保持するピ
ーク・ホールド回路,該ピーク・ホールド回路からの出
力信号が供給されるローパスフィルタ回路,該ローパス
フィルタ回路からの出力信号の所定の部分に対するレベ
ル抽出を行い、抽出されたレベルを保持するサンプル・
ホールド回路、及び、該サンプル・ホールド回路からの
出力信号と基準レベル信号とをレベル比較して比較出力
信号を発生するレベル比較回路を含んで形成され、上記
比較出力信号を制御信号として送出する制御信号形成部
と、 該制御信号形成部から送出される制御信号に応じて、上
記光学ピックアップのフォーカス制御手段を駆動するフ
ォーカス制御部と、 を備えて構成される光ビームスポット観測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15578587A JP2518289B2 (ja) | 1987-06-23 | 1987-06-23 | 光ビ−ムスポツト観測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15578587A JP2518289B2 (ja) | 1987-06-23 | 1987-06-23 | 光ビ−ムスポツト観測装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS641129A JPS641129A (en) | 1989-01-05 |
JPH011129A JPH011129A (ja) | 1989-01-05 |
JP2518289B2 true JP2518289B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=15613365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15578587A Expired - Fee Related JP2518289B2 (ja) | 1987-06-23 | 1987-06-23 | 光ビ−ムスポツト観測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2518289B2 (ja) |
-
1987
- 1987-06-23 JP JP15578587A patent/JP2518289B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS641129A (en) | 1989-01-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |